JP2625025B2 - プレス成形用樹脂含浸ガラス繊維シートの製造方法 - Google Patents

プレス成形用樹脂含浸ガラス繊維シートの製造方法

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JP2625025B2
JP2625025B2 JP595790A JP595790A JP2625025B2 JP 2625025 B2 JP2625025 B2 JP 2625025B2 JP 595790 A JP595790 A JP 595790A JP 595790 A JP595790 A JP 595790A JP 2625025 B2 JP2625025 B2 JP 2625025B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は住宅設備機器等を成形するために用いるプレ
ス成形用樹脂含浸ガラス繊維シート(SMCシート)を製
造する方法に関するものである。
[従来の技術] 第5図に示すようにSMC製造装置1の最終工程から連
続的に送り出されてくるSMCシート2をガイド部3でガ
イドして引き上げロール4に向かって送り、引き上げロ
ール4から下方にSMCシート2を移動させながらその途
中部分でSMCシート2面に往復移動力Fを適当な装置
(図示せず)によって加え、第6図に示すようにSMCシ
ート2を左右に揺動させてコンテナ5内にSMCシート2
を交互に折り畳みながら収納させ、適当な加熱装置(図
示せず)内で40〜50℃の温度下において16〜24時間保管
養生させる方法がある。この方法ではSMCシート2は第
8図、第9図に示すようにセパレートフィルム6によっ
てその両面が挟持されコンテナ5内部に2トン程度収納
される。
[発明が解決しようとする課題] ところでこのようにつづら折り収納したSMCシート2
の端部は第7図に示すようにガラス繊維部7より樹脂分
が流出し、所謂レジンリッチ部8がその端部に形成され
る。第7図でW1はガラス繊維部7の幅、W2は樹脂分の
幅、W3こはレジンリッチ部8の幅である。これはSMC製
造装置1にてガラス繊維部7の幅と樹脂分の幅を概ね同
一寸法にしていてもガイド部3でガイドされて引き上げ
ロール4に到着するまでの間に放熱,冷却され、樹脂分
の温度が低下するため、樹脂分の増粘が阻害されるため
である。この現象は冬季のような外気温の低いときに著
しく発生し、極端な場合セパレートフィルム6の端部よ
り流出し、コンテナ5内部を著しく汚染するものであ
る。
このようにコンテナ5内面が汚染されるとその流出樹
脂分の除去に多大の工数を必要とするばかりでなく、流
出したときの色と次回生産されるものの色が異なってい
る場合には混色が発生し、プレス成形した際に混色不良
の成形品となり、成形品の歩どまりを著しく阻害するの
である。
またSMCシート2の製造時ガラス繊維と樹脂分を所定
の比率に調整しておいても、SMCの中より流動性の高い
樹脂分のみが流動し、当初調整した比率から変化したSM
Cシート2となるのである。このようなSMCシート2を用
いて成形を行っても良質な成形品を得ることができな
い。つまりこのようなSMCシート2を用いてバスタブ等
を成形すると、レジンリッチ部8(ガラス繊維不足部)
が存在するため、成形品の強度のばらつき、成形品
のクラック、膨れ、泡の発生の多い粗悪な成形品しか
得られない。
本発明は叙述の点に鑑みてなされたものであって、本
発明の目的とするところはSMCシートの端部にレジンリ
ッチ部のない均一な組成の製品が得られるプレス成形用
樹脂含浸ガラス繊維シートの製造方法を提供するにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明プレス成形用樹脂含浸
ガラス繊維シートの製造方法は、SMC製造装置1から連
続的に製造されてくるSMCシート2を引き上げロール4
に向けて斜め上方に送り、引き上げロール4から下方の
コンテナ5にSMCシート2をジグザグ状に折り重ねて収
納するものにおいて、SMC製造装置1から出たSMCシート
2を引き上げロール4に向けて送る間にSMCシート2を
加熱装置Aにて加熱することを特徴とする。
[作用] SMC製造装置1から出たSMCシート2を加熱することに
よりSMCシート2の樹脂を増粘させ、樹脂分がガラス繊
維部から端部に流出するのを防止できる。
[実施例] SMC製造装置1、SMCシート2を搬送してコンテナ5に
収納する工程は従来と同じであるので説明は省略する。
本発明は場合SMC製造装置1と引き上げロール4との間
でSMCシート2を斜め上方に送るとき加熱装置Aで加熱
して保温するようになっている。第1図の実施例の場
合、加熱装置Aは複数本の加熱ロール10を列設して形成
されている。しかしてSMC製造装置1から出てきたSMCシ
ート2が加熱ロール10にてガイドされながら送られると
共に加熱ロール10にて加熱保温される。これによりSMC
シート2の樹脂分が増粘されて樹脂がガラス繊維部より
流出しないように送られる。加熱ロール10の本数や間隔
等はSMCシート2の配合特性に応じて適宜選定すればよ
い。なお、加熱ロール10の熱源としてはスチーム、温
水、温油、電気ヒータ等選定すればよい。
第2図の実施例では、加熱装置Aとして加熱用のファ
ン11を用いており、ファン11からフード12を介して温風
を吹き出してガイド部3に沿って送られるSMCシート2
を加熱するようになっている。本実施例の場合、片面側
から加熱しているが両面側から加熱する方が効果的なの
は当然である。加熱源としてはスチーム、熱水、熱油、
電気ヒータ等を選定すればよい。
第3図の実施例では、加熱装置Aとして加熱プレート
13を用いている。加熱プレート13には熱媒タンク14の熱
媒がポンプ15にて循環して供給されるようになってい
る。16は熱源である。熱媒としては温水、温油等を選定
すればよい。加熱プレート13のSMCシート2との接触面
は摩擦係数の小さいすべり性のより材料(例えばテフロ
ン等)を用いて平滑に仕上げることが好ましい。
第4図の実施例では、加熱装置Aとして遠赤外線ヒー
タ17を用いている。遠赤外線ヒータ17の形状(板状、ロ
ール状等)及び出力は適宜選定すればよい。
[発明の効果] 本発明は叙述の如くSMC製造装置から出たSMCシートを
引き上げロールに向けて送る間にSMCシートを加熱装置
にて加熱するので、SMCシートを加熱保温して樹脂を増
粘できて樹脂部がガラス繊維部より流出することがな
く、レジンリッチ部のない均一な組成のSMCシートが得
られるものであり、しかも樹脂分が流出しないのでコン
テナに収納して養生するときもコンテナを汚染する虞れ
がないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の正面図、第2図、第3図及
び第4図は同上の他の実施例の正面図、第5図はSMCシ
ートを製造する設備を示す正面図、第6図はSMCシート
をコンテナに収納する状態の斜視図、第7図は従来の欠
点を説明する説明図、第8図は第6図のイ方向に見たSM
Cシートの断面図、第9図は第6図のロ方向に見たSMCシ
ートの断面図であって、1はSMC製造装置、2はSMCシー
ト、4は引き上げロール、5はコンテナ、Aは加熱装置
である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレス成形用樹脂含浸ガラス繊維シート製
    造装置(以下SMC製造装置と云う)から連続的に製造さ
    れてくるプレス成形用樹脂含浸ガラス繊維シート(以下
    SMCシートと云う)を引き上げロールに向けて斜め上方
    に送り、引き上げロールから下方のコンテナにSMCシー
    トをジグザグ状に折り重ねて収納するものにおいて、SM
    C製造装置から出たSMCシートを引き上げロールに向けて
    送る間にSMCシートを加熱装置にて加熱することを特徴
    とするプレス成形用樹脂含浸ガラス繊維シートの製造方
    法。
JP595790A 1990-01-13 1990-01-13 プレス成形用樹脂含浸ガラス繊維シートの製造方法 Expired - Lifetime JP2625025B2 (ja)

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