JP2627539B2 - 内視鏡用測長具 - Google Patents

内視鏡用測長具

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、内視鏡の鉗子チャンネルに挿通されて、
体腔内患部等の寸法を測定する物差として用いられる内
視鏡用測長具に関する。
[従来の技術] この種の内視鏡用測長具は、古くは、目盛を付した目
盛部材をL字状に屈伸するようにしたものであった。し
かし、このタイプのものは目盛部材が一方向に伸びるた
め、目盛部材が視野内の観察し易い方向に突出された場
合でないと使用することができない欠点があった。しか
も、その突出方向を調整するのは現実的に不可能と言っ
てよいほど至難の業であった。
そこで従来は、例えば実公昭62−23441号公報に示さ
れるように、弾性力によって双方向に展開する一対の開
き部材を可撓管内に出入り自在に設け、その開き部材間
に所定間隔の目盛を有する目盛部材を取り付けていた。
このタイプのものは、開き部材を可撓管から押し出すこ
とにより、開き部材がその弾性力で開いて、目盛部材が
軸方向を中心として両側に均等に展開するので、内視鏡
の視野の中心で患部等の測長を正確に行うことができ
る。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上述の従来の内視鏡用測長具は、目盛部材が
展開する向き(傾き)が決まっているので、第6図に示
されるように、目標とする患部62に対して目盛部材61が
斜め方向から接近するような場合には、患部62の寸法を
正確に測定することができない欠点がある。
また、開き部材そのものを、双方向に確実に開くよう
にしっかりした強い構造にしなければならない。そし
て、測長時には、自己の弾性力に抗して可撓管内で閉じ
ている開き部材を、遠隔的に押し出さなければならない
ので、操作ワイヤの座屈や、作動不良がしばしば発生
し、使いづらい欠点があった。また、全体にしっかりし
た構造にする必要があるため、製造コストがかかって、
物差として使用するには非常に高価なものとなってい
た。
この発明は、そのような従来の欠点を解消し、目盛
を、常に視野の中心で目標部位に密着するように誘導す
ることができ、しかも使い易く、安価に製造することが
可能な内視鏡用測長具を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明の内視鏡用測長
具は、内視鏡の鉗子チャンネル内に挿脱自在なチューブ
に、その先端から間隔をあけて径方向に第1の切れ目を
設けて、その部分でチューブを屈伸自在に形成すると共
に、その第1の切れ目より先端側の部分に目盛を付して
その部分を測長部に形成し、上記第1の切れ目より基部
側に、上記測長部の長さより短い間隔をあけて、径方向
に第2の切れ目を設けてその部分でチューブを屈伸自在
に形成し、遠隔操作によってチューブの基端部側から牽
引操作される牽引ワイヤを上記第2の切れ目からチュー
ブ外に出して、その牽引ワイヤの先端を上記測長部に係
止したことを特徴とする。
そして、上記の第1及び第2の切れ目は、上記チュー
ブに間隔をあけて異なる方向から切り込んでもよい。ま
た、上記チューブ内に、その基端側から先端部に至る操
作用芯線を進退自在に挿入し、その操作用芯線の先端部
分に上記操作ワイヤを係合させてもよく、その操作用芯
線として光学ファイバの単繊維を用いてもよい。
[作用] 本発明の内視鏡用測長具を内視鏡の鉗子チャンネルに
挿通する際には、チューブは全長にわたって真直にして
おく。チューブ内に操作用芯線を挿入しておくと、腰が
強くなるので、鉗子チャンネルへチューブを挿通する際
にチューブを座屈する可能性が低くなり、操作用芯線と
して光学ファイバの単繊維を用いると、適当な可撓性と
腰の強さを有し、しかも曲りぐせがつきにくい。
そして、使用時には、牽引ワイヤを基部側へ牽引する
と、実施例を説明するための第3図に示されるように、
チューブが第1の切れ目で折れ曲って測長部が180度反
転する。この状態で、目標とする患部等にチューブを押
し付けると、実施例を説明するための第4図及び第5図
に示されるように、チューブが第2の切れ目で折れ曲っ
て、測長部が患部に沿って密着する。
[実施例] 図面を参照して実施例を説明する。
第1図は本発明の第1の実施例の内視鏡用測長具を示
しており、1は、例えば四フッ化エチレン樹脂製の可撓
性チューブであり、例えば外径1.5ないし2.5mm、肉厚0.
2ないし0.5mm程度のものが用いられる。チューブの先端
1aから距離Lの位置において、チューブ1には、カミソ
リの刃などによって径方向に第1の切れ目2が切り込ま
れている。距離Lは、例えば10ないし50mm程度であり、
使用目的に応じた長さに設定すればよい。
チューブ1は、第1の切れ目2部分においては、僅か
なつながり代2aを残して切断されており、この部分で関
節のように自在に屈伸することができる。
チューブ1の第1の切れ目2より先端部の部分には、
目盛4が付されており、この部分が患部等の寸法を計測
する測長部5に形成されている。目盛4は、例えばチュ
ーブ1の外周に塗られた円周ラインであり、測長部5を
例えば3等分するように付されている。もちろん、目盛
4は使用目的に応じて狭い間隔又は広い間隔に設けるこ
とができ、色違いの目盛を付してもよい。
第1の切れ目2より基部側に、第1の切れ目2から距
離Mの位置に、チューブ1の径方向に第2の切れ目6が
切り込まれており、この部分でもチューブ1が屈伸自在
に形成されている。この距離Mは、測長部5の長さより
短ければよく、Lの半分程度にするのが最も好ましい。
また、この実施例では、第2の切れ目6は第1の切れ目
2と間隔をあけて180度反対の方向から切り込まれてい
る。
チューブ1内には、チューブ1とほぼ同じ長さの操作
用芯線7が、チューブの基部1b側から進退自在に挿入さ
れている。この操作用芯線7には、ステンレス鋼線やコ
イルなどを用いることもできるが、直径0.2ないし1mm程
度の光学ファイバの単繊維を用いると、適当な可撓性と
腰の強さを有し、しかも曲りぐせがつきにくい。本実施
例では肉厚0.1mm程度の合成樹脂チューブが被覆された
光学ファイバの単繊維が用いられている。
操作用芯線7は、基部側でチューブ1から突出してお
り、そこに操作用つまみ8が取り付けられている。ま
た、操作用芯線7の先端側には、例えば金属パイプ製の
ストッパ9が、接着又はかしめなどにより固着されてい
る。そして、例えば直径0.03ないし0.2mm程度の細いて
ぐす糸(つり糸)製の牽引ワイヤ10の一端が、ストッパ
9より手元側(基部側)において操作用芯線7に結び付
けられている。したがって、操作用芯線7を基端側へ引
張ると、牽引ワイヤ10の結び部10aがストッパ9に引っ
かかって、牽引ワイヤ10が同方向に牽引される。尚、牽
引ワイヤ10をチューブ1内に基部側に至るまでひき通し
て、基部側から牽引ワイヤ10を直接牽引するようにして
もよい。
牽引ワイヤ10は第2の切れ目6からチューブ1外に出
されている。牽引ワイヤ10の先端は、チューブ先端の測
長部5の中央部付近に穿設された通し孔11を通って、測
長部5内で抜け止め用のリング12に結びつけられてい
る。したがって、基部側で操作用つまみ8を引張ると、
操作用芯線7を介して牽引ワイヤ10が牽引され、チュー
ブの測長部5が牽引ワイヤ10によって第2の切れ目6へ
向って引き寄せられて、第1の切れ目2及び第2の切れ
目6が次第に折れ曲る。そして、測長部5がちょうど18
0度反転するように折れ曲ったとき、チューブ1に形成
されたくびれ部13にストッパ9の後端部がぶつかる。す
ると、それ以上操作用芯線7を引張ることができなくな
る。
第2図ないし第4図は上記実施例の内視鏡用測長具
を、操作手順に従って図示している。尚、これらの図に
おいてチューブ1の壁部は、線で略示されている。
まず最初は、第2図に示されるように、操作用芯線7
を、チューブの測長部5内に達する位置まで差し込んで
おく。その状態では第1及び第2の切れ目2,6を操作用
芯線7が通過しているので、チューブ1はその各切れ目
2,6で折れ曲らない。したがって、この状態でこの測長
具を、内視鏡の鉗子チャンネル30内に容易に挿通するこ
とができる。
内視鏡用測長具の先端が内視鏡の先端部31から突出さ
れたら、手元側の操作つまみ8を引張る。すると、第3
図に示されるように、第1の切れ目2が180度折れ曲っ
て、測長部5が180度後方に向きを変える。
次いで第3図の状態から、目標とする患部32にチュー
ブの先端(この場合には第1の切れ目2)を押し付ける
と、第4図に示されるようにチューブが第2の切れ目6
で折れ曲って、チューブの先端がT字状になる。したが
って測長部5は常に内視鏡の視野の中央に観察され、目
盛4によって患部の大きさを読みとることができる。ま
た、患部に対してチューブ1が斜め方向から接近するよ
うな場合でも、第4図の2点鎖線で示されるように、目
標とする患部にチューブの先端を押し付けるだけで、測
長部5が患部に沿って密着するように第2の切れ目6が
折れ曲る。したがって、患部に対してチューブがどのよ
うに傾いた方向から接近している状態であっても、測長
部5を患部に密着させて、視野の中央で簡単に測長を行
うことができる。
第5図は、第1の切れ目22と第2の切れ目26とを90度
異なる方向から切り込んで形成した第2の実施例の使用
状態を示している。この場合には、測長部5がチューブ
1の側部に並列に折れ曲るので、目盛の視認がより容易
である。
尚、現実の使用においては、上述の第1の実施例のよ
うに、第1の切れ目2と第2の切れ目6とを180度異な
る方向から切り込んで形成したものであっても、チュー
ブ1を患部にほんの少しだけ強く押し付けることによ
り、第2の切れ目6がねじれるので、測長部5がチュー
ブの側部に並んで、第5図と同じ状態となる。したがっ
て、第1と第2の切れ目の方向は、実質的にはどのよう
な向きに形成してもよく、好ましくは、第1と第2の切
れ目の向きが異なっていればよい。
尚、本発明の内視鏡用測長具は内視鏡の鉗子チャンネ
ルから抜去する操作も極めて容易である。使用後は、単
にチューブ1を鉗子チャンネルから引き抜くだけで、チ
ューブ先端の折れ曲った部分は鉗子チャンネルに沿って
自然に真直の状態に戻りながら抜ける。したがって、使
用後は測長部を元の状態に戻すような一切の操作を必要
としない。
[発明の効果] 本発明の内視鏡用測長具によれば、目標とする患部等
に対して斜め方向から接近するような場合であっても、
測長部を目標部位に簡単に密着させて、視野の中央で寸
法を測定することができ、しかも、使用時及び抜去時と
もに極めて簡単な操作しか必要とせず、構造上もチュー
ブ類とワイヤ類の組み合わせだけで極めて安価に製造す
ることができる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の一部を切除して示す斜
視図、第2図ないし第4図はその実施例の使用状態を示
す部分側面図、第5図は本発明の第2の実施例の部分斜
視図、第6図は従来の内視鏡用測長具の使用状態を示す
部分側面図である。 1……チューブ、2,22……第1の切れ目、4……目盛、
5……測長部、6,26……第2の切れ目、7……操作用芯
線、9……ストッパ、10……牽引ワイヤ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡の鉗子チャンネル内に挿脱自在なチ
    ューブに、その先端から間隔をあけて径方向に第1の切
    れ目を設けて、その部分でチューブを屈伸自在に形成す
    ると共に、その第1の切れ目より先端側の部分に目盛を
    付してその部分を測長部に形成し、上記第1の切れ目よ
    り基部側に、上記測長部の長さより短い間隔をあけて、
    径方向に第2の切れ目を設けてその部分でチューブを屈
    伸自在に形成し、遠隔操作によってチューブの基端部側
    から牽引操作される牽引ワイヤを上記第2の切れ目から
    チューブ外に出して、その牽引ワイヤの先端を上記測長
    部に係止したことを特徴とする内視鏡用測長具。
  2. 【請求項2】上記第1及び第2の切れ目が、上記チュー
    ブに間隔をあけて異なる方向から切り込まれている請求
    項1記載の内視鏡用測長具。
  3. 【請求項3】上記チューブ内に、その基端側から先端部
    付近に至る操作用芯線が進退自在に挿入されており、そ
    の操作用芯線の先端部分に上記牽引ワイヤが係合してい
    る請求項1又は2記載の内視鏡用測長具。
  4. 【請求項4】上記操作用芯線が光学ファイバの短繊維で
    ある請求項3記載の内視鏡用測長具。
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