JP2629478B2 - 非接触プローブ - Google Patents

非接触プローブ

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JP2629478B2
JP2629478B2 JP3076685A JP7668591A JP2629478B2 JP 2629478 B2 JP2629478 B2 JP 2629478B2 JP 3076685 A JP3076685 A JP 3076685A JP 7668591 A JP7668591 A JP 7668591A JP 2629478 B2 JP2629478 B2 JP 2629478B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速電気信号を観測する
プローブに関し、特に微細なLSIの配線パターン上の
高速電気信号を非接触でプロービングする非接触プロー
ブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の非接触プローブは、たと
えば、文献「日本学術振興会、荷電粒子ビームの工業へ
の応用、第132委員会、第109回研究会資料、19
82年7〜8月」の第7頁から第12頁に記載されてい
るように、被検査物とプローブの間の電気的容量を少な
くするために100μm四方程度に小さく作ったLiN
bO3結晶の薄板と、このLiNbO3結晶の薄板とガ
ラスブロックとの間に位置するITO(Indium
Tin Oxide)より成る透明電極と、このLiN
bO3結晶の薄板の前述した透明電極とは反対側の面に
設けられた多層誘電体反射膜と、前述した透明電極に接
続された電線とを含んで構成されていた。
【0003】LiNbO3結晶はこの結晶に加わる電界
によって結晶格子が変化し、結晶内に700〜900μ
mの波長を有するレーザ光がが通過する際にレーザ光の
偏向方向が変化するというポッケルス効果(あるいはカ
ー効果)を有しており、電気的な変化量すなわち電界の
変化をこの結晶内を通過する上述したレーザ光の偏向量
に変換することから、学術的にE−O結晶と呼ばれてい
る。以下このような性質を有する結晶をE−O結晶と称
する。
【0004】このような従来の非接触プローブを用いて
LSIの回路パターン上の基準となる点に対して前述し
たLSIの回路の任意の点の電気信号の電位を測定する
場合には、LSIの回路パターン上の希望する測定位置
の上方に前述したガラスブロックの表面の内で前述した
誘電体多層反射膜が設けられている側を先にして接近さ
せ、E−O結晶を測定しようとする測定点の電界中に位
置させ、先述したガラスブロックの透明電極が蒸着され
ている面とは反対側の面からレーザ光を入射させ、この
レーザ光がE−O結晶を通過し誘電体多層反射膜により
反射され再びE−O結晶を通って先述のガラスブロック
を通過してくるレーザ光の偏向の方向と前述したE−O
結晶に電界が加わっていないときの同様なレーザ光の偏
向方向とを比較し、この偏向方向の差を測定することに
よって先述した被測定点の電位を測定していた。
【0005】なお、透明電極に電気的に接続されている
電線は上述した電位の測定の際に測定対象であるLSI
の基準電位点に接続される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の非接触
プローブは、その物が小さい上、透明電極に電線を接続
する部分はさらに小さく、透明電極に電線を接続するこ
とが困難であるため、これらのガラスブロックを複数個
同一の平面上に並べたプローブとして使用する際に、そ
れぞれのガラスブロックの透明電極同士を接続するため
には多大な時間を要するという欠点があった。
【0007】本発明の目的は、複数個同一平面上に配列
されたガラスブロックに蒸着される透明電極同士を蒸着
時に互いに連続させることにより透明電極に接続する電
線を1本にすることを可能とし、従来のこの種のプロー
ブにくらべて透明電極に電気的に接続される電線の接続
を短時間で行うことを可能とした非接触プローブを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の非接触プローブ
は、角錐形の石英ガラスの頂部を底面と平行な面で削り
取った同一形状の複数個のガラスブロックと、前記ガラ
スブロックの底面が一平面上にあり前記ガラスブロック
の底面の辺端を互いに隣接させた状態で前記各ガラスブ
ロックの底面と一面が固着された光学的に等質なガラス
プレートと、前記各ガラスブロックの斜面と削り取った
面とに一括して蒸着した透明電極と、前記各ガラスブロ
ックの頂部の前記透明電極が蒸着された面上に一面が接
着されたE−O結晶の薄板と、これらのE−O結晶の薄
板上であって前記ガラスブロックの頂部の前記透明電極
が蒸着された面とは反対面に位置する誘電体多層反射膜
と、前記透明電極に電気的に接続された電線とを備えて
構成されている。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0010】図1は本発明の非接触プローブの一実施例
を示す側断面図であり、図2は図1の部分拡大図であ
る。
【0011】図1に示す非接触プローブは互いに底面の
側端同士が隣接しているガラスブロック1と、ガラスブ
ロック1の表面に蒸着された透明電極2と、ガラスブロ
ック1の頂部の透明電極の上に一面が固着された薄板上
のE−O結晶3と、このE−O結晶3の透明電極2とは
反対側の面に固着された誘電体多層反射膜4と、透明電
極2に電気的に接続された電線5と、この電線5を透明
電極上に固定する電極接続部6と、複数のガラスブロッ
ク1の底面を一面側に固着したガラスプレート7とを含
んで構成されている。
【0012】図2の部分拡大図は、ガラスブロック1と
E−O結晶3と電線5を含んだ部分の部分拡大図であっ
て、ガラスブロック1の頂部に蒸着された透明電極2の
表面とE−O結晶3とは接着層8によって固着されてい
る。
【0013】ガラスブロック1は、角錐形の石英ガラス
でできていて、その角錐の頂部はガラスブロック1の底
面と平行な平面になるように削り取られている。
【0014】同一形状の複数のガラスブロック1は、こ
れらガラスブロック1の底面が一つの平面上にありまた
その底面部は光学的に等方性を持つガラスプレート7の
広幅面に固着されている。またこれらガラスブロック1
同士は互いに隣接している。
【0015】各ガラスブロック1の頂部が削り取られた
先端面9とその斜面とには、たとえば、ITOなどの光
学的には透明で導電性を有する材料が一括して蒸着され
て透明電極2を形成している。この透明電極2によって
すべての複数個のガラスブロック1のガラスプレート7
とは反対側の面は電気的に接続された状態となってい
る。
【0016】E−O結晶3は、たとえば、LiNbO3
やLiTaO3などのポッケルス効果(またはカー効
果)を有する結晶の薄板であって、接着層8によって先
端面9上に蒸着されている透明電極2に固着されてい
る。
【0017】このE−O結晶3の被検査物10に近い側
の面には、測定時に使用する光、たとえばレーザービー
ム11の波長を持つ光を反射する誘電体多層反射膜4が
固着されている。
【0018】電極接続部6は電線5を透明電極2に固着
する部分であり、銀などの導電性を有する微粉が混合さ
れている接着剤より成り電線5を透明電極2に固着して
いる。
【0019】図1中に示されているようにガラスプレー
ト7の上方から入射したレーザービーム11はガラスブ
ロック1を通過しE−O結晶3を通過し誘電体多層反射
膜4によって反射され、再びE−O結晶3とガラスブロ
ック1およびガラスプレート7をこの順に通過して自由
空間に出てくる。
【0020】電線5を被検査物10の基準電位点に接続
すると、被検査物10上のE−O結晶3に近接している
領域の電界の場中にこのE−O結晶3が置かれることに
なり、前述したレーザービームの偏向方向はE−O結晶
3内を往復通過するときE−O結晶3内の電界の大きさ
応じて変化するので電界の大きさが0であるときのレー
ザビームの偏向方向と上述した測定時に測定されたレー
ザービーム11の反射成分の偏向方向との差を測定する
ことによりE−O結晶3が置かれた部分の電界の大きさ
を知ることができる。すなわち、被検査物10の上のE
−O結晶3に近接する部分の電界の大きさをレーザービ
ーム11の反射光の偏向方向を測定することによって知
ることができる。
【0021】また、被検査物10上で複数のガラスブロ
ック1のそれぞれの頂部に近接している部分の電界の大
きさが、それぞれのガラスブロック1から反射されるレ
ーザービーム11の反射成分の偏向方向を同時にまた別
個に測定することによって知ることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の非接触プ
ローブは、複数のガラスブロック1をガラスプレート7
に互いに隣接して固着しこれらガラスブロック1の斜面
と頂部とに電気点に連続した透明電極を一括して設ける
ことにより、透明電極に接続する電線は1本だけでよい
ため、従来のこの種の被接触プローブにくらべて電線と
透明電極との接続が容易となり短時間にこの電線を透明
電極に接続できるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非接触プローブの一実施例を示す側断
面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 ガラスブロック 2 透明電極 3 E−O結晶 4 誘電体多層反射膜 5 電線 7 ガラスプレート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角錐形の石英ガラスの頂部を底面と平行
    な面で削り取った同一形状の複数個のガラスブロック
    と、前記ガラスブロックの底面が一平面上にあり前記ガ
    ラスブロックの底面の辺端を互いに隣接させた状態で前
    記各ガラスブロックの底面と一面が固着された光学的に
    等質なガラスプレートと、前記各ガラスブロックの斜面
    と削り取った面とに一括して蒸着した透明電極と、前記
    各ガラスブロックの頂部の前記透明電極が蒸着された面
    上に一面が接着されたE−O結晶の薄板と、これらのE
    −O結晶の薄板上であって前記ガラスブロックの頂部の
    前記透明電極が蒸着された面とは反対面に位置する誘電
    体多層反射膜と、前記透明電極に電気的に接続された電
    線とを有することを特徴とする非接触プローブ。
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