JP2626735B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2626735B2
JP2626735B2 JP62323184A JP32318487A JP2626735B2 JP 2626735 B2 JP2626735 B2 JP 2626735B2 JP 62323184 A JP62323184 A JP 62323184A JP 32318487 A JP32318487 A JP 32318487A JP 2626735 B2 JP2626735 B2 JP 2626735B2
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【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、潜像担持体に形成された静電潜像を可視像
化する画像形成装置における現像装置に関する。
従来技術 複写機又はプリンタ等の画像形成装置に採用される上
記形式の現像装置において、その現像剤としてトナーと
キャリアを有する二成分系現像剤を用いた場合、キャリ
アは経時的に劣化するため、必要に応じて、劣化した二
成分系現像剤を新たな二成分系現像剤と交換する必要が
ある。
このような現像剤の交換を容易に行えるように、現像
器内の現像剤室に存する二成分系現像剤を現像器外へ搬
出し、これを現像装置外に排出した後、新たな現像剤を
収容した現像剤カートリッジから、その新たな二成分系
現像剤を現像剤室へ送り込んで使用する現像装置が提案
されている。
かかる現像装置では、一般に円筒状に形成された現像
剤カートリッジが使用され、そのカートリッジの壁部に
形成された現像剤排出口から、該カートリッジ内の二成
分系現像剤を自重によって流出させている。ところが、
現像剤カートリッジが円筒状に形成されていると、その
内部の二成分系現像剤を、現像剤排出口を通して円滑に
流出させることができず、その排出に長い時間を必要と
したり、現像剤カートリッジ内に二成分系現像剤が残っ
たままとなるおそれがある。
目的 本発明の目的は、上記従来の欠点を除去し、短時間で
確実に現像剤カートリッジ内の二成分系現像剤を自重で
排出させることのできる現像装置を提供することにあ
る。
構成 本発明は、上記目的を達成するため、現像器内の現像
剤室に存する二成分系現像剤を現像器外に搬出し、これ
を現像装置外に排出した後、新たな二成分系現像剤を収
容した現像剤カートリッジから、その新たな二成分系現
像剤を前記現像剤室へ送り込んで使用する現像装置にお
いて、前記現像剤カートリッジが円筒状に形成され、そ
の内部の二成分系現像剤を自重によって現像剤カートリ
ッジ外へ流出させることができるように、該カートリッ
ジの壁部に現像剤排出口が形成され、当該カートリッジ
の内部いは、二成分系現像剤を前記排出口へ向けて案内
する現像剤ガイドが配置されていることを特徴とする現
像装置を提案する。
実施例 以下、本発明を多色複写機に現像装置に適用した実施
例を図面に従って説明する。
第1図において、複写機本体2に支持された現像装置
の現像ユニット1には適数の、図の例では3つの現像器
3,3R,3Bが一体に組込まれており、各現像器3,3R,3Bの現
像剤室4,4R,4Bはアルミニウム等の非磁性体から成るケ
ーシング部材5の3つの仕切壁6,6R,6Bと、その両端に
固着された2つの端壁7,8(第2図、第3図及び第4図
参照)によって区画されている。各現像剤室4,4R,4Bに
は互いに色の異なる二成分系現像剤9,9R,9Bが収容され
ており、本例ではこれらの各現像剤がそれぞれ黒色、赤
色、青色であるとする。各現像剤室にシアン、イエロー
及びマゼンタ色の二成分系現像剤を収容して、フルカラ
ー現像を形成するように構成することも可能である。二
成分系現像剤は、トナーとキャリアを有する現像剤であ
って、その少なくとも一部が磁性体より成る。
第1乃至第3の現像器3,3R,3Bは現像ユニット1の回
転軸心Oを中心として放射状に配置されてはいるが、そ
の構造は全て同一であるため、以下の説明では主として
第1の現像器3の構成を明らかにし、他の現像器3R,3B
の各部分については、第1の現像器3の各要素に付した
符号にR及びBを付してその重複した説明は省略する。
また各現像器3,3R,3Bにそれぞれ対応する後述のトナー
供給装置についても同様とする。
現像ユニット1はその回転中心Oのまわりを回転自在
に支持され、各現像器が所定の現像位置に回動して現像
動作を行う。第1図は第1の現像器3の現像ローラが現
像位置を占めた状態を示している。
第1図において、第1現像器3に設けられた上記現像
ローラ10は、2つの仕切壁6,6Rにより形成された開口か
ら一部を露出し(第4図も参照)、複写機本体2に回転
自在に支持された潜像担持体、この例では感光体ドラム
11に対して所定の現像位置を占めている。感光体ベルト
から成る潜像担持体を用いてもよいし、画像形成装置の
型式によっては、誘導体ベルト又は誘電体ドラムから成
る潜像担持体が用いられる。
第3図から判るように現像ローラ10の両支軸12,13は
現像ユニット1の両端壁7,8にそれぞれ回転自在に支持
され、複写機本体2の奥側(第2図、第3図の左側)の
一方の支軸13は端壁8を貫通し、その先端部に現像ロー
ラギア14が固着されている。
第1図及び第2図から判るように現像剤室4の内部に
は、多数の羽根15を有する羽根車16が配置され、この羽
根車16は、そのボス部32に内設され、かつ現像ローラ10
に対して平行な送り込みスクリュー軸17に一体に固着さ
れ、羽根車16はこのスクリュー軸17の回転によって第1
図における反時計方向に回転駆動される。これにより現
像剤室4内の二成分系現像剤、即ちトナーとキャリアが
撹拌されつつ現像ローラ10に供給され、この撹拌によっ
てトナーが所定の極性に摩擦帯電される。送り込みスク
リュー軸17にはほぼその全長に亘ってスクリュー18が形
成されている。
送り込みスクリュー軸17の一方の端部、即ち複写機本
体2の奥側に相当する、第2図左方端部は、現像ユニッ
ト1の端壁8を回転自在に貫通し、その最先端部に送り
込みギア19が固着され、このギヤ19を介して軸17が羽根
車16と共に回転駆動される。また送り込みスクリュー軸
17の他方の、即ち複写機本体2の手前側の端部は、現像
ユニット端壁7の孔に固着された供給管20内を貫通し、
該管20に回転自在に支持されている。
現像ローラ10の内部には、第1図にS,Nを付して示し
たようにS極とN極の磁極を有する磁石21が現像ユニッ
ト1のケーシング部材5に固定配置されている。これに
より、現像ローラ10が前述の現像ローラギア14(第3
図)を介して第1図の反時計方向に回転駆動されると、
現像ローラ10に供給された二成分系現像剤9は、磁石21
の磁力により現像ローラ10の表面に担持されて反時計方
向に搬送される。搬送される二成分系現像剤はケーシン
グ部材5に固定されたドクターブレード22によって掻き
取り作用を受け、ブレード22を通過した所定量の二成分
系現像剤が感光体ドラム11へ向けて送られる。
一方、感光体ドラム11は第1図における時計方向に回
転駆動され、その表面には図示していない帯電・露光手
段によって、原稿(図示せず)の画像に対応した静電潜
像が形成されている。この潜像が感光体ドラム11と現像
ローラ10の対向現像領域Dに達すると、同じくこの領域
Dい搬送された二成分系現像剤中の帯電トナーが静電潜
像に静電的に移行し、潜像が可視像化される。この可視
像は図示していない転写紙に、同じく図示していない転
写器によって転写され、転写された可視像は定着装置
(図示せず)により定着される。現像領域Dを通過した
二成分系現像剤は再び現像剤室4の内部へと戻される。
ドクターブレード22によって掻き取られた二成分系現
像剤は、ガイド部材23によって矢印Bで示す方向に案内
され、送り込みスクリュー軸17と平行な送り出しスクリ
ュー軸24へ搬送され、その一部は次に説明するようにス
クリュー軸24によって現像剤室外へ搬送され、他の現像
剤は第1図、第3図及び第3a図に矢印Cで示す如くガイ
ド部材23上を流れ、現像剤室4の底部に位置する羽根車
16へと流下し、撹拌作用を受ける。
第1図乃至第3a図から判るように、ガイド部材23は送
り出しスクリュー軸24のほぼ下半分を覆う樋状部25を有
し、ガイド部材23の各端部は現像ユニット1の各端壁7,
8にそれぞれ固着されている。送り出しスクリュー軸24
の一方の端部(第2図の左方端部)は奥側の端壁8に回
転自在に支持され、この端壁8を貫通してその最先端部
に、送り出しスクリュー軸24を駆動するための送り出し
ギア26が固着されている。また送り出しスクリュー軸24
の他方の端部(第2図の右端部)は、手前側の端壁7の
孔に嵌着固定された排出管27の内部を貫通し、この管27
に回転自在に支持されている。送り出しスクリュー軸24
にもスクリュー28が形成されている。このスクリュー28
はスクリュー軸24の全長に亘って形成してもよいが、図
の例では排出管27に嵌合した軸部分と、これよりも現像
剤室内側の一部の軸部分にだけ形成されている。
第3a図に明示する如く、ガイド部材23の両フランジ部
29には、送り出しスクリュー軸24をまたいだ多数のガイ
ドフィン30が固着され、これらガイドフィン30は第3a図
のように傾斜して延びている。このため前述のようにド
クターブレード22で掻き取られ、ガイド部材23上を流れ
た二成分系現像剤は、ガイドフィン30によって、矢印C
方向に、即ち現像ローラ10の軸線方向に直交する方向か
らα(第3図及び第3a図)だけ傾いた方向Cに案内さ
れ、前述の如く現像剤室4の底部に落下する。このよう
にして二成分系現像剤は第1図の紙面に対して垂直な方
向にずらされながらガイド部材25上を流れるので、キャ
リアとトナーが効果的に撹拌される。
またドクターブレード22から送り出しスクリュー軸24
のスクリュー28の部分に流れた二成分系現像剤は、送り
出しギア26を介して回転駆動された送り出しスクリュー
軸24のスクリュー28によって、第2図の右方、即ち複写
機本体の手前側へ向けて、樋状部25と排出管27に案内さ
れつつ搬送され、現像ユニット端壁7の外部に排出され
る。
第2図に示すように排出管27と前述の供給管20は連結
管31を介して連通し、上述の如く排出管27中を搬送され
た二成分系現像剤や矢印Eで示すように連結管31を通し
て供給管20へ流入し、次いで送り込みギア19により回転
駆動された送り込みスクリュー軸17のスクリュー18によ
って、羽根車16のボス部32中を案内されながら第2図の
左方、即ち複写機本体2の奥側へ向けて搬送される。奥
側へ奥られた現像剤は、羽根車16の奥側端の開口及びそ
の近傍に穿設された出口孔33から現像剤室4へ排出され
る。このように、送り出しスクリュー軸24によって、現
像剤室4の手前側領域(第2図の右方端領域)から取り
出された二成分系現像剤は、送り込みスクリュー軸17に
よって現像剤室4の奥側領域(第2図の左方端領域)へ
搬送され、現像剤室4内の他の現像剤に混ぜ合される。
このため二成分系現像剤中のトナーとキャリアが効果的
に撹拌され、撹拌不足に基づく可視像の画質低下を防止
できる。また、送り込みスクリュー軸17の方を送り出し
スクリュー軸24よりも高速で回転し、排出管27、供給管
20及び羽根車16のボス部32内に現像剤が詰まる不都合を
防止すると有利である。
なお、図示した現像装置においては、第9図にも示す
如くその現像ユニット1は、その奥側の端壁8における
回転中心O上に突設されたピン78が、第3図のように複
写機本体の奥側側板79の孔80に軸受81を介して回転可能
に支持され、また手前側の端壁7は、ユニット担持体62
(第4図)の手前側の支持アーム70に回転自在に支持さ
れ、所望する現像器3,3R,3Bを現像位置にもたらすこと
ができるように構成されている。またユニット担持体62
はスライダ61を介して複写機本体2に支持されていて、
担持体62を第4図のように引き出すことにより、ユニッ
ト1を外部に出すことができる。また第9図から判るよ
うに、現像ユニット1を複写機本体にセットした状態
で、ユニット担持体62に設けたモータ88の回転を、同じ
くユニット担持体62に支持したギア89と、ユニット1に
設けたギア90を介してユニット1をその中心のまわりに
回転させ、所望する現像器3,3R,3Bを現像位置にもたら
して現像動作を行うことができる。さらに、第3図に示
す如く、感光体ドラム11の軸110には駆動ギア111が固定
され、ドラム11の回転に伴ってギア111が駆動される
が、現像位置にもたらされた現像器の現像ローラギア、
第3図の場合には現像ローラギア14が駆動ギア111に噛
み合って駆動され、該ギア14に順次噛み合った送り出し
ギア26、送り込みギア19がそれぞれ所定の向きに回転駆
動され、前述の動作が行われる(第9図参照)。
ところで、二成分系現像剤は、先にも説明したよう
に、これを長期間使用すると、その現像剤中のキャリア
が劣化する。このためキャリアが劣化したところで、二
成分系現像剤を全体的に交換する必要がある。本例の現
像装置は、この交換作業を簡単に行うことができるよう
に、次に示す如く構成されている。
第2図、第5図、第5a図及び第6図に示す如く、排出
管27には連結部材34の第1円筒部35が嵌着固定され、供
給管20には切欠部材36の可動筒37が矢印F方向に回転可
能に嵌合し、この可動筒37の外側に上記連結部材34の第
2の円筒部38が供給管20に対して不動に嵌合している。
連結部材34の両円筒部35,38に、前述の連結管31が一体
に固着されている。可動筒37にはその半径方向に突出す
る吐出管39が一体に付設され、可動筒37が矢印F方向に
回転するとき吐出管39が第2の円筒部38に干渉しないよ
う、この円筒部38に切欠40が形成されている。
排出管27と供給管20は、第6図に示すように排出管27
に形成された孔41、連結管31、可動筒37の孔42並びに供
給管20に形成された孔43を通して互いに連通し、これら
を通して前述の如く排出管27内の二成分系現像剤が供給
管20へ導かれる(矢印E)。通常の現像動作時には、吐
出管39は第6図に実線で示した位置を占め、このとき吐
出管39は供給管20の管壁によって遮断される。よって排
出管27によって現像剤室4から現像器3外に搬出された
二成分系現像剤は、供給管20へ導入された後、その全量
が供給管20を通して現像剤室4へ戻される。
二成分系現像剤を交換する目的で、現像剤室4内の二
成分系現像剤9を室外に排出するときは、現像ユニット
1を複写機本体2内の所定の位置にセットしたまま、可
動筒37と吐出管39を、第6図に鎖線で示す位置に回動す
る。このとき供給管20に形成された孔43aと吐出管39が
合致し、したがってこの状態で、前述のように排出管27
から供給管20へ二成分系現像剤を送れば、この現像剤は
第6図に鎖線矢印で示すようにその全量が吐出管39を通
して外部に流出する。作業者は吐出管39の出口から流出
する二成分系現像剤を図示していない容器に受ける。こ
のようにして現像剤室4の二成分系現像剤を排出させる
ことができ、その後、流路切換部材36を第6図の実線の
位置に戻せばよい。このように現像ユニット1を複写機
本体2にセットしたまま、両路切換部材36を回動操作す
ることにより簡単に古い二成分系現像剤を抜き出すこと
ができる。
次に、空となった現像剤室に、新たな現像剤を送り込
むのであるが、その説明に先立って、現像剤室へのトナ
ーの補給に関する構成を説明する。
前述のように現像動作を行うに従って、現像剤室内の
二成分系現像剤中のトナーが感光体ドラム11に移行し、
トナーが順次消費されるため、現像剤室4にトナーを補
給する必要がある。
第2図、第4図及び第5図に示すように現像ユニット
1の手前側の端壁7には、適数の支持スタッド45を介し
て支持板46が固定され、前述の供給管20がこの支持板46
を貫通して延びている。供給管20の手前側端部領域は、
トナー供給装置44の一要素を構成するほぼ円筒状の保持
部材47の穴48に挿入され、この穴48の保持部材内側を向
いた部分は開口しており、この開口49と供給管20に形成
された切欠開口50とが合致している。このため供給管20
の内部に位置する送り込みスクリュー軸17はこれらの開
口49,50を通して保持部材47の内部に露出する。
保持部材47の内部には、トナーを収容したトナーカー
トリッジ51が第2図の右方から着脱自在に嵌め込まれて
いる。トナーカートリッジ51の位置については、第1図
にも鎖線でその概略を示してある。トナーカートリッジ
51の内部には、回転軸52に固定されたトナー送り出し用
の回転体53が内設され、この回転軸52はトナーカートリ
ッジ52の両端壁に回転自在に支持され、その一方の端部
にはカートリッジ51の外側に位置するギア54が固着され
ている。このギア54は、現像ユニット1が複写機本体2
に装着された状態で、支持板46に回転自在に支承された
中間ギア55を介して、複写機本体2に支持された駆動ギ
ア56(第4図)に噛み合い、この駆動ギア56は、中間伝
動ギアを介して図示していない駆動モータに駆動連結さ
れ、このモータの作動によって回転体53がトナーカート
リッジ51の内部で回動する。この回動時に回転体53の先
端が、円筒状のトナーカートリッジ51内周面に摺接す
る。
トナーカートリッジ51の円筒壁には、第2図及び第5
図から明らかなように、前述の開口49,50を向いた多数
の小孔57から成るトナー吐出口が穿設されている。図の
例では小孔57が一列に配列されているが、これを複数列
としたり、千鳥状に配列してもよく、その配列状態は適
宜選択できる。またスリット状の孔としてもよい。
現像剤室4に現像剤9を収容した状態で前述のように
現像動作を行ううちにトナーの濃度が低下して、現像剤
室4にトナーを供給すべきトナー補給信号が生ぜしめら
れると、上述の駆動モータが作動して、複写機本体内の
所定の位置にセットされた現像ユニット1の、現像位置
に存する現像器3に対応するトナー供給装置44の回転体
53が回転を開始する。これにより回転体53はその先端を
トナータンク内周面に摺接しながら回転軸52の軸線のま
わりを回動し、タンク51内のトナーを多数の小孔57から
送り込みスクリュー軸17へ向けて押し出す。このとき前
述の切換部材36は第6図に実線で示した位置を占めてい
る。したがって、トナー供給装置44によってトナーカー
トリッジ51から送り出されたトナーは送り込みスクリュ
ー軸17の回転によって、羽根車16のボス部32内を送ら
れ、その奥側の開口又は出口孔33から現像剤室4へ補給
され、ここに存する二成分系現像剤と混合される。
他のトナー供給装置44R,44Bにおいても、これらに対
応する各現像器3B,3Rを、現像ユニット1の回転によっ
て現像位置にもたらし、上述したところと全く同様にし
てその各トナーカートリッジ51R,51Bから各色のトナー
を各現像剤室4R,4Bに供給することができる。
トナーカートリッジ51内のトナーが空となれば、この
カートリッジ51を保持部材47から抜き出し、トナーの入
った新たなトナーカートリッ新を保持部材47に装着す
る。その際、新たなトナーカートリッジ51には第5図に
示すようにその小孔57の上からシール58が貼り付けら
れ、小孔57が塞がれているので、このシール58を剥離し
てからカートリッジを保持部材47に取り付ける。
また他のトナーカートリッジ51R,51Bも同様にして交
換されるが、その際、各色のトナーを収容した各カート
リッジ51,51R,51Bを、誤って別の保持部材47,47R,47Bに
取付けてしまうと、各現像剤室4,4R,4Bに間違った色の
トナーを供給してしまうことになる。そこで、各保持部
材47,47R,47Bには、第5図に示す如く例えば2つずつの
切欠100,100R,100Bがそれぞれ形成され、その各間隔d,d
R,dBの大きさが互いに相違している。一方、各保持部材
47,47R,47Bにセットされる各トナーカートリッジ51,51
R,51Bには、上記切欠に嵌合できるように間隔d,dR,dBを
あけた突起101,101R,101Bが突設されている。各トナー
カートリッジ51,51R,51Bを正しい保持部材47,47R,47Bに
セットしたときは、それらの切欠と突起が互いに嵌合し
合うが、誤った保持部材にトナーカートリッジをセット
しようとすると、それらの切欠と突起が嵌合せず、した
がってトナーカートリッジをセットできない。これによ
り作業者によるトナーカートリッジの誤セットを確実に
防止することができる。
また、第7図及び第8図に示すように、トナー供給装
置44を構成する円筒状保持部材47の穴48の隣りの空間
に、送り込みスクリュー軸17と平行なスポンジ又はその
他の発泡体等から成る弾性体ローラ59を回転自在に配置
し、トナーカートリッジ51の小孔57をこの弾性体ローラ
59に隣接して配置し、しかもこのローラ59をトナーカー
トリッジ51の外周面に圧接させると共に、弾性体ローラ
59の支軸に固定したギア60を回転体53のギア54(第5
図)に噛み合わせてもよい。この構成では、トナーの補
給時に回転体53と共に弾性体ローラ59が回転し、小孔57
から噴出するトナーは弾性体ローラ59の周面に吹き付け
られ、ローラ表面ではね返ったトナーが送り込みスクリ
ュー軸17に送られる。弾性体ローラ59には、これに付着
したトナーを掻き落すスクレーパ(図示せず)が当接し
ている。このように回転駆動される弾性体ローラ59をト
ナーカートリッジ51の周面に圧接させて設ければ、該ロ
ーラ59とカートリッジ周面とのシール性が保持され、保
持部材47外へのトナーの飛散を防止できると共に、弾性
体ローラ59によってトナーカートリッジ51の週面に付着
したトナーを取り除くことができる。
回転体53を駆動する複写機本体側に設けられた駆動ギ
ア56(第4図)は、該本体2の側板83に枢ピン56cを介
して揺動自在に支持されたレバー56aに回転自在に支持
され、このレバー56aのはソレノイド56b(又は他の駆動
手段)によって回動させる。即ち、トナー補給信号によ
ってソレノイド56bが付勢されると、レバー56aの上端が
ソレノイド56bにより引かれ、該レバー56aに支持された
駆動ギア56が中間ギア55(第5図)に係合する。ソレノ
イド56bが除勢されると、レバー56aは図示していないば
ねの作用で第4図における時計方向に回動し、駆動ギア
56は中間ギア55から離間する。このように、トナー補給
信号が生ぜしめられたときだけソレノイドが付勢された
駆動ギア56が中間ギア55に係合し、回転体53を回転さ
せ、トナーを補給する。所定時間、回転体53を回転させ
てトナーを補給した後、トナーの補給を停止するとき
は、駆動ギア56の中間ギア55から離間させ、回転体53の
回転を停止させる。トナー補給信号はそれ自体公知のよ
うに、図示していないトナー濃度検知手段によって、ト
ナーの濃度が所定の値にまで低下したときに生ぜしめら
れるようにしてもよいし、トナーの消費量と現像ローラ
10の回転数はほぼ比例することを利用して、トナー補給
後に現像ローラ10が所定の回数を回転したとき、次のト
ナー補給信号が生ぜしめられるようにしてもよい。
次に、現像剤室へ二成分系現像剤を送り込むための構
成と作用を説明する。
二成分系現像剤の交換時には、先に説明した如く、現
像位置にセットされた現像器3の現像剤室4に存する二
成分系現像剤を現像器3外に搬出し、これを現像装置外
に排出する。その後、次に説明する現像剤カートリッジ
から新たな二成分系現像剤を現像剤室4へ送り込む。す
なわち、前述のトナーカートリッジ51を保持部材47から
抜き取り、ここにトナーカートリッジ51と同じ外形形態
を有する現像剤カートリッジ102を第8a図に示すように
セットする。現像剤カートリッジ102には、取り外した
トナーカートリッジ51に収容されたトナーと同色の二成
分系現像剤109、即ち、黒色トナーとキャリアの混合物
が収容されている。
第8a図に示した現像剤カートリッジ102は、円筒状に
形成され、その内部に新たな二成分系現像剤109が自重
によって現像剤カートリッジ外へ流出できるように、そ
のカートリッジ102の下部の壁部には、現像剤排出口157
が形成されている。かかる現像剤カートリッジ102を前
述のようにセットすることにより、その内部の二成分系
現像剤109が、その自重によって現像剤排出口157から外
部に流出し、供給管20に落下する。落下した二成分系現
像剤は回転する送り込みスクリュー軸17によってボス部
32(第2図)を介して現像剤室4へ供給される。
現像剤カートリッジ102を保持部材47にセットした
後、新たな二成分系現像剤109を現像剤室4に供給し終
えるまでの、例えば数分間、複写機を空回り状態のフリ
ーランニング状態、つまり作像動作を行わずにスクリュ
ー軸17を回転駆動する動作を続行することによって、二
成分系現像剤109を自動的に現像剤室4に供給すること
ができる。この数分間のフリーラン状態を現像剤自動供
給モードとして設定してもよい。例えば、オペレータが
図示していないキースイッチを押下すると、所定時間だ
け複写機がフリーランニング作動を継続し、二成分系現
像剤の供給終了と共にこのフリーランニング作動を自動
的に停止するモードを設定するのである。
このように、新たな二成分系現像剤を収容した現像剤
カートリッジ102から、その新たな二成分系現像剤を現
像剤室4へ送り込んで使用することができるのである。
ところで、現像剤カートリッジ102が上述のように円
筒状に形成されていると、その内部の二成分系現像剤10
9を、自重によって円滑に現像剤排出口157から排出させ
ることができず、その排出に長い時間を要したり、現像
剤カートリッジ102内に二成分系現像剤が残ったままと
なるおそれがある。
そこで、第8a図に示した現像剤カートリッジ102に
は、その内部に、新たな二成分系現像剤109を現像剤排
出口157へ向けて案内する現像剤ガイド103が配置されて
いる。図示した例では、この現像剤ガイド103が仕切板
より成り、これが現像剤カートリッジ102の内部に固定
され、その下端が現像剤排出口157の縁に隣接して位置
している。かかる現像剤ガイド103を設けることによ
り、現像剤カートリッジ102内に収容された二成分系現
像剤は、その自重により、傾斜を付けられた現像剤ガイ
ド103と現像剤カートリッジ102の内壁面に沿って円滑に
現像剤排出口157へ案内され、ここから外部に排出され
て供給管20に自然落下する。このように、現像剤カート
リッジ102が円筒状に形成されてはいるが、その内部の
二成分系現像剤は、排出口157を通して短時間で外部に
排出され、その内部に残される二成分系現像剤をなくす
ことができる。
なお、本例の現像剤カートリッジ102にも、一対の突
起101が付設され、これを保持部材47の切欠100に嵌合さ
せ、他の色の二成分系現像剤を収容した各現像剤カート
リッジ(図示せず)と図示した現像剤カートリッジ102
を各保持部材47,47R,47Bに誤セットしないように構成さ
れ、また現像剤カートリッジ102を保持部材47にセット
する前に、その現像剤排出口157(第8a図)を塞ぐシー
ル(第5図参照)を剥離すること等は、トナーカートリ
ッジ51と変りはない。現像剤排出口157を多数の小孔に
より構成することによって、トナーカートリッジの場合
と同様に、一度に多量の二成分系現像剤がカートリッジ
102から排出されることを防止できる。またトナーカー
トリッジの場合と同様に、その配列状態を変えたり、ス
リット状の孔に代えたりすることができる。
二成分系現像剤の供給を終了したら、空の現像剤カー
トリッジ102を保持部材47から抜き取り、先程抜き取っ
たトナーカートリッジ51を保持部材47に再装着すること
によって再び通常のコピー動作を行うことができる。
他の保持部材47R,47Bより成る現像装供給装置に各色
の二成分系現像剤を収容した現像剤カートリッジを装着
し、これらに対応する現像器3R,3Bを現像位置にもたら
して、上述したところと全く同様にして各色の二成分系
現像剤を現像剤室4R,4Bに供給することができる。
第8b図は、第7及び第8図に示した保持部材47に現像
剤カートリッジ102をセットして二成分系現像剤109を供
給する際の断面図であり、ここに示したカートリッジ10
2も、第8a図い示したカートリッジ102と実質的に相違す
るところはなく、その作用も同様である。
上述の如く、図示した現像装置によれば、二成分系現
像剤の供給作業も、現像ユニットを複写機本体にセット
したまま行うことができ、作業が容易であると共に、そ
の現像剤によってオペレータの手や衣服を汚すような不
都合を阻止できる。
本発明は非回転型の現像装置、あるいは複写機以外の
画像形成装置の現像装置等にも広く適用できることは明
らかである。
効果 本発明によれば、現像剤カートリッジが円筒状に形成
されているが、その内部に現像剤ガイドが設けられてい
るので、内部の二成分系現像剤を円滑に現像排出口へ案
内でき、よってその二成分系現像剤を残すことなく、短
時間で現像剤カートリッジから外部へ排出させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は現像ユニットを複写機本体にセットしたとき
の、現像装置の垂直横断面図、第2図は第1図のII−II
線に沿う断面図であって、トナー供給装置の部分につい
ては、II′−II′線で切断した断面図、第3図は第1図
のIII−III線断面図、第3a図はガイド部材とガイドフィ
ンの様子を示す斜視図、第4図はユニット担持体を複写
機本体から引き出し、現像ユニットを収納台から取り外
した状態を示す斜視図、第5図は現像ユニットの手前側
に設けられるトナー供給装置の斜視図、第5a図は現像剤
の流路を切換える装置の斜視図、第6図は第5図のVI−
VI線断面図、第7図はトナー供給装置の他の例を示す部
分斜視図、第8図は供給管を差し入れた状態における第
7図のVIII−VIII線断面図、第8a図及び第8b図は保持部
材に現像剤カートリッジをセットしたときの断面図、第
9図は現像ユニットを取外した状態で、ユニット担持体
とこれに関連した要素を、奥側から見たときの斜視図で
ある。 3,3R,3B…現像器、4,4R,4B…現像剤室 9,9R,9B…二成分系現像剤、102…現像剤カートリッジ 103…現像剤ガイド、109…二成分系現像剤 157…現像剤排出口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像器内の現像剤室に存する二成分系現像
    剤を現像器外に搬出し、これを現像装置外に排出した
    後、新たな二成分系現像剤を収容した現像剤カートリッ
    ジから、その新たな二成分系現像剤を前記現像剤室へ送
    り込んで使用する現像装置において、前記現像剤カート
    リッジが円筒状に形成され、その内部の二成分系現像剤
    を自重によって現像剤カートリッジ外へ流出させること
    ができるように、該カートリッジの壁部に現像剤排出口
    が形成され、当該カートリッジの内部には、二成分系現
    像剤を前記排出口へ向けて案内する現像剤ガイドが配置
    されていることを特徴とする現像装置。
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