JP2620504B2 - 電気泳動用超薄型スラブゲルにくさび形ウェルを形成するためのサンプルウェル挿入部材 - Google Patents

電気泳動用超薄型スラブゲルにくさび形ウェルを形成するためのサンプルウェル挿入部材

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JP2620504B2
JP2620504B2 JP5296795A JP29679593A JP2620504B2 JP 2620504 B2 JP2620504 B2 JP 2620504B2 JP 5296795 A JP5296795 A JP 5296795A JP 29679593 A JP29679593 A JP 29679593A JP 2620504 B2 JP2620504 B2 JP 2620504B2
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    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/416Systems
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    • G01N27/44704Details; Accessories
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  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は垂直スラブゲル電気泳動
に関するものである。特に本発明は、極端に薄いスラブ
ゲルに関係する問題と、サンプルを受けるための多数の
ウェルとして働き、また各サンプルがゲル上を移動する
間伝わるレーンを規定するコーム(櫛)の使用に関する
問題を扱っている。
【0002】
【従来の技術】垂直スラブゲル電気泳動のための装置を
設計する場合に考慮すべきことは、サンプルを確実かつ
再現可能な方法で充填できることと、できるだけ多くの
サンプルを一度にひとつのゲル上にそれぞれが鋭いバン
ドに別れるような方法で充填できることである。
【0003】スラブゲルは通常、二枚のガラス板をあら
かじめ決めた間隔の隙間ができるように両側の垂直端で
連結することによって形作られる。二枚のガラス板を垂
直端に沿って把持し、開いた底部に沿ってシールが施さ
れる。隙間をゲル溶液で満たし、ゲルが固まるのを待
つ。スラブゲルによっては、工業的に”コーム(櫛)”
または”テンプレート”と呼ばれるウェル形成挿入物
を、ゲル溶液の開口上端部に沿ってゲルが固まる前に置
き、コームの歯が二枚のガラス板の間の隙間に刺さるよ
うにしたものもある。ゲルが固まった後、コームを取り
去るとゲルの上端部に沿ってウェルが一列生成してお
り、サンプルをここに充填できるようになっている。
【0004】また別のスラブゲルにおいては、特に隙間
の間隔が0.01インチ(0.40mm)以下のものの
場合、これとは異なる型のコームが使われ、それはゲル
が固まった後もゲルプレートの間に置かれ、電気泳動の
間中そのままになっている。このコームは先がとがって
いるので、”鮫の歯状のコーム”と呼びならわされてい
る。一旦ゲルが固まってしまったら、コームを歯の先が
ゲルの上端部に接触するようにプレートの間に差し込ま
れる。コームの歯の間は逆V字形のスペースになってお
り、ここをこれから電気泳動によって分離しようとする
サンプルを載せるためのウェルとして使うのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】鮫の歯状のコームを使
う構成では、ゲルを挟む二枚のプレートの高さが違うこ
とが多く、一方のプレートがもう一方のプレートの上に
わずかに出ている。ゲルの上端部は低い方のプレートの
上端部よりも少しだけ下に位置している。鮫の歯状のコ
ームを二枚のプレートの間に、歯の間の逆V字形のスペ
ースが低い方のプレートの上には出るが高い方のプレー
トよりは低くなり、高い方のプレートプレートで一方の
側面が塞がれるように差し込む。液体サンプルのアリコ
ートを開いた側から注入すると二枚のプレートの間のゲ
ル上に液体が流れ込み、そこでコームの歯に隔てられて
それぞれ別れて溜る。尖った歯の先の間隔は狭く、サン
プルはそれぞれ隔てられてはいるが実際上連続したレー
ンを成す。
【0006】極端に薄い超薄型(ultra-thin)ゲル、例
えば0.005インチ(0.13mm)のゲルの場合、
上記のような型の鮫の歯状のコームを使うことはできな
い。そのように薄いコームは細心の注意を払って取り扱
っても非常に壊れ易く、歯の間にできるウェルが非常に
狭いので、その中にサンプルを載せるのが全く不可能で
はないまでもきわめて困難である。本発明はこれらの問
題やこれと類似の性質の問題を解決しようとするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はスラブゲル封入
物とサンプルコーム一式を提供するものである。サンプ
ルコームは、コームをゲル封入物に差し込んだとき、テ
ーパー状のサンプルウェルができるように窪みを持たせ
たコームである。この方法で作られるウェルは上部が広
く開いてサンプルを載せ易く、相当量のサンプルを保持
でき、また底部は充分狭いのでサンプルを二枚のプレー
トの間に挟まれた超薄型ゲルに導入することができる。
【0008】最初の実施例は、封入物の側壁がサンプル
を載せる端部に沿って外側に伸展してくさび型の部分が
でき、これと相補的なくさび型の歯を持つサンプルコー
ムと、このゲル封入物の側壁によって作られるくさび型
の部分とがぴったりはまるものである。コームの歯はこ
のようにくさび型(即ち歯の断面はコームの面に垂直)
をしている。二つの隣会う歯と歯の間は、コームの縁に
垂直で歯には平行な溝または窪みで、くさび型のサンプ
ルウェルをかたちづくることができ、その深さはスラブ
ゲルが保持されているゲルスペースの幅に比べてかなり
大きい。ゲル封入物とサンプルコームの両方をくさび型
の外形にすることにより、鮫の歯状のコームについてわ
かっている利点をすべて生かすことができ、超薄型ゲル
と同じくらいの薄さの鮫の歯状コームを使うことで生じ
るさまざまな問題を回避することができる。
【0009】最初の好ましい実施例では、くさび型のス
トッパーバーを使用している。その外形はサンプルコー
ムと同様であるが、サンプルコームの歯になるV字型の
刻み目やサンプル受けになる溝はない。ストッパーバー
はサンプルコームと同じようにゲル封入物の側壁でつく
られるくさびの内側にはまるが、ゲルの上端部をまっす
ぐに揃えるため、余分のゲルを落とす間のストッパーと
して使うものである。一旦余分のゲルが落ちればストッ
パーバーは取りはずし、サンプルコームに置き換え、サ
ンプルをそれぞれのウェルに載せて電気泳動にかけるこ
とができる。
【0010】二つ目の実施例ではサンプルホルダーがく
さび型の外形をしておらず、かわりに溝の深さが一方の
端から他方の端に向かって浅くなっている。この例にお
ける封入物の側壁は高さが同じではなく、サンプルホル
ダーは低い方の壁の上端に載っていて、各溝の細くなっ
た先端は直接ゲルスペースの上に位置する。好ましい実
施例では、同様の形状で溝のないストッパーバーが用い
られる。
【0011】本発明のこの他の特徴や利点、及び好まし
い実施例は以下の記述から明らかになる。
【0012】
【実施例】
(実施例1)図1の拡大した側面図は二枚の透明なプレ
ート12と13、およびスペーサーストリップ14を主
要構成部材とするゲル封入物11の左半分を示したもの
である。二枚のプレート12、13のうち、一方のプレ
ート12は、一端が鋸の歯形状に形成された中心部分1
5であり、この二枚のプレート12、13をこちらの端
を上にして垂直に立てた場合、この中心部分15でプレ
ート12、13の高さが違っている。このように高さが
違っていることによって、二枚のプレート12、13に
挟まれたゲルの上端部に電極用緩衝液を入れる上部バッ
ファーチャンバー(図には示していない)を設置するの
が容易になる。このようなチャンバーの配置は図3から
明らかであり、その配置については以下に詳細に述べ
る。ショルダー部16は左側の垂直端より上に突き出て
いて、こちら側の端では二枚のプレート12、13は同
じ高さになっている。この図の右側は切れていて示され
ていないが、二枚のプレート12、13はこの図の右の
方にも伸びていて、図にはないが、左側と同じショルダ
ーとスペーサーストリップが右側にもあることに注意し
なければならない。
【0013】通常のスラブゲル封入物と同様に、スペー
サーストリップ14および対応する右側のストリップに
よって二枚のプレート12、13の間の間隙幅、即ちゲ
ルの厚みが決まる。使用する際には、二枚のプレート1
2、13と二枚のスペーサーストリップ14(右側のス
ペーサーストリップは図示されていない。)を、図に示
されていないクランプによって二つの垂直端に沿って固
定し、プレート12、13をスペーサーストリップに押
し付ける。さまざまな形状のクランプが当業者に知られ
ており、一般に使用されているが、そのようなクランプ
ならどれでもこの図に示した構造物に使うことができ
る。
【0014】二枚のプレート12と13の表面はフラッ
トであるが、一端が鋸の歯形状になっているプレート1
2では、この鋸の歯形状に形成された中心部分15で角
度がつけられた傾斜端21が形成されている。図2に示
されているように、この傾斜端21は水平面(即ちプレ
ートの表面に垂直な軸)に対して鋭角22をなしてい
る。図2で二枚のプレート12と13およびスペーサー
ストリップ14とは互いに接触して描いてあるが、手前
のプレート12の傾斜端21と、後側のプレート13の
内側のフラットな表面23とでくさび形の開口部24が
形成されており、これが二枚のプレート12、13と二
枚のスペーサーストリップ14(一方は図示されていな
い。)で挟まれたゲルスペース25へつながっている。
【0015】図1にもどって、ふたつの挿入物が宙に浮
いた格好でゲル封入物11の上に示されている。ひとつ
はゲルを捨てるときに使うストッパーバー31で、もう
ひとつは電気泳動に使うサンプルホルダーコーム32で
ある。両方とも周囲の形状は同一であるが、コームは前
述した溝または窪みを持っている点で違っており、これ
については以下に詳しく述べる。各挿入物の外形を見る
と、挿入物の末端33、34に平行で面35、36に垂
直な断面の輪郭は、それぞれ下端が、傾斜端37及びく
さび形端38に形成されている。これらの傾斜端37及
びくさび形端38は、ゲル封入物の上端に平行に置いた
とき、図2のくさび形の開口部24と同一の角度を持っ
ているので、各挿入物はゲル封入物の上端にうまくはま
る。各挿入物はさらに鋸の歯形部分を持たない方のプレ
ート13の上端43にはまる逆さの溝41および42を
それぞれ持っている。図には示していないが、各挿入物
の後側(即ち図に描いてある広い表面の反対側)にある
一対の手動操作ネジを使って挿入物を所定の位置に固定
し、使用している間これを安定支持させる。
【0016】図3は透明なプレート12、13とスペー
サーストリップ14およびコーム32をもうふたつの部
分、即ち上部バッファーチャンバーを形成する外装プレ
ート51と下部バッファーチャンバーを形成するリザー
バー52と組み合わせて描いた斜視図である。
【0017】外装プレート51は、外側に開いた上端5
3と下端に沿って内側に突き出たショルダー54、およ
び左側端に沿って内側に突き出たショルダー55を備え
ている。同様の内側に突き出たショルダーは右側端にも
あるが、この図は右側が切れているのでこのショルダー
はこの図では見えない。これらのショルダー54、55
は外装プレート51および鋸歯を持つプレート12の外
表面に挟まれた開空間56を区画している。これらのシ
ョルダー54、55の表面と外装プレート51の側端の
下部表面とは、鋸歯のあるプレート12の外表面と接し
ており、図には描かれてない接着シール材またはガスケ
ットを介して液体を密閉する。電気泳動を行う間、この
開空間56は電極緩衝液で満たされ、上部バッファーチ
ャンバーとして機能する。この空間を満たす溶液はコー
ム32およびゲルの上端部と接触している。
【0018】リザーバー52は桶形の受け皿で、図に示
した外観は他の部分と同様に右側が切れている。電気泳
動を行う間、リザーバー52はもう一方の電極緩衝液で
満たされ、下部バッファーチャンバーとして働く。ゲル
封入物を形成する透明なプレート12および13の下端
と露出したゲルそのものの下端は、このリザーバー52
に入れた緩衝液に浸っている。
【0019】プレート12、13とスペーサーストリッ
プ14を組み合わせて通常ゲルサンドウィッチと呼ばれ
ているものを形成する方法や、ゲルサンドウィッチの底
部にゲル溶液導入のためのセントラルポアを有するキャ
スティングデバイスを締め付け、このセントラルポアを
通してゲル溶液をゲルスペースである開口部24(図2
参照)に導入し、ゲルサンドウィッチの上端にストッパ
ーバーを挿入し、ゲルを捨て、ストッパーバーをコーム
と取り替え、封入物を下部のリザーバー52や必要なす
べての電極、電源、電気接続部品、および必要ならば制
御装置やプログラム装置などを有する電気泳動セルの中
に設置する方法は、すべて当業者にはよく知られた一般
的なもので、これら当業者に認められた方法でこの装置
を使用することができる。
【0020】図4(A)はサンプルホルダーコーム32
の拡大正面図である。コームの下端は(図に描かれた概
観に従えば)ゲルスラブに接して置かれる端で、刻み目
が付けられて歯61になっており、この歯の先端によっ
てゲルスラブ上の各サンプルレーンが区切られる。コー
ム32の相隣会う歯によって溝(または窪み)62がで
き、これがサンプルを載せるウェルになる。
【0021】図4(B)に示す詳細な拡大図では、二本
の相隣会う歯が図4(A)と同じ向きから描かれてい
る。これを90度回転した図4(C)から歯の外形が理
解できよう。図4(B)からわかるように、溝62は二
本の相隣会う歯の中央に設けられている。各歯の前方の
表面にはコーム32本体に平行で、かつコーム32が垂
直に保持されているときは垂直になる表面部分63、お
よび後部表面65に向かって後側に折れ曲がって細くな
っている表面部分64がある。この折れ曲がって傾斜し
ている表面部分64の角度66は図2に示した前方ゲル
封入物プレート12の傾斜した末端21のなす鋭角22
と同一である。従って、コーム32の細くなった末端を
図2に示した二枚のプレート12、13の間にできるく
さび形の開口部24に挿入したとき、コーム32上の傾
斜した表面64と後部表面65はそれぞれ前方のプレー
ト12の傾斜した末端および後方のプレート13の内側
のフラットな表面23に接する。サンプルウェルはこの
ようにして作られ、その深さは(即ち、これらの図に描
かれた概観では高さと言ってもよいが)歯61の曲がっ
た表面部分の高さと同じであり、サンプルウェルは二本
の相隣会う歯61の傾斜した表面部分64の間のスペー
スと、前方のプレート12の傾斜した末端21と後方の
プレート13の内側のフラットな表面23の間のスペー
スとで区画形成される。
【0022】各歯61の先端部67は鋭く尖っているこ
ともあり、尖っていないこともあるが、一般に充分細い
ので図2に示す二枚のプレート12、13の間のゲルス
ペース25に突き刺さる。あるいは先端部67が太すぎ
てゲルスペース25に突き刺さらない場合でも、図1に
示すストッパーバー31の対応する先細の末端の方がこ
れよりもさらに太ければ先端部67を差し込むことがで
きる。どちらの場合でも歯61の先端部67はストッパ
ーバー31の細くなった末端より下方(つまりゲルの奥
の方)にまでとどき、コーム32を挿入すれば歯61は
ゲルにしっかりと刺さる。細くなった末端の鋭さの度合
を別にすれば、ストッパーバー31は歯になる溝や窪み
はないがサンプルホルダーコーム32と同じ断面形をし
ている。しかし、この実施例におけるストッパーバー3
1では一連の長細い穴44が設けられており、ストッパ
ーバー31が軽くてかつ柔軟に構成されている。こうす
れば、ストッパーバー31をポリエチレンのような比較
的硬い素材で作ることができる。
【0023】(実施例2)本発明の別の実施例を図5に
示した。ここでも前掲の図と同様、二枚の透明なプレー
ト81および82は高さが異なり、上部バッファーチャ
ンバーは折れ曲がった形状の外装プレート83によって
形成される。しかし本実施例における低い方のプレート
81の末端84は水平であり、外側に傾斜してはいな
い。
【0024】サンプルホルダー85の外形は末端86の
形状からもわかるように矩形であり、傾斜状またはくさ
び形には形成されていない。サンプルホルダー85の水
平な下部末端87は低い方のプレート81の上部水平末
端84の上に置かれ、液もれのない密閉構造を形成す
る。サンプルホルダー85にある窪み88はゲル封入物
の高い方のプレート82に接する向きに開いており、低
い方のプレート81に接する向きは閉じている。それぞ
れの窪み88は先にいくほど細くなっており、その形状
は、上部89および下部90に分けられる後部壁面によ
って形作られている。従って窪み88の深さはサンプル
ホルダー85の上端91側の方が下端87側よりも深く
なっており、下端87での窪み77の深さは一般に二枚
のプレート81と82で決まるゲルの厚みとほとんど同
じかそれよりわずかに厚いか薄いかである。この実施例
におけるストッパーバー92はサンプルホルダー85と
同様に断面が矩形で、厚さはサンプルホルダー85の厚
さと等しい。
【0025】図には示していないが本実施例に含まれる
構造物は、スペーサーストリップ、下部緩衝液リザーバ
ー、および液を密閉するように各部を固定するための手
段などを備えている。これらの部品は前掲の実施例の図
に示したものと同じものか類似のものでよく、あるいは
当業者に容易に理解できる構造の部品をこれに替えても
よい。
【0026】コームの溝や窪み、その他の表面部分の寸
法や配置は本発明の範囲内でさまざまに変えることがで
きる。図に示したような高さの異なるプレートを使う場
合、コームの厚さは低い方のプレートの厚さとまったく
同じか、それより厚いほうが好ましい。一般にコームは
少なくとも十個の、好ましくは少なくとも三十個の窪み
を持っており、それと同じ数のサンプルウェルができ
る。これら窪みや溝は、好ましくは0.25インチ
(6.35mm)以下の間隔で規則正しく配置されてい
る。現在のところ好ましい実施例ではコームとプレート
は図1〜図4(C)に示した形状をしており、コーム3
2は全体のが5.78インチ(14.68cm)で3
4個の歯61を持ち、歯の先端67は0.170インチ
(4.32mm)の間隔で隔たっている。プレート12
の傾斜した傾斜端21のなす角度22、および歯61の
折れ曲がった(傾斜した)表面の角度66は45度で、
図4(B)に示す隣り合う二本の歯61の間の角68は
53度である。また、コームの厚み69は0.187イ
ンチ(4.75mm)であり、各溝または窪み62の深
さ70は0.127インチ(3.23mm)、そして各
歯61の面取りした先端の幅71は0.006インチ
(0.15mm)、各歯61の面取りした先端の深さ7
2は0.003インチ(0.076mm)である。各歯
61の面取りした先端の深さ72に対応するストッパー
バー31の面取りしたテーパ先端の寸法は0.018イ
ンチ(0.46mm)である。
【0027】ここに記載したような形のコームはどのよ
うな厚さのスラブゲルにも使うことができるが、0.0
05インチ(0.127mm)以下の厚さのスラブゲル
には特に有用で、約0.001インチ(0.0254m
m)から約0.004インチ(0.102mm)のゲル
に使用すると有用性が顕著である。上述したようにゲル
の厚さは用いるスペーサーストリップによって決まる。
【0028】コームやストッパーバーの材質は決定的に
重要というわけではなく、希望の形状に加工でき、透明
なプレートに接して置いたとき比較的液もれが少ない密
閉構造ができてサンプルウェルになり、使用中にコーム
やストッパーバーと接触するどんな物質に対しても不活
性で、しかもゲル溶液が重合反応を起こす妨げにならず
ゲルが固まることができればよい。現在のところ好まし
い材質はコームには硬質ゴム、ストッパーバーにはポリ
エチレンである。透明なプレート、およびその他の器具
は通常用いられる材質から作ることができるが、ひとつ
だけ考慮しておかなければならない点は、使用中にその
形が変形しない程度に充分堅固であること、および電気
的に絶縁性であって、化学的には使用中に接触するいか
なる物質に対しても不活性であることである。ガラスま
たはポリカーボネートのような高分子物質が通常この目
的には充分まにあう。
【0029】上記は主に具体的に本発明を説明するため
のものである。コームやストッパーバー、透明なプレー
ト、ならびにこれらのものを使う電気泳動装置のその他
の部品の材質や形状、配置、外形などは本発明の範囲内
でさまざまに変更し置換しうることは当業者には明かで
あろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる一実施例を一方向から見た斜
視図であり、二枚の透明なプレートとふたつのスペーサ
ーストリップのうちのひとつ、ならびにストッパーバー
とサンプルホルダーコームを示したものである。
【図2】 図1に示した透明なプレートとスペーサース
トリップを図1中の線分2−2の方向に沿って切った横
断面図である。
【図3】 図1に示した各部を組み合わせたアセンブリ
の図で、ストッパーバーは示していない代わりに、電気
泳動を行う際に使用する付属品も併せて示されている。
【図4】 図4(A)はサンプルホルダーコームの正面
立面図である。図4(B)は、図4(A)の丸で囲んだ
部分の拡大図である。図4(C)は図4(B)中の線分
C−Cの方向に沿って切った断面図である。
【図5】 本発明の二番目の実施例の拡大斜視図であ
り、二枚の透明なプレート、上部バッファーチャンバー
を形作る三枚目の外装プレート、およびストッパーバー
とサンプルホルダーコームの両方を示している。
【符号の説明】
12,13…プレート、14…スペーサーストリップ、
31…ストッパーバー、32…サンプルホルダーコー
ム、24…開口部、25…ゲルスペース、51…外装プ
レート、52…リザーバー、61…歯、62…溝、8
1,82…プレート、83…外装プレート、85…サン
プルホルダー、88…窪み、92…ストッパーバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エライン アール. マーディス アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94547 エルキュールズ アスターコー ト 121 (56)参考文献 特開 昭63−285456(JP,A) 特開 平5−332992(JP,A) 実開 昭55−25(JP,U)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0.127mm以下の厚みのスラブゲル
    中でサンプルを電気泳動して分離するために用いられる
    スラブゲル封入物と液状サンプルホルダーを備えた電気
    泳動装置において、 前記スラブゲル封入物は、スペーサー手段によって二つ
    の対向する端部で固定されてスラブが形成されるゲルス
    ペースを区画形成しかつもう一つの端部で開口している
    二枚のプレートからなり、この二枚のプレートが前記ス
    ラブが形成されるゲルスペースにつながる前記もう一つ
    の端部に沿って広げられた開口部を形成し、この広げら
    れた開口部が前記スラブ形成されたゲルスペースに対し
    て垂直方向に切断した断面がくさび形であることを特徴
    とし、 前記液状サンプルホルダーは、前記広げられた開口部の
    前記断面に相補的な断面形状であるくさび形の延長端を
    持つ部材からなり、前記延長端が規則正しく配列する尖
    った先端部とこの尖った先端部間に設けられた溝とを持
    つV字形の刻み目であって前記延長端が前記広げられた
    開口部に挿入された場合に液状サンプルを保持するため
    の分離したウェルを形作ることを特徴とする電気泳動装
    置。
  2. 【請求項2】 前記二枚のプレートが前記第1プレート
    及び第2プレートとして定義され、前記第1プレートが
    前記広げられた開口部にて平面状であり、一方前記第2
    プレートが前記広げられた開口部にて傾斜した内表面を
    有していることによってくさび形の断面形状を形成する
    ことを特徴とする請求項1記載の電気泳動装置。
  3. 【請求項3】 前記第1プレート及び第2プレートが、
    前記スラブゲル封入物の前記もう一つの端部に沿って等
    しい高さではなく、前記第1プレートが前記第2プレー
    トを越えて延びていることを特徴とする請求項2記載の
    電気泳動装置。
  4. 【請求項4】 0.127mm以下の厚みのスラブゲル
    を形成して維持し、このスラブゲルの端部に沿って液体
    サンプルを配置して電気泳動による分離を行うために用
    いられるスラブゲル封入物とストッパーバーと液状サン
    プルホルダーとを備えた電気泳動装置において、 前記スラブゲル封入物は、スペーサー手段によって二つ
    の対向する端部で固定されてスラブが形成されるゲルス
    ペースを区画形成しかつもう一つの端部で開口している
    二枚のプレートからなり、この二枚のプレートが前記ス
    ラブが形成されるゲルスペースにつながる前記もう一つ
    の端部に沿って広げられた開口部を形成し、この広げら
    れた開口部が前記スラブ形成されたゲルスペースに対し
    て垂直方向に切断した断面がくさび形であることを特徴
    とし、 前記ストッパーバーは、前記広げられた開口部内側に適
    合する形状であって前記広げられた開口部にはまってい
    るときに前記スラブが形成されるゲルスペースに突き刺
    さるような形状の延長端を有する部材であり、この延長
    端が前記広げられた開口部の前記断面に相補的であって
    前記スラブが形成されるゲルスペースに突き刺さること
    のできるくさび形の断面形状を有していることを特徴と
    し、 前記液状サンプルホルダーは、前記広げられた開口部の
    前記断面に相補的な断面形状であるくさび形の延長端を
    持つ部材からなり、前記延長端が規則正しく配列する尖
    った先端部とこの尖った先端部間に設けられた溝とを持
    つV字形の刻み目であって前記延長端が前記広げられた
    開口部に挿入された場合に液状サンプルを保持するため
    の分離したウェルを形作ることを特徴とする電気泳動装
    置。
  5. 【請求項5】 0.127mm以下の厚みのスラブゲル
    中でサンプルを電気泳動して分離するために用いられる
    スラブゲル封入物と液状サンプルホルダーを備えた電気
    泳動装置において、 前記スラブゲル封入物は、このスラブゲル封入物を垂直
    方向に置いたときに二つの側端と下端と上端として定義
    される端を有する二枚のプレートからなり、この二枚の
    プレートの対向する側端をスペーサー手段によって固定
    することによってスラブが形成されるゲルスペースを垂
    直方向に区画形成し、かつ前記二枚のプレートの上端を
    前記スラブが形成されるゲルスペースにつながる開口部
    が形成された異なる高さになるようにしたことを特徴と
    し、 前記液状サンプルホルダーは、長く延びた上端、長く延
    びた下端、側端、及び長く延びた前側表面と後側表面と
    で区画された長いバーからなり、前記長いバーは断面が
    矩形であって前記上端と下端とに開口するように前記前
    側表面に一連の溝が形成されており、これらの溝の各々
    は前記上端の深さが前記下端の深さよりも深く、前記下
    端の深さが前記スペーサー手段の厚みに実質的に等しく
    形成されていることを特徴とする電気泳動装置。
  6. 【請求項6】 前記二枚のプレートを低い方のプレート
    と高い方のプレートとで構成されると定義した場合、前
    記前側表面と後方表面との間の距離と同一であるように
    設計された前記液状サンプルホルダーの厚みは、前記低
    い方のプレートの厚みと実質的に同じであるかあるいは
    厚く形成されていることを特徴とする請求項5記載の
    気泳動装置。
  7. 【請求項7】 前記各々の溝を後部壁面と二つの側壁面
    とで形作られていると定義した場合、前記後部壁面は上
    部と下部に区画されており、前記上部は前記液状サンプ
    ルホルダーの前記後側表面に平行に、一方前記下部は前
    記後方表面に鋭角をなして形成されていることを特徴と
    する請求項5記載の電気泳動装置。
  8. 【請求項8】 前記溝は、6.35mm以下の間隔で規
    則正しく配設され、かつ少なくとも10個設けられてい
    ることを特徴とする請求項5記載の電気泳動装置。
JP5296795A 1992-12-23 1993-11-26 電気泳動用超薄型スラブゲルにくさび形ウェルを形成するためのサンプルウェル挿入部材 Expired - Lifetime JP2620504B2 (ja)

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