JP2631547B2 - 変電所の母線電圧制御方法 - Google Patents

変電所の母線電圧制御方法

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JP2631547B2 JP1037579A JP3757989A JP2631547B2 JP 2631547 B2 JP2631547 B2 JP 2631547B2 JP 1037579 A JP1037579 A JP 1037579A JP 3757989 A JP3757989 A JP 3757989A JP 2631547 B2 JP2631547 B2 JP 2631547B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、変電所の変圧器タップを切り換えることに
よって負荷時の母線電圧を調整する変電所の母線電圧制
御方法に関する。
[従来の技術] 変電所においては、変圧器二次側の電圧をなるべく一
定に保つべく、この変圧器二次側の母線電圧を計測し、
この計測電圧値が予め設定された整定電圧値よりも大き
ければ変圧器のタップを母線電圧が低くなる側に切り換
え、計測電圧値が整定電圧値よりも小さい場合は変圧器
のタップを母線電圧が高くなる側に切り換えるようにし
ている。そして、この母線電圧の制御にあたっては、前
記計測電圧値と整定電圧値を比較し、その結果に基づい
て変圧器タップに対する昇圧指令もしくは降圧指令信号
を出力する電圧調整継電器が用いられている。
しかし、母線に接続される各配電線の需給点電圧を一
定に保つためには、単に母線電圧を一定に保つだけでは
十分でなく、負荷電流の変化に対応して配電線等のイン
ピーダンス分降下する電圧を補償する必要がある。すな
わち、前記母線電圧は降下電圧分を上乗せした電圧とな
ることが望ましいものである。
従来における上記の如き配電線等による電圧降下分の
補償は、第5図に示すようにして行われていた。この第
5図において、100は前記電圧調整継電器であり、計器
用変圧器101の二次側から取り出す入力電圧Vpと予め設
定された整定電圧値Vsとを比較して、その比較結果に基
づいて形成される昇圧指令もしくは降圧指令信号を出力
している。すなわち、比較した電圧のうち入力電圧Vpの
方が高い場合は変電所の変圧器102のタップを電圧降圧
側に切り換え、入力電圧Vpの方が低い場合にはタップを
電圧昇圧側に切り換える指令を出すのである。前記電圧
降下分の補償は、線路降下補償器103を用いて行われて
いる。この線路降下補償器103は、変圧器102の二次電流
を所定比率で変流する変流器104の二次側に設けられて
おり、抵抗RとリアクタンスXでなるインピーダンス回
路として形成されている。したがって、このインピーダ
ンス回路両端に発生する電圧は負荷電流に応じて変化す
ることになる。前記抵抗RとリアクタンスXの値は、変
圧器102の負荷中心点までのインピーダンスに対応し、
インピーダンス回路両端に発生する電圧と前記計器用変
圧器101の二次電圧とのベクトル和が、その時点の所定
の需給点電圧に対応した模擬需給点電圧となるよう整定
されている。すなわち、インピーダンス回路両端に発生
する電圧が、負荷電流に応じて変化する変圧器二次側か
ら需給点までの電圧降下分を補償するようにしている。
そして、このようにして線路降下補償器103のインピー
ダンス回路両端に発生する電圧により電圧降下分を補償
された模擬需給点電圧値すなわち入力電圧値Vpを、前記
電圧調整継電器100において所定の整定電圧器Vsと比較
するようにしているのである。
従来における母線電圧制御は、以上のようにして配電
線等による電圧降下分を補償し、需給点電圧をなるべく
整定電圧値Vpに保つようにするものであった。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような従来手段による母線電圧制御は、単純な
枝状配電線を持ちしかもこれら配電線を個々に電圧制御
する場合は、負荷中心を比較的正確且つ容易に定めるこ
とができ、ある程度実用に即することができる。しかし
ながら、近時における多くの変電所にみられるように、
変圧器の二次側に負荷曲線が異なる複数の枝状配電線を
持つ母線が接続されている形態のものにおいて、その母
線電圧を計測して該計測電圧値と予め設定された整定電
圧とを比較し、その偏差に基づいて変圧器のタップを切
り換えることによって調整される母線電圧を複数の枝状
配電線に供給するようにしている場合は、負荷中心を特
定すること自体に無理があり、このため力率の実態管理
が困難となって前記リアクタンスX要素による整定誤差
が生じる可能性が高いという問題があった。しかも、前
記抵抗R及びリアクタンスXの値の整定に係わる手間が
きわめて多大で効率が悪く、整定誤差が生じた場合にそ
の度に面倒な整定計算を繰り返さなくてはならないとい
う問題があった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、負荷の中
心を特定することが困難な状況にある負荷曲線の異なる
複数の枝状配電線を持つ母線を制御対象とするものにお
いて、抵抗及びリアクタンスによるLDC方式の整定にと
もなう整定誤差の発生や面倒な整定手間を要することな
く、所定の母線電圧制御を精度よく行うことができ、ま
た、コンピュータに対する適応性にも優れた変電所の母
線電圧制御方法を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明による変電所の母線
電圧制御方法は、変圧器の二次側に負荷曲線が異なる複
数の枝状配電線を持つ母線が接続されており、この母線
に流れる負荷電流及び母線電圧を計測し、その計測され
た母線電圧値と負荷電流に対応する整定電圧値とを比較
して両者の偏差が予め定められた電圧不感帯幅を越えて
いるとき、この偏差を小さくするように前記変圧器のタ
ップを切り換えることにより母線電圧を調整するように
した変電所の母線電圧制御方法において、任意の時間幅
で複数に分けられた1日の各時間帯毎の最高重負荷時の
整定電圧値と整定電流値、及び、各時間帯毎の最低軽負
荷時の整定電圧値と整定電流値とが予め整定されてお
り、上記母線の負荷電流が入力される時間の属する時間
帯における最高重負荷時の整定電圧値と整定電流値、及
び、最低軽負荷時の整定電圧値と整定電流値、並びに、
その入力される負荷電流値とを用いて所定の演算を行な
って、該当時間帯における負荷電流値に対応する整定電
圧値を得ることを特徴としている。
[作用] 本発明による変電所の母線電圧制御方法によれば、負
荷電流に対応する整定電圧値が直接に計測母線電圧値と
比較され、その比較結果に基づいて変圧器のタップが切
り換えられて母線電圧が調整される。このとき、上記計
測母線電圧値と比較されるところの負荷電流値に対応す
る整定電圧値が、任意の時間幅で複数に分けられた1日
の各時間帯のうち、母線の計測負荷電流が入力される時
間に属する時間帯における最高重負荷時及び最低軽負荷
時の各整定電圧値と整定電流値並びに入力される計測負
荷電流とを用いた所定の演算により得られる値であり、
これを制御基準値としているので、負荷の中心を特定す
ることが困難な状況にある負荷曲線が異なる複数の枝状
配電線を持つ母線を制御対象とするものであっても、各
時間帯毎の最高重負荷時及び最低軽負荷時の各整定電圧
値と整定電流値のみを予め整定するだけで、母線電圧の
制御精度を高めることが可能であり、また、上記負荷電
流に対応する整定電圧値はコンピュータを利用しての演
算により迅速容易に得ることが可能である。
[実施例] 第1図は本発明に係る母線電圧制御方法により母線電
圧を制御される変電所の要部を示す構成図である。
この第1図において、1は変電所の変圧器であって、
この変圧器1は二次側に複数の電圧切換タップを備えて
いる。この変圧器1の二次側には図示しない複数の配電
線を持つ母線2が接続されており、この母線2には、負
荷電流計測用の電流変成器3と母線電圧計測用の計器用
変圧器4がそれぞれ設けられている。これら電流変成器
3と計器用変圧器4の二次電流及び二次電圧は共に電圧
調整継電器5に送り込まれている。この電圧調整継電器
5は、後述するようにして得た昇圧指令信号もしくは降
圧指令信号を発生するもので、これらの指令信号は前記
変圧器1のタップ切換装置(不図示)に送り込まれてい
る。このタップ切換装置は、電圧調整継電器5から昇圧
指令信号を受け取ると変圧器1の二次電圧が高くなる側
へタップを切り換え、降圧指令信号を受け取ると二次電
圧が低くなる側へタップを切り換える。
第2図は前記電圧調整継電器5のブロック図である。
この第2図において、11は前記電流変成器3の二次側に
接続される電流入力端子、12は計器用変圧器4の二次側
に接続される電圧入力端子であって、それぞれ前記母線
2に流れる負荷電流及び母線電圧を所定の比率で変成し
た電流もしくは電圧を入力している。これら電流入力端
子11及び電圧入力端子12から入力された電流及び電圧
は、それぞれ補助変成器13,14を介して実効値変換器15,
16に送られ、ここで実効値に変換されたのちA/D変換器1
7でディジタル値に変換されるようになっている。この
ようにしてディジタル変換された負荷電流と母線電圧は
後述する中央演算処理装置22に送り込まれている。
18は主記憶部であって、後述するような整定電流値及
び整定電圧値が書き込まれるRAM18a、他の必要情報が書
き込まれたROM18bからなる。前記RAM18aに書き込まれる
整定電流値及び整定電圧値は、任意の時間幅で分けられ
た1日の各時間帯毎の、最高重負荷時の整定電流値AH1,
AH2…、整定電圧値VH1,VH2…と、各時間帯のうちの一つ
の時間帯における最低軽負荷時の整定電流値AL1及び整
定電圧値VL1であり、これら各整定電流値及び整定電圧
値は過去のデータに基づいて整定されたものである。す
なわち、例えば12時〜18時の時間帯について、最高重負
荷時(例えば16時)の整定電流値AH1及び整定電圧値VH1
と最低軽負荷時(例えば17時)の整定電流値AL1及び整
定電圧値VL1が整定されるとともに、他の各時間帯につ
いては最高重負荷時のみの整定電流値AH2…及び整定電
圧値VH2…が整定される。RAM18aには、こうした1日分
の整定電流値及び整定電圧値が、例えば平日用と休日用
といったように複数組書き込まれる。尚、18cは中央演
算処理部22に時間情報を与えるカレンダー時計である。
19はRAM18aに対する書き込みを行うためのキー入力部
であって、平日,休日表示のモード切換えや運転表示の
モード切換えを行いながら、前述の如き各整定電流値及
び整定電圧値の書き込みを行うの用いる。
20は信号出力用接点群であって、中央演算処理装置22
の演算結果を出力する昇圧指令信号用出力接点20a及び
降圧指令信号用出力接点20bを備えている。この信号出
力用接点群は電圧異常信号出力接点等の他の出力接点を
備えることもできる。
21は信号入力用接点群であって、中央演算処理装置22
に対し、平日モードによる整定プログラムで運転するよ
うに指令を出す平日運転指令用信号の入力接点21a及び
休日モードによる整定プログラムで運転するように指令
を出す休日運転指令用信号の入力接点21bを備えてい
る。この信号入力用接点群21はさらに、母線電圧の整定
を行わないよう指令を出す手動指令用入力接点や、前記
変圧器1の電圧切換タップを上限タップあるいは下限タ
ップに固定するように指令するための信号用入力接点を
備えることもできる。
中央演算処理装置22は、前記出力接点20aもしくは出
力接点20bから昇圧指令信号もしくは降圧指令信号を出
力するために、以下のようにして必要な演算処理を行
う。
中央演算処理装置22はまず、前記A/D変換器17から負
荷電流及び母線電圧のディジタル変換値を入力するとと
もに、前記信号入力用接点群21を介して与えられる指令
及びカレンダー時計18cより得られる時間情報に基づい
て、RAM18aから必要な整定電流値及び整定電圧値を読み
出す。そして、まず入力された負荷電流値及び読み出さ
れた各整定値を用いて所定の演算を行い、負荷電流値に
対応した制定電圧値Vを得る。これを具体的に説明す
る。
今、前記信号入力用接点群21を介して与えられる指令
及びカレンダー時計18cより得られる時間情報が平日の1
5時であるときに、負荷電流値i、母線電圧値vをA/D変
換器17から入力したとする。中央演算処理装置22は、こ
の平日の15時を含む時間帯において負荷電流値iに対応
する整定電圧値を得るために、RAM18aからこの時間帯に
おける最高重負荷時の整定電流値AH1と整定電圧値VH1
及び最低軽負荷時の整定電流値AL1と整定電圧値VL1を読
み出し、これら各整定値と前記負荷電流値iから以下の
演算を行い、負荷電流値iに対応する整定電圧値Vを得
る。
この(イ)式は、第3図に整定電圧変移線aとして示
すように、負荷電流に対し整定電圧値が直線的に変移す
るものとして形成したものである。
次に、負荷電流及び母線電圧が、最低軽負荷時の整定
電流値と整定電圧値を整定していない時間帯に属する時
間に入力されている場合は、前記整定電流値AH1と整定
電圧値VH1及び整定電流値AL1と整定電圧値VL1に加え、
その入力時間を含む時間帯の最高重負荷時の整定電流値
と整定電圧値(例えば整定電流値AH2と整定電圧値VH2
を読み出し、第3図に一点鎖線で示すような、前記整定
電圧変移線aと平行な整定電圧特性線bを設定する。こ
のようにすれば、前記(イ)式から所定値を減じる(あ
るいは(イ)式に所定値を加える)ことにより、この時
間帯における負荷電流に対応する整定電圧値を得ること
ができる。
尚、(イ)式に代えてこの変移線aを曲線的な変移と
する式を用いることができるのはもちろんである。
次に、中央演算処理装置22は、入力した母線電圧値v
と前記整定電圧値Vの電圧偏差D=v−Vを演算し、こ
の電圧偏差Dが予め定めた第4図に示すような偏差量−
b〜+b間の不感帯幅Bを超えたとき、この不感帯幅B
超過分の超過継続時間積分値を演算するようにしてい
る。そして、この積分値が予め定めた整定積分値を超え
たときに、この中央演算処理装置22は、前述した昇圧指
令信号もしくは降圧指令信号を出力接点20aもしくは出
力接点20bから出力する。このうち昇圧指令信号は前記
電圧偏差Dが負の値である場合、すなわち計測された母
線電圧値vよりも整定電圧値Vの方が大きい場合に出力
接点20aから出され、一方降圧指令信号は電圧偏差Dが
正の値である場合、すなわち計測された母線電圧値vの
方が整定電圧値Vよりも大きい場合に出力接点20bから
出される。
第4図は時間t1において正の電圧偏差Dが不感帯幅B
を超え、時間t2において超過継続時間積分値が整定積分
値を超えたことによって、出力接点20bから降圧指令信
号が出され、変圧器1の母線電圧が降下したことを示し
ている。
尚、電圧偏差Dが不感帯幅Bを超えることを、昇圧指
令信号及び降圧指令信号を出す条件とするのは、変圧器
1のタップ切り換えによる母線電圧の変動が段階的であ
るためであり、タップを切り換えて電圧を変動させるこ
とによって電圧偏差Dがより0に近づくようにするため
に必要な条件である。したがって、不感帯幅Bはタップ
切り換えによる電圧変動幅に対応して定められる。ま
た、電圧偏差Dの不感帯幅B超過分の超過継続時間積分
値を演算するのは、短期間の電圧の変動により頻繁にタ
ップが切り換えられてしまうことのないようにするため
である。
第2図において、23はカードリーダである。このカー
ドリーダ23は、入力した負荷電流i及び母線電圧vをIC
カードに読み出すのに利用することができ、このように
すれば、従来のように電流計や電圧計を設けて目視によ
り負荷電流や母線電圧を監視するのに比べ、データ集計
の省力化を計ることができるという効果がある。また、
前記カードリーダ23は、前述の如き整定電圧値や整定電
流値を読み込ませておき、これを前記RAM18aに書き込む
のに利用することもでき、このようにすれば現場におい
てこの電圧調整継電器5に整定値を入力するのがきわめ
て容易になるという効果も奏する。
但し、第2図において、24は電圧調整継電器5の制御
電圧を入力する電源入力端子、25は定電圧回路等を含む
電源ユニット、26は中央演算処理装置22とキー入力部の
間のインターフエース、27は中央演算処理装置22と信号
出力用接点群20との間のインターフエース、28はカード
リーダ23用のICカードインターフエース、29は整定電圧
値や整定電流値あるいは平日,休日モードを表示するた
めの表示部である。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、任意の時間幅で複数
に分けられた1日の各時間帯のうち、母線の計測負荷電
流が入力される時間に属する時間帯における最高重負荷
時及び最低軽負荷時の各整定電圧値と整定電流値並びに
入力される計測負荷電流とを用いた所定の演算により得
られる負荷電流に対応する整定電圧値を制御基準値とし
ているので、負荷の中心を特定することが困難な状況に
ある負荷曲線が異なる複数の枝状配電線を持つ母線を制
御対象とするものであっても、各時間帯毎の最高重負荷
時及び最低軽負荷時の各整定電圧値と整定電流値のみを
予め整定するだけでよく、従来の抵抗及びリアクタンス
による電圧降下補償方式(LDC方式)の整定の煩わしさ
や効率の悪さを除去することができるだけでなく、母線
電圧制御の精度を向上することができるという効果を奏
する。また、上記のような負荷電流に対応する整定電圧
値はコンピュータを利用しての演算により迅速容易に得
ることが可能であり、LDC方式の場合に必要な抵抗やリ
アクタンスを排して部品点数の削減に伴うコストダウン
も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の母線電圧制御方法を採用する変電所の
要部を示す構成図、第2図は電圧調整継電器のブロック
図、第3図は整定電圧特性を示すグラフ、第4図は昇圧
指令信号及び降圧指令信号の発生条件を説明するグラ
フ、第5図は従来の母線電圧制御方法を採用する変電所
の概略構成図である。 1……変圧器 5……電圧調整継電器 v……母線電圧値 i……負荷電流値 V……整定電圧値 B……不感帯幅 VH1,VH2……最高重負荷時の整定電圧値 AH1,AH2……最高重負荷時の整定電流値 VL1……最低軽負荷時の整定電圧値 AL1……最低軽負荷時の整定電流値 11……電流入力端子(入力部) 12……電圧入力端子(入力部) 18……主記憶部(記憶部) 22……中央演算処理装置(演算部)
フロントページの続き (72)発明者 片山 洋一 兵庫県尼崎市若王寺3丁目11番20号 関 西電力株式会社総合技術研究所内 (72)発明者 山田 邦臣 大阪府摂津市千里丘3丁目14番40号 東 光精機株式会社内 (72)発明者 佐伯 和之 大阪府摂津市千里丘3丁目14番40号 東 光精機株式会社内 (72)発明者 河瀬 巽 大阪府摂津市千里丘3丁目14番40号 東 光精機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−62712(JP,A) 特開 昭58−195220(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変圧器の二次側に負荷曲線が異なる複数の
    枝状配電線を持つ母線が接続されており、この母線に流
    れる負荷電流及び母線電圧を計測し、その計測された母
    線電圧値と負荷電流に対応する整定電圧値とを比較して
    両者の偏差が予め定められた電圧不感帯幅を越えている
    とき、この偏差を小さくするように前記変圧器のタップ
    を切り換えることにより母線電圧を調整するようにした
    変電所の母線電圧制御方法において、 任意の時間幅で複数に分けられた1日の各時間帯毎の最
    高重負荷時の整定電圧値と整定電流値、及び、各時間帯
    毎の最低軽負荷時の整定電圧値と整定電流値とが予め整
    定されており、 上記母線の負荷電流が入力される時間の属する時間帯に
    おける最高重負荷時の整定電圧値と整定電流値、及び、
    最低軽負荷時の整定電圧値と整定電流値、並びに、その
    入力される負荷電流値とを用いて所定の演算を行なっ
    て、該当時間帯における負荷電流値に対応する整定電圧
    値を得ることを特徴とする変電所の母線電圧制御方法。
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