JP2626044B2 - ディジタル無線方式 - Google Patents

ディジタル無線方式

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JP2626044B2
JP2626044B2 JP1098115A JP9811589A JP2626044B2 JP 2626044 B2 JP2626044 B2 JP 2626044B2 JP 1098115 A JP1098115 A JP 1098115A JP 9811589 A JP9811589 A JP 9811589A JP 2626044 B2 JP2626044 B2 JP 2626044B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 ディジタル多重無線装置の受信信号のレベル変動と符
号間干渉の補償をダイバシティとトランスバーサル等化
器で行うディジタル無線方式に関し、スペースダイバシ
ティで受信した主信号と副信号の位相を同一にする個別
の調整を無しで済ませられるトランスバーサル等化器を
用いたディジタル無線方式を目的とし、 スペースダイバシティで受信した信号を直交検波した
出力を識別し符号化して入力し該入力符号のクロック速
度の2倍以上のクロック速度で動作する主信号のトラン
スバーサル等化器と副信号のトランスバーサル等化器の
Iチャネル出力とQチャネル出力とを別々に加算する加
算器と該加算器の各出力の誤差信号と該トランスバーサ
ル等化器の入力の主信号と副信号のIQチャネル別の極性
信号との符号相関をとり該トランスバーサル等化器の遅
延回路の各タップの出力の振幅を制御する相関器を具
え、スペースダイバシティで受信した主信号と副信号の
検波出力の直交するIチャネル信号とQチャネル信号
を、主信号と副信号別に符号化したIチャネル符号列と
Qチャネル符号列とし、主副信号別とIQチャネル別のト
ランスバーサル等化器で入力符号の位相と振幅とを制御
し波形等化して主信号と副信号の位相を一致させた状態
でIチャネルとQチャネル別に加算して合成して出力す
るように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明はディジタル多重無線装置に係り、特にスペー
スダイバシティで受信した受信信号のレベルと位相の変
動のある符号間の干渉の補償を行うディジタル無線方式
に関する。
〔従来の技術〕
従来のディジタル無線方式は、第3図に示す如く、先
ずスペースダイバシティの主アンテナ11Aで受信した無
線周波数の主信号MAINと、副アンテナ12Aで受信した無
線周波数の副信号SUBとを夫々、主受信機21Aと副受信機
21Aで、中間周波数の信号IF1とIF2に周波数変換し、中
間周波信号IF1とIF2を位相差検出器3Aで互の位相差φを
検出し、移相器4Aで該位相差φを無くすように移相して
同一位相とし合成器5Aで合成する。そして合成器5Aの出
力の中間周波の合成信号IFを検波器6Aで直交検波し、そ
の出力の直交するアナログのIチャネル信号とQチャネ
ル信号とを識別器7Aにてレベル識別し符号化して、ディ
ジタルのIチャネル符号列DIとQチャネル符号列DQ
し、次のトランスバーサル等化器8AにてIチャネル符号
列とQチャネル符号列の夫々を、図示しないが、時間領
域で或る時点の主信号S0に対し、その1ビット前後の進
み符号S1と遅れ符号S-1からの符号間干渉を、信号S-1,S
0,S1の夫々に、増幅利得を変え重み付けしたのち合成器
で合成し該符号間干渉を補償し、等化されたIchデータD
IとQchデータDQを出力する構成となっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のディジタル無線方式は、上述の如く、スペース
ダイバシティで受信した主信号MAINと副信号SUBの合成
をIF帯の合成器5Aで行っていて、次にその合成出力IFを
直交検波し識別して符号化したIチャネルとQチャネル
の符号列DI,DQの夫々の符号間の干渉歪をトランスバー
サル等化器8Aで波形等化し補償するが、該トランスバー
サル等化器8Aの動作が、入力の合成信号IFの主信号IF1
と副信号IF2の位相差φの残留分に敏感である為、その
位相差φを無くし同相とする移相器4Aの調整を厳密に行
う必要がある。そのため移相器4Aの調整を無調整化する
ことが困難であるという問題がある。本発明は、スペー
スダイバシティで受信した主信号と副信号の位相を同一
にする個別の調整を無しで済ませられるトランスバーサ
ル等化器を用いたディジタル無線方式を課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
この課題は、ディジタルのトランスバーサル等化器は
位相と振幅の両方の制御が出来ること、及び入力のクロ
ック速度の2倍以上のクロック速度で動作させればダイ
バシティで受信した主信号と副信号の遅延時間に多少差
があっても受信信号の1フレーム分を必ず捕捉して波形
等香できることを利用し、第1図に示す如く、スペース
ダイバシティの主アンテナ11と副アンテナで受信した
主信号MAINと副信号SUBを別々の検波器31と検波器32
直交検波し、夫々の検波出力のベースバンド帯のアナロ
グのIチャネル信号とQチャネル信号を、主副別々の識
別器41と識別器42でレベル識別し符号化してディジタル
のIチャネル符号列DIとQチャネル符号列DQとし、主副
別々のトランスバーサル等化器51と等化器52で入力符号
列のクロック速度の2倍以上のクロック速度で位相と振
幅とを制御して、主信号MAIN側と副信号SUB側を更にI,Q
チャネル別に波形等化する。そして、MAIN側とSUB側の
出力データの位相が一致した状態でI,Qチャネル別の加
算器61と加算器62にて合成するように、加算器61と62
各出力DI,DQの誤差信号EkI,EkQと、トランスバーサル等
化器51と52の入力符号DI,DQの各極性信号YkI,YkQとの相
関をとって、トランスバーサル等化器51と52の夫々の延
路の各タップの出力S-1,S0,S1の振幅を制御するように
構成した本発明によって解決される。
本発明のディジタル無線方式の基本構成を示す第1図
の原理図において、 11は、スペースダイバシティ受信の主アンテナであっ
て、主信号MAINを出力する。
12は、スペースダイバシティ受信の副アンテナであっ
て、副信号SUBを出力する。
21は、主信号MAINを増幅し必要により周波数変換する
主信号用の受信機である。
22は、副信号SUBを増幅し必要により周波数変換する
副信号用の受信機である。
31は、主信号用の受信機21の出力を直交検波する主信
号用の検波器であって、位相の直交するIチャネル信号
とQチャネル信号を出力する。
32は、副信号用の受信機22の出力を直交検波する副信
号用の検波器であって、位相の直交するIチャネル信号
とQチャネル信号を出力する。
41は、主信号の検波器31のIチャネル信号とQチャネ
ル信号の出力を夫々、レベル識別し符号化してIチャネ
ル符号列DI(M)とQチャネル符号列DQ(M)を出力す
る主信号用の識別器である。
42は、副信号の検波器32のIチャネル信号とQチャネ
ル信号の出力を夫々、レベル識別し符号化してIチャネ
ル符号列DI(S)とQチャネル符号列DQ(S)を出力す
る副信号用の識別器である。
51は、主信号用の識別器41の出力のIチャネル符号列
DI(M)とQチャネル符号列DQ(M)を並列に入力し、
その入力符号列のクロック速度の2倍以上のクロック速
度で動作し、或る時点の主信号S0と、該信号S0の1ビッ
ト前の進み信号S-1と、1ビット後の遅れ信号S1の各タ
ップ出力に夫々、重み付けしたのち合成して波形等化し
たIチャネル符号列DI(M)とQチャネル符号列D
Q(M)を出力する主信号用のトランスバーサル等化器
である。
52は、副信号用の識別器42の出力のIチャネル符号列
DI(S)とQチャネル符号列DQ(S)を並列に入力し、
その入力符号列のクロック速度の2倍以上の速度で動作
し、或る時点の主信号S0と、該信号S0の1ビット前の進
み信号S-1と、1ビット後の遅れ信号S1の各タップ出力
に夫々、重み付けしたのち合成して波形等化したIチャ
ネル符号列DI(S)とQチャネル符号列DQ(S)を出力
する副信号用のトランスバーサル等化器である。
61は、主信号用のトランスサーバル等化器51の出力の
Iチャネル符号列DI(M)と、副信号用のトランスバー
サル等化器52の出力のIチャネル符号列DI(S)とを加
算し合成してIチャネルデータDIを出力するIチャネル
用の加算器である。
62は、主信号用のトランスサーバル等化器51の出力の
Qチャネル符号列DQ(M)と、副信号用のトランスバー
サル等化器52の出力のQチャネル符号列DQ(S)とを加
算し合成してQチャネルデータDQを出力するQチャネル
用の加算器である。
7は、Iチャネル用の加算器61の出力データDIの誤差
信号EIおよびQチャネル用の加算器62の出力データDQ
誤差信号EQと、主信号用のトランスバーサル等化器51
副信号用のトランスバーサル等化器52の入力のIチャネ
ル符号列DI(M)の極性信号YkIおよびQチャネル符号
列DQ(M)の極性信号YkQとの夫々の排他的論理割EX−O
Rをとり符号の相関をとって、Iチャネル用の制御信号C
kIとQチャネル用の制御信号CkQとを出力する相関器で
ある。
そして相関器7の出力のIチャネル用の制御信号CkI
とQチャネル用の制御信号CkQにより、主信号用のトラ
ンスバーサル等化器51と副信号用のトランスバーサル等
化器52の夫々の遅延回路の各タップ出力S-1,S0,S1の重
み付け利得を制御して、加算器61の出力データDIの誤差
信号EkIおよび加算器62の出力データDQの誤差信号EkQ
最小となるように構成する。
〔作用〕
主信号用のトランスバーサル等化器51と副信号用のト
ランスサーバル等化器52は、夫々、主信号用の識別器41
の出力のIチャネル符号列DI(M)とQチャネル符号列
DQ(M)、副信号用の識別器42の出力のIチャネル符号
列DI(S)とQチャネル符号列DQ(S)を並列に入力
し、その入力符号列のクロック速度の2倍以上のクロッ
ク速度で等化動作をするので、主信号と副信号の遅延時
間に多少差があっても、動作の開始時刻に関わらず必ず
夫々の1フレーム分の符号列を捕捉し、夫々で、或る時
点の主信号S0と、該信号S0の1ビット前の進み信号S-1
と、1ビット後の遅れ信号S1の各タップ出力に夫々、重
み付けしたのち合成して時間領域で波形等化した主信号
のIチャネル符号列DI(M)とQチャネル符号列D
Q(M)、副信号のIチャネル符号列DI(S)とQチャ
ネル符号列DQ(S)とを出力し、夫々Iチャネル符号は
Iチャネル用の加算器61へ、Qチャネル符号はQチャネ
ル用の加算器62へ出力する。
Iチャネル用の加算器61は、主信号用のトランスバー
サル等化器51の出力のIチャネル符号列DI(M)と、副
信号用のトランスバーサル等化器52の出力のIチャネル
符号列DI(S)とを加算し合成してIチャネルデータDI
を出力し、Qチャネル用の加算器62は、主信号用のトラ
ンスバーサル等化器51の出力のQチャネル符号列D
Q(M)と、副信号用のトランスバーサル等化器52の出
力のQチャネル符号列DQ(S)とを加算し合成してQチ
ャネルデータDQを出力するが、同時に、出力データの最
下位ビットより一つ下位のビットで表せるIチャネルデ
ータDIの誤差信号EkIとQチャネルデータDQの誤差信号E
kQとを相関器7へ送出する。
相関器7は、Iチャネル用の加算器61の出力データDI
の誤差信号EkIおよびQチャネル用の加算器62の出力デ
ータDQの誤差信号EkQと、主信号用のトランスバーサル
等化器51と副信号用のトランスバーサル等化器52の入力
信号の最上位ビットで表せるIチャネル符号列DI(M)
の極性信号YkIおよびQチャネル符号列DQ(M)の極性
信号YkQとの夫々の排他的論理和EX−ORをとり符号の相
関をとって、入力のレベルが大きくて極性信号YkI,YkQ
が正の符号“1"であり、出力データの誤差信号EkI,EkQ
が大きくて符号“1"の場合は、相関器7の出力のIチャ
ネル用の制御信号CkIとQチャネル用の制御信号CkQ
“0"となって、主信号のトランスバーサル等化器51と副
信号用のトランスバーサル等化器52の夫々の遅延回路の
各タップ出力の重み付け利得を減らして、出力データの
誤差信号EkI,EkQが最小になるように制御する。また入
力のレベルが小さくて極性信号YkI,YkQが負の符号“0"
であり、出力データの誤差信号EI,EQが大きくて符号
“1"の場合は、相関器7の出力のIチャネル用の制御信
号CkIとQチャネル用の制御信号CkQは符号“1"となっ
て、主信号のトランスバーサル等化器51と副信号用のト
ランスサーバル等化器52の夫々の遅延回路の各タップ出
力の重み付け利得を増やして、出力データの誤差信号E
kI,EkQが最小になるように制御する。
従って本発明のディジタル無線方式は、相関器7の出
力のIチャネル用の制御信号CkIとQチャネル用の制御
信号CkQにより、スペースダイバシティ受信の主信号用
のトランスバーサル等化器51 と副信号用のトランスバーサル等化器52の夫々の遅延回
路の各タップ出力S-1,S0,S1の重み付け利得を制御し
て、常に加算器61の出力データDIの誤差信号EkIおよび
加算器62の出力データDQの誤差信号EkQが最小となるよ
うに位相とレベルを同時に制御して干渉を補償するの
で、スペースダイバシティ受信の主信号と副信号の位相
を同一にする個別の調整を必要とせず問題は解決され
る。
〔実施例〕
第2図は本発明の実施例のディジタル無線方式の構成
を示すブロック図であって、受信する信号が256値QAM信
号の場合の実施例である。
第2図におけるダイバシティ受信の主信号MAINの識別
器41は、図示しない前段の検波器31,32で直交検波した
アナログのIch信号の識別器411のA/D変換器とQchの識別
器412のA/D変換器で構成され、両A/D変換器とも、入力
の256値QAM信号を16個の識別レベルで識別し4ビット符
号D1〜D4の符号化出力を出力し、主信号のトランスバー
サル等化器51へ入力する。副信号SUBの識別器42も、ア
ナログのIch信号の識別器421のA/D変換器とQchの識別器
422のA/D変換器で構成され、両A/D変換器とも、入力信
号を16個の識別レベルで識別し4ビット符号D1〜D4の符
号化出力を出力し、副信号のトランスバーサル等化器52
へ入力する。
主信号のトランスバーサル等化器51と副信号のトラン
スバーサル等化器52は共に、IチャネルとQチャネル別
に、4ビットの並列符号D1〜D4を入力し、該入力符号の
クロック速度の2倍以上の速度のクロックの周期Tづつ
遅延する遅延素子5111,5112又は5211,5212の縦続された
遅延回路511又は521と、遅延素子5111又は5112で時間T
だけ遅延した時点の主信号S0と、該信号S0の1ビットT
前の進み信号S-1と、1ビットT後の遅れ信号S1の各タ
ップ出力に夫々、可変利得増幅器5121,5122,5123又は5
221,5222,5223で重み付けしたのち合成器513又は523
合成し、合成器13及び523が時間領域で波形等化した主
信号のIチャネル符号列DI(M)とQチャネル符号列DQ
(M)および副信号のIチャネル符号列DI(S)とQチ
ャネル符号列DQ(S)を出力する。そして主信号のIチ
ャネル符号列DI(M)と副信号のIチャネル符号列D
I(S)は、Iチャネルの加算器61へ出力し、Qチャネ
ル符号列DQ(M)とQチャネル符号列DQ(S)はQチャ
ネルの加算器61へ出力する。Iチャネルの加算器61は、
主信号用のトランスバーサル等化器51からのIチャネル
符号列DI(M)と、副信号用のトランスバーサル等化器
52からのIチャネル符号列DI(S)とを加算し合成して
IチャネルデータDIを出力し、Qチャネル用の加算器62
は、主信号用のトランスバーサル等化器51からのQチャ
ネル符号列DQ(M)と、副信号用のトランスバーサル等
化器52の出力のQチャネル符号列DQ(S)とを加算し合
成してQチャネルデータDQを出力するが、同時に、出力
データの最下位ビットD4より一つ下位の第5ビットD5で
表せるIチャネルデータDIの誤差信号EIとQチャネルデ
ータDQの誤差信号EQとを相関器7へ送出する。
相関器7はIチャネルとQチャネル別のEX−ORゲート
71Iと積分器72IおよびEX−ORゲート71Qと積分器72Qで構
成され、IチャネルのEX−ORゲート71Iは、Iチャネル
用の加算器61の出力データDIの誤差信号EIと主信号用の
トランスバーサル等化器51と副信号用のトランスバーサ
ル等化器52の入力信号の最上位ビットD1の符号を表した
Iチャネル符号列DI(M)の極性信号YIを入力し互の排
他的論理和EX−ORをとり符号の相関をとり積分器72I
積分して制御信号CkIを出力する。QチャネルのEX−OR
ゲート71Qは、Qチャネル用の加算器62の出力データDQ
の誤差信号EQと主信号用のトランスバーサル等化器51
副信号用のトランスバーサル等化器52のQチャネルの入
力信号の最上位ビットD1の符号で表したQチャネル符号
列DQ(M)の極性信号YQを入力して互の排他的論理和EX
−ORをとり符号の相関をとり積分器72Qで積分して制御
信号CkQを出力する。
そして、入力のIch信号,Qch信号のレベルが大きくて
極性信号YI,YQが正の符号“1"であり、出力データDI,DQ
の誤差信号EI,EQが大きくて符号“1"の場合は、相関器
7のEX−ORゲート71I,71Qの出力は符号“0"となり、積
分したIチャネル用の制御信号CkI,Qチャネル用の制御
信号CkQは、主信号のトランスバーサル等化器51,副信号
用のトランスバーサル等化器52の夫々の遅延回路511,5
21の各タップ出力S-1,S0,S1の重み付け利得を減らし
て、出力データDI,DQの誤差信号EI,EQが最小になるよう
に制御する。また、入力のレベルが小さくて極性信号
YI,YQが負の符号“0"であり、出力データの誤差信号EI,
EQが大きくて符号“1"の場合は、相関器7のEX−ORゲー
ト71I,71Qの出力は符号“1"となって、積分したIチャ
ネル用の制御信号CkIとQチャネル用の制御信号CkQは、
主信号のトランスバーサル等化器51と副信号用のトラン
スバーサル等化器52の夫々の遅延回路511,521の各タッ
プ出力S-1,S0,S1の重み付けをする可変利得増幅器5121,
5122,5123又は5221,5222,5223の利得を制御して、加算
器61の出力データDIの誤差信号EIおよび加算器62の出力
データDQの誤差信号EQが最小になるように制御する。
従って、第2図の実施例のディジタル無線方式は、相
関器7の出力のIチャネル用の制御信号CkIとQチャネ
ル用の制御信号CkQにより、スペースダイバシティ受信
の主信号用のトランスバーサル等化器51と副信号用のト
ランスバーサル等化器52の夫々の遅延回路511,521の各
タップ出力S-1,S0,S1の重み付け利得を制御して、常に
加算器61の出力データDIの誤差信号EIおよび加算器62
出力データDQの誤差信号EQが最小になるように位相とレ
ベルを同時に制御して符号間干渉を補償するので、スペ
ースダイバシティ受信の主信号と副信号の位相を同一に
するための個別の精密調整を必要とせず問題は無い。
〔発明の効果〕
以上説明した如く、本発明によれば、スペースダイバ
シティ受信の主信号と副信号の合成を、主信号用トラン
スバーサル等化器と副信号用トランスバーサル等化器の
夫々の等化出力をIチャネルとQチャネル別に加算する
ことにより、無調整化することを可能とする効果と、等
化後に合成するので従来例より等化精度を向上する効果
と、トランスバーサル等化器を入力符号のクロックの2
倍以上のクロック速度で動作させるので、スペースダイ
バシティ受信の主アンテナ系と副アンテナ系の線路の長
さの差の調整をラフにできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のディジタル無線方式の基本構成を示す
原理図、 第2図は本発明の実施例のディジタル無線方式の構成を
示すブロック図、 第3図は従来のディジタル無線方式のブロック図であ
る。図において、 11は主アンテナ、12は副アンテナ、21,22は受信機、31,
32は検波器、41,42は識別器、51,52はトランスバーサル
等化器、61,62は加算器、7は相関器である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−305135(JP,A) 特開 平1−221932(JP,A) 特開 昭62−85523(JP,A) 電子情報通信学会創立70周年記念総合 全国大会 2154分冊10(昭和62−3− 15)P.32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スペースダイバシティで受信した主信号
    (MAIN)と副信号(SUB)とを直交検波しレベル識別し
    て符号化し該符号を入力し遅延する回路の各タップの出
    力の振幅を変えて合成するトランスバーサル等化器で符
    号間の干渉を補償し波形等化したIチャネルデータ
    (DI)とQチャネルデータ(DQ)を出力するディジタル
    無線方式において、 該受信した信号を直交検波(31,32)した出力を識別(4
    1,42)し符号化して入力し該入力符号のクロック速度の
    2倍以上のクロック速度で動作する主信号のトランスバ
    ーサル等化器(51)と副信号のトランスバーサル等化器
    (52)のIチャネル出力とQチャネル出力とを別々に加
    算する加算器(61,62)と、 該加算器の各出力(DI,DQ)の誤差信号(EI,EQ)と該ト
    ランスバーサル等化器(51,52)の入力の主信号と副信
    号のIQチャネル別の極性信号(YkI,YkQ)との符号相関
    をとり該トランスバーサル等化器の遅延回路の各タップ
    の出力(S-1,S0,S1)の振幅を制御する相関器(7)を
    具え、 スペースダイバシティで受信した主信号と副信号の検波
    出力の直交するIチャネル信号とQチャネル信号を、主
    信号と副信号別に符号化したIチャネル符号列とQチャ
    ネル符号列とし、主副信号別とIQチャネル別のトランス
    バーサル等化器で入力符号の位相と振幅とを制御し波形
    等化して主信号と副信号の位相を一致させた状態でIチ
    ャネルとQチャネル別に加算し合成して出力するように
    したことを特徴とするディジタル無線方式。
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電子情報通信学会創立70周年記念総合全国大会 2154分冊10(昭和62−3−15)P.32

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