JP2631385B2 - タイミングベルトカバー - Google Patents
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- JP2631385B2 JP2631385B2 JP63092094A JP9209488A JP2631385B2 JP 2631385 B2 JP2631385 B2 JP 2631385B2 JP 63092094 A JP63092094 A JP 63092094A JP 9209488 A JP9209488 A JP 9209488A JP 2631385 B2 JP2631385 B2 JP 2631385B2
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- polypropylene resin
- talc
- timing belt
- resin
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J5/00—Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
- C08J5/04—Reinforcing macromolecular compounds with loose or coherent fibrous material
- C08J5/06—Reinforcing macromolecular compounds with loose or coherent fibrous material using pretreated fibrous materials
- C08J5/08—Reinforcing macromolecular compounds with loose or coherent fibrous material using pretreated fibrous materials glass fibres
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
- F02B2275/06—Endless member is a belt
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2225/00—Synthetic polymers, e.g. plastics; Rubber
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2253/00—Other material characteristics; Treatment of material
- F05C2253/20—Resin
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- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Belt Conveyors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,低温から高温に至るまで広い温度範囲にお
いて優れた制振性能を有し,かつ機械的強度,耐熱性に
優れたタイミングベルトカバーに関する。
いて優れた制振性能を有し,かつ機械的強度,耐熱性に
優れたタイミングベルトカバーに関する。
近年,自動車に関しては,燃費向上という社会的要請
に応えて,その構成部品を金属からプラスチックに変え
ることにつき研究が活発になされており,その実用化も
進んでいる。プラスチック材料のうちポリプロピレン樹
脂は,各種の物性バランスがとれた材料であり,かつ比
較的安価であるため自動車の内装用,外装用の部品に大
量に使用されている。そして,特にタルク,ガラス繊
維,炭酸カルシウム等のフィラー及びこれらの混合物
を,ポリプロピレン樹脂に充填した強化ポリプロピレン
樹脂は,強度,耐熱性に優れていることから,タイミン
グベルトカバーなど使用条件が比較的高温雰囲気下であ
るエンジンルーム内の部品へ積極的に適用されている。
に応えて,その構成部品を金属からプラスチックに変え
ることにつき研究が活発になされており,その実用化も
進んでいる。プラスチック材料のうちポリプロピレン樹
脂は,各種の物性バランスがとれた材料であり,かつ比
較的安価であるため自動車の内装用,外装用の部品に大
量に使用されている。そして,特にタルク,ガラス繊
維,炭酸カルシウム等のフィラー及びこれらの混合物
を,ポリプロピレン樹脂に充填した強化ポリプロピレン
樹脂は,強度,耐熱性に優れていることから,タイミン
グベルトカバーなど使用条件が比較的高温雰囲気下であ
るエンジンルーム内の部品へ積極的に適用されている。
一方,最近では自動車に対して軽量化の他に騒音の低
減が求められており,その中でも特にエンジン騒音の低
減が強く望まれている。騒音の対策法としては制振,遮
音,防振,吸音等があり,エンジン騒音が固体伝搬音の
寄与が大きいか或いは空気透過音の寄与が大きいかによ
って対策法が異なる。特に,タイミングベルトの外側を
覆うタイミングベルトカバーでは,車種,エンジン形式
によっても異なるが,一般的に固体伝搬音の寄与に基づ
く騒音が主であることが多く,材料置換によって騒音低
減を図るためには材料の制振性能を向上させることが必
要である。
減が求められており,その中でも特にエンジン騒音の低
減が強く望まれている。騒音の対策法としては制振,遮
音,防振,吸音等があり,エンジン騒音が固体伝搬音の
寄与が大きいか或いは空気透過音の寄与が大きいかによ
って対策法が異なる。特に,タイミングベルトの外側を
覆うタイミングベルトカバーでは,車種,エンジン形式
によっても異なるが,一般的に固体伝搬音の寄与に基づ
く騒音が主であることが多く,材料置換によって騒音低
減を図るためには材料の制振性能を向上させることが必
要である。
従来,制振性能を向上させたポリプロピレン樹脂とし
ては,特開昭62−43443号公報に記載された発明があ
る。このものは,クマロン・インデン樹脂等の粘着性付
与剤樹脂,熱可塑性エラストマー,ポリプロピレン樹脂
を混合したものである。
ては,特開昭62−43443号公報に記載された発明があ
る。このものは,クマロン・インデン樹脂等の粘着性付
与剤樹脂,熱可塑性エラストマー,ポリプロピレン樹脂
を混合したものである。
しかしながら,上記公開公報に記載された強化ポリプ
ロピレン樹脂も,40〜100℃という比較的高温度において
使用されるタイミングベルトカバーに適用する際には,
その機械的強度,耐熱性及び制振性能は未だ不十分であ
る。
ロピレン樹脂も,40〜100℃という比較的高温度において
使用されるタイミングベルトカバーに適用する際には,
その機械的強度,耐熱性及び制振性能は未だ不十分であ
る。
そして,一般に,樹脂材料は金属材料に比べて分子構
造が不規則でありまた鎖間の結合力が弱いため,著しい
粘弾性的性質を示し制振性能を保有する。しかし,反面
温度依存性が大きく,制振性能が主として樹脂材料のガ
ラス転移に基づく力学分散の損失正接の極大温度前後に
おいても最も高く,それ以外と実用領域内の温度では,
一般に著しく制振性能が低下する。ポリプロピレン樹脂
の粘弾性的挙動は測定法,樹脂の組成等により異なる
が,一般のポリプロピレン樹脂のガラス転移に基づく損
失正接のピークは,通常,−30℃〜25℃前後の範囲に現
れ,損失正接の値はこのピーク温度を境に著しく低下
し,50℃前後で極小となる。
造が不規則でありまた鎖間の結合力が弱いため,著しい
粘弾性的性質を示し制振性能を保有する。しかし,反面
温度依存性が大きく,制振性能が主として樹脂材料のガ
ラス転移に基づく力学分散の損失正接の極大温度前後に
おいても最も高く,それ以外と実用領域内の温度では,
一般に著しく制振性能が低下する。ポリプロピレン樹脂
の粘弾性的挙動は測定法,樹脂の組成等により異なる
が,一般のポリプロピレン樹脂のガラス転移に基づく損
失正接のピークは,通常,−30℃〜25℃前後の範囲に現
れ,損失正接の値はこのピーク温度を境に著しく低下
し,50℃前後で極小となる。
この特性はフィラーを充填した強化ポリプロピレン樹
脂についても同様に現れ,損失正接の絶対値はフィラー
の充填により測定温度範囲全域に渡って更に低下する。
このような,損失正接の低下が,おもに40℃〜100℃程
度の温度領域で使用される製品について充分な制振性能
が得られない主たる原因となっている。
脂についても同様に現れ,損失正接の絶対値はフィラー
の充填により測定温度範囲全域に渡って更に低下する。
このような,損失正接の低下が,おもに40℃〜100℃程
度の温度領域で使用される製品について充分な制振性能
が得られない主たる原因となっている。
本発明は,上記問題点に鑑み鋭意研究を重ねた結果な
されたもので,低温から高温に至るまでの広い温度範囲
で優れた制振性能を有し,かつ常用40℃〜100℃の温度
雰囲気下で使用するのに十分な機械的強度,耐熱性を有
するタイミングベルトカバーを提供しようとするもので
ある。
されたもので,低温から高温に至るまでの広い温度範囲
で優れた制振性能を有し,かつ常用40℃〜100℃の温度
雰囲気下で使用するのに十分な機械的強度,耐熱性を有
するタイミングベルトカバーを提供しようとするもので
ある。
本発明は,下記の(A)及び(B)からなる樹脂成分
と,(C)と(D)とからなる強化ポリプロピレン樹脂
組成物を用いて作製したタイミングベルトカバーにあ
る。
と,(C)と(D)とからなる強化ポリプロピレン樹脂
組成物を用いて作製したタイミングベルトカバーにあ
る。
即ち,本発明は,(A)メルトフローインデックス5
〜50の結晶性ポリプロピレン樹脂75〜95重量部と(B)
エチレン−αオレフィン共重合体(X)と芳香族炭化水
素樹脂(Y)からなり,かつこの(X):(Y)の配合
割合〔重量比〕が1:4〜4:1である混合物5〜25重量部と
を混合してなる樹脂成分(合計100重量部)が60〜80重
量%,(C)平均粒径6〜9μmのタルクが15〜39重量
%,(D)ガラス繊維が1〜5重量%,を構成成分と
し,かつタルクとガラス繊維の合計値が40重量%以下で
ある強化ポリプロピレン樹脂組成物を用いてなることを
特徴とするタイミングベルトカバーにある。
〜50の結晶性ポリプロピレン樹脂75〜95重量部と(B)
エチレン−αオレフィン共重合体(X)と芳香族炭化水
素樹脂(Y)からなり,かつこの(X):(Y)の配合
割合〔重量比〕が1:4〜4:1である混合物5〜25重量部と
を混合してなる樹脂成分(合計100重量部)が60〜80重
量%,(C)平均粒径6〜9μmのタルクが15〜39重量
%,(D)ガラス繊維が1〜5重量%,を構成成分と
し,かつタルクとガラス繊維の合計値が40重量%以下で
ある強化ポリプロピレン樹脂組成物を用いてなることを
特徴とするタイミングベルトカバーにある。
本発明においては,メルトフローインデックスが5〜
50の結晶性ポリプロピレン樹脂を用いる。この結晶性ポ
リプロピレン樹脂としては,いわゆるポリプロピレン樹
脂と変性ポリプロピレン樹脂とがある。前者のポリプロ
ピレン樹脂としてはホモポリプロピレンの他にプロピレ
ン−エチレンランダム共重合体,プロピレン−エチレン
ブロック共重合体及びこれらの混合物が用いられる。ま
た,後者の変性ポリプロピレン樹脂はポリプロピレン樹
脂を不飽和カルボン酸またはその誘導体及び有機過酸化
物で変性したものである。
50の結晶性ポリプロピレン樹脂を用いる。この結晶性ポ
リプロピレン樹脂としては,いわゆるポリプロピレン樹
脂と変性ポリプロピレン樹脂とがある。前者のポリプロ
ピレン樹脂としてはホモポリプロピレンの他にプロピレ
ン−エチレンランダム共重合体,プロピレン−エチレン
ブロック共重合体及びこれらの混合物が用いられる。ま
た,後者の変性ポリプロピレン樹脂はポリプロピレン樹
脂を不飽和カルボン酸またはその誘導体及び有機過酸化
物で変性したものである。
しかして,結晶性ポリプロピレン樹脂としては,この
ポリプロピレン樹脂と変性ポリプロピレン樹脂とを混合
して用いることが好ましい。この際,変性ポリプロピレ
ン樹脂は,樹脂成分中に1〜20%(重量比以下同じ)含
まれることが好ましい。上記のメルトフローインデック
スが5未満の場合には成形加工性及び成形品の外観が悪
くなり,50を越える場合は耐衝撃性の低下が著しくな
る。結晶性ポリプロピレン樹脂は,樹脂成分中に75〜95
重量部(樹脂成分の合計100重量部),強化ポリプロピ
レン樹脂組成物中においては45〜76%配合する。この配
合量は,次に述べるエチレン−αオレフィン共重合体,
芳香族炭化水素樹脂,タルク,ガラス繊維の最適配合量
から決定される。
ポリプロピレン樹脂と変性ポリプロピレン樹脂とを混合
して用いることが好ましい。この際,変性ポリプロピレ
ン樹脂は,樹脂成分中に1〜20%(重量比以下同じ)含
まれることが好ましい。上記のメルトフローインデック
スが5未満の場合には成形加工性及び成形品の外観が悪
くなり,50を越える場合は耐衝撃性の低下が著しくな
る。結晶性ポリプロピレン樹脂は,樹脂成分中に75〜95
重量部(樹脂成分の合計100重量部),強化ポリプロピ
レン樹脂組成物中においては45〜76%配合する。この配
合量は,次に述べるエチレン−αオレフィン共重合体,
芳香族炭化水素樹脂,タルク,ガラス繊維の最適配合量
から決定される。
次に,エチレン−αオレフィン共重合体とは,プロピ
レン,ブテン−1,ヘキセン−1,デセン−1,4−メチルブ
テン−1,4−メチルペンテン−1などのαオレフィンを
共重合成分としたものである。この中,αオレフィンが
プロピレンの場合,特に優れた制振性能を発揮する。
レン,ブテン−1,ヘキセン−1,デセン−1,4−メチルブ
テン−1,4−メチルペンテン−1などのαオレフィンを
共重合成分としたものである。この中,αオレフィンが
プロピレンの場合,特に優れた制振性能を発揮する。
また,芳香族炭化水素樹脂とは,次式で示される石油
樹脂であり, (上式において,R,R1は,H又はCH3を示す。nは重合度を
示す。) 通常軟化点が80℃〜170℃を示す重合度のものが用い
られる。
樹脂であり, (上式において,R,R1は,H又はCH3を示す。nは重合度を
示す。) 通常軟化点が80℃〜170℃を示す重合度のものが用い
られる。
上記エチレン−αオレフィン共重合体と芳香族炭化水
素樹脂とは,少なくとも部分的に相溶し,その混合物の
損失正接の極大値或いはガラス転移温度が使用温度範囲
内にあることが重要である。そのためには,両者の相溶
性を調整することが必要である。エチレン−αオレフィ
ン共重合体の種類と使用量,及び芳香族炭化水素樹脂の
軟化点と使用量を制御することにより,温度条件に対し
て最適な制振性能状態を得ることができる。
素樹脂とは,少なくとも部分的に相溶し,その混合物の
損失正接の極大値或いはガラス転移温度が使用温度範囲
内にあることが重要である。そのためには,両者の相溶
性を調整することが必要である。エチレン−αオレフィ
ン共重合体の種類と使用量,及び芳香族炭化水素樹脂の
軟化点と使用量を制御することにより,温度条件に対し
て最適な制振性能状態を得ることができる。
前記エチレン−αオレフィン共重合体(X)と芳香族
炭化水素樹脂(Y)との組成比は,重量比で(X):
(Y)=1:4〜4:1とする。芳香族炭化水素樹脂が前記範
囲未満の場合は制振性能改良効果が小さく,逆に前記範
囲を越えると脆くなり耐熱性の低下をきたす。
炭化水素樹脂(Y)との組成比は,重量比で(X):
(Y)=1:4〜4:1とする。芳香族炭化水素樹脂が前記範
囲未満の場合は制振性能改良効果が小さく,逆に前記範
囲を越えると脆くなり耐熱性の低下をきたす。
さらに,エチレン−αオレフィン共重合体と芳香族炭
化水素樹脂の混合物と,結晶性ポリプロピレン樹脂との
組成比は,結晶性ポリプロピレン樹脂75〜95重量部,該
混合物5〜25重量部である。ここに,両者の合計量は10
0重量部である。
化水素樹脂の混合物と,結晶性ポリプロピレン樹脂との
組成比は,結晶性ポリプロピレン樹脂75〜95重量部,該
混合物5〜25重量部である。ここに,両者の合計量は10
0重量部である。
上記混合物が5重量部未満では制振性能の改良効果が
少なく,25重量部を越えるとタイミングベルトカバーと
して使用するために十分な強度,耐熱性が得られない。
より好ましい混合比は,結晶性ポリプロピレン樹脂75〜
90重量部と,上記(X)と(Y)との混合物10〜25重量
部である。
少なく,25重量部を越えるとタイミングベルトカバーと
して使用するために十分な強度,耐熱性が得られない。
より好ましい混合比は,結晶性ポリプロピレン樹脂75〜
90重量部と,上記(X)と(Y)との混合物10〜25重量
部である。
本発明は,上記成分に更にタルクとガラス繊維とを特
定量配合することにより,制振性能を維持しつつ,機械
的強度,耐熱性を向上させたものである。
定量配合することにより,制振性能を維持しつつ,機械
的強度,耐熱性を向上させたものである。
上記タルクとは,構造式が3MgO・4SiO2・H2Oで示され
る板状のフィラーであり,機械的強度,耐熱性,及び加
工性の点から平均粒径が6〜9μmのものを用いる。こ
こでいう平均粒径とは,遠心沈降式粒度分布測定装置を
用いて測定した粒度分布曲線において,積算フルイ下の
50%交差線上の粒径(D50)を以て定義された値であ
る。
る板状のフィラーであり,機械的強度,耐熱性,及び加
工性の点から平均粒径が6〜9μmのものを用いる。こ
こでいう平均粒径とは,遠心沈降式粒度分布測定装置を
用いて測定した粒度分布曲線において,積算フルイ下の
50%交差線上の粒径(D50)を以て定義された値であ
る。
上記ガラス繊維としては,ポリプロピレン樹脂の補強
剤として用いられているものであれば良く,長繊維タイ
プ(ガラスロービング)から短繊維タイプ(チョップド
ストランド,ミルドファイバー)のものまで任意の形状
のものが適用可能である。また,この中チョップドスト
ランドが最も好ましく,特に表面がシランカップリング
剤で処理された,長さ3〜6mmのものがより好ましい。
また,シランカップリング剤で表面処理されたチョップ
ドストランドを用いる場合,前記結晶性ポリプロピレン
樹脂として変性ポリプロピレン樹脂1〜20%(強化ポリ
プロピレン樹脂中の含有量)を用いると機械的強度,耐
熱性が向上する。
剤として用いられているものであれば良く,長繊維タイ
プ(ガラスロービング)から短繊維タイプ(チョップド
ストランド,ミルドファイバー)のものまで任意の形状
のものが適用可能である。また,この中チョップドスト
ランドが最も好ましく,特に表面がシランカップリング
剤で処理された,長さ3〜6mmのものがより好ましい。
また,シランカップリング剤で表面処理されたチョップ
ドストランドを用いる場合,前記結晶性ポリプロピレン
樹脂として変性ポリプロピレン樹脂1〜20%(強化ポリ
プロピレン樹脂中の含有量)を用いると機械的強度,耐
熱性が向上する。
タルクとガラス繊維は,全組成物(強化ポリプロピレ
ン樹脂)中に,タルク15〜39%,ガラス繊維1〜5%
で,かつタルクとガラス繊維との合計量は40%以下であ
る。タルクが15%未満,及びガラス繊維が1%未満では
十分な機械的強度,耐熱性を得ることができない。また
タルクのみでガラス繊維を混合しない場合,タルクの混
合比を増やすことにより剛性は向上するが,機械的強
度,耐熱性は100℃の環境下で常用するに十分なレベル
に達しない。一方タルクが39%を越えるか,あるいはガ
ラス繊維が5%を越えた場合,又はタルクとガラス繊維
との合計量が40%を越えると,機械的強度,耐熱性は十
分なレベルにあるが,制振性能の低下あるいは製品の外
観品質の低下を招くため好ましくない。即ち,15〜39%
のタルクと1〜5%のガラス繊維を,両者の混合量が40
%以下となるように混合することにより,制振性能に優
れ,かつ機械的強度,耐熱性に優れた強化ポリプロピレ
ン樹脂組成物を得ることができる。
ン樹脂)中に,タルク15〜39%,ガラス繊維1〜5%
で,かつタルクとガラス繊維との合計量は40%以下であ
る。タルクが15%未満,及びガラス繊維が1%未満では
十分な機械的強度,耐熱性を得ることができない。また
タルクのみでガラス繊維を混合しない場合,タルクの混
合比を増やすことにより剛性は向上するが,機械的強
度,耐熱性は100℃の環境下で常用するに十分なレベル
に達しない。一方タルクが39%を越えるか,あるいはガ
ラス繊維が5%を越えた場合,又はタルクとガラス繊維
との合計量が40%を越えると,機械的強度,耐熱性は十
分なレベルにあるが,制振性能の低下あるいは製品の外
観品質の低下を招くため好ましくない。即ち,15〜39%
のタルクと1〜5%のガラス繊維を,両者の混合量が40
%以下となるように混合することにより,制振性能に優
れ,かつ機械的強度,耐熱性に優れた強化ポリプロピレ
ン樹脂組成物を得ることができる。
なお,上記ガラス繊維を混合するに当たっては,該ガ
ラス繊維と前記結晶性ポリプロピレン樹脂とを混合して
粒体状にしたガラス繊維強化ポリプロピレン樹脂を用い
ることもできる。この場合は,前記成分中ガラス繊維を
除く成分を予め混合しておき,成形品を成形する際に該
ガラス繊維強化ポリプロピレン樹脂を添加する。このガ
ラス繊維強化ポリプロピレン樹脂の添加は他成分のみか
らなるペレットを予め作っておき,これに添加混合する
こともできる。
ラス繊維と前記結晶性ポリプロピレン樹脂とを混合して
粒体状にしたガラス繊維強化ポリプロピレン樹脂を用い
ることもできる。この場合は,前記成分中ガラス繊維を
除く成分を予め混合しておき,成形品を成形する際に該
ガラス繊維強化ポリプロピレン樹脂を添加する。このガ
ラス繊維強化ポリプロピレン樹脂の添加は他成分のみか
らなるペレットを予め作っておき,これに添加混合する
こともできる。
次に,上記組成物は,一軸押出機,二軸押出機,ニー
ダー,ブラベンダー,バンバリーミキサー等の通常の混
練機を用いて製造することができる。通常は,各配合成
分を所定の割合にてタンブラー式ブレンダー,ヘンシェ
ルミキサー,リボンミキサー等で混合し,押出機等で混
練してペレット状のコンパウンドにした後に,タイミン
グベルトカバーの形状に加工する。また,この混練に当
たっては,予めエチレン−αオレフィン共重合体と芳香
族炭化水素樹脂を押出機で溶融混練し,その混練組成物
と結晶性ポリプロピレン樹脂,タルク,ガラス繊維を混
練押出する2ステージ法を用いることもできる。また,
タルク,ガラス繊維の一部または全量を,押出機のシリ
ンダーの中間において途中供給してもよい。
ダー,ブラベンダー,バンバリーミキサー等の通常の混
練機を用いて製造することができる。通常は,各配合成
分を所定の割合にてタンブラー式ブレンダー,ヘンシェ
ルミキサー,リボンミキサー等で混合し,押出機等で混
練してペレット状のコンパウンドにした後に,タイミン
グベルトカバーの形状に加工する。また,この混練に当
たっては,予めエチレン−αオレフィン共重合体と芳香
族炭化水素樹脂を押出機で溶融混練し,その混練組成物
と結晶性ポリプロピレン樹脂,タルク,ガラス繊維を混
練押出する2ステージ法を用いることもできる。また,
タルク,ガラス繊維の一部または全量を,押出機のシリ
ンダーの中間において途中供給してもよい。
また,本発明においては,前記成分以外の酸化防止
剤,紫外線吸収剤,滑剤,帯電防止剤,核剤,顔料,難
燃剤,増量剤,加工助剤等の添加剤を混合してもよい。
剤,紫外線吸収剤,滑剤,帯電防止剤,核剤,顔料,難
燃剤,増量剤,加工助剤等の添加剤を混合してもよい。
本発明は,前記組成による強化ポリプロピレン樹脂を
用い,これを成形して所望形状のタイミングベルトカバ
ーとしている。
用い,これを成形して所望形状のタイミングベルトカバ
ーとしている。
そのため,本発明のタイミングベルトカバーは,従来
問題とされていた比較的高温度(40〜100℃)における
制振性能に関して,高い性能(損失正接約0.03〜0.1)
を発揮する。また,かかる温度下においても曲げ弾性率
約32,000kg/cm2以上,曲げ強度約450kg/cm2以上,熱変
形温度約90℃以上という優れた性能を有する。
問題とされていた比較的高温度(40〜100℃)における
制振性能に関して,高い性能(損失正接約0.03〜0.1)
を発揮する。また,かかる温度下においても曲げ弾性率
約32,000kg/cm2以上,曲げ強度約450kg/cm2以上,熱変
形温度約90℃以上という優れた性能を有する。
以上のごとく,本発明によれば,制振性能,機械的強
度及び耐熱性に優れたタイミングベルトカバーを提供す
ることができる。
度及び耐熱性に優れたタイミングベルトカバーを提供す
ることができる。
以下,本発明にかかる実施例及び比較例につき説明す
る。
る。
諸物性の測定は,以下の方法により行った。また,各
例における成分の配合割合,試験片の測定結果は各表に
示した。上記配合割合は,強化ポリプロピレン樹脂組成
物中における各重量%で示す。
例における成分の配合割合,試験片の測定結果は各表に
示した。上記配合割合は,強化ポリプロピレン樹脂組成
物中における各重量%で示す。
○ 曲げ弾性率,曲げ強度 ASTM D790に従って試験を行った。
○ 熱変形温度 ASTM D648に従い,18.6kg/cm2荷重にて試験を行っ
た。
た。
○ 損失正接 縦,横がともに150mm,厚さ3mmの正方形の平板を射出
成形にて作製し,室温から100℃まで昇温可能な恒温槽
中で平板の中心部を0.1Gで加振させ,伝達関数を測定し
た。そして,1次共振点から半値幅法にて損失正接ηを計
算した。
成形にて作製し,室温から100℃まで昇温可能な恒温槽
中で平板の中心部を0.1Gで加振させ,伝達関数を測定し
た。そして,1次共振点から半値幅法にて損失正接ηを計
算した。
また,実施例,比較例に掲げるベルトカバー用試験片
の作製は,次のごとく若干その原料の混合方法を異にし
ている。
の作製は,次のごとく若干その原料の混合方法を異にし
ている。
まず,実施例1〜5,比較例2〜3においては,ガラス
繊維を除く配合成分をタンブラー式ブレンダーにて4分
間混合し,次いでガラス繊維を加えてさらに1分間混合
した。得られた混合物を長さL/直径D=27mm,30mmの異
方向回転2軸押出機で溶融混練しペレットとした。この
ペレットを80℃,3時間乾燥した後,50z射出成形機にて成
形し,試験片を作製した。
繊維を除く配合成分をタンブラー式ブレンダーにて4分
間混合し,次いでガラス繊維を加えてさらに1分間混合
した。得られた混合物を長さL/直径D=27mm,30mmの異
方向回転2軸押出機で溶融混練しペレットとした。この
ペレットを80℃,3時間乾燥した後,50z射出成形機にて成
形し,試験片を作製した。
比較例1,4においては,全配合成分をタンブラー式ブ
レンダーにて5分間混合した。以後の処理は,上記に同
じ。
レンダーにて5分間混合した。以後の処理は,上記に同
じ。
なお,ガラス繊維の補強効果を向上させるため,変性
ポリプロピレン樹脂を樹脂成分中に10重量部(全組成物
中6〜8%)混合した。
ポリプロピレン樹脂を樹脂成分中に10重量部(全組成物
中6〜8%)混合した。
次に,各実施例,比較例につき,第1表,第2表及び
第1図を用いて説明する。
第1図を用いて説明する。
「実施例1,比較例1〜3」(第1表) 本例においては,エチレン−αオレフィン共重合体と
軟化点120℃の芳香族炭化水素樹脂とを3:2の配合割合
(重量比)で混合した混合物Bを7%用い,これをメル
トフローインデックス22の結晶性ポリプロピレン樹脂と
混合して合計70%としたものである。上記混合物Bは,
樹脂成分(結晶性ポリプロピレン樹脂+上記混合物B)
の合計量中に10重量部配合されている。さらに,全組成
物中においては平均粒径8μmのタルクを25%,シラン
カップリング剤で処理した長さ3mmのガラス繊維を5%
混合してある。
軟化点120℃の芳香族炭化水素樹脂とを3:2の配合割合
(重量比)で混合した混合物Bを7%用い,これをメル
トフローインデックス22の結晶性ポリプロピレン樹脂と
混合して合計70%としたものである。上記混合物Bは,
樹脂成分(結晶性ポリプロピレン樹脂+上記混合物B)
の合計量中に10重量部配合されている。さらに,全組成
物中においては平均粒径8μmのタルクを25%,シラン
カップリング剤で処理した長さ3mmのガラス繊維を5%
混合してある。
第1表より知られるごとく,実施例1は結晶性ポリプ
ロピレン樹脂にタルクのみを30%ブレンドした比較例1
に対して,室温から100℃の広い温度範囲に渡って優れ
た制振性能を示し,かつ機械的強度,耐熱性にも優れて
いる。一方混合物Bのうち,芳香族炭化水素樹脂を含ま
ない比較例2では制振性能の改良が微小である(比較例
1に比して)。またエチレン−αオレフィン共重合体を
含まない比較例3では,制振性能は高いものの,機械的
強度,耐熱性に劣る。従ってエチレン−αオレフィン共
重合体と芳香族炭化水素樹脂が制振性能を向上させ,か
つ機械的強度,耐熱性をバランスさせるための必須成分
であることが分かる。
ロピレン樹脂にタルクのみを30%ブレンドした比較例1
に対して,室温から100℃の広い温度範囲に渡って優れ
た制振性能を示し,かつ機械的強度,耐熱性にも優れて
いる。一方混合物Bのうち,芳香族炭化水素樹脂を含ま
ない比較例2では制振性能の改良が微小である(比較例
1に比して)。またエチレン−αオレフィン共重合体を
含まない比較例3では,制振性能は高いものの,機械的
強度,耐熱性に劣る。従ってエチレン−αオレフィン共
重合体と芳香族炭化水素樹脂が制振性能を向上させ,か
つ機械的強度,耐熱性をバランスさせるための必須成分
であることが分かる。
「実施例2,3」(第1表) 実施例2,3は,実施例1と同じ樹脂成分を用いてタル
クの配合量を変更したものである。
クの配合量を変更したものである。
タルクの配合量を変更することにより,高い制振性能
を保持しつつ機械的強度,耐熱性をコントロールできる
ことが分かる。
を保持しつつ機械的強度,耐熱性をコントロールできる
ことが分かる。
「実施例4,5,比較例4」(第2表) 実施例1と同量の前記混合物Bと,タルク30%を用い
た比較例4は,制振性能は優れるが機械的強度,特に耐
熱性に劣る。一方,タルクとガラス繊維を合計30%混合
した実施例4は,比較例4に対して高い制振性能を保持
しつつ,かつ飛躍的に耐熱性,機械的強度が向上してい
る。前記混合物Bを樹脂成分中において20重量部混合し
た実施例5についても同様に優れた物性が得られる。以
上の結果から,前記混合物Bと共に,タルクと少量のガ
ラス繊維が本発明の必須成分であることがわかる。
た比較例4は,制振性能は優れるが機械的強度,特に耐
熱性に劣る。一方,タルクとガラス繊維を合計30%混合
した実施例4は,比較例4に対して高い制振性能を保持
しつつ,かつ飛躍的に耐熱性,機械的強度が向上してい
る。前記混合物Bを樹脂成分中において20重量部混合し
た実施例5についても同様に優れた物性が得られる。以
上の結果から,前記混合物Bと共に,タルクと少量のガ
ラス繊維が本発明の必須成分であることがわかる。
「実施例6」 次に,本発明にかかる強化ポリプロピレン樹脂を用い
て成形したタイミングベルトカバーについて述べる。適
用したタイミングベルトカバーは,2ガソリンエンジン
用で,前記実施例4と比較例1の各組成物を用いて,シ
リンダ温度220〜230℃,金型温度60℃にて射出成形し
た。このタイミングベルトカバーの大きさは,縦50cm,
横25cm,深さ3cm,厚み0.25cmであった。
て成形したタイミングベルトカバーについて述べる。適
用したタイミングベルトカバーは,2ガソリンエンジン
用で,前記実施例4と比較例1の各組成物を用いて,シ
リンダ温度220〜230℃,金型温度60℃にて射出成形し
た。このタイミングベルトカバーの大きさは,縦50cm,
横25cm,深さ3cm,厚み0.25cmであった。
両者のタイミングベルトカバーを同一条件でエンジン
に組み付けてベンチテストを行い,タイミングベルトカ
バーから30cmの位置にマイクを設置して音圧レベルを測
定した。測定時のタイミングベルトカバーの温度は約60
℃であった。その結果を図に示す。
に組み付けてベンチテストを行い,タイミングベルトカ
バーから30cmの位置にマイクを設置して音圧レベルを測
定した。測定時のタイミングベルトカバーの温度は約60
℃であった。その結果を図に示す。
同図より知られるごとく,制振性に優れた実施例4に
かかるベルトカバーは,比較例1のそれに対して約1〜
1.5dB(デシベル)の騒音低減効果があることが判る。
かかるベルトカバーは,比較例1のそれに対して約1〜
1.5dB(デシベル)の騒音低減効果があることが判る。
さらに,実施例4のタイミングベルトカバーについ
て,ベンチによる長期耐久性試験,実車走行試験を行っ
たところ何ら異常は認められなかった。
て,ベンチによる長期耐久性試験,実車走行試験を行っ
たところ何ら異常は認められなかった。
以上より,本発明によれば,騒音低減効果に優れ,か
つ実用上十分な強度,耐熱性を有するタイミングベルト
カバーが得られることが分かる。
つ実用上十分な強度,耐熱性を有するタイミングベルト
カバーが得られることが分かる。
図は,実施例6におけるタイミングベルトカバーの騒音
試験を示すグラフである。
試験を示すグラフである。
フロントページの続き (72)発明者 奥本 忠興 愛知県西春日井郡春日村大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 永井 勇 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−124645(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】(A)メルトフローインデックス5〜50の
結晶性ポリプロピレン樹脂75〜95重量部と, (B)エチレン−αオレフィン共重合体(X)と芳香族
炭化水素樹脂(Y)からなり,かつこの(X):(Y)
の配合割合〔重量比〕が1:4〜4:1である混合物5〜25重
量部 とを混合してなる樹脂成分(合計100重量部)が60〜80
重量%, (C)平均粒径6〜9μmのタルクが15〜39重量%, (D)ガラス繊維が1〜5重量%, を構成成分とし,かつタルクとガラス繊維の合計量が40
重量%以下である強化ポリプロピレン樹脂組成物を用い
てなることを特徴とするタイミングベルトカバー。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63092094A JP2631385B2 (ja) | 1988-04-14 | 1988-04-14 | タイミングベルトカバー |
KR1019890004872A KR920006720B1 (ko) | 1988-04-14 | 1989-04-13 | 타이밍 벨트 커버 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63092094A JP2631385B2 (ja) | 1988-04-14 | 1988-04-14 | タイミングベルトカバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01263125A JPH01263125A (ja) | 1989-10-19 |
JP2631385B2 true JP2631385B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=14044861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63092094A Expired - Fee Related JP2631385B2 (ja) | 1988-04-14 | 1988-04-14 | タイミングベルトカバー |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2631385B2 (ja) |
KR (1) | KR920006720B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2005007736A1 (en) * | 2003-07-11 | 2005-01-27 | Ferro Corporation | Low glow olefin |
-
1988
- 1988-04-14 JP JP63092094A patent/JP2631385B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1989
- 1989-04-13 KR KR1019890004872A patent/KR920006720B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01263125A (ja) | 1989-10-19 |
KR920006720B1 (ko) | 1992-08-17 |
KR900016593A (ko) | 1990-11-13 |
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---|---|---|---|
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