JP2631269B2 - 乗客等用コンベア - Google Patents
乗客等用コンベアInfo
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- JP2631269B2 JP2631269B2 JP9562494A JP9562494A JP2631269B2 JP 2631269 B2 JP2631269 B2 JP 2631269B2 JP 9562494 A JP9562494 A JP 9562494A JP 9562494 A JP9562494 A JP 9562494A JP 2631269 B2 JP2631269 B2 JP 2631269B2
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- Japan
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- moving
- balustrade
- handrail
- movable
- conveyor
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、人間を移動させる、
あるいは人間の他、自転車、車いす、更には荷物等を移
動させることのできるエスカレーターや移動歩道等のコ
ンベアの改良に関するものである。
あるいは人間の他、自転車、車いす、更には荷物等を移
動させることのできるエスカレーターや移動歩道等のコ
ンベアの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の土地開発は郊外にも移りつつあ
り、そのため、丘陵地等になる場合も多く、丘陵地にお
ける団地等になると人の移動に動く歩道とかエスカレー
ターとかが使用されている。その一方、都心部において
も、立体的な生活空間が多くなりつつある。例えば地下
鉄でも、地下何階にも達する深さに形成され、エスカレ
ーターが設けられる場合が多い。このようなエスカレー
ターや移動歩道に乗る際、身体が不安定になるため、こ
れを防止するため、従来からエスカレーターや移動歩道
に移動手すりが設けられている。この従来の移動手すり
aは、例えば図20に示すようにエスカレーターの移動
載置部をなす踏み段cの両側方に欄干b、bを介して並
設され、踏み段cの移送速度に合わせて踏み段cととも
に移送方向に移動するようになされている。
り、そのため、丘陵地等になる場合も多く、丘陵地にお
ける団地等になると人の移動に動く歩道とかエスカレー
ターとかが使用されている。その一方、都心部において
も、立体的な生活空間が多くなりつつある。例えば地下
鉄でも、地下何階にも達する深さに形成され、エスカレ
ーターが設けられる場合が多い。このようなエスカレー
ターや移動歩道に乗る際、身体が不安定になるため、こ
れを防止するため、従来からエスカレーターや移動歩道
に移動手すりが設けられている。この従来の移動手すり
aは、例えば図20に示すようにエスカレーターの移動
載置部をなす踏み段cの両側方に欄干b、bを介して並
設され、踏み段cの移送速度に合わせて踏み段cととも
に移送方向に移動するようになされている。
【0003】しかしながら、従来の移動手すりaは、表
面が平滑になされている。そのため、例えば身体障害者
や老人が乗る場合、移動手すりaを持っても滑るおそれ
があり、危険な場合がある。又、仮に滑らないとして
も、表面が平滑では、身体障害者や老人等によっては滑
らないかとの不安感を抱いてしまう。その結果、身体障
害者や老人等は、エスカレーターや移動歩道等に乗るの
を敬遠しがちになっている。又、車いすや自転車を乗客
と共に移送したい場合もあるが、傾斜面を登るためそれ
らを後方から支えておかなければならず、労力を要し、
容易に移送できない。しかも、身体障害者を乗せた車い
すを移送する場合は、仮に後方から確実に人間が支えて
いても、身体障害者は不安を抱いてしまう。更に、老人
や幼児等がエスカレーターに乗る場合、移動載置部に面
した欄干bの内側面b1に当接すると抵抗となって押し
返され、転倒してしまう場合があり、老人や幼児等にと
って危険である。その一方、車いすや自転車を乗せた場
合においても、車いすや自転車の一部が欄干bの内側面
b1に当接してしまい、円滑に移送できない場合が多
い。
面が平滑になされている。そのため、例えば身体障害者
や老人が乗る場合、移動手すりaを持っても滑るおそれ
があり、危険な場合がある。又、仮に滑らないとして
も、表面が平滑では、身体障害者や老人等によっては滑
らないかとの不安感を抱いてしまう。その結果、身体障
害者や老人等は、エスカレーターや移動歩道等に乗るの
を敬遠しがちになっている。又、車いすや自転車を乗客
と共に移送したい場合もあるが、傾斜面を登るためそれ
らを後方から支えておかなければならず、労力を要し、
容易に移送できない。しかも、身体障害者を乗せた車い
すを移送する場合は、仮に後方から確実に人間が支えて
いても、身体障害者は不安を抱いてしまう。更に、老人
や幼児等がエスカレーターに乗る場合、移動載置部に面
した欄干bの内側面b1に当接すると抵抗となって押し
返され、転倒してしまう場合があり、老人や幼児等にと
って危険である。その一方、車いすや自転車を乗せた場
合においても、車いすや自転車の一部が欄干bの内側面
b1に当接してしまい、円滑に移送できない場合が多
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、以上の実
情に鑑み提案されたもので、乗客に安全で、しかも手が
移動手すりから滑らないかとの不安感を抱かせることの
ない乗客等用コンベアを提供することを第一の目的とす
る。本願発明は、人間の他、自転車や荷物等の移送部材
をも人間と共に容易に移送できる乗客等用コンベアを提
供することを第二の目的とする。本願発明は、乗客に手
が移動手すりから滑らないかとの不安感を抱かせること
がなく、しかも、欄干の側面に当接して押し返されるこ
となく円滑に、且つ安全に移送できる乗客等用コンベア
を提供することを第三の目的とする。
情に鑑み提案されたもので、乗客に安全で、しかも手が
移動手すりから滑らないかとの不安感を抱かせることの
ない乗客等用コンベアを提供することを第一の目的とす
る。本願発明は、人間の他、自転車や荷物等の移送部材
をも人間と共に容易に移送できる乗客等用コンベアを提
供することを第二の目的とする。本願発明は、乗客に手
が移動手すりから滑らないかとの不安感を抱かせること
がなく、しかも、欄干の側面に当接して押し返されるこ
となく円滑に、且つ安全に移送できる乗客等用コンベア
を提供することを第三の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明は、以下の特徴
を有する乗客等用コンベアを提供することにより上記課
題を解決する。本願の第1の発明は、所定方向に移動し
得る移動載置部1と、この移動載置部1の両側方に並設
された欄干2、2と、移動載置部1と共に移動可能に欄
干2、2各々に取付けられた移動手すり3、3とを備え
る。少なくとも一方の移動手すり3の表面には、長手方
向に配設された複数の引っ掛け部31…31が備えられ
る。そして、これらの引っ掛け部31…31により、移
動載置部1に乗った乗客、あるいは移動載置部1に載せ
た自転車や荷物等の移送部材の一部を直接又は間接的に
引っ掛けられるようになされたものである。
を有する乗客等用コンベアを提供することにより上記課
題を解決する。本願の第1の発明は、所定方向に移動し
得る移動載置部1と、この移動載置部1の両側方に並設
された欄干2、2と、移動載置部1と共に移動可能に欄
干2、2各々に取付けられた移動手すり3、3とを備え
る。少なくとも一方の移動手すり3の表面には、長手方
向に配設された複数の引っ掛け部31…31が備えられ
る。そして、これらの引っ掛け部31…31により、移
動載置部1に乗った乗客、あるいは移動載置部1に載せ
た自転車や荷物等の移送部材の一部を直接又は間接的に
引っ掛けられるようになされたものである。
【0006】又、本願の第2の発明は、第1の発明にか
かる乗客等用コンベアの引っ掛け部31…31を有する
移動手すり3を取付けた欄干2の一側方又は両側方に、
自転車や荷物等の移送部材を載せるための案内路4が移
動載置部1とは別に備えられる。この案内路4は、欄干
2の長手方向に沿って並設される。そして、この案内路
4には、移動手すり3の移動方向に回転可能なローラー
やベルトコンベア等の回転部材41…41が備えられる
ことにより、移動手すり3の引っ掛け部31…31に引
っ掛けて係止した自転車や荷物等の移送部材を移動手す
り3の可動方向に案内できるようになされた乗客等用コ
ンベアを提供することにより上記課題を解決する。
かる乗客等用コンベアの引っ掛け部31…31を有する
移動手すり3を取付けた欄干2の一側方又は両側方に、
自転車や荷物等の移送部材を載せるための案内路4が移
動載置部1とは別に備えられる。この案内路4は、欄干
2の長手方向に沿って並設される。そして、この案内路
4には、移動手すり3の移動方向に回転可能なローラー
やベルトコンベア等の回転部材41…41が備えられる
ことにより、移動手すり3の引っ掛け部31…31に引
っ掛けて係止した自転車や荷物等の移送部材を移動手す
り3の可動方向に案内できるようになされた乗客等用コ
ンベアを提供することにより上記課題を解決する。
【0007】更に、本願の第3の発明は、第1又は第2
の発明にかかる乗客等用コンベアの欄干2に、抵抗防止
部5が備えられる。この抵抗防止部5は、欄干2におけ
る移動載置部1に面した側面21bの一部をなすように
して移動載置部1に沿って所定幅で所定距離配設され
る。この抵抗防止部5は、移動載置部1の移動方向に回
動し得る可動部材52を備えることにより、移動途中の
乗客、あるいは自転車や荷物等の移送部材が欄干2の側
面に当接した際、移動の妨げとなる抵抗を受けないよう
になされた乗客等用コンベアを提供することにより上記
課題を解決する。
の発明にかかる乗客等用コンベアの欄干2に、抵抗防止
部5が備えられる。この抵抗防止部5は、欄干2におけ
る移動載置部1に面した側面21bの一部をなすように
して移動載置部1に沿って所定幅で所定距離配設され
る。この抵抗防止部5は、移動載置部1の移動方向に回
動し得る可動部材52を備えることにより、移動途中の
乗客、あるいは自転車や荷物等の移送部材が欄干2の側
面に当接した際、移動の妨げとなる抵抗を受けないよう
になされた乗客等用コンベアを提供することにより上記
課題を解決する。
【0008】
【作用】本願の第1の発明においては、移動手すり3の
表面に長手方向に配設した複数の引っ掛け部31…31
を備えるため、例えば移動載置部1に乗った乗客は、適
宜位置の引っ掛け部31に手を引っ掛けることができ
る。これにより、従来のように手が移動手すり3から滑
るようなことを防止できる。又、移動載置部1に載せた
自転車や車いす、更には荷物等の移送部材の一部を引っ
掛けるようにすれば、移動載置部1と共に移動する移動
手すり3に係止できる。これにより、自転車や車いす等
を後方側から支えなくても後方側に滑り落ちるようなこ
とを防止できる。
表面に長手方向に配設した複数の引っ掛け部31…31
を備えるため、例えば移動載置部1に乗った乗客は、適
宜位置の引っ掛け部31に手を引っ掛けることができ
る。これにより、従来のように手が移動手すり3から滑
るようなことを防止できる。又、移動載置部1に載せた
自転車や車いす、更には荷物等の移送部材の一部を引っ
掛けるようにすれば、移動載置部1と共に移動する移動
手すり3に係止できる。これにより、自転車や車いす等
を後方側から支えなくても後方側に滑り落ちるようなこ
とを防止できる。
【0009】又、本願の第2の発明においては、引っ掛
け部31…31を有する移動手すり3を取付けた欄干2
の一側方又は両側方に、自転車や荷物等の移送部材を載
せるための案内路4を移動載置部1とは別に備え、又、
この案内路4を、移動手すり3の移動方向に回転可能な
ローラーやベルトコンベア等の回転部材41…41を有
するものとし、欄干2の長手方向に沿って並設するた
め、引っ掛け部31…31に引っ掛けた自転車や荷物等
の移送部材を容易に案内路4に入れて移動手すり3の可
動方向に案内できる。これにより、従来のエスカレータ
ーの踏み段に自転車や荷物等を載せる場合のように踏み
段の段差で載せ難く、しかも載せた後も不安定な状態の
自転車や荷物等を移動中、支えておかなければならない
というようなことを防止できる。
け部31…31を有する移動手すり3を取付けた欄干2
の一側方又は両側方に、自転車や荷物等の移送部材を載
せるための案内路4を移動載置部1とは別に備え、又、
この案内路4を、移動手すり3の移動方向に回転可能な
ローラーやベルトコンベア等の回転部材41…41を有
するものとし、欄干2の長手方向に沿って並設するた
め、引っ掛け部31…31に引っ掛けた自転車や荷物等
の移送部材を容易に案内路4に入れて移動手すり3の可
動方向に案内できる。これにより、従来のエスカレータ
ーの踏み段に自転車や荷物等を載せる場合のように踏み
段の段差で載せ難く、しかも載せた後も不安定な状態の
自転車や荷物等を移動中、支えておかなければならない
というようなことを防止できる。
【0010】更に、本願の第3の発明においては、移動
載置部1の移動方向に回動し得る可動部材52を有する
抵抗防止部5を、欄干2における移動載置部1に面した
側面21bの一部をなすようにして移動載置部1に沿っ
て所定幅で所定距離配設するため、移動載置部1により
移動している移動途中の乗客、あるいは自転車や荷物等
の移送部材が欄干2の側面に当接した場合でも、移動の
妨げとなる抵抗を受けずに済ませることができる。これ
により、乗客等が転倒するようなことなく、円滑に移動
させることができる。
載置部1の移動方向に回動し得る可動部材52を有する
抵抗防止部5を、欄干2における移動載置部1に面した
側面21bの一部をなすようにして移動載置部1に沿っ
て所定幅で所定距離配設するため、移動載置部1により
移動している移動途中の乗客、あるいは自転車や荷物等
の移送部材が欄干2の側面に当接した場合でも、移動の
妨げとなる抵抗を受けずに済ませることができる。これ
により、乗客等が転倒するようなことなく、円滑に移動
させることができる。
【0011】
【実施例】以下、図を基に本願発明の一実施例を具体的
に説明する。図1は、本願発明の乗客等用コンベアの第
1実施例のエスカレーターの全体の概略説明図であり、
図2は、その部分斜視図、図3は、部分断面図である。
に説明する。図1は、本願発明の乗客等用コンベアの第
1実施例のエスカレーターの全体の概略説明図であり、
図2は、その部分斜視図、図3は、部分断面図である。
【0012】本願発明の第1実施例の乗客等用コンベア
は、エスカレーターとされたものである。このエスカレ
ーターは、移動載置部としての踏み段1と、欄干2と、
移動手すり3とを備えてなる。
は、エスカレーターとされたものである。このエスカレ
ーターは、移動載置部としての踏み段1と、欄干2と、
移動手すり3とを備えてなる。
【0013】踏み段1は、図1に示すように始端歯車1
1及び後端歯車12に巻回され、環状をなしている。そ
して、後端歯車12に回転伝達可能に接続された踏み段
用駆動装置13の駆動により後端歯車12が回動し、そ
れに伴い、踏み段1が後端歯車12と始端歯車11との
間を往復動するとともに、その往動に際して階段を形成
しつつ可動するようになされている。
1及び後端歯車12に巻回され、環状をなしている。そ
して、後端歯車12に回転伝達可能に接続された踏み段
用駆動装置13の駆動により後端歯車12が回動し、そ
れに伴い、踏み段1が後端歯車12と始端歯車11との
間を往復動するとともに、その往動に際して階段を形成
しつつ可動するようになされている。
【0014】欄干2は、踏み段1の両側方に踏み段1の
始端側から後端側にかけて踏み段1の可動方向に沿って
並設されている。この欄干2は、図3に示すように外側
板21a、内側板21b及び上板21cからなる枠体2
1によって内部に所定高さ、幅の空間部22が形成され
ている。この空間部22内には、始端側と後端側に支柱
23(一方のみ図示)が立設されるとともに、これらの
支柱23各々には、この図3に示すように支柱23に支
持された軸23aにホイール24が回動自在に取り付け
られている。又、図示しないが始端側のホイール24に
は、ホイール駆動用駆動装置が回転伝達可能に接続され
ている。このホイール駆動用駆動装置は、踏み段1の踏
み段用駆動装置13と同期駆動できるようになされてお
り、このホイール駆動用駆動装置13の駆動力により始
端側のホイール24が回動できるようになされている。
一方、図4、図5に示すように枠体21の上板21cの
上面には手すりガイド25が、ホイール24、24間に
設けられている。
始端側から後端側にかけて踏み段1の可動方向に沿って
並設されている。この欄干2は、図3に示すように外側
板21a、内側板21b及び上板21cからなる枠体2
1によって内部に所定高さ、幅の空間部22が形成され
ている。この空間部22内には、始端側と後端側に支柱
23(一方のみ図示)が立設されるとともに、これらの
支柱23各々には、この図3に示すように支柱23に支
持された軸23aにホイール24が回動自在に取り付け
られている。又、図示しないが始端側のホイール24に
は、ホイール駆動用駆動装置が回転伝達可能に接続され
ている。このホイール駆動用駆動装置は、踏み段1の踏
み段用駆動装置13と同期駆動できるようになされてお
り、このホイール駆動用駆動装置13の駆動力により始
端側のホイール24が回動できるようになされている。
一方、図4、図5に示すように枠体21の上板21cの
上面には手すりガイド25が、ホイール24、24間に
設けられている。
【0015】移動手すり3は、可撓性を有するものから
構成され、無端状の環状をなしている。この移動手すり
3の表面3aには、複数の引っ掛け部31…31が備え
られている。これらの引っ掛け部31…31は、乗客の
手、又は、自転車や車いす、更には荷物等を引っ掛ける
ためのものであり、この実施例では全長に渡って所定間
隔だけ隔てて等間隔毎に配設されているが、非等間隔に
任意に配設しても良い。各引っ掛け部31は、図4、図
5に示すように移動手すり3の表面3aから外方(図4
の上方側)に突出するように移動手すり3と一体的に形
成されたコの字状のものから構成され、主に人間の手を
引っ掛けられるようになされたものであり、中央部に形
成された手挿入部33に手を入れることにより引っ掛け
片32を容易に把持できるようになされている。
構成され、無端状の環状をなしている。この移動手すり
3の表面3aには、複数の引っ掛け部31…31が備え
られている。これらの引っ掛け部31…31は、乗客の
手、又は、自転車や車いす、更には荷物等を引っ掛ける
ためのものであり、この実施例では全長に渡って所定間
隔だけ隔てて等間隔毎に配設されているが、非等間隔に
任意に配設しても良い。各引っ掛け部31は、図4、図
5に示すように移動手すり3の表面3aから外方(図4
の上方側)に突出するように移動手すり3と一体的に形
成されたコの字状のものから構成され、主に人間の手を
引っ掛けられるようになされたものであり、中央部に形
成された手挿入部33に手を入れることにより引っ掛け
片32を容易に把持できるようになされている。
【0016】そして、この移動手すり3は、図1、図3
に示すように裏面側が欄干2の二つのホイール24、2
4に巻回されることにより、ホイール24、24間を往
復動できるように配設される。これにより、踏み段1の
踏み段用駆動装置13と同期駆動するホイール駆動用駆
動装置25の駆動によって、移動手すり3が踏み段1と
同速度で同方向に送られる。又、往路におけるホイール
24、24間は、欄干2の手すりガイド25に載せら
れ、手すりガイド25に案内されて所定方向に送られ
る。
に示すように裏面側が欄干2の二つのホイール24、2
4に巻回されることにより、ホイール24、24間を往
復動できるように配設される。これにより、踏み段1の
踏み段用駆動装置13と同期駆動するホイール駆動用駆
動装置25の駆動によって、移動手すり3が踏み段1と
同速度で同方向に送られる。又、往路におけるホイール
24、24間は、欄干2の手すりガイド25に載せら
れ、手すりガイド25に案内されて所定方向に送られ
る。
【0017】以上のように構成することにより、移動手
すり3の引っ掛け部31…31を把持した乗客は、従来
のように手が移動手すり3から滑るようなことがなく、
踏み段1の移動に伴う身体のふらつきによって転ぶよう
なことを防止できるとともに、乗客に安心感を与えるこ
とができる。従って、身体障害者や老人等にも不安感を
抱くことなく利用できるものとなる。一方、移動載置部
1に載せた自転車や車いす、更には荷物等の移送部材の
一部を引っ掛けるようにすれば、移動載置部1と共に移
動する移動手すり3に係止できる。これにより、自転車
や車いす等を後方側から支えなくても後方側に滑り落ち
るようなことを防止できる。
すり3の引っ掛け部31…31を把持した乗客は、従来
のように手が移動手すり3から滑るようなことがなく、
踏み段1の移動に伴う身体のふらつきによって転ぶよう
なことを防止できるとともに、乗客に安心感を与えるこ
とができる。従って、身体障害者や老人等にも不安感を
抱くことなく利用できるものとなる。一方、移動載置部
1に載せた自転車や車いす、更には荷物等の移送部材の
一部を引っ掛けるようにすれば、移動載置部1と共に移
動する移動手すり3に係止できる。これにより、自転車
や車いす等を後方側から支えなくても後方側に滑り落ち
るようなことを防止できる。
【0018】尚、移動手すり3は、上記実施例では、ホ
イール24、24に直接巻回して回動するようにしてい
るが、例えば図6に示すように移動手すり3の裏面に全
長に渡ってチェーン35を取付けたものとし、一方、ホ
イール24、24に代えてチェーン35に噛み合うスプ
ロケットを配設し、チェーン35をスプロケットに巻回
するようにしても良い。こうすることにより、移動手す
り3の引っ掛け部31…31を多くの乗客が同時に把持
して移動手すり3の移送方向と反対方向に引っ張った場
合でも移動手すり3がスプロケットに対して滑るような
ことを確実に防止できる。
イール24、24に直接巻回して回動するようにしてい
るが、例えば図6に示すように移動手すり3の裏面に全
長に渡ってチェーン35を取付けたものとし、一方、ホ
イール24、24に代えてチェーン35に噛み合うスプ
ロケットを配設し、チェーン35をスプロケットに巻回
するようにしても良い。こうすることにより、移動手す
り3の引っ掛け部31…31を多くの乗客が同時に把持
して移動手すり3の移送方向と反対方向に引っ張った場
合でも移動手すり3がスプロケットに対して滑るような
ことを確実に防止できる。
【0019】又、引っ掛け部31の形状については、図
示したものに限らず、例えば図7(A) に示すように移動
手すり3の表面を彫ることにより引っ掛け片32と、手
挿入部33とを形成した凹部状のもの、あるいは図7
(B) に示すように移動手すり3の表面3aに前後双方に
引っ掛け片32、32を有する断面T字状の凸部に形成
したもの、更には図7(C) に示すように移動手すり3の
表面を単に窪ませて形成したものでも良く、手を引っ掛
けられれば良い。更に、引っ掛け片32は、移動手すり
3と一体的に形成したものに限らず、別体のものから構
成して別途取り付けるようにしても良い。
示したものに限らず、例えば図7(A) に示すように移動
手すり3の表面を彫ることにより引っ掛け片32と、手
挿入部33とを形成した凹部状のもの、あるいは図7
(B) に示すように移動手すり3の表面3aに前後双方に
引っ掛け片32、32を有する断面T字状の凸部に形成
したもの、更には図7(C) に示すように移動手すり3の
表面を単に窪ませて形成したものでも良く、手を引っ掛
けられれば良い。更に、引っ掛け片32は、移動手すり
3と一体的に形成したものに限らず、別体のものから構
成して別途取り付けるようにしても良い。
【0020】一方、上記実施例では、左右両方の移動手
すり3に引っ掛け部31…31を設けているが、いずれ
か一方に設けておけばよく、適宜変更できる。
すり3に引っ掛け部31…31を設けているが、いずれ
か一方に設けておけばよく、適宜変更できる。
【0021】又、上記実施例では、移動手すり3をホイ
ール24、24によって駆動させ、欄干2に対して滑り
難いように考慮しているが、この態様のものに限らず、
例えば図8(A)(B)に示すように一対の駆動用ローラー2
6と押圧用ローラー27とから構成した駆動部材28を
複数、欄干2の下方に配設し、これらの間に移動手すり
3を通して駆動用ローラーの回転力に伴い駆動させるよ
うにしても良い。この場合は、図8(B) に示すように欄
干2は、一つの側板29から構成でき、簡素化できる。
又、この場合には、移動手すり3の引っ掛け部31…3
1として、図7(A)(C)に示したものを採用すれば、押圧
用ローラー27で引っ掛け部31…31が邪魔になるこ
となく移動手すり3の表面全体を押圧できる。
ール24、24によって駆動させ、欄干2に対して滑り
難いように考慮しているが、この態様のものに限らず、
例えば図8(A)(B)に示すように一対の駆動用ローラー2
6と押圧用ローラー27とから構成した駆動部材28を
複数、欄干2の下方に配設し、これらの間に移動手すり
3を通して駆動用ローラーの回転力に伴い駆動させるよ
うにしても良い。この場合は、図8(B) に示すように欄
干2は、一つの側板29から構成でき、簡素化できる。
又、この場合には、移動手すり3の引っ掛け部31…3
1として、図7(A)(C)に示したものを採用すれば、押圧
用ローラー27で引っ掛け部31…31が邪魔になるこ
となく移動手すり3の表面全体を押圧できる。
【0022】次に、本願発明の第2実施例を説明する。
図9は、第2実施例の一部の平面図であり、図10は、
その断面説明図である。
図9は、第2実施例の一部の平面図であり、図10は、
その断面説明図である。
【0023】本願発明の第2実施例の乗客等用コンベア
も、エスカレーターとされ、先の第1実施例と同様に移
動載置部としての踏み段1と、欄干2と、移動手すり3
とが備えられ、そして、更に、この第2実施例のエスカ
レーターは、移動載置部1と欄干2との間に案内路4が
備えられ、乗客と共に自転車や車イス、あるいは種々の
荷物等の移送部材を同時に移送できるようになされたも
のである。
も、エスカレーターとされ、先の第1実施例と同様に移
動載置部としての踏み段1と、欄干2と、移動手すり3
とが備えられ、そして、更に、この第2実施例のエスカ
レーターは、移動載置部1と欄干2との間に案内路4が
備えられ、乗客と共に自転車や車イス、あるいは種々の
荷物等の移送部材を同時に移送できるようになされたも
のである。
【0024】踏み段1及び欄干2、2は、第1実施例と
同じ構成を採る。
同じ構成を採る。
【0025】移動手すり3、3の内、左側のものは、第
1実施例と同じ構成を採る。即ち、移動手すり3の表面
3aに全長に渡って所定間隔毎に、図5に示すものと同
形状の複数の引っ掛け部31…31が備えられ、主に人
間の手を引っ掛けられるようになされている。
1実施例と同じ構成を採る。即ち、移動手すり3の表面
3aに全長に渡って所定間隔毎に、図5に示すものと同
形状の複数の引っ掛け部31…31が備えられ、主に人
間の手を引っ掛けられるようになされている。
【0026】一方、右側の移動手すり3の引っ掛け部3
1…31各々は、図11に示すように移動手すり3の表
面3aに移動手すり3と一体に形成されたT字状のもの
から構成されている。この引っ掛け部31は、手で把持
することも可能であり人間の手を引っ掛けるものとして
も使用できるが、人間の手以外の自転車のハンドルや、
車イスの一部、更には種々の荷物等の移送部材の一部を
も係止できるようになされたものである。この実施例に
おける引っ掛け部31は、踏み段1からの高さが、自転
車のハンドルの高さと略同程度とされている。尚、この
引っ掛け部31は、この態様のものに限らず、例えば図
12(A) に示すように先端部に二股部31bを有するも
のから構成しても良い。こうすることにより、二股部3
1bに自転車のハンドルHを入れればハンドルH等を係
止できる。又、ハンドルH等を係止する際、引っ掛け部
31にベルトを取り付け、そのベルトを介して係止する
ようにしても良い。こうすることにより、ハンドルH等
を確実に係止できる。
1…31各々は、図11に示すように移動手すり3の表
面3aに移動手すり3と一体に形成されたT字状のもの
から構成されている。この引っ掛け部31は、手で把持
することも可能であり人間の手を引っ掛けるものとして
も使用できるが、人間の手以外の自転車のハンドルや、
車イスの一部、更には種々の荷物等の移送部材の一部を
も係止できるようになされたものである。この実施例に
おける引っ掛け部31は、踏み段1からの高さが、自転
車のハンドルの高さと略同程度とされている。尚、この
引っ掛け部31は、この態様のものに限らず、例えば図
12(A) に示すように先端部に二股部31bを有するも
のから構成しても良い。こうすることにより、二股部3
1bに自転車のハンドルHを入れればハンドルH等を係
止できる。又、ハンドルH等を係止する際、引っ掛け部
31にベルトを取り付け、そのベルトを介して係止する
ようにしても良い。こうすることにより、ハンドルH等
を確実に係止できる。
【0027】更には、引っ掛け部31を、図12(B)(C)
に示すように移動手すり3に形成した嵌合凹部34と、
移動手すり3と別体のL字状の嵌合片35とから構成
し、又、その嵌合片35の上部に自転車を係止するため
のチェーン36等の係止部材を取り付けたものとし、必
要に応じて任意なときに嵌合片35を適宜嵌合凹部34
に嵌合するようにしても良い。又、その際、嵌合片35
を、ゴム製等の弾力製を有するものから構成しておけ
ば、嵌合凹部34に押し込むだけで強固に固定でき、容
易に装着できる点で好ましいものとなる。更に、この図
12(C) に示すように嵌合片35の上端に動物やキャラ
クターの象37を取り付けるようにしておく。こうする
ことにより、本願発明の乗客等用コンベアを動物園等に
設置した場合に、周囲の雰囲気に溶け込ませることがで
きるとともに、子供等が喜んで使用できるものとなる。
に示すように移動手すり3に形成した嵌合凹部34と、
移動手すり3と別体のL字状の嵌合片35とから構成
し、又、その嵌合片35の上部に自転車を係止するため
のチェーン36等の係止部材を取り付けたものとし、必
要に応じて任意なときに嵌合片35を適宜嵌合凹部34
に嵌合するようにしても良い。又、その際、嵌合片35
を、ゴム製等の弾力製を有するものから構成しておけ
ば、嵌合凹部34に押し込むだけで強固に固定でき、容
易に装着できる点で好ましいものとなる。更に、この図
12(C) に示すように嵌合片35の上端に動物やキャラ
クターの象37を取り付けるようにしておく。こうする
ことにより、本願発明の乗客等用コンベアを動物園等に
設置した場合に、周囲の雰囲気に溶け込ませることがで
きるとともに、子供等が喜んで使用できるものとなる。
【0028】案内路4は、自転車、車いす、更には荷物
等の移送部材を載置して移送するためのもので、図9、
図10に示すように複数のローラー41…41と、これ
らのローラー41…41を左右両側から支持する二つの
長尺状の支持部材42、42とから構成され、踏み段1
と右側の欄干2との間に移送方向に沿って配設されてい
る。各ローラー41…41は、左右両側に配設された各
支持部材42、42に、各々の左右両端が回動自在に架
け渡され、複数のローラー41…41が長手方向に沿っ
て並設されることにより全体が形成されている。
等の移送部材を載置して移送するためのもので、図9、
図10に示すように複数のローラー41…41と、これ
らのローラー41…41を左右両側から支持する二つの
長尺状の支持部材42、42とから構成され、踏み段1
と右側の欄干2との間に移送方向に沿って配設されてい
る。各ローラー41…41は、左右両側に配設された各
支持部材42、42に、各々の左右両端が回動自在に架
け渡され、複数のローラー41…41が長手方向に沿っ
て並設されることにより全体が形成されている。
【0029】このように構成されたエスカレーターによ
って、例えば自転車を移送するには、次のようにして行
う。自転車を持った者は踏み段1に乗ると同時に、自転
車を案内路4に入れる。その際、案内路4に入った自転
車のハンドルは、移動手すり3の上方位置に来る。そし
て、移動手すり3の移動に伴い、引っ掛け部31が進行
してハンドルに当たり、その当接状態のまま進行する。
その際、案内路4が移動手すり3の進行方向に回動し得
るローラー41…41から構成されているため、自転車
は、ローラー41…41上を転がり移動して円滑に移動
手すり3と共にその進行方向に移送される。尚、この場
合において、自転車を持った者は、両方の手で自転車を
持っていても良いが、片方の手で引っ掛け部31と反対
側のハンドルを持ち、もう一方の手で左側の移動手すり
3の引っ掛け部31…31を持てば、身体がふらつくこ
となく安定して立っていることができる。又、自転車を
案内路4に入れる際、踏み段1や移動手すり3の運転を
一旦止めてから入れ、その後、再度始動させるようにす
れば良く、安全に移送できる。特に、車イスを移送する
ような場合、あるいは、引っ掛け部31にベルトによっ
て係止する場合は、運転を一旦止めてから行うのが安全
上好ましい。
って、例えば自転車を移送するには、次のようにして行
う。自転車を持った者は踏み段1に乗ると同時に、自転
車を案内路4に入れる。その際、案内路4に入った自転
車のハンドルは、移動手すり3の上方位置に来る。そし
て、移動手すり3の移動に伴い、引っ掛け部31が進行
してハンドルに当たり、その当接状態のまま進行する。
その際、案内路4が移動手すり3の進行方向に回動し得
るローラー41…41から構成されているため、自転車
は、ローラー41…41上を転がり移動して円滑に移動
手すり3と共にその進行方向に移送される。尚、この場
合において、自転車を持った者は、両方の手で自転車を
持っていても良いが、片方の手で引っ掛け部31と反対
側のハンドルを持ち、もう一方の手で左側の移動手すり
3の引っ掛け部31…31を持てば、身体がふらつくこ
となく安定して立っていることができる。又、自転車を
案内路4に入れる際、踏み段1や移動手すり3の運転を
一旦止めてから入れ、その後、再度始動させるようにす
れば良く、安全に移送できる。特に、車イスを移送する
ような場合、あるいは、引っ掛け部31にベルトによっ
て係止する場合は、運転を一旦止めてから行うのが安全
上好ましい。
【0030】以上のように構成することにより、移動手
すり3に設けた引っ掛け部31に自転車や車イス、その
他の荷物等を係止することによって自転車や車イスがず
り落ちるようなことがなく、容易に移送できる。特に、
身体障害者にとっては、安心感を持って利用できる。従
って、丘陵地等においても移送が容易なものとなり、特
に、身体障害者等にとって行動範囲を広げられる。
すり3に設けた引っ掛け部31に自転車や車イス、その
他の荷物等を係止することによって自転車や車イスがず
り落ちるようなことがなく、容易に移送できる。特に、
身体障害者にとっては、安心感を持って利用できる。従
って、丘陵地等においても移送が容易なものとなり、特
に、身体障害者等にとって行動範囲を広げられる。
【0031】又、その際、移動手すり3の側方に案内路
4を付設することで、従来のエスカレーターの踏み段に
自転車や荷物等を載せる場合のように踏み段の段差で載
せ難く、しかも載せた後も不安定な状態の自転車や荷物
等を移動中、支えておかなければならないというような
ことを防止できる。
4を付設することで、従来のエスカレーターの踏み段に
自転車や荷物等を載せる場合のように踏み段の段差で載
せ難く、しかも載せた後も不安定な状態の自転車や荷物
等を移動中、支えておかなければならないというような
ことを防止できる。
【0032】尚、案内路4は、上記実施例においては、
踏み段1と右側の欄干2との間に配設されているが、例
えば図13(A) に示すように右側の欄干2の右側方に配
設するようにして欄干2の外側に形成するようにしても
良い。こうすることにより、従来から使用されている、
あるいは、既に設置されているエスカレーターを改良等
することなく案内路4を付設でき、低コストで製作でき
る。
踏み段1と右側の欄干2との間に配設されているが、例
えば図13(A) に示すように右側の欄干2の右側方に配
設するようにして欄干2の外側に形成するようにしても
良い。こうすることにより、従来から使用されている、
あるいは、既に設置されているエスカレーターを改良等
することなく案内路4を付設でき、低コストで製作でき
る。
【0033】又、案内路4は、複数の回動自在なローラ
ー41…41から構成されるものに限らず、例えば無端
状のベルトをエスカレーターの始端から終端にかけて循
環可能に配設したベルトコンベアとし、駆動手段により
同期駆動させて移動手すり3と同速度で移動できるよう
にしても良い。一方、案内路4を、例えば図13(B)に
示すように左ローラー41a…41aと、右ローラー4
1b…41bとから構成し、これらを対向させるととも
に、対向方向に漸次低くなるように傾斜させて配設する
ことにより、全体をV溝に形成するようにしても良い。
こうすることにより、自転車を載せた場合には、車輪S
を常時V溝の下部に案内でき、自転車を常時所定の軌道
上を移送させることができる。
ー41…41から構成されるものに限らず、例えば無端
状のベルトをエスカレーターの始端から終端にかけて循
環可能に配設したベルトコンベアとし、駆動手段により
同期駆動させて移動手すり3と同速度で移動できるよう
にしても良い。一方、案内路4を、例えば図13(B)に
示すように左ローラー41a…41aと、右ローラー4
1b…41bとから構成し、これらを対向させるととも
に、対向方向に漸次低くなるように傾斜させて配設する
ことにより、全体をV溝に形成するようにしても良い。
こうすることにより、自転車を載せた場合には、車輪S
を常時V溝の下部に案内でき、自転車を常時所定の軌道
上を移送させることができる。
【0034】更に、上記第2実施例において、図14に
示すように欄干2の内側板21bの下部に長手方向に沿
って欄干2の内方に窪ませるようにしてペダル逃がし部
21dを形成するようにしても良い。こうすることによ
り、案内路4に入れた自転車のペダルPが側方に突出し
ていても移送に際して内側板21bに当たるようなこと
を確実に防止できる。
示すように欄干2の内側板21bの下部に長手方向に沿
って欄干2の内方に窪ませるようにしてペダル逃がし部
21dを形成するようにしても良い。こうすることによ
り、案内路4に入れた自転車のペダルPが側方に突出し
ていても移送に際して内側板21bに当たるようなこと
を確実に防止できる。
【0035】一方、上記第2実施例では、左側の移動手
すり3にも引っ掛け部31…31を設けたものとしてい
るが、左側の移動手すり3の引っ掛け部31…31は必
要に応じて設ければ良い。その一方、左側の移動手すり
3にも右側の移動手すり3の引っ掛け部31…31と同
形状の引っ掛け部を形成し、左右両側から自転車や車イ
スを係止しても良く、これにより、確実に係止できる。
すり3にも引っ掛け部31…31を設けたものとしてい
るが、左側の移動手すり3の引っ掛け部31…31は必
要に応じて設ければ良い。その一方、左側の移動手すり
3にも右側の移動手すり3の引っ掛け部31…31と同
形状の引っ掛け部を形成し、左右両側から自転車や車イ
スを係止しても良く、これにより、確実に係止できる。
【0036】次に、本願発明の第3実施例について説明
する。図15は、本願発明の第3実施例のエスカレータ
ーを側面から見た説明図であり、図16は、エスカレー
ターの始端部の平面図である。
する。図15は、本願発明の第3実施例のエスカレータ
ーを側面から見た説明図であり、図16は、エスカレー
ターの始端部の平面図である。
【0037】本願発明の第3実施例の乗客等用コンベア
も、エスカレーターとされており、先の第1実施例と同
様に移動載置部としての踏み段1と、欄干2と、移動手
すり3とを備えている。
も、エスカレーターとされており、先の第1実施例と同
様に移動載置部としての踏み段1と、欄干2と、移動手
すり3とを備えている。
【0038】踏み段1は、第1実施例と同じ構成を採
る。
る。
【0039】欄干2の枠体21内には、第1実施例と同
様に始端側と後端側に支柱に回動自在に取り付けられた
二つのホイール24、24が備えられているが、この実
施例における枠体21は、その内側板21bが略取り除
かれ、欄干2の内側面が開放されている。又、その内部
には、抵抗防止部5が内設されている。この抵抗防止部
5は、二つの円柱状の支持軸51、51と、これらの支
持軸51、51に巻回される可動部材52とから構成さ
れている。二つの支持軸51、51は、始端側のホイー
ル24の後方側と、後端側のホイール24の前方側とに
夫々回動自在に立設され、又、図示しないが前方側の支
持軸51は、駆動部材と回転伝達可能に接続され、駆動
部材の駆動に伴いホイール24と同期回転可能になされ
ている。可動部材52は、図17に示すように欄干2の
下方のスカート部2fから上端までの高さ程度の幅を有
し、無端状のシート状物から構成されている。そして、
この可動部材52は、二つの支持軸51、51に巻回さ
れることにより、二つの支持軸51、51間を往復動で
きるようになされるとともに、欄干2の開放された内側
面を覆うように配設され、欄干2の内側面の一部をなし
ている。又、踏み段1側の内方側に配設された可動部材
52は、図17に示すように欄干2の下方のスカート部
2fより内方側に突出するようになされている。尚、こ
の可動部材52は、内方に突出するものに限らず、スカ
ート部2fより外方に配設しても良い。
様に始端側と後端側に支柱に回動自在に取り付けられた
二つのホイール24、24が備えられているが、この実
施例における枠体21は、その内側板21bが略取り除
かれ、欄干2の内側面が開放されている。又、その内部
には、抵抗防止部5が内設されている。この抵抗防止部
5は、二つの円柱状の支持軸51、51と、これらの支
持軸51、51に巻回される可動部材52とから構成さ
れている。二つの支持軸51、51は、始端側のホイー
ル24の後方側と、後端側のホイール24の前方側とに
夫々回動自在に立設され、又、図示しないが前方側の支
持軸51は、駆動部材と回転伝達可能に接続され、駆動
部材の駆動に伴いホイール24と同期回転可能になされ
ている。可動部材52は、図17に示すように欄干2の
下方のスカート部2fから上端までの高さ程度の幅を有
し、無端状のシート状物から構成されている。そして、
この可動部材52は、二つの支持軸51、51に巻回さ
れることにより、二つの支持軸51、51間を往復動で
きるようになされるとともに、欄干2の開放された内側
面を覆うように配設され、欄干2の内側面の一部をなし
ている。又、踏み段1側の内方側に配設された可動部材
52は、図17に示すように欄干2の下方のスカート部
2fより内方側に突出するようになされている。尚、こ
の可動部材52は、内方に突出するものに限らず、スカ
ート部2fより外方に配設しても良い。
【0040】移動手すり3は、第1実施例と同じ構成を
採る。即ち、表面3aには、図5に示したと同形状の断
面コの字状の引っ掛け片32を有する複数の引っ掛け部
31…31が備えられており、二つのホイール24、2
4に巻回され、欄干2に沿って可動できるようになされ
ている。
採る。即ち、表面3aには、図5に示したと同形状の断
面コの字状の引っ掛け片32を有する複数の引っ掛け部
31…31が備えられており、二つのホイール24、2
4に巻回され、欄干2に沿って可動できるようになされ
ている。
【0041】このようにして、欄干2の内方側に抵抗防
止部5を設けたものとすることにより、エスカレーター
に乗った乗客や自転車、車いす、更には荷物等が抵抗防
止部5に当接しても、抵抗防止部5が踏み段1や移動手
すり3と同速度で可動するため、従来のように欄干の内
側板に当たるとその抵抗によって押し返されるというよ
うなことを防止できる。従って、移動手すり3の引っ掛
け部31と相まって、円滑に且安全に乗客等を移送でき
る。
止部5を設けたものとすることにより、エスカレーター
に乗った乗客や自転車、車いす、更には荷物等が抵抗防
止部5に当接しても、抵抗防止部5が踏み段1や移動手
すり3と同速度で可動するため、従来のように欄干の内
側板に当たるとその抵抗によって押し返されるというよ
うなことを防止できる。従って、移動手すり3の引っ掛
け部31と相まって、円滑に且安全に乗客等を移送でき
る。
【0042】尚、抵抗防止部5は、支持軸51、51と
シート状の可動部材52とから構成されるものに限ら
ず、例えば図18及び図19に示すように欄干2の内方
側に始端側から後端側にかけて複数のローラー部材53
…53を回動自在に配設しても良い。このようにして
も、エスカレーターに乗った乗客等がローラー部材53
…53に当たった場合、ローラー部材53…53が自在
に回動するため、乗客等は抵抗を受けずに済む。従っ
て、同様に円滑に乗客等を移送できる。
シート状の可動部材52とから構成されるものに限ら
ず、例えば図18及び図19に示すように欄干2の内方
側に始端側から後端側にかけて複数のローラー部材53
…53を回動自在に配設しても良い。このようにして
も、エスカレーターに乗った乗客等がローラー部材53
…53に当たった場合、ローラー部材53…53が自在
に回動するため、乗客等は抵抗を受けずに済む。従っ
て、同様に円滑に乗客等を移送できる。
【0043】又、抵抗防止部5は、上記支持軸51、5
1に巻回された無端状のシート状物からなる可動部材5
2と、複数のローラー部材53…53とを組み合わせた
ものから構成するようにしても良い。例えば、上記図1
5において、支持軸51、51にホイール24、24の
側方にローラー部材53…53を配し、欄干2の始端か
ら終端に至る内側面の全体を抵抗防止部5で形成しても
良い。一方、この第3実施例のものに、第2実施例で説
明した案内路4を付設しても良い。以上が第3実施例の
説明である。
1に巻回された無端状のシート状物からなる可動部材5
2と、複数のローラー部材53…53とを組み合わせた
ものから構成するようにしても良い。例えば、上記図1
5において、支持軸51、51にホイール24、24の
側方にローラー部材53…53を配し、欄干2の始端か
ら終端に至る内側面の全体を抵抗防止部5で形成しても
良い。一方、この第3実施例のものに、第2実施例で説
明した案内路4を付設しても良い。以上が第3実施例の
説明である。
【0044】尚、本願発明の乗客等用コンベアを、上記
第1実施例、第2実施例及び第3実施例とも、エスカレ
ーターに適応させているが、エスカレーターに限らず、
移動歩道や類似の構造を有するものであれば適応でき、
適宜変更できる。又、移動歩道に適応する場合、移動載
置部としての踏み段1に代え、ゴム製のベルトを配して
駆動手段によって往復動させるベルトコンベア等を採用
しても良い。又、本願発明の設置場所は、特に限定され
ず、ビル、団地、丘陵地、公園、遊園地、スキー場、ゴ
ルフ場、その他の種々の場所に設置できる。
第1実施例、第2実施例及び第3実施例とも、エスカレ
ーターに適応させているが、エスカレーターに限らず、
移動歩道や類似の構造を有するものであれば適応でき、
適宜変更できる。又、移動歩道に適応する場合、移動載
置部としての踏み段1に代え、ゴム製のベルトを配して
駆動手段によって往復動させるベルトコンベア等を採用
しても良い。又、本願発明の設置場所は、特に限定され
ず、ビル、団地、丘陵地、公園、遊園地、スキー場、ゴ
ルフ場、その他の種々の場所に設置できる。
【0045】
【発明の効果】以上、実施例で述べたように本願発明の
第1の乗客等用コンベアは、移動手すりの複数の引っ掛
け部によって、移動載置部に乗った乗客は、適宜位置の
引っ掛け部に手を引っ掛けることができ、従来のように
手が移動手すりから滑るようなことを防止できる。これ
により、身体のふらつきによる転倒を防止でき、安全に
移動させることができる。しかも、乗客に不安感を抱か
せることなく移動させることができる。一方、移動載置
部に載せた自転車や車いす、更には荷物等の移送部材の
一部を引っ掛けるようにすれば、移動載置部と共に移動
する移動手すりに係止でき、自転車や車いす等を後方側
から支えなくても後方側に滑り落ちるようなことを防止
できる。従って、容易に自転車や車いす等をも移動させ
ることができる。
第1の乗客等用コンベアは、移動手すりの複数の引っ掛
け部によって、移動載置部に乗った乗客は、適宜位置の
引っ掛け部に手を引っ掛けることができ、従来のように
手が移動手すりから滑るようなことを防止できる。これ
により、身体のふらつきによる転倒を防止でき、安全に
移動させることができる。しかも、乗客に不安感を抱か
せることなく移動させることができる。一方、移動載置
部に載せた自転車や車いす、更には荷物等の移送部材の
一部を引っ掛けるようにすれば、移動載置部と共に移動
する移動手すりに係止でき、自転車や車いす等を後方側
から支えなくても後方側に滑り落ちるようなことを防止
できる。従って、容易に自転車や車いす等をも移動させ
ることができる。
【0046】又、本願発明の第2の乗客等用コンベア
は、第1の発明の効果に加え、移動手すりの移動方向に
回転可能なローラーやベルトコンベア等の回転部材を有
する案内路によって、引っ掛け部に引っ掛けた自転車や
荷物等の移送部材を容易に案内路に入れて移動手すりの
可動方向に案内できる。これにより、従来のエスカレー
ターの踏み段に自転車や荷物等を載せる場合のように踏
み段の段差で載せ難く、しかも載せた後も不安定な状態
の自転車や荷物等を移動中、支えておかなければならな
いというようなことを防止できる。従って、自転車や荷
物等の移送部材を人間と共に又は単独で円滑に移送でき
る。
は、第1の発明の効果に加え、移動手すりの移動方向に
回転可能なローラーやベルトコンベア等の回転部材を有
する案内路によって、引っ掛け部に引っ掛けた自転車や
荷物等の移送部材を容易に案内路に入れて移動手すりの
可動方向に案内できる。これにより、従来のエスカレー
ターの踏み段に自転車や荷物等を載せる場合のように踏
み段の段差で載せ難く、しかも載せた後も不安定な状態
の自転車や荷物等を移動中、支えておかなければならな
いというようなことを防止できる。従って、自転車や荷
物等の移送部材を人間と共に又は単独で円滑に移送でき
る。
【0047】更に、本願発明の第2の乗客等用コンベア
は、第1又は第2の発明の効果に加え、抵抗防止部によ
って、移動途中の乗客、あるいは自転車や荷物等の移送
部材が欄干の側面に当接した場合でも、移動の妨げとな
る抵抗を受けずに済ませることができ、乗客等が転倒す
るようなことなく、円滑にしかも安全に移動させること
ができる。
は、第1又は第2の発明の効果に加え、抵抗防止部によ
って、移動途中の乗客、あるいは自転車や荷物等の移送
部材が欄干の側面に当接した場合でも、移動の妨げとな
る抵抗を受けずに済ませることができ、乗客等が転倒す
るようなことなく、円滑にしかも安全に移動させること
ができる。
【図1】本願発明の乗客等用コンベアの第1実施例とし
てのエスカレーター全体の概略図である。
てのエスカレーター全体の概略図である。
【図2】そのエスカレーターの部分斜視図である。
【図3】そのエスカレーターの部分断面図である。
【図4】欄干の上部の断面説明図である。
【図5】引っ掛け部の断面図である。
【図6】移動手すりの他の実施例の断面図である。
【図7】(A) は、引っ掛け部の他の実施例の断面図、
(B) は、引っ掛け部の更に他の実施例の断面図、(C)
は、引っ掛け部の更に他のもう一つの実施例の断面図で
ある。
(B) は、引っ掛け部の更に他の実施例の断面図、(C)
は、引っ掛け部の更に他のもう一つの実施例の断面図で
ある。
【図8】(A) は、欄干の他の実施例の概略説明図、(B)
は、その断面図である。
は、その断面図である。
【図9】本願発明の乗客等用コンベアの第2実施例とし
てのエスカレーターの一部の平面図である。
てのエスカレーターの一部の平面図である。
【図10】そのエスカレーターの部分断面図である。
【図11】そのエスカレーターにおける移動手すりの引
っ掛け部の断面図である。
っ掛け部の断面図である。
【図12】(A) は、引っ掛け部の他の実施例の断面図で
ある。(B) は、案内路を有するエスカレーターにおける
引っ掛け部の他の実施例の断面説明図、(C) は、かんほ
う片の斜視図である。
ある。(B) は、案内路を有するエスカレーターにおける
引っ掛け部の他の実施例の断面説明図、(C) は、かんほ
う片の斜視図である。
【図13】(A) は、案内路の他の実施例の一部の平面図
である。(B) は、案内路の更に他の実施例の一部の断面
図である。
である。(B) は、案内路の更に他の実施例の一部の断面
図である。
【図14】欄干の他の実施例の断面説明図である。
【図15】本願発明の乗客等用コンベアの第3実施例と
してのエスカレーターを内側方から見た概略説明図であ
る。
してのエスカレーターを内側方から見た概略説明図であ
る。
【図16】そのエスカレーターの始端側の平面図であ
る。
る。
【図17】そのエスカレーターの断面説明図である。
【図18】抵抗防止部の他の実施例の一部を内側方から
見た概略説明図である。
見た概略説明図である。
【図19】図18の抵抗防止部の始端側の平面図であ
る。
る。
【図20】従来例の断面説明図である。
1 踏み段 2 欄干 3 移動手すり 4 案内路 5 抵抗防止部 31 引っ掛け部 41 ローラー 42 支持部材 51 支持軸 52 可動部材
Claims (3)
- 【請求項1】所定方向に移動し得る移動載置部(1) と、
この移動載置部(1)の両側方に並設された欄干(2)(2)
と、移動載置部(1) と共に移動可能に欄干(2)(2)各々に
取付けられた移動手すり(3)(3)とを備え、 少なくとも一方の移動手すり(3) の表面に、長手方向に
沿って配設された複数の引っ掛け部(31)…(31)が備えら
れ、 これらの引っ掛け部(31)…(31)により、移動載置部(1)
に乗った乗客、あるいは移動載置部(1) に載せた自転車
や荷物等の移送部材の一部を直接又は間接的に引っ掛け
られるようになされたものであることを特徴とする乗客
等用コンベア。 - 【請求項2】引っ掛け部(31)…(31)を有する移動手すり
(3) を取付けた欄干(2) の一側方又は両側方に、自転車
や荷物等の移送部材を載せるための案内路(4) が移動載
置部(1) とは別に備えられ、 この案内路(4) が、欄干(2) の長手方向に沿って並設さ
れ、この案内路(4) には、移動手すり(3) の移動方向に
回転可能なローラーやベルトコンベア等の回転部材(41)
…(41)が備えられることにより、移動手すり(3) の引っ
掛け部(31)…(31)に引っ掛けて係止した自転車や荷物等
の移送部材を移動手すり(3) の可動方向に案内できるよ
うになされたものであることを特徴とする請求項1記載
の乗客等用コンベア。 - 【請求項3】引っ掛け部(31)…(31)を有する移動手すり
(3) を取付けた欄干(2) に、抵抗防止部(5) が備えら
れ、 この抵抗防止部(5) が、欄干(2) における移動載置部
(1) に面した側面(21b)の一部をなすようにして移動載
置部(1) に沿って所定幅で所定距離配設され、 この抵抗防止部(5) が、移動載置部(1) の移動方向に回
動し得る可動部材(52)を備えることにより、移動途中の
乗客、あるいは自転車や荷物等の移送部材が欄干(2) の
側面に当接した際、移動の妨げとなる抵抗を受けないよ
うになされたものであることを特徴とする請求項1又は
2記載の乗客等用コンベア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9562494A JP2631269B2 (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 乗客等用コンベア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9562494A JP2631269B2 (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 乗客等用コンベア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07277652A JPH07277652A (ja) | 1995-10-24 |
JP2631269B2 true JP2631269B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=14142690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9562494A Expired - Lifetime JP2631269B2 (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 乗客等用コンベア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2631269B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4553764B2 (ja) * | 2005-03-23 | 2010-09-29 | 財団法人鉄道総合技術研究所 | 乗客コンベア |
JP5911555B1 (ja) * | 2014-12-02 | 2016-04-27 | 東芝エレベータ株式会社 | 手摺りベルトと乗客コンベア |
CN107311023A (zh) * | 2017-08-23 | 2017-11-03 | 湖州力奥电梯配件有限公司 | 一种滚珠式自动扶梯护栏 |
CN108190706B (zh) * | 2018-01-26 | 2023-10-13 | 苏州挚略知识产权运营有限公司 | 一种登机用的车载电梯及其工作方法 |
-
1994
- 1994-04-07 JP JP9562494A patent/JP2631269B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07277652A (ja) | 1995-10-24 |
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