JP2624550B2 - 多端末グループの呼び処理方法及び装置 - Google Patents

多端末グループの呼び処理方法及び装置

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/04Selecting arrangements for multiplex systems for time-division multiplexing
    • H04Q11/0428Integrated services digital network, i.e. systems for transmission of different types of digitised signals, e.g. speech, data, telecentral, television signals

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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  • Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Exchange Systems With Centralized Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電気通信呼処理に関し、特に、ISDNシステム
における電話番号共用装置に関する。
[従来技術の説明] 多くの職業において1つの電話番号を共用する多数の
電話端末が必要である。1つの電話番号を共用する端末
の集団はキーシステムグループ(key−system group)
と呼ばれる。共用電話番号への着呼はキーシステムグル
ープ内のどの端末からも応答され得る。着呼が応答され
ると、システム接続が、呼の発信点(ラインまたはトラ
ンク)から応答端末まで、交換システムを通じて設定さ
れる。非共用電話番号への呼においては、1つの端末の
みがその呼によってアドレスされるため、このシステム
接続は、呼が端末に達する以前に設定される。しかし、
電話番号が共用されている場合は、高々1つの端末しか
応答しないため、電話番号を共用する全端末への即時の
接続設定はシステム資源を浪費することになる。さらに
いくつかのシステム構造は、複数のパスの設定を許容し
ない。
応答前のこの接続設定は、利用者が着呼に応答する時
に、他の方式で経験する遅延を減少させる。利用者は、
電話の送受話器を持ち上げれば、直ちに話し始められる
と思っている。システム接続が未設定の場合に起こる応
答遅延は、しばしば呼に応答した人の会話を音を脱落さ
せてしまう。キーシステムグループが使用さている職場
においては、利用者は単に自分の名前を言うことによっ
て、電話の応答を始める。応答遅延が起こると、前述の
脱落により利用者の名前が理解不可能になる。例えば、
利用者が、電話で、“フィリップス(Phillips)”と応
答するとしても、応答遅延による脱落によって発呼者に
は“…ィップス(ips)”としか聞こえない。これは極
めて問題である。さらに、発呼者は、何を聞いたのか理
解できず混乱し、正しい相手先に電話が通じているか確
認できない。この脱落は、スピーカーホンが使用される
場合、さらに起こり易い。従来の電話端末機では、応答
側は電話送受話器を受け台から耳へ持ち上げるまでは話
し始めない。スピーカーホンではこのような当然の遅延
はない。利用者は呼に応答するボタンを押せば、直ぐに
スピーカーホンに向かって話し始められると想定してい
る。
呼が端末へ到達する以前のシステム接続の設定は、利
用者の端末での呼出し音が鳴っているのに、その呼への
利用者の応答が失敗するというエラー状態を回避でき
る。いくつかの場合において、システムは接続を設定で
きない。これはエラーが起きている場合、または利用可
能な資源がない場合に起こる。呼が端末に至る前にシス
テム接続が試みられれば、パスが設定できない場合に
は、呼び出された端末は鳴らない。これは、端末が鳴っ
ていて、誰かが応答しようとした時に、システム接続が
設定できないことを知るより望ましい。
従来のシステムは、これらの問題を、各着呼の発信点
からキーシステムグループのあらかじめ定義された端末
へ、直ちに接続を設定し、そしてその呼をキーシステム
グループ内の全端末へ提供することによって解決しよう
とした。このとき、キーシステムグループの端末のうち
最先に接続が設定されるように定義されている端末をリ
ード端末と呼ぶ。これらのシステムでは、呼がリード端
末によって応答される場合には、良い結果をなす。しか
し、リード端末以外の端末が呼に応答する場合には、他
の端末への接続は設定されていないために応答遅延が過
度になる。さらに、応答の試みの後に接続が他の端末へ
設定できないというエラー状態が起こり得た。
リード端末指定は、交換システムに記憶された静的デ
ータによって定義され、加入時に初期設定される。リー
ド端末として指定される端末の変更はサービスオーダー
を用する。サービスオーダーとは、利用者が交換システ
ム内の静的データの変更を要求することを意味する。一
度設定されるとリード端末指定を変更することはまれで
ある。多数の制約が、キーシステムグループ内のリード
端末とされ得る端末を制限している。例えば、リード端
末は、キーシステムグループで共用される電話番号に対
する、最大数の着呼表示を持たなければならない。
(「着呼表示」あるいは「呼表示」とは、電話端末上
で、着呼を知らせるランプ等の表示部をいう。複数の着
呼がある場合、各着呼ごとに1つずつ「着呼表示」がア
クティブになる(例えば、点灯する)。すなわち、アク
ティブな「着呼表示」と着呼そのものとは一対一に対応
する。)リード端末指定は、普通は、端末がグループに
追加される場合またはグループが再編成される場合のみ
変更される。
応答遅延問題は、キーシステムグループが複数のスイ
ッチモジュールに分散している場合に特に重大である。
典型的な応用において、キーシステムグループのメンバ
ーが多数のスイッチモジュール内に分散されて信頼性を
高め、グループメンバーの変更において管理上の便宜を
はかることは重要である。このような分散システムにお
いて、応答遅延問題はさらに厄介になる。分散システム
の一例において、接続は、呼の発信スイッチモジュール
から、時間多重のスイッチを通して、呼び出された端末
が接続されるスイーチモジュールへ設定される。後続の
接続は後者スイッチモジュール内で設定される。これら
はタイムスロット交換ユニット(time−slot interchan
ge unit)を通る総合サービスラインユニット(integra
ted services line unit)への接続を含む。呼び出され
た端末に接続されたラインカードへの接続を完成するた
めに、接続がさらにラインユニット内で要求される。応
答要求受信後のこのような接続の設定は、重大な応答遅
延を付加する。システム接続のリード端末への即時の設
定という従来方法が用いられる場合、応答要求がリード
端末とは異なるスイッチモジュールに接続された端末か
ら受信された時に、時間多重スイッチからラインカード
への新しい接続が設定されなければならない。
従って、この技術分野で明らかな問題は、端末へのシ
ステム接続が最初に設定されない場合に、交換システム
の多端末グループ内の端末で着呼に応答するときに起こ
る、利用者に知覚される応答遅延およびエラーである。
[問題を解決するための手段とその作用] この前述の問題は、システム接続が、呼応答動作に基
づいて、着呼を受ける優先端末としてシステムによって
選択された端末へ設定されるような呼処理方法および装
置によって解決される。システムは、過去の応答動作に
関してシステムが保管しているデータに基づく優先端末
として、呼に応答するための最も適切な端末を選択す
る。接続は呼に対する応答要求が受信される前に設定さ
れることが重要であり、それによって、優先端末におけ
る利用者に知覚される応答遅延を減らす。これはまた、
システムがパスを設定できないために起こるエラーに優
先端末の利用者が遭遇する可能性を減少させる。両方の
問題は、呼に応答するために最も適切な端末としてシス
テムによって選択された端末において解決される。シス
テム接続が優先端末へ設定されても、電話番号を共用す
る全端末が呼に応答できる。本発明の装置は、最初のシ
ステム接続を静的に決定された端末にのみ設定するので
はなく、動的に優先端末を選択するものである。
本発明による方法において、交換システムに接続可能
な複数の端末に共用される電話番号への呼は、以下に述
べるように処理される。システムは共用電話番号への、
次の呼を扱うための優先端末を選択する。システムが呼
に対する応答要求を受信する前に、システムは優先端末
へ少なくとも部分的な接続を設定する。この接続は、優
先端末で呼に応答するために用いる。本システムは、ま
た、電話番号を共用する他の端末をも、呼に応答できる
ようにする。
実施例では、優先端末の指定は、呼応答動作に応じ
て、キーシステムグループ内の端末間で変更される。こ
のようにして、本システムはキーシステムグループの呼
応答動作の変化に適応する。本システムは、共用電話番
号への次の呼に応答するキーシステムグループ端末を予
想し、その端末を優先端末として選択する。これはシス
テム資源を、使用するために最も適切な端末と予想され
た端末に割り当てる。
本発明の一実施例においては、本システムは共用電話
番号への着呼に応答した最後の端末を、その電話番号へ
の次の呼に応答する優先端末として選択する。この選択
は、最後の呼に応答した端末が、次の呼に応答する可能
性が高いという仮定に基づく。2つの端末を含むキーシ
ステムグループの例を考える。一方の端末は上司であ
り、他方の端末は秘書用である。上司が外出中のため、
秘書が繰り返し、共用電話番号への呼に応答していると
仮定すると、次の呼のための最初のシステム接続は、秘
書の端末へ設定される。これは秘書の端末が最後の応答
に用いられたからである。十分なサービスが、繰り返し
呼に応答している端末へ提供される。
一実施例によると、過去のデータが保存されて、キー
システムグループ内の端末における呼応答動作を定めて
いる。システムは過去のデータに基づいて、次の呼を扱
う優先端末を選択する。第1の典型的方法では、過去の
データが呼に応答した最後の端末を決定する。第2の典
型的方法では、過去のデータがその電話番号への呼に応
答した最後の端末を決定する。第3の典型的な方法で
は、過去のデータが、共用電話番号への最後のN個の呼
に対するキーシステムグループ端末による呼応答動作を
決定する。過去のデータは呼がキーシステムグループ内
の端末によって応答されるたびに更新される。従って優
先端末の選択に使用される過去のデータは、キーシステ
ムグループの現状における呼応答動作を表している。
他の本発明の装置では、システムは、最初のシステム
接続を所定の端末とシステムによって優先端末として選
択された端末の両方へ設定する。従って、どちらの端末
が呼に応答した場合も、十分なサービスが受けられる。
第1の方法では、優先端末は所定の端末以外の端末の中
から選択されるので最初のシステム接続はいつも2つ設
定される。第2の方法では、所定の端末も、優先端末と
して選択され得る。従って、第2の方法によって設定さ
れる最初のシステム接続の数は優先端末の選択によって
変わる。これらの方法は両方、所定の端末での十分なサ
ービスを保証するが、所定のリード端末に1つの最初の
システム接続を設定するだけの従来の方法のように、他
の端末を犠牲にしてはいない。
代わりに、複数の優先端末を選択し、最初のシステム
接続を、各優先端末へ設定することも可能である。これ
は大規模なキーシステムグループには有利である。
本発明の一視点によると、本システムは所定の端末に
提供されているサービスレベルを監視する。本システム
はこれを、この端末が優先端末として選択されずに呼に
応答する事象を記録することによって行う。このような
事象数が第1の所定しきい値を越えると、本システムは
次の呼のための最初のシステム接続を所定の端末に設定
する。さらに実用上の装置では、本システムは、どの端
末が優先端末に指定されているかに関係なく、事象数が
第2の所定しきい値以下になるまで、最初のシステム接
続を所定の端末へ設定し続ける。事象数が第2の所定し
きい値以下になると、システムは、次の呼のためのシス
テム接続を、優先端末に指定された端末へ設定する。
もう1つの本発明の方法では、本システムは優先端末
の選択のための種々の命令からなる命令セットを含む。
システムは第1の命令セットを適用してキーシステムグ
ループ内の端末を優先端末として選択する。続いて、本
システムは第2の命令セットを適用してキーシステムグ
ループ内の端末のもう1つを優先端末として選択する。
例えば、システムが午前8時から午後5時までの間、第
1の命令セットを実行し、その日の残りの時間に第2の
命令セットを実行すると仮定する。これは最初のシステ
ム接続が勤務時間内は1つの端末へ設定され、1日の残
りの時間範囲では接続がもう1つの端末へ設定されるこ
とを可能にする。
上述した動作は、複数の端末に共用される電話番号へ
の呼の処理のための本発明の装置によって実行される。
この装置は複数の端末に接続可能な交換システムと、交
換システムを通る接続設定の制御手段を含む。制御手段
は、上述の動作を実行するプログラムの制御の下に動作
する。
[実施例] 本発明を、分散制御ISDN交換システム100(第1図)
について述べる。ISDNは、ユーザが標準多目的利用者イ
ンタフェースの限られた集合によってアクセスを持つ、
音声および非音声サービスを含む広範囲のサービスをサ
ポートするためのエンドツーエンドディジタル接続を提
供する電話総合ディジタル網から発展した網と定義され
る。システム100はアナログ端末にもディジタル端末に
も接続可能であるが、ディジタルISDN端末181〜186およ
び191〜194のみが第1図には示されている。(第1図に
は示されていないがシステム100はトランクを介して、
他の交換システムに連結する端末に接続可能である。)
システム100は、それぞれ異なる端末部分集合に連結す
る多数のスイッチモジュール(SM)を含む。例えば、ス
イッチモジュール110は端末181および191と、スイッチ
モジュール120は端末182、183、192および193と、スイ
ッチモジュール130は端末184および194と、スイッチモ
ジュール140は端末185および186とそれぞれ連結してい
る。各スイッチモジュールは、その連結する端末部分集
合へおよび端末部分集合からの接続を制御するための制
御ユニットすなわちスイッチモジュールプロセッサ(SM
P)を含む。例えばスイッチモジュール110は端末181お
よび191との間の接続のための制御ユニット111を含む。
同様にスイッチモジュール120、130、および140はそれ
ぞれ制御ユニット121、131、および141を含む。
各ISDNユーザ端末はシステム100を用い、Bチャネル
と呼ばれる毎秒64キロビットのチャネル2つと、Dチャ
ネルと呼ばれる毎秒16キロビットのチャネル1つによっ
て通信する。本実施例において一方のBチャネルはディ
ジタル化した音声サンプルを毎秒8000個の8ビットサン
プルの速度で送るために用いられ、他方のBチャネルは
データを毎秒64キロビットの速度で送るために用いられ
る。(しかし、それぞれのBチャネル音声またはデータ
トラフィックの両方に用いることができる。)Dチャネ
ルはシグナリングパケットを送るためと、ISDN端末とス
イッチモジュール制御ユニットの間のメッセージ通信を
行うための両方に、また、データパッケットを異なるIS
DN端末間で送るために用いられる。
本実施例において、情報は、ISDN端末とシステム100
の間を、4線式のディジタル加入者線(DSL)170を各方
向の伝送に一対の線を用いることによって送られる。DS
L170は、上述の2つの毎秒64キロビットのBチャネル
と、1つの毎秒16キロビットのDチャネルとからなる毎
秒144キロビットと、さらにフレーミング(framing)、
DC平衡、制御、保守を含む多くの機能に用いられる毎秒
48キロビットからなる、毎秒192キロビットの速さの直
列ビットストリームを伝送する。DSL170はCCITTによっ
てTインタフェースと呼ばれるものを表わす。しかし、
本発明は他のアクセス方法を用いたシステムに同様に適
用できるため、Tインタフェースの使用は一例に過ぎな
い。
シグナリングパケットは、例えば標準LAPDプロトコル
によるレベル2(リンクレベル)フレームに囲まれ、端
末とスイッチモジュール制御ユニットの間で伝送され
る。回線交換音声呼(circuit switched voice calls)
の制御に用いられる典型的なシグナリングメッセージは
CCITT勧告Q.931に従う。
システム100の構造は、スイッチモジュール110、12
0、130、140とともに、ハブとして通信モジュール(C
M)150と、そこから発する調停モジュール(AM)を有す
る。各スイッチモジュールは、ディジタル加入者線を終
端し、タイムスロット交換ユニット(TSIU)とパケット
交換ユニット(PSU)へアクセスを提供する総合サービ
ス線ユニット(integrated service line unit)(ISL
U)]を含む。例えばスイッチモジュール110において、
ISLU112はディジタル加入者線を終端し、TSIU113とPSU1
14がそれぞれ回線交換およびパケット交換接続を、制御
ユニット111の制御の下で、連結する端末との間に設定
する。スイッチモジュール120、130、140も同様にISLU1
12、132および142、TSIU123、133および143、そしてPSU
124、134および144を含む。
通信モジュール150はスイッチモジュール間に毎秒64
キロビットの回線交換パスを設定する時分割、空間分割
スイッチまたは時間多重スイッチを含む。それは異なる
スイッチモジュール内のPSU間のパケットトラフィック
と同様、スイッチモジュール間のBチャネルトラフィッ
クもサポートする。スイッチモジュール制御ユニットは
呼の処理、およびスイッチモジュールの全体的な制御、
保守機能を提供する。異なるスイッチモジュール内のス
イッチモジュール制御ユニットは互いに、そして調停モ
ジュール160と、通信モジュール内のメッセージスイッ
チ(図示せず)を通して、内部メッセージプロトコルを
用いて通信する。この構造は、特定の処理装置内への特
定の処理機能の設置に融通性を与えている。一般の手法
は、多くの要求される処理能力をスイッチモジュール制
御ユニットに設置し、しかし、本質的に集中する機能の
ために調停モジュールを予約する。例えば、呼処理機能
は多くの方法で分散できる。1つの選択では、ほとんど
の呼処理機能をスイッチモジュール制御ユニット内に置
き、ルーティング、端末ハンティング(hunting)、お
よびパスハント(path hunt)機能を調停モジュール内
に置く。もう1つの選択では、全呼処理機能をスイッチ
モジュール制御ユニット内に置き、調停モジュールは純
粋に調停処理のみのために予約する。
典型的なISDN端末181が第2図に示す。短枚181は、送
受話器237、電話キーパッド(keypad)233、およびメッ
セージを視覚的に表示する表示装置232を含む。端末181
はまた、201〜222の22個のボタンを含む。ボタン219〜2
22は保留、棄却、会議、および転送機能に使用されるだ
けである。残りのボタンは、端末181上に、ボタン201〜
214は機能ボタン(FB)、ボタン215〜218は、呼表示で
きるように設定される。しかし、同じ端末が異なるユー
ザの要求に合うように、例えばボタン201〜206が呼表示
でボタン207〜218が機能ボタンであるというように設定
できる。各呼表示または機能ボタンは使用中ランプ、お
よび状態ランプと連結している。例えば、ボタン201は
使用中ランプ238と状態ランプ239と連結している。使用
中ランプは、その呼表示が端末において選択された呼表
示である場合にその呼表示に対して点灯する。状態ラン
プは、呼出し中、通話中等の呼のさまざまな段階を示す
ためまたは機能ボタンの起動を示すために用いられる。
第1図に示される端末は2つのキーシステムグループ
180、190からなる。キーシステムグループとは1つの電
話番号(以下、DNとも称する)への1つ以上の呼表示を
共用する端末の集合である。キーシステムグループの動
的な過去および現状のデータは、グループのリード端末
に接続されたスイッチモジュールの制御ユニットによっ
て記憶される。例えば制御ユニット111は、記憶装置(M
EM)116内に過去および現状データを含み、制御ユニッ
ト121は記憶装置126内に過去および現状データを含む。
一定の規則がリード端末として選択される端末を決定す
る。各端末は第一次DNを持つ。グループ共用DNがいずれ
かの端末において第一次である場合、その端末がリード
端末として選択される。リード端末は共用DNについて最
大数の呼表示を持つ。グループ共用DNがどの端末におい
ても第一次でない場合は、リード端末は以下のように選
択される。グループの端末の1つが他のどのグループ端
末よりも多い、共用DNについての呼表示を持つ場合は、
より多い呼表示を持つ端末がリード端末として選択され
る。グループの複数の端末がそれぞれ等しい最大数の共
用DNに対する呼表示を持つが、それらの端末のうちの1
つが他の端末より多い共用DNの呼表示を持つスイッチモ
ジュール上にある場合は、より多い呼表示を持つスイッ
チモジュール上の端末がリード端末として選択される。
キーシステムグループについての動的な現状および状態
データを記憶する制御ユニットを、ここではリード制御
ユニットと呼ぶ。リード制御ユニットはリード端末に接
続されたスイッチモジュールの制御ユニットである。
キーシステムグループ180は各第一次DN、DN1〜DN6を
持つ端末181〜186からなる。DN2はグループ180の共用DN
であり端末182はリード端末であり、そして制御ユニッ
ト121はリード制御ユニットである。端末182はDN2に対
する最大数、4つの呼表示を持つ。端末182は、第1図
において左から2番目に示されている。DN2の4つの呼
表示についての動的な話中/空状態情報はリード制御ユ
ニット121の過去および現状データ128内の話中/空表に
記憶される。キーシステムグループ190は、それぞれ第
一次DN、DN11〜DN14を持つ端末191〜194からなる。DN11
はグループ190の共用DNであり、端末191はリード端末で
あり、そして制御ユニット111はリード制御ユニットで
ある。端末191はDN11に対する最大数4つの呼表示を持
つ。DN11の4つの呼表示についての動的な話中/空状態
情報は、リード制御ユニット111の過去および現状デー
タ118内の話中/空表に記憶される。
キーシステムグループの端末へまたは端末からの呼の
処理はそれらの端末に連結している制御ユニットによっ
て協同して行われる。全体的な処理タスク(task)は、
プログラムプロセスと呼ばれる多数の大分類タスクに分
類される。1つのプロセスはそれぞれがプロセスの幾つ
かのサブタスクを行う手順の集まりである。プロセスに
はプロセス全体に適用できるデータを記憶するプロセス
制御ブロックと呼ばれる記憶領域のブロックと、プロセ
スの個々の手順に使用するデータを記憶するスタック
(stack)と呼ばれる記憶領域のブロックが関係づけら
れている。プロセスはメッセージを通して互いに通信す
る。同じプロセッサ内の他のプロセス、または異なるプ
ロセッサ内の他のプロセスとの通信には同タイプのメッ
セージが使用される。システム100では、プロセスには
2つの型、端末プロセスとシステムプロセスとがある。
システムプロセスは、システムが動作中である限り存在
し続ける。これに対して端末プロセスは、個々の呼の期
間内または診断テストやサービス評価のようなサービス
事象の期間内にのみ存在し続ける。
各リード制御ユニットは、共用電話番号への着呼に応
じて最初に設定されるシステム接続の制御に用いる優先
選択手順を含む。例えば制御ユニット111は優先選択手
順117を含み、制御ユニット121は優先選択手順127を含
む。キーシステムグループの動的な過去および現状デー
タに基づいて、優先選択手順は、キーシステムグループ
内のある端末が優先端末であると決定する。着呼がキー
システムグループによって共用される電話番号へ到達す
ると、システム接続は即時に、優先選択手順によって優
先端末に決定された端末へ設定される。(これらの接続
は、ここではパスとも呼ぶ。)キーシステムグループの
優先端末は静的には割り当てられない。むしろ、優先端
末指定は、キーシステムグループ内の端末における応答
動作の変化に適合する。まず、第1に共用電話番号に対
する優先端末の決定手順を述べ、その後、それらの手順
が共用電話番号への呼の処理にどのように用いられるか
例を示す。
優先選択手順は、キーシステムグループの動的な過去
および現状データを検査し、これらのデータに特定の規
則を適用する。この結果、1つまたは複数の端末が優先
端末に決定される。優先選択手順は、過去の応答動作に
基づいて未来の端末応答動作を計画する、または応答動
作を予想する他の知識を含む規則を含む。完全なシステ
ムでは最初のシステム接続はいつも端末から呼に応答す
る要求が受信される前に、その端末へ設定される。優先
選択手順はどの端末が呼に応答するかを計画する。優先
選択手順が交換システムを応答動作の変化に適合させる
ことができる。これに比べて、リード端末が呼に応答す
ると仮定して、それに応じてパスを割り当てる従来のシ
ステムは、応答動作の変化に適合できない。
システム100が分散制御システムであるため、優先端
末の決定手順は、システム100の個々の制御ユニット内
のシステムプロセスによって実行される。優先選択手順
はコンピュータプログラム内に実現される。選択規則は
動的システムデータに作用するプログラム命令としてコ
ーディングされる。中央制御による他のシステムではこ
れらの手順は中央処理装置において実行される。以下の
記述は優先選択手順117に関するが他の優先選択手順に
も適用される。
第3図は優先選択手順117の一実施例である。この手
順は過去および現状データ118に作用する(第4図)。
この手順は最後の呼がどのように応答されたかを規定す
るデータを検査することによって、どの端末が次の着呼
に応答するかを計画する。呼に応答した最後の端末が、
次の呼に応答する可能数性が最も高いと仮定され、優先
端末として選択される。本実施例において過去および現
状データ118は、制御ユニット121がリード制御ユニット
とされる各キーシステムグループ用の最終応答ビット列
表410内にビット列を含む(第4図)。第4図にDN11を
共用するキーシステムグループのブロック420内の最終
応答ビット列を示す。8つまでの端末が電話番号を共用
できるため、これらの各ビット列は8ビットを含む。ビ
ットのうち1つは最後の応答した端末を示す1に設定さ
れる。各キーシステムグループについて、リード制御ユ
ニットは、グループ内の各端末に、1〜8の番号のうち
の1つを関係づけるデータを保存する。各最終応答ビッ
ト列内のビットは、右から左へ向かってそれぞれのグル
ープの端末1〜8に対応する。グループ共用電話番号へ
の呼に最も最近応答した端末に応答するビットは1に設
定される。例えば電話番号DN11のブロック420内の最終
応答ビット列(第4図)は、ビット位置2桁目に1を有
し、他の全位置に0を有する。これは端末2が電話番号
DN11への呼に応答した最後の端末であることを示す。
優先選択手順は、手順を実行しているシステムプロセ
スが、その電話番号への最終応答ビット列を読み取るブ
ロック310から始まる。プロセスは、ポインタが最終応
答ビット列の最下位を指すように初期化されるブロック
315へ続く。ブロック320ではプロセスタック上のローカ
ル変数prefer-termが1に初期化される。次にブロック3
25では最終応答ビット列内にポイントされたビットが1
かどうかを判断する。ビットが1でない場合、処理はブ
ロック330へ続く。ブロック330ではこれが最終ビットで
あるかどうか判断する。最終ビットでない場合は、処理
は、ポインタがビット列の次のビットへ進められるブロ
ック335へ続く。次にブロック340では、ローカル変数pr
fer-termが1だけ増加される。ブロック340の後はブロ
ック325からの上述のステップが繰り返される。
ブロック330で、これが最終ビットであると判断され
ると、エラー状態が存在する。最終応答ビット列のビッ
トのうち最低1つは1に設定されていなければならな
い。この場合、全ビットが0に等しい。このエラー状態
下ではデフォルト端末が優先端末に指定される。この実
施例ではリード端末がデフォルト端末として選択される
が、他の端末も選択され得る。処理は、手順がリード端
末の識別子を返すブロック345に続く。この“エラー”
は次の呼応答によって最終応答ビット列が更新されると
きに訂正される。
ブロック325で、ポインタが指しているビットが1で
あると判断された場合、処理はブロック350に続く。こ
の場合優先端末の端末識別子がローカル変数prefer-ter
mによって指定され、手順はprefer-termの値を返す。こ
の端末は共用電話番号への呼に応答したと記録された最
後の端末である。
第3図のフローチャートによって定義される手順は常
に端末識別子を返す。たとえば最終応答ビット列が転化
または再初期化されていてもある端末識別子が返され
る。最終応答ビット列はただ1つの“1"を有するべきで
ある。しかし、最初の“1"のみが優先端末の選択に用い
られるため、データが転化されたとしても問題にならな
い。ビット列がまったく“1"を有しない場合はデフォル
ト端末(本実施例ではリード端末)が優先端末に決定さ
れる。ビット列は次の変更がビット列に施された時に訂
正される。
最終応答ビット列を更新する手順は、好都合にも極め
て簡単であり、呼処理オーバヘッドもさぼど増加しな
い。キーシステムグループ内の端末の1つで共用電話番
号への呼が応答されたことを示すメッセージがリード制
御ユニットによって受信されると、リード制御ユニット
は対応する最終応答ビット列を更新する。最終応答ビッ
ト列は、呼に応答した端末に対応するビット位置に1
を、他の全ビット位置にゼロをセットすることで更新さ
れる。最終応答ビット列は、共用電話番号への呼が応答
されると続いて更新される。第3図に示す手順は、優先
端末を決定するために、この更新されたデータを用い
る。従って、優先端末の選択は最新の情報に基づいてい
る。
第3図のフローチャートに示されている手順は非リー
ド端末に対してリード端末を優先扱いしない。しかし実
際は、キーシステムグループのリード端末はグループの
“長(boss)”に割り当てられる。この長さは、また、
不十分なサービスに対しても最も文句のある人物とする
ことが多い。さらなる実施例では、スロットル手順が、
リード端末が不十分なサービスを受けないことを保証す
る。この手順は、リードだけでなくどの所定の端末も不
十分なサービスを受けないことの保証に使用できる。ス
ロットル手順は、呼に応答する端末の予想において優先
選択手順がどの程度好結果であったかを検査する。特
に、スロットル手順はリード端末が応答する場合の予想
において、優先選択手順がどのくらい好結果であったか
を判断する。リード端末は、リード端末のユーザが、リ
ード端末へ最初のシステム接続が設定されていない時
に、繰り返し呼に応答すると不十分なサービスを受ける
と考えられる。これが起きた場合、パスが割り当てられ
る方法に調節が加えられる。この調節は常に最初のパス
をリード端末へ割り当てられるように切り替わる。優先
端末を選択するための最初の手順が再開された場合に、
スロットル手順が、十分なサービスがリード端末に提供
されていると判断する(後述)まで、パスは常にリード
端末に割り当てられる。このスロットル手順によって、
リード端末は一貫して高質のサービスを保証される。
実例システム100において、この動作検査は第5図お
よび第6図のフローチャートによって示される手順に具
体化される。第5図の流れ図は共用電話番号への呼の処
理において、スロットル手順がいかに用いらるべきかを
示す。第6図の流れ図は、スロットル手順がいかに起動
され、システム動作を反映する特定のデータがいかに更
新されるかを示す。
リード端末についてのシステム動作は、リード動作ビ
ット列によって決定される。これらのビット列は各リー
ド制御ユニットに保存される。制御ユニット121のリー
ド動作ビット列表450は第4図に示される。各ビット列
は最後の7個の呼について対応するリード端末が受けた
サービスを規定する。ビット列はまた、現在キーシステ
ムグループに対してスロットル手順が起動されているか
どうかを示すために最上位のビットを使用する。他のビ
ットは不十分なサービスの事例を示す。不十分なサービ
スは、リード端末が最初にパスを割り当てられずに呼に
応答する場合に起こる。
第5図のフローチャートによって示される手順は、キ
ーシステムグループのどの端末に最初のシステム接続が
設定されるべきかを決定する場合に、リード制御ユニッ
ト内のシステムプロセスによって実行される。実行は、
システムプロセスが、キーシステムグループの優先端末
を決定するために第3図のフローチャートで定められた
手順を実行するブロック510から始まる。
処理はシステムプロセスが、優先端末の端末識別子
を、呼の時間中保存されている呼ごとの(per−call)
データ内に記憶するブロック520に続く。このデータ
は、電話番号への他の呼が呼出し中にその電話番号につ
いての過去のデータの更新を許容するために、記憶され
る。更新後、リード応答ビット列は必ずしも同じ端末を
優先端末には指定しない。しかし、リード端末が優先端
末であったか検査されるため、最初の指定は呼び出し中
の呼に対して正しく応じるように要求される。この問題
を処理する他の方法も存在する。例えば、手順は、キー
システムグループへの他のすべての呼が呼び出し状態に
ない時に応答された呼に対してしか過去のデータの更新
を許容しないことも可能である。
キーシステムグループについてスロットル手順が起動
されている場合、最初の接続は優先端末ではなくリード
端末へ設定される。しかし、優先端末の決定手順がリー
ド端末に適切なサービスを提供していたか否かの分析を
が行うため、優先端末の決定は継続される。次にブロッ
ク530ではシステムプロセスは、この電話番号に対する
リード動作ビット列を読み取る。ブロック540ではリー
ド動作ビット列の最上位のビットが1に等しいかどうか
判断する。このビットが1に等しい場合、スロットル手
順はそのキーシステムグループについて起動されてい
る。この場合、処理は呼に対する最初のパスがリード端
末へ設定されるブロック550へ続く。ブロック540におけ
る判断が最上位のビットが1に等しくないと示した場
合、スロットル手順はそのキーシステムグループについ
て起動されておらず、処理ブロック560へ続く。ブロッ
ク560ではその呼に対する最初のパスは優先端末へと設
定される。
第6図のフローチャートは、スロットル手順がいかに
起動されるか、そして最終応答ビット列およびリード動
作ビット列がいかに更新されるかを示す。システムプロ
セスは、第6図のフローチャートに定められる手順を、
キーシステムグループ共用の電話番号への呼が、キーシ
ステムグループ内の端末の1つによって応答されたこと
を示すメッセージを受信した場合に実行する。第6図の
フローチャートで定められる手順は、過去のデータを更
新し、この呼に対するリード端末における動作を検査す
る。
最初にこの手順は最終応答ビット列を更新する。この
処理はシステムプロセスが共用電話番号についての最終
応答ビット列を読み取るブロック601から始まる。次に
ブロック602では、システムプロセスは呼に応答した端
末に対応するビットを1に設定し、他のビットを0に設
定する。ブロック603ではシステムプロセスは更新され
た最終応答ビット列を書き込む。
次にリード動作ビットが更新される。処理はその電話
番号についてのリード動作ビット列を読み取るブロック
610へ続く。新しい最上位ビットが、セーブされていた
ビットに置き換えられる。最上位ビットは、現在スロッ
トル手順が起動しているか否かを示す。他の7個のビッ
トは、以前の7個の呼の間のリード端末が受けたサービ
スを示す。1に設定されたビットは、リード端末がパス
を割り当てられていないときに呼に応答したことを示
す。ビット位置のゼロは、リード端末が呼に応答し、か
つ、パスを割り当てられていたかまたは、リード端末が
呼に応答しなかったことを示す。従ってビット位置の1
は、リード端末が応答遅延を経験したであろうことを示
す。このビット列内に1が多数あることはリード端末が
質の良いサービスを受けていないことを示す。次にブロ
ック615では、ビット列から、最上位ビットがセーブさ
れ、残りのビットは左へ位置1個分移され、最下位のビ
ットにゼロが充填される。ビット列の移動によって手順
は最も古いデータを除外し、新しいデータのための場所
を作る。
処理は、リード端末がこの呼に対する優先端末である
か否かを判断するブロック620へ続く。本実施例では、
優先端末として最初に選択された端末の端末識別子を決
定するために、プロセスは、この電話番号に対して記憶
された呼ごとのデータを読み取る。次にプロセスは優先
端末の記憶された端末識別子とリード端末の端末識別子
とを比較する。パスを割り当てられているリード端末
は、スロットル手順が起動され得るから必ずしも優先端
末であることを意味するわけではない。この検査は、ス
ロットル手順が起動していない場合にリード端末が十分
なサービスを受けたかどうかを調べる。リード端末が優
先端末ならば、さらに検査を行う必要はない。リード端
末はこの場合は十分なサービスを受ける。処理はブロッ
ク635へ続く(第7図)。最下位のビットは既にゼロの
初期化され、ゼロは十分なサービスを示すため、リード
動作をビット列を更新する必要はない。リード端末がこ
の呼についての優先端末でない場合、処理はブロック62
5へ続く。このブロックでは、リード端末が呼に応答し
たか否かを検査する。リード端末が呼に応答しなければ
リード端末がパスを割り当てられていたかどうか問題で
はない。十分なサービスが受けられ、処理はブロック63
5(第7図)へ続く。リード端末が呼に応答した場合、
処理はブロック630へ続く。この場合、呼に対してサー
ビスは不十分であったことになる。ブロック630では、
リード動作ビット列の最下位のビットが1に設定され
る。これはこの呼に対する不十分なサービスを示す。し
かし、1つの呼に対する不十分なサービスはスロットル
手順の起動を必要としないこともある。処理はブロック
635(第7図)へ続く。
ブロック635から始まって処理はスロットル手順を起
動すべきか停止すべきかを、リード端末における最近の
動作に基づいて判断する。初めにブロック635で、リー
ド動作ビット列の最上位のビットが1に設定されている
かの判断がなされる。このビットが1に設定されている
場合、スロットル手順はそのキーシステムグループに対
して起動されており、処理は、スロットル手順を停止す
べきか否かを判断するブロック640へ続く。ブロック640
では7つの下位のビットのうちどれかが1にセットされ
ているかどうか判断する。キーシステムグループに対し
て1度スロットル手順が起動されると、スロットル手順
が停止される前により高いレベルの動作が予想される。
この実行においてその動作のレベルは、リード端末での
十分なサービスを示す列内に記録された7個の呼に設定
されている。7個の下位のビットのうちどれかが1に設
定されている場合、このしきい値は満たされない。この
場合、処理はリード動作ビット列を更新するブロック66
0へ続く。ブロック640で7個の下位ビットのどれも1に
設定されていない場合は、列内の7個の十分な呼の動作
基準が満たされているため、スロットル手順は停止すべ
きである。処理は、スロットル手順が最上位ビットをゼ
ロに設定することによって停止されるブロック645へ続
き、さらに処理はブロック660へ続く。ブロック635にお
いて高順位ビットが1に設定されていないと判断された
場合は、そのキーシステムに対してスロットル手順は起
動されていない。処理はスロットル手順が起動されるべ
きかどうか判断するブロック650へ続く。この実行にお
いて、過去の7個の記録された呼のうち3個に対してリ
ード端末へのサービスが不十分である場合、スロットル
手順が起動される。従ってブロック650では、下位ビッ
トのうち3個以上が1に設定されているか否かを判断す
る。3個以上のビットが1に設定されていない場合、処
理はブロック660へ続きスロットル手順は起動されな
い。しかし、3個以上のビットが1に設定されている場
合は、処理、最上位ビットを1に設定することによって
スロットル手順を起動するブロック655へ続く。このビ
ットの設定後、処理はブロック660へ続く。ブロック660
では、プロセスは更新されたリード動作ビット列を書き
込む。この新しいビット列が次の呼についてスロットル
手順が起動されているかどうかの判断に用いられる。
本実施例において、スロットル手順は最後の7個のう
ち3個以上の呼が不十分なサービスを受けた時に起動さ
れ、過去7個の呼が十分なサービスを受けた時に停止す
る。スロットル手順を起動すべきか停止すべきかを判断
するため他の試験も行える。
優先選択プログラム117の他の典型的な実施例におい
ては、複数の優先端末が決定され、それによって複数の
交換システムパスが設定される。例えばこのような方式
の1つにおいて、電話番号への呼に応答した最後の2つ
の端末が、優先端末として選択される。
もう1つの実施例では、過去のデータは、共用電話番
号への呼だけでなく、どの呼に応答したキーシステムグ
ループ内の最後の1つの端末についても保存される。そ
して優先端末はこの呼応答動作に基づいて選択される。
もう1つの実施例では、優先端末は第3図のフローチ
ャートに概説された手順を用いて選択され、パスは常
に、リード端末のような所定の端末へも設定される。従
って、所定の端末が優先端末に選択されない場合はいつ
も2つのパスが設定される。同様の方式において、第3
図のフローチャートに概説された手順は、優先端末でな
い所定の端末を常に返すように変更される。この変更し
た手順を用いると、2つのパスが常に設定される。一方
のパスは所定の端末へ、他方は優先端末へ設定される。
これらの方式は、常に適切な動作を所定の端末へ提供
し、さらに、適切な動作を繰り返し呼に応答する他の端
末へ提供する。所定の端末がリード端末である場合、パ
スは常にリード端末へ設定されるためスロットル手順は
不要である。
他の実施例において追加の過去の情報が、優先端末の
選択を助力するために保存される。例えば、このような
装置の1つにおいて、最後のN個の呼に対する前記電話
番号についての呼応答動作を定めた過去のデータが保存
される。システムはこれらの最後のN個の応答に基づい
て優先端末を決定する。ここでNは1より大きい正の整
数である。このような一装置において、システムは、最
も最近記録された呼からN番目までのの呼に対する前記
電話番号についての呼応答動作を定めた過去のデータが
保存される。システムはこれらの最後のN個の応答に基
づいて優先端末を決める。ここでNは1より大きい正の
整数である。このような一装置において、システムは、
最も最近記録された呼からN番目までの各呼に対してキ
ーシステムグループ内のどの端末が呼に応答するか定め
た表を保存する。このような一実施例においてシステム
は優先端末の決定において最も最近の応答に、より重要
性を置く。
他の典型的な実施例において、所定の選択基準すなわ
ち規則が優先端末の決定に用いられる。これらの選択基
準は、動的システムパラメータに作用する。選択記述は
加入時にシステムに入力される。例えば上司はいつも12
時から1時の間、昼食のために外出すると仮定する。こ
の時間内に上司の電話番号への呼は、電話番号を共用し
ている秘書によって応答される。この場合、動的システ
ムパラメータは時間であり、選択基準は特定時間内では
どの端末が選択されるべきであるかを規定する。
他の選択基準も加入時にシステムに入力し得る。例え
ば、ある上司は決して呼に応答できず、代わりに秘書が
応答する呼に常にブリッジするようにすることも可能で
ある。この装置は、上司がオフィスに居て、電話が鳴っ
た時はいつでも呼に応答する装置とは異なる。システム
はこれらの応答パターンに関する規則を、優先端末の選
択時に、特定のキーシステムグループへ適用する。
優先端末の選択を含む、キーシステムグループへの呼
終端のための呼処理動作を、典型的なDN11への呼を参照
して述べる。この例は入呼の正常処理に関連して、優先
端末の選択を示す。第3図に示すような“最終応答”方
法が、優先端末の決定に用いられる。この例はまた、ス
ロットル手順がいかに起動されるかを示す。呼び出され
た電話番号DN11の変換は、端末191は共用電話番号DN11
を持つキーシステムグループ190(第1図)のリード端
末であるため、端末191に接続されたシステム100ポート
の決定に帰する。変換の結果として、制御ユニット111
内において、MGLN−TERMメッセージが終端システムプロ
セスTMSP111に受信される。プロセスTMSP111は、空呼表
示が有効であるかどうか判断するために呼表示/空表40
0(第4図)の読取りを行う。呼表示CA1が有効であると
仮定する。呼表示CA1の状態は話中/空表400において空
から話中へ変化する。次にプロセスTMSP111は第5図の
流れ図によって定められた手順を実行することによっ
て、キーシステムグループの優先端末を決定する。これ
は、現在優先端末として定義されている端末を決定する
ために、初めに第3図のフローチャートで定められた手
順を実行することを伴う。電話番号DN11に対する最終応
答ビット列の内容は第4図に示される。最終応答ビット
列に基づいて、プロセスTMSP111は端末192が電話番号DN
11に対する優先端末であると決定する。プロセスTMSP11
1は優先端末の識別を、この呼について記憶される呼ご
とのデータに記憶する。端末192はこのキーシステムグ
ループのリード端末ではない。次にプロセスTMSP111は
スロットル手順が起動しているかどうかを決定する。電
話番号DN111に対するリード動作ビット列の現在の内容
は第4図に示されている。リード動作ビット列の最上位
のビットはスロットル手順が起動していないことを示す
ゼロに設定されている。
システム100においてグループ内の各端末は共用電話
番号についての呼表示の集合全部を有しないことがあ
る。プロセスTMSP111は優先端末、端末192が選択された
呼表示CA1を有するかどうか検査する。共用電話番号に
ついての可変的な呼表示数を持たない他のシステムはこ
の検査を必要としない。優先端末が選択された呼表示を
持たない場合、TMSP111はリード端末を優先端末に指定
し、その指定をセーブするために呼について記憶される
呼ごとのデータを更新する。端末192は選択された呼表
示CA1を有しており、従って優先端末指定は変化しな
い。
プロセスTMSP111はMGLN−TERMメッセージをスイッチ
モジュールSM120の制御ユニット121内の終端システムプ
ロセスTMSP121へ送る。スイッチモジュール120は端末19
2が接続されているスイッチモジュールである。MGLN−T
ERMメッセージ内のルート判断フィールドは、これはリ
ード端末のポート以外のポートへのルートであることを
示す値に設定される。この判断フィールドは呼の処理を
導くために使用される。プロセスTMSP121は、制御ユニ
ット121内に終端端末プロセスTTP1を作る。終端端末プ
ロセスTTP1は電話番号DN11へのこの呼の時間内にのみ存
在する。端末192が優先端末に決定されているため、最
初のシステム100接続は呼の発信スイッチモジュールか
ら端末192へ設定される。この最初の接続は、優先端末
としての端末192がその呼に応答する可能性が最も高い
端末であると識別されるため設定される。通信モジュー
ル150は、スイッチモジュール間に毎秒64キロビットの
回線交換パスを設定する時間多重スイッチTMS800(第8
図)を含む。最初のシステム100接続は、呼の発信スイ
ッチモジュールからTMS800を通り、スイッチモジュール
120内のTSIU123へ設定される。TSIU123からパス850(第
8図)がISLU122内のスイッチ列840を通り、ラインカー
ド820へ設定される。端末192がラインカード820に接続
される。しかしラインカード820から端末192への最後の
接続は応答が生じるまで完成されない。
プロセスTTP1は端末192に呼を提示するために設定メ
ッセージを伝送する。次に呼は、キーシステムグループ
内の他の全端末に提示される。キーシステムグループの
メンバーである端末を扱う各制御ユニットは、共用呼シ
ステムプロセスというシステムプロセスを有する。この
システムプロセスはシステムグループに属する端末への
呼の処理に含まれる多様な機能を行う。プロセスTTP1は
呼を通知するメッセージをキーシステムグループ190の
端末に連結した各制御ユニット内の共用呼システムプロ
セスへ送る。このメッセージに応じて、各共用呼システ
ムプロセスは呼を提示するためにメッセージをその連結
する端末へ伝送する。それに応じて各端末が鳴り始め
る。
この時点でキーシステムグループのどの端末も呼に応
答することができる。システム100は端末192が呼に応答
すると予想している。この端末が呼に応答する場合は、
システム接続が既に設置されているため良好な動作結果
ができる。しかし、他の端末のどれもが応答する可能性
がある。
呼に応答した端末は次に優先端末に決定される。端末
192が電話番号DN11への呼に応答した場合、端末192は優
先端末であり続ける。しかし、端末192以外の端末が呼
に応答した場合は、他の端末が次の呼を扱うための優先
端末となる。
端末192が次の呼に応答したと仮定する。端末192の利
用者が呼に応答した時、端末192から、制御ユニット121
内のプロセスTTP1にメッセージが送られる。パスは既
に、この呼の発信点から、交換システム100を通り、ISL
U22へ設定されている。端末192からの応答要求に応じ
て、プロセスTTP1は接続860(第8図)をISLU122から端
末192へ完成させる。プロセスTTP1はまた、(呼が応答
されたことを示す)メッセージが、キーシステムグルー
プ内の端末を扱う各制御ユニット内の共用呼システムプ
ロセスへ送られるようにし、それらに呼が応答されたこ
とを通知する。
このメッセージはまた、リード制御ユニットが過去お
よび現状データを更新するきっかけとなる。どの端末も
優先端末に決定され得るが、リード端末指定はなおどの
制御ユニットがリード制御ユニットであるかを決定す
る。キーシステムグループの動的な過去および現状デー
タはリード制御ユニットへ記憶される。このデータは、
最終応答ビット列およびリード動作ビット列を含む。
電話番号DN11への呼が端末192によって応答されたこ
とを示すメッセージは、制御ユニット111内の共用呼シ
ステムプロセスSCSP111によって受信される。このメッ
セージに応じて、SCSP111は、キーシステムグループ190
についての最終応答ビット列およびリード動作ピット列
を更新する。プロセスSCSP111はこの更新を行うため
に、第6図のフローチャートで定められる手順を使用す
る。最初にプロセスSCSP111はキーシステムグループ190
についての最終応答ビット列を読み取る。プロセスSCSP
111は、端末192がこのキーシステムグループへの呼に応
答した最後の端末であることを示すように、このビット
列を更新する。プロセスSCSP111はこの更新されたビッ
トを記憶装置116へ書き戻す。
プロセスSCSP111はキーシステムグループ190について
のリード動作ビット列を読み取る。このビット列は第4
図のブロック460に示されている。ビット列は“0000101
0"に設定されている。プロセスSCSP111は最上位のビッ
トをセーブし、ビット列の位置を1つ左へ移動させ、最
も右のビット位置に0を充填する。次にプロセスは、新
しい最上位のビットを、セーブしたビットに置き換え
る。これらの動作の結果のビット列は“00010100"であ
る。プロセスSCSP111はリード端末がこの呼に対する優
先端末か否か検査する。プロセスは優先端末を、最初に
優先端末に選択された時に、その呼について記憶された
呼ごとのデータを読み取るとによって判断する。この場
合リード端末は優先端末ではないため、プロセスSCSP11
1はリード端末が呼に応答したか否かを検査する。リー
ド端末は呼に応答していないため、リード端末が優先端
末でなくても、不十分なサービスは受けていない。従っ
てプロセスSCSP111は最下位のビットをゼロに設定す
る。
プロセスSCSP111は、スロットル手順を起動すべきか
否かを検査する。リード動作ビット列の最上位のビット
がゼロに設定されているため、スロットル手順は起動さ
れない。プロセスSCSP111は7個の下位ビットによっ
て、スロットル手順を起動すべきか否かを検査する。こ
れらのビットは“1"を2つだけしか含まないためスロッ
トル手順は不要である。プロセスSCSP111は更新された
リード動作ビット列を記憶装置116に書き込む。
電話番号DN11にもう1つの呼が着信したと仮定する。
上述したように、呼び出された電話番号DN11の変換の結
果としてMGLN−TERMメッセージがプロセスTMSP111によ
って受信される。プロセスTMSP111は、空の呼表示が利
用できるか否かを決定するために、呼表示話中/空表40
0の読取りを行う。電話番号DN11への最初の呼が終了
し、呼表示CA1が空であると仮定する。この呼表示の状
態は、話中/空表400において空から話中に変化する。
次にプロセスTMSP111は、この呼に対する最初のパスを
キーシステムグループ内のどの端末へ割り当てるべきか
決定する。端末192が優先端末であり続けているため、
第5図の流れ図によって定められる手順の実行に当たっ
て、プロセスTMSP111は最初のパス端末192へ割り当てら
れるべきであることを決定する。プロセスTMSP111はMGL
N−TERMメッセージを終端システムプロセスTMSP121へ送
る。最初の例におけるように、MGLN−TERMメッセージ内
のルート判断フィールドは、このルートはリード端末の
ポート以外のポートへ通じることを示す値に設定され
る。プロセスTMSP121は、この呼を処理するため、制御
ユニット121内に終端端末プロセスTTP2を作る。上述し
たように、最初のシステム接続はこの呼の発信点からシ
ステムを通り、ISLU122へ設定される。上述した手順
は、端末192およびキーシステムグループ内の他の端末
に呼を提示するために使用される。
端末191がこの呼に応答すると仮定する。端末191のユ
ーザが呼に応答した時、メッセージが制御ユニット111
内の共用呼システムプロセスSCSP111に送られる。これ
に応じて共用呼システムプロセスは、この呼を処理する
ために制御ユニット111内に終端端末プロセスを作る。
端末191が呼に応答するために新しいパスが設定されね
ばならない。最初のパスはスイッチモジュール110では
なくスイッチモジュール120へ設定されている。パスの
設定が応答要求の後で行われなければならないため、端
末191のユーザは応答遅延を体験する見込みが増す。
共用呼システムプロセスは、また制御ユニット121内
の終端端末プロセスTTP2へ呼が応答されたことを示すメ
ッセージを送る。この終端端末プロセスは、優先端末を
扱う制御ユニット内の呼を処理するために作られたもの
である。プロセスTTP2は呼が応答されたことを示すため
に、キーシステムグループ内の端末を扱う全制御ユニッ
ト内の共用呼システムプロセスへメッセージを送る。
呼が端末191によって応答されたことを示すプロセスT
TP2からのメッセージの受信に応じて、リード制御ユニ
ット111内の共用呼システムプロセスSCSP111は、キーシ
ステムグループ190の最終応答ビット列およびリード動
作ビット列を更新する。これは第6図の流れ図で定めら
れる手順を用いて行われる。最初に、プロセスSCSP111
は最終応答ビット列を読み取り、端末191が最後の呼に
応答したことを示すようにビット列を更新し、更新され
たビット列を記憶装置116へ書き戻す。次に、プロセスS
CSP111はキーシステムグループ190のリード動作ビット
列を読み取る。電話番号DN11への最初の呼に対する更新
後のリード動作ビットの値は“00010100"である。プロ
セスSCSP111は最上位のビットをセープし、残りのビー
トを左へ位置1個分シフトさせ、最も右のビット位置に
ゼロを充填する。プロセスSCS111は新しいビット列の最
上位のビットをセーブされたビットに書き換える。結果
としてビット列は“00101000"となる。
プロセスSCSP111は、最初に選択された優先端末を定
めている、この呼について記憶された呼ごとのデータを
読み取ることによってリード端末が優先端末であるかど
うかを決定する。この場合リード端末は優先端末ではな
いため、プロセスSCSP111は端末が呼に応答したか否か
検査する。この場合、リード端末は呼に応答したため、
プロセスSCSP111はリード端末における不十分なサービ
スの発生を示されなければならない。リード端末は、呼
に対するパスを最初に割り当てられていない時に、呼に
応答した。プロセスSCSP111は、この不十分なサービス
の発生を示すためにリード動作ビット列の最下位のビッ
ト1を設定する。
プロセスSCSP111は、リード動作ビット列の最上位の
ビットを検査することによって、現在スロットル手順が
起動しているか否かを検査する。このビットはゼロに設
定されているため、スロットル手順は起動されていな
い。プロセスSCSP111は、パス割当ての手順の過去の動
作に基づいてスロットル手順を起動すべきであるかを決
定する。プロセスSCSP111は、過去の記録された7個の
呼において3回以上の不十分なサービスの発生があった
か否か検査する。これは、リード動作ビット列の下位の
7個のビットのうち3個以上のビットが1に設定されて
いることによって示される。この場合3個のビットが1
に設定されているためプロセスSCSP111はスロットル手
順を起動すべきであると決定する。プロセスSCSP111は
リード動作ビット列の最上位のビットを1に設定するこ
とによってスロットル手順を起動する。プロセスSCSSP1
11は更新されて“10101001"の値を持ったビット列を記
憶装置116に書き込む。
キーシステムグループ190に共用される電話番号DN11
への次の呼について、スロットル手順は起動されてい
る。スロットル手順が起動されているため、最初のシス
テム接続はリード端末へ設定される。これはスロットル
手順が停止されるまで続く。リード動作ビット列が更新
される時に、優先選択手順がリード端末へ十分な動作を
提供し始めたか否かを決定するための比較ができるよう
に、優先端末は決定され続ける。
上述した手順は本発明の原理の単なる実施例に過ぎ
ず、当業者によって、本発明の主旨と範囲を離れない多
くの変化例が考案され得る。従ってこのような変化例も
特許請求の範囲に含まれることを意図するものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明に従って端末のキーシステムグループ
着呼についての最初のシステム接続を制御する分散制御
交換システムの実施例を示すブロック図、 第2図は、第1図の端末の1つを詳細に示す図、 第3図は、端末のキーシステムグループへの着呼に対し
て設定される最初のシステム接続を制御するために第1
図の制御ユニットによって使用される呼処理プログラム
の実施例を示す流れ図、 第4図は第1図のシステムに記憶され、第3図、第5
図、第6図、および第7図のプログラムによって使用さ
れる動的交換システムデータを示す図、 第5図は、第3図で定められる呼処理プログラムの動作
を監視するために使用されるプログラムの実施例を示す
流れ図、 第6図および第7図は、第4図で定められるデータを更
新するために、第5図の流れ図で定められるプログラム
によって使用されるプログラムの実施例を示す流れ図、 第8図は、第1図のスイッチモジュールの1つおよび通
信モジュールの詳細を示し、スイッチモジュールを通し
て、スイッチモジュールに接続された端末の1つへ設定
される部分的なシステム接続を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−248096(JP,A) 特開 昭63−16795(JP,A) 特開 昭57−166765(JP,A) 実開 昭62−86789(JP,U)

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の端末に接続可能な交換システムにお
    いて、複数個の前記端末によって共用される電話番号へ
    の呼処理方法が、 呼応答動作に基づいて、前記複数の端末のうちから、前
    記電話番号への次の呼を扱う優先端末を選択するステッ
    プと、 前記電話番号への着呼に対して、前記複数の端末のどれ
    からも応答要求も受信する前に、前記優先端末において
    前記着呼に応答するための少なくとも一部分の接続を前
    記優先端末へ設定するステップと、 前記複数の端末のうちの他の端末も、前記着呼に応答可
    能にする応答可能化ステップとからなることを特徴とす
    る多端末グループの呼処理方法。
  2. 【請求項2】前記他の端末のうちの1つが前記着呼に応
    答したことに応じて、前記他の端末のうちの1つを、前
    記電話番号への次の呼を扱う優先端末に指定するよう
    に、前記複数の端末間の優先選択を変えるステップをさ
    らに有することを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】前記複数の端末における呼応答動作を定め
    る過去のデータを保持するステップをさらに有し、 前記選択ステップが前記過去のデータに基づいて、前記
    電話番号への次の呼を扱う優先端末として、前記複数の
    端末のうちの1つを選択することを特徴とする請求項1
    の方法。
  4. 【請求項4】前記過去のデータが、前記複数の端末のう
    ち、呼に応答した最後の端末を定め、 前記選択ステップが、前記過去のデータによって、呼に
    応答した最後の端末に定められた端末を、前記電話番号
    への次の呼を扱う優先端末として選択することを特徴と
    する請求項3の方法。
  5. 【請求項5】呼に対する前記複数の端末の1つからの応
    答信号の受信に応じて、前記過去のデータを、前記応答
    端末が前記複数の端末のうち呼に応答した最後の端末で
    あると定めるように更新するステップをさらに有するこ
    とを特徴とする請求項4の方法。
  6. 【請求項6】前記過去のデータが、前記電話番号への呼
    に応答した、前記複数の端末のうち最後の端末を定め、 前記選択ステップが、前記過去のデータによって、前記
    電話番号への呼に応答した最後の端末に定められた端末
    を、前記電話番号への次の呼を扱う優先端末として選択
    することを特徴とする請求項4の方法。
  7. 【請求項7】前記過去のデータが、前記電話番号への最
    後のN(Nは1より大きい正の整数)個の呼に応答した
    前記複数の端末によって、呼応答動作を定めることを特
    徴とする請求項3の方法。
  8. 【請求項8】前記選択ステップが、 前記呼応答動作に基づいて、前記複数の端末のうち、前
    記電話番号への次の呼に応答する1つの端末を予想する
    ステップと、 予想した端末を前記優先端末として選択するステップと
    からなることを特徴とする請求項1の方法。
  9. 【請求項9】前記設定ステップが、前記他の端末のうち
    所定の端末において前記着呼への応答のために使用する
    少なくとも一部分の接続と、前記優先端末において前記
    着呼への応答に使用する少なくとも一部分の接続とを設
    定するステップからなることを特徴とする請求項1の方
    法。
  10. 【請求項10】前記設定ステップが、 前記所定の端末が優先端末として選択される場合は、前
    記所定の端末において前記着呼に応答するための少なく
    とも一部分の接続を前記所定の端末へ設定し、 前記優先端末が前記複数の端末のうち前記所定の端末以
    外の端末である場合は、前記所定の端末において前記着
    呼に応答するための少なくとも一部分の接続を前記所定
    の端末へ設定し、前記優先端末において前記着呼に応答
    するための少なくとも一部分の接続を前記優先端末へ設
    定することを特徴とする請求項1の方法。
  11. 【請求項11】前記選択ステップが、前記呼応答動作に
    基づいて、前記複数の端末のうち少なくとも第1の優先
    端末と第2の優先端末を選択するステップからなり、前
    記設定ステップが、前記第1の優先端末において前記着
    呼に応答するための少なくとも一部分の接続と、前記第
    2の優先端末において前記着呼に応答するための少なく
    とも一部分の接続とを設定するステップからなることを
    特徴とする請求項1の方法。
  12. 【請求項12】前記複数の端末のうち、所定外の端末が
    優先端末として選択されている場合に、前記複数の端末
    のうちの所定の端末が、前記電話番号への呼に応答する
    事象を記録するステップと、 記録される事象の頻度が第1の所定しきい値を越えるの
    に応じて、前記電話番号への複数の後続呼に対して、前
    記所定の端末において応答するための少なくとも一部分
    の接続を前記所定の端末へ設定するステップとをさらに
    有することを特徴とする請求項1の方法。
  13. 【請求項13】前記第1の所定しきい値を越えた後、前
    記複数の端末のうちの所定外の端末が優先端末として選
    択されている場合に、前記所定の端末が前記電話番号へ
    の呼に応答する事象を記録し続けるステップと、 記録される事象の頻度が第2の所定しきい値を下回るの
    に応じて、かつ、呼応答動作に基づいて、前記電話番号
    への次の呼を扱うために前記複数の端末の中から次の優
    先端末を選択するステップと、 前記電話番号への次の呼に対して、前記複数の端末のど
    れからも応答要求を受信する前に、前記次の優先端末に
    おいて前記次の呼に応答するための少なくとも一部分の
    接続を前記次の優先端末へ設定するステップとをさらに
    有することを特徴とする請求項12の方法。
  14. 【請求項14】前記応答可能化ステップが、前記複数の
    各端末へ、前記着呼に応じて前記複数の各端末が鳴るよ
    うに要求するメッセージを伝送することを特徴とする請
    求項1の方法。
  15. 【請求項15】複数の端末へ接続可能な交換システム
    と、前記交換システムを通る接続の設定を制御する手段
    とからなる、複数の端末によって共用される電話番号へ
    の呼を処理する装置において、 前記制御手段が、 呼応答動作に基づいて、前記電話番号への次の呼を扱う
    前記複数の端末のうちの優先端末を選択する動作と、 前記電話番号への着呼に対し、前記複数の端末のどれか
    らも応答要求を受信する前に、前記優先端末において前
    記着呼に応答するための少なくとも一部分の接続を前記
    優先端末へ設定する動作と、 前記複数の端末のうち他の端末も、前記着呼に応答可能
    とする動作を制御するプログラムの制御下において動作
    可能であることを特徴とする多端末グループの呼処理装
    置。
  16. 【請求項16】前記制御手段が、さらに、前記他の端末
    のうちの1つが前記着呼に応答するのに応じて、前記他
    の端末のうちの1つを前記電話番号への次の呼を扱う優
    先端末に指定するように前記複数の端末間の優先選択を
    変える動作を制御する前プログラムの制御下において動
    作可能であることを特徴とする請求項15の装置。
  17. 【請求項17】前記制御手段が、さらに、 前記複数の端末での呼応答動作を定めた過去のデータを
    保持する動作を制御する前記プログラムの制御下におい
    て動作可能であり、 前記選択動作が、前記過去のデータに基づいて、前記複
    数の端末のうちの1つを、前記電話番号への次の呼を扱
    う優先端末として選択することを特徴とする請求項15の
    装置。
  18. 【請求項18】前記制御手段が、さらに、 前記複数の端末のうち所定外の端末が優先端末として選
    択されている場合に、前記複数の端末のうちの所定の端
    末が前記電話番号への呼に応答する事象を記録し、 記録される事象の頻度が第1の所定しきい値を越えるの
    に応じて、前記電話番号への複数の後続呼に対して、前
    記所定の端末において応答するための少なくとも一部分
    の接続を前記所定の端末へ設定する動作を制御する前記
    プログラムの制御下において動作可能であることを特徴
    とする請求項15の装置。
  19. 【請求項19】前記制御手段が、さらに、 前記第1の所定しきい値を越えた後、前記複数の端末の
    うち所定外の端末が優先端末として選択されている場合
    に前記所定の端末が前記電話番号への呼に応答する事象
    を記録し続け、 記録される事象の頻度が第2の所定しきい値を下回るの
    に応じて、かつ、呼応答動作に基づいて、前記電話番号
    への次の呼を扱うために、前記複数の端末の中から次の
    優先端末を選択し、 前記電話番号への次の呼に対して、前記複数の端末のど
    れからも応答要求を受信する前に、前記次の優先端末に
    おいて前記次の呼に応答するための少なくとも一部分の
    接続を前記次の優先端末へ設定する動作を制御するプロ
    グラムの制御下において、動作可能であることを特徴と
    する請求項18の装置。
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