JP2631096B2 - 除水装置 - Google Patents

除水装置

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JP2631096B2
JP2631096B2 JP13985895A JP13985895A JP2631096B2 JP 2631096 B2 JP2631096 B2 JP 2631096B2 JP 13985895 A JP13985895 A JP 13985895A JP 13985895 A JP13985895 A JP 13985895A JP 2631096 B2 JP2631096 B2 JP 2631096B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テニスコートやサッ
カーグランド、陸上競技用トラック面などの被除水面に
溜った雨水等を手押し車式に除去できる除水装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の除水装置としては、従来、例え
ば本出願人が先に提案した特開平4−44508号公報
記載のものが有る。この従来の技術は、吸水部材を被除
水面に接して溜水を前記吸水部材に吸水させることで除
水する装置において、対をなす側板の各上下部を除く周
囲に多数の回転ローラおよび前記側板の下部に押圧ロー
ラをそれぞれ前記各側板間で枢支して備え、これら各回
転ローラのうち最上部の2個の回転ローラ間に絞りロー
ラを枢支してこの絞りローラの下面および前記各回転ロ
ーラと押圧ローラとの外面にそれぞれ多数分割の吸水部
材を外面に取着した無端の通水ベルトをその上部が平坦
となるように回動可能に掛け渡して張設し、また前記多
数の回転ローラの内側に沿わせて各側板間に液密的に配
設した胴板と各側板とで囲まれた空所を受水槽となし、
さらに前記側板の下部に排水バルブを設けるとともに、
前記各側板に把手を突設し、さらに前記絞りローラの下
部に吸水部材を挟んで押さえローラを枢支し、この押さ
えローラと前記押圧ローラとの間にベルトを掛け渡して
なる除水装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の技術
は、水溜りのあるテニスコートなどの被除水場所上で把
手を押したりまたは引くなどして動かすと通水ベルトが
多数の吸水部材と共に回転ローラ、押圧ローラおよび絞
りローラを経てキャタピラ式に回動させることで、多数
の吸水部材は被除水面に接面しながら上向きに回動する
ため、下部の吸水部材の押圧ローラによる圧縮解除後に
生じる膨脹力で各吸水部材に水溜りの水を次々に吸水さ
せることができる。
【0004】その後は受水槽の上部でほぼ平坦に掛け渡
された通水ベルトの中間に枢支した絞りローラと押さえ
ローラとで各吸水部材を次々に圧縮することができ、各
吸水部材に吸水された水を次々に絞り出して通水ベルト
の多数の孔を経て受水槽に自然流下させて貯水すること
ができ、この貯水された水を他所に排水することで被除
水場所を除水することができるものである。
【0005】ところが、この従来例を初めとして、本出
願人の先願に係る実開平2−66812号公報や特開平
3−224905号公報記載のものは、いずれも手押し
台車上に吸水するに伴ない大重量となる受水槽を搭載し
ていることと、吸水して重くなった吸水部材や吸水ベル
トを受水槽上部まで回動上昇させなければならないこと
により、除水のための手押し作業が著しく重労働で、夏
場などでは汗だくもので有ったし、婦女子や高齢者では
不可能という問題点が有った。
【0006】また、単なるゴム押し板で溜水を押しやる
ものも有るが、これまた重労働除水であった。この発明
は、前記した各問題点を除去するために、手押し車で回
転する回転ゴムヘラで溜水を他所へ跳ね除けることで、
軽快迅速に除水を実行することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記したこの発明の目的
は、被除水面の溜水を押し板で押し除けて除水する装置
を構成するに当り、平面ほぼコ字形のパイプ状フレーム
の対向片にそれぞれ前輪を枢軸で枢支するとともに、前
記対向片間に水跳ね除け用の放射状回転ゴムヘラをその
胴部中心軸で枢支横設して、この中心軸と前記前輪との
間に反転伝動部材を介在することで、前記回転ゴムヘラ
を前輪に対し逆方向に回転可能に構成し、また前記フレ
ームの中央下部にはキャスタを備えるとともに、フレー
ムの中央上部には押杆を突設し、かつ前記フレーム対向
片の前端に集水橇板を前広がりに斜設したことで達成で
きた。
【0008】
【作用】被除水面上で押杆のグリップに作業者等が前進
押し力を加えると、被除水面に接地している前輪と後輪
とが転動しつつ前進すると共に、前輪の回転力で、大小
2枚の平ギヤ(タスキ掛けベルト)による反転伝動部材
を介し、回転ゴムヘラがその中心軸を中心として前輪と
反対方向に上記各ギヤのギヤ比により増速回転する。
【0009】そして、回転ゴムヘラが被除水面の溜水に
差し掛ると、放射状の回転ゴムヘラのしなり接地部の前
方向回転力で、溜水を進行方向前方に跳ね飛ばすことが
でき、回転ゴムヘラ接地部が被除水面から浮き上がる
と、今度は、回転下手側の他の放射状ゴムヘラが次々と
接地しつつ、水跳ね除け方向に次々に接地回転するた
め、溜水を進行方向に次々と楽に跳ね除けることができ
る。すなわち、作業者のグリップ押し力を回転ゴムヘラ
の回転力に変換して、溜水を間欠的にハジキ跳ばすこと
で、除水作業は軽快に実行できる。
【0010】そして、この除水時には、フレーム対向片
に前広がりに斜設した集水橇板で、回転ゴムヘラの両脇
前の溜水をも次々と中央方向に寄せ集めつつ押し除け除
水できるので、かなり広範囲を帯状に押し除け除水で
き、押し除け水は例えば、コートやトラック脇等他所に
滲み込ませたり、U字溝に排水できる。
【0011】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。先
ず、この発明の基本構成は、図1、図2に示すように、
被除水面Eの溜水Wを押し板で押し除けて除水する装置
を構成するに当り、金属パイプ等を図4のように平面ほ
ぼコ字形に弯曲形成したパイプ状フレーム1の対向片1
a,1aにそれぞれチューブレスタイヤ式の前輪2を図
1、図5のように枢軸3で強固に枢支するとともに、前
記対向片1a,1a間に水跳ね除け用の放射状半硬質回
転ゴムヘラ4を図2、図5のようにその胴部中心に強固
に焼付け固定した軸5で枢支横設する。
【0012】そして、この中心軸5と前記前輪3との間
に例えば大小2枚の平ギヤG1,G2を噛合させた反転伝
動部材6を図2、図5のように介在することで、前記回
転ゴムヘラ4を前輪3に対し図1、図2のように逆方向
に増速回転可能に構成する。
【0013】また、前記フレーム1の中央下部には椅子
用などの周知のキャスタ7を枢支して備えるとともに、
フレーム1の中央上部には押杆8を突設してその上部に
グリップ8aを並設し、かつ前記フレーム対向片1a,
1aの前端に硬質ゴムヘラ状または金属板製の集水橇板
9を前広がりに斜設することで、この発明の除水装置を
構成する。
【0014】なお、前輪2と平ギヤG1 とは、図5のよ
うにねじnで螺着してあり、枢軸3自体もフレーム対向
面1aに上図のようにねじnで強固にねじ止めするか、
溶着して突設する。
【0015】また、小平ギヤG2 は、回転ゴムヘラ中心
軸5にキーピンKにより強固に取着すると共に、上記中
心軸5や枢軸3は、それぞれフレーム対向片1aに対し
スラスト方向に動かないように段縁部3a,5aによ
り、図5のように強固に枢着横設してある。
【0016】さらに、前輪2を図6のように枢軸3に圧
嵌してこの枢軸3や前記中心軸5は角パイプ状のタレー
ム対向片1aに対して防水式ボールベアリング等の周知
の防水軸受Bで枢支してもよく、また中心軸5をフレー
ム対向片1aに固着横設すると共に、この中心軸5の周
囲に回転ゴムヘラ4の胴部をゆる嵌めして用いてもよい
が、このときには、回転ゴムヘラ4の胴部側縁に同軸的
に固定した小平ギヤG2 に前輪ギヤG1 を噛合させれば
よい。
【0017】なお、反転伝動部材6として前記実施例で
は、2枚の平ギヤG1,G2 を噛合させて構成した例につ
いて述べたが、上記反転伝動部材6としては、図7のよ
うに、前輪2と回転ゴムヘラ中心軸5とにそれぞれ個別
に同軸的にキーピンKなどで強固に軸着して備えた周知
の丸ベルトプーリP1,P2 間にタスキ掛けして配した丸
ベルト10による反転伝動部材6も本発明には採用でき
る。
【0018】この発明の構成は以上のようなものであ
り、以下にその動作を説明する。被除水面E上で押杆8
のグリップ8aに図1の矢示のように作業者等が前進押
し力を加えると、被除水面Eに接地している前輪2とキ
ャスタ7とが転動しつつ前進すると共に、前輪2の図
1、図2の矢示方向回転力で、大小2枚の平ギヤG1,G
2 (図7ではタスキ掛けベルトB)による反転伝動部材
6を介し、多数の回転ゴムヘラ4がその中心軸5を中心
として前輪2と反対方向(図の矢示方向)に上記各ギヤ
G1,G2 のギヤ比により増速回転し、多数の放射状ゴム
ヘラ4,4が次々にしなりながら接地し前方に向け回転
する。
【0019】そして、回転ゴムヘラ4が図1、図2のよ
うに被除水面Eの溜水Wに差し掛ると、放射状の回転ゴ
ムヘラ4のしなり接地部の前方向矢示回転力で、溜水W
を進行方向前方に跳ね飛ばすことができ、回転ゴムヘラ
接地部が被除水面Eから浮き上がると、今度は、回転下
手側の他の放射状ゴムヘラ4が次々と接地しつつ、水跳
ね除け方向に次々に接地回転するため、溜水Wを進行方
向に次々と間欠的に跳ね除けることができる。すなわ
ち、作業者のグリップ押し力を回転ゴムヘラ4の回転力
に変換して、溜水Wを間欠的に次々とハジキ跳ばすこと
で、除水作業は軽快に実行できる。
【0020】そして、この除水時には、フレーム対向片
1a,1aに前広がりに斜設した集水橇板9で、回転ゴ
ムヘラ4の両脇前の溜水をも次々と中央方向に寄せ集め
つつ押し除け除水できるので、かなり広範囲を帯状に押
し除け除水でき、押し除け水は例えば、コートやトラッ
ク脇等他所に滲み込ませたり、U字溝に排水できる。
【0021】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成したの
で、以下に記載の効果を奏する。フレーム対向片1a,
1a間に水跳ね除け用の放射状回転ゴムヘラ4をその胴
部中心軸5で枢支横設して、この中心軸5とフレーム前
輪3との間に反転伝動部材6を介在することで、前記回
転ゴムヘラ4を前輪3に対し逆方向に回転可能に構成
し、かつ前記フレーム対向片1a,1aの前端に集水橇
板9を前広がりに斜設したので、除水作業者のグリップ
押し力を回転ゴムヘラ4の回転力に変換して、溜水Wを
間欠的に次々とハジキ跳ばすことで、除水作業は軽快に
実行できるという第1の効果が有る。
【0022】また、除水時には、フレーム対向片1a,
1aに前広がりに斜設した集水橇板9で、回転ゴムヘラ
4の両脇前の溜水をも次々と中央方向に寄せ集めつつ押
し除け除水できるので、かなり広範囲を帯状に押し除け
除水でき、効率よく除水できるなどの第2の効果も有
る。
【0023】さらに、この発明ではフレーム後部すなわ
ち押杆8の下方にはキャスタ7を備えたので、除水手押
し作業における方向転換が容易に行える等の第3の効果
も有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の側面図
【図2】同上要部の拡大側面図
【図3】本発明実施例の立面図
【図4】本発明実施例の平面図
【図5】本発明実施例の要部の拡大断面図
【図6】本発明実施例の要部の他の例を示す拡大断面図
【図7】本発明実施例の要部の他の例を示す拡大側面図
【符号の説明】
1 フレーム 1a フレーム対向片 2 前輪 3 枢軸 4 水跳ね除け用回転ゴムヘラ 5 中心軸 6 反転伝動部材 7 キャスタ 8 押杆 9 集水橇板 G1,G2 大小2枚のギヤ P1,P2 ベルトプーリ B 丸ベルト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被除水面の溜水を押し板で押し除けて除
    水する装置において、平面ほぼコ字形のパイプ状フレー
    ム1の対向片1a,1aにそれぞれ前輪2を枢軸3で枢
    支するとともに、前記対向片1a,1a間に水跳ね除け
    用の放射状回転ゴムヘラ4をその胴部中心軸5で枢支横
    設して、この中心軸5と前記前輪3との間に反転伝動部
    材6を介在することで、前記回転ゴムヘラ4を前輪3に
    対し逆方向に回転可能に構成し、また、前記フレーム1
    の中央下部にはキャスタ7を備えるとともに、フレーム
    1の中央上部には押杆8を突設し、かつ前記フレーム対
    向片1a,1aの前端に集水橇板9を前広がりに斜設し
    てなる除水装置。
JP13985895A 1995-05-15 1995-05-15 除水装置 Expired - Lifetime JP2631096B2 (ja)

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JPH08311834A JPH08311834A (ja) 1996-11-26
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KR102001219B1 (ko) 2012-11-26 2019-07-17 삼성전자주식회사 의료 영상들의 정합 방법 및 장치

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