JP2628804B2 - 光論理ゲートとスイッチ装置とサニャック干渉計装置 - Google Patents

光論理ゲートとスイッチ装置とサニャック干渉計装置

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JP2628804B2
JP2628804B2 JP3132184A JP13218491A JP2628804B2 JP 2628804 B2 JP2628804 B2 JP 2628804B2 JP 3132184 A JP3132184 A JP 3132184A JP 13218491 A JP13218491 A JP 13218491A JP 2628804 B2 JP2628804 B2 JP 2628804B2
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    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/005Optical devices external to the laser cavity, specially adapted for lasers, e.g. for homogenisation of the beam or for manipulating laser pulses, e.g. pulse shaping
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    • GPHYSICS
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    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
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    • G02F1/3515All-optical modulation, gating, switching, e.g. control of a light beam by another light beam
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F3/00Optical logic elements; Optical bistable devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/0075Arrangements for synchronising receiver with transmitter with photonic or optical means

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル回路に関
し、特に高速度光ディジタル回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術のディジタル回路は殆ど電子回
路に依存している。種々の材料に電界を印加することに
よって電流が誘起され、誘起された電流が受動素子及び
非線形能動素子と協働し、その結果、論理機能を生じ
る。
【0003】このような回路の例に、シリコンFETを
組み合わせて作られるCMOSゲートが有る。ガリウム
砒素のような他の半導体も同様に使用することができ
る。
【0004】このようなディジタル回路の動作速度を増
大させる為に、近年は電気光学装置について研究が行わ
れている。SEEDデバイス(Self Electr
o−optic Effect Device)はその
ようなデバイスの一つである。これは表面デバイスであ
り、この表面デバイスに光ビームが入射され、入射され
た光ビームをこの表面デバイスから反射させ或いはその
反射を阻止するものである。
【0005】SEEDデバイスに光ビームを反射させる
か否かを決める制御手段は、このSEEDデバイスに印
加されてこのデバイスの反射性に影響を及ぼす正孔を発
生する電界によって得られる。
【0006】この結果、SEEDデバイスの光応答は電
子制御によって変更可能であり、このデバイスを通る光
経路は極めて大きな情報帯域を有することができるが、
総合的な動作速度は制御信号の速度によって制約され
る。
【0007】光信号に固有な大きな帯域を得るには、全
光学的に動作する論理デバイスを開発する必要がある。
これまでに開発されている或るクラスの全光学的動作論
理デバイスは、二つの異なる信号路を使用する干渉計技
術に依存している。
【0008】このような技術の一例には、信号を受取
り、この信号を二つの信号部分に分岐して上記二つの異
なる信号路を介して伝送し、これら二つの信号路の信号
を再び一つに結合するマッハ・ゼンダー干渉計が有る。
【0009】そのスイッチング作用は二つの信号路の一
方に位相偏移素子を含めることによって達成される。こ
の位相偏移素子は、光を印加することによって制御され
る位相偏移を引き起こし、二つの信号が再結合される点
で重合性干渉或いは相殺性干渉を生じる。
【0010】光制御位相偏移素子を持つマッハ・ゼンダ
ー・デバイスに伴なう一つの問題は、長い位相偏移素子
の全体に亘って十分な輝度を持つ光が要求されることで
ある。その結果、そのようなマッハ・ゼンダー・デバイ
ス中の二つの信号路は同一の経路を採らず、従って、異
なる温度、圧力、電界、その他の偶有的ファクターにさ
らされる。その結果、そのようなデバイスの出力におい
て重合性干渉及び相殺性干渉を確実に制御することがで
きない。
【0011】マッハ・ゼンダー干渉計デバイス中に二つ
の異なる信号路を用いることに関連する問題を克服する
試みとしては、エム・ジェイ・ラガッセ(M.J.La
Gasse)氏等が、オプティックス・レターズ(Op
tics Letters:工学)誌、1989年3月
15日号、第14巻、第6号の311乃至313頁に掲
載されている、「一個の光ファイバー干渉計を用いた超
高速スイッチング(Ultrafast Switch
ing with a Single Fiber I
nterferometer)」なる標題の記事中で、
一個の光ファイバー干渉計について論述している。
【0012】ここでは、回転偏波された単一パルスを二
つの直交的に偏波されたパルスに分割し、これらパルス
の一方を僅かに遅延させ、これら得られた二つのパルス
が一つのパルス対を形成するように加算的に結合する装
置について述べている。
【0013】そのパルス対は、その中を伝播する光ビー
ムの輝度でその伝播速度が変化する特性を持つ光ファイ
バーに沿って伝送される。上記パルス対の第一パルスと
一致するタイミングを持つ強力な励起(pump)パル
スを加えることによって、この第一パルスのみに位相偏
移が生じる。
【0014】励起パルスが存在しないときは、パルス対
が重合的に干渉して、単一のより強い直線性の偏波され
たパルスを形成する。しかし、励起パルスが存在すると
きは、その結合によって相殺性の干渉が生じ、出力パル
スは生成されない。
【0015】干渉しているパルス双方の伝播遅延は完全
に等しいので、実際に二個のパルスが一緒に光ファイバ
ー中を伝播することによって、温度変化に対する補償に
役立つ。
【0016】このデバイスに伴なう問題の一つは、上記
二個のパルスが直交した直線性偏波を持つパルスであ
り、この関係がそれらパルスが完全に分割され且つ出力
点で完全に再結合できるように維持されていなければな
らないことである。
【0017】この目的のためには、偏波保持光ファイバ
ーを使用することが好ましいが、しかし殆ど全ての偏波
保持光ファイバーが高い温度依存性がある複屈折を示す
ので、この光ファイバー装置は周囲温度の変動に対して
所望の耐性を有しない。
【0018】このデバイスには、このデバイスの出力と
して同一偏波を持つ「励起」パルスを抽出する際に別の
問題が有る。この問題のために、このデバイスを縦続接
続することは困難になっている。
【0019】三つ目の問題は、信号が分割され、一方は
遅延され且つ回転された偏波を持ち、それら二信号が出
力点で再結合される事実である。これは事実上、マッハ
・ゼンダー・デバイスであり、従ってこのデバイスは上
記で述べたように周囲条件に影響され易い。
【0020】別のデバイスに、ソリトンとして知られる
パルス間の相互作用を利用する単一光ファイバーが有
る。ソリトンはこの光ファイバー中を相当に長い距離に
亘って伝播する際にも波形が広がらない特性を有する。
【0021】イスラム(Islam)氏等により、オプ
ティックス・レターズ誌、1990年、第15巻の41
7頁に掲載されている「全光学的に動作する縦続接続可
能な、利得を持つノア・ゲート(All−Optica
l CascadableNOR Gate with
Gain)」なる標題の記事中で提案されている論理
デバイスは、複屈折光ファイバーの高速軸上及び低速軸
上を伝播するソリトン同士の相互作用を利用している。
【0022】異なった軸上を伝播する二つのソリトンの
速度は同一ではないから、僅かな遅延時間を持って注入
されたソリトン同士は実際に互いに追い付くことがで
き、それらが追い付くときそれらが互いに捕捉し合う。
【0023】その結果捕捉されたソリトン対は、元の高
速のソリトンより遅い速度で伝播する。従って、ちょう
ど的確な時点で出力を観測し、上記高速ソリトンに存在
するドラッギング(dragging)を検出すること
によって低速のソリトンが存在することを検出すること
ができる。従って、低速ソリトンは制御信号として作用
する。
【0024】この解決方法に伴なう問題は、ドラッギン
グがほんの僅かな量であり、光ファイバーの温度変動の
ような他の影響がソリトンのドラッギング時間の大きさ
に事実上匹敵することである。同様に、その出力パルス
は正確に的確な時点でサンプルされなければならず、測
定が行なわれるべき時点が必要な精度で知得されている
としても、周囲情況が変わり易いことによる変動容易性
のために測定が不確かになる。
【0025】ジャイロスコープを取り扱う、全く異なっ
た技術分野においては、サニャック干渉計(Sagna
c interferometer)として知られてい
るデバイスが回転を測定するために使用されている。サ
ニャック干渉計は、光ファイバーのループを有し、その
光ファイバーの両端が四ポート・光ファイバー方向性カ
プラーの二個の出力ポートに接続されている。
【0026】光はカプラーの未使用のポートのうちの一
つを介して光ファイバーに注入される。カプラーは注入
された光を、光ファイバー・ループ中を時計方向に伝播
する部分と光ファイバー・ループ中を反時計方向に伝播
する残りの部分とに分割する。これらの光の両部分はカ
プラーに戻り、ここで再結合する。
【0027】通常の情況(ジャイロスコープが動いてい
ないとき)では、この光がカプラーで再結合され、完全
に反射されて光源へ戻される。カプラーの他の未使用ポ
ートは全く光を受信しない。
【0028】光ファイバー・ループが回転するとき、そ
の回転運動により光が一方の方向に伝播して反対方向に
伝播している光より僅かに先にカプラーに再入力され
る。その結果得られる光の結合は以前とは異なり、従っ
てその光は最早十分その光源へ反射されない。このこと
により、ジャイロスコープの回転運動を測定することが
可能になる。
【0029】サニャック干渉計の原理を使用すること
は、「アプライド・オプティックス(Applied
Optics:応用光学)」誌、1986年1月号、第
25巻第2号、209乃至214頁の「非線形光学及び
光スイッチングに応用したパルス・モード・レーザ・サ
ニャック干渉計(Pulsed−Mode Laser
Sagnac Interferometry wit
h Applications in Nonline
ar Optics and OpticalSwit
ching)」なる標題の記事で、リ−(Li)氏等が
方形光ループを形成するビーム分割器と三個のミラーを
使用した実験的装置について述べている。
【0030】ビーム分割器に隣接するループ支線のうち
の一つは、誘導屈折率を変化することができるエレメン
トを有する。光パルスはビーム分割器に印加され、ビー
ム分割器はそのループを時計方向に伝播する一つのパル
スと、そのループを反時計方向に伝播する別のパルスと
に分割する。
【0031】更に別のパルスが元のパルスから引き出さ
れ、別に可変屈折率エレメントへ印加される励起(pu
mp)パルスとして働く。ループに沿って伝播しビーム
分割器で再び合する上記二個のパルスは、励起パルスが
無いときは重合的に結合し、励起パルスが存在し且つ可
変屈折率エレメント内に存在するパルスのうちの一つと
一致するようにタイミングが取られているときは相殺的
に結合する。
【0032】この装置には、ビーム分割器と、三個のミ
ラーと、実質的に占められるスペースとが必要であり、
更に励起パルスとループに沿って伝播する二個の信号パ
ルスとの間に極めて繊細なタイミングを必要とする、実
際面での欠点が有る。
【0033】一緒に伝播する励起パルス及び信号パルス
には、可変屈折率媒体中でそれらが互いに重なり合う空
間容量を除き、他の条件は規定されない。従って、励起
光ビームには媒体の屈折率を十分変化させるために相当
に高い輝度が必要とされる。
【0034】オプティックス・レターズ誌、1989年
8月1日号、第14巻、第15号の811乃至813頁
に掲載されている、「光ファイバー非線形ループ・ミラ
ー内のソリトン・スイッチング(Soloton Sw
itching in aFiber Nonline
ar Loop Mirror)」なる標題の記事中
で、イスラム氏等が自己スイッチング・サニャック干渉
計について論述している。
【0035】この装置の基本は、サニャック干渉計のカ
プラーが入力信号を不均等に分割することに有る。高輝
度の信号をこのデバイス中へ送り込むことによって、一
方の方向に伝播する高輝度の信号が生じ、同時に大きな
位相偏移を受ける。
【0036】しかしながら、低輝度の信号がこのデバイ
ス中へ送り込まれるときは、その位相偏移は対応的に小
さい。この結果、低輝度の信号は完全に光源へ反射され
るが、高輝度の信号は光源へ反射されない。
【0037】この装置に伴なう問題は、もちろん、信号
の輝度を外部的に変化させる以外には、そのスイッチン
グを制御することができないことである。
【0038】「アプライド・フィジックス・レターズ
(Applied PhysicsLetters:応
用物理学)」誌、1986年、第55巻、25頁の「サ
ニャック干渉計を使用した光ファイバー・スイッチ(O
ptical FiberSwitch Emplyi
ng a Sagnac Interferomete
r)」なる標題の記事で、ファリーズ(Farrie
s)氏等が或る波長の信号ビームと別波長の励起ビーム
とを伴なうサニャック干渉計を使用したスイッチについ
て述べている。
【0039】その信号ビームはカプラーによって均等に
分割されるが、励起パルス・ビームはサニャック・ルー
プ中へ不均等に注入される。ゆえに、このループを時計
方向回りに伝播する信号ビームは、励起パルス・ビーム
が存在するときにループを反時計方向回りに伝播する信
号ビームとは異なる位相偏移を受ける。
【0040】この結果、励起パルス・ビームの有無に応
じて、それら信号ビームはカプラーで相殺的に結合され
るか或いは重合的に結合される。
【0041】このデバイスは異なる波長を使用している
ので、これらのデバイスを縦続接続することは困難であ
る。同様に、その信号ビームはパルス信号ではなく、従
って簡単にディジタル・スイッチングに応用することは
できない。
【0042】フォトニック・スイッチングに関する19
90年4月の時事問題研究会会議録(Conferen
ce record of April 1990 t
opical Meeting on Photoni
c Switching)、論文13C−16に掲載さ
れている「全偏波保持光ファイバー・サニャック干渉計
における、超高速、低電力、且つ高度に安定な全光学的
に動作するスイッチング」なる記事において、エム・ジ
ンノ(M.Jinno)氏及びティ・ミツモト(T.M
itsumoto)氏が、波長感応型偏波保持カプラー
が励起ビームをループに結合するために使用されている
サニャック干渉計について述べている。
【0043】この改良されたサニャック干渉計により、
励起ビームはこの干渉計のカプラーを介してループへ結
合することが可能にされている。この干渉計は二個のポ
ートのみを持ち、その一方は励起ビームを受け、他方は
信号ビームを受信する。
【0044】二つの信号には異なる波長と異なる持続期
間とを持つパルスが使用され、その論理デバイスの縦続
接続を不能にしている。励起パルスと信号パルスとが確
実に一緒に伝播するようにするために、偏波偏移光ファ
イバーが使用されている。
【0045】
【発明が解決しようとする課題】
【0046】本発明は従来技術の上記欠点を克服するこ
とができる光スイッチを提供することを目的とする。
【0047】
【課題を解決するための手段】
【0048】従来技術の上記欠点は、改良されたサニャ
ック干渉計を使用する光スイッチを用いて克服すること
ができる。明確には、このスイッチは、サニャック・ル
ープとこのループに信号を注入し、それによりこのルー
プに沿って反対方向に伝播する二個の信号を発生するカ
プラーを有する。
【0049】このカプラーはスイッチを外部からアクセ
スすることができる少くとも一個の信号ポートを有す
る。更に、このループを一方向のみに伝播する励起信号
を注入するためのカプラーを有する。このループは制御
可能な伝播速度を持つ材料で構成されるか、或いはその
ような材料を含有する。
【0050】更に明確には、この材料中での伝播速度
は、波高や偏波や或いは波長のようなこの材料中を伝播
する信号のパラメータの関数である。
【0051】このスイッチにより、印加された信号がパ
ルスの形態であるときに、特にはそれらパルスのパルス
幅及び相対位置(即ち、相対タイミング)が特定の相互
作用を得るように制御されるときに、最も影響を持つ作
用が得られる。
【0052】殆どの材料は、信号同士で波長が相違する
とき、信号を異なる速度で伝播する。同様に、多くの材
料は、信号同士で波高と偏波の双方または何れか一方が
相違するとき、信号を異なる速度で伝播する。同様に、
多くの材料では一方の信号の伝播速度が同時に伝播して
いる他方の信号によって影響を受ける。
【0053】本発明は、パルスをサニャック・ループへ
送り込み、その帰還状態を観測することにより、上記事
実を有利に利用する。同時に、同じ波長を持つ励起信号
の伝送が行なわれたり停止されたりする。励起パルスが
伝送されるとき、このパルスはこのパルス自体の状態を
正しく判断できるようにタイミングを合わせられ、この
結果、高速で伝播するパルスが低速で伝播するパルスに
先行する。
【0054】ループ中を伝播している間、高速のパルス
は低速のパルスに追い付き、完全に追い越して、二個の
パルスが互いに越えて進むようにする。なお、この用語
「越えて進む(traverse)」は双称的な意味で
用いられている。パルスAがパルスBを越えて進むとき
は、同様にパルスBもパルスAを越えて進む。
【0055】このようにして、励起パルスはこのサニャ
ック・ループを介して伝送されるパルスの伝播速度に影
響を及ぼし、影響を受けたパルスがサニャック・カプラ
ーに再投入されるときにこのパルスの位相を変化させ
る。励起パルスの波高が適当に制御されるとき、励起パ
ルスによって生じた位相偏移は信号が最初に挿入された
サニャック・デバイスのポートでは出力を現われなくす
る。
【0056】
【実施例】
【0057】従来技術の上記欠点は本発明の図1に図示
された回路において克服されている。
【0058】図1の回路は、両端がカプラー20に接続
されている光ファイバー10を有する。入力信号はカプ
ラー20のポート1へ印加され、カプラー20のポート
2及び4は光ファイバー10の両端に接続され、カプラ
ー20のポート3は図1の第一出力端(OUT1)を形
成している。
【0059】したがって、光ファイバー10はループを
形成し、この実施例の状況においては、信号が伝播する
経路、特にその経路が閉じた形あるいはほぼ閉じた形を
している装置に含まれているものとされる。
【0060】上記の装置では、図1の装置は単に次のよ
うに動作するサニャック干渉計である。即ち、ポート1
へ印加された信号は、ポート2及びポート4でカプラー
20から出て行く二つの信号部分、即ち、時計方向に伝
播する目標(mark)信号と反時計方向に伝播する基
準(ref)信号とに分割される。
【0061】目標信号及び基準信号はループを反対方向
に伝播し、カプラー20に再び入ってこの中で再結合す
る。通常の情況では、目標信号及び基準信号はこのルー
プ中を伝播するとき同一の条件を経る。
【0062】仮にその伝播速度は制御不能であり、且つ
時間と共に変化するかまたは変化することのない多くの
パラメータの関数であるとしても、目標信号及び基準信
号の伝播時間は、基本的にはそれらパラメータの全てが
一定と見做される程十分短い時間である。
【0063】この結果、このループ内では、二方向に伝
播する各信号に対する光ファイバーの影響を区別する変
化は何ら生じない。この結果、カプラー20での信号の
結合はポート1に関しては重合的なものとなり、ポート
3に関しては相殺的なものとなる。従って、カプラー2
0のポート1に印加された光は、このカプラー20のポ
ート1には完全に反射して戻り、カプラー20のポート
3には何ら出力が出ない。
【0064】再び図1に戻ると、図1の回路は、上記構
成とは別に、光ファイバー10に沿ったセグメント11
と、このループへ励起信号を注入するよう光ファイバー
10のループ内に挿入されたカプラー30とを有する。
【0065】カプラー30はこのループ内に在るので、
上記励起信号はこのループに沿って一方向にのみ伝播
し、より明確には、カプラー30はこのループに沿って
目標信号の方向に伝播する励起信号を注入する。
【0066】カプラー50が同様に光ファイバー10の
このループ内に、一度その機能を果たしたループから励
起パルスを引き出すために挿入されている。セグメント
11は可変屈折率材料であり、この材料は、この材料中
を通るビームの伝播速度がこの材料中を通るビームのエ
ネルギーの関数である特徴を有する。
【0067】更に、その伝播速度はその伝播速度の変化
に影響を及ぼすビームに関して変化するばかりでなく、
その伝播速度はまた同時にその材料中を通る他のビーム
の伝播速度に関しても変化する。
【0068】もちろん、光ファイバー10はその全長を
そのような可変屈折率材料で構成することができるが、
普遍性の目的から、図1はこの材料から成る限られたセ
グメントのみを以て描かれている。やはり、普遍性の目
的から、図1の光ファイバー10のループは必ずしも光
ファイバーである必要は無い。
【0069】このループは、導波路、自由空間、または
光の流れを支配するための他の材料であることができ
る。ところで、上記に論じられている従来技術での実験
的装置は、そのような光ファイバーのみを使用してい
る。
【0070】約言すると、図1の装置はセグメント11
に伝播速度が制御可能な材料を持つ光ファイバー・ルー
プ10と、このループ10中を反対方向に伝播する目標
信号及び基準信号と、目標信号と同じ方向に伝播する励
起信号とを有し、これら信号の全てがカプラー20で結
合される。
【0071】目標信号と励起信号とが適当なタイミング
を持ち、且つ適当に調節されているときは、次のように
動作する一パルス二重投入スイッチが得られる。
【0072】励起信号が無いときは、目標信号及び基準
信号が上記したようにカプラー20で結合される。ポー
ト1でこのスイッチへ入る信号は、光ファイバー10の
ループから反射してカプラー20のポート1から出て行
く。
【0073】しかし、励起信号が存在し、この励起信号
が目標信号と共にセグメント11中を伝播するように構
成されているときは、この励起信号により目標信号の伝
播速度に起きる変化がカプラー20に戻る目標信号の位
相を変化させる。
【0074】励起信号のエネルギー及びセグメント11
内での目標信号と励起信号との間の相互作用期間が適当
に管理されているときは、目標信号と基準信号との間の
位相関係がカプラー20中でポート1に関しては完全に
相殺的であり、ポート3に関しては完全に重合的であ
る、目標信号と基準信号との結合を起こす。この結果、
全エネルギーがポート1ではなく、ポート3でカプラー
20から出て行く。
【0075】ところで、基準信号が同様にセグメント1
1中を通り、その速度が同様に励起信号によって影響を
受ける。しかし、励起信号と基準信号とは反対方向に伝
播するから、それらの間の相互作用期間は、基準信号と
目標信号との間の相互作用期間より極めて短い期間であ
る。
【0076】図1の装置による一パルス二重投入スイッ
チの概略的等価回路は、入力信号とカプラー20のポー
ト1との間にサーキュレータ回路40が挿入されている
図2の装置中で更に明瞭に観察することができる。
【0077】サーキュレータ40は通例の要素であり、
カプラー20のポート1へ入る信号をこのポート1でカ
プラー20から出て行く信号と分離する働きを持ち、こ
の結果、一般的に一パルス二重投入スイッチに関連する
三個のポート、即ち「IN」、「OUT1」、「OUT
2」が作られている。
【0078】本発明の分野における光回路の主要な目的
は、極めて広い帯域幅のディジタル回路を作ることにあ
る。このことは、本発明に関わる一パルス二重投入スイ
ッチが高い繰り返し速度の極めて狭いパルスに確実に応
答することができなければならない要件に換言される。
【0079】しかしながら、極めて狭いパルスは、その
ようなパルスは代表的には「立ち上がり」時におけるS
字形状の信号部分と、「オン」時における極めて短時間
の平坦な信号部分と、「立ち下がり」時におけるS字形
状の信号部分とを有するので、問題を生じることがあ
る。これら狭いパルスの立ち上がり部分及び立ち下がり
部分は、パルス幅の広い部分を占めている。
【0080】パルス信号、特に非方形形状のパルス信号
は、図1の回路では幾つかの問題を生じる。第一には、
もし励起信号がセグメント11内で目標信号に影響を及
ぼすべき場合には、励起信号が目標信号と正確に一致す
るタイミングを取らなければならない。
【0081】第二には、励起信号の波高がセグメント1
1内での伝播速度の変化を制御するので、励起信号の波
高が変化するとき励起信号の立ち上がり部分及び立ち下
がり部分によって伝播速度に異なる変化が生じる。伝播
速度のこのような異なる変化により、目標信号の種々の
部分が、目標信号の形状を変形させる影響を持つ異なる
速度で伝播される。
【0082】もちろん、一つの解決手段は励起信号を十
分広くし、この結果、上記のジンノ氏及びミツモト氏の
論文で行われているように、目標信号がセグメント11
内を伝播する間、目標信号が完全に励起信号のオン期間
内に含まれているようにすることである。
【0083】しかしながら、この解決手段では、励起信
号及び図1の装置全体の潜在的繰り返し速度が低下す
る。更に重要なことに、この解決手段では、目標信号に
対する励起信号の影響と基準信号に対する励起信号の影
響との間の調和した差異が低下され、励起信号に更にエ
ネルギーを要し、その装置を縦続に接続することができ
ない。
【0084】本発明の原理によれば、それら従来の潜在
的欠点はセグメント11の材料に第二の要件、即ち、セ
グメント11が励起信号を目標信号とは異なる速度で伝
播する要件を賦課することによって克服される。伝播速
度のこの相違は、励起信号の、波長、波高或いは偏波の
ような何らかの制御可能なパラメータと関連させること
ができる。
【0085】以下において更に詳細に説明されるよう
に、この材料の上記特性により、同様に図1の回路は励
起信号の形状或いはその正確なタイミングに対して完全
に無感応にされる。より正確には、図1の回路は励起信
号(励起パルス全体)の総合エネルギーのみに感応す
る。
【0086】図3はパルス信号に関連して図1の装置の
動作を示し、上記において特定したような材料のセグメ
ント11を使用することによって得られる利点を明示し
ている。中にセグメント11が要素として含まれている
光ファイバー10のセグメントが基準に示されている。
時点t0において、パルス111は励起信号を表わし、
パルス112は目標信号を表わし、パルス113は基準
信号を表わしている。
【0087】パルス111及び112はセグメント11
中を左方から右方へ伝播し、他方、パルス113は右方
から左方へ伝播する。パルス111はパルス112より
先行し、且つ、図3での説明目的のために、パルス11
1はセグメント11中をパルス112より高速で伝播す
るものとする。
【0088】更に、パルス113はセグメント11から
パルス112より右方に図示されている。これは、セグ
メント11がカプラー20に関して光ファイバー10の
ループの中央に寄せられる必要が無いことを明示するた
めである。
【0089】時点t0より後の時点t1では、パルス11
2はセグメント11内に在るように図示されており、パ
ルス111は丁度セグメント11に入り込んでいる。パ
ルス113は未だセグメント11の外に在る。
【0090】この時点t1では、パルス112の後端部
とパルス111の先端部とが一致し、パルスの相互作用
が開始する。即ち、パルス112の後端部の伝播速度が
パルス111の先端部に従って変化し始める。
【0091】時点t1より後の時点t2では、図3は更に
相互作用が進行した状態でのパルス111及びパルス1
12を図示し、一方でパルス113はセグメント11内
に在るが、しかしパルス111とは影響し合っていな
い。
【0092】時点t2より後の時点t3では、パルス11
1はパルス112及びパルス113の両方と完全な相互
作用状態となっている。最後に時点t3より後の時点t4
では、パルス112の先端部がパルス111の後端部を
通り過ぎており、それら両パルスの間の相互作用が終了
している。
【0093】三つのパルスのこれら瞬時状態から、パル
ス111のレベルとパルス112のレベルとが、セグメ
ント11内の広い期間、即ち時点t1とt4との間の期間
に亘ってすっかり相互に影響し合っていることが観測さ
れる。
【0094】同様にパルス111はパルス113と、但
し相当狭い期間、即ち時点t3に極く近い期間のみで相
互に影響し合っている。このことは、図3には図示され
ていないが、パルス113とのこの相互作用が必ずしも
セグメント11の材料内に在る必要は無いことが容易に
理解できる。
【0095】上記は、図1の構成が励起信号の形状及び
正確なタイミングに無感応であることを明示している
が、しかし励起信号の伝播速度を制御するこの励起信号
のパラメータを一定に維持することが重要である。中を
伝播するビームの伝播速度がビームの偏波に感応する複
屈折材料でセグメント11が構成されているときは、偏
波を一定に維持することが重要である。
【0096】本発明の一態様によれば、励起信号の偏波
が未知の偏波を持つ印加された励起信号の全エネルギー
を一定に維持し、同時に励起信号の偏波が一定に維持さ
れる。このことは、図4に示されている。この図では、
未知の偏波を持つ入力パルス21が偏波感応型分割器2
2に印加される。
【0097】この分割器22の一方の出力はTE偏波を
持ち、他方の出力はTM偏波を持つ。このTM偏波出力
は偏波回転回路23に印加され、この偏波回転回路23
でTE偏波された出力は遅延回路24に印加される。
【0098】分割器22のTE偏波信号は結合器25
で、遅延回路24で遅延されたTE信号と結合され、図
示されたパルス26の形状を持つTE出力信号を発生す
る。遅延回路24は、分割器22のTE偏波信号が偏波
回転回路23のTE偏波出力と、重合的にも或いは相殺
的にも、確実に干渉しないようにするために挿入されて
いる。
【0099】励起信号と目標信号との間の速度の違いは
大きいので、励起パルスと目標パルスとの間の相互作用
期間がセグメント11内の極めて短い距離しか止まらな
い。また、その距離は極めて短いので、位相偏移が目標
信号に誘起されるとき、再入力したときの目標信号と基
準信号との間に所望の干渉を生じさせない。
【0100】付言的に、所望の位相偏移がπラジアンで
あり、それからの小さな偏移は重大ではない。励起信号
が目標信号を越えて進む途中に発生する位相偏移が不十
分である問題は、励起信号を二回以上スライド、即ち目
標信号を越えて進ませることによって克服される。
【0101】これは、本発明により、複数のセグメント
11を有する、図5に図示された装置によって達成され
る。図5の装置の動作の要点は、交互に各セグメント1
1が反対の速度特性を持つようにすることである。
【0102】即ち、最初のセグメント(伝播中の励起信
号に関して最初のセグメント)11が励起信号の偏波信
号を目標信号の偏波信号より高速で伝播させるとき、第
二のセグメント11は励起信号の偏波信号を目標信号の
偏波信号より低速で伝播させるように配列されている。
【0103】この結果、最初のセグメント11では励起
信号が目標信号の後からスタートしてそのセグメント内
で目標信号に追い付き、第二のセグメント11では目標
信号が励起信号の後からスタートしてそのセグメント内
で励起信号に追い付く。同様なことが次の各対のセグメ
ントで繰り返されるが、最後の部分でセグメントが対に
完結されることは要求されない。
【0104】応用の目的で、図2の回路は、マルチプレ
クサー、デマルチプレクサー、或いはノア・ゲートに容
易に構成することができる。図6はデマルチプレクサー
に応用するための信号構成を示している。図中、入力マ
ルチプレックス信号が最上部に示され、その下に励起信
号が示されている。
【0105】入力信号ラインのNパルス毎に一個のパル
スを励起信号ラインに沿って挿入することによって(図
6において、Nは2である)、信号ラインのNパルスか
ら1個のパルスが図2の回路のポートOUT1に現われ
る。ポートOUT1に現われない信号パルスは、図2の
回路のポートOUT2に現われる。
【0106】図7はマルチプレクサーに応用するための
信号構成を示している。多重化されるべき二つの信号は
図2のポートINとポートOUT1とに注入される。1
個のパルスがポートOUT1に注入される時点毎に励起
パルスが現われ、その結果、両入力信号がポートOUT
2に現われる。
【0107】本発明の装置を縦続接続して実現されたア
ンド論理ゲートが図8に示されており、この図8は縦続
接続されている図2の回路の変形である二個のスイッチ
を有する。図8において、P1の符号を付された入力ポ
ートは電源供給用入力ポートと同種のポートである。
【0108】この入力ポートP1によってパルスがサニ
ャック・ループに注入され、その結果、xポートにパル
スが無いときは、出力ポートQ1(−)に出力パルスが
得られる。xポートにパルスが注入されているとき、対
応するパルスが出力ポートQ1に現われる。
【0109】出力ポートQ1の出力パルスはポートP2
に注入され、もしそのときパルスがポートyに印加され
ると、出力ポートQ2にパルスが現われる。ポートxと
ポートyの両方から信号が供給されるときのみ出力ポー
トQ2にパルスが現われるので、出力ポートQ2ではア
ンド機能が得られる。
【0110】図8が、図2の回路が全光学的に動作する
論理ゲートを構成するように使用されている装置を図示
している事実から見れば、この回路を他の用途に適用す
ることができることが当然了解される。例えば、図2の
回路は受信された信号の波高及びタイミングを再生する
ように適用することができる。
【0111】即ち、やや遠方にある光計算機が身近かに
ある光回路へ情報を伝送することができる。予期される
信号は、クロックと同期して、特別な繰り返し速度で光
パルスを有し或いはそれを欠いている。従って、身近か
にある光回路の目的は受信された信号を捕捉しそれを局
部クロックに同期させることである。
【0112】この目的には図8の構成の左半分で示され
ているように使用されている図2の回路が適合してい
る。即ち、局部クロックがサニャック・ループの入力ポ
ート(ポートP1)に注入され、局部クロックと同期さ
れるべき入力信号がxポートに注入される。
【0113】この入力信号のパルスが出力パルスの所望
幅より狭くない限り、入力パルスと一致するクロック・
パルスの無ジッター出力は適当な所望幅のパルス出力と
なるであろう。
【0114】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、サ
ニャック・ループと、このループに信号を注入しそれに
よってこのループ中を反対方向に伝播する二個の信号を
発生するカプラーとを有する改良されたサニャック装置
を使用する光スイッチを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を具体化した装置を示す図であ
る。
【図2】図1の装置のポートのうち、一つのポートを入
力機能ポートと出力機能ポートとに分離するために挿入
されたサーキュレーターを有する装置を示す図である。
【図3】図1の装置におけるパルスの相互作用を明示す
る一連のパルス位置を示す図である。
【図4】判明している偏波を持つ励起パルスを生成する
ための装置の一例を示す図である。
【図5】本発明の原理により、励起パルスが信号パルス
と二回以上相互に影響し合うことが可能な改良された装
置を示す図である。
【図6】図2の装置によるデマルチプレクサー機能を説
明するためのタイミング・ダイヤグラムである。
【図7】図2の装置によるマルチプレクサー機能を説明
するためのタイミング・ダイヤグラムである。
【図8】図2の装置を論理ゲートを成すように縦続接続
した図である。
【符号の説明】
10 ファイバー 11 セグメント 20 カプラー 21 入力パルス 22 分割器 23 偏波回転回路 24 遅延回路 25 結合器 26 励起パルス 30 カプラー 40 サーキュレータ 50 カプラー 111 励起信号パルス 112 目標信号パルス 113 基準信号パルス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘンリー エイチ.ホウ アメリカ合衆国 07760 ニュージャー ジィ、シー ブライト、アイランド ビ ュー ウェイ 51 (72)発明者 ノーマン アシュトン ホワイテーカー アメリカ合衆国 07716 ニュージャー ジィ、アトランテック ハイランズ、フ ォース アベニュー 20 (56)参考文献 Applied Physics L etters Vol.55,No.1, PP.25〜26

Claims (43)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を受信する入力ポートと、前記
    入力信号が中を伝播する伝播速度制御可能材料部分を包
    含する伝送媒体とを有する光論理ゲート装置において、 前記入力ポートへ印加された信号パルスを前記伝送媒体
    に注入して、前記伝送媒体中を一方の方向に伝播する相
    互作用信号パルスと前記伝送媒体中を反対方向に伝播す
    る基準信号パルスとを発生する手段と、 前記伝送媒体中を前記相互作用信号パルスの伝播方向に
    伝播する励起パルスを、前記相互作用信号パルスが前記
    伝播速度制御可能材料部分中を伝播している間に前記相
    互作用信号パルスが前記励起パルスを越えて進むように
    前記励起パルスが制御されるタイミングで、前記伝送媒
    体に制御可能に注入する手段と、 前記伝送媒体を通過した後の前記基準信号パルスと前記
    伝送媒体を通過した後の前記相互作用信号パルスとを結
    合する結合手段とを有することを特徴とする光論理ゲー
    ト装置。
  2. 【請求項2】 前記結合手段は、干渉計型結合手段であ
    ることを特徴とする、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記結合手段に印加された前記基準信号
    及び前記相互作用信号の両方のパルスが重合的に干渉す
    るとき、前記結合手段が出力ポートに出力信号を発生す
    ることを特徴とする、請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記結合手段は、前記結合手段に印加さ
    れた前記基準信号及び前記相互作用信号の両方のパルス
    が重合的に干渉するときに第一出力ポートに出力信号を
    生じ、且つ前記結合手段に印加された前記基準信号及び
    前記相互作用信号の両方のパルスが相殺的に干渉すると
    きに第二出力ポートに出力信号を発生することを特徴と
    する、請求項2記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記制御可能注入手段は、おおよそ前記
    伝送媒体に相互作用信号パルスが存在しているときに励
    起パルスを注入する手段と、前記伝送媒体に相互作用信
    号パルスがほぼ存在していないときに励起パルスを注入
    する手段と、前記伝送媒体に相互作用信号パルスが存在
    しているときに励起パルスの注入を回避する手段のうち
    一つ以上を有することを特徴とする、請求項1記載の装
    置。
  6. 【請求項6】 前記伝播速度制御可能材料は、その伝播
    速度が励起パルスの制御可能信号パラメータに依存する
    ことを特徴とする、請求項1記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記制御可能信号パラメータは、励起パ
    ルスの波長であることを特徴とする、請求項6記載の装
    置。
  8. 【請求項8】 前記信号パルスが或る波長のパルスであ
    り、前記励起パルスは異なる波長のパルスであることを
    特徴とする、請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記制御可能な信号パラメータは、励起
    パルスの偏波であることを特徴とする、請求項6記載の
    装置。
  10. 【請求項10】 前記制御可能な信号パラメータは、励
    起パルスの波高であることを特徴とする、請求項6記載
    の装置。
  11. 【請求項11】 前記励起パルスは、前記相互作用信号
    パルスが励起パルスと共に前記伝播速度制御可能材料部
    分中を伝播するとき、前記相互作用信号パルスが励起パ
    ルスを伴わずに前記伝播速度制御可能材料部分中を伝播
    するときの前記相互作用信号パルスの位相偏移から実質
    的にπラジアンだけ変化している前記相互作用信号パル
    スの位相偏移を生じる波高を規定するように制御される
    ことを特徴とする、請求項10記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記相互作用信号パルスが前記伝播速
    度制御可能材料部分中を一方の方向に伝播するとき、前
    記基準信号パルスが前記伝播速度制御可能材料部分中を
    他方の方向に伝播するときの前記基準信号パルスの位相
    偏移に関して実質的に180度の位相偏移を前記相互作
    用信号パルスに発生するように、前記励起パルスの波高
    を制御する手段を有することを特徴とする、請求項10
    記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記制御可能な信号パラメータは、励
    起パルスの波高及び偏波であることを特徴とする、請求
    項6記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記励起パルスは、前記相互作用信号
    パルスが励起パルスと共に前記伝播速度制御可能材料部
    分中を伝播するとき、前記相互作用信号パルスが励起パ
    ルスを伴わずに前記伝播速度制御可能材料部分中を伝播
    するときの前記相互作用信号パルスの位相偏移から実質
    的にπラジアンだけ変化している前記相互作用信号パル
    スの位相偏移を生じる偏波及び波高を規定するように制
    御されることを特徴とする、請求項13記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記伝送媒体中の前記伝播速度制御可
    能材料は、直交偏波を持つ信号同士が異なる速度で伝播
    し、直交偏波を持つ一つの信号が存在しているときの所
    定の偏波に対する伝播速度が直交偏波を持つ該信号が存
    在していないときの所定偏波に対する伝播速度と異なる
    材料であることを特徴とする、請求項1記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記相互作用信号パルスが偏波してお
    り、且つ前記励起パルスが偏波しており、前記相互作用
    信号パルスの偏波が前記励起パルスの偏波と直交してい
    ることを特徴とする、請求項15記載の装置。
  17. 【請求項17】 信号パルスを注入する前記手段は、前
    記入力ポートに接続された第一ポートと、前記伝送媒体
    の二つのポートに接続された第二及び第三ポートと、こ
    の装置の第一出力ポートを形成している第四ポートとを
    持つ四ポート・カプラーであることを特徴とする、請求
    項1記載の装置。
  18. 【請求項18】 信号パルスを注入する前記手段に接続
    されている第一出力ポートを有し、更にこの装置の入力
    ポートと信号パルスを注入する手段との間に挿入された
    サーキュレーターを有し、このサーキュレーターはこの
    装置の第二出力ポートを有することを特徴とする、請求
    項1記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記励起パルスのエネルギーが第一レ
    ベルにあるときこの装置の第一出力ポートに出力信号を
    生じ、前記励起パルスのエネルギーが第二レベルにある
    ときこの装置の第二出力ポートに出力信号を発生するよ
    うに前記励起パルスを制御する手段を有することを特徴
    とする、請求項18記載の装置。
  20. 【請求項20】 更に、前記伝送媒体中を伝播している
    前記励起パルスを抽出するために、前記伝送媒体に接続
    されているカプラーを有することを特徴とする、請求項
    1記載の装置。
  21. 【請求項21】 相互に接続された複数のスイッチを有
    する装置において、各スイッチが 1)入力信号パルスを受信する第一入力ポートと、 2)励起パルスをを受信する第二入力ポートと、 3)第一出力ポートと、 4)前記入力信号パルス及び前記励起パルスが伝播する
    ことができる、伝播速度制御可能材料部分を有する伝送
    媒体と、 5)前記伝送媒体中を一方の方向に伝播する相互作用信
    号及び前記伝送媒体中を他方の方向に伝播する基準信号
    を発生するために前記第一入力ポートに印加される信号
    パルスを前記伝送媒体に注入し、前記第一出力ポートへ
    印加される出力パルスを発生するために前記伝送媒体か
    ら戻る信号を受信する手段と、 6)前記第二入力ポートに印加される、前記相互作用信
    号パルスの方向に、前記相互作用信号パルスが前記伝播
    速度制御可能材料部分中を伝播している間に前記励起パ
    ルスが前記相互作用信号パルスを越えて進むようにする
    前記相互作用信号パルスに関連するタイミングで、前記
    伝送媒体中を伝播するように、励起パルスを前記伝送媒
    体に注入する手段とを有することを特徴とするスイッチ
    装置。
  22. 【請求項22】 前記スイッチの各々が、更に前記信号
    パルス注入手段から信号を取り出す第二出力ポートを有
    し、この取り出された信号は前記第一出力ポートの信号
    と相補的であることを特徴とする、請求項21記載の装
    置。
  23. 【請求項23】 前記複数のスイッチが第一スイッチと
    第二スイッチとを有し、第一スイッチの出力ポートが第
    二スイッチの第一入力ポートと接続されていることを特
    徴とする、請求項21記載の装置。
  24. 【請求項24】 前記複数のスイッチが第一スイッチと
    第二スイッチとを有し、第一スイッチの出力ポートが第
    二スイッチの第二入力ポートと接続されていることを特
    徴とする、請求項21記載の装置。
  25. 【請求項25】 前記第二スイッチが、更に前記信号パ
    ルス注入手段から信号を取り出す第二出力ポートを有
    し、この取り出された信号は前記第一出力ポートの信号
    と相補的であることを特徴とする、請求項24記載の装
    置。
  26. 【請求項26】 入力信号を受信する入力ポートと、前
    記入力信号が伝播する伝送媒体と、この伝送媒体の少な
    くとも一部を構成する、伝播速度制御可能材料部分とを
    有する装置において、 信号パルス列を、この信号パルス列の各信号パルスが前
    記伝送媒体中を一方の方向に伝播する相互作用信号パル
    スと前記伝送媒体中を反対方向に伝播する基準信号パル
    スとを発生するように、前記入力ポートへ注入する手段
    と、 前記伝送媒体中を前記相互作用信号パルスの伝播方向に
    伝播する励起パルス列を前記伝送媒体に注入する手段と
    を有する装置において、 前記励起パルス列の各励起パルスが、 a)前記信号パルス列中の対応する信号パルスに関し
    て、対応する相互作用信号が、実質的に前記励起パルス
    と対応する相互作用信号とが前記制御可能な材料部分中
    に存在している間、前記対応する相互作用信号が前記励
    起パルスを通過して進むことができるタイミングで、注
    入され、 b)時々高い波高の励起パルスを生じ、時々低い波高の
    励起パルスを発生するように波高を制御されることを特
    徴とする装置。
  27. 【請求項27】 前記低波高は零波高または実質的に零
    波高であることを特徴とする、請求項26記載の装置。
  28. 【請求項28】 前記励起パルス列の交互の励起パルス
    が低波高の励起パルスであることを特徴とする、請求項
    27記載の装置。
  29. 【請求項29】 第一信号ポートと、第二信号ポート
    と、励起信号ポートと、伝播速度制御可能材料部分を含
    む伝送媒体とを有する装置において、この装置が 1)前記第一信号ポートに印加された信号パルスに応答
    して、前記伝送媒体中を第一方向に伝播する第一目標信
    号パルスと前記伝送媒体中を前記第一方向とは反対の第
    二方向に伝播する第一基準信号パルスとを、前記伝送媒
    体に注入し、 2)前記第二信号ポートに印加された信号パルスに応答
    して、前記伝送媒体中を前記第一方向に伝播する第二目
    標信号パルスと前記伝送媒体中を前記第二方向に伝播す
    る第二基準信号パルスとを、前記伝送媒体に注入し、 3)前記伝送媒体から到達する信号同士を結合して前記
    第一信号ポートへ印加される第一出力信号と前記第二信
    号ポートへ印加される第二出力信号とを発生するように
    前記伝送媒体に接続された第一カプラーと、 前記伝送媒体中を前記第一方向に伝播する励起パルス信
    号を前記伝送媒体に注入する第二カプラーとを有し、 前記励起パルス信号は、第一目標信号パルスが前記伝送
    媒体中を伝播するとき制御可能に存在し且つ第二目標信
    号パルスが前記伝送媒体中を伝播するとき制御可能に存
    在しする一以上のパルスを含み、各励起パルスが、存在
    しているときには、第一目標信号パルス及び第二目標信
    号パルスに関して、前記第一目標信号パルス及び第二目
    標信号パルスが実質的に前記伝播速度制御可能材料部分
    中に存在している間、該励起パルスを前記第一目標信号
    パルス及び第二目標信号パルスを越えて進ませるように
    制御されるタイミング関係を持っていることを特徴とす
    る装置。
  30. 【請求項30】 前記第一信号ポートに印加されている
    前記入力信号が所定の繰り返し速度を持つパルス列であ
    り、前記励起信号ポートに印加されている前記入力信号
    が前記所定繰り返し速度の半分の繰り返し速度を持つパ
    ルス列であり、前記励起信号パルス列が前記第一信号ポ
    ートにおける前記パルス列中の他の何れのパルスともほ
    ぼ一致するように調節されていることを特徴とする、請
    求項29記載の装置。
  31. 【請求項31】 前記第一信号ポートに印加されている
    前記入力信号が所定の繰り返し速度を持つパルス列であ
    り、前記励起信号ポートに印加されている前記入力信号
    が前記所定繰り返し速度を持つパルス列であり、前記励
    起信号パルス列が前記第一信号ポートにおける前記パル
    ス列中の各パルスとほぼ一致するように調節されてお
    り、前記第二信号ポートに印加されている前記入力信号
    が前記励起信号ポートにおける前記パルス列中の各パル
    スと一致しないように調節されているパルス列であるこ
    とを特徴とする、請求項29記載の装置。
  32. 【請求項32】 カプラーと接続されているループを有
    し、前記カプラーが前記ループへこのループに沿って両
    方向に伝播する信号を注入するための入力手段と、前記
    ループから反射される出力を監視するため出力手段とを
    有するサニャック干渉計において、 前記ループが少なくとも伝播速度制御可能材料部分を有
    し、 前記入力手段によって注入される前記信号は、それによ
    って前記ループに沿って一方の方向に伝播する相互作用
    信号と前記ループに沿って他方の方向に伝播する基準パ
    ルスとを発生するパルスであり、 前記干渉計は、更に前記ループへこのループに沿って前
    記相互作用信号の方向に伝播する励起パルス信号を制御
    可能に注入するための手段であって、前記相互作用信号
    が前記伝播速度制御可能材料部分中を伝播している間前
    記相互作用信号を越えて進むようにタイミングを取られ
    ている手段を有することを特徴とするサニャック干渉計
    装置。
  33. 【請求項33】 前記制御可能注入手段が、前記励起パ
    ルスの波高を制御して前記サニャック干渉計装置の前記
    カプラー内に前記信号パルスの重合性干渉と相殺性干渉
    とを発生する手段を有することを特徴とする、請求項3
    2記載の装置。
  34. 【請求項34】 励起パルスを注入する前記手段が前記
    ループ中にあることを特徴とする、請求項33記載の装
    置。
  35. 【請求項35】 前記ループが光導波路を有することを
    特徴とする、請求項32記載の装置。
  36. 【請求項36】 前記ループが複屈折ファイバーを有す
    ることを特徴とする、請求項32記載の装置。
  37. 【請求項37】 入力信号を受信する入力ポートと、前
    記入力信号が伝播する伝送媒体と、前記入力信号が伝播
    するこの伝送媒体を構成する複数の伝播速度制御可能材
    料セグメントとを有する装置において、 前記入力ポートへ印加された信号パルスを前記伝送媒体
    に注入して、前記伝送媒体中を一方の方向に速度xで伝
    播する相互作用信号パルスと前記伝送媒体中を反対方向
    に速度xで伝播する基準信号パルスとを発生する手段
    と、 正または負の値を有するδに対して、前記伝送媒体中を
    前記相互作用信号パルスの伝播方向に速度x+δで伝播
    する励起パルスを前記伝送媒体に制御可能に注入する手
    段と、 隣接する前記伝播速度制御可能材料セグメント間に挿入
    されたリセット部分とを有し、 このリセット部分はこのリセット部分における前記励起
    パルスの前記相互作用信号に対するタイミングを、この
    リセット部分に先行する前記伝播速度制御可能材料セグ
    メントの始めにおける前記励起パルスの前記相互作用信
    号に対するタイミングへ変更し、 前記励起パルスは、注入されるとき、前記相互作用信号
    及び速度δに対して、前記相互作用信号が前記複数の伝
    播速度制御可能材料セグメントのそれぞれの中に存在し
    ている間、前記相互作用信号のあらゆる点が前記励起パ
    ルスのあらゆる点と相互に作用するタイミングで注入さ
    れることを特徴とする装置。
  38. 【請求項38】 入力信号を受信する入力ポートと、前
    記入力信号が伝播する伝送媒体と、前記入力信号が伝播
    するこの伝送媒体を構成する複数の伝播速度制御可能材
    料セグメントとを有する装置において、 前記入力ポートへ印加された信号パルスを前記伝送媒体
    に注入して、前記伝送媒体中を一方の方向に速度xで伝
    播する相互作用信号パルスと前記伝送媒体中を反対方向
    に速度xで伝播する基準信号パルスとを発生する手段
    と、 正または負の値を有するδに対して、前記伝送媒体中を
    前記相互作用信号パルスの伝播方向に速度x+δで伝播
    する励起パルスを前記伝送媒体に制御可能に注入する手
    段と、 隣接する前記伝播速度制御可能材料セグメント間に挿入
    されたリセット部分とを有し、 このリセット部分はこのリセット部分における前記励起
    パルスの前記相互作用信号に対する位置を、このリセッ
    ト部分に先行する前記伝播速度制御可能材料セグメント
    の始めにおける前記励起パルスの前記相互作用信号に対
    する位置へ変更し、 前記励起パルスは、注入されるとき、前記相互作用信号
    及び速度δに対して、前記相互作用信号が前記複数の伝
    播速度制御可能材料セグメントのそれぞれの中に存在し
    ている間、前記相互作用信号のあらゆる点が前記励起パ
    ルスのあらゆる点と相互に作用するタイミングで注入さ
    れることを特徴とする装置。
  39. 【請求項39】 前記リセット部分が伝播速度制御可能
    材料を有することを特徴とする、請求項38記載の装
    置。
  40. 【請求項40】 前記伝播速度制御可能材料セグメント
    が複屈折ファイバー部分を有することを特徴とする、請
    求項39記載の装置。
  41. 【請求項41】 前記リセット部分が複屈折ファイバー
    部分を有することを特徴とする、請求項39記載の装
    置。
  42. 【請求項42】 前記リセット部分が有する前記複屈折
    ファイバー部分の偏波方向が、前記伝播速度制御可能材
    料セグメントが有する前記複屈折ファイバー部分の偏波
    方向と直交していることを特徴とする、請求項41記載
    の装置。
  43. 【請求項43】 複数のパルスを同時に伝送することが
    でき、その伝送速度が中を伝播するパルスの所定特性に
    依存し、且つその伝送速度が中を伝播するパルスの同時
    伝送によって影響を受ける特徴を持つパルス伝送材料
    と、 入力信号を受信し、この入力信号を一つの速度で前記パ
    ルス伝送材料中を伝播させるように、この入力信号を前
    記所定特性の一つの値で前記パルス伝送材料へ注入する
    第一入力ポートと、 クロック・パルスを他の速度で前記パルス伝送材料中を
    伝播させるように、このクロック・パルスを前記所定特
    性の他の値で前記パルス伝送材料へ注入する第二入力ポ
    ートとを有し、 前記注入が、前記パルス伝送材料中を伝播する前記入力
    信号と前記クロック・パルスとを互いに越えて進ませる
    ように行われることを特徴とする、前記入力信号を前記
    クロック・パルスに同期させるための装置。
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