JP2623976B2 - 曲げセンサ - Google Patents

曲げセンサ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体の動き、又は指の動
き等に応じて信号を発生する曲げセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】自然楽器においては、例えば、ピアノ、
ギター等で代表されるように、弦や鍵盤を弾いたりする
ことによって楽音の発生を制御するのが一般的である。
ところで、弾く等以外の他の動作に基づいて発生楽音を
制御することが可能になれば、楽器を演奏するという従
来の感覚から離れることができ、新たな演奏方法による
楽しみや新たな演奏効果を得ることが可能になる。
【0003】このような観点から本出願人は、身体の動
きを検出するセンサを人間の身体の一部に装着し、この
センサからの検出に基づいて楽音の発生を制御する楽音
制御装置として例えば、図12にその断面を示すような
ものを考案している。同図において、1は歪センサの支
持材(この例では支持材の中心面がセンサの中立軸に相
当)で、その中心面はC−Cで表され、さらに厚さL1
は100μmである。2は接着層で、厚さL2は5μm
である。3はベース材で、厚さL3は12μmである。
4は接着層で、厚さL4は5μmである。5は金属抵抗
体(いわゆる歪センサ)で、厚さL5は2μmである。
これらの各部材は積層して配置されて曲げセンサ6が構
成されている。そして、この曲げセンサ6によって身体
の動きが検出され、信号が外部に取り出される。
【0004】図12に示すような構造となっているの
は、次のような理由による。すなわち、このような曲げ
センサにおいては、人体の関節の角度を測定する等の目
的に使用するため、細長い形状とならざるを得ず、この
形状では、 a)組込む都合上、曲げセンサそのものに適度な剛性が
必要、 b)引張り力を受けたとき、歪が発生すると、センサの
寿命に悪影響がある、等の理由で、図12に示すように
100μm前後の厚さの金属板による支持材1上に曲げ
センサ6を設置し、この曲げセンサ6はベース材3の上
に金属抵抗体5を接着したものとなっている。詳しく
は、現在一般に行なわれている曲げセンサ6の製作工程
ではベース材3であるポリイミドフィルム(12μm前
後)等の上に、金属抵抗体5である金属箔を全面に接着
後、必要な形状にエッチングを行なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10に示
すように、中立面G−Gが中央に位置する厚さtなる物
体91に曲げを加えたとき、その表面の歪をε、曲率半
径をRとすると、ε=t/Rとなり、厚さtと歪εは比
例関係にある。また、図11は歪センサの耐久性を示す
もので、縦軸は歪振幅、横軸は曲げ回数を示している。
これから明らかであるように、歪振幅が大きくなると、
対数的に耐久性が悪くなる。すなわち、図10、11か
ら厚さtが大きくなるにつれて、歪εも大きくなるた
め、物体91が壊れやすくなる。
【0006】上記の従来例によると、曲げが行なわれた
ときの中立面に相当する支持材1の中央から抵抗体5ま
での寸法は70μm前後となる。これに、例えばR=5
程度の曲げを加えると、歪が1.4%にも達し、抵抗体
5の疲労が著しく増大する。その結果、抵抗体5が壊れ
やすくなる。また、抵抗体5に金属を用いた場合、数百
回程度の曲げで早くも壊れてしまうので、例えば指の曲
げのような小さな曲率で使用することが困難であるとい
うという問題点があった。
【0007】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
ので、小さな曲率で使用することが可能で、破壊に強く
充分な耐久性を確保できる曲げセンサを提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明では、弾性体からなり、
身体に装着されて関節の曲げを検出する曲げセンサであ
って、前記弾性体の内部に少なくとも一部が設けられた
抵抗体を設け、前記抵抗体を、変形時でも歪量が0とな
る面である中立面から20ミクロン以内の位置に配した
ことを特徴とする。
【0009】さらに、請求項1記載の発明では、前記抵
抗体は、端部をそれぞれ端子に接続され、変形による抵
抗の変化を歪として該端子から出力する金属抵抗体であ
ることを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明では、複数個の前記抵
抗体を有し、前記弾性体の中立面を挟んで両側に少なく
とも1個の抵抗体を設けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、中立面と歪センサと
の間の距離が近付き、同一の曲率で曲げられたとき、歪
センサに生じる歪量が減少する。したがって、寿命を長
く確保できるレベルに歪が抑えられる。
【0012】さらに、請求項1記載の発明では、歪セン
サが金属抵抗体であることにより、歪センサへの応力と
歪とがヒステレシスに変化するので、再現性がよい。
【0013】また、請求項2記載の発明では、歪センサ
を複数個設けることにより、正確に曲げ量を検出するこ
とができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1〜図5は本発明の第1実施例の構成を
示す図である。図1は、特に曲げ検出器の全体図を示し
ている。同図において、曲げセンサ11は大きく分けて
本体部12、基端部13およびコード14によって構成
される。本体部12は細長い板状をしており、その内部
には詳細を後述する歪センサ15が設けられている。な
お、13aは端子、14a、bはリード線である。曲げ
センサ11は演奏者の身体の必要部位に取付けられ、身
体が曲げられたとき曲げセンサ11によりその曲げを検
出して所定の検出信号を発生し、コード14を通して外
部に出力する。
【0015】本体部12の断面(図1(a)のD−D矢
視断面)は図1(b)に示され、図中X部を拡大したも
のが、図2に示される。図2において、21はセンサの
ベース部材で、その中立面はE−Eで表され、さらに厚
さL11は12μmである。双方向(図中上下方向)の
曲げに対してベース部材21中に中立面がくるようにベ
ース部材21は比較的剛性のある素材で形成される。
【0016】22、23は接着層で、これらの厚さL1
2、L13は各々5μm、12μmである。接着層23
の内部には他の接着層24、金属抵抗体25が設けら
れ、これらの厚さL14、L15は各々5μm、2μm
である。金属抵抗体25は歪センサとなるものである。
また、金属抵抗体25は接着層24によってベース部材
21に接着される。26は下部材、27は上部材で、こ
れらの厚さL17、L18は各々50μm、40μmで
ある。なお、接着層23と上部材27の接する面である
金属抵抗体25との間の厚さL16は5μmである。ま
た、中立面E−Eから上部材27の表面までの厚さL1
9は58.5μm、曲げセンサ全体の厚さL20は11
9μmである。
【0017】ベース部材21、接着層22、接着層2
3、接着層24、金属抵抗体25、下部材26および上
部材27は積層して配置され、全体として曲げセンサ2
8を構成している。そして、この曲げセンサ28によっ
て身体の動きが検出され、信号が外部に取り出される。
【0018】以上の構成において、中立面の位置はそれ
ぞれのヤング率と厚さによって決められる。本実施例で
は中立面E−Eと曲げンサ28の重要部分である金属抵
抗体25との間の距離が12.5μmとなる。従来の7
0μmという値に比較して格段に小さくなっている。す
なわち、同率の曲率で曲げられたとき、曲げセンサ28
に生じる歪量が減少する。したがって、例えば本発明者
の実験によると、R=5程度の曲げを加えても、歪が
0.15%程度と従来の1.4%に比べて少なくなり、
金属抵抗体25の疲労を著しく低減することができる。
その結果、破壊に強く、小さな曲率で使用することが可
能となって、寿命を長く確保できるレベルに歪が抑えら
れ、充分な耐久性を確保することができる。実際上、中
立面E−Eと金属抵抗体25との間の距離は20μm以
下程度に抑えればよい。
【0019】なお、図11は歪センサの耐久性を示すも
ので、縦軸は歪振幅、横軸は曲げ回数を示している。こ
れから明らかであるように、歪振幅を減らすと、対数的
に耐久性が向上する。
【0020】次に、上述した曲げセンサを電子楽器に適
用した場合の構成について図4を参照して詳しく説明す
る。この図において、20−1〜20−5は右手の親指
〜小指の各指の曲げ角度を各々検出する曲げ角度検出
器、20−6〜20−10は左手の親指〜小指の各指の
曲げ角度を各々検出する曲げ角度検出器であり、これら
は、図3に示す手袋型の装着具110の各111a〜1
11e内に各々収納されている。
【0021】上記曲げ角度検出器20−1〜20−10
から各々出力された検出電圧VSは、A/Dコンバータ
121−1〜121−10に供給される。A/Dコンバ
ータ121−1〜121−10は、曲げ角度検出器20
−1〜20−10から各々供給される検出電圧VSを所
定ビットのデジタルデータに変換するものであり、これ
により得られたデータは、マルチプレクサ122へ供給
される。マルチプレクサ122は、そのセレクト端子に
供給されるチャンネル・セレクト信号CSに基づいて1
0チャンネル分のA/Dコンバータ121−1〜121
−10から各々出力されるデータのいずれかを択一選択
して出力する。また、124はCPU(中央処理装
置)、125はCPU124で用いられるプログラムが
記憶されたROM、126はワークエリアとして用いら
れるRAMである。CPU124はマルチプレクサ12
2に供給するチャンネル・セレクト信号CSを順次変化
させ、A/Dコンバータ121−1〜121−10の出
力データを高速でスキャンし、これにより得られた各チ
ャンネル毎のデータを、音量データAMP1〜AMP1
0として逐次RAM126に格納する。また、127は
10チャンネル分の楽音信号を時分割で生成するTG
(トーンジェネレータ)であり、予め各チャンネル毎に
割当てられた音高(C1〜E2)であって、CPU12
4から供給された各チャンネル毎の音量データAMP1
〜AMP10に応じたレベルの楽音信号を順次サウンド
システム128へ供給する。サウンドシステム128は
TG127から供給された楽音信号を増幅するアンプ
と、このアンプで増幅された楽音信号によって駆動され
るスピーカとによって構成されている。
【0022】次に、上述した構成による電子楽器の動作
について、図5に示すフローチャートを参照して説明す
る。まず、図示せぬ電源スイッチが投入されると、CP
U124はステップSP1において初期設定を行った
後、ステップSP2に進み、処理すべきチャンネルを示
す値iを1に設定する。次いで、ステップSP3へ進
み、右手親指の曲げ角度を検出する曲げ角度検出器12
0−1を指定するためのチャンネル・セレクト信号CS
をマルチプレクサ122へ供給し、これにより曲げ角度
検出器120−1から供給されたデータを音量データA
MP1としてRAM126に格納する。そして、次のス
テップSP4に進み、TG127の第1チャンネルに対
して音量データAMP1を供給する。これにより、第1
チャンネルに割当てられたC1の音高であって、右手親
指の曲げ量に応じた音量の楽音がサウンドシステム12
8のスピーカから発音される。この場合、指を深く折り
曲げる程、音量データAMP1の値が大きくなるので、
それに応じてサウンドシステム128から発っせられる
音量も大きくなる。次に、ステップSP5へ進み、処理
すべきチャンネルを示す値iを1だけインンクリメント
してステップSP6へ進む。このステップSP6におい
ては、値iがi>10となったか否かを判別し、i>1
0であると判断された場合は、次のステップSP7へ進
み、iが10以下であると判断された場合は、ステップ
SP3へ戻る。これにより、ステップSP6においてi
>10と判断されるまで、上述したステップSP3〜ス
テップSP5を繰り返し実行し、そして、10チャンネ
ル分の処理を実行した後、ステップSP7において、そ
の他の処理を実行し、再びステップSP2に戻る。
【0023】以上により、右手の親指〜小指と、左手の
親指〜小指を1本ずつ折り曲げることにより、音高がC
1〜E2まで変化し、さらに各指を深く折り曲げる程、
各指に対応した音高の音が大きく発音される。この適用
例においては、どの指を折り曲げるかによって音高が指
定され、各指の曲げ角度に応じて音量が変化するように
構成したが、リバーブなどの効果や、他の楽音パラメー
タを制御するようにしてもよい。さらに、抵抗体25の
抵抗値の単位時間当りの変化率を求めて、各指を曲げる
速度に応じて、種々の楽音パラメータを制御するように
しても構わない。
【0024】なお、必要な剛性、引張り強さは主に上部
材26および下部材27でコントロールできる。つま
り、下部材26と上部材27の厚さ、あるいはこれらの
材質を変える、さらには厚さ材質の双方を変えるという
方法により、中立面E−Eと金属抵抗体25との間の距
離を適切に設定することができる。このようを方法で、
上記実施例の場合以上に必要な剛性、引張り強さを確保
しつつ歪量を小さくすることもできる。
【0025】次に、図6は本発明の第2実施例を示す図
である。本実施例は適度な剛性を有する一様な物質から
なるベース部材31の内部に、その長手方向に沿って金
属抵抗体32を埋設したものである。したがって、この
例ではベース部材31が板状部材も兼ねている。この場
合も金属抵抗体32は中立面E−E(ベース部材31の
高さ方向の中間を通り上面と平行な面にほぼ相当)に近
く、第1実施例同様の効果を得ることができる。
【0026】次に、図7は本発明の第3実施例を示す図
である。この曲げセンサはベース部材51と、ベース部
材51を挟んで2組の歪センサ53、59を設けた構造
の曲げセンサで、その中立面はGーGで表され、さらに
厚さL31は12μmである。ベース部材51の図中上
下には該ベース部材51と歪センサ53、59を接着す
るための接着層54、58が配置されている。そして、
曲げセンサとしての剛性を得るために補強材55、59
と補強材を接着するための接着層52、56が配置され
ている。接着層54、歪センサ53および補強材55の
各厚さL32、L33、L35はそれぞれ5μm、2μ
m、50μmである。なお、補強材55の下面と歪セン
サ53の上面との間の厚さL34は、5μmである。中
立面の下部の各部位の厚さは、中立面の上部の各部位の
厚さに等しいので、曲げセンサの全体の厚さは、136
5μmとなる。
【0027】以上の構成において、本実施例では中立面
GーGと曲げセンサの重要部分である金属抵抗体との間
の距離が12μmであり、R=5程度の曲げを加えたと
きの歪が0.24%程度となる。したがって、寿命を長
く確保できるレベルに歪が抑えられる。
【0028】次に、図8は本発明の第4実施例を示す図
である。本実施例は第1実施例と同様の2組の曲げセン
サ11を外向きに貼り合わせたものである。図8の説明
に当り、第1実施例と同様の部材は同一番号が付されて
いる。すなわち、図8において、71、72はそれぞれ
上下の2枚の曲げセンサ45、46の一部として用いら
れるベース部材であり、その厚さL41は12μmであ
る。73は接着層で、その厚さL42は5μmである。
この接着層73によって上下の2枚の曲げセンサ45、
46が外向きに貼り合わされている。故に、中立面Gー
Gは接着層73の中心面となる。なお、補強材55、5
9の各表面間の全体の厚さL43は153μmである。
【0029】以上の構成において、本実施例では中立面
GーGと曲げセンサ45、46の重要部分である金属抵
抗体53、57の中心面との間の距離が20.5μmで
あり、R=5程度の曲げを加えたときの歪が0.41%
程度となる。したがって、寿命を長く確保できるレベル
に歪が抑えられる。
【0030】次に、図9は本発明の第5実施例を示す図
である。本実施例は2組の曲げセンサ75、76を内向
きに貼り合わせたものである。すなわち、図9におい
て、81、82はそれぞれ上下の2枚の歪センサ75、
76の一部として用いられるベース部材であり、その厚
さL51は12μmである。83、84は接着層で、そ
の厚さL52は5μmである。接着層83、84はそれ
ぞれ上下の補強材85、86とベース部材81、82と
の間を接着する機能を有している。87は絶縁層で、そ
の厚さL53は5μmである。この絶縁層87を挟んで
上下の2組の曲げセンサ75、76が内向きに対抗して
いる。故に、中立面GーGは絶縁層87の中心面とな
る。さらに、上下の曲げセンサ75、76の絶縁が保た
れる。なお、各厚さL54〜L57はそれぞれ5μm、
2μm、5μm、50μmである。また、88、89は
金属抵抗体、90、91は接着層である。ベース部材8
1、金属抵抗体88および接着層90によって曲げセン
サ75が構成され、ベース部材82、金属抵抗体89お
よび接着層91によって他方の曲げセンサ76が構成さ
れる。
【0031】以上の構成において、本実施例では絶縁層
87における中立面GーGと曲げセンサ75、76の重
要部分である金属抵抗体88、89との間の距離が8.
5μmであり、R=5程度の曲げを加えたときの歪が
0.17%程度となって一層低減する。したがって、寿
命を長く確保できるレベルに歪が抑えられる。なお、上
下の金属抵抗体、90、91間の寸法が保たれて、絶縁
が確保されると、中央の絶縁層87は不要となる。ま
た、上記第3〜5実施例においては、補強材の厚さ、あ
るいはこれらの材質を変える、さらには厚さ材質の双方
を変えるという方法により、中立軸と金属抵抗体との間
の寸法を変えることなく、必要な剛性を得ることができ
る。さらに、場合によっては補強材を入れなくてもよい
ことがある。
【0032】また、上記第1、第3〜5実施例におい
て、ベース部材と金属抵抗体と接着層を介在せずに直接
に接合してもよい。なお、寿命を長く確保できるレベル
に歪が抑えられれば、金属抵抗体の一部が外部に露出し
てもよく、その場合には、センサの交換が容易となる。
【0033】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1〜
載の発明によれば、歪センサの疲労を著しく低減するこ
とができ、破壊に強く、小さな曲率で使用することが可
能となる。その結果、寿命を長く確保できるレベルに歪
が抑えられ、充分な耐久性を確保することができる。
た、弾性体の厚さ、材質を変えることによって容易に中
立面と抵抗体との間の距離を適切に設定できる。また、
抵抗体として金属抵抗体を用いたので、出力のリニアリ
ティがよい、という格別な効果が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の全体構成を示す図であ
る。
【図2】同実施例の歪センサの断面図である。
【図3】同実施例による歪センサの構成を示す斜視図で
ある。
【図4】同実施例による歪センサを用いた電子楽器の構
成を示すブロック図である。
【図5】同電子楽器の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図6】本発明の第2実施例の歪センサの断面図であ
る。
【図7】本発明の第3実施例の歪センサの断面図であ
る。
【図8】本発明の第4実施例の歪センサの断面図であ
る。
【図9】本発明の第5実施例の歪センサの断面図であ
る。
【図10】一般的な歪センサの曲げ状態を説明する図で
ある。
【図11】一般的な歪センサの耐久性の効果を説明する
図である。
【図12】従来の歪センサの断面図である。
【符号の説明】
11、41:曲げセンサ、15、28、45、46、7
5、76:歪センサ、21、31、51、71、72、
81、82:ベース部材、23、52、56:接着層
(板状部材)、25、32、53、57、88、89:
金属抵抗体、55、59、85、86:補強材、87:
絶縁層

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性体からなり、身体に装着されて関節
    の曲げを検出する曲げセンサであって、前記弾性体の内
    部に少なくとも一部が設けられた抵抗体を設け、 前記抵抗体は、端部をそれぞれ端子に接続され、変形に
    よる抵抗の変化を歪として該端子から出力する金属抵抗
    体であり、前記金属抵抗体を、変形時でも歪量が0となる面である
    中立面から20ミクロン以内の位置に 配したことを特徴
    とする曲げセンサ。
  2. 【請求項2】 複数個の前記抵抗体を有し、前記弾性体
    の中立面を挟んで両側に少なくとも1個の抵抗体を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の曲げセンサ。
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