JP2692459B2 - 車両の製作方法 - Google Patents

車両の製作方法

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JP2692459B2
JP2692459B2 JP3304519A JP30451991A JP2692459B2 JP 2692459 B2 JP2692459 B2 JP 2692459B2 JP 3304519 A JP3304519 A JP 3304519A JP 30451991 A JP30451991 A JP 30451991A JP 2692459 B2 JP2692459 B2 JP 2692459B2
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roof block
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俊治 宮本
一夫 林
領一 高山
伸次 小林
慶次 大村
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    • B61RAILWAYS
    • B61DBODY DETAILS OR KINDS OF RAILWAY VEHICLES
    • B61D17/00Construction details of vehicle bodies
    • B61D17/04Construction details of vehicle bodies with bodies of metal; with composite, e.g. metal and wood body structures
    • B61D17/08Sides
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T30/00Transportation of goods or passengers via railways, e.g. energy recovery or reducing air resistance

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両、ガイドウエ
イを走行する車両、跨座形モノレールカー、バス等の車
両の車体の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車両の車体は、床、屋根、車両
の幅方向の壁(側という)、および車両の長手方向の壁
(妻という)の六面体である。
【0003】この車両の一般的な製作手順を説明する
と、先ず、六面体を構成する各面をブロックとして構成
する。このブロックは骨組と外面となる外板とからな
る。次に、この六つのブロックを溶接やボルトによって
結合する。この結合は一般に室内側と室外側の2ヶ所で
行う。次に、側ブロックおよび妻ブロックの出入口や窓
の開口から配管、配線および内装部材(床のシート、壁
や天井の内装板、腰掛、窓部材、照明器具等)等の諸部
材を搬入し、取付ける。このような車両は特開昭55−
31694号公報(USP4222335)に示されて
いる。
【0004】上記では室内側の諸部材の取付け作業を狭
い室内で行っているので、作業性が悪く、また作業に多
大な時間を要している。
【0005】このため、前記六つの各ブロックの内側に
諸部材を取付けた後、六つのブロックの結合を行う方式
が提案されている。それぞれの結合はリベットやボルト
・ナットで行っている。そして、側ブロックと屋根ブロ
ックとの結合位置は、実質的に屋根の位置において、室
外側および室内側の2点である。室外側の結合は側ブロ
ック、屋根ブロックのそれぞれの端部を外方に突出させ
てリベット等で締結している。そしてこの突出部をカバ
ーで覆って漏水を防止している。カバーの材料はステン
レス等である。この突出部は雨樋を兼用している。ま
た、この部分の内側の結合もリベットで行っている。こ
れは実開昭48−64910号公報に示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】実開昭48−6491
0号公報に示す方式においては、見栄えや防水処理が考
慮されていないと考えられる。
【0007】本発明の第1の目的は、側ブロックと屋根
ブロックとの結合を容易に行えるようにすることにあ
る。
【0008】本発明の第2の目的は、一対の側ブロック
と屋根ブロックとの結合を精度良く行えるようにするこ
とにある。
【0009】本発明の第3の目的は、側ブロックと屋根
ブロックとの結合部の見栄えを良くすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の目的は、車両の幅
方向の端部の樋の少なくとも一部と屋根とを構成する屋
根ブロックを準備するステップと、前記車両の側面を構
成するものであって、前記樋が一部である場合は樋を補
完する部材を上部に有する側ブロックを準備するステッ
プと、前記屋根ブロックと前記側ブロックとを組み合わ
せるステップと、次に、前記屋根ブロックの前記樋と該
樋に接触する前記側ブロックとを、車外側からスポット
溶接するステップと、から車両を製作することによって
達成できる。
【0011】第2の目的は、車両の幅方向の側面を構成
する側ブロックの2つを使用時の上方を上側にして配置
し、屋根ブロックを上方から下降させて、該屋根ブロッ
クの幅方向のそれぞれの端部をそれぞれの前記側ブロッ
クの上部に挿入して、該屋根ブロックのそれぞれの端部
と前記それぞれの側ブロックとの間において、前記車両
の幅方向の車内側および車外側のそれぞれを接触させる
と共に、前記端部を前記側ブロックに載せ、前記それぞ
れの側ブロックの実質的に前記水平な部分と前記屋根ブ
ロックとを結合すると共に、前記屋根ブロックの前記そ
れぞれの端部において、前記車内側と車外側の接触部の
うち、少なくとも一方の接触部の前記側ブロックと前記
屋根ブロックとを結合すること、から車両を製作するこ
とによって達成できる。
【0012】第3の目的は、車両の幅方向の端部の樋の
少なくとも一部と屋根とを備え、内装板を備える屋根ブ
ロックを準備するステップと、前記車両の側面を構成す
るものであって、前記樋が一部である場合は樋を補完す
る部材を上部に有し、内装板を備える側ブロックを準備
するステップと、前記屋根ブロックと前記側ブロックと
を組み合わせるステップと、次に、前記屋根ブロックの
前記樋と該樋に接触する前記側ブロックとを、車外側か
らスポット溶接するステップと、前記屋根ブロックの前
記内装板と前記側ブロックの前記内装板との間におい
て、前記屋根ブロックの骨組の上部と前記側ブロックの
骨組の上部とを車内側から結合するステップと、前記骨
組同士を結合した後に、該結合部の車内側に第3の内装
板を設置するステップと、から車両を製作することによ
って達成できる。
【0013】
【作用】第1の目的に対応する製作方法によれば、外側
からスポット溶接でき、また、スポット溶接部が上部で
あるので見えにくく、全体として結合が簡単で見栄えを
良くできるものである。車外から挟んでスポット溶接す
れば、さらに容易に結合できるものである。
【0014】第2の目的に対応する製作方法によれば、
一対の側ブロックを屋根ブロックに下降させれば、車両
の幅方向における両者の位置関係および高さ関係が定ま
るので、両者を精度良く容易に結合できるものである。
【0015】第3の目的に対応する製作方法によれば、
内装板の取付けを行った側ブロックと屋根ブロックとの
結合を見栄えを良く行うことができるものである。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図2によっ
て説明する。
【0017】先ず、図2によって全体構成を説明する。
100は床ブロック、200は側ブロック、300は妻
ブロック、400は屋根ブロックである。床ブロック1
00、側ブロック200、および屋根ブロック400は
車両と同一長さを有する。これらの六つのブロックは各
ブロックを結合して六面体を構成する以前に内装部材を
取付けている。内装部材を取付けた後、各ブロックを結
合する。
【0018】床ブロックの下面には、空気配管、電気配
線管、各種の電機機器や空気機器(いずれも図示せず)
が取付けられている。これら機器、特に重量の大の機器
は各ブロックを結合した後、取付ける。
【0019】床ブロック100は、車体の長手方向に沿
って配置した2本の縦梁101、左右の2本の縦梁10
1,101を連結する複数の横梁103、これらの上面
に設置されるものであって、金属製の平板、又は軽合金
製の型材、あるいはハニカムパネル等からなる床板10
5、床板105の上面に設置した樹脂製の敷物107等
からなる。床下には台車や車両同士の連結に用いる連結
部材(図示せず)を設置している。敷物107を除く強
度部材101,103,105等は相互にスポット溶接
等で結合している。縦梁101、横梁103はステンレ
ス製である。
【0020】腰掛260はその背面部で前記骨組に固定
している。この固定手段は種々ある。腰掛260はL状
の架台と、クッションとなる座部、同じく背部との3つ
に分けて構成している。先ず、L状の架台を前記骨組に
固定する。例えば、その上部に逆L状の引掛け部材を設
けておき、これを骨組の穴に引掛け、次に架台の下部を
ボルト等で前記骨組に固定する。また、上下の2ヶ所と
も引掛けて固定してもよいし、上下の2ヶ所ともボルト
等で固定してもよい。次に、クッションの背部を架台に
取付ける。この固定は、上部の引掛け部材を架台の穴に
挿入した後、下部をボルト等で架台に固定する。最後に
クッションの座部を取付ける。この固定はクッションの
下面の凸部を架台の凹部に挿入することによって行う。
【0021】側ブロック200は、車両の長手方向に沿
って配置した2本の縦梁201,202、複数の柱20
5、複数の横材207、入口の枠209等からなる骨
組、骨組の外面に固定した外板220、骨組の内側に固
定した内装板230、ガラスを備えた窓装置235、出
入口の扉装置240、荷棚250、車両の長手方向に沿
って設けた腰掛260等からなる。
【0022】242は扉装置240の扉の駆動装置の点
検蓋である。扉装置240を側ブロック200に設けて
いるので、点検蓋242を側ブロック200に設けてい
る。荷棚250および腰掛260は内装板230の内側
にある。
【0023】骨組を構成する部材201,202,20
5,207,209等は相互にスポット溶接で結合され
ており、そして外板220もスポット溶接で結合してい
る。内装板230は接着材やビス等で固定する。骨組お
よび外板220はステンレス製である。
【0024】妻ブロック300は、その外板を他のブロ
ックに結合した後、内装板310を取り付ける。
【0025】屋根ブロック400は、複数の円弧状の横
梁402、車両の長手方向に沿って設けられ、横梁40
2を結合する複数の縦梁403,404からなる骨組、
複数の横梁402に固定した外板410、樋415、縦
梁403,404に結合した内装板420,421、照
明装置430、空調ダクト440等からなる。
【0026】縦梁404は空調ダクトを兼ねており、途
中を空調装置(図示せず)に連結している。縦材404
の下面は空調空気の吐出口になっている。照明装置43
0の反射板431が空調空気の吹出口のデイフューザに
なっている。
【0027】横梁402、縦梁403,404の結合、
この骨組への外板410、内装板420,421の結合
手段は側ブロックの結合手段と同様である。横梁40
2、縦梁403,404、外板410はステンレス製で
ある。
【0028】このように構成された各ブロックを結合す
る。即ち、側ブロック200は、内装板230、窓装置
235、扉装置240、荷棚250、腰掛260等を取
り付けている。ここで、窓装置235は実質的に開閉で
きないものとする。屋根ブロック400は、内装板42
0,421、照明装置430、空調ダクト440等を取
り付けている。
【0029】床ブロック100と側ブロック200の下
部とは、縦梁202と外板207との組立体を床ブロッ
ク100の縦梁101の垂直面に外方から結合する。こ
の結合は外方のみから結合作業を行うことのできる方式
を採用する。例えば、インダイレクト方式のスポット溶
接、栓溶接、リベット等がある。インダイレクト方式の
スポット溶接法によれば外方のみから作業ができる。こ
の溶接部の床ブロック100は強固に製作されているの
で、インダイレクト方式のスポット溶接を採用できる。
この溶接方法は外方から床ブロック100に向けて電極
を強く押すので、他方の電極となる部材(床ブロック1
00)は強固である必要がある。前記リベットとしては
後述するリベット500がある。
【0030】妻ブロック300の外板と床ブロック10
0との結合も前記と同様である。
【0031】側ブロック200と屋根ブロック400と
の結合部を図1によって説明する。屋根ブロック400
の幅方向の端部には樋415がある。この樋415は外
板410の端部を上方に折曲げて構成したものである。
樋415の底面415bは幅方向においてほぼ水平であ
る。樋415の外側の垂直部415cの上端415dは
内側に折曲げている。つまり、樋はU状である。樋41
5はほぼ垂直な側ブロック200の上端にある。
【0032】側ブロック200の上端の構成を説明す
る。縦梁201は屋根ブロック400の横梁402の下
面、樋415の屋根側の垂直部415a、底部415
b、外板220の各面に接するように折曲げて形成して
いる。柱205の断面形状はチャンネル状の端部にフラ
ンジ205cを設けたものである。フランジ205cが
外板220にスポット溶接で固定してある。縦梁201
の下端は柱205のフランジ205cと外板220の間
にあって、この3部材をスポット溶接している。
【0033】外板220は樋415の下方に位置してる
ので、外板220の上端部220aを外方に拡げて樋4
15の外側の垂直部415cに接するように折り曲げて
いる。垂直部415cに接する部分220aとその下方
の外板220との間は斜めに設けられ、底部415bに
は接していない。
【0034】室内側の柱205の上部には屋根ブロック
400との連結用の継手211をスポット溶接で固定し
ている。上端は縦梁201の上端部201bの下面側に
スポット溶接している。継手211はステンレス製であ
る。
【0035】215は内装板230の取付け座であり、
柱205にスポット溶接で取付けている。取付け座21
5は車両の長手方向に沿って長く設けている。内装板2
30は取付け座215に接着剤やビス等によって取付け
ている。
【0036】側ブロック200と屋根ブロック400の
結合手順を説明する。床ブロック100に側ブロック2
00、妻ブロック300の外板を結合し、側ブロック2
00と妻ブロック300を結合した後、屋根ブロック4
00を下降させて側ブロック200に載せる。樋415
の各部415a,415b,415cが側ブロック20
0の縦梁201c,201d、外板220aに接する。
外板220の上端220aは樋415側に傾斜している
が、樋415の底部415bと垂直部415cとの間に
R部が入るので、上端220aは拡がって樋415を側
ブロック200に挿入することができる。垂直な外板2
20と上部220aとの間に傾斜部220eがあるの
で、上端220aが傾斜し、また復元しやすい。上端2
20aは垂直部415cに接する。
【0037】屋根ブロック400を上方から下降させる
と、屋根ブロック400の端部は側ブロック100の上
部に入り、屋根ブロック400の端部は側ブロック10
0の車両の幅方向の車内側および車外側のそれぞれに接
触すると共に、側ブロック100に載る。このため、車
両の幅方向における両者の位置関係および高さ関係が定
まるので、両者を精度良く容易に結合できるものであ
る。
【0038】側ブロック200と屋根ブロック400と
の結合は次の3ヶ所で行う。
【0039】外板220aと樋415の垂直部415c
とをスポット溶接W1で結合する。樋415の幅方向の
大きさは一方の電極が入る大きさであるので、外板22
0aと垂直部415cを狭んでスポット溶接できる。狭
んでスポット溶接できるので、作業を容易にできる。
【0040】また、樋415の底部415bと縦梁20
1の平面部201dとを外方のみから溶接作業を行なえ
る溶接方法で溶接W2する。例えば、アーク・スポット
溶接法、並列に配置した2つの電極を有するシリーズ・
スポット溶接法、栓溶接法がある。いずれも外方に電極
を配置して行なう。アーク・スポット溶接法やシリーズ
・スポット溶接法が望ましく、特にシリーズ・スポット
溶接法が見栄えの点で好ましい。溶接W2は強固な縦梁
201との間で行っているので、強固にできる。
【0041】継手201の上端、縦梁201の上部20
1b、および横梁402の3者を室内側からリベット5
00によって結合(締結)する。リベット500は、例
えば、筒、筒内を貫通させたピン、留め金具とからな
る。2つの被結合板の穴に筒を挿入し、手前に留め金具
を配置して、留め金具を基準としてピンを引張って、筒
の先端を拡大させ、ピンを留め金具に固定する。これに
よって2つの被結合部材は強固に結合される。このリベ
ット500は公知である。
【0042】これらの結合を行った後、取付け座215
と縦梁403とに一つの内装板510を取付ける。内装
板510の固定は接着剤やビス等を用いて行なう。ま
た、外板220aの上端と樋415の垂直部415cと
の間をシール剤でシールする。
【0043】以上のように、側ブロック100と屋根ブ
ロック400とは外板220,410側で固定され、ま
た、骨組の内側同士も固定される。このように2ヶ所で
固定されるので、強固に結合できる。
【0044】樋415の部分における2つの結合手段の
うち、樋415の外側の垂直部415cと上部の外板2
20aとはスポット溶接で結合している。スポット溶接
によって変色が生ずるが、この変色の除去作業法は既に
確立しており、比較的容易である。このため、外板22
0aと樋415の垂直部415cとのスポット溶接部は
利用者によって見える部分であるが、見栄えの低下はな
い。一方、底部415bの溶接部は利用者から見えない
ので、溶接部の仕上り状態は見栄えに影響を与えない。
このため、外部から溶接を行っても見栄えの良い車両を
製作することができる。また、溶接であるので、リベッ
トに比べて安価にできるとともに、防水処理も不要であ
る。
【0045】また、樋415の外側の垂直部415cと
上部の外板220aとの結合はスポット溶接であるの
で、溶接作業が容易であり、車両の長手方向に沿って小
間隔で溶接できる。このため、この部分で強固に結合で
きる。このため、底部415bの溶接の間隔を大きくで
き、溶接を容易に行うことができる。従って、全体とし
て安価にできるものである。スポット溶接W1のみで強
度を確保できる場合は底部415bの溶接を不要にでき
る。
【0046】また、屋根ブロック400の外板410を
折り曲げて樋415を設け、この樋415の外側の垂直
部415cに側ブロック200の外板220を重ねてい
る。このため、屋根ブロック400と側ブロック200
との結合部のシール剤の塗布部を図3、図5、図6に比
べて1つにできるものである。
【0047】溶接W1,W2は車両の室外から行なって
いる。このため、内装板220,420へのスパッタに
よる影響がない。内側の結合はリベット500で行なう
ので、スパッタによる内装板230,420への影響が
ない。リベット500は室内側のみからの作業で結合で
きる。このように室外、室内の一方のみから結合を行な
うことができるので、窓装置235、内装板230,4
20を取付けていても結合できるものである。
【0048】側ブロック200には折り曲げた縦梁20
1を固定しているので、側ブロック200を単体で搬送
する際に曲がることがなく、取扱が容易である。そし
て、垂直部415c,220aは屋根ブロック400を
側ブロック200に向けて下降させる際の位置決め部材
となる。
【0049】樋415の底部415bの結合のみで不十
分な場合または底部415bの溶接を不要にしたい場合
は、樋415の垂直部415aの上部(樋415と屋根
部分との境界部分)と縦梁201の垂直部201cとを
前記と同様な溶接法で溶接W3する。この溶接W3の位
置はできるだけ下方とする。この部分は利用者から見え
にくく、また、鉄道車両の場合、絶縁塗装や絶縁シート
の取付けを行うので、見栄えに影響を与えない。溶接W
3の位置は図3に示している。
【0050】樋415の底部415bと縦梁201dと
の結合手段としてリベット500を用いても良い。この
場合は防水シールを十分に行う。
【0051】尚、樋415の垂直部415cに接する外
板220aは外板220とは別部材でもよい。この別部
材は屋根ブロック400と側ブロック200との結合以
前に、柱205の部分の外板220にスポット溶接で固
定しておく。上記のような作業工程による車体の組立て
は樋を有しない車体にも適用できるものである。
【0052】図3〜図6によって、側ブロック200と
屋根ブロック400との結合手段の他の実施例を説明す
る。これらの図においては内装材230,420,51
0を示していない。また、樋415やその周囲において
2つの板の接続部は防水のため、シール剤を塗るが、説
明を省略している。
【0053】図3の実施例は縦梁201の下端部201
eを外板220の外側に位置させた例である。下端部2
01eは外板220にスポット溶接している。W2,W
3の位置において側ブロック100と屋根ブロック40
0とを溶接で結合している。
【0054】図4の実施例は樋415が柱205よりも
外側に位置している例である。外板220の上端部22
0b,220aは樋415の底部415b、垂直部41
5cに接している。垂直部415c、底部415bの部
分をそれぞれスポット溶接W1,W4する。これによれ
ばより安価にできる。縦梁201には201dの部分が
ない。下端201eを外板220にスポット溶接してい
る。尚、上端部220b,220aは別の板を外板22
0にスポット溶接したものでも良い。
【0055】図5の実施例を説明する。樋415を構成
する外板410の外側の垂直部415cは無い。縦梁2
01の外側は上方に立上げて樋415の垂直部201g
としている。縦梁201は底部201d、内側の垂直部
201cの部分において外板410にスポット溶接W
5,W6で固定している。縦梁201の上部201b、
継手211の上端は横梁402に溶接している。縦梁2
01は屋根ブロック400の外板となる。これによれば
樋415の部分における側ブロック200と屋根ブロッ
ク400との結合を容易にできる。底部415bの部分
を除いてもよい。
【0056】また、この実施例では、継手211の結合
として側ブロック200と屋根ブロック400との組合
せ後、継手211の下部と柱205とをリベット500
で結合している。この場合、屋根ブロック400の下降
を容易にするため、継手211の下端211cを内側に
曲げている。継手211は車両の長手方向に沿って長
く、側ブロック200の曲がりを防止するようにしてい
る。
【0057】尚、継手211は図1〜図4の実施例のよ
うに、側ブロック200に固定しておき、側ブロック2
00と屋根ブロック400との組合せ後、横梁402の
部分においてリベット500で結合するようにできる。
【0058】図6の実施例について説明する。側ブロッ
ク200の外板220の上端にL状の縦梁290を設け
ている。縦梁290は外板220及び柱205に固定し
ている。屋根ブロック400の端部を縦梁290の水平
部にのせることによって1つの樋415を構成してい
る。前記水平部をリベット500で結合している。
【0059】図7の実施例について説明する。縦梁20
1は図3と同様である。樋415は縦梁201の下辺2
01eに重なっている。樋415の上部の外板415a
の部分において外方からリベット500で側ブロック2
00に結合している。継手211Bは継手211の機能
と取付け座215の機能とを有する。
【0060】
【発明の効果】第1の発明によれば、側ブロックと屋根
ブロックをとを車外から挟んでスポット溶接できるの
で、容易に結合できるものである。
【0061】第2の発明によれば、一対の側ブロックを
屋根ブロックに下降させれば、車両の幅方向における両
者の位置関係および高さ関係が定まるので、両者を精度
良く容易に結合できるものである。
【0062】第3の発明によれば、内装板の取付けを行
った側ブロックと屋根ブロックとの結合を見栄えを良く
行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側ブロックと屋根ブロック
との結合部の断面図である。
【図2】本発明の一実施例の車両の分解斜視図図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例の側ブロックと屋根ブロッ
クとの結合部の断面図である。
【図4】本発明の他の実施例の側ブロックと屋根ブロッ
クとの結合部の断面図である。
【図5】本発明の他の実施例の側ブロックと屋根ブロッ
クとの結合部の断面図である。
【図6】本発明の他の実施例の側ブロックと屋根ブロッ
クとの結合部の断面図である。
【図7】本発明の他の実施例の側ブロックと屋根ブロッ
クとの結合部の断面図である。
【符号の説明】
100…床ブロック、200…側ブロック、205…
柱、201…縦梁、211,211B…継手、220…
外板、230…内装板、400…屋根ブロック、402
…横梁、403…縦梁、415…樋、420,510…
内装板、500…リベット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高山 領一 山口県下松市大字東豊井794番地 株式 会社 日立製作所 笠戸工場内 (72)発明者 小林 伸次 山口県下松市大字東豊井794番地 株式 会社 日立製作所 笠戸工場内 (72)発明者 大村 慶次 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所 機械研究所内 (56)参考文献 実開 昭61−43573(JP,U) 実開 昭55−131863(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の幅方向の端部の樋の少なくとも一部
    と屋根とを構成する屋根ブロックを準備するステップ
    と、 前記車両の側面を構成するものであって、前記樋が一部
    である場合は樋を補完する部材を上部に有する側ブロッ
    クを準備するステップと、 前記屋根ブロックと前記側ブロックとを組み合わせるス
    テップと、 次に、前記屋根ブロックの前記樋と該樋に接触する前記
    側ブロックとを、車外側からスポット溶接するステップ
    と、 からなる車両の製作方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記スポット溶接は前
    記屋根ブロックの前記樋と前記側ブロックとを挟んで行
    うこと、を特徴とする車両の生産方法。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記車両の室の側面に
    位置する前記側ブロックの外板よりも前記車両の車外側
    に前記樋が位置しており、 前記スポット溶接は前記屋根ブロックの前記樋の底部と
    該底部の下面に接触する前記側ブロックとを挟んで行う
    こと、を特徴とする車両の生産方法。
  4. 【請求項4】車両の幅方向の側面を構成する側ブロック
    の2つを使用時の上方を上側にして配置し、 屋根ブロックを上方から下降させて、該屋根ブロックの
    幅方向のそれぞれの端部をそれぞれの前記側ブロックの
    上部に挿入して、該屋根ブロックのそれぞれの端部と前
    記それぞれの側ブロックとの間において、前記車両の幅
    方向の車内側および車外側のそれぞれを接触させると共
    に、前記端部を前記側ブロックに載せ、 前記それぞれの側ブロックの実質的に前記水平な部分と
    前記屋根ブロックとを結合すると共に、前記屋根ブロッ
    クの前記それぞれの端部において、前記車内側と車外側
    の接触部のうち、少なくとも一方の接触部の前記側ブロ
    ックと前記屋根ブロックとを結合すること、 を特徴とする車両の製作方法。
  5. 【請求項5】車両の幅方向の端部の樋の少なくとも一部
    と屋根とを備え、内装板を備える屋根ブロックを準備す
    るステップと、 前記車両の側面を構成するものであって、前記樋が一部
    である場合は樋を補完する部材を上部に有し、内装板を
    備える側ブロックを準備するステップと、 前記屋根ブロックと前記側ブロックとを組み合わせるス
    テップと、 次に、前記屋根ブロックの前記樋と該樋に接触する前記
    側ブロックとを、車外側からスポット溶接するステップ
    と、 前記屋根ブロックの前記内装板と前記側ブロックの前記
    内装板との間において、前記屋根ブロックの骨組の上部
    と前記側ブロックの骨組の上部とを車内側から結合する
    ステップと、 前記骨組同士を結合した後に、該結合部の車内側に第3
    の内装板を設置するステップと、 からなる車両の製作方法。
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