JP2627636B2 - 世界時計 - Google Patents

世界時計

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JP2627636B2
JP2627636B2 JP7076288A JP7076288A JP2627636B2 JP 2627636 B2 JP2627636 B2 JP 2627636B2 JP 7076288 A JP7076288 A JP 7076288A JP 7076288 A JP7076288 A JP 7076288A JP 2627636 B2 JP2627636 B2 JP 2627636B2
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伸庸 藤原
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伸庸 藤原
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は,世界各地の時刻表示が瞬時に自動的に切
替わるようにした世界時計に関する。
従来,時差のある各地の時刻を知るために,時計盤面
の中央部に日本標準時に合せた普通の針式時計を配し,
それが示す時刻に合うように時差に対応した別の目盛盤
を動かして世界各地の時刻を読取れるようにしている。
その動かし方は,手動操作によるものと自動的に24時間
で1回転するようにしたものがある。針式時計を用いな
いで全部を電子式デジタル時計としたものでは,知りた
い地域のスイッチを手動操作すると時刻が表示されるよ
うになっている。
上記した世界時計では各地の時刻を知りたいとき,い
ちいち時計の手動操作をしなければならならず面倒であ
る。自動的に目盛板が動くようにした場合は時差の区切
りと目盛板の数字が2地域にまたがるため,どちらの数
字を読めばよいかわかり難い。
本発明は以上述べた,いちいち手動操作する,あるい
は隣接した時差の2地域にまたがって同じ時刻の表示が
行われる等の欠点を解消し,平常は全く手を触れること
なく常時全世界の時刻をわかり易く表示できる世界時計
の提供が目的である。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると,第1
図,第5図は世界時計の表盤面全体を示し,第2図,第
6図は世界時計を飾り枠に取付けた状態をそれぞれ示し
ている。固定地図板1には回転時刻板2の中心から1周
を24等分に区切って放射状に延長した時差区切線と世界
地図,時差に合せた国名・地域名・都市名等を表示して
おく。回転時刻板2は普通時計の短針の役割をもたせ,
周辺部の1回転を24に等しく分割して0〜12時の時刻数
字,昼夜の別,午前・午後の別,太陽の方向等を表示し
ておき,後述する駆動装置によって1時間毎に24分の1
回転ずつ瞬間的に回動させる。分針3,秒針4は普通時計
のように公知の機構によって動かす。
時刻の読みかたは第1図の場合,時を回転時刻板2の
周辺の数字で読み,分,秒は普通の針式時計のように読
みとる。日本,韓国では午前10時35分25秒。ワシント
ン,ニューヨークでは午後8時35分25秒であることが同
時にわかる。第5図では時の読取りは第1図と同じであ
るが分針3,秒針4を省略し,代りに電子式時計20で分,
秒の数字を直接表示するようにしてある。読取ってみる
とイギリス,ポルトガルでは午前1時35分24秒。シンガ
ポール,中国では午前9時35分24秒であることが同時に
わかる。
本発明では一般に使用されている微小出力の時計機構
駆動用ステップモータで,回転時刻板2のような大きい
質量のものを瞬間的に24分の1回転だけ回動させ,しか
も回動した位置を正しく保つように系止させることによ
り,2地域に同じ時刻の数字がまたがらず読みとりを容易
にしようとしている。
始めに,針式時計に応用した場合の第4図と,そのA
−A断面平面図で現した第3図とによって説明すると,
時計機構を収納するケース16に固着した飾り枠への取付
けねじ17を軸受とし,その中に回転時刻板2の駆動軸
2′,分針3の駆動軸3′,秒針4の駆動軸4′はそれ
ぞれが公知のように相互に軸及び軸受けとなって貫入さ
れている。回転時刻板2の駆動軸2′には24枚を歯をも
ったラチエット車8を,分針3の駆動軸3′には板カム
5を備えた歯車6を,秒針4の駆動軸4′には歯車13を
それぞれ固着してある。歯車13と歯車9とを60対1の回
転速度比で回転させるため,一体となった動力伝達歯車
14,15に噛み合せておく。分針3,秒針4を動かす歯車9,1
3は,歯車14,15あるいはその他の歯車を経由して,時刻
に合うように制御された公知のステップモータ,テンプ
・振子を用いた脱進機構等から中間歯車を経て動力を受
取る。これらの動力の発生・伝達機構及び時刻合せ用の
機構等はいずれも公知のものを利用することで目的が達
成できるから図面では省略してある。
回転時刻板2を瞬間的に24分の1回転させ,かつその
位置に系止する装置の説明をすると,分針を動かす歯車
9は1時間に1回転するから,これに備えた板カム5も
同一に回転し従節6を1時間かけて徐々に6′の位置ま
で,ばね10を伸ばしながら押出す。この様にすることで
微少な源動機の出力は1時間かけて,ばね10の中に変形
と言う形で蓄積され,これを瞬時に放出すれば大きい力
を出すことができる。従節6に回動自在に取付けたクリ
ック7は,ばね18によって常時ラチエット車8に軽く当
たるようにしておき,分針3が0分を指した瞬間に,カ
ム5で押出されていた従節6がカム5の最高位置から外
れて最低位置まで動くように合せておけば,ばね10に蓄
積されたエネルギーはこのとき一度に大きい力を出し,
ラチエット車8の2枚の歯の間に円形突起12をばね10で
押付けている正位置保持用の系止アーム11を押退け,し
かも大きい質量の回転時刻板2を付けたラチエット車8
を瞬間的に24分の1回転させることができるから,隣接
した時差のある2地域にまたがって同じ時刻を示すこと
がなくなり読取り易い世界時計となる。
次に分針,秒針を省略し別に分,秒を電子式のデジタ
ル表示で行う場合を説明する。第7図,第8図は前述し
た針式時計の機構をうち秒針にかかわるものの全てと分
針を取去り,分針の駆動軸を短くして表盤面に現れない
ようにしておく。新しく付加したものは,回転時刻板2
が回動する瞬間にスイッチ19がラチエット車8の歯の通
過によって押され,その間一瞬だけOn又はOff状態とな
るようにし,このとき電子式デジタル表示がリセットさ
れて00分00秒となるようにする。その直後から1時間の
間,次のリセットまで分,秒を刻ませるようにしてお
く。このように回転時刻板2の機械的回動と電子式ジタ
ル表示が常に連動させられるようにラチエット車8の瞬
間的回動を利用して電子式時計のリセットが行なえるよ
うにすることで,針式時計と電子式時計の両者の特徴を
時間的に結合でき,別々に行った時間合わせの手数を省
くことができる。
以上は回転時刻板2の瞬間回動機構に板カム5を用
い,エネルギーの蓄積と瞬間的解放を行う実施例を述べ
たが,第9図に示すように板カムに代えて歯車9にピン
21を取付け,このピン21で従節6を動かすようにしても
よい。この場合は,ばね10にエネルギーの蓄積を歯車9
のおよそ4分の1回転の間に行うことになる。
第10図は固定地図板1あるいは回転時刻板2の一部分
を拡大断面して現した側面図で,代表して固定地図板1
について示してある。時計はアクセサリー的は美的要素
が重視される。この世界時計の実施例として,虹色に輝
く時計盤面を提供する場合,透明又は不透明の硬質材料
を用いた基盤28上に,金色若しくは銀色の光沢を有する
金属被膜27を構成し,この金属被覆を細かい溝あるいは
凹凸状に加工し,レコード溝のように全面にわたって設
ける。その上を透明な板26で覆い,板26の表面に地図,
時差線,時刻等の世界時計に必要な事がらをインク25に
よって表示する。このようにすれば時計盤面に当たる光
は,金属被覆に設けた微細な多くの溝や凹凸で反射と干
渉を生じ,虹色に美しく輝いて世界時計の装飾的かつ実
用的な役割を高めることができる。
固定地図板1に表す国名,地名等は仮名,漢字の他に
使用する酷で用いる文字あるいは,英字で表してもよ
い。第1図,第5図のように多くの国名や地名を表した
場合は,時計盤面の直径を30cm程度にし,目の高さに設
置して読めば文字の大きさは見易い程度とすることがで
きる。
時差の区切りの線は回転時刻板2に近接している部分
を1周につき正しく24等分しておけば,そこから放射状
に延長した線は地図の位置に応じ時差に合せて適切に曲
げておいても支障はない。
以上の説明は実施例であり特に回転時刻板を瞬時に回
動させるため,ばね10に徐々にエネルギーを伸びの変形
で蓄積しこれを一瞬に放出することを述べたが,板ばね
を用いるあるいは従節にばね材を用いる等により同じ作
用をさせてもよい。また回転時刻板の駆動軸を直接的に
間欠運動機構をさせるラチエット車に接続しないで,別
に間欠運動をする機構を設けてそこから歯車等により回
転時刻板を駆動するようにしてもよい。
更に回転時刻板を正しい位置に系止させるのに円形突
起12を用いているが,これを押付けるのに系止アーム11
を必ずしもばね10で引くのではなく系止アーム自体に板
ばねを用いる,あるいは円形突起の他に小球を用いる等
で,要は正しい位置に系止できるようにすればよい。
本発明によれば世界各地の時刻を知るために,いちい
ち手動操作を行う必要が無く,しかも時刻を示す数字が
隣接する時差の地域にまたがって表示されることも無
く,常時いつでも世界各地の時刻が正しく表示され続け
ているため極めて読取りやすくなる。更に,地域の時刻
を切替えるのに微少な出力の普通の源動機を用いてもよ
いから,電池やぜんまいのエネルギー消費を増大させる
ことも少ない等の優れた世界時計を提供することがで
き,国際社会で活躍する人々及びその家族に対して貢献
すること顕著である。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例をしめすもので第1図,第5図は
世界時計の正面図。第2図,第6図は世界時計の実施態
様図。第3図,第7図,第9図は各時計機構のA−A断
面平面図。第4図,第8図は各時計機構の側面図。第10
図は固定地図板1の部分拡大断面して表した側面図をそ
れぞれ示している。 1……固定地図板,2……回転時刻板,3……分針,4……秒
針,2′,3′,4′……駆動軸,5……板カム,6……従節,6′
……従節の動きを示す,7……クリック,8……ラチエット
車,9……分針用歯車,10……引張りばね,11……系止アー
ム,12……円形突起,13……秒針用歯車,14,15……動力伝
達歯車,16……ケース,17……取付けねじ,18……クリッ
ク押付けばね,19……スイッチ,20……電子時計,25……
インク,26……透明板,27……金属被膜,28……基盤。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定地図板の中央部に回動可能な回転時刻
    板を配し,時計機構で1時間以内にばねにエネルギーを
    徐々に蓄積させ毎時0分のときこのエネルギーを瞬間に
    解放して従節に大きい力を得るようにした間欠運動機構
    によりラチエット車と関連して動く回転時刻板を瞬時に
    24分の1回転だけ回動させることを特徴とする世界時計
JP7076288A 1988-03-24 1988-03-24 世界時計 Expired - Lifetime JP2627636B2 (ja)

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JPH01242988A JPH01242988A (ja) 1989-09-27
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JPH072991U (ja) * 1991-09-10 1995-01-17 勝之助 武田 日の輪時計
WO2006050750A1 (fr) * 2004-11-12 2006-05-18 Dalton Properties Inc Piece d'horlogerie, notamment montre bracelet comprenant un affichage principal et un mecanisme actionnant au moins un affichage secondaire
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JP2012141228A (ja) * 2010-12-31 2012-07-26 Mieko Sakamoto ダブル24時間時計

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JPH01242988A (ja) 1989-09-27

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