JP2630688B2 - 液体の定量含浸方法 - Google Patents

液体の定量含浸方法

Info

Publication number
JP2630688B2
JP2630688B2 JP11103491A JP11103491A JP2630688B2 JP 2630688 B2 JP2630688 B2 JP 2630688B2 JP 11103491 A JP11103491 A JP 11103491A JP 11103491 A JP11103491 A JP 11103491A JP 2630688 B2 JP2630688 B2 JP 2630688B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
impregnating material
ink
impregnating
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11103491A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04316883A (ja
Inventor
等 芦名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP11103491A priority Critical patent/JP2630688B2/ja
Publication of JPH04316883A publication Critical patent/JPH04316883A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2630688B2 publication Critical patent/JP2630688B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Pens And Brushes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は定量の液体を液体含浸材
に含浸する定量含浸方法、特に、たとえば、スタンプイ
ンキ台等のようにケース等に組み込まれているパッドな
どの液体含浸材(フェルト材やスポンジ材等)に定量の
インキ等の液体を含浸する液体の定量含浸方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば、スタンプインキ台A
は、一般に図4に示すように皿状のケース1内に任意数
(図示では1個)のトレー2を配置し、このトレー2に
フェルト材やスポンジ材等で構成した液体含浸材3を収
容し、その上部に枠4を被嵌して枠4を熔着等でケース
1に固着して成っている。そして、従来、上記のスタン
プインキ台は次のような手順により製造している。即
ち、インキの入っている容器(図示せず)に含浸材3を
適当に浸漬してインキを含浸させた後、含浸材3を容器
から取り出し、余分なインキを絞り出したりして、適当
な含浸量にしたものを上述したようにケース1に組み込
んで行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術には次のよう
な点において問題を有している。即ち、従来のスタンプ
インキ台の製造は、あらかじめ、含浸材をインキの入っ
ている容器に浸漬してインキを含浸させた後、この含浸
材をケース1に組み込む作業順により行っているため、
この作業中に作業者の手や衣服及び作業場はインキで汚
染される。また、インキの蒸発気体の臭気等に悩まされ
るため、この仕事は敬遠されがちであり、さらにまた、
上記のような製法のため作業性が悪いと共にインキ含浸
量を一定にする事は困難である。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、本発明の目的の1つは、スタンプインキ台等の製造
作業性を向上し得る液体の定量含浸方法を提供すること
にある。
【0005】本発明の目的の他の1つは、作業中に周囲
をインキ等で汚染することなく、円滑良好、かつ、効率
良く常に定量宛づつインキ等を含浸することができる液
体の定量含浸方法を提供することにある。
【0006】上記目的を達成するため、本発明に係る液
体の定量含浸方法は、スタンプインキ台等の液体含浸材
に定量のインキ等の液体を含浸する液体の定量含浸方法
であって、下端を開口すると共に上記含浸材の上面と対
応する大きさ及び形状の筒状に形成した押型の下端に上
記含浸材の上面を適度の圧力で押接する工程と、液体定
量圧送ポンプにより、上記含浸材の上面のほぼ中央部に
液体を定量供給する工程と、上記押型内に上下方向にス
ライド自在に配設した加圧ピストンを下降して上記含浸
材の上面に適度の圧力で押し付ける工程、とにより液体
を含浸材に含浸することを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明方法においては、押型の下端に含浸材の
上面を押接すると、含浸材は、その周辺部近くに沿って
押型の下端で含浸材の上面を囲む状態で押しつぶされ
る。そこで、この状態で含浸材の上面に液体を供給し、
加圧ピストンを下降して含浸材の上面に押し付けると、
液体は押型内の空気と一緒に含浸材内に浸み込み、この
際、含浸材の上記押型で押しつぶされた箇所は密度が高
くなっているが、空気にとっては、大きな抵抗にならな
いので、空気は瞬時に通過して外部へ逃げる(図3参
照)。しかるに、液体が上記箇所を通過するには抵抗が
大き過ぎるため、液体は短時間では通過しない。したが
って、上記ピストンの押し付け作業中に液体が外部へ流
出して周囲を汚染することはない。そのため、含浸材を
ケース等に組み込んだ後、この含浸材に液体を含浸でき
るので作業性を向上できる。また、液体定量圧送ポンプ
で含浸材に液体を定量供給し、この液体を含浸材に含浸
させるものであるから、常に一定量の液体を含浸材に含
浸させることになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明方法の実施例につき、図面を参
照して説明する。図1は本発明方法の実施に使用する液
体の定量含浸装置の1実施例の概略構造を示す縦断正面
図であって、液体を供給する工程を示す図、図2は同上
装置の加圧ピストンを下降する工程を示す図、図3は作
用説明図である。そこで、まづ、この装置の構成等につ
き説明する。
【0009】上記図1〜図3において、この実施例の装
置は、押型11と、この押型11内に上下方向にスライ
ド自在に配設した加圧ピストン12と、このピストン1
2を駆動する駆動手段13と、スタンプインキ台等Aを
載置する作業ベース台14と、この作業ベース台14を
駆動する駆動手段15と、液体定量圧送ポンプ16を有
している。
【0010】押型11は機台17上に支持体18で適当
な高さに支持させた固定台19の下部に固定されてい
る。上記押型11は、下端を開口すると共に、液体含浸
材3の上面と対応する大きさ及び形状の筒状に形成す
る。押型11は、その下端でスタンプインキ台等の含浸
材3の周辺部近くに沿って含浸材3の上面を囲ませて押
しつぶす機能を担当させるものであり、したがって、押
型11は含浸材3と適応する大きさ及び形状、即ち、含
浸材が角形(スタンプインキ台は通常長方形である)で
あれば角筒状、丸形であれば円筒状に形成する。そし
て、押型11の下端部は含浸材3へ、押し込み易くする
ため、肉薄に形成した押接部20となっている。
【0011】押圧ピストン12は押型11内に気密を保
持して上下方向にスライドするようにしてあると共に、
ピストン12の上面中心部にはロッド21が固設され、
このロッド21を駆動手段13で作動してピストン12
を上下方向に摺動するように構成してある。上記ピスト
ン12を駆動する駆動手段13は、実施例ではエアーシ
リンダで構成してある。即ち、エアーシリンダのシリン
ダチューブ22を固定台19上に固設すると共に上記ロ
ッド21の上端側をチューブ22に貫挿し、チューブ2
2内に位置させてロッド21にピストン23を固設し、
ピストン23を境にチューブ22へ圧力空気を供給して
ロッド21、したがって、加圧ピストン12を上下方向
へ移動するように構成してある。この場合、上記駆動手
段13は揺動モータやラック方式その他の構成のものを
採用しても良いものである。
【0012】含浸材3の上面に定量の液体を供給する液
体定量圧送ポンプ16は、任意形式のポンプを採用でき
るもので、実施例では、ポンプ16を固定台19上に設
置してある。そして、上記ロッド21と加圧ピストン2
1を貫通して液体供給路24を形成し、この供給路24
を通じてポンプ16によりインキ等の液体25を含浸材
3の上面の中央部へ供給するように構成してあり、26
はポンプ16と供給路24を接続した輸液チューブであ
る。
【0013】スタンプインキ台等Aを載置する作業ベー
ス台14は、実施例では、ガイド27,27に案内され
て上下方向に移動自在に配設され、駆動手段15により
上下に駆動するように構成されている。この駆動手段1
5として、実施例ではエアーシリンダを採用している。
即ち、実施例では、ベース台14の下部中心にロッド2
8を固設し、このロッド28をエアーシリンダ(駆動手
段15)で作動するように構成してある。なお、この駆
動手段15も他の方式のものを採用し得るものである。
さらにまた、実施例では、ベース台14を上下方向へ可
動するように構成してあるが、ベース台14を固定式に
して、押型11側を上下方向に可動するように構成して
も良いものである。図中、29はピストン12の上面の
周辺部近くに沿って凹設した環状の液体溜部、30は下
端を溜部29内に臨ませると共に上端を固定台19上に
突出させて配設した排液管、31は排液管30の上端と
輸送管32で連結して台19上に固設した吸引ポンプを
示すもので、これらは次の目的で設けたものである。即
ち、通常、スタンプインキ台は長方形に形成されている
ものが多く、したがって、押型11も同様な形状(四角
筒状)に合わせることになる。そこで、加圧ピストン1
2と押型11の気密性は円形状のものと比較して劣るこ
とになり、その結果、ピストン12を下降して含浸材3
上に押し付ける際に、インキ等の液体25が摺接部から
上部へ浸出する恐れがあり、この事を考慮して、予め上
記のような構成を具備し、浸出した液体を溜部29に溜
め、これをポンプ31で吸引して外部へ排出させるよう
に構成したものである。したがって、加圧ピストン12
と押型11とのシール状態が完全であれば、上記の構成
は省略できるものである。
【0014】本発明方法は上記のような装置を使用して
スタンプインキ台等Aの液体含浸材3にインキ等の液体
を含浸するもので、まづ、作業ベース台14を下降して
ベース台14上の所定部にスタンプインキ台等Aを載置
してセットする。次いで、駆動手段15によりベース台
14を押し上げてスタンプインキ台等Aの含浸材3の上
面を適度な圧力で押型11の下端に押しつける。これに
より、含浸材3は、その周辺部近くに沿って押型の下端
の押接部で含浸材3の上面を囲む状態で押しつぶされ
る。そこで、この状態でポンプ16により定量のインキ
等の液体25を供給路24を通じて含浸材3の上面に供
給する(図1参照)。次いで、駆動手段13で加圧ピス
トン12を下降して含浸材3の上面に適度の圧力で押し
付ける(図2参照)。この工程により、上記供給された
液体25は押型11内の空気と一緒に含浸材3内に浸み
込み、この際、含浸材の上述した押しつぶされた部分は
密度が高くなっているが、空気にとっては大きな抵抗に
ならないので、空気は図3に矢印で示すように瞬時に通
過して外部へ逃げる。しかるに、液体25が通過するに
は抵抗が大き過ぎるため、液体25は短時間では通過し
ないで、図2で示すように含浸材3に平均的に含浸され
る。そして、上述した工程中に液体が外部へ流出するこ
とはないので、液体によりインキ台等Aの枠4等を汚染
することはない。このようにして、定量の液体25を含
浸材3へ含浸させた後、加圧ピストン12を上昇させる
と共にベース台14を下降させ、別のスタンプインキ台
等Aを交換してセットし、上述した工程により液体を含
浸する。そして、この作業中に、液体溜部29に浸出し
た液体が溜っても、この液体は加圧ピストン12の上昇
過程において、排液管30を通して吸引ポンプ31で排
出される。なお、実施例では、押型11、加圧ピストン
12等を1個設けたものを図示したが、これらは複数個
並設し、複数のスタンプインキ台等に同時に液体を含浸
するようにしても良いものである。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、スタンプインキ台等の
液体含浸材にインキ等の液体を効率良く常に定量宛づつ
自動的に含浸させることができる。また、液体の含浸作
業中に液体で周囲を汚染することがないので、液体含浸
材をスタンプインキ台等のケース等に組み込んだ状態で
含浸材に液体を含浸させることができる。したがって、
スタンプインキ台等の製造作業性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施に使用する液体の定量含浸装
置の1実施例の概略構造を示す縦断面図であって、液体
を供給する工程を示す図である。
【図2】同上装置の加圧ピストンを下降する工程を示す
図である。
【図3】同上装置の作用説明図である。
【図4】スタンプインキ台の1例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
A スタンプインキ台等 3 液体含浸材 11 押型 12 加圧ピストン 13 加圧ピストンの駆動手段 14 作業ベース台 15 作業ベース台の駆動手段 16 液体定量圧送ポンプ 24 液体供給路 25 液体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタンプインキ台等の液体含浸材に定量
    のインキ等の液体を含浸する液体の定量含浸方法であっ
    て、下端を開口すると共に上記含浸材の上面と対応する
    大きさ及び形状の筒状に形成した押型の下端に上記含浸
    材の上面を適度の圧力で押接する工程と、液体定量圧送
    ポンプにより、上記含浸材の上面のほぼ中央部に液体を
    定量供給する工程と、上記押型内に上下方向にスライド
    自在に配設した加圧ピストンを下降して上記含浸材の上
    面に適度の圧力で押し付ける工程、とにより液体を含浸
    材に含浸することを特徴とする液体の定量含浸方法。
JP11103491A 1991-04-16 1991-04-16 液体の定量含浸方法 Expired - Lifetime JP2630688B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11103491A JP2630688B2 (ja) 1991-04-16 1991-04-16 液体の定量含浸方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11103491A JP2630688B2 (ja) 1991-04-16 1991-04-16 液体の定量含浸方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04316883A JPH04316883A (ja) 1992-11-09
JP2630688B2 true JP2630688B2 (ja) 1997-07-16

Family

ID=14550730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11103491A Expired - Lifetime JP2630688B2 (ja) 1991-04-16 1991-04-16 液体の定量含浸方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2630688B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4953510B2 (ja) * 2001-01-12 2012-06-13 シヤチハタ株式会社 インキ含浸器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04316883A (ja) 1992-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102479787B1 (ko) 여과지를 이용한 오일 필터장치
JP2630688B2 (ja) 液体の定量含浸方法
JP2005171420A (ja) マーキング装置、裁断機及びマーキング方法
CN210730659U (zh) 一种挡圈冲压机构
CN210802798U (zh) 一种中冷器芯组气密性试验装置
CN210877402U (zh) 一种v法造型覆膜装置
CN213617188U (zh) 一种家具板材定位裁边装置
CN211542836U (zh) 可提供多种烫印图文的立体烫金装置
KR102075500B1 (ko) 헤드 커버용 너트 인서트 장치
US3848318A (en) Device for placing and seam folding the bottoms of supply valves on aerosol containers
CN213765669U (zh) 一种含油轴承安装设备
CN111634122B (zh) 产品铭牌自动打标结构
CN218331048U (zh) 一种泡沫压缩试验装置
KR101990629B1 (ko) 스킨 포장 장치
CN214919305U (zh) 一种自动送料锚板挤压装置
CN210254349U (zh) 气阀自动打孔机
CN217889180U (zh) 一种方便上下料的机壳加工用冲压装置
CN211615863U (zh) 一种半自动切膜治具
CN115165640A (zh) 一种泡沫压缩试验装置及测试方法
CN211869840U (zh) 一种四工位放袋存储装置
CN210998925U (zh) 一种病理学切片机
CN210208385U (zh) 一种瓶盖自动胀形装置
CN211614857U (zh) 调速气管接头总装机
CN213826593U (zh) 一种机械臂表底盖加工的冲压设备
JP3378152B2 (ja) 液状樹脂容積計量吐出機構および液状樹脂注型機