JP2623790B2 - 多色ジェットルームにおける緯糸切断方法 - Google Patents

多色ジェットルームにおける緯糸切断方法

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金平 三矢
洋一 牧野
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株式会社豊田自動織機製作所
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、緯入れ通路に対して相対的に静止した複数
の緯入れ用メインノズルから緯入れ通路に射出緯入れさ
れる緯糸を緯入れパターンに従って選択すると共に、緯
入れされた緯糸を電磁カッターにより緯入れ用メインノ
ズルから切断分離する多色ジェットルームにおける緯糸
切断方法に関するものである。
[従来の技術] 特開昭50−76376号公報に開示されるようなこの種の
多色ジェットルームにおいても、複数の緯入れ用メイン
ノズルのうちの1つから選択して射出緯入れされた緯糸
が織布端部に設置されたカッターによって筬打ち直後に
緯入れ用メインノズルから切断分離されることは単一の
緯糸を緯入れするジェットルームの場合と同様である。
この緯糸カッターとしてはカム機構を用いた機械式カッ
ター、電磁ソレノイドによって直接駆動される電磁カッ
ター、開閉切断動作を行わせる駆動機構となるエアシリ
ンダへのエア供給を電磁バルブで制御する1種の電磁カ
ッターがある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、機械式及び電磁式の緯糸カッターのい
ずれにおいてもその切断タイミングは一定であり、この
切断タイミングの一定性が次のような問題をもたらす。
緯入れ通路に対して相対的に静止するように設置される
複数の緯入れ用メインノズルが筬打ち揺動方向に配列さ
れた場合(変形筬の場合にはその緯入れ容易性からこの
配列が主となる)には、各緯糸に対する切断タイミング
が一定では緯糸切断位置が筬打ち揺動方向に配列された
各緯入れ用メインノズル毎に筬打ち揺動方向にずれる。
そのため、織前の一端と緯糸切断位置との間の緯糸の長
さ、即ち耳房の長さが筬打ち揺動方向に配列された緯入
れ用メインノズルの緯糸毎に異なることになり、長い方
の耳房の長さを抑制すれば短い方の耳房の長さが短くな
り過ぎてしっかりした耳形成ができない。逆に、短い方
の耳房の長さを延ばせば長い方の耳房が長くなり過ぎ、
織成最中にこの長過ぎる耳房が経糸開口内に反転して入
り込み、織布内に織りこまれてしまう。従って、このよ
うな耳房の長さの不揃い性は良好な耳形成達成を阻害す
る。
又、各緯糸毎の切断位置のずれは緯入れ用メインノズ
ルからの緯糸先端部の延び出し長さを異ならせ、耳房長
さとの兼ね合いもあって緯糸先端部の延び出し長さを適
正に設定することができない。緯入れ待機中の緯糸先端
部の延び出し長さは緯入れミス防止の上で重要な糸姿勢
を左右し、緯糸先端部の延び出し長さが大き過ぎると緯
入れミスが生じ易くなる。
本発明は緯入れ通路に対して相対的に静止した緯入れ
用メインノズルからの緯糸先端部の延び出し長さ及び耳
房長さを揃え得る多色ジェットルームに緯糸切断方法に
関するものである。
[課題を解決するための手段] そのために本発明では、電磁カッターに対する切断指
令信号の発生タイミングを緯入れパターンに連動させ、
緯入れ状態の緯入れ用メインノズルが織前位置に対する
特定の位置に配置された時にこの緯入れ用メインノズル
から緯糸を前記電磁カッターによって切断分離するタイ
ミングで前記切断指令信号を発生するようにした。
[作用] 電磁カッターに対する切断指令信号の発生タイミング
は緯入れパターンに従って選択され、緯入れ状態にある
緯入れ用メインノズルが織前側に近いものほどその緯糸
を切断するタイミング、即ち切断指令信号の発生タイミ
ングは早い。このように発生タイミングをずらすことに
より筬打ち揺動方向に配列された緯入れ用メインノズル
から射出緯入れされた緯糸はいずれも同じ位置で電磁カ
ッターによって切断可能である。従って、織前の一端と
切断位置との距離がどの緯糸に対しても一定となり、耳
房長さ及び緯入れ用メインノズルからの緯糸先端部の延
び出し長さのいずれも全ての緯糸において揃う。
[実施例] 以下、本発明を具体化した一実施例を図面に基づいて
説明する。
複数の緯入れ用メインノズル1,2,3,4はスレイ5上に
立設された変形筬6前面の緯入れ通路6aに対して相対的
に静止しており、緯入れ用メインノズル1〜4から射出
された緯糸Y1,Y2,Y3,Y4はスレイ5に所定間隔において
装着された緯入れ用補助ノズル7により緯入れ通路6a内
をリレー搬送される。緯入れ用メインノズル1,2は筬打
ち揺動方向に配列されており、緯入れ用メインノズル3,
4は緯入れ用メインノズル1,2に対して上下に重なり合っ
ている。
各緯入れ用メインノズル1〜4は電磁バルブV1,V2,
V3,V4を介して圧力エア供給源に接続されており、電磁
バルブV1〜V4は駆動回路16を介した緯入れパターン信号
発生器17からの開閉指令によって開閉制御される。緯入
れパターン信号発生器17は緯入れパターン設定器18によ
って予め設定された緯入れパターン及び機台回転角度検
出用のロータリエンコーダ19からの検出信号に基づいて
電磁バルブV1〜V4の開閉制御信号を発し、これにより緯
糸Y1〜Y4が緯入れパターンに従って選択緯入れされる。
織布Wの織前W1の側方には支持ブラケット8が織機機
枠側に固設されており、支持ブラケット8の先端部には
支軸9が回動可能に支持されている。支持ブラケット8
の織布W側の側面には固定刃10が固設されており、支軸
9の織布W側の一端には可動刃11が固着されていると共
に、他端にはレバー12がボルト13により締付固定されて
いる。
レバー12の一端部直下にて支持ブラケット8の側面に
はエアシリンダ14が装着されており、エアシリンダ14は
電磁三方弁15を介して圧縮エア供給源に接続されてい
る。エアシリンダ14の駆動ロッド14aはレバー12に連結
されており、駆動ロッド14aが没入方向へ移動すること
により可動刃11が支軸9を中心に切断動作を行なう。即
ち、固定刃10、可動刃11、エアシリンダ14及び電磁三方
弁15により電磁カッターが構成されている。電磁三方弁
15は駆動回路20を介した緯入れパターン信号発生器17か
らの駆動指令信号に基づいて切換制御され、駆動回路20
から出力される切換制御信号はカットタイミング設定器
21により予め設定されたタイミングで発生する。
第4図に示す曲線C1,C2,C3,C4は各電磁バルブV1〜V4
に対する開放制御信号を表し、曲線D1,D2は電磁三方弁1
5に対する切換制御信号を表す。即ち、緯糸Y1〜Y4の緯
入れパターンとしては緯糸Y1の2回連続緯入れ後、緯入
れ緯糸Y2,Y3,Y4各1回ずつの緯入れが設定されており、
電磁三方弁15の切換制御信号の発生タイミングは緯入れ
用メインノズル1,3から射出される緯糸Y1,Y3と緯入れ用
メインノズル2,4から射出される緯糸Y2,Y4との場合でず
らされている。曲線D1で表す切換制御信号の発生タイミ
ングで動作する電磁カッターの可動刃11の切断動作は緯
入れ用メインノズル1(及び3)が第2図に示す織前W1
に対する特定位置に揺動配置された場合に対応し、電磁
カッターは緯糸Y1(又はY3)を位置Pで切断する。曲線
D2で表す切換制御信号の発生タイミングで動作する電磁
カッターの可動刃11のカット動作は緯入れ用メインノズ
ル2(及び4)が第3図に示す織前W1に対する特定位置
に揺動配置された場合に対応し、電磁カッターは緯糸Y2
(又はY4)を位置P′で切断する。緯糸Y1,Y3を切断す
るタイミングは第4図の回転角θで表され、緯糸Y2,Y
4を切断するタイミングは回転角θで表されるが、こ
のように切断タイミングをずらすことによって緯糸Y1,Y
3を切断する位置Pと緯糸Y2,Y4を切断する位置P′とを
一致させることができる。即ち、切換制御信号D1,D2
切断指令信号となっており、両切断P,P′が一致するよ
うに切断指令信号D1,D2の発生タイミングが設定されて
いる。
電磁カッターによる切断位置P(=P′)の単一特定
は耳房Wtの長さl1の不揃い、及び緯入れ待機中の緯糸
(第2図ではY1、第3図ではY2)の先端部の延び出し端
部の長さl2の不揃いを解消する。これにより耳房Wtの長
さl1を過不足なく設定することができると共に、延び出
し端部の長さl2も適正な長さに設定することができる。
従って、織布Wへの織り込みのない、かつしっかりとし
た耳部を形成する長さの耳房Wtを残すことができ、しか
も緯入れミス防止の上で重要な緯入れ待機中の緯糸先端
部の姿勢を良好に整える上で適切な長さの延び出し端部
を残すことができる。
本発明は勿論前記実施例にのみ限定されるものではな
く、例えば電磁カッターとしては電磁ソレノイドによっ
て可動刃を直接駆動するものを採用したり、あるいは制
御コンピュータによって緯入れ用電磁バルブ及び電磁カ
ッターを緯入れパターンに従ってプログラム制御するよ
うにしてもよい。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明は、緯入れ状態の緯入れ用
メインノズルが特定位置に配置された時にこの緯入れ用
メインノズルから緯糸を電磁カッターによって切断分離
するタイミングで切断指令信号を発生するようにしたの
で、電磁カッターによる緯糸切断位置がいずれの緯糸に
おいても統一され、これにより耳房長さ及び緯入れ待機
中の緯糸先端部の緯入れ用メインノズルからの延び出し
長さをそれぞれ適正長さに揃えて良好な耳部形成及び緯
入れを達成し得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を具体化した一実施例を示し、第1図は緯
入れ付近を示す斜視図、第2,3図はいずれも緯糸切断状
態を示す要部平面図、第4図は切断指令信号発生タイミ
ングを説明するためのグラフである。 緯入れ用メインノズル1,2,3,4、固定刃10、可動刃11、
両刃10,11と共に電磁カッターを構成するエアシリンダ1
4及び電磁三方弁15、緯入れパターン信号発生器17、緯
入れパターン設定器18、カットタイミング設定器21、切
断位置P,P′。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】緯入れ通路に対して相対的に静止した複数
    の緯入れ用メインノズルから緯入れ通路に射出緯入れさ
    れる緯糸を緯入れパターンに従って選択すると共に、緯
    入れされた緯糸を電磁カッターにより緯入れ用メインノ
    ズルから切断分離する多色ジェットルームにおいて、前
    記電磁カッターに対する切断指令信号の発生タイミング
    を前記緯入れパターンに連動させ、緯入れ状態の緯入れ
    用メインノズルが織前位置に対する特定位置に配置され
    た時にこの緯入れ用メインノズルから緯糸を前記電磁カ
    ッターによって切断分離するタイミングで前記切断指令
    信号を発生するようにした多色ジェットルームにおける
    緯糸切断方法。
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