JP2624729B2 - 核融合装置 - Google Patents
核融合装置Info
- Publication number
- JP2624729B2 JP2624729B2 JP62303157A JP30315787A JP2624729B2 JP 2624729 B2 JP2624729 B2 JP 2624729B2 JP 62303157 A JP62303157 A JP 62303157A JP 30315787 A JP30315787 A JP 30315787A JP 2624729 B2 JP2624729 B2 JP 2624729B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plasma
- vacuum vessel
- shear panel
- superconducting
- superconducting toroidal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/10—Nuclear fusion reactors
Landscapes
- Plasma Technology (AREA)
- Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は核融合装置に係り、特に、超電導トロイダル
コイルを採用して成る核融合装置に関する。
コイルを採用して成る核融合装置に関する。
一般に核融合反応が行われるトーラス型核融合装置
は、第３図に示すように、プラズマ１と、このプラズマ
１から発生する熱を受け外部より供給された流体を加熱
するブランケツト２とをそれぞれ内部に収納したドーナ
ツ状のプラズマ真空容器３と、このプラズマ真空容器３
を取り囲み、かつ、トーラス周方向に所定間隔をもつて
複数個設けられ、該プラズマ真空容器３内にトロイダル
磁場を発生させるための超電導トロイダルコイル４と、
この超電導トロイダルコイル４の周囲に設けられポロイ
ダル磁場を発生させて前記プラズマ１をジユール加熱す
るとともに、プラズマ１の位置を制御する超電導ポロイ
ダルコイル５と、これらの外周を被覆し外部との真空断
熱するための断熱真空器６とから概略構成されている。
そして、通常、前記プラズマ真空容器３には、清浄なプ
ラズマ１を生成し、核融合反応により発生したHeガスを
排気するための真空排気設備７が接続されている。ま
た、前記ブランケツト２から熱を外部へ取り出すための
配管類を引出すため、大型ダクト８が設けられている。
この大型ダクト８とトーラス方向に交互に配設された前
記超電導トロイダルコイル４には、第４図で矢印で示す
方向に励磁時にコイル自体が転倒するような強大な電磁
力が生じる。このため、超電導トロイダルコイル４の各
々を支持する一種のスペーサ、すなわちシヤーパネル９
が超電導トロイダルコイル４間の上下に設けられてい
る。また、この超電導トロイダルコイル４の自重や地震
力は、ベース10上に設けられた断熱支持体11によつて支
承されている。一方、前記プラズマ真空容器３の支持
は、その横側に流体を循環させるための大型ダクト８が
あるため、横側からは支承できない。従つて、プラズマ
真空容器３の下方に設けられた断熱支持体11、またはプ
ラズマ真空容器３と真空排気設備７とを接続する排気ダ
クト12によつて支承せざるを得ない。尚、この種の装置
に関しては、例えば特開昭59−37486号公報等に開示さ
れている。
は、第３図に示すように、プラズマ１と、このプラズマ
１から発生する熱を受け外部より供給された流体を加熱
するブランケツト２とをそれぞれ内部に収納したドーナ
ツ状のプラズマ真空容器３と、このプラズマ真空容器３
を取り囲み、かつ、トーラス周方向に所定間隔をもつて
複数個設けられ、該プラズマ真空容器３内にトロイダル
磁場を発生させるための超電導トロイダルコイル４と、
この超電導トロイダルコイル４の周囲に設けられポロイ
ダル磁場を発生させて前記プラズマ１をジユール加熱す
るとともに、プラズマ１の位置を制御する超電導ポロイ
ダルコイル５と、これらの外周を被覆し外部との真空断
熱するための断熱真空器６とから概略構成されている。
そして、通常、前記プラズマ真空容器３には、清浄なプ
ラズマ１を生成し、核融合反応により発生したHeガスを
排気するための真空排気設備７が接続されている。ま
た、前記ブランケツト２から熱を外部へ取り出すための
配管類を引出すため、大型ダクト８が設けられている。
この大型ダクト８とトーラス方向に交互に配設された前
記超電導トロイダルコイル４には、第４図で矢印で示す
方向に励磁時にコイル自体が転倒するような強大な電磁
力が生じる。このため、超電導トロイダルコイル４の各
々を支持する一種のスペーサ、すなわちシヤーパネル９
が超電導トロイダルコイル４間の上下に設けられてい
る。また、この超電導トロイダルコイル４の自重や地震
力は、ベース10上に設けられた断熱支持体11によつて支
承されている。一方、前記プラズマ真空容器３の支持
は、その横側に流体を循環させるための大型ダクト８が
あるため、横側からは支承できない。従つて、プラズマ
真空容器３の下方に設けられた断熱支持体11、またはプ
ラズマ真空容器３と真空排気設備７とを接続する排気ダ
クト12によつて支承せざるを得ない。尚、この種の装置
に関しては、例えば特開昭59−37486号公報等に開示さ
れている。
従つて、上記の如き従来の支持方式による核融合装置
においては、超電導トロイダルコイル４に生じる自己電
磁力が非常に大きいため、これを支承するシヤーパネル
９と超電導トロイダルコイル４との接触面積を大きくと
らなければならない。通常、この接触面積は、第３図に
示す如く、超電導トロイダルコイル４の上部、および下
部の大部分の領域が必要である。一方、シヤーパネル９
間には、前述したようにブランケツト２や遮閉体（図示
せず）などの重量物を内蔵したプラズマ真空容器３の断
熱支持体11（排気ダクト12が兼ねている場合もある）が
設けられているため、シヤーパネル９を大きくすると相
対的に断熱支持体11が小さくなり、さらにシヤーパネル
９の下方のベース10に断熱支持体11の基礎を置くため、
この断熱支持体11の長さが非常に長くなる。
においては、超電導トロイダルコイル４に生じる自己電
磁力が非常に大きいため、これを支承するシヤーパネル
９と超電導トロイダルコイル４との接触面積を大きくと
らなければならない。通常、この接触面積は、第３図に
示す如く、超電導トロイダルコイル４の上部、および下
部の大部分の領域が必要である。一方、シヤーパネル９
間には、前述したようにブランケツト２や遮閉体（図示
せず）などの重量物を内蔵したプラズマ真空容器３の断
熱支持体11（排気ダクト12が兼ねている場合もある）が
設けられているため、シヤーパネル９を大きくすると相
対的に断熱支持体11が小さくなり、さらにシヤーパネル
９の下方のベース10に断熱支持体11の基礎を置くため、
この断熱支持体11の長さが非常に長くなる。
このようなプラズマ真空容器３の従来の支持方式で
は、静荷重を支承するのが限度であり、強大の電磁力や
地震が発生した場合には簡単に倒壊してしまう危険があ
つた。
は、静荷重を支承するのが限度であり、強大の電磁力や
地震が発生した場合には簡単に倒壊してしまう危険があ
つた。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、強大な電磁力や地震が発生しても倒壊
することのないようにプラズマ真空容器を支持すること
のできる核融合装置を提供するにある。
とするところは、強大な電磁力や地震が発生しても倒壊
することのないようにプラズマ真空容器を支持すること
のできる核融合装置を提供するにある。
本発明は内部にプラズマを収納するほぼドーナツ状の
プラズマ真空容器を断熱構造物を介して超電導トロイダ
ルコイル間に設置されているシヤーパネルにより支承
し、さらに、このシヤーパネルを別の断熱支持体を介し
てベース上に支承することにより、所期の目的を達成す
るようになしたものである。
プラズマ真空容器を断熱構造物を介して超電導トロイダ
ルコイル間に設置されているシヤーパネルにより支承
し、さらに、このシヤーパネルを別の断熱支持体を介し
てベース上に支承することにより、所期の目的を達成す
るようになしたものである。
本発明の構成によれば、プラズマ真空容器を充分剛性
のある支持構造で支持できるため、上記目的は達成され
る。
のある支持構造で支持できるため、上記目的は達成され
る。
以下、本発明に係る核融合装置の一実施例を図面を参
照して説明する。
照して説明する。
第１図、および第２図に本発明の一実施例を示す。該
図において、従来と同一部分は同一番号によつて示す。
本実施例ではプラズマ真空容器３内の構成、超電導トロ
イダルコイル４、超電導ポロイダルコイル５、および大
型ダクト８の構成は従来例と同じである。前記プラズマ
真空容器３の周囲に巻回された複数個の超電導トロイダ
ルコイル４のトーラス方向間には、上下側にそれぞれ転
倒力防止用のシヤーパネル９が固設されており、この下
側のシヤーパネル９上には断熱構造物13を介して前記プ
ラズマ真空容器３が支承されている。前記超電導トロイ
ダルコイル４とシヤーパネル９とはそれぞれ断熱支持体
11で支承されている。
図において、従来と同一部分は同一番号によつて示す。
本実施例ではプラズマ真空容器３内の構成、超電導トロ
イダルコイル４、超電導ポロイダルコイル５、および大
型ダクト８の構成は従来例と同じである。前記プラズマ
真空容器３の周囲に巻回された複数個の超電導トロイダ
ルコイル４のトーラス方向間には、上下側にそれぞれ転
倒力防止用のシヤーパネル９が固設されており、この下
側のシヤーパネル９上には断熱構造物13を介して前記プ
ラズマ真空容器３が支承されている。前記超電導トロイ
ダルコイル４とシヤーパネル９とはそれぞれ断熱支持体
11で支承されている。
上記の如く構成された本実施例によれば、プラズマ真
空容器３の下面はすべてこのプラズマ真空容器３の支持
用の構造物の空間として利用できるので、自重だけでな
く電磁力や地震などのすべての荷重を考慮した充分剛性
の高い支持構造物にすることができる。また、従来のプ
ラズマ真空容器支持構造物と異なり、本実施例によれば
構造物の長さが極端に短くでき、固有振動数が高くなる
ため、電磁力や地震のように振動を伴なう場合にも非常
に有利になり安全である。
空容器３の下面はすべてこのプラズマ真空容器３の支持
用の構造物の空間として利用できるので、自重だけでな
く電磁力や地震などのすべての荷重を考慮した充分剛性
の高い支持構造物にすることができる。また、従来のプ
ラズマ真空容器支持構造物と異なり、本実施例によれば
構造物の長さが極端に短くでき、固有振動数が高くなる
ため、電磁力や地震のように振動を伴なう場合にも非常
に有利になり安全である。
上記のように本発明によれば、プラズマ真空容器を断
熱構造物を介してシヤーパネルにより支承し、このシヤ
ーパネルを別の断熱支持体を介してベース上に支承する
ようにしたものであるから、プラズマ真空容器を充分剛
性のある支持構造で支承できるため、電磁力や地震力が
加わつた場合でもプラズマ真空容器を健全に保つことが
でき、核融合装置の信頼性を向上させることができるよ
うになつたので、その効果は大である。
熱構造物を介してシヤーパネルにより支承し、このシヤ
ーパネルを別の断熱支持体を介してベース上に支承する
ようにしたものであるから、プラズマ真空容器を充分剛
性のある支持構造で支承できるため、電磁力や地震力が
加わつた場合でもプラズマ真空容器を健全に保つことが
でき、核融合装置の信頼性を向上させることができるよ
うになつたので、その効果は大である。
第１図は本発明に係る核融合装置の一実施例の要部を示
す縦断面図、第２図は第１図の部分側面図、第３図は従
来の核融合装置の概略を示す縦断面図、第４図は第３図
の部分側面図である。 １…プラズマ、２…ブランケツト、３…プラズマ真空容
器、４…トロイダルコイル、５…ポロイダルコイル、６
…断熱真空容器、７…真空排気設備、８…大型ダクト、
９…シヤーパネル、10…ベース、11…断熱支持体、12…
排気ダクト、13…断熱構造物。
す縦断面図、第２図は第１図の部分側面図、第３図は従
来の核融合装置の概略を示す縦断面図、第４図は第３図
の部分側面図である。 １…プラズマ、２…ブランケツト、３…プラズマ真空容
器、４…トロイダルコイル、５…ポロイダルコイル、６
…断熱真空容器、７…真空排気設備、８…大型ダクト、
９…シヤーパネル、10…ベース、11…断熱支持体、12…
排気ダクト、13…断熱構造物。
Claims (1)
- 【請求項１】内部にプラズマを収納するほぼドーナツ状
のプラズマ真空容器と、該プラズマ真空容器内のプラズ
マの周囲に配設され、その内部でプラズマ熱を熱媒体に
伝達するブランケツトと、該ブランケツトに前記熱媒体
を供給するために外部に導出されている配管と、前記プ
ラズマ真空容器を取り囲み、かつ、トーラス周方向に所
定間隔をもつて複数個配設され、各々がベース上に支持
されている超電導トロイダルコイルと、該超電導トロイ
ダルコイルの相隣接する間に設けた、各々の超電導トロ
イダルコイルを支持するシヤーパネルと、これらを収納
する断熱真空容器とを備えた核融合装置において、前記
プラズマ真空容器を断熱構造物を介して前記シヤーパネ
ル上に支承し、該シヤーパネルを別の断熱支持体を介し
てベース上に支承したことを特徴とする核融合装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62303157A JP2624729B2 (ja) | 1987-12-02 | 1987-12-02 | 核融合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62303157A JP2624729B2 (ja) | 1987-12-02 | 1987-12-02 | 核融合装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01145598A JPH01145598A (ja) | 1989-06-07 |
| JP2624729B2 true JP2624729B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=17917566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62303157A Expired - Lifetime JP2624729B2 (ja) | 1987-12-02 | 1987-12-02 | 核融合装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2624729B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04342691A (ja) * | 1991-05-16 | 1992-11-30 | Sanshin Ind Co Ltd | 小型ジェット推進艇 |
| JPH04345591A (ja) * | 1991-05-24 | 1992-12-01 | Sanshin Ind Co Ltd | ジェット推進艇 |
-
1987
- 1987-12-02 JP JP62303157A patent/JP2624729B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01145598A (ja) | 1989-06-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0375656B1 (en) | Cryogenic vessel for a superconducting apparatus | |
| JP2624729B2 (ja) | 核融合装置 | |
| EP0228683A3 (en) | A low cost intermediate radiation shield for a magnet cryostat | |
| JPH0694879A (ja) | 原子炉 | |
| JPH0659070A (ja) | 原子力発電所の制御室及びその構成方法 | |
| JPH0417308B2 (ja) | ||
| JPS6255910A (ja) | 低温槽懸吊装置 | |
| JP3041058B2 (ja) | タンク型高速増殖炉 | |
| JPS6244629B2 (ja) | ||
| JPS6266191A (ja) | 核融合炉 | |
| JPH01119791A (ja) | 核融合装置 | |
| JP2739159B2 (ja) | トロイダルマグネット | |
| JPS6385394A (ja) | 核融合炉 | |
| JPH10256614A (ja) | 磁気シールド装置 | |
| JPS5954989A (ja) | 核融合装置 | |
| JP3863927B2 (ja) | 超電導磁石装置 | |
| JPS6119089B2 (ja) | ||
| JPS6032149B2 (ja) | 核融合装置 | |
| JPS624847B2 (ja) | ||
| JPS6013281A (ja) | 核融合炉のト−ラス支持装置 | |
| JPS5918617A (ja) | 超電導マグネット | |
| JPH11326569A (ja) | 核融合装置の真空容器損傷防止装置 | |
| JPS60146179A (ja) | 超電導核融合装置の極低温用配管 | |
| JPH05217740A (ja) | 磁気浮上列車用超電導磁石構造体 | |
| JPH01154503A (ja) | 超電導エネルギー貯蔵装置 |