JP2626301B2 - 車両生産方法 - Google Patents

車両生産方法

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JP2626301B2
JP2626301B2 JP3096748A JP9674891A JP2626301B2 JP 2626301 B2 JP2626301 B2 JP 2626301B2 JP 3096748 A JP3096748 A JP 3096748A JP 9674891 A JP9674891 A JP 9674891A JP 2626301 B2 JP2626301 B2 JP 2626301B2
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専三 飛田
真吾 西田
征二郎 戸取
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両生産方法に係り、
特に内部および外部に各種の艤装品を取付ける必要のあ
るものに好適な車両生産方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両例えば鉄道車両の生産方法と
しては、まず、鋼製車の場合平板状板材,コイル材およ
び形鋼等を切断成形して必要な形状の板材および骨材を
製作し、これらの板材および骨材を組み合わせて接合す
ることによって車体をなす複数のブロック製作する。こ
れらのブロックを組み合わせ接合して構体を製作し、該
構体表面の歪除去作業を行った後塗装を行い、さらに、
該構体の内外に必要な艤装品を取付けて完成していた。
なお、軽合金製の車両にあっては、素材における形材の
占める割合が高く、また、平板部分と骨を一体化した形
材が多く用いられているものの、生産手順としては前記
鋼製車とほぼ同一である。また、ステンレス鋼を用いた
車両にあっては、前記生産手順のうち塗装作業が省略さ
れる場合もある。
【0003】ところで、前記車両生産方法に関するもの
としては、例えばレイルウエイ・システム・リサーチ
昭和61年7月7日発行「旅客車工学概論」第149頁
から第163頁が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、艤装作業において車内に取付ける部品が多いため、
狭い車内に作業者が部品を持ち込み、1品毎手作業で取
付けている。また、車内に設備や機械を持ち込むことが
困難なため、自動化、機械化が困難である。したがっ
て、作業性が悪く、多大な労力と時間を必要としてい
た。また、車内には天井や床下などに取付ける部品も多
く、上向き作業となり作業姿勢が悪いため能率が向上し
ない。近年、車体全体を回転させて前記作業姿勢を改善
する艤装方法も行われているが、車体に対して専用治具
を設置する必要があった。
【0005】さらに、艤装作業は箱形状の車体に対して
行うため作業スペースが狭く、同時に作業できる部位も
限定されるため、製作日数が長くなり生産効率の向上を
図る上で障害となっている。
【0006】本発明の目的とするところは、艤装作業に
おける作業性を向上させ得る車両生産方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、骨部材と外
板とを溶接して車両の側ブロックを製作し、前記側ブロ
ックの上辺を上方にした状態で吊り下げ、この状態にお
いて、垂直な面に艤装品を取付け、次に、該側ブロック
を台枠に取り付けること、によって達成できる。
【0008】
【作用】側ブロックを吊り下げた状態で艤装品を取り付
けるので、広い空間で容易に艤装作業を行うことができ
るものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の車両生産方法の一実施例を図
1ないし図4によって説明する。同図において、車両は
台枠ブロック1,側ブロックL2,側ブロックR3、屋
根ブロック4、妻ブロックF5、妻ブロックR6の主要
構成部品からなり、基本的に6面体をなしている。該台
枠ブロック1,側ブロックL2,側ブロックR3、屋根
ブロック4、妻ブロックF5、妻ブロックR6は、それ
ぞれ独立した生産ラインによって製作される。ただし、
妻ブロックF5、妻ブロックR6は、他のブロックに比
べて小さく、かつ、取り付けられる艤装品の数量も少な
いため、一つのラインにて製作される。詳述すると、台
枠ブロック1は台枠ブロック組立てライン7によって、
側ブロックL2は側ブロックL組立てライン8によっ
て、側ブロックR3は側ブロックR組立てライン9によ
って、屋根ブロック4は屋根ブロック組立てライン10
によってそれぞれ製作される。妻ブロックF5、妻ブロ
ックR6は、前記のように一つの妻ブロック組立てライ
ン11によって製作される。前記各ブロック組立てライ
ンは、基本的に製缶ライン12とブロック艤装ライン1
3からなり、かつ、各組立てラインの最終部分にはブロ
ック総組ラインが設けられている。前記各組立てライン
7,8,9,10,11の製缶ライン12では、平板状
板材,形材およびコイル材等の材料を切断および成形加
工した骨部材,外板等の板材を各ブロック製作用の治具
例えば図3に示すような台枠治具16等に位置決めし、
その後、各骨部材および板材を自動化したスポット溶接
機等によって接合する。なお、前記各ブロックは、全体
として単純構造のパネルとなっている。このようにして
製作された台枠ブロック1,側ブロックL2,側ブロッ
クR3、屋根ブロック4、妻ブロックF5および妻ブロ
ックR6は、次にブロック艤装ライン13に送られる。
ブロック艤装ライン13の台枠ブロック組立ライン7
で、前記台枠ブロック1は車両の底面となる面および床
面となる面の両方について作業を行い、床下配管,空気
溜および中心ピン等の主要艤装品、さらには床敷物等が
順次取付けられる。ただし、大物電気品については、該
台枠ブロック1の変形等を考慮して総組後に設置され
る。側ブロックL2および側ブロックR3は、ブロック
艤装ライン13の側ブロック組立ライン8,9で、それ
ぞれ独立して艤装作業が行われる。この時、前記側ブロ
ックL2および側ブロックR3は、図4に示すように生
産ラインの作業進行方向に合わせて設置されたレールに
対して吊り具17によって吊り下げられ、この状態で艤
装作業が行われる。したがって、各ブロックの垂直な側
面に内装材,窓装置,荷棚,座席および扉装置等のすべ
ての艤装品が順次取付けられ、作業にはテーブルリフタ
18等が用いられる。なお、前記艤装品は、各ブロック
の設置面に対応させて該ブロックの両側に保管されてお
り、移動距離を極力短縮するよう配慮されている。屋根
ブロック4は、ブロック艤装ライン13の屋根ブロック
組立ライン10で、室内側の天井設置部品のすべてが取
付けられ、かつ、室外側の艤装品についても取付けられ
る。また、屋根上面の絶縁塗装についても艤装作業に合
わせて施工される。なお、前記屋根ブロック4への空調
装置の設置は、変形を考慮して総組後に行われる。妻ブ
ロックF5および妻ブロックR6は、ブロック艤装ライ
ン13の妻ブロック組立ライン11で、内装材および他
の艤装品の取付け作業が行われる。なお、該妻ブロック
F5および妻ブロックR6は艤装品の数量が少ないた
め、一つのラインで製作を行い、他のブロックの製作工
程との同期を図るべく配慮されている。
【0010】以上のようにして各ブロックは、一部の重
量の重いものを除く艤装品の取付けが完了した後、次の
ブロック総組ライン14に送られる。そして、台枠ブロ
ック1の幅方向両側位置に側ブロックL2および側ブロ
ックR3を立てて配置し、かつ、台枠ブロック1の長手
方向端部位置に妻ブロックF5および妻ブロックR6を
立てて配置し、これらを接合する。その後、前記側ブロ
ックL2,側ブロックR3,妻ブロックF5および妻ブ
ロックR6の上部に屋根ブロック4を乗せて接合するこ
とによって完成車両15ができあがる。
【0011】このような生産方法によれば、まず、製缶
ライン12で組み立てられた各ブロック毎に艤装作業を
行うことができる。したがって、従来の箱状に形成され
た構体に対して艤装作業を行う場合に比べて、十分な作
業スペースが確保できるため、作業性を向上させること
ができる。また、各ブロックは単純構造のパネルとなっ
ているので、平置きしても、吊り下げても作業でき、従
来の艤装方法に比べて、下向き作業および横向き作業が
主体となるため、この点からも作業性の向上が図れ、能
率を向上させることができる。なお、図4に示すように
吊り下げた状態でブロックへの艤装作業を行えば、前述
のように十分な作業スペースを確保した状態で、該ブロ
ックの両面に同時進行で艤装作業が行えるため、さらに
能率の向上が図れる。また、ブロックを吊り下げて支持
するため、該ブロックに無用な曲げ力を掛けることがな
く、変形を防止することができる。ところで、ブロック
を吊り下げて艤装作業を行う場合には、艤装品を設置す
るに従って該ブロックの重心位置が変化するため、ブロ
ックが傾くことになる。このような現象を防止するため
に、各ブロック吊り下げ位置で、該ブロックの移動を防
止するためのストッパを設置することも考えられる。該
ストッパとしては、ブロックのライン内の円滑な移動が
行え、かつ、ブロックに損傷を与えないように弾性体で
形成されるローラ等を設置した構造とすれば良い。
【0012】また、前記製缶ライン12およびブロック
艤装ライン13では、各ブロック毎に製缶作業および艤
装作業を同時に行うため、各作業中における手待ち時間
を従来の方法に比べて削減することができ、作業日程を
大巾に短縮できる。
【0013】また、特に製缶ラインにおいては、各ブロ
ックが単純構造のパネルとなっていることから、各種の
自動機械を用いて作業の自動化が図れるものである。
【0014】次に、本発明の他の車両生産方法を図5に
よって説明する。本実施例においては、側ブロックL2
と側ブロックR3とを車両の外側面となる面を向い合わ
せた状態で背中合わせに吊り下げ、両者の間にクッショ
ン材21を配置して艤装作業を行うものである。
【0015】このような生産方法によれば、各ブロック
に比較的重量のある座席19および荷棚20等を取付け
ることに伴って該各ブロックの重心が変化しても両者で
バランスするため、傾きを防止することができる。した
がって、ブロックの傾きに伴う作業性の低下を簡単な方
法によって防止することができる。
【0016】ところで、前記実施例は、ステンレス車両
の例を示したものであるが、本発明はこれに限定される
ものではなく軽合金製車両或いは鋼製車に適用しても同
様な効果を達成することができる。また、前記実施例
は、ステンレス車両の例であってその製作ラインに塗装
ラインが含まれていないが、軽合金製車両或いは鋼製車
等の塗装を必要とする車両の場合には、前記製缶ライン
とブロック艤装ラインとの間に塗装ラインが形成される
ことになる。この塗装ラインについても、各ブロックが
全体としてパネル状に形成されていることから、パテ付
けおよび塗装作業を自動化することも容易である。
【0017】なお、本発明は基本構造物を分割した複数
ブロックにそれぞれ艤装品すなわち内装品等を予め設置
しおき、これらのブロックを組み合わせて接合するコン
テナ,自動車,建築物および船等にも適用可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
ブロックを吊り下げた状態で艤装品を取り付けるので、
広い空間で容易に艤装作業を行うことができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両生産方法の一実施例を示す生
産ラインの斜視図である。
【図2】図1の生産ラインで生産される車両の主要ブロ
ックを示した斜視図である。
【図3】図1の生産ラインにおける台枠ブロックの平置
き艤装状態を示す斜視図である。
【図4】図1の生産ラインにおける側ブロックを吊り下
げ状態で艤装している状況を示す斜視図である。
【図5】側ブロックの他の艤装作業状態を示す斜視図で
ある
【符号の説明】
1……台枠ブロック、2……側ブロックL、3……側ブ
ロックR、4……屋根ブロック、5……妻ブロックF、
6……妻ブロックR、7……台枠ブロック組立ライン、
8……側ブロックL組立ライン、9……側ブロックR組
立ライン、10……屋根ブロック組立ライン、11……
妻ブロック組立ライン、
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−101162(JP,A) 実開 昭63−141070(JP,U) 実開 昭55−13151(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】骨部材と外板とを溶接して車両の側ブロッ
    クを製作し、 前記側ブロックの上辺を上方にした状態で吊り下げ、こ
    の状態において、垂直な面に艤装品を取付け、 次に、該側ブロックを台枠に取り付けること、 を特徴とする車両生産方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記艤装品は内装板で
    あること、を特徴とする車両生産方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0710815B2 (ja) * 1985-08-06 1995-02-08 三井東圧化学株式会社 3,3’−ジニトロベンゾフエノンの精製方法
JPH07102808B2 (ja) * 1986-10-17 1995-11-08 東急車輌製造株式会社 車両構体反転方法及びその装置

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