JP2627291B2 - 安定化された殺虫・殺菌農薬組成物 - Google Patents

安定化された殺虫・殺菌農薬組成物

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JP2627291B2 JP63023308A JP2330888A JP2627291B2 JP 2627291 B2 JP2627291 B2 JP 2627291B2 JP 63023308 A JP63023308 A JP 63023308A JP 2330888 A JP2330888 A JP 2330888A JP 2627291 B2 JP2627291 B2 JP 2627291B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は4,6−ジメチル−2−〔1−(o−トリル)
−1−エチリデンヒドラジノ〕ピリミジンまたはその塩
と有機リン化合物を含む混合製剤に酸化ほう素及び/ま
たは酸化ほう素の複合体を配合することを特徴とする安
定化された殺虫・殺菌農薬組成物に関するものである。
従来の技術 一般に、農薬の組成には単一の農薬活性物質により、
その単一の薬効を期待するものと、二種またはそれ以上
の農薬活性物質を混合することにより、各単一活性物質
の場合より一層広い優れた薬効を期待するものや、各種
病虫害に対する省力的同時防除を目的とするものとがあ
る。
特に、二種またはそれ以上の農薬活性物質を含有する
混合剤は、現在農薬の分野において、広く一般に用いら
れているが、これらの混合剤は製造してから使用される
までには長時間を要するのが普通で、この間、分解し生
物活性を示さなくなったり、ときには薬害をしめすこと
もある。
で示される4,6−ジメチル−2−〔1−(o−トリル)
−1−エチリデンヒドラジノ〕ピリミジン(以下化合物
Mと略称することがある。)は、稲いもち病菌、ごま葉
枯病菌等広範囲の植物病原菌に対し、しかも強い抗菌力
を示す、すぐれた農業用殺菌剤であることが知られてい
る。(特公昭61−21551) また、例えば、稲のニカメイチュウ、ウンカ等の防除
に対しては、例えば、式 で表わされるO,O−ジメチル−o−(3−メチル−4−
ニトロフエニル)ホスホロチオネート(以下MEPと略称
することもある。)をはじめいくつかの有機リン化合物
が、よく利用されている。
しかしながら、上記化合物Mと、MEP等の有機リン化
合物を配合し、抗いもち病効果、抗ごま葉枯病効果とニ
カメイチュウ・ウンカ、カメムシ等の防除効果をともに
実用的な程度に発揮する農薬混合剤は、未だ知られてい
ない。
又さらに、化合物Mと有機リン化合物を配合した農薬
混合剤において、化合物Mと有機リン化合物が互いに特
にそれぞれの安定性にどのような作用を及ぼすかも知ら
れていない。
発明が解決しようとする課題 これら、卓越した抗稲いもち病効果を有する化合物M
と、MEPのような殺虫性有機リン化合物を配合した両化
合物の生物活性をあわせ持つ混合剤の開発が強く望まれ
ている。
しかしながら本発明者等は化合物Mと、有機リン化合
物を混合すると、両活性成分の分解が著しく、長期貯蔵
後には、かかる混合剤は、生物活性を示さなくなること
を見出した。とりわけ、有機リン酸化合物の経時的分解
が大きい。例えば、下記参考例1で示すように、化合物
Mと、MEPとの混合剤は、何ら安定化剤を加えない場
合、40℃で30日貯蔵後には、化合物Mは31.6%、MEPは9
4.7%まで分解される。
しかも有機リン化合物の安定化剤としては、イソプロ
ピルアシッドホスフエートや脂肪酸等が、従来から知ら
れているが、これらの通常の有機リン化合物の安定化剤
を混合剤に、添加しても安定化効果は得られない。(下
記参考例、2,4〜13参照)または、スルホン酸類のよう
な強酸を添加すると、有機リン化合物の分解は抑えられ
るが、逆に化合物Mが分解し、効力を失なう(下記参考
例3参照)、という困難な問題を有していた。
本発明の目的は化合物M及び有機リン化合物を含む殺
虫・殺菌農薬組成物において、両活性成分の分解を可及
的に抑制した安定性のすぐれた混合剤を提供することに
ある。
課題を解決するための手段 本発明者等は上記問題点を解決して、安定な化合物M
と有機リン化合物の混合剤を得るべく種々検討を重ねた
結果、酸化ほう素または酸化ほう素の複合体を配合する
ことで化合物Mを分解させることなく、特異的に有機リ
ン化合物の分解を抑制することを見い出しさらに検討を
重ねて本発明を完成した。
すなわち、本発明は、化合物Mまたはその塩、有機リ
ン化合物及び酸化ほう素および/または酸化ほう素複合
体を含有する安定な殺虫・殺菌農薬組成物に関する。
本発明の殺虫・殺菌農薬組成物において、稲いもち病
等に対する薬効を奏する活性成分である化合物Mは、そ
れ自体用いてもよいし、また塩酸,硫酸,硝酸,リン酸
等の無機酸、酢酸,クエン酸,酒石酸等の有機酸との塩
として用いてもよい。化合物Mおよびその塩は、例えば
上記の特公昭61−21551に記載の方法により製造するこ
とができる。
本発明に用いられる有機リン化合物としては、広範囲
に亘るものが用いられるが例えば殺虫剤として一般によ
く用いられている以下のものが挙げられる。
(1)O,O−ジメチル−O−(3−メチル−4−ニトロ
フエニル)ホスホロチオネート(MEP) (2)S−〔α−(エトキシカルボニル)ベンジル〕O,
O−ジメチルホスホロチオロチオネート(PAP) (3)O,O−ジメチル−O−メチルチオ−m−トリルホ
スホロチオネート(MPP) (4)O−エチル−S,S−ジフエニルホスホロジチオレ
ート(EDDP) (5)O−2−ジエチルアミノ−4−メチル−6−ピリ
ミジニル−O,O−ジメチルホスホロチオネート(ピリミ
ホスメチル) (6)S−1,2−ビス(エトキシカルボニル)エチルO,O
−ジメチルホスホロジチオレート(マラソン) (7)S−2−エチルスルフィニル−1−メチルエチル
ジメチルホスホロチオレート(ESP) (8)S−(N−フォルミル−N−メチルカルバモイル
−メチル)ジメチルホスホロチオロチオネート(ホルモ
チオン) (9)S−(2−エチルチオエチル)ジメチルホスホロ
チオロチオネート(チオメトン) (10)S−〔(2−メトキシ−5−オキソ−1,3,4−チ
アジアゾリン−4−イル)メチル〕ジメチルホスホロチ
オロチオネート(DMTP) (11)2,2−ジクロロビニルジメチルホスフエート(DDV
P) (12)(E)−1−メチル−2−(メチルカルバモイ
ル)ビニルジメチルホスフエート(モノクロトホス) (13)1,2−ジブロモ−2,2−ジクロロエチルジメチルホ
スフエート(BRP) (14)2−クロロ−1−(2,4,5−トリクロロフエニ
ル)−ビニルジメチルホスフエート(CVMP) (15)2−クロロ−1−(2,4−ジクロロフエニル)−
ビニルジメチルホスフエート(ジメチルビンホス) (16)O,S−ジメチルN−アセチルホスホロアミドチオ
レート(アセフェート) (17)ジメチル2,2,2−トリクロロ−1−ヒドロキシエ
チルホスホネート(DEP) 有機リン化合物としては、とりわけ の部分構造をもったジメチルリン酸化合物に好都合に適
用される。更には の部分構造をもつO,O−ジメチルホスホロチオネート化
合物又はO,O−ジメチルホスホロチオロチオネート化合
物が特に本発明の組成物に適用した場合、酸化ほう素ま
たは酸化ほう素複合体により顕著に安定化され得る。従
って上記のMEP、PAP、MPP等が特に好適である。但し、
本発明に適用される有機リン化合物としては、上記に列
挙したものに、限定されるものではない。
これらの有機リン化合物は化合物Mに対して重量比約
2:1ないし1:5の範囲で適宜用いられるが約2:1ないし1:2
に混合するのが好ましい。
次に本発明で用いられる酸化ほう素複合体としては例
えばB2O3−Al2O3,B2O3−TiO2等が用いられるが、これら
に特に制限されるものではない。これら酸化ほう素また
は酸化ほう素の複合体は化合物Mまたはその塩に対して
重量比約20:1ないし1:10の範囲で混合されるが重量比約
10:1ないし1:4が好ましい範囲である。
本発明の殺虫・殺菌農薬組成物は、公知方法により粉
砕、混合することにより製造することができる。製造に
際しては、適宜、農薬に使用される一般的な、希釈剤や
担体と混合して、公知方法により粉剤,水和剤,乳剤,
微粒剤,粒剤等の固状の剤型とすることができる。固状
の担体あるいは希釈剤としては植物性粉末(例えば、大
豆粉,タバコ粉,小麦粉,木粉など),鉱物性粉末(例
えば、カオリン,ベントナイト,酸性白土,などのクレ
イ類,滑石粉,ロウ石粉などのタルク類,硅藻土(例、
ラジオライト,雲母粉などのシリカ類など),炭酸カル
シウム,硫黄粉末,活性炭なども用いられ、これらの1
種または2種以上の混合物を使用することができる。
このような製剤において酸化防止剤(例えば、ジブチ
ルヒドロキシトルエン,4,4′−チオビス−6−t−ブチ
ル−3−メチルフエノール等),分散剤(例えば、エチ
レングリコール,グリセリン等)、界面活性剤(例え
ば、リグニンスルホン酸塩,アルキルベンゼンスルホン
酸塩,ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル,
アルキルナフタリンスルホン酸塩等),流動助剤(例え
ば、ホワイトカーボン等),防腐剤,共力剤等を適宜配
合することができる。また粉剤の場合、例えば適宜飛散
や浮遊を低減させる効果を有する添加剤(例、流動パラ
フィン)をさらに加える等の処理を施しドリフトレス
(DL)粉剤にすることもできる。更に、本発明の殺虫・
殺菌農薬組成物においては、4,6−ジメチル−2−〔1
−(o−トリル)−1−エチリデンヒドラジノ〕ピリミ
ジン又はその塩および有機リン化合物以外に、必要に応
じて、他の農薬活性成分を配合することができる。この
ような農薬活性成分として、公知の殺虫剤(例えば、2
−sec−ブチルフェニル−N−メチルカルバメイト(BPM
C,フェノブカルブ),カルタップ,ベンスルタップ
等),殺菌剤(例えば、4,5,6,7−テトラクロルフタリ
ド(フサライド),ブラストサイジンS−ベンジルアミ
ノベンゼンスルホン酸塩,3′−イソプロポキシ−2−メ
チルベンズアニリド,バリダマイシンA,トリシクラゾー
ル等)等を本発明の効果をそこなわない範囲で、適宜配
合することもできる。例えば、いもち病の防除及び治療
効果を有する化合物Mといもち病の予防効果のあるフサ
ライド,ニカメイチュウ,ウンカ等の防除効果にすぐれ
るMEPの組み合わせは、すぐれた同時防除が図かれる殺
虫・殺菌農薬組成物が提供できる。さらに上記組み合わ
せにウンカ,ヨコバイ類に有効なBPMCを加えることによ
り、より広範な殺虫・殺菌スペクトルを持ち、しかも安
定な殺虫・殺菌農薬組成物が得られる。
このように、担体や、他の成分とともに製剤化する場
合、製剤100重量部に対し、化合物Mの含有割合は、乳
剤、水和剤などでは10〜90程度が、また、油剤、粉剤な
どでは0.0001〜50重量部程度が、また、粒剤では0.1〜5
0重量部程度が適当である。
粉剤では、さらに好ましくは、0.001〜20重量部程度
で含有させるのが効果的である場合が多い。これら含有
割合は、必ずしも制限されない。
なお、乳剤、水和剤などは使用に際し、さらに水など
で適宜希釈(たとえば50〜5000倍)して散布するのがよ
い。
有効成分の使用量あるいは他種の薬剤との混合の組み
合わせおよびこれらの配合比などは対象植物の成育段
階、成育状況、疾病の種類、発病の状態、薬剤の施用時
期あるいは施用方法などの諸条件によって異なるが、一
般に有効成分(化合物Mと有機リン化合物の合計量)が
10アール当たり、1g〜300g程度となるように調整すれば
よい。また、使用濃度としては、有効成分が10〜1000pp
mの範囲となるようにすればよく、また、使用方法とし
ては、作物に散布、散粉、潅注あるいは種子粉衣しても
よく、作物に安全かつ有効に使用されるならば、それが
どのような使用量、使用濃度あるいは使用方法であろう
と本発明になんらの制限を加えるものではない。
実施例 次に実施例、参考例を記載し本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明は、下記の実施例に、限定されるもの
ではない。
実施例1 化合物M2部,MEP3部,トリシクラゾール0.5部,酸化ほ
う素10部,クレー84.5部を秤量し、ライカイ機で混合す
る。全量をフラッシュミキサーで再混合し粉剤を得る。
実施例2 化合物M2部,MEP3部,フサライド1.5部,酸化ほう素5
部,クレー88.5部を用いて実施例1と同様にして粉剤を
得る。
実施例3 化合物M2部,MEP3部,酸化ほう素−酸化アルミニウム
複合体10部,クレー85部を秤量しライカイ機で混合す
る。全量をフラッシュミキサーで再混合し粉剤を得る。
実施例4 化合物M2部,MEP3部,酸化ほう素−二酸化チタン複合
体10部,クレー85部を秤量しライカイ機で混合する。全
量をフラッシュミキサーで再混合し粉剤を得る。
実施例5 化合物M2部,MEP3部,酸化ほう素5部,クレー90部を
秤量しライカイ機で混合する。全量をフラッシュミキサ
ーで再混合し粉剤を得る。
実施例6 化合物M2部,PAP3部,酸化ほう素5部,クレー90部を
秤量しライカイ機で混合する。全量をフラッシュミキサ
ーで再混合し粉剤を得る。
実施例7 化合物M2部,MEP3部,フサライド1.5部,BPMC2部,酸化
ほう素10部,ホワイトカーボン5部,イソプロピルアシ
ッドフォスフェート0.5部,クレー76部を秤量し、ライ
カイ機で混合する。全量をフラッシュミキサーで再混合
し粉剤を得る。
実施例8 化合物M15部,フサライド10部,MEP15部,BPMC10部,酸
化ほう素10部,ニューカルゲンNV410(界面活性剤,竹
本油脂製)10部,ホワイトカーボン20部,界面活性剤ST
P−800(三洋化成製)0.5部,ディクスゾールW−K
(第一工業製薬製)1.5部,ラジオライト#200(昭和化
成製)8部を秤量し、ライカイ機で混合する。全量をパ
ルベライザー(スクリーン径1mm)で粉砕し水和剤を得
る。
実施例9 化合物M15部,MEP20部,酸化ほう素15部,ホワイトカ
ーボン20部,ニューカルゲンNV410(界面活性剤,竹本
油脂製)14部,界面活性剤STP−800(三洋化成製)0.5
部,ディクスゾールW−K(第一工業製薬製)1.5部,
ラジオライト#200(昭和化成製)14部を秤量し、ライ
カイ機で混合する。全量をパルベライザー(スクリーン
径1mm)で粉砕し水和剤を得る。
参考例1 化合物M2部,MEP3部,クレー95部を秤量しライカイ機
で混合する。全量をフラッシュミキサーで再混合し粉剤
を得る。
参考例2 化合物M2部,MEP3部,イソプロピルアシッドホスフエ
ート1部,クレー94部を用いて参考例1と同様にして粉
剤を得る。
参考例3 化合物M2部,MEP3部,ベンゼンスルホン酸5部,クレ
ー90部を用いて参考例1と同様にして粉剤を得る。
参考例4 化合物M2部,MEP3部,リノール酸2部,クレー93部を
参考例1と同様にして粉剤を得る。
参考例5 化合物M2部,MEP3部,ほう酸10部,クレー85部を用い
て参考例1と同様にして粉剤を得る。
参考例6 化合物M2部,MEP3部,ほう酸マンガン(II)10部,ク
レー85部を用いて参考例1と同様にして粉剤を得る。
参考例7 化合物M2部,MEP3部,二酸化チタン10部,クレー85部
を用いて参考例1と同様にして粉剤を得る。
参考例8 化合物M2部,MEP3部,酸化アルミニウム10部,クレー8
5部を用いて参考例1と同様にして粉剤を得る。
参考例9 化合物M2部,MEP3部,一酸化ニッケル10部,クレー85
部を用いて参考例1と同様にして粉剤を得る。
参考例10 化合物M2部,MEP3部,酸化カルシウム10部,クレー85
部を用いて参考例1と同様にして粉剤を得る。
参考例11 化合物M2部,MEP3部,酸化ビスマス10部,クレー85部
を用いて参考例1と同様にして粉剤を得る。
参考例12 化合物M2部,PAP3部,イソプロピルアシッドホスフエ
ート1部,クレー94部を用いて参考例1と同様にして粉
剤を得る。
参考例13 化合物M2部,MPP3部,イソプロピルアシッドホスフエ
ート1部,クレー94部を用いて参考例1と同様にして粉
剤を得る。
試験例 実施例1〜9,参考例1〜13で得られた各々20gを試料
ビンに入れ密栓した後40℃で30日間保存した。期間経過
後ただちに試料をとりだし高速液体クロマトグラフィー
で有効成分の含量測定を行なった。なお分解率(%)は
下式から求めた。
試験結果を表1に示す。
発明の効果 本発明の酸化ほう素あるいはその複合体を安定化剤と
して用いた殺虫・殺菌農薬組成物は極めて安定性が高
い。さらに、詳しくは上記、安定性試験でも示されるよ
うに、各農薬活性成分の分解が、イソプロピルアシッド
ホスフエートやリノール酸等他の一般的な安定化剤を用
いた組成物に比べ、本発明組成物では、顕著に抑えられ
る。かくして、本発明の殺虫・殺菌農薬組成物は、長期
貯蔵後、使用しても、有機リン化合物の分解が抑制され
高い殺虫効果を維持するとともに、4,6−ジメチル−2
−〔1−(o−トリル)−1−エチリデンヒドラジノ〕
ピリミジンも、分解が防止され、稲いもち病、ごま葉枯
病の防除効果も、劣化することなく、同時に発揮する。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】4,6−ジメチル−2−〔1−(o−トリ
    ル)−1−エチリデンヒドラジノ〕ピリミジンまたはそ
    の塩、有機リン化合物および酸化ほう素または酸化ほう
    素の複合体を含有することを特徴とする殺虫・殺菌農薬
    組成物。
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