JP2625441B2 - 遊技カードシステムにおけるカードへの識別番号付与方法 - Google Patents

遊技カードシステムにおけるカードへの識別番号付与方法

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JP2625441B2 JP62229909A JP22990987A JP2625441B2 JP 2625441 B2 JP2625441 B2 JP 2625441B2 JP 62229909 A JP62229909 A JP 62229909A JP 22990987 A JP22990987 A JP 22990987A JP 2625441 B2 JP2625441 B2 JP 2625441B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はパチンコカードシステム等の遊技カードシス
テムにおけるカードへの識別番号付与方法に関する。
〔従来の技術〕
カードを用いてパチンコ玉を貸出すパチンコカードシ
ステムとして次のようなものが提案されている。この遊
技カードシステムにおいては、そのカードは発行した店
限りで有効であるため、カードには店番号を記録してい
る。また、カードの改竄や複製等の不正を防止するた
め、カードへデータを記録する場合は暗号キーによりデ
ータを暗号化して記録するようにしている。さらに、不
正にカードが複製されるのを防止するため、個々のカー
ドを区別する識別番号をも記録するようにしている。カ
ード玉貸機を制御するコントローラやカードの残金を精
算するカード精算機では、この識別番号によりカードを
チェックし、不正にカードが使用されたか否かをチェッ
クするようにしている。すなわち、カード玉貸機の場合
は、磁気記録データを修正して金額を増やしたカードや
複製したカードを用いてカード玉貸機からパチンコ玉を
借りようとすると、コントローラが識別データからこれ
を検知して貸し出さないようにする。また、カード精算
機の場合は、一度精算したカードを精算しようとする
と、カード精算機が識別データからこれを検知して精算
しないようにする。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この識別番号は、カード発行機内のカ
ウンタ又はメモリに保持され外部からは分からないよう
になっていて、不正防止のために遊技者にもパチンコ店
員にも秘密になっている。このため、カード発行機が故
障して内部の回路基板を交換した場合には、識別番号を
保持していたカウンタ又はメモリも交換され、交換前の
内容が分からなくなってしまう。しかし、分からないか
らといって、また1番から識別番号の付与を開始する
と、既に発行された正常なカードの識別番号と完全に同
一になり、上述の不正チェック機能を果たすことができ
なくなるという問題点があった。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、カード
発行機の故障修理等の理由により識別番号が重複する可
能性がある異常時でも、混乱をきたさないように識別番
号を付与することができる、遊技カードシステムにおけ
るカードへの識別番号付与方法を提供することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、各カードを識別するための識別番号を記
録したカードを発行するカード発行機と、前記カード発
行機により発行されたカードにより遊技物体を貸出すカ
ード遊技物体貸出機と、前記カード遊技物体貸出機を制
御するコントローラと、カードを読込んで残りの金額を
現金に精算するカード精算機とを備え、前記コントロー
ラ及びカード精算機は、前記カードに記録された識別番
号により使用された個々のカードを識別して前記カード
について所定のチェックを行なうようにした遊技カード
システムにおいて、前記識別番号が重複する可能性があ
る異常時には、前記識別番号として予め定められた特殊
な番号を付与してカードに記録し、前記コントローラ及
びカード精算機は、前記特殊な番号が付与されたカード
について前記所定のチェックを省略するようにしたこと
を特徴とする遊技カードシステムにおけるカードへの識
別番号付与方法によって達成される。
〔作 用〕
本発明は識別番号が重複する可能性がある異常時に
は、予め定められた特殊な番号の識別番号を付与して、
コントローラ及びカード精算機は、特殊な番号が付与さ
れたカードについて所定のチェックを省略するようにし
ている。これにより、異常時でも全体の遊技カードシス
テムに混乱をきたすことなくカードの発行、遊技物体の
貸出し、カードの精算等を行なうことができる。
(実施例) 以下本発明の遊技カードシステムの一実施例であるパ
チンコカードシステムを図面を用いて説明する。
[1]パチンコカードシステムの概要 システム概要 パチンコカードシステムは、電話料金に対するテレフ
ォンカードや鉄道料金に対するオレンジカードのような
前払いカード(以下「カード」という)を用いてパチン
コ玉を貸出すシステムである。遊技者は予め現金でカー
ド発行機からカードを購入し、購入したカードをカード
玉貸機に挿入してパチンコ玉を受取り、このパチンコ玉
を用いて遊技する。カードは購入したパチンコ店で当日
のみ有効であるので、遊技後はカード精算機によりカー
ドの残額を精算する。遊技中に現金を用いる必要がない
ので遊技者にとって便利であるとともに、パチンコ店経
営者にとっても現金の補給、回収などの現金処理業務が
激減し有効なシステムである。
第1図にパチンコカードシステムを適用したパチンコ
店の概略を示す。複数のパチンコ台PT11、PT12、…を背
中合せにして2列に並べてひとつのパチンコ台群(以下
「島」という)ILD1〜nを形成する。パチンコ台PT11、
PT12、…の間には1台おきにカード玉貸機CP11、CP12、
…が設けられ、これらカード玉貸機CP11、CP12、…を制
御するために各島ILD1〜nにはそれぞれコントローラCT
R1〜nが設けられている。このような島ILD1〜nを複数
個パチンコ店のフロア上に配置する。各島ILD1〜nの端
にはカード発行機CEN1〜nを配置する。カード発行機CE
N1〜nは現金によりカードを発行すると共に、現金で直
接パチンコ玉を貸出すことができるようにしている。遊
技者が獲得したパチンコ玉を景品に交換するカウンタの
そばにカード精算機EXC1、2が配置されている。カード
精算機EXC1、2はカードの残額を精算して現金に交換す
る。またカウンタ上にはカード残金の確認やカード不良
時のチェックのためカードチェッカCHKが配置されてい
る。
パチンコカードシステム全体のブロック図を第2図に
示す。島ILD1〜nはパチンコ店全体でn個配置されてい
る。島ILD1〜nは、カード玉貸機CP11、CP12、…とこれ
らカード玉貸機CP11、CP12、…を制御するコントローラ
CTR1〜nとで構成されている。例えば、島ILD1では複数
台(m台)のカード玉貸機CP11、CP12、…、CP1mが1台
のコントローラCTR1に伝送ラインを介して接続され、同
様に島ILD2では複数台(m台)のカード玉貸機CP21、CP
22、…、CP2mがコントローラCTR2に伝送ラインを介して
接続されている。島ILD1〜n毎にカード発行機CEN1〜n
が設けられているが、このカード発行機CEN1〜nはコン
トローラCTR1〜nには接続されておらず、単独で動くよ
うになっている。また、2台のカード精算機EXC1、2が
配置されているが、このカード精算機EXC1、2及びカー
ドチェックCHKもコントローラCTR1〜nとは接続されて
おらず単独で動作する。このように本実施例のパチンコ
カードシステムでは、カード玉貸機CP11、CP12、…はコ
ントローラCTR1〜nにより各島ILD1〜n毎に制御する
が、各島ILD1〜n間でカード玉貸機CP11、CP12、…を総
合的に制御することはせず、カード発行機CEN1〜n、カ
ード精算機EXC1、2及びカードチェックCHKは単独で動
作するようにして、いずれかの機械に故障が発生しても
その故障が全体に波及しないようにしている。なお、営
業統計のためにカード玉貸機CP11、CP12、…、カード発
行機CEN1〜n、カード精算機EXC1、2をホストコンピュ
ータ(図示せず)に接続してもよい。
パチンコカード 本パチンコカードシステムにおいては第3図に示すよ
うな磁気記録可能なカードが使用される。第3図(a)
はこのカードPCの表面を示し、(b)は裏面を示してい
る。カードPCのベースは紙であり、裏面には高抗磁力の
磁性体粉が塗布されていて、裏面の印刷されていない磁
気記録領域4に種々のデータが記録される。予め表面及
び裏面を印刷したロール紙を切断してカードPCを作成す
る。カードPCには検出孔1が穿孔されており、ロール切
断時やカード検出時等に用いられる。カードPCの挿入方
向を示すために表面及び裏面にそれぞれ矢印2、3が印
刷されている。カードPCの表面には、発行日が印字され
る発行日印字領域5と精算済や残金額が記録される残金
領域6が設けられている。本実施例のカードPCは1000円
のカードであり、使用金額は200円毎とされているの
で、残金は800円、600円、400円、200円、0円と記載さ
れている。
[2]カード発行機CEN (2.1)カード発行機の構成 カード発行機CENは現金によりカードを販売すると共
に現金でパチンコ玉を貸出すこともできる。
パネル構成 カード発行機CENの外観を第4図に示す。カード発行
機CENの本体10は架台11の上に置かれている。本体10の
真中右側にはカードを購入するための紙幣(千円、五千
円、一万円)を受入れる紙幣挿入口12が設けられてい
る。カードを購入しようとする遊技者はこの紙幣挿入口
12から紙幣を1枚のみ挿入する。この紙幣挿入口12の直
ぐ上に横1列にLEDを並べたLED表示部13が設けられてい
る。両側から中心に向かって同期してLEDを点灯させ、
紙幣の使用が可能であることを遊技者に示している。ま
た、LED表示部13の更に上には使用できない紙幣の種類
を示す不使用紙幣表示部14が設けられている。例えば、
紙幣の繰出機構に異常が発生して釣銭の供給ができない
場合には、「五千円一万円使用禁止」なる表示を行な
う。
不使用紙幣表示部14の上部には購入するカードの枚数
を選択するためのカード枚数選択釦15が設けられてい
る。これは五千円札や一万円札を使用したときに購入す
るカードの枚数を選択するものであり、1枚乃至5枚を
選択する5つの釦から構成されている。五千円札や一万
円札を紙幣挿入部12に挿入すると、選択可能な枚数の釦
が点灯する。遊技者は点灯した釦の中から選択する釦を
押すと押された釦だけが点灯して選択したことを遊技者
に知らせる。尚、千円札を挿入したときはカード枚数選
択釦15を押すまでもなく、直ちにカードの発行が行なわ
れる。
カード枚数選択釦15の上部には投入金額等を遊技者に
知らせる投入金額表示部16が設けられている。紙幣が投
入されその金額が識別されると、「1000」、「5000」ま
たは「10000」と表示される。遊技者がカード枚数選択
釦15で枚数を選択し、カードが発行されるとその度毎
に、表示された金額が1000円ずつ減算されてカード発行
が終了すると釣銭額が表示されることになる。釣銭が繰
出されると最初の表示「0」に戻る。例えば、一万円札
を挿入して3枚のカードを選択した場合には、一万円札
が投入されて識別されると、表示が「0」から「1000
0」に変化する。その後3枚のカード発行を選択する
と、カードが1枚発行される度に「10000」から「900
0」、「8000」と変化し、最終的には釣銭である「700
0」が表示される。釣銭として七千円が繰出されるとこ
の表示は「0」に戻る。
本体10の左下部にはカードを発行するためのカード投
出口17が設けられている。発行されるカードはカード投
出口17から1枚ずつ投出される。カード投出口17の直ぐ
上にはカード投出枚数表示部18が設けられている。カー
ド投出枚数表示部18の前面パネルには「12345」と書か
れており、投出されたカードの枚数に相当する数字が点
灯する。例えば、3枚投出する場合には「1」→「2」
→「3」と順番に点灯する。これにより現在投出された
カードは何番目のカードから知ることができる。
本体10の真中下部には釣銭を投出する紙幣投出部19が
設けられている。投出すべき釣銭が重なりあって紙幣投
出部19から投出される。紙幣投出部19の直ぐ上には紙幣
投出表示部20が設けられている。釣銭紙幣の投出がある
ときに点滅し遊技者の注意を喚起する。
このカード発行機CENは現金で直接パチンコ玉を貸出
すこともできるので、そのための構成も設けられてい
る。本体10の真中上部から順番に硬貨投入口21、硬貨返
却レバー22、硬貨返却口23が設けられ、本体10の右側下
部にはパチンコ玉投出口24が設けられている。硬貨を硬
貨投入口21から投入するとその金額に応じてパチンコ玉
が自動的にパチンコ玉投出口24から投出される。即ち、
100円硬貨を投入するとパチンコ玉が100円分だけ投出さ
れ、500円硬貨を投入すると500円分のパチンコ玉が投出
される。なお、硬貨が変形していた場合は硬貨返却レバ
ー22を押し下げると硬貨投入口21から投入された硬貨が
返却され、100円、500円以外の異金種硬貨が投入された
ときのように100円、500円硬貨ではないと識別された場
合にも、その硬貨が硬貨返却口23から返却される。
本体10の左最上部にはこのカード発行機CENが使用可
能であるかを示す表示部25が設けられている。使用不能
時にはここに「中止」と表示される。この表示部25の直
ぐ下にはこのカード発行機CENの中止理由を知らせるた
めの表示ランプ26が設けられている。一番上の表示ラン
プ26aが点灯している場合にパチンコ玉切れを示し、真
中の表示ランプ26bが点灯している場合にカード切れを
示し、一番下の表示ランプ26cが点灯している場合にス
タッカが満杯で紙幣回収が必要であることを示してい
る。これによりパチンコ店員は適切な処理をすることが
できる。なお、鍵穴27に鍵を差込むことにより本体10の
前面パネルを開けることができる。
機能ブロック図 カード発行機CENの機能ブロック図を第5図に示す。
制御部30によりカード発行機CEN全体が制御される。
電源スイッチ31はカード発行機CENの内部にあり、パチ
ンコ店員である操作者により操作される。枚数選択釦15
は前述のようにパネル上に設けられ、遊技者により枚数
を選択される。選択された枚数は発行枚数カウンタ32に
格納され、カード発行の度に1ずつ減算されてカード発
行枚数を管理する。紙幣検出識別部33はカード購入のた
めに紙幣が挿入されたか否かを検出し、挿入された紙幣
を識別する。
状態表示部34はパネルを開けた内側にあって、セキュ
リティデータが導入されていてカード発行機CENが直ち
に使用可能か否かを表示するものである。セキュリティ
データが導入されている場合には「READY状態」と表示
され、セキュリティデータが導入されていない場合には
「STOP状態」と表示される。「STOP状態」の場合には、
後述するセキュリティパックSPを用いてセキュリティデ
ータを導入する。
このセキュリティデータは、カード発行機CENを動か
すために必要なデータであって、セキュリティデータメ
モリ35に格納されている。セキュリティデータはパチン
コ店毎に与えられた固有の番号である店番と暗号化及び
復号化に必要な暗号キーとで構成されている。セキュリ
ティデータメモリ35へのセキュリティデータの導入は、
セキュリティデータを記憶したROMを有するセキュリテ
ィパックSPをセキュリティパック用コネクタ36に接続す
ることにより行われる。
識別番号カウンタ37は同じデータの玉貸カードは原則
として1枚しか発行しないようにするために定められる
識別番号を示すものである。識別番号は、例えば1日の
始めは「1」とし、順次「2」「3」…とカウントアッ
プしていくものである。
復旧カード発行スイッチ38は、カード発行機CENで復
旧カードを発行するときに押すスイッチである。復旧カ
ードとは、何等かの原因でコントローラCTRからカード
玉貸機CPに店番・暗号キー及び日付のデータが送信でき
なくなった場合にデータ入力用に用いられるカードであ
る。復旧カードには店番・暗号キー及び日付のデータが
記録されており、この復旧カードを個々のカード玉貸機
CPに挿入することにより、これらデータを入力すること
ができる。
時間管理部39はカード発行機CEN内の時計であって年
月日データを常時出力している。この時間管理部39は電
池39aによりバックアップされ、電源オフ時にも動いて
いる。
カード発行部40はロール繰出切断部41と磁気記録読取
部42とプリンタ部43により構成されている。ロール繰出
切断部41は、切断された状態で待機しているカードを繰
出すとともに次の発行に備えてカード用ロール紙を繰出
してカードになるように切断するものである。磁気記録
読取部42は、カードの裏面に書込みデータを記録すると
共に、記録されたデータを読取るものである。プリンタ
部43は、カードの表面に発行日及び所定の注意書きを例
えば感熱記録方式により記録する。なお、プリンタ部43
は、感熱記録方式の代わりに、熱転写記録方式やワイヤ
ドット記録方式等のいかなる記録方式でもよい。
カードに書込むべきデータは書込みデータメモリ44に
格納される。発行すべきカードが玉貸カードの場合に
は、書込みデータは、カード種別、店番号、発行
日、金額、識別番号から構成されている。カード種
別は発行するカードが玉貸カードであることを示すコー
ドである。店番号はパチンコ店固有の番号であって、セ
キュリティデータメモリ35に格納されている。発行日は
時間管理部39から出力される年月日データである。金額
は本実施例では1000円のカードしか発行しないので1000
に固定されている。識別番号は識別番号カウンタ37のカ
ウント値である。発行するカードが復旧カードの場合に
は、書込みデータは、カード種別、店番号、発行
日、暗号キーから構成されている。カード種別は発行
するカードが復旧カードであること示すコードである。
店番号及び発行日は玉貸カードと同様である。暗号キー
はセキュリティデータメモリ35に格納されている。
なお、カード発行機CENが複数台ある場合には、それ
を区別するため自己のアドレスを設定し、そのアドレス
を加えて書き込むようにしてもよい。
玉貸カードにデータを書込む場合には、カードを模造
されないように書込みデータメモリ44に記憶された書込
みデータを暗号化部45により暗号化する。暗号化された
書込みデータは暗号化書込みデータメモリ46に格納され
る。磁気記録読取部42はこの暗号化書込みデータメモリ
46に記憶された暗号化書込みデータをカードの磁気記録
領域4に記録する。復旧カードの場合には、書込みデー
タメモリ44の内容を暗号化せずに直接カードに書込む。
カード発行機の集計 カード発行機CENには貨幣、カードの投入投出及び機
器操作の集計のための回路も設けられている。
カード発行機CENの操作状況を把握するために、電源
スイッチ31のオンオフ操作を検出する電源スイッチ操作
検出部47と、時間管理部39の時刻を修正したことを検出
する修正操作検出部48とが設けられている。なお、本実
施例での時刻の修正とは、時分だけではなく、日、月、
年のいずれかを修正する場合も含む意味として用いてい
る。電源スイッチ31がオンオフされたり、時間管理部39
の時刻が修正されると、これら電源スイッチ操作検出部
47と修正操作検出部48から検出信号が制御部30に送ら
れ、制御部30は送られたときの時間管理部39が示す時刻
をその操作内容と共に記憶する。なお、時間管理部39の
修正は電源スイッチ31がオンしているときしかすること
ができない。修正時刻は時間管理部39の修正釦(図示せ
ず)が押された時の時刻とする。本実施例では修正完了
釦は設けていないが、修正釦と別に修正完了釦を設け、
修正完了釦を押したときの時刻をも修正時刻として記録
してもよい。時間管理部39の時刻を表示したLED(図示
せず)に表示しながら修正するが、年月日表示と時刻表
示とを切換えて表示するようにしてもよいし、すべて一
括表示してもよい。
集計記録部49は、カード発行機CENに投入された貨幣
や、カード発行機CENから投出された貨幣、カード、パ
チンコ玉を集計しておき、1日の終了時などの決められ
た時にプリントする。また、この集計記録部49は、上述
の電源スイッチ操作検出部47と修正操作検出部48により
検出されたカード発行機CENの操作状況(操作内容、操
作時刻)も、集計プリント時に一緒にプリントする。す
なわち、電源スイッチ31のオンオフ時の時刻や、時間管
理部39の修正釦や修正終了釦が押された時の時刻を、そ
の操作内容と共に記録する。
集計記録部49による集計シートのプリント例を第6図
に示す。第6図(a)は一日の営業終了時にプリントさ
れた集計例である。
集計シートの上から1番目のブロックには一日の貨幣
の投入内容が金種毎に印字されている。この集計例で
は、一万円紙幣が31枚、五千円紙幣が9枚、千円紙幣が
63枚、五百円硬貨が6枚、百円硬貨が10枚、投入された
ことが記録されている。
集計シートの第2番目のブロックには投出した貨幣、
カード、パチンコ玉が種類毎に印字されている。この集
計例では、千円紙幣が252枚釣銭として排出され、カー
ドが166枚発行され、パチンコ玉が40回(百円分を1回
として)排出されたことが記録されている。
集計シートの3番目のブロックにはカード発行機CEN
の操作状況(操作内容、操作時刻)が記録されている。
本実施例では最大20回までの操作状況を記憶して記録す
るものとし、20回を越えた場合には一番古いものから消
していくようにしている。記録は一番新しい操作状況か
ら古いものへと順番に記録していく。このブロックの最
左欄は操作内容を示している。「ON」は電源スイッチ31
がオンされたことを示し、「OFF」は電源スイッチ31が
オフされたことを示し、「CHK」は時間管理部39の操作
釦が押されたことを示している。このブロックの真中の
欄には操作年月日が示され、最も右の欄には修正時刻が
示されている。第6図(a)の例では、第1行目の記録
は1987年7月10日、13時08分に電源スイッチ31がオンさ
れたことを示している。また、第4行目の記録は1987年
7月10日、13時07分に電源スイッチ31がオフされたこと
を示している。さらに、第9行目の記録は1987年7月8
日、20時26分に時間管理部39の修正釦が押されたことを
示している。
集計シートを1日の終了時に印字した後、クリア操作
により貨幣、カード、パチンコ玉のデータはクリアする
ことができるが、最新20回分の操作状況は消えないよう
になっている。
第6図(b)、(c)に不正が行われた場合の集計記
録を示す。第6図(b)の記録は、1987年7月11日から
7月12日にわたっての操作状況を示すもので、営業時間
が終了した7月11日の22時20分に一度電源スイッチ31が
オフされた後、日付が変わった真夜中の00時10分に一度
電源スイッチ31がオンされ、15分後の00時25分に電源ス
イッチ31がオフされ、営業時間が開始する午前9時20分
に電源スイッチ31がオンされたことを示している。この
記録からパチンコ店員が営業時間後の真夜中にカード発
行機CENの電源を入れて、カードを不正発行したことが
予測できる。
第6図(c)の記録は、1987年7月12日から7月13日
にわたっての操作状況を示すもので、7月12日は営業開
始のため9時20分に電源スイッチ31がオンされ、7月12
日の22時20分に営業終了に従い電源スイッチ31がオフさ
れる。その後、その日の真夜中の23時04分に一度電源ス
イッチ31がオンされ、1分後の23時05分に時間管理部39
の修正釦が押されたことを示している。したがって、こ
こで時間を修正したことが推測できる。そして次には再
び時間管理部39の修正釦が押されているから、ここで時
間を元の時間に戻したことが推測される。1回目の修正
時刻が23時05分で、2回目の修正時刻が次の日の10時15
分であり、引く続く電源スイッチ31のオフが23時20分で
あることから、1回目で12日の時刻23時05分から翌日の
10時00分に修正されたことが推測される。その後15分程
カードを不正発行して、、再び時間を元に戻したことが
推測される。その後、翌日の営業時間が開始する午前9
時20分に電源スイッチ31がオンされている。この記録か
ら営業時間後の真夜中にカード発行機CENの電源を入れ
て、時刻を翌日に修正してカードを不正発行し、その後
元の正しい時刻に再修正したことが予測できる。
このように集計シートの記録を見れば、通常は営業時
間開始時に電源スイッチ31がオンし、営業時間終了時に
電源スイッチ31がオフされだけであるはずなのに、それ
以外の記録があった場合、その記録を分析すれば不正が
あったか否かをかなりの確度で推測することができる。
これによりカードの不正発行の再発を防止できる、 セキュリティパック セキュリティデータを導入する時に用いられるセキュ
リティパックSPを第7図、第8図に示す。第7図はその
外観図であり、第8図はその機能ブロック図である。全
体が箱形状をしており、外側にはコネクタ51とLED54だ
けが表れている。コネクタ51はカード発行機CEN、コン
トローラCTR、カード精算機EXCのセキュリティパック用
コネクタと接続され、セキュリティパックSPとカード発
行機CEN、コントローラCTR、カード精算機EXCとの間の
信号のやりとりを行なう。このコネクタ51にはROM52とL
EDドライバ53が接続されている。ROM52にはセキュリテ
ィデータである店番号と暗号キーが格納されている。こ
のようにセキュリティデータは、ROM52に格納されてい
るため、データ変更が不可能であり、外部からデータ内
容を知ることができないという利点がある。また、1つ
のセキュリティパックSPで全ての機械に対してセキュリ
ティデータを導入することができ、秘密データの管理が
しやすい。LEDドライバ53はLED54を駆動するものであ
る。カード発行機CEN、コントローラCTR、カード精算機
EXCにセキュリティデータの導入が終了すると、被導入
機器からの終了信号によりLEDドライバ53はLED54を点灯
させる。これによりセキュリティデータの導入終了を知
ることができる。
(2.2)カード発行機の動作 次にこのカード発行機CENの動作を第9図のフローチ
ャートを用いて説明する。
玉貸カードの発行 先ず動作開始のためパチンコ店員が電源スイッチ31を
オンする(ステップS11)。次にセキュリティデータメ
モリ35に店番、暗号キーが記憶されているか否か判断す
る(ステップS12)。既に記憶されている場合にはステ
ップS13に進み、本体10の内部にある状態表示部34で「R
EADY状態」を表示する。なお、店番、暗号キーが記憶さ
れていない場合にはステップS41に進み、セキュリティ
データを導入するが、この動作については後述する。
次に復旧カード発行スイッチ38が押されているか否か
判断する(ステップS14)。押されている場合にはステ
ップS31に進み、復旧カードを発行するが、この動作に
ついても後述する。復旧カード発行スイッチ38が押され
ていない場合には、紙幣検出識別部33により、紙幣挿入
口12から紙幣が挿入されたか否かを検知し(ステップS1
5)、挿入されていない場合にはステップS14に戻る。挿
入されている場合には挿入された紙幣を識別し(ステッ
プS16)、紙幣がカードを発行できる所定金額(本実施
例では1000円)以上であるか否かを判断する(ステップ
S17)。所定金額に達しなければステップS15、S16を繰
返す。所定金額に達すると、カード1枚分の金額(本実
施例では1000円)であるか否か判断し(ステップS1
8)、その金額分以上であれば、その金額に応じて枚数
選択釦15の選択可能な釦を点灯させる。遊技者が点灯し
ている釦を押して枚数を選択する(ステップS19)と、
その選択枚数を発行枚数カウンタ32にセットする(ステ
ップS20)。尚、カード1枚分の金額の場合(本実施例
では1000円)にはステップS19をスキップし枚数選択釦1
5を押すことなくステップS20で発行枚数カウンタ32に1
がセットされる。
次にカード発行動作に入る。先ず書込みデータを作成
する(ステップS21)。書込みデータは、カード種
別、店番号、発行日、金額、識別番号から構成
されている。カード種別は発行するカードの種類を示す
もので、玉貸カード、復旧カード、テストカードがある
が、ここでは玉貸カードを示すコードをカード種別とし
て書込む。店番号はセキュリティデータメモリ35に記憶
されている。発行日は時間管理部39から知ることができ
る。本実施例では1000円のカードのみを発行するように
しているため、金額は1000円である。識別番号は同じカ
ード発行機CENで発行したカードを識別するための番号
であり、識別番号カウンタ37のカウント値である。例え
ば1日の始めを1番として以下連番となるようにしてい
る。尚、カード発行機CCENが複数台設置されているとき
は、それらを区別する為にアドレスが各々設定されてお
り、各カード発行機CENのアドレスも識別番号の一部と
して使われることになる。このようにして作成された書
込みデータは書込みデータメモリ44に格納される。
次に書込みデータメモリ44に記憶された書込みデータ
をセキュリティデータメモリ35に格納されている暗号キ
ーを用いて暗号化部45が暗号化して暗号化書込みデータ
メモリ46に格納する(ステップS22)。次に切断された
状態で待機しているカードをロール繰出切断部41により
繰出し(ステップS23)、カードの磁気記録領域4に暗
号化書込みデータを磁気記録する(ステップS24)と共
に、カードの発行日印字領域5に発行日をプリンタ部43
により感熱記録する(ステップS25)。磁気記録と感熱
記録が終了するとロール繰出切断部41は次回の発行に備
えてカード用ロール紙を繰出しカードの検出孔1を基準
にして切断して待機させるとともに今、磁気記録と感熱
記録されたカードをカード投出口17から投出する(ステ
ップS26)。
次に識別番号カウンタ37を1カウントアップし(ステ
ップS27)、発行枚数カウンタ32を1カウントダウンし
て(ステップS28)、次のカード発行に備える。次に発
行枚数カウンタ32から更にカードを発行する必要がある
か否か判断する(ステップS29)。カードを発行する場
合はステップS21に戻りステップS21〜S28を繰返し、カ
ード発行が終了した場合にはステップS14に戻る。
復旧カードの発行 次に復旧カードを発行する場合の動作について説明す
る。復旧カードを発行する場合には復旧カード発行スイ
ッチ38を押すと、ステップS14からステップS31に処理が
移る。そこで復旧カード発行のために必要な書込みデー
タを作成する(ステップS31)。書込みデータは、カ
ード種別、店番号、発行日、暗号キーから構成さ
れている。復旧カードを示すコードをカード種別とし、
店番号及び暗号キーはセキュリティデータメモリ35から
読出される。発行日は時間管理部39から知ることができ
る。このようにして作成された書込みデータは書込みデ
ータメモリ44に格納される。
次に切断された状態で待機しているカードをロール繰
出切断部41により繰出し(ステップS32)、カードの磁
気記録領域4に書込みデータを磁気記録する(ステップ
S33)。復旧カードの場合は暗号化せず書込みデータを
直接記録する。磁気記録と同時にカードの発行日印字領
域5に発行日をプリンタ部43により感熱記録する(ステ
ップS34)。この時復旧カードであることを示すため、
発行日の年号を「00」にする。磁気記録と感熱記録が終
了するとロール繰出切断部41は次回の発行に備えてカー
ド用ロール紙を繰出しカードの検出孔1を基準にして切
断して待機させるとともに今、記録終了されたカードを
カード投出口17から投出し(ステップS35)、ステップS
14に戻る。
セキュリティデータの導入 次にセキュリティデータを導入する動作について説明
する。
ステップS12でセキュリティデータメモリ35に店番、
暗号キーが導入されていないと判断されると、状態表示
部34に「STOP状態」を表示する(ステップS41)。その
場合にはまず電源スイッチ31をオフし(ステップS4
1)、セキュリティ導入ルーチン(ステップS43)に移
る。
セキュリティ導入ルーチンを第10図に示す。先ず、カ
ード発行機CENのセキュリティパック用コネクタ36にセ
キュリティパックSPのコネクタ51を接続してセキュリテ
ィパックSPを装着する(ステップS51)。続いて電源ス
イッチ31をオンする(ステップS52)。カード発行機CEN
はセキュリティパックSPが装着されたか否か検知し(ス
テップS53)、装着が完全になされていない場合には電
源スイッチ31をオフして(ステップS59)ステップS51に
戻る。装着が完全になされると、制御部30はセキュリテ
ィパックSPのROM52からセキュリティデータである店番
及び暗号キーを読取り(ステップS54)、読取ったセキ
ュリティデータをセキュリティデータメモリ35に格納し
てセキュリティデータを設定する(ステップS55)。セ
キュリティデータの設定が終了すると、制御部30はセキ
ュリティパック用コネクタ36及びセキュリティパックSP
のコネクタ51を介して設定終了信号を送る。セキュリテ
ィパックSPはこの設定終了信号を受けて、LEDドライバ5
3を駆動してLED54を点灯する(ステップS56)。これに
より操作者はセキュリティデータの設定終了を知ること
ができる。操作者は電源スイッチ31をオフし(ステップ
S57)た後、セキュリティパックSPを抜取る(ステップS
58)。これによりセキュリティデータ導入ルーチンが終
了する。
このように本実施例ではセキュリティデータの導入
は、セキュリティパックSPを用いてなされる。そしてこ
のセキュリティパックSPはパチンコ店に1個だけ備える
ようにしている。このため、誤って異なるセキュリティ
データをパチンコカードシステムに導入する虞がなく、
セキュリティデータの一元性を確保することができる。
不良基板交換時の識別番号付与 次にカード発行機CEN中の基板が故障した場合の動作
について説明する。
カード発行機CENに異常が発生した場合には、異常の
原因となった回路基板を交換する。回路基板を交換する
と次のような色々な問題が生ずる。第1にセキュリティ
データメモリ35に何も記憶されていない状態になるた
め、カード発行ができなくなる。第2に時間管理部39の
示す時刻が狂っているため、正しい年月日のカードを発
行できなくなる。第3に識別番号カウンタ37の値がクリ
アされるため、今まで発行したカードの識別番号との整
合が取れなくなる。
したがって、回路基板の交換時には、新しい回路基板
のセキュリティデータメモリ35にセキュリティデータを
導入し、時間管理部39の時刻合わせをする。しかしなが
ら、現在までに識別番号がどの値まで達していたかは、
不良回路基板の識別番号カウンタ37を見るしかないた
め、実際には知ることができない。したがって、本実施
例では通常では有り得ないような特殊な識別番号を与え
ることにより、かかる不都合を回避しようとしている。
回路基板交換時の動作を第11図のフローチャートを参
照して説明する。
先ず、不良回路基板をカード発行機CENから抜き取る
(ステップS61)。次に新しい回路基板の時間管理部39
を正確に時間合わせをした後(ステップS62)、その回
路基板をカード発行機CENに挿入して取り付ける(ステ
ップS63)。次にセキュリティデータ導入ルーチン(第1
0図)により、セキュリティデータメモリ35に店番、暗
号キーなどのセキュリティデータを導入する(ステップ
S64)。セキュリティデータを導入したときに、セキュ
リティデータの導入日付を制御部30内のメモリに記憶し
ておく。
次に電源スイッチ31をオンする(ステップS66)。電
源スイッチ31をオンすると制御部30内のメモリにその時
の日付が記憶される。次にこの日付とセキュリティデー
タの導入日付を比較し、同一日か否かを判断する(ステ
ップS66)。同一日であれば、営業時間中にカード発行
機CENが故障したため、回路基板を交換したことを意味
している。このため、識別番号を1から開始すると、故
障前に発行したカードと同一年月日で同一識別番号のカ
ードを発行することになる。したがって、ステップS67
で識別番号を特殊な番号とし、その事故当日に発行する
カードの識別番号は全てその特殊識別番号とする。特殊
識別番号は、例えば「00000」や「99999」のような通常
は有り得ないような番号であり、固定番号とすることが
望ましい。
ステップS66で同一日でないと判定されると、修正フ
ラグが立っているか否かを判断し(ステップS68)、修
正フラグが立っている場合はステップS67で特殊識別番
号を付与するようにする。
修正フラグは回路基板をカード発行機CENに挿入した
後に、時間管理部39の日時を修正したか否かを示すフラ
グであって、制御部30内に設けられる。この修正フラグ
は日時を修正すると立てられ、修正後電源スイッチ31を
オフするとクリアされる。修正フラグを設けた理由は次
の通りである。カード発行機CENの時間管理部39の時間
が狂っている場合には、修正しなければならないが、そ
の修正により日付を1日戻さなければならない場合があ
る。例えば、時間管理部39の時間が5時間進んでいる場
合、その日の午後7時には次の日になって、次の日のカ
ードを識別番号を1から順々に発行する。ここで時間管
理部39が狂っていることを発見した場合、正しい日時に
修正すると日付が1日戻ることになる。戻った正しい日
時で再び識別番号を1から始めて順々に発行すると、修
正前に発行したカードと識別番号が完全に一致してしま
うことになる。したがって、このような日時修正時にも
識別番号を特殊番号にして混乱を回避しようとするもの
である。
ステップS68で修正フラグが立っていないと判断され
ると、第9図に示す通常のルーチンで識別番号を識別番
号カウンタ37から生成して、カードを発行する。
[3]カード玉貸機とコントローラ (3.1)カード玉貸機の構成 カード玉貸機はパチンコ台間に挿入された薄形の玉貸
機で、カードを挿入することによりパチンコ玉を貸出す
ことができる。
パネル構成 カード玉貸機CPの外観を第12図に示す。カード玉貸機
CPは、パチンコ台PT間に挿入してもパチンコ台の設置数
が少なくならないように、パチンコ台PTと高さが同じで
幅が非常に薄い形状をしている。カード玉貸機CPの上部
にはカードを挿入するためのカード挿入口101が設けら
れている。カード挿入口101の下には2桁の表示部102が
設けられていて、挿入されたカードの金額(度数)、RE
ADY状態、STOP状態等を表示する。カード玉貸機CPの下
部には貸出されるパチンコ玉を取出すパチンコ玉取出口
103が設けられている。
機能ブロック カード玉貸機CPの機能ブロック図を第13図に示す。
制御部110によりカード玉貸機CP全体が制御される。
電源スイッチ111はカード玉貸機CPの裏側にあって、通
常パチンコ店員である操作者により操作される。受信フ
ラグ112はコントローラCTRからセキュリティデータが受
信されたか否かを示すフラグであり、電源スイッチ111
がオンされるとクリアされ、セキュリティデータを受信
すると立てられる。
カード玉貸機CPとコントローラCTRはデータの送受信
のために伝送ラインTLにより接続されている。送受信部
113はこの伝送ラインTLとの間で信号を送受信する。な
お、送受信部113の詳細については後述する。
セキュリティデータはカード玉貸機CPを動かすために
必要なデータであって、コントローラCTRから一定時間
間隔で常時送信され、セキュリティデータメモリ115に
格納される。コントローラCTRからカード玉貸機CPに送
信されるデータは、前述した店番と暗号キーと日付から
なっている。カード玉貸機CP個々は時計を有しないので
日付も送信するようにしている。
カード玉貸機CPとコントローラCTRの間の伝送ラインT
Lに何らかのトラブルが発生してセキュリティデータの
送信ができなくなった場合に復旧カードを用いてセキュ
リティデータの入力をする。復旧処理フラグ116は、こ
の復旧カードを用いてセキュリティデータの入力をした
か否かを示すフラグである。
アドレスフラグ117はアドレス設定に異常がなかった
か否かを示すフラグである。応答受信異常カウンタ118
は応答受信異常回数を示すカウンタである。応答受信異
常とは、セキュリティデータを受信した際にカード玉貸
機CPからアドレス信号を送信するが、その時伝送ライン
に複数のカード玉貸機CPからの同一アドレス信号が重複
して乗るアドレス重複による異常と送受信部の故障等に
よる通信エラーのことである。アドレス重複は同一アド
レスの玉貸機CPが複数台ある場合に発生する現象であ
る。
カード処理部120はカード駆動部121と磁気記録読取部
122とプリンタ部123から構成されている。カード駆動部
121は、挿入されるカードを取込んだり返却したりす
る。磁気記録読取部122はカードの裏面の磁気記録領域
4に記録されたデータを読取るとともに度数を減算する
等の変更を加えたデータをカードに書込む。プリンタ部
123はカードの表面の残金領域6に使用済の金額に応じ
たマークをプリントする。
読取りデータメモリ124にはカードから読取られたデ
ータが直接格納される。復合化部125は読取りデータメ
モリ124のデータを暗号キーを用いて復合化し、データ
メモリ126に格納する。逆に磁気記録時にはデータメモ
リ126のデータを暗号化部127で暗号キーを用いて暗号化
し、書込みデータメモリ128に格納する。磁気記録部122
は書込みデータメモリ128に格納されたデータを記録す
る。
玉排出部129は貸出すパチンコ玉を排出する。玉排出
部129の動作1回では100円分のパチンコ玉を排出するよ
うにしており、本実施例では200円単位で貸出すので2
回動作される。
アドレス設定スイッチ130は例えばDIPスイッチにより
構成され、自己の機械のアドレスを外部から設定する。
アドレスは1つの島ILD内で重複しないように設定され
る。
(3.2)コントローラの構成 コントローラCTRは島ILD毎に設けられ、その島ILDに
あるカード玉貸機CPを制御する。カード玉貸機CPに所定
時間間隔でセキュリティデータを含む所定データを送信
するとともに、カード玉貸機CPに挿入された玉貸カード
のデータチェックを行なう。
機能ブロック コントローラCTRの機能ブロック図を第14図に示す。
制御部150によりコントローラCTR全体が制御される。
電源スイッチ151はコントローラCTRの外側にはなく、通
常パチンコ店員である操作者により操作される。
送受信部152は伝送ラインTLを介してカード玉貸機CP
との間で信号を送受信する。なお、送受信部152の詳細
については後述する。
セキュリティパック用コネクタ154はセキュリティデ
ータの導入のためにセキュリティパックSPを接続すると
きに使用される。セキュリティデータはセキュリティデ
ータメモリ155に格納される。
コントローラCTRはカード玉貸機CPにセキュリティデ
ータを所定時間毎に送信する必要があるが、この所定時
間はセキュリティタイマ156により定められる。
状態表示部157はコントローラCRTにセキュリティデー
タが導入されて直ちに使用可能か否かを表示するもので
ある。セキュリティデータが導入されている場合には
「READY状態」と表示され、導入されていない場合には
「STOP状態」と表示される。
カード玉貸機CPからの識別データは送受信部152を介
して識別データメモリ158に記憶される。識別データは
カードから読取られたデータ、即ち、店番号、発行
日、残り金額、識別番号である。データメモリ160
には、この島ILDで本日用いられたカードの識別データ
を全て記憶している。照合部159は、識別データメモリ1
58の今使用したカードの識別データと、今まで使用され
たカードの識別データとを比較し、不正カードはないか
確認する。
時間管理部161はコントローラCTR内の時計であって、
年月日データを常時出力している。この時間管理部161
は電池161aによりバックアップされている。
コントローラCTRはそれぞれ互いに独立しているが、
営業的な統計処理等を採るためにホストコンピュータ
(図示せず)にインタフェース162を介して接続しても
よい。
送受信部の構成 カート玉貸機CPとコントローラCRTの送受信部113、15
2の詳細を第15図に示す。1台のコントローラCTRに対し
て複数のカード玉貸機CPが伝送ラインTLにより接続され
ている。本実施例では伝送ラインTLは2本で構成されて
おり、これら2本のラインに対し一方には通常の信号を
伝送し、他方には反転した信号を伝送する。このように
同じデータを2重に伝送することにより、伝送データの
信頼性を高めるている。
コントローラCTRの送受信部152は送信バッファ152tと
受信バッファ152rにより構成されている。送信バッファ
152tは2つの出力端を有し、それぞれ2本の伝送ライン
TLに接続されている。これら出力端からは、互いに反転
する信号が出力される。送信バッファ152tの制御端152c
には送信タイミングに同期して送信バッファ152tを開閉
する制御信号が入力される。受信バッファ152rも2つの
入力端を有し、それぞれ2本の伝送ラインTLに接続され
ている。
カード玉貸機CPの送受信部113は送信バッファ113tと
受信バッファ113rにより構成されている。送信バッファ
113tは2つの出力端を有し、それぞれ2本の伝送ライン
TLに接続されている。これら出力端からは、互いに反転
する信号が出力される。送信バッファ113tの制御端113c
には送信タイミングに同期して送信バッファ113tを開閉
する制御信号が入力される。受信バッファ113rも2つの
入力端を有し、それぞれ2本の伝送ラインTLに接続され
ている。
(3.3)カード玉貸機の動作 次にこのカード玉貸機CPの動作を第16図のフローチャ
ートを用いて説明する。
カード玉貸機の動作 先ず、動作開始のためパチンコ店員が電源スイッチ11
1をオンする(ステップS101)。次にセキュリティデー
タを受信したか、即ちコントローラCTRからセキュリテ
ィデータが送信されたか否かを判断する(ステップS10
2)。受信されていない場合にはステップS131に進み、
復旧カードによるセキュリティデータの入力を行うが、
この動作については後述する。
セキュリティデータが受信された場合には、ステップ
S103のセキュリティデータ受信判定ルーチンに移る。セ
キュリティデータ受信判定ルーチンは、コントローラCT
Rからのセキュリティデータが正しく受信されたか否か
を判定し、正しく受信された場合には次のステップに移
り、正しく受信されない場合には停止させるものであ
る。この受信判定ルーチンについては後述する。
正しく受信されてステップS103の受信判定ルーチンを
抜けると、表示部102はREADY状態である「00」を表示す
る(ステップS104)。次に復旧処理フラグが立っている
か否かを判定する(ステップS105)。復旧処理フラグが
立っていなければ、復旧カードによる復旧処理をしてい
ないことを示すから、次にステップS106でコントローラ
CRTから繰返し送信される次のセキュリティデータを受
信したか否かを判定し、受信したならばステップS107で
セキュリティデータ受信判定ルーチンを実行する。復旧
処理フラグが立っていれば、既に復旧カードによる復旧
処理をしていることを示すから、ステップS106とステッ
プS107をスキップする。
復旧処理フラグが立っている場合又はステップS106で
セキュリティデータを受信しなかった場合又はステップ
S107でセキュリティデータが正しく受信された場合に
は、ステップS108に処理が移る。ステップS108では何ら
かのカードが挿入されたか否かを検知する。カードが挿
入されていなければステップS104に戻る。カードが挿入
されると、カード処理部120の磁気記録読取部122により
カード上のデータが読み取られ、読取りデータメモリ12
4に記憶される(ステップS109)。
次にこの挿入されたカードが玉貸カードか否かを判断
する(ステップS110)。玉貸カードでなければ、カード
を返却して(ステップS125)ステップS104に戻る。玉貸
カードであればセキュリティデータメモリ115に記憶さ
れた暗号キーによりデータを復合化し(ステップS11
1)、データメモリ126に記憶する。
次に復合化されたデータの店番及び日付がセキュリテ
ィデータメモリ115に記憶された店番及び日付と一致す
るか否か判定する(ステップS112)。一致しなければ挿
入されたカードを受け入れることはできないから、カー
ドを返却して(ステップS125)ステップS104に戻る。一
致すればそのカードの残っている金額を表示部102に表
示する。表示は残っている金額の上2桁を表示する。例
えば全く使用しておらず1000円残っていれば「10」と表
示し、200円使用して800円残っていれば「 8」と表示す
る。
次に残額が0か否か判定する(ステップS114)。残額
が0であればパチンコ玉を貸し出すことはできないか
ら、カードを返却して(ステップS125)ステップS104に
戻る。残額が0で無ければステップS115に移る。
次に復旧処理フラグが立っているか否かを判定する
(ステップS115)。復旧処理フラグが立っていなけれ
ば、復旧カードによる復旧処理をしていないことを示す
から、ステップS116でデータメモリ126に記憶された識
別データを送受信部113はコントローラCTRに向けて送信
する。するとコントローラCTRは識別データが正しいデ
ータか否か照合して照合結果を返信してくる。コントロ
ーラCTRの照合動作については後述する。送受信部113は
ステップS117でこの返信してきた照合結果を受信し、識
別データがOKか否かを判定する(ステップS118)。OKで
なければ、カードを返却して(ステップS125)ステップ
S104に戻る。OKであればステップS119に処理が移る。ス
テップS115で復旧処理フラグが立っていると判定されれ
ば、既に復旧カードによる復旧処理をしていることを示
すから、ステップS116、S117、S118をスキップしてステ
ップS119に移る、 ステップS119では玉排出部129により200円分のパチン
コ玉を排出する。そして玉貸カードの残金領域6にプリ
ンタ部123により使用済マークをプリントする(ステッ
プS120)。例えば、第19図(a)に示すような未使用の
玉貸カードを挿入すると、残金領域6の「800」なる記
載の下に第19図(b)に示すような黒い四角のマークを
プリントする。全て使用した玉貸カードは第19図(c)
に示すように残金領域6全ての金額の記載の下に黒い四
角のマークをプリントする。これにより、遊技者は玉貸
カードを見れば、その残金額が分かる。
次にデータメモリ126中の残度数を減算して(ステッ
プS121)表示部102に表示する(ステップS122)。上述
の例では残度数10から2を減算してデータメモリ126を
8に書き換えて、表示部102に「 8」を表示する。
次にデータメモリ126のデータを暗号化部127により暗
号化して、暗号化されたデータを書込みデータメモリ12
8に記憶する(ステップS123)。このときの暗号キーは
セキュリティデータメモリ115に記憶されたデータを用
いる。暗号化されたデータは磁気記録読取部122により
挿入された玉貸カードに磁気記録される(ステップS12
4)。その後カードを返却して(ステップS125)ステッ
プS104に戻る。
復旧カードによるセキュリティデータの入力 ステップS102でセキュリティデータが入力されていな
いと判定された場合には復旧カードによるセキュリティ
データの入力を行なう。先ず、表示部102にエラー状態
(EE)を表示し(ステップS131)、カードが挿入される
のをステップS132、S102、S131により待つ。カードが挿
入されるとカード上のデータを磁気記録読取部122によ
り読取り、読取りデータメモリ124に記憶する(ステッ
プS133)。読み取られたデータから復旧カードか否か判
定し(ステップS134)、復旧カードでなければ、カード
を返却して(ステップS135)、ステップS102に戻る。復
旧カードであれば、今、読取りデータメモリ124に格納
されたセキュリティデータをセキュリティデータメモリ
115に記憶させる(ステップS136)。そして復旧処理フ
ラグ116をオンし(ステップS137)、ステップS104に移
り、表示部102にREADY状態を表示して以降の処理を行な
う。
セキュリティデータ受信判定 セキュリティデータ受信判定ルーチンを第17図のフロ
ーチャートを用いて説明する。先ず受信フラグ112が立
っているか否かを判定する(ステップS141)。受信フラ
グ112が立っていない場合には、受信されたセキュリテ
ィデータを記憶し(ステップS142)、受信フラグ112を
オンする(ステップS143)。受信フラグ112が立ってい
る場合は、既にセキュリティデータが入力されていてセ
キュリティデータメモリ115に格納されているので、ス
テップS144で受信データとセキュリティデータメモリ11
5内のデータとを比較する。一致していない場合には、
表示部102を「EE」にしてエラー状態を表示して(ステ
ップS154)停止する。比較の結果一致している場合には
ステップS146に進む。
次にステップS146で自分のアドレス信号と受信OKの信
号を送受信部113の送信バッファ113tにより応答する。
アドレス信号の応答は、アドレス設定スイッチ130に設
定されたアドレスに応じて遅延させる。例えば、アドレ
ス1は10msec後に応答し、アドレス2は20msec後に応答
し、…、アドレスnはn×10msec後に応答するようにす
る。これによりもし設定されたアドレスが重複している
と伝送ラインTL上の信号が乱れることになる。ステップ
S147で受信バッファ113rにより伝送ラインTL上の信号を
受信し、アドレス重複によるこのような応答受信異常が
発生したか判定する(ステップS148)。応答受信異常は
アドレス異常に限らず通信エラーでも発生する。
応答受信異常がないと、カード玉貸機CPのアドレス設
定に問題がなかったことを意味するアドレスフラグが立
っているか否かを判断し(ステップS149)、アドレスフ
ラグが立っていなければアドレスフラグをオンさせた
(ステップS150)後にこのルーチンを抜け、立っていな
ければそのままこのルーチンを抜ける。
応答受信異常があるとアドレスフラグ117が立ってい
るか否かを判定する(ステップS151)。立っていなけれ
ば、カード玉貸機CPのアドレスが重複設定されたことを
意味するから、表示部102を「EE」にしてエラー状態を
表示して(ステップS154)停止する。アドレスフラグ11
7が立っていれば、最初は正しく設定されていたが現在
は応答受信異常があることを意味する。これは、なんら
かの原因により設定後に通信エラー又はアドレス重複が
生じた場合である。1回の応答受信異常ではアドレス重
複で起きたものかもしれず、本当の通信エラーか否かわ
からないため、応答受信異常カウンタ118により応答受
信異常の回数をカウントする(ステップS152)。次に応
答受信異常カウンタ118のカウント値が3以上であるか
否かを判定し(ステップS153)、3以上あれば本当の通
信エラーであることを意味するから、表示部102を「E
E」にしてエラー状態を表示して(ステップS154)停止
する。2以下であればこのルーチンを抜ける。
カード玉貸機の異常判定 以上のようなセキュリティデータ受信判定ルーチンに
よりカード玉貸機CPの異常を検出することができる。以
下4つの場合についてどのようにして異常が判定できる
かについて説明する。
カード玉貸機CPのアドレスが重複したままで、コン
トローラCTRによるセキュリティデータの送信を開始し
た場合。
1台のコントローラCTRには複数のカード玉貸機CPが
接続されている。これらカード玉貸機CPを区別するため
にアドレス設定スイッチ130にそれぞれ異なるアドレス
が設定される。カード玉貸機CPの送受信部113はセキュ
リティデータ受信時に、自己のアドレスに応じた時間だ
け遅延させて応答信号を出力する。したがって、もし誤
ってカード玉貸機CPのアドレスが重複して設定される
と、これらカード玉貸機CPからは同時に応答信号が伝送
ラインTLに送出される。すると、伝送ラインTL上の信号
が乱れ、ステップS148で応答受信異常と判断される。す
るとステップS148からステップS151に処理が移り、アド
レスフラグがオンしているかが判定される。この場合に
はカード玉貸機CPは初めてセキュリティデータを受信す
るためアドレスフラグはオンしていないので、重複設定
された全てのカード玉貸機CPがステップS154に処理が移
り、エラー状態を表示して停止する。この場合はエラー
表示されているカード玉貸機CPだけを調べれば、アドレ
スの重複設定を発見することができる。
故障したカード玉貸機CPを新しいカード玉貸機CPに
交換したとき、交換したカード玉貸機CPのアドレスを誤
って重複して設定してしまった場合。
この場合にはと同様にステップS148で応答受信異常
が検出され、ステップS151に処理が移る。ステップS151
ではアドレスフラグが立っているか否かが判断される。
この時既に稼動しているカード玉貸機CPではアドレスフ
ラグが立っているため、ステップS152、S153に処理が移
り、応答受信異常カウンタ118のカウント値をチェック
の後、このルーチンを抜ける。一方、交換したばかりの
カード玉貸機CPはアドレスフラグが立っていないため、
ステップS154に処理が移り、エラー状態を表示して停止
する。この場合もエラー表示されている一方のカード玉
貸機CPだけを調べればアドレスの重複設定を発見でき、
そのアドレスを再設定して、再度チェックすればよい。
カード玉貸機CPに異常があった場合。
正常稼動した後、なんらかの原因によりカード玉貸機
CP自体に異常が発生したとする。その場合には、応答受
信異常になり、ステップS148からステップS151、S152、
S153に処理が移る。しかも、カード玉貸機CP自体の故障
のため、何回もこの処理ルートを通り、ついにはステッ
プS153で3回以上応答受信異常があったことがわかり、
ステップS154に処理が移り、エラー状態を表示して停止
する。この場合もエラー表示したカード玉貸機CP自体が
故障したと判断すればよく、このカード玉貸機CPを、検
査する。なお、コントローラCTRからあるカード玉貸機C
Pへの伝送系統だけに異常がある場合も同様である。
コントローラCTR又は伝送ラインTLに異常があった
場合。
コントローラCTR又は伝送ラインTLの全体に異常があ
った場合には、全てのカード玉貸機CPが上記の場合と
同様にしてエラー停止する。この場合はカード玉貸機CP
ではなくコントローラCTR又は伝送ラインTLを検査す
る。
(3.4)コントローラの動作 次にコントローラCTRの動作を第18図のフローチャー
トを用いて説明する。
先ず動作開始のためパチンコ店員が電源スイッチ151
をオンする(ステップS161)。次にセキュリティデータ
メモリ155に店番、暗号キーが記憶されているか否か判
断する(ステップS162)。既に記憶されている場合には
ステップS163に進み、状態表示部157で「READY状態」を
表示する。店番、暗号キーが記憶されていない場合には
ステップS172に進み、前述のセキュリティデータの導入
動作と同様にしてステップS172、S173,S174により、セ
キュリティデータを導入してセキュリティデータメモリ
155に格納する。
ステップS163の「READY状態」の表示の後、ステップS
164で送受信部152は伝送ラインTLにセキュリティデータ
を送信する。即ち、店番、暗号キー、日付からな
るセキュリティデータを伝送ラインTLに送信する。送信
と同時にセキュリティタイマ156をセットする(ステッ
プS165)。
次にカード玉貸機CPから識別データの送信があったか
否かを判定し(ステップS166)、送信がなければ続くス
テップS167からステップS170をスキップする。送信があ
れば、送信された識別データとカード玉貸機CPのアドレ
スを識別データメモリ158に記憶する。続いて、識別デ
ータメモリ158に記憶された識別データをデータメモリ1
60に記憶されたデータと照合して、この識別データが正
しいか否か、即ち挿入された玉貸カードが有効なものか
否かを判定する(ステップS168)。
ステップS168の照合判定は次のようにして行なう。識
別データは、残り金額、識別番号から構成されてい
る。挿入されたカードに不正が施されていないかを判定
する。データメモリ160に記憶されている玉貸カードの
識別データは過去にこの島ILDのいずれかのカード玉貸
機CPに挿入されたものである。もし同じカードを用いれ
ば識別番号から、データメモリ160中のそのデータを特
定できる。そして、そのデータの残り金額に比べて識別
データメモリ158中のデータの残り金額は同じか少なく
なっているはずである。それにも拘らず、多くなってい
れば不正なカードであると判断する。なお、識別番号が
予め定められた特殊な番号である場合には、かかる照合
は行わない。特殊な識別番号のカードは複数枚有り得る
からである。
ステップS168の照合結果としては結局挿入された玉貸
カードが有効か否かを示す信号となる。ステップS169で
この照合結果を、挿入されたカード玉貸機CPのアドレス
を指定して伝送ラインTLに送信する。この送信信号によ
りカード玉貸機CPは自分に挿入されたカードが有効なも
のかを判断して、玉貸動作又はカード排出動作を行な
う。
次に識別データメモリ158に記憶された識別データ中
の残り金額から200円分減算して、減算した残り金額の
識別データをデータメモリ160に記憶する(ステップS17
0)。
次にセキュリティタイマ156がタイムアップしている
か否か判定し(ステップS171)、タイムアップしていな
ければステップS166に戻る。タイムアップしていればス
テップS164に戻り、セキュリティデータの送信を行な
う。これによりセキュリティデータを例えば1秒毎の一
定間隔でカード玉貸機CPに送信することができる。
[4]カード精算機 (4.1)カード精算機の構成 カード精算機EXCは玉貸カードの残金を精算するもの
で、使用しなかった金額分を精算する。
パネル構成 カード精算機EXCの外観を第20図に示す。カード精算
機EXCの本体200は架台201の上に置かれている。本体200
の右側中部には精算すべき玉貸カードを挿入するための
カード挿入口202が設けられている。玉貸カードを精算
しようとする遊技者はこのカード挿入口202にカードを
挿入する。
残額表示部203はカード挿入口202の上部に配置され、
挿入された玉貸カードの残額等を表示する。この残額表
示部203は、第21図(a)に示すように例えば4桁で構
成されている。残金額を表示する場合は、第21図(b)
に示すように4桁を使って残金額を表示する。例えば、
残金額が800円の場合は「 800」と表示する。
挿入されたカードの日付が異なっているため精算でき
ない場合、残金表示部203を利用してその旨を表示す
る。例えば、16日に前日の15日のカードが挿入された場
合、第21図(c)に示されているように、例えば、間違
いであることを示す「C」と、読み取った日付を示す
「15」を組み合わせた「C−15」なる表示を行なう。
また、挿入されたカードが復旧カード、テストカード
等の玉貸カード以外のカードである場合には、第21図
(d)に示すように、例えば間違いであることを示す
「C」と、カード種類が異なることを示す「00」とを組
み合わせた「C−00」なる表示を行なう。他のパチンコ
店のカードや、全く違うシステムのカード等、読み取る
ことができなかったカードが挿入された場合も同様に示
すようにする。
残額表示部203の上には精算釦204と返却釦205とが横
に並んで設けられている。これら精算釦204と返却釦205
は内蔵ランプを有している。玉貸カードに残額があると
きは両方の釦204、205のランプが点灯し、いずれか一方
の釦を押すと、押されていない方の釦の内蔵ランプが消
灯する。点灯した方の釦も処理が終了すると消灯する。
精算釦204を押すとカードの残額が硬貨として硬貨投出
口208から投出され、カードは取り込まれる。返却釦205
を押すとカード挿入口202からカードが返却される。精
算した貨幣(現金)は玉貸カードは本実施例では1000円
なので、全て硬貨により精算するようにしている。
精算釦204と返却釦205のすぐ上にはカード精算機EXC
の機器状態を表示する精算可能ランプ206と精算中止ラ
ンプ207とが設けられている。精算可能ランプ206はカー
ドの精算ができるときに点灯する。精算中止ランプ207
はカードの精算を中止するときに点灯する。なお、鍵穴
209に鍵を差込むことにより本体200の前面パネルを開け
ることができる。
機能ブロック図 カード精算機EXCの機能ブロック図を第22図に示す。
制御部210によりカード精算機EXC全体が制御される。
電源スイッチ211はカード精算機EXCの内部にあり、パチ
ンコ店員である操作者により操作される。
状態表示部216はカード精算機EXCにセキュリティデー
タが導入されていて直ちに使用可能か否かを表示するも
のである。セキュリティデータが導入されている場合に
は「READY状態」と表示され、セキュリティデータが導
入されていない場合には「STOP状態」と表示される。
「STOP状態」の場合には、前述したセキュリティパック
SPを用いてセキュリティデータを導入する。
このセキュリティデータは、カード精算機EXCを動か
すために必要なデータであって、セキュリティデータメ
モリ214に格納されている。セキュリティデータは店番
と暗号キーとで構成されている。セキュリティデータメ
モリ214へのセキュリティデータの導入は、セキュリテ
ィデータを記憶したROMを有するセキュリティパックSP
をセキュリティパック用コネクタ215に接続することに
より行われる。この動作についてはカード発行機CENの
項において説明してある。
精算釦204は挿入したカードを精算したい場合に遊技
者により押され、返却釦205は挿入したカードを返却し
たい場合に遊技者により押される。残額表示部203は挿
入された玉貸カードの残額を表示するためのものであ
る。
カード処理部217はカード駆動部218と磁気記録読取部
219とプリンタ部220から構成されている。カード駆動部
218は、挿入されるカードを取込んだり返却したりす
る。磁気記録読取部219はカードの裏面の磁気記録領域
4に記録されたデータを読取るとともに度数を減算する
等の変更を加えたデータをカードに書込む。プリンタ部
220はカードの表面の残金領域6に精算済のマークをプ
リントする。
読取りデータメモリ221にはカードから読取られたデ
ータが直接格納される。復合化部222は読取りデータメ
モリ221のデータを暗号キーを用いて復合化し、データ
メモリ223に格納する。逆に磁気記録時にはデータメモ
リ223のデータを暗号化部224で暗号キーを用いて暗号化
し、書込みデータメモリ225に格納する。磁気記録読取
部219は書込みデータメモリ225に格納されたデータを記
録する。
精算済識別データメモリ226はこの機械で精算した玉
貸カードの識別データを全て記憶しておくものである。
一度精算したカードの残金データのみを変えて使用しよ
うとする不正を防ぐため記憶される。照合部227は、デ
ータメモリ223に記憶された挿入されたカードの識別デ
ータが精算済識別データメモリ226中にあるか否かを判
定するために照合される。
カード精算機EXCは硬貨管理などの必要に応じてホス
トコンピュータに接続される。インタフェース228はホ
ストコンピュータとの接続のために設けられている。
時間管理部229はカード精算機EXC内の時計であって年
月日データを常時出力している。この時間管理部229は
電池229aによりバックアップされている。
硬貨投出部230は精算のため残りの金額の硬貨を投出
する。本実施例では100円硬貨のみを用いている。
(4.2)カード精算機EXCの動作 次にカード精算機EXCの動作を第23図(a)(b)の
フローチャートを用いて説明する。
先ず動作開始のためパチンコ店員が電源スイッチ211
をオンする(ステップS201)。次にセキュリティデータ
メモリ214に店番、暗号キーが記憶されているか否か判
断する(ステップS202)。既に記憶されている場合には
ステップS203に進み、状態表示部216で「READY状態」を
表示する。店番、暗号キーが記憶されていない場合には
ステップS221に進み、前述のセキュリティデータの導入
動作と同様にしてステップS221、S222,S223により、セ
キュリティデータを導入してセキュリティデータメモリ
214に格納する。
ステップS203の「READY状態」の表示の後、ステップS
204でカード挿入口202からカードが挿入されたか否かを
検知する。カードが挿入されていなければこのステップ
S204に戻る。カードが挿入されると、カード処理部217
の磁気記録読取部219によりカード上のデータが読み取
られ、読取りデータメモリ221に記憶される(ステップS
205)。
次にこの挿入されたカードが玉貸カードか否かを判断
する(ステップS206)。玉貸カードでなければ、カード
を返却して(ステップS220)ステップS204に戻る。この
とき、残金表示部203にはカードの種別が異なることを
示す「C−00」なる表示を行う。これにより、精算しよ
うとした遊技者はどのような理由によりカードが返却さ
れたのかを知ることができる。
ステップS206により玉貸カードであると判断される
と、セキュリティデータメモリ214に記憶された暗号キ
ーによりデータを復合化し(ステップS207)、データメ
モリ223に記憶する。
次に復合化されたデータの店番及び日付がセキュリテ
ィデータメモリ214に記憶された店番及び時間管理部229
の日付と一致するか否か判定する(ステップS208)。一
致しなければ挿入されたカードを受け入れることはでき
ないから、カードを返却して(ステップS220)ステップ
S204に戻る。このとき、残金表示部203にはカードの日
付が異なることを示す「C−××」(××には読み取っ
た日付が表示される)なる表示を行う。これにより、精
算しようとした遊技者はどのような理由によりカードが
返却されたのかを知ることができる。
店番及び日付が一致すれば次のステップS209に処理が
移る。ステップS209では照合部227によりデータメモリ2
23に記憶された識別データが精算済識別データメモリ22
6に格納された識別データ中にあるか否かを判定する。
挿入されたカードが既に精算されたものであるときは、
不正使用されたものであるからカードを返却せず取り込
んで(ステップS219)、ステップS204に戻る。挿入され
たカードがまだ精算されたものでないときは、ステップ
S210に処理が移る。なお、識別番号が予め定められた特
殊な番号の場合には識別データの重複はないものとし
て、ステップS210に進む。
次にステップS210で挿入されたカードの残金を残金表
示部203に表示する。例えば全く使用しておらず1000円
残っていれば「1000」と表示し、200円使用して800円残
っていれば「 800」と表示する。
次に残額が0円か否か判定する(ステップS211)。残
額が0円であれば貨幣を投出することはなく、かつ返却
しても使用することはできないから、カードを取り込ん
で(ステップS219)ステップS204に戻る。
残金が0円でなければ精算釦204か返却釦205のいずれ
かが遊技者により押されるのを待つ(ステップS212、ス
テップS213)。返却釦205が押されれば、カードを返却
して(ステップS220)ステップS204に戻り、精算釦204
が押されれば、ステップS214に処理が移る。
ステップS214で精算する硬貨を硬貨投出部230で投出
する。投出後データメモリ223の残金を0に変更し(ス
テップS215)、変更したデータを暗号化部224により暗
号化し書込みデータメモリ225に記憶する(ステップS21
6)。このときの暗号キーはセキュリティデータメモリ2
14に記憶されたデータを用いる。
暗号化されたデータは磁気記録読取部219により精算
される玉貸カードに磁気記録される(ステップS217)。
磁気記録と共にプリンタ部220は玉貸カードの残金領域
6の精算済欄に第19図(d)に示すように黒い四角いマ
ークをプリントする(ステップS218)。このとき使用済
欄にはマークをプリントしない。これにより1000円分の
パチンコ玉を使用して残金が0になったカード(第17図
(c))と、精算により残金が0になったカード(第17
図(d))とを外観から区別することができる。また、
カードの使用済欄と精算済欄のマークを比べることによ
り、精算金額を知ることができる。
マークのプリント後カードを取り込んで(ステップS2
19)ステップS204に戻る。取り込まれたカードはパチン
コ店の経営者により精算額を把握することができる。な
お、精算済カードは遊技者に返却してもよい。この場合
には遊技者は返却された精算済カードを見て精算額を知
ることができ、カード精算機EXCからの実際の精算金額
を確認することができる。
以上本発明を図示の一実施例に基づいて述べたが、上
記実施例に限らず種々の変形が可能である。上記実施例
ではカードは発行したパチンコ店でのみ有効であるとし
たが、チェーン店等の他のパチンコ店でも有効であるよ
うにしてもよい。この場合パチンコ店番号はチェーング
ループ番号となる。
また上記実施例では発行当日限り有効としたが、発行
日より所定日数(例えば1週間)だけ有効にするように
してもよい。
さらに上記実施例では本発明をパチンコカードシステ
ムに適用した場合について述べたが、例えば、スロット
マシーンのような他の遊技カードシステムにも本発明を
適用することができる。
〔発明の効果〕
以上の通り本発明によれば、識別番号が重複する可能
性がある異常時には、予め定められた特殊な番号の識別
番号を付与して、コントローラ及びカード精算機は、特
殊な番号が付与されたカードについて所定のチェックを
省略するようにしているので、異常時でも全体の遊技カ
ードシステムに混乱をきたすことなくカードの発行、遊
技物体の貸出し、カードの精算等を行なって、通常の遊
技店の営業を支障なく続けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるパチンコカードシステ
ムを適用したパチンコ店の概要を示す斜視図、第2図は
同パチンコカードシステム全体を示すブロック図、第3
図は同パチンコカードシステムにおいて用いられるカー
ドを示す図、 第4図は同パチンコカードシステムにおけるカード発行
機の外観を示す図、第5図は同カード発行機のブロック
部、第6図は同カード発行機における集計シートの具体
例を示す図、第7図は同パチンコカードシステムにおけ
るセキュリティパックの外観を示す図、第8図は同セキ
ュリティパックのブロック図、第9図は同カード発行機
のカード発行動作を示すフローチャート、第10図は同カ
ード発行機のセキュリティデータ導入動作を示すフロー
チャート、第11図は同カード発行機の基板交換動作を示
すフローチャート、 第12図は同パチンコカードシステムにおけるカード玉貸
機の外観を示す図、第13図は同カード玉貸機のブロック
図、第14図は同パチンコカードシステムにおけるコント
ローラのブロック図、第15図は同コントローラと同カー
ド玉貸機の送受信部の接続状態を示す図、第16図は同カ
ード玉貸機による玉貸動作を示すフローチャート、第17
図はセキュリティデータ受信判定動作を示すフローチャ
ート、第18図は同コントローラの動作を示す図、第19図
は同カード玉貸機におけるカードへの印字状態を示す
図、 第20図は同パチンコカードシステムにおけるカード精算
機の外観を示す図、第21図は同カード精算機の残額表示
部の表示状態を示す図、第22図は同カード精算機のブロ
ック図、第23図はカード精算機の精算動作を示すフロー
チャートである。 ILD……島、PT……パチンコ台、CEN……カード発行機、
CP……カード玉貸機、CTR……コントローラ、EXC……カ
ード精算機、CHK……カードチェッカ、PC……カード、 1……検出孔、2、3……矢印、4……磁気記録領域、
5……発行日印字領域、6……残金領域、 10……本体、11……架台、12……紙幣挿入口、13……LE
D表示部、14……不使用紙幣表示部、15……カード枚数
選択釦、16……投入金額表示部、17……カード投出口、
18……カード投出枚数表示部、19……紙幣投出部、20…
…紙幣投出表示部、21……硬貨投入口、22……硬貨返却
レバー、23……硬貨返却口、24……パチンコ玉投出口、
25……表示部、26……表示ランプ、27……鍵穴、 30……制御部、31……電源スイッチ、32……発行枚数カ
ウンタ、33……紙幣検出識別部、35……セキュリティデ
ータメモリ、36……セキュリティパック用コネクタ、37
……識別番号カウンタ、38……復旧カード発行スイッ
チ、39……時間管理部、40……カード発行部、41……ロ
ール繰出切換部、42……磁気記録読取部、43……プリン
タ部、44……書込みデータメモリ、45……暗号化部、46
……暗号化書込みデータメモリ、47……電源スイッチ操
作検出部、48……修正操作検出部、49……集計記録部、 51……コネクタ、52……ROM、53……LEDドライバ、54…
…LED、 101……カード挿入口、102……表示部、103……パチン
コ玉取出口、 110……制御部、111……電源スイッチ、112……受信フ
ラグ、113……送受信部、115……セキュリティデータメ
モリ、116……復旧処理フラグ、117……アドレスフラ
グ、118……応答受信異常カウンタ、120……カード処理
部、121……カード駆動部、122……磁気記録読取部、12
3……プリンタ部、124……読取りデータメモリ、125…
…復号化部、126……データメモリ、127……暗号化部、
128……書込みデータメモリ、129……玉排出部、130…
…アドレス設定スイッチ、 150……制御部、151……電源スイッチ、152……送受信
部、154……セキュリティパック用コネクタ、155……セ
キュリティデータメモリ、156……セキュリティタイ
マ、157……状態表示部、158……識別データメモリ、15
9……照合部、160……データメモリ、161……時間管理
部、162……インタフェース、 200……本体、201……架台、202……カード挿入口、203
……残額表示部、204……精算釦、205……返却釦、206
……精算可能ランプ、207……精算中止ランプ、208……
硬貨投出口、209……鍵穴、 210……制御部、211……電源スイッチ、214……セキュ
リティデータメモリ、215……セキュリティパック用コ
ネクタ、216……状態表示部、217……カード処理部、21
8……カード駆動部、219……磁気記録読取部、220……
プリンタ部、221……読取りデータメモリ、222……復号
化部、223……データメモリ、224……暗号化部、225…
…書込みデータメモリ、226……精算済識別データメモ
リ、227……照合部、228……インタフェース、229……
時間管理部、230……硬貨投出部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各カードを識別するための識別番号を記録
    したカードを発行するカード発行機と、前記カード発行
    機により発行されたカードにより遊技物体を貸出すカー
    ド遊技物体貸出機と、前記カード遊技物体貸出機を制御
    するコントローラと、カードを読込んで残りの金額を現
    金に精算するカード精算機とを備え、前記コントローラ
    及びカード精算機は、前記カードに記録された識別番号
    により使用された個々のカードを識別して前記カードに
    ついて所定のチェックを行なうようにした遊技カードシ
    ステムにおいて、 前記識別番号が重複する可能性がある異常時には、前記
    識別番号として予め定められた特殊な番号を付与してカ
    ードに記録し、前記コントローラ及びカード精算機は、
    前記特殊な番号が付与されたカードについて前記所定の
    チェックを省略するようにしたことを特徴とする、遊技
    カードシステムにおけるカードへの識別番号付与方法。
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