JP2628980B2 - コンクリート柱と金物を組合せた塔 - Google Patents
コンクリート柱と金物を組合せた塔Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレストレストコンクリ
ート柱を長手方向に接続した複数の長柱を形鋼によるブ
レースによって接続してなる塔に関するものである。
ート柱を長手方向に接続した複数の長柱を形鋼によるブ
レースによって接続してなる塔に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高圧送電線用の塔には鉄塔が用い
られた。鉄塔では立柱が金属製であるため腐蝕し易くか
つ曲げ応力が弱いため台風によって湾曲し易いという問
題があった。
られた。鉄塔では立柱が金属製であるため腐蝕し易くか
つ曲げ応力が弱いため台風によって湾曲し易いという問
題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は高圧送電線用
の塔のような高い塔をプレストレストコンクリート柱及
び金属ブレースによって簡便に形成し、耐候性大で腐蝕
が少くかつ台風による曲げに強い塔を得ることを目的と
する。
の塔のような高い塔をプレストレストコンクリート柱及
び金属ブレースによって簡便に形成し、耐候性大で腐蝕
が少くかつ台風による曲げに強い塔を得ることを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明はプレストレストコンクリート柱の外周面に無
端鋼製バンドを巻込み上記コンクリート柱及び上記バン
ドの外周面が同一外周面上にあって、上記バンドの内周
面に該バンドと一体の袋ナットがコンクリート柱のコン
クリート内に埋設されてなり、該袋ナットの開口部を上
記バンドに穿設した固定透孔により開口し、該袋ナット
にボルトで装着した目板にブレースの一端を接続し、複
数の上記コンクリート柱をブレースで接続してなるコン
クリート柱と金物を組合せた塔 袋ナットを埋設した複数の上記コンクリート柱の両端フ
ランジ鋼板を接続して長柱を形成し、複数の長柱をブレ
ースで接続した上記発明記載のコンクリート柱と金物を
組合せた塔 目板が上記バンドの外周面に沿う円弧形板にブレース取
付板を一体に設けた上記第1又は第2発明記載のコンク
リート柱と金物を組合せた塔 3個のプレストレストコンクリート柱を接続した上記第
1、第2又は第3発明のいずれか1項に記載のコンクリ
ート柱と金物を組合せた塔によって構成される。
め本発明はプレストレストコンクリート柱の外周面に無
端鋼製バンドを巻込み上記コンクリート柱及び上記バン
ドの外周面が同一外周面上にあって、上記バンドの内周
面に該バンドと一体の袋ナットがコンクリート柱のコン
クリート内に埋設されてなり、該袋ナットの開口部を上
記バンドに穿設した固定透孔により開口し、該袋ナット
にボルトで装着した目板にブレースの一端を接続し、複
数の上記コンクリート柱をブレースで接続してなるコン
クリート柱と金物を組合せた塔 袋ナットを埋設した複数の上記コンクリート柱の両端フ
ランジ鋼板を接続して長柱を形成し、複数の長柱をブレ
ースで接続した上記発明記載のコンクリート柱と金物を
組合せた塔 目板が上記バンドの外周面に沿う円弧形板にブレース取
付板を一体に設けた上記第1又は第2発明記載のコンク
リート柱と金物を組合せた塔 3個のプレストレストコンクリート柱を接続した上記第
1、第2又は第3発明のいずれか1項に記載のコンクリ
ート柱と金物を組合せた塔によって構成される。
【0005】
【作用】本発明では長手方向に接続したプレストレスト
コンクリート柱による3個の長柱を図3、図4に示すよ
うに建てると同時にブレースで水平方向及び上下斜方向
に接続して高い塔を形成する。
コンクリート柱による3個の長柱を図3、図4に示すよ
うに建てると同時にブレースで水平方向及び上下斜方向
に接続して高い塔を形成する。
【0006】このようにした塔の上記ブレースは両端が
目板に接続され、目板は固定透孔を経て袋ナットにボル
トを螺入して装着され、さらに袋ナットは上記セメント
柱内に突出しているため上記鋼製バンドがコンクリート
柱の回りに回動することはないし、下降摺動することも
ない。そして上記バンドの外周面はコンクリート柱の外
周面と同一面であるためコンクリート柱とバンドとの境
界線にバンドの段が突設されず雨水は境界線からバンド
の裏側に回ることなく外周面を流下する。
目板に接続され、目板は固定透孔を経て袋ナットにボル
トを螺入して装着され、さらに袋ナットは上記セメント
柱内に突出しているため上記鋼製バンドがコンクリート
柱の回りに回動することはないし、下降摺動することも
ない。そして上記バンドの外周面はコンクリート柱の外
周面と同一面であるためコンクリート柱とバンドとの境
界線にバンドの段が突設されず雨水は境界線からバンド
の裏側に回ることなく外周面を流下する。
【0007】
【実施例】回転型枠の両端にドーナツ形フランジ鋼板1
0をプレストレスト鋼棒11の頭部11’で接続し、鋼
棒11を牽引した状態で回転中の型枠内にセメントコン
クリート4を投入し、硬化させて牽引力を導入し両端に
フランジ鋼板10、10を有するプレストレスト中空コ
ンクリート柱1を形成することができる。
0をプレストレスト鋼棒11の頭部11’で接続し、鋼
棒11を牽引した状態で回転中の型枠内にセメントコン
クリート4を投入し、硬化させて牽引力を導入し両端に
フランジ鋼板10、10を有するプレストレスト中空コ
ンクリート柱1を形成することができる。
【0008】回転型枠の内面には短い無端鋼板製バンド
2を嵌合密着し、該バンド2には複数の透孔5、5を穿
設し、該透孔5、5に符合する袋ナット3、3の開口部
をバンド2の内面から当接して該ナット3、3の外周と
バンド2の内面とを溶接して一体化するものである。
2を嵌合密着し、該バンド2には複数の透孔5、5を穿
設し、該透孔5、5に符合する袋ナット3、3の開口部
をバンド2の内面から当接して該ナット3、3の外周と
バンド2の内面とを溶接して一体化するものである。
【0009】このようにすることによって脱型後はコン
クリート柱1の外周面とバンド2の外周面とは同一外周
面となり、コンクリート柱1と該バンド2とは一体化
し、バンド2とコンクリート柱1とは相互回動及び相互
摺動を行うことはない。
クリート柱1の外周面とバンド2の外周面とは同一外周
面となり、コンクリート柱1と該バンド2とは一体化
し、バンド2とコンクリート柱1とは相互回動及び相互
摺動を行うことはない。
【0010】上記ナット3の開口部はバンド2の固定透
孔5、5と符合して外部に開口し、図1に示す円弧形鋼
板9に穿設した透孔5’、5’と一致し、該透孔5’、
5’からボルト6、6を袋ナット3、3内に螺入して円
弧形鋼板9をバンド2及び袋ナット3に固定することが
できる。
孔5、5と符合して外部に開口し、図1に示す円弧形鋼
板9に穿設した透孔5’、5’と一致し、該透孔5’、
5’からボルト6、6を袋ナット3、3内に螺入して円
弧形鋼板9をバンド2及び袋ナット3に固定することが
できる。
【0011】上記円弧形鋼板9の中央部にはコンクリー
ト柱1の中心線を通るラジアル方向板(ブレース取付板
7’)によって目板7を形成し(図1、図2)、ボルト
孔12を穿設してブレース取付板7’を形成する。ブレ
ース8はアングル形鋼の端部にボルト孔12’を穿設
し、目板7にブレース8の端部をボルト13で固定接続
するものである。
ト柱1の中心線を通るラジアル方向板(ブレース取付板
7’)によって目板7を形成し(図1、図2)、ボルト
孔12を穿設してブレース取付板7’を形成する。ブレ
ース8はアングル形鋼の端部にボルト孔12’を穿設
し、目板7にブレース8の端部をボルト13で固定接続
するものである。
【0012】上記コンクリート柱1は両端のフランジ鋼
板10に穿設したボルト孔14、14を穿設し、長手方
向に列べたコンクリート柱1、1のボルト孔14、14
をボルトで接続することによって図3に示すように長柱
が形成され、地盤15に3個立設し、目板7の水準を合
せて、これを水平ブレース8で接続し、かつ上向及び下
向傾斜ブレース8’、8”で長柱1’、1’、1’間を
ジグザグ状に接続し、地盤15上に少くとも3個の長柱
1’、1’、1’によって高い塔が形成される。
板10に穿設したボルト孔14、14を穿設し、長手方
向に列べたコンクリート柱1、1のボルト孔14、14
をボルトで接続することによって図3に示すように長柱
が形成され、地盤15に3個立設し、目板7の水準を合
せて、これを水平ブレース8で接続し、かつ上向及び下
向傾斜ブレース8’、8”で長柱1’、1’、1’間を
ジグザグ状に接続し、地盤15上に少くとも3個の長柱
1’、1’、1’によって高い塔が形成される。
【0013】コンクリート柱1の径は上記塔では上部の
ものの径が小で下部のものの径を大となし荷重を調整す
る(図3)。
ものの径が小で下部のものの径を大となし荷重を調整す
る(図3)。
【0014】尚図中16で示すものは塔頂に設けた3角
枠形の腕木、17は高圧電線、1”は地盤15の埋設柱
である。
枠形の腕木、17は高圧電線、1”は地盤15の埋設柱
である。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので少く
とも3個のプレストレストコンクリート柱によって比較
的弾力性、曲げ応力の強いコンクリート柱による高い塔
を形成し得るばかりでなく、上記バンドとコンクリート
柱との一体性と雨水の侵入による腐蝕を防止し得て強風
及び耐候性に強い塔が得られる効果がある。
とも3個のプレストレストコンクリート柱によって比較
的弾力性、曲げ応力の強いコンクリート柱による高い塔
を形成し得るばかりでなく、上記バンドとコンクリート
柱との一体性と雨水の侵入による腐蝕を防止し得て強風
及び耐候性に強い塔が得られる効果がある。
【図1】本発明のコンクリート柱と金物を組合せた塔の
コンクリート柱、目板及びブレースを示す一部横断面図
である。
コンクリート柱、目板及びブレースを示す一部横断面図
である。
【図2】コンクリート柱及びブレースの正面図である。
【図3】コンクリート柱の正面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】無端鋼製バンドの平面図である。
【図6】図5の縦断正面図である。
【図7】プレストレストコンクリート柱の端部縦断面図
である。
である。
1 プレストレストコンクリート柱 1’ 長柱 2 無端鋼製バンド 3 袋ナット 4 コンクリート 5 固定透孔 6 ボルト 7 目板 7’ ブレース取付板 8 ブレース 9 円弧形板
Claims (4)
- 【請求項1】 プレストレストコンクリート柱の外周面
に無端鋼製バンドを巻込み上記コンクリート柱及び上記
バンドの外周面が同一外周面上にあって、上記バンドの
内周面に該バンドと一体の袋ナットがコンクリート柱の
コンクリート内に埋設されてなり、該袋ナットの開口部
を上記バンドに穿設した固定透孔により開口し、該袋ナ
ットにボルトで装着した目板にブレースの一端を接続
し、複数の上記コンクリート柱をブレースで接続してな
るコンクリート柱と金物を組合せた塔。 - 【請求項2】 袋ナットを埋設した複数の上記コンクリ
ート柱の両端フランジ鋼板を接続して長柱を形成し、複
数の長柱をブレースで接続した請求項(1) 記載のコンク
リート柱と金物を組合せた塔。 - 【請求項3】 目板が上記バンドの外周面に沿う円弧形
板にブレース取付板を一体に設けた請求項(1) 又は(2)
記載のコンクリート柱と金物を組合せた塔。 - 【請求項4】 3個のプレストレストコンクリート柱を
接続した請求項(1)(2) 又は(3) のいずれか1項に記載
のコンクリート柱と金物を組合せた塔。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29265094A JP2628980B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | コンクリート柱と金物を組合せた塔 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29265094A JP2628980B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | コンクリート柱と金物を組合せた塔 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08151822A JPH08151822A (ja) | 1996-06-11 |
JP2628980B2 true JP2628980B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=17784533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29265094A Expired - Fee Related JP2628980B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | コンクリート柱と金物を組合せた塔 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2628980B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019173342A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | 東京電力ホールディングス株式会社 | 送電塔 |
CN112283045A (zh) * | 2020-09-08 | 2021-01-29 | 青岛华斯壮能源科技有限公司 | 一种构架式体外预应力抗疲劳钢塔架结构 |
-
1994
- 1994-11-28 JP JP29265094A patent/JP2628980B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08151822A (ja) | 1996-06-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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