JPH0368861A - 電気泳動装置 - Google Patents

電気泳動装置

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JPH0368861A
JPH0368861A JP1197892A JP19789289A JPH0368861A JP H0368861 A JPH0368861 A JP H0368861A JP 1197892 A JP1197892 A JP 1197892A JP 19789289 A JP19789289 A JP 19789289A JP H0368861 A JPH0368861 A JP H0368861A
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multigel
gel
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sheet
buffer chamber
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JP1197892A
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Niemann Eric
エリック・ニーマン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はスラブゲルを使用する垂直及び水平両式の電気
泳動装置の改良に関する。
(従来の技術) 多様な電気泳動が過去20年に渡って開発されてきた。
そしてこの為の装置は市販されている。
近年では初期に於いて使用されていた紙及び澱粉マトリ
ックスが、ポリアクリルアミド及びアガロースゲルを含
む合成ポリマーゲルマトリックスによって大いに取って
代わられてきた。
しかし、ポリアクリルアミド電気泳動及びそれを実施す
る為の市販の装置は幾つかの不便を有する。第1に、ア
クリルアミドは神経毒であると言われており、その取り
扱いには特に用心する必要がある。第2に、アガロース
ゲル同様にポリアクリルアミドスラブゲルは澱粉スラブ
ゲルとは違って、これを重合化させそして一連のサンプ
ルを電気泳動した後はより薄いスラブに容易に切断(若
しくはスライス)することが出来ない。
その結果として、サンプル中に比較的多数存在するタン
パク質及び/又は酵素を分析せねばならない時は、繰り
返し電気泳動を行なって分離せねばならない。これは、
使用し得るサンプル量が非常に少ない時には宮に可能で
あるとは限らない。
更に、再現性よく同一サンプルの複数のアリコートを連
続的に電気泳動を行ない分離すること(よ、必ずしも容
易ではない。
電気泳動は時間のかかる分析法なので、単一セットのサ
ンプルから、好ましくは同一実験条件下複数の電気泳動
像(これは又エレクトフ十しトグラム(electro
pboretogram)と呼ばれる)を同時につくる
のが好ましい。
本発明の目的(よ単一サンプル(若しくは一連のサンプ
ル群)の電気泳動、好ましくは垂直及び水平両式の電気
泳動により幾つかの電気泳動像を同時につくる方法を提
供することである。更に本発明の目的は電気泳動用スラ
ブゲルを改良し、高価なゲル形成化学物質の使用を節約
し、そして電気泳動装置の性能を全般的に改善すること
である。
本発明に従った電気泳動装置により、例えば薄いプラス
チックシートで複数の「ミクロ」スラブゲルに細分化さ
れたスラブゲルを提供する。本明細書中「ミクロ」とい
う用語はスラブゲルを構成する個々のミクロゲルの厚み
が薄いということだけを云う。そしてそのような細分化
されたスラブゲルはこれ以後本明細書中に於いてはマル
チゲル若しくはマルチゲルスラブゲルと云う。電気泳動
を行なった後、マルチゲルは次に行なわれる分析又はプ
ロセスのために容易に剥され個々のミクロゲルとするこ
とが出来る。
それで基本ユニットとして、1つ以上の薄い仕切りシー
トを備えた複数のスペーサーシートを含有し、マルチゲ
ルスラブゲルを流し込む為の容器手段を備える。
また、マルチゲルスラブゲル(これは如何なるタイプの
ゲルも)の形成に使用するのに適したマルチゲルキャス
チングユニット(これは少なくとも3つの異なるタイプ
がある。以下の定義を参照せよ。)も提供する。そのマ
ルチゲルキャスチングユニットは使い捨て可能なユニッ
トとして、又は少なくともその幾つかの部分は繰り返し
使用されるようなユニットとして使用するのに適する。
マルチゲルキャスチングユニットは既にその中に流し込
まれたマルチゲルスラブと共に提供する。
又はそれは使用者の選択によりマルチゲルスラブゲルを
その中に流し込むのに使手すなものとして提供する。マ
ルチゲルキャスチングユニットは既に市販され利用可能
な電気泳動装置と共に使用するのに適する。又はそれは
本発明に従ったマルチゲルキャスチングユニットとマル
チゲルスラブゲルの効果的な使用に特に必した電気泳動
装置と共に提供する。
本発明は又本発明に従ったマルチゲルスラブゲルを垂直
式電気泳動法により使用する電気泳動装置、並びに水平
式電気泳動法によりマルチゲルスラブゲルを使用する電
気泳動装置を提供する。
本発明は高価なゲル形成試薬の使用を節約出来、水平式
電気泳動の操作の容易性と性能を全般的に改善する。
本発明の第1の態様によれば、例えばプラスチックシー
トで6〜250μff+厚の、好ましくは約50μm厚
の仕切りシートで分離された2層以上の薄いゲルに分割
されるゲルを含むゲル電気泳動に使用するためのマルチ
ゲルスラブゲルを提供する。
ゲルはポリアクリルアミドゲル、アガロースゲル、澱粉
ゲル又はゲル電気泳動に使用するのに適した如何なる他
の物質であってもよい。
本発明の第2の態様によれば、2つの層を形成する複数
のスペーサーソートを含む仕切り手段を提供する。1つ
の層中のこれらの各スペーサーシートの厚みは好ましく
はもう1つの層中の対応するスペーサーシートの厚みと
実質的に等しく、そして仕切りシートは1つの層中の連
続的に隣り合う2つのスペーサーシートの間と、もう1
つの層中の対応する2つのスペーサーシートの間にはり
付ける。仕切りシートはポリエチレン、ポリエステル又
は熱収縮性シート用物質を含む如何なる他の適した薄い
プラスチックシート用物質であってもよい。但し、スラ
ブゲルが澱粉又は高融点アガロースゲルである場合は、
プラスチック仕切りシートは温澱粉溶液又は高融点アガ
ロースの熱に耐え得るシート用物質、例えばポリエステ
ルシート用物質を含む。
スペーサーシート(よプラスチックシートのような不導
仕物質、例えばポリエチレン若しくはポリエチレシート
又は適当な厚みの如何なる他の適したプラスチックシー
トであってもよい。スペーサーシートは如何なる適した
且つ/又は特有の形、例えば直方形又は平行四辺形であ
ってもよい。
仕切りシートは各スペーサーシートにしっかりはって止
める。そして底のスペーサーシートは、例えば両面接着
テープ又は適当な瞬間硬化性接着剤で基板にしっかり止
める。又はそれらは適正な位置に熱処理又は超音波を使
用してはり付け°ζもよい。
任意に仕切り手段は、仕切りシート群(set)を2つ
以上の群に分けられた形状であってもよい。
即ち、例えば容器手段が水平式電気泳動装置に使われて
いる場合、1つ以上の溝又は1列以上の穴が1つ以上の
サンプルコームの歯状物をゲルを流し込む間その中に収
容するための手段として設けられた形状であってもよい
。例えば仕切りシート群に穴をあけて1列以上の穴又は
1つ以上の溝を設けてもよい。
仕切り手段は分離した使い捨てのユニットとして提U%
する。又はそれはマルチゲルキャスチングユニットの一
部分として提供する。
本発明に従ったマルチゲルキャスチングユニットの幾つ
かの態様を提供する。種々の態様の区別を容易にするた
めに、(第1図〜第4図及び第15図に関して)。次の
用語を以下のように定義する。
マルチゲルキャスチングユニットは本発明に従った電気
泳動装置(垂直式又は水平式)のサブユニットの、又は
それを使用するための種々の態様を記述するためにここ
で使われる一般的な用語である。
これらの態様は以下を含む。
(i)副基板、任意ではあるが副基板に適当に固定して
止めている場合はその一連のスペーサーストップ群、及
び任意の仕切り手段を含むマルチゲルカートリッジ組立
てユニ・ソト。マルチゲルカートリッジ組立てユニット
は任意に使い捨てユニットとして提供される。これは好
ましくは上部板(上部板は1つの部分又は2つ、3つ若
しくは4つの部分に分割されたものである。)をめ合わ
(i−たちのである。又それは任意に部分的若しくは全
体的にノックダウン形式のもので、垂直式及び/又は水
平式電気泳動装置を使用する際キットの一部分とて提伏
される。(我々は(スプリット)マルチゲルカートリッ
ジユニットに於いて使用されるマルチゲルカートリッジ
組立てユニットと後に定義するように、緩衝液室を固定
した水平式電気泳動装置に於いてつくられるインシヂュ
ーマルチゲルキャスチングユニソトを記述するために使
用するインシチュー(in  5tu)マルチゲルキャ
スヂング組立てユニットとを区別することに注意すべき
である。
(ii)垂直式電気泳動装置の第1面に使用し、構成に
於いて出発ユニットとして使用するマルチゲルカートリ
ッジ組立ユニットを表わすマルチゲルカートリッジユニ
ット。これはマルチゲルカートリッジ組立てユニット(
l)と、防水性粘着テープとカートリッジュニソトの防
水用部材を使って適正な位置にサイドストップで固定し
た1片の上部板とを含む。
(iii)この場合も又出発ユニットとしてマルチゲル
カートリッジ組立てユニット(i)を使って構成され、
水平式電気泳動装置の一例に於いて使用する「スプリッ
ト」マルチゲルカートリッジユニット。
」二部板が1つ以上、好ましくは2つぐしかし任意に3
つ又は4つでも)の部分に分かれ、これらの部分が組立
て装置中に於いてこれらの部分間に数ミリメーターの隙
間又はR¥孔をつくるように相並んで設置される点に於
いて、これはカートリッジユニット(l1)と異なる。
上部板のこれらの部分の相対的サイズを賢明に選択する
ことにより、(」二部板が2つの部分より成る場合)隙
間又は溝孔がスプリットマルチゲルカートリッジユニブ
トの一端側に又はカートリッジユニットのほぼ中心分割
線に沿って、又はガラス板中の何れかの場所に設けられ
る。以下の記述で明らかなように、マルチゲルスラブゲ
ルをスプリットマルチゲルカートリッジユニブトに流し
込む時にサンプルコームを使用することによりマルチゲ
ルスラブゲル中に一連のサンプル溜めを形成することが
出来るように、iM孔が設けられる。
更に次のことに注會ずべきである。即ち(α)マルチゲ
ルカートリッジユニットは例えば、上部板が3つ又は4
つの部分に分割しこれにより2つ又は3つのセットのサ
ンプル溜めを設けることにより大1nのゲル電気泳動に
有効に使用されるように適応させても良いし、(β)更
に又スプリットマルチゲルカートリッジユニブト中に設
けられた一連の仕切りシートも勿論、」二部板中のiR
孔又は穴の列にめ合うように1つ以−にの溝孔を設けな
ければならない。
又上述した3つの全ての態様に於いて、収容される仕切
り手段(及びその中につくられたマルチゲルスラブゲル
)のサイズは例えば副基板」二に設置されるスペーサー
ストップの位置を変えることにより変わる。(本明細書
中「不動性」という用語は常に電導ヤLのみに関する。
) こうして本発明の第3面の1つの態様に従って、電気泳
動装置を使用する際に用いるマルチゲルキャスチングユ
ニットの構成に使用するマルチゲルカートリッジ組立て
ユニットを提供する。この組立てユニットは (a)  適した不導性物質、好ましくはガラス製のシ
ートを含む副基板、 (b)  例えば接着することによりその副基板に取付
けられた任意の一連のスペーサーストップ、 (c)本発明の第2而に従った仕切り手段、及び (d)  適当な不導性物質、好ましくはガラス製のシ
ートを含む任意の上部板に於いて、この上部板が単一部
分のものか又は2つ、3つ若しくは4つの部分に分割さ
れたものであり、且つ副基板と実質的に同じ長さと幅を
有し、上部板が1つ以上の部分からなる場合は組立装置
中のこれら部分間に設けられた隙間又は溝孔は上部板の
寸法の一部とみなされるような上部板 を含む。
本発明のこの面の第2態様に従い、マルチゲルスラブゲ
ルを流し込むためのマルチゲルカートリッジユニットを
提供する。
このカートリッジユニット(よ (e)  適当な不導性物質、好ましくはガラス製で、
実質的に同じ幅と長さを存する2枚のシート(即ち、副
基板と」二部板)、 (f)  対する2つの側に沿って2枚のシートを分離
しこれら両側を実質的に密封するように適応させた2枚
のシートをつなぐための2本の実質的に棒状のサイドス
トップに於いて、好ましくはサイドストップの少なくと
も1つが密行したピストン棒を備えた円筒状空間をr丁
シ、不導性物質からなるサイドストップ、 (g)  カートリッジユニットの内側に設けられ且つ
例えば接着に上りシート(c)の1枚又は2枚に固定さ
れた一連のスペーサーストップ、及び(h)  本発明
の第2面、即ち第1及び第2態様の両方の仕切りシート
が、適当なスベーサーストツブの後ろの適正な位置にス
ペーサーシートの層を設置し、熱収縮物質でできた仕切
りシートであるならば必要により熱収縮により、装置の
組立て中に又は組立て後にぴんと張られるという第2面
に従った仕切り手段 を含む。
本発明の第3而の第3態様に従い、電気泳動装置に使用
するスプリットマルチゲルカートリッジユニットを提供
する。このカートリッジユニットは (l)適当な不導性物質、好ましくはガラス製シートを
含む副基板、 (j)  例えば接着により副基板に固定された任意の
一連のスペーサーストップ、 (k)  本発明の第2面に従った仕切り手段、(l)
2つ、3つ又は4つの部分に分かれ、適当な不導性物質
、好ましくはガラス製のシートを含む上部板に於いて、
組立装置中にこれら上部板の部分群と、隣接するこれら
部分間に設けられた約5mm幅の隙間又は溝孔を共に有
し、これらの部分が(i)の副基板と実質的に同じ長さ
と幅を有する上部板、及び (m)  例えば棒を含む任意の2つのサイドストップ
に於いて、仕切り手段(k)の一連の(L切りシート中
に隙間又は溝孔又は穴の列が、上部板に設けられた隙間
又は溝孔にめ合うように組立装置中に設けられ、仕切り
シートが適当なスペーサーストップの後ろの適正な位置
にスペーサーシートの層を設けることにより、又仕切り
ノー1・が熱収縮性物質の場合は必要に上り薄い(L切
りシートを熱収縮させることにより、装置の組立中に又
は組立後にぴんと張られる([意の2つのサイドストッ
プ を含む。
もし上部板がただ2つの部分から成る場合、これらの2
つの部分の相対的サイズは、隙間又は諧孔をスプリット
マルチゲルカートリッジユニットの開口端のうちの一方
の開口端に近接して(例えば約10〜20mn+の距離
を置いて)、又はそのカートリッジユニットのほぼ中心
分割線に沿って、又はその間の如何なる所望の適当なf
立置に設けるかにより選択される。
上述の態様に於いてサイドストップ(f)又は(m)は
実質的に円形、四角形、六角形又は如何なる他の適当な
横断面形であってもよい。
サイドストップ(「)又は(m)は適当に成形されたプ
ラスチックチューブ又はガラスチューブ及び/又は棒で
あってよく、これはその横断面の第1及び第2又は第3
及び第4四分円にガラスシートの端を収容するためのく
ぼみを任意に備えてもよい。
別のサイドストップとしては、両側に又は少なくとも一
方の側に設けられ且つ密着したピストン棒が挿入された
第1の管、例えばガラス管ともう一方の側に任意に設け
られる棒、例えばガラス棒を含み、両側の管又は管と棒
はより大きな半管を備え、この半管の内側の直径は、そ
の中に挿入された第1の管又は棒がしっかり密着するよ
うな大きさである。これらの半管は例えばガラス管又は
プラスデック管を縦方向に真二つに切断したものを含む
サイドストップは粘着テープで不導性物質(c)又は(
i)の2枚のシートに適正な位置に接着することにより
固定してもよい。
3つの全ての態様に於けるスペーサーストップ(b)、
(g)又は(j)は都合の上いようにくさび形であって
も良く、又好ましくはガラス物質又はプラスチック物質
例えばポリメチルメタクリレートのような不導性物質よ
りつくられる。乙し必要ならスペーサーストップの他の
@様ら可能である(以下参照)。
本発明の第4面に従い、本発明の第り面に従ったプレバ
ック(pre −packed)マルチゲルスラブゲル
を挿入しこれを備える本発明の第3面の態様の何かの1
つに従ったマルチゲルキャスチングユニットを提供する
本発明の第5面に従い、本発明の第1而の第2態様に従
い且つバックしたマルチケルスラブゲルを挿入してこれ
を備えた、又はこれを備えていない本発明の第3面の第
2態様に従ったマルチゲルカートリッジユニットを用い
るのに適した、又はこれを備えた垂直式電気泳動装置を
提供する。この装置は、 (a)  上部緩衝液室を囲い、蓋部材の外部上の電気
接続点に接続した電極を備える蓋部材に於いて、蓋部材
を適正な位置に設置した時、電極が上部緩衝液室の緩衝
溶液中に浸るように適応された蓋部材、 (b)  冷却室部材の上部セクションにぴったり密封
的に設置されるように適応され且つ流し込まれるマルチ
ゲルスラブゲルを任意に備えたマルチゲルカートリッジ
ユニットを挿入してぴったり密着固定するために設けた
底部壁の穴を備える上部緩衝液室部材、 (c)冷却液を循環させるための送入口及び排出口を適
当に設けた冷却室部材に於いて、流し込まれるマルチゲ
ルを任意に有するマルチゲルカートリッジユニットを、
挿入してぴったり密着固定するために設けた溝孔を冷却
室部材の底部壁に備え、この底部壁が底部緩衝液室部材
の上面に設置されるように適応され且つ装置を組立てる
時に密閉性よく密着するように適応された冷却室部材、 (d)外部の電気接続点に接続した電極と底部緩衝液室
の内壁に設置tられたスペーサーを備え、緩衝溶液とマ
ルチゲルスラブゲルを有するマルチゲルカートリッジユ
ニットとの間を電気的に十分接触さU゛るために、過剰
の電極溶液を組立装置中の冷却室部材の外壁と底部緩衝
液室部材の内壁との間に流し込むことが出来るようにス
ペーサーが適応されており、更に装置を組み立てる時(
ご密閉性よく密着するように底部緩衝液室部材の背面と
正面に任意に設けられるスペーサーを有する底部緩衝液
室部材、及び (e)  マルチゲルカートリッジユニットを上部緩衝
液室(b)と冷却室部材(c)の溝孔に密着挿入する時
の該マルチゲルカートリッジユニット用防水シールを提
供するための1組の軟質シールを含む 電極は蓋部材及び底部緩衝液室部材の底部壁に設けた横
断部材の表面上に好ましくは水平に取付けたプラヂナワ
イヤー電極を含む。
電極及び外部電気接続点は別として、互いに取付けられ
るユニット(a)、(b)、(c)及び(d)のそれぞ
れは全て又は実質的に全て、適当な非金属性の不導性物
質、好ましくは注型又は成型した熱可塑性又は熱硬化性
プラスチック物質よりつくられる。
その他このユニットは、例えば接着によりこのユニット
にはり付けられるポリメチルメタクリレートシート用又
は他の如何なる適当なプラスチックシート用物質からつ
くってもよい。
軟質シールは如何なる適当なゴム様物質、例えばダウ・
コーニング■Q 3−3321 (Dow Corni
ng■Q3−3321)RTV高強度シリコン金型製作
ゴムから作ってもよい。任意にシールを部材(b)及び
(c)のi74孔に固定してもよい。
上部緩衝液室部材及び冷却室部材中の適当な壁に設けら
れる溝孔は好ましくはくさび形である。
溝孔の外側の開口端の方が内側の開口端よりも狭くなる
ように、各溝孔の孔壁は垂直に対し約15〜20°の角
度を有する。
組み立てた垂直式電気泳動ユニットに於いて、例えば底
部緩衝液室部材から上部緩衝液室部材に緩衝溶液をポン
プで汲み上げるための手段を設けることにより、2つの
緩衝液室の緩衝溶液を連続的に又は断続的に混合するた
めの手段を任意に設けても良い。第2の緩衝液室を用い
てこれを」二部緩衝液室部材及び底部緩衝液室部材の各
々と一列に並べるための手段を設けても良いということ
は当業者に理解できるであろう。
本発明の第6面に従い、本発明に従った垂直式電気泳動
装置を用いてマルチゲルスラブゲルをマルチゲルカート
リッジユニットに流し込むのに使用するために適応させ
たキャスチングスタンドを提供する。このキャスチング
スタンドは、(a)  本発明に従った垂直式電気泳動
装置の組立部材(b)と(c)を支持することが出来、
漏斗を挿入してこれをつり下げるために実質的にスタン
ドの上部表面の中央に設けられた穴、好ましくはテーパ
ー状の穴を有するスタンド、 (b)  防水密閉性、を得るために漏斗の縁に沿って
設けられた軟質ゴムバンド又はリング(例えばこれはダ
ウ・コーニング@シリコンゴムよりつくられる)を有す
る漏斗、 (c)  漏斗の縁の直径より短かいか又はほぼ等しい
直径の溝孔を備えたキャスチングスタンド副基板と、そ
の副基板と本発明に従った電気泳動装置の冷却室部材の
底基板との間の防水密閉性を得るために設けられる軟質
ゴムシールを併用して成り、マルチゲルカートリッジユ
ニットを垂直式電気泳動装置の部分(b)と(c)の中
に適正に設置した時にマルチゲルカートリッジユニット
の底端部を囲む溝孔をシールか有し、漏斗(b)に防水
密着性を与える接続ピース(connect ingp
iece)、 (d)  スタンドで支えられ、コック、好ましくはも
し2つの溜めが提供されている場合は3方コツクを経て
軟質チューブで漏斗の底端部に接続されている1つ又は
2つ、好ましくは2つの溜め、及び (e)  プレートの一端又は対する2つの端に歯先状
物又は一連の歯状物を備えたプレートを含み、ゲル形成
用混合物を重合している間に使用することによりマルチ
ゲルスラブゲルの上部に複数のサンプル溜めを形成する
ことが出来るように適切に適応させたサンプルコーム を含む。
本発明のこの面に従ったキャスチングスタンドの目的は
、サンプルコームを備えた本発明に従うマルチゲルカー
トリッジユニットを本発明に従った垂直式電気泳動装置
の部分(l))と(c)の中にさし込み適正に設置して
、マルチゲルスラブゲルをそのマルチゲルカートリッジ
ユニットに流し込むための手段を提供することである。
この目的のために、蓋部材と底部緩衝液室を取りはずし
適正な位置に設置されたマルチゲルカートリッジユニッ
トとサンプルコームを備える電気泳動組立て装置を、上
述したようにスタンドの上部に設置する。この結果、漏
斗の縁に沿ってシール用バンド又(よリングをかぶせた
漏斗は、接続ピースと共に使用することにより冷却ユニ
ットの底部壁と防水的にっなかれる。
ゲル形成用成分を含む必要量の溶液が、1つの溜めから
3方コツクとチューブを経て漏斗まで重力により送られ
る。次いでもう一方の溜め中にある別のより濃い液体、
例えば30%サッカロース溶液をこの漏斗に速度を制御
して流し込んで漏斗中にあった上記必要量の溶液を上方
向に押しやってこれをマルチゲルカートリッジユニット
内に流入させ漏斗内を置換する。ミクロ室内に於いて気
泡が発生したり存在したりするのを防ぐために、重合化
溶液をマルチゲルカートリッジユニットのプラスチック
シート間の中にゆっくり上方向に流し込まねばならない
ということはもし分割されたミクロ室が非常に狭い場合
は、特に重要である。
tつの溜めからゲル形成用成分を含む液体を漏斗の底部
に流し込み、次いで続けて同じ溜めから置換溶液を漏斗
の底部に流し込むことにより1つの溜めだけを使用する
ことも可能である。
キャスチングスタンドはマルチゲルスラブゲルを幾つか
のマルチゲルカートリッジユニット内に連続的に流し込
むのに使用しても良い。プレバックゲルを有するこれら
のカートリッジユニットはその後取りはずされその後の
使用のためにとっておく。マルチゲルカートリッジユニ
ットとサンプルコームを支持するための垂直式電気泳動
組立装置に於ける部材の代わりに、軟質シールとサンプ
ルコームを備えたマルチゲルカートリッジユニットを収
容するための溝孔を上部表面中に有する第2の適当なス
タンドを使用しても良い。
上述の本発明のこの面に従ったキャスヂングスタンドの
多くの変法を当業者は利用することが出来る。そしてゲ
ル形成溶液を本発明に従ったマルチゲルカートリッジユ
ニット内に上方向に流し込むことによりマルチゲルスラ
ブゲルがマルチゲルカートリッジユニットにインシヂュ
ーで流し込まれる場合は上述のこれらの態様も又本発明
の範囲内に入る。
例えば当業者は容易に、本発明に従ったマルチゲルカー
トリッジユニットとそれにゲルを注ぎ込むための方法を
段積み(stacking)及び勾配(gradien
t)ゲル電気泳動の使用に適応させることが出来る。
又、マルチゲルスラブゲルをマルチゲルカートリッジユ
ニットにサンプルコームを使用せずに流し込み、滑らか
な上部表面を有するマルチゲルスラブゲルを作ることら
出来る。これにより、例えば管状ゲル中でサンプルの電
気泳動を行い、行ったこの管状ゲルをマルチゲルスラブ
ゲルの上部に載(を次いで更に第2の電気泳動を行って
2次元的な電気泳動を行うことも可能になる。
本発明に従った水平式電気泳動装置の変種に於いて、こ
の装置は−っの延長基板上に載せられた2つの緩衝液室
を含む。注入されたマルチゲルスラブゲルを有する本発
明の第3而に従ったマルチゲルキャスチングユニット(
我々はこれに対してインシヂューマルチゲルキャスチン
グ組立てユニットという用語を用いる。)は、上記2つ
の緩衝液室間の空間内に於いて構築される。この装置は
マルチゲルスラブゲルと2つの緩衝液室との間で直接電
気接触するように適応されている。そして例えば底部及
び任意に上部金属板により冷却が行ゎれる。各々の金属
板には、冷却族を循環させる冷却コイルが任意に設けら
れる。
緩衝液室か脱着可能に延長基板に取り付けられている場
合は特に、本発明のこの面の多くの異なった態様が可能
である。好ましい態様に於いては、水平式電気泳動に於
いて電流を流すのに典型的に使用される灯心は、使用さ
れない。灯心を使用しない電気泳動装置では、常に最適
に電気接触が行なわれ、高容量電源ユニットの必要比を
減じ、より高い加電圧を使用することか出来、その結実
装置の作動時間を短縮するという利点を有4″る。
しかしもし好ましいならば灯心を使用しても良い。
それで本発明の第7面に従い、注入されるマルチゲルス
ラブゲルを任意に含むマルチゲルキャスチングユニット
を用いて及びこれと共に用いて使用するのに適応した水
平式電気泳動装置を提供する。水平式電気泳動装置は、 (a)不導性物質、好ましくはガラス製のシートを含む
延長基板、 (b)同じものか又は実質的に等しい寸法を有する2つ
の緩衝液室に於いて、緩衝液室内で分割する壁をそれぞ
れの緩衝液室が含み、この壁が例えば長方形か正方形で
あり、壁構造物が任意に脱着可能に延長基板上に取り付
けられ、この壁構造物が内側で向かい合う2つの室の壁
を備え、更にこれらの壁が開口部及び溝孔を備え、緩衝
液室が任意に電極を備える2つの緩衝液室、(c)緩衝
液室間に設置された本発明に従うマルチゲルキャスチン
グユニット、 ((j)サンプルコーム、 (e)底部冷却手段及び任意の上部冷却手段、及び(f
)もし電極が緩衝液室内に設けられていない場合は、各
緩衝液室に軽く密着して載せた蓋の底部表面にM極を任
意に固定しても良く、蓋が、適正な位置に置かれた時緩
衝溶液中に浸るように電極が適応しており、好ましくは
更に蓋の外部に設けられた電気接触点にこの電極が電気
的に接続されている蓋 を含む。
緩衝液室(b)は、あらゆる適当な不導性物質、例えば
ポリメチルメタクリレートシート用ストリップを互いに
接着して構築してもよく、又はそれは成形プラスチック
壁構築物を含んでも良い。そして所望のサイズ(特に長
さ)のマルチゲルキャスチングユニットを設置するため
の空間を緩衝液室間に有するようにこの緩衝液室(b)
は固定し又は脱着可能に延長基板上に取り付けられる。
マルチゲルキャスチングユニットは本発明に従ったマル
チゲルカートリッジユニット又はスプリットマルチゲル
カートリッジユニットで良(、これは装置を組立てる前
にその中にマルチゲルスラブゲルを有しても有していな
くてもよい。
緩衝液室は比較的安くつくられるので、延長基板とスペ
ーサーストップを含み任意に適当なプラスチック物質か
ら構築される組立て装置(例えば固定した緩衝液を備え
た全体)、固定した緩衝液室及びマルチゲルキャスチン
グユニット(任意にノックダウン形式のもの)は、使い
捨て又は部分的に使い捨てのユニットであっても良い。
仕切り手段及び(lつ以上の部分の)回収上部板は挿入
し使用者の選択により粘着テープで固定しても良い。別
の方法として使用者の選択により、別々に組立てられた
スベーサーシートと仕切りシートからインシチューでマ
ルチゲルキャスチングユニットをつくっても良い。この
場合仕切りシートは例えば−巻きのプラスチックフィル
ムでもよい。或いは別に組立てられたインシチューマル
チゲルカートリッジ組立てユニットからマルチゲルキャ
スチングユニットをつくってもよい。
スペーサーストップ、例えば4つのくさび形ストップか
延長基板と共に全体として成形された一体のものである
か延長基板にスペーサーストップを接着固定してこれを
一体としたものである代わりに、プラスチックシート、
例えばポリメチルメタクリレートの4つのストリップか
らなるスペーサーストップを緩衝液室の内側の壁内に設
けてもよい。或いは、4つのスペーサーストップが緩衝
液室の内側の壁の角に設けられたくぼみであっても上い
更に別のらのとしては、緩衝液室は例えば粘性の滑剤を
用いて滑れる上うに延長基板に取り付けられるように適
応したものであっても良い。この場合好ましくは、緩衝
液室を滑らすための案内)14を設けるために、延長基
板のまわりに延びる緩衝液室の外側の壁を緩衝液室に任
意に設けても良い。
更に緩衝液室の内側の壁には溝孔が設けられ、好ましく
は、この溝孔とこの溝孔に接触する延長基板の接触表面
とにより(スプリット)マルチゲルカートリッジユニッ
トの両端を例えばゴムで内張すして防水密着的に収容す
ることが出来るように、この溝孔は適当にその内側を縁
取りして適応される。
更に別のものとして、延長基板をなしで済ませても良い
。この場合各緩衝液室は例えばプラスチ・ソク物質製の
独自の底部壁を有し、且つ他の壁と体となっている。各
緩衝液室の内側の壁には例えば、その内側の壁の上端と
底端との間のほぼ真ん中に、縁取られたテーパー溝孔を
有する。このテーパー溝孔は軟質シール(これは本発明
に従った垂直式電気泳動装置の成分(e)で述べたよう
なもの。)と共に用いて、(スプリット)マルチゲルカ
ートリッジユニットの一端を防水密着的に収容するよう
に適応しである。(スプリット)マルチゲルカートリッ
ジユニシトは底部冷却手段の上部表面上に載U゛ても良
い。
本発明に従った水平式電気泳動ユニットに於いて使用す
るサンプルコームは、その右すみに1列の歯状物又は歯
先状ストリップを備えた例えば、ポリメチルメタクリレ
ートからなるものでもよい。
このサンプルコームを使用すれば、マルチゲルスラブゲ
ル鹿合物をマルチゲルキャスチングユニットに流し込ん
でこれが硬化した時マルチゲルスラブゲル中に複数のサ
ンプル溜めを作るようにこのサンプルコームは適応され
ている。好ましくは歯状物の突き出た長さは、マルチゲ
ルキャスチングユニットの全深さに及ぶ長さである。も
し上部板が2つ以上の部分から成る場合は、サンプルコ
ームは1列以上のサンプル歯状物又は歯先状ストリップ
を適当に備えているか又は、1つ以上のサンプルコーム
を互いに並べて使ってもよい。
その他の方法として、個々の歯状物をシート中の好まし
くはゴムで内張すした溝孔に滑らせ゛て脱着可能に密着
押入してもよい。こうすることにより各歯状物を別々に
扱うことか出来る。こうして歯状物をマルチゲルキャス
チングユニットのあらゆる厚みに対して調節することが
出来る。そして所望によりこれらの歯状物の幾つかを引
き抜いても良い。
マルチゲルスラブゲルの一端に近いところ以外の適正な
位置、例えばほぼ中心分割線にlf)う位置にサンプル
溜めを設けることが出来る利点は、次のことから明らか
である。この分9!Fに於いて、サンプル中の分析質は
通常電気泳動により電場中で陰イオン種(即ち、正味陰
電荷を持つ種)を移動させて分離する。これらの種の正
味の電荷はシステム中のpHに依存する。分析質を最適
に分離するために、それ故システムの最適なpHと緩衝
液組成を適切に見積もらねばならない。
それ故、もしI) I−Iがあまりに低過ぎると、分析
質のうちの幾つかは正味の陽電荷を帯びるようになり、
次いでこれらのカチオンは電気泳動の間「間違った一1
方向に移動し、陰極の緩衝溶液中に消失する。例えばマ
ルチゲルスラブゲルのほぼ中心分割線に沿って形成され
たサンプル溜め中のサンプルの電気泳動はそれ故、分析
質か分離される陽イオン及び陰イオン成分両方の電気泳
動像を作ることか出来る。
底部冷却手段(及びもし設置されているなら上部冷却手
段も)は、例えば2〜10mm厚の固体金属板と、任意
ではあるが好ましくは、冷却液を循環させるためにこの
金属板に固定された金属チューブ(これは好ましくはコ
イル状のもの)とを含んでも良い。
別のものは、冷却手段のうちの1つ又は両方が、冷却液
を循環させるためにチューブでつながれている送入口と
排出口を備えた冷却室を含んでも良い。この冷却室はそ
れぞれ、例えば成形プラスチック物質からつくっても良
い。但しマルチゲルキャスチングユニットの底基板又は
上部板と接触する壁は、好ましくはガラスで作られる。
この場合マルチゲルキャスチングユニット及び任意では
あるが緩衝液室は冷却室の上部壁に直接設けられるか又
は叔せられる。
典型的にはプラチナワイヤーを含む電極は、緩衝液室に
適当に設置される。別法として電極は、不導性物質から
つくられ且つ任意に緩く密着した緩衝液室用カバープレ
ート(即ち盃)の底部部材に固定した金属のワイヤーを
含んでもよい。又は電極は、好ましくは緩衝液室中に設
けられた電導性炭素棒を含んでもよ゛い。これら全ての
態様に於いて、外部の電気接続点用の手段が設けられる
任意に固定した室を備える最も簡単な水平式電気泳動装
置を実際上以下のように組立て作動しても良い。
緩衝液室の一部分(例えば突き出た部材、又はくぼみ)
が設けられていないならば、緩衝液室の内側の壁で形成
された正方形又は長方形の角の領域の基板上の適正な位
置にスペーサーストップを固定してもよい。スペーサー
シートは両面粘着テープによりそれぞれの側の適正な位
置に接着固定する。仕切りシートを両側のスペーサーシ
ートにまたいで載せてぴんと張り、両面接着テープでそ
のスペーサーシートに接着固定する。別のスペーサーソ
ートを同様にしてそれぞれの側に接着固定し、そして別
の仕切りシートを上述したようにその両側のスペーサー
シートにまたいで載せぴんと張ってスペーサーシートに
接着固定する。こうして、ぴんと張った仕切りシートを
備えるスペーサーシートの層が基板の両側に沿って、ス
ペーサーストップの上部に達するまで積み上げられる。
次いで仕切りシートの余分な端を切り落として整える。
もし必要ならば、ぴんと張らせるために熱で仕切りソー
トを収縮させてもよい。
次いでマルチゲルキャスチングユニットの上部ガラス板
を適正な位置に配置し、サンプルコームをそのガラス板
に載せ、その歯状物が下方の溝孔を通ってマルチゲルキ
ャスチングユニット内に入る様に挿入する。そしてサン
プルコームシートの上部表面を横切って及びスペーサー
シート層のまわりに、及び基板の底部表面部のまわりに
粘着テープをぴんと張って適正な位置に仮に固定される
次いで緩衝液室のうちの1つの内側の壁内の溝孔を例え
ばゴム栓、粘着テープ等で仮にシールする。次いで組立
装置全体を透明なプラスチックバッグに入れ、組立装置
のいたる所でプラスチックバッグを(例えばひもで)し
っかり縛って組立装置の外側を実質的にシールする。但
しもう一方の緩衝液室には通じるようにしておく。好ま
しくはプラスチックバッグを縛る前に、組立装置と同じ
ぐらいの寸法か又は、少なくともマルチゲルキャスチン
グユニットの寸法と同じくらいの寸法を有する板(例え
ばガラス製か又はポリメチルメタクリレート製の板)を
プラスチックバッグの外側の両側に設置する。これによ
り、ゲル混合物を流し込んだ時にプラスチックバッグが
たるんだり膨らんだりするのを防ぐ。次いで装置を垂直
に立ててこれを保持し、マルチゲルキャスチングユニッ
ト空間と両側の溝孔が完全に満たされるまでゲル形成剤
を溝孔を通してまだシールさりてぃない緩衝液室に注ぎ
込む。装置を僅かに傾けることにより気泡を追い出すこ
とが出来る。ゲルが硬化するまで装置を垂直に立てたま
まにしておき、硬化したらプラスチックバッグ、1つの
緩衝液室の溝孔のシール及びサンプルコームを取りはず
す。こうして装置を使用する用意が出来た。この態様に
於いてはゲル自身はマルチゲルキャスチングユニットの
両端と緩衝液室の内側の壁との間の防水シールの役目を
果たしていることに注意すべきである。
電気泳動を行なった後、緩衝溶液をデカンテーション又
はサイホンで除き、上部板を取りはずし、例えばメスを
使ってスペーサーシート層の内側に沿ってプラスチック
層を切断し、ミクロゲルをはがして染色又は更なる工程
の為にマルチゲルスラブを得る。
澱粉を含むマルチゲルスラブゲルが灯心を用いない水平
式電気泳動装置で使用される場合、澱粉ゲルは電気泳動
を行っている間エンド浸透現象のために持ち上がり副基
板から分離して緩衝液室間で漏えいを起こしてショート
をひき起こす。この問題はゲルと緩衝液室との間に電気
接触をさせるために灯心を用いることにより克服される
。或いはポリアクリルアミドゲルの狭いストリップ(例
えば20mm幅)を澱粉ゲルの両側に流し、これを澱粉
ゲルと緩衝溶液との間に「橋」として設けることにより
克服される。灯心を使用する場合、流し込まれたマルチ
ゲルスラブゲルを有するマルチゲルキャスチングユニッ
トは、ゲルの両端と緩衝溶液とをつなぐ灯心を有する緩
衝溶液室の内側の端につり下げられる。
電気泳動を行っている間に緩衝溶液を望ましくなく急速
に代えたために起こる色々の問題を克服するために、例
えば塩橋又は灯心で緩衝液間を電気接続したマルチゲル
キャスチングユニットの両側に縦に並べた2つの緩衝液
室を使っても良い。
又は焼結ガラス隔壁で緩衝液室がそれぞれ分割されたも
のを使っても良い。
以下本発明を次の図に関し説明する。
第1図に於いて、2はマルチゲルカートリツノ組立てユ
ニットの全般を表わす。ここで4はガラス製の副基板を
表わす。6.6’、6’及び6′”は副基板4の適正な
位置に接着されたポリメチルメタクリレート製のスペー
サーストップである。8及び8′はスペーサーシートで
、これはそれぞれ積み重ねられて各々積層体を形成する
(この図では両側に於いて1枚だけのスペーサーシート
を示す。)。
そして薄いプラスチック製仕切りシート10は各積層体
に於いて、隣り合うスペーサーシートの間に狭まれ固定
され(これの1枚だけを示す。)、銅積層体間でぴんと
張られる。
第2図のマルチゲルカートリッジユニット12に於いて
、2つのガラス製シート14と14’及び2つのサイド
ストップ16と16°で室空間18を形成する。lっの
サイドストップ16はガラス棒16,1とその外側のガ
ラス製半管(ハーフチューブ)16.2より成るが、も
う一方のサイドストップ16’はガラス管16°、lと
その中にぴったり挿入されているが滑れるようになって
いるガラス製ピストン棒16°、3及び外側のガラス製
半管16”、2より成る。ガラス管16’、Iは外側の
半管16’、2より短(、空隙16’、4を作る。延長
部+ 6’、5は固体のガラス棒、又はもっと便利には
重合したプラスデックの「パテ」片である。ピストン棒
16°、3はこの延長部16’、5の上に置くことが出
来る。それでもし流し込んでいる間ガラス製ピストン棒
16’、3を、上方に引き上げれば、空気が空隙16’
、4を経て管16°、1に沿って侵入してくる。カート
リッジユニット(まガラス製シート上に及びサイドスト
ップのまわりに防水性粘着テープ(これは示されていな
い。)で接着することにより共に支えられる。
第3図は第2図に示したマルチゲルカートリッジユニッ
トの構成の詳細を示す。室空間18はスペーサーストッ
プ6と6°(及び示されていないが6”と6゛)、スペ
ーサーストップ6と6゛の後に隠されているスペーサー
シート8及び8゛の2つの積層体、及び両スペーザーシ
ートの間でぴんと張られた複数の薄い仕切りシート10
,10’等で占められ、室空間18を複数のミクロ室1
8に分割する。その他の数字は前述の通りである。
スプリットマルチゲルカートリッジユニットを示す第4
図では、上部のガラス製シートは2つのセクション+ 
4.1と14.2に分割され、これらの間に空隙20を
作る。この中に(第21図に示すような)サンプルコー
ムの歯状物が、マルチゲルスラブゲルを流し込む間投入
され、ゲルが硬化した時にはカートリッジのほぼ中央の
分割線に沿ってサンプル溜めが形成される。複数の薄い
仕切りシート(これは示されていないが、)も勿論、空
隙20と一致する空隙をつくるように2つのセットに分
割される。第5図はマルチゲルキャスチングユニットの
一部の構成を示す拡大部分図で、数字は上述と同じ意味
である。複数のスペーサーシート(例えば8と8′)及
び仕切りシート(例えば10と10°)がその間にある
ミクロ区画(例えば18′)を囲むことを示す。
第6a図は組み立てられたマルチゲルカートリッジユニ
ットを示す図で、数字は前述の通りである。
22は、ゲル形成溶液が便化してコーム25を弓き抜い
た後、サンプルコーム25(第6b及び6c図)の歯状
物25.L 25.1’等によりマルチゲルスラブゲル
の上部表面中に形成された複数のサンプル溜めを表わす
24.24′等を備えたマルチゲルスラブゲルを表わず
第7図に於いて、数字26は大部分がポリメチルメタク
リレートで構成された垂直式電気泳動装置の全般を示し
、これは適正な位置に流し込まれたマルチゲルを有する
マルチゲルカートリッジユニット12を備える。電極2
8と28°はプラチナワイヤーで作られる。そらせ板2
9は底部電極28°で生成した気泡を空間31に沿って
そらせる為に設けられ、電気泳動を行なっている間マル
チゲルカートリッジユニット12の底部で気泡がトラッ
プされるのを防ぐ。30及び30°はゴム製シールで、
上述したようにマルチゲルカートリッジユニット12を
溝孔中に挿入しこれを密封する。
32は冷却液の送入部で、排出部32°は送入部に隠れ
て示されていない。垂直式電気泳動装置の引き続き部材
(successive  member)、即ち蒸部
材34、上部緩衝液室部材36、冷却室部材38及び底
部緩衝族基部材40が図に示すように互いに組立てられ
る。
第8図は第7図に示したものと同じ垂直式電気泳動装置
を示す。これは上部緩衝溶液36.1゜底部緩衝溶液4
0.1及び冷却剤38.lで占められた容量を示す。
明確にするために、垂直式電気泳動装置の個々の部材亭
Iり成の詳細を第9.1O111及び12図に示す。
第9図に於いて、横断部材バー34.1は蔚部材34の
屋根シート34.2に取付けられる。横断部材バー34
.lの底部にその長さ方向に沿ってプラチナワイヤー(
これは示されていない。)が取付けられる。このワイヤ
ーは電気接続点343に接続される。スペーサーシート
34.4は組立装置の間で及びその中で部材を整列する
のに供する。
上部緩衝液室部材36(第1O図)は、示すようにフラ
ンジ36.1及び36.1が取付けられる。
これらのフランジは、組立て装置中のスペーサーシート
34.4(第9図)を収容するためのくぼみ36.1.
1及び36.1 .1’を有する。フランジ36.1.
1及び36.1を、冷却室部材38の」二端の縁」二に
置く。テーパー溝孔36.2.1が底部材36.2に設
けられ、この中にマルチゲルカートリッジユニット(こ
れは示されていない。)が押入され、軟質シール(これ
は示されていない。)でぴったり密着される。
第1!図に於いて、底部材38.2も又テーパー満孔3
8.2.1が設けられ、これにマルチゲルカートリッジ
ユニット(これは示されていない。)が挿入され、軟質
シール(これは示されていない。)でぴったり密着され
る。38.1は冷却液の送入管32の内側部分を、そし
て38.3は冷却液の排出管32°の内側部分を示す。
38.1.1は流入する冷却液を送入管38.1の入口
に於いてそらせて拡散させる為の手段である。38.4
も又、組立て装置の間で及びその中で上部緩衝族基36
を整列するのに供されるスペーサーシートである。
底位置決め部材38.5及び38.5°も同様であ第1
2図に於いて、横断部材バー40.1は底部緩衝液室部
材40の底部シート40.2に取付けられる。その横断
部材バー40.lの上部に、その長さ方向に沿ってブラ
チ→−ワイヤー(これは示されていない。)か取付(す
られる。このワイヤーは電気接続点40.3に接続され
る。電極で発生ずる気泡をそら0″るためのそらせ板2
9は示されていない。スペーサーシート40..1及び
側面部材40.5及び40.5’か再び、組立て装置の
間で及びその中で冷却室部材を備える部材を整列するの
に供される。くは゛み40.6及び40.6’が適当な
容器壁中に設けられ、冷却層の送入部及び排出部32と
32゛が収容される。
第13図に於いて数字26は、蓋部材34と底部緩衝液
部材40を取り除きマルチゲルカートリッジユニット1
2とサンプルコーム25を配置した垂直式電気泳動装置
を示し、これをキャスヂングスタンド46上のゴムシー
ト42とポリメチルメタクリレート部材44(第14図
を参照。)上に載+iた状態を表わす。ゴムシート42
は、マルチゲルカートリッジユニット12の底部か挿入
されるン14孔を打する。−力部材44は、スタンド4
6(こ設けられた穴461(第14図)につり下げられ
た漏斗48の縁の直径と等しいか又はそれより僅かに小
さい直径の円形の穴を有する。漏斗48の縁上にぴった
り覆いかぶせれるようにlI4を有するシール用ゴムバ
ンド50が、漏斗48と部材44との間で水か漏れない
ように密J−■するために使われろ。2つの溜め52と
54がレトルトスタンド56で支えられる。そしてこれ
ら(よ3方コツク58と軟質チューブ60を経て漏斗4
8の底部につながれる。
マルチゲルスラブゲルを流し込むために、マルチゲル(
例えばポリアクリルアミドゲル)形成用の必要成分を含
む要求溶液(fequired  5olution)
(A)を量り、そして1つの溜め52に入れる。一方置
換溶液(例えば30%サッカロース溶肢)を第2の溜め
54に入れる。溶液Aの全部を漏斗48に注ぎ次いで置
換溶液を注いで、溶液Aを徐々にマルチゲルカートリッ
ジユニット12に沿ってその中を上昇させサンプルコー
ム25の歯状物を部分的にまたは全て溶液へで浸す。そ
して幾分力への量の水又は緩衝溶液をアクリルアミド溶
液の露出表面上に注意深く注ぎ、アクリルアミドがゲル
(こなる迄待つ。次いでサンプルコームを取り除き、そ
してピストン4416’、3をサイドストップ16°(
第2図参照)から引き出しマルチゲルカート’J−/シ
ュニットの底部セクションに空気を導入して置換溶液を
排水する。
垂直式電気泳動装置の組立ては次のようにして完成する
漏水しないようにワセリン又(よシリコングリースを塗
ってぴったり密着したピストン棒16’、3を先ず押し
下げる。次いで底部緩衝液室40を緩衝溶液で部分的に
満たし、冷却室部材、上部緩衝液室部材及びマルチゲル
スラブゲルが流し込まれたマルチゲルカートリツノユニ
ノドを適正な位置に配置する。マルチゲルスラブゲルの
底部が緩衝溶液と接触するように仕ねばならない。(過
剰量の緩衝溶液が冷却室部材と底部緩衝液室部材の器壁
との間に上方向に沿って流入する。第8図参照。)緩衝
溶液の薄層(例えば約lO〜2On+n+の深さ)をマ
ルチゲルスラブゲルの上部上に載せ、少なくともサンプ
ル溜めを満たしそして丁度浸す。サンプル(例えば10
%サソカロース溶肢で混合した比較的高濃度のもの)を
次いで注意深くサンプル溜めに注ぐ。上部緩衝液室に緩
衝溶液を注ぎ、葭部奢オを取り付け、電極を高電圧電源
ユニ・ソトに接続して装置は完成する。(伶却液(又は
その為の如何なる温度制御された循環液)の循環を、既
にマルチゲルを注入する間行っても良く、こうして温度
制御条件下ゲルの重合を行うこと力咄来ることに注意す
べきである。) 電気泳動を終了した時点で、循環を止め、上部緩衝液室
部材から緩衝液をサイホンで除き、ガラス製シートの固
い表面上に載せ、そのスペーサーストップの底部をしつ
かり止める。メスを使ってテープを切断し、サイドスト
ップと最上部のガラスシートを取り除く。メスを使って
両側のスペーサーシートに沿ってプラスチック層を切断
してミクロゲルの層を切り離す。次いで各仕切りシート
の下にメスの先端を入れて個々のミクロゲルを分離し、
仕切りシートとその表面上に密着して載ったミクロゲル
を剥がす。
第15図に於いて、水平式電気泳動装置64はガラス製
堰板66を含み、この基板−にに2つの緩衝液室68と
68°か設けられ、これらは基板66にシリコン接着剤
でしっかり固定される。そして同様に共に接着されたポ
リメチルメタクリレート部材から装置64は構成される
。内側の681と68°、lの壁にはそれぞれくぼみを
有し、基板66とこれにより溝孔68.1.1と68°
、I。
lを形成する。又更にくぼみ68.1.2.68゜1.
2′、68’、1.2及び68’、1.2°が緩衝液室
68と68゛の内側の壁68、lと68’、1のそれぞ
れに設けられ、これはスペーサーシート70と70′(
第1図の8と8°に相当する。)の「ストップJ(fs
topJ)として機能する。ここではこれらスペーサー
シートをまだ両面接着テープ(これは示されていない。
)で適正な位置に接着していない。
第16図は、スペーサーシート70と70゛間でぴんと
張られた複数の仕切りシート(ここでは最上部の1つ1
0だけを示す。)を取り付けられた適正な位置のスペー
サーシート70と70”の各層を示す。ポリアクリルア
ミドのマルチゲル72は既にマルチゲルキャス千ングユ
ニットの中に流し込まれている。又マルチゲル72中に
サンプルコーム(第17図参照。)で作られた複数のサ
ンプル溜め72.lを示す。(マルチゲル72の幅(s
pan)はほぼ72.2と72.3間の距離である。)
水平式電気泳動装置64に於いてマルチゲルキャスチン
グユニットと共に使用するサンプルコーム74(第17
図)は、ポリメチルメタクリレートのシート74.lか
ら戊り、これはシート74.lの右側のfr4に固定さ
れた1列の歯状物742を有する。
第18a図に於いて、基板(これは示されていない。)
に接着されたくさび形のスペーサーストップ6.6′、
6”及び6°”はスペーサーシート8と8°を固定(s
top)するのに使われる。単一のスペーサーシート8
と8°の間にぴんと張られた仕切りシート10も示す。
第18b図に於いて、スペーサーストップ6.6°、6
“及び6°“はポリメチルメタクリレート製シートで両
側に2つずつ設けられる。これらは緩衝液室68と68
′の内側の壁68.1と68’、1の中に一部突き出る
ように埋め込まれる。一方策18c図ではスペーサー「
ストップ」は、示すように緩衝液室壁の角に設けられた
くぼみ68,2、68.2°、 68°、2及び68’
、2’から成る。後者の場合スペーサーシート8と8°
は第18a及び第18b図に示す態様のものより幾分長
いことが要求される。
第19図に於いて冷却手段76は、金属チューブのコイ
ル76.2を(例えばスポット溶接で)取り付けた2m
m厚の金属板76.1を含む。冷却はコイル76.2の
中で冷却液を循環させることにより行なわれる。
第20図は金属板76.1と金属チューブのコイル76
.2を含む底部冷却板76上に基板66を載せた状態を
示す。−1部冷却板76′は対応する金属板76’、1
と金属板冷却チューブのコイル76°、2を含み、これ
はマルチゲルキャスチングユニソトの上部に置かれた上
部ガラス板66’、1の−にに載U−られる。各緩衝族
基68と68″は横断部材78.1と78°、1を備え
たカバープレート78と78°で緩く密着して覆われる
。電気接続点7B、1.2と78’、 1.2に接続さ
れたブラヂナワイヤー電極7B、1.1と78’、1.
Iiよ、この隨断部材78,1と78′ lに接続され
る。
電気泳動を行なっている間電掘に於いて発生した気体を
容易に通ずために、穴を(f:念にカバープレート78
と78゛中に設けてもよい。
第21図に於いて、水平式電気泳動装置に使用するサン
プルコーム74の一態様を示ず。歯状物74.2は、サ
ンプルコームプレート74.1中の)lΦ孔中に坤め込
まれたゴ1、層743によりザンブルコームプレート7
4.1に脱着可能に取付けられる。示すように歯状物の
2つがコーム74から取りはずされている。マルチゲル
スラブゲルを流し込む間スプリットマルチゲルカートリ
ッジユニットの1部ガラス板に設けられた溝孔の密閉性
を高めるために、サンプルコーム74の歯状物の列を挿
入しこれを囲むのに十分な大きさを有し且つスプリット
マルチゲルカートリッジの」一部仮の穴を全ての寸法と
実質的に同じの直方形の穴を何するI mmJ!Xのゴ
ムシート(これは示されていない。)が、マルチゲルス
ラブゲルを流し込んでいるlflサンプルコームと上部
板との間にはさまれる。
第22図はマルチゲルスラブゲルが流し込まれたスプリ
ットマルチゲルカートリッジユニットを使用した場合を
示す。ここては上部板は2つの等しい部分に分かれ、こ
れによりマルチゲルスラブゲルの中心分割線にほぼ沿っ
て溝孔73が形成される。この溝孔中にサンプル溜め7
3.1がつくられる。薄い仕切りシートら又、2つのセ
ットlOと10゛に分割される。電気泳動を行なってい
る間陰極と陽極の両方に移動する分析質の電気泳動像を
、この配置によりつくることが出来る。
第23図は水平式電気泳動装置のほぼ半分を示ず。ここ
では示された側に一列に2つの緩衝液室68と80が並
へられ、後者の80は補助緩衝液室と考えられる。これ
ら2つの緩衝液室は灯心82により電気的につながれる
。検断バー68.3と80.3は灯心82を適正な位置
に支えておくのに役立つ。又、電極78.1.Nこ取付
けられた検断部材78.1を備えるカバー着78を部分
分解的に示す。数字84はマルチゲルスラブゲルを含む
スプリットマルチゲルカートリッジユニットの一部を示
す。数字66は延長基板を示す。
第24図はマルチゲルカートリツノ組立てユニットを使
用するのに適した水平式電気泳動装置を示す。緩衝液室
68と68°はそれぞれ副基板685と68°、5を有
し、これらの副基板はマルチゲルカートリッジ組立てユ
ニットの副基板4を収容するために一部分が切り取られ
る(68.4と68゜4で示す。)。
第25図に於いて、マルチゲルスラブゲルが流し込まれ
たスプリットマルチゲルカートリッジユニット80は、
2つの緩衝液室68と68゛の縁の上に載せて掛けられ
る。灯心90と90°が、電気泳動の間、緩衝溶液68
.6と68°、6とを電気的に接触させるのに使われる
冷却は、スブリットマルチゲルカートリッジユニット8
0の上部及び/又は底部表面と接触するように配置され
たlっ又は2つの冷却手段(これは示されていない。)
により行なってもよい。電極を備えたカバーM(これは
示されていない。)を、電極が緩衝溶酸68.6と68
’、6に浸るように緩衝液室上に載せても良い。
第26図に於いて、緩衝液室68の内側の壁681中に
設けた溝孔68.1.2は、底部延長基板66(これに
は示されていない。)と接触し、その溝孔の内側はゴム
層68.1.3(これは示されていない。)が張られて
ひだを有する。この溝孔は(スプリット)マルチゲルカ
ートリッジユニット(これは示占れていない。)を収容
するのに適したひだを有する。
第27図に於いて、(スプリット)マルチゲルカートリ
ッジユニットと軟質ソール(これは示されていない。)
を収容するためのテーパー情死6812が、緩衝液室6
8の内側の壁68.1の約273の高さに設けられる。
この態様に於いては、(スプリット)マルチゲルカート
リッジユニットを軟質シールで満尺にぴったり密着する
ためのより浸れた便利な工夫を行なうのに適する。緩衝
液室68は適当なサイズのシート68.7により2つの
分離したコンパートメントに分割されていることを示す
。バリヤー68.7は、1つの緩衝液室又は1列に並ん
だ2つの緩衝液室を(例えば灯心又は塩橋により電気接
触することにより)使用することが出来る。68.8と
68’、8は、緩衝液室を扱うのを容易にするために、
更に又適正な位置に設置された蓋を支えるために設けら
れた上部部分部材である。
テーパー溝孔の狭い方の開口端全部を覆って密封するた
めの付加的な軟質ソール(これは「ジャケットシール」
と呼ばれる。)が付加的に設けられる。
このジャケットシールを用いることによりマルチゲルキ
ャスチングユニットは、その開口端のlっをこの緩衝族
基の溝孔6B、1.2中に密封的に挿入して設置するこ
とが出来る。緩衝族基と、直方形の穴を有するゴ14シ
ートと粘着テープにより密封的に適正な位置に密着配置
したザンブルコー1174(第21図)を備え緩衝液室
内に密着したスブリソトマルチゲルキャスチングユニッ
トとを縦方向に並べて、ゲルをマルチゲルカートリッジ
ユニットに流し込む。又別法としては、適当なサンプル
コーム25(第6図)を使用することにより、垂直式電
気泳動装置(第7図)に用いるマルチゲルスラブゲルを
、ジャケットシールを(重用するマルチゲルカートリッ
ジユニット(第2図)中に容易に流し込むことが出来る
第28図は、本発明に従った水17−式電気床動装置の
使用に好ましい態様を示す。(スプリット)マルチゲル
カートリッジユニット80とそこに流し込まれるマルチ
ゲルスラブゲルは緩衝溶液と直接電気接触しており、こ
れらは(第27図のような)緩衝液室68と68゛の内
側の壁68.1と68゛。
I中に設けられたiM孔68.1.2と68’、I  
2の中に軟質シールにより密着して挿入される。冷却手
段76が示したように設けられる。
本発明の成る態様のみを」二連したが、本発明の範囲は
これら態様により限定されるものでなく且つ特許請求の
範四内に入り得る多くの本発明の変法及び改良が存在す
ることは当業者に(よ明らかである。
特に、複数の仕切りシートが複数のウェファ−様の層を
分離するために提OF、される場合は、その上うな仕切
りソートは1枚のシートを物理的に切断して複数のシー
トにしたしのである必要はむく、完全な仕切り手段組立
て部材に於ける適当なスペーサーバー又はスペーサース
トリップ又はその等細物のセット又は層の相対する両側
端のまわりに於いて、1枚の連続的なシート物質を1r
I後に折り返したものであってら上い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従ったマルチゲルキャスチングユニッ
ト(これはマルチゲルカートリッジ組立ユニットと云わ
れる。)の遠近図を示す。 第2図は本発明の他の態様に従ったマルチゲルキャスチ
ングユニット(これはマルチゲルカートリッジユニット
と云われる。)の他の態様の遠近図を示す。 第3図は第2図に示したマルチゲルカートリッジユニッ
トの平面図で、その構成を更に詳しく示す。 第4図は本発明に従ったマルチゲルキャスチングユニッ
l−(これはスブリットマルチゲルカートリッノユニッ
トと云われる。)の更に別の態様の遠近図を示す。 第5図はスペーサーノー1・で合い間を置いたプラスチ
ック仕切りシートの集合体の側面図で、マルチゲルキャ
スチングユニット区画か複数のミクロ区画に分割された
状態を示す。尚ここては厚みは等しい。 第6a図は第2図のマルチゲルキャスチングユニットの
側面図で、本発明の第1面に従ったマルチゲルスラブゲ
ルの流し込まれ既に使えるようになっている。第6b図
はキャスチングユニットにマルチゲルスラブゲルを流し
込む際に使用するザンブルコームの四面図を示す。第6
C図はlGb図で示したザンブルコームの遠近図を示す
。 第7図は本発明の第5面に従って組立てた・且直式徂気
泳動装′v”jの四面図を示す。 第8図は第7図のjl直式電気泳動装置の側面図で、緩
衝溶液及び冷却剤で満たされていることを示す。 第9.10.11及び12図は第7図の垂直式電気泳動
装置の種々の部(オの詳細を示す等大同である。これら
の図はそれぞれ番号順に、蓋部(A、上部緩衝液室部材
、冷却室部(オ及び底部緩衝液室部材を表わす。 第13図は、本発明の第6面に従ったキャスチングスタ
ンドと、第7図の垂直式電気泳動装置dの一部の側面図
を示す。 第14図は第13図のキャスヂングスタンドの一部分の
遠近図で、その(l14成をより詳しく示す。 第15図は本発明の第7面に従ってしっかり固定した緩
衝族基を備える水平式電気泳動装置の−部を部分的に分
解した遠近図である。 第16図はマルチゲルスラブゲルが流し込まれ適正な位
置にサンプル溜めを有する第15図の水平式電気泳動装
置の平面図を示す。 第17図は第15図の水平式電気泳動装置に於いて使用
されるマルチゲルスラブゲル中にサンプル溜めを形成さ
せるために使用されるサンプルコームの1つの態様の遠
近図である。 第+8aS 18b及び+8c図は本発明に従った水平
式電気泳動装置に使用されるスペーサーストップの3つ
の態様の平面図である。 第19図は金属冷却板の遠近図で、冷却液で板を冷却す
るための冷却コイルの使用を示す。 第20図は本発明に従った組み立てられた水平式電気泳
動装置の1態様の側面図を示す。 第21図は水平式電気泳動装置に於いて使用するマルチ
ゲルスラブゲル中にサンプル溜めを形成するのに使用す
る脱着可能な歯状物を備えたコームを示す。 第22図は、流し込まれたマルチゲルスラブゲルのほぼ
中心線に沿って形成されたサンプル溜めを備えるスプリ
ットマルチゲルカートリッジユニットの平面図である。 カバープレートは示されていない。 第23図は、−列に並んだ緩衝液室を有する水平式電気
泳動装置の一部分を示す側面図である。 第24図(よ、緩衝液室を延長基板上に滑れるように且
つ/又は脱着可能に固定した水平式電気泳動装置とその
マルチゲルカートリッジ組立てユニットの一部の分解側
面図を示す。 第25図は灯心を使用するように水平式電気泳動装置を
配置した場合の側面図を示す。 第26図は緩衝液室の一態様の遠近図を示す。 この緩衝液室に於いて、(スプリット)マルチゲルカー
トリッジユニットの一端をぴったり密着させるために内
側に張ったゴムで縁どられた溝孔が基板(これは示され
ていない。)に接触するように設けられている。そして
(スプリット)マルチゲルカートリッジユニットの一端
が、内側に張られて縁どられたゴム(これは示されてい
ない。)てシールされ溝孔に密着する。 第27図は、内側の壁に縁どりを有する溝孔を備えた緩
衝液室の他の態様の遠近図を示す。(スプリット)マル
チゲルカートリッジユニットはこの中に挿入され軟質シ
ールでぴったり密着される。 第28図は第27図で示した緩衝液室と冷却手段を備え
た本発明の第7面に従った水平式電気泳動装置の好まし
い態様を示す。 2・・・マルチゲルカートリッジ組立てユニット、6.
6゛、6°゛及び6゛パ・・スペーサーシトツプ、8及
び8゛・・・スペーサーシート、10および10°・・
・仕切りシート、12・・・マルチゲルカートリッジユ
ニット、14.1及び14.2・・・セクション、16
および16’・・・サイドストップ、■8′・・・ミク
ロ室、22・・マルチゲルスラブゲル、24及び24゛
・・・サンプル溜め、25・・・サンプルコーム、26
・・・垂直式電気泳動装置、28及び28°・・・電極
、34・・・流部材、34.3・・・電気接続点、34
4・・スペーサーシート、36・・・上部緩衝液室部材
、36.1・・・」二部緩衝溶液、38・・冷却室部材
、40・・・底部緩衝液室部材、40.I・・・底部緩
衝溶液、40.2・・・底部シート、40.3・・・電
気接続点、40.4スペーサーシート、46・・・キャ
スチングスタンド、48・・漏斗、52及び54・・溜
め、56・・・レトルトスタンド、64・・・水平式電
気泳動装置、66・・ガラス製基板、68及び68゛・
・・緩衝液室、68゜1.1及び68°、1.l・・・
溝孔、68.8及び68°。 8・・・」二部部分部材、70及び70゛・・・スペー
サシート、72・・・マルチゲル、72.1・・・サン
プル溜め、74・・・サンプルコーム、78及び78・
・・カバープレート、78.1.1及び78 .1゜1
・・・プラチナワイヤー電極、78.1.2及び78’
、1.2・・・電気接続点、80及び84・・・スプリ
ットマルチゲルカートリッジユニット、82・・・灯心
、90及び90′・・・灯心、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、1つ以上の仕切りシートで分離された複数のミクロ
    ゲルのウェファー様層を含むゲル電気泳動に使用するマ
    ルチゲルスラブゲル。 2、仕切りシートがそれぞれ6〜250μm厚のプラス
    チックシートを含むことを特徴とする請求項1記載のゲ
    ル。 3、ゲルがポリアクリルアミド、アガロース(agar
    ose)又は澱粉を含むことを特徴とする請求項1又は
    2に記載のゲル。 4、2つの層を成す複数のスペーサーシートに於いて、
    一つの層中の各スペーサーシートはもう一方の層中の対
    応するスペーサーシートと実質的に等しい厚みであり、
    一つの層中の連続する各々2枚のスペーサーシートの間
    ともう一方の層中の対応する2枚のスペーサーシートの
    間に固定された仕切りシートを備えるスペーサーシート
    を含むことを特徴とする請求項1記載のマルチゲルスラ
    ブゲルを収容するための仕切り手段。 5、仕切りシートがポリエチレン、ポリエステル、又は
    熱収縮性シート用物質を含むあらゆる他の適当な薄いプ
    ラスチックシート用物質を含むことを特徴とする請求項
    4記載の仕切り手段。 6、仕切りシートがスペーサーシートに取付けられ、底
    部スペーサーシートが基板に両面粘着テープ、接着、適
    当な熱処理又は超音波により固定されることを特徴とす
    る請求項4又は5記載の仕切り手段。 7、仕切りシートのセットが2つ以上のセットに分かれ
    隙間を有することを特徴とする請求項4〜6の何れか1
    つに記載の仕切り手段。 8、仕切りシートのセットに1列以上の穴が開けられる
    ことを特徴とする請求項4〜6の何れか1つに記載の仕
    切り手段。 9、スペーサーシートが実質的に全て等しい厚みである
    ことを特徴とする請求項4〜8の何れか1つに記載の仕
    切り手段。 10、スペーサーシートは一定の厚みではないが、一つ
    の層中のあらゆるスペーサーシートはもう一方の層中の
    対応するスペーサーシートと実質的に同じ厚みであるこ
    とを特徴とする請求項4〜8の何れか一つに記載の仕切
    り手段。 11、(a)適当な不導性物質のシートを含む副基板、 (b)該副基板に固定した任意のスペーサーストップの
    セット、 (c)請求項4〜10の何れか1つに記載された仕切り
    手段、 (d)適当な不導性物質のシートを含む上部板に於いて
    、該上部板が単一の部分とし て又は2つ、3つ又は4つの部分に分割 されたものとして提供され、該上部板が 基板と実質的に同じ長さと幅を有するも のであるが、上部板が1つ以上の部分か ら成る場合は組立て装置中の部分間に設 けられる隙間又は溝孔のサイズが上部板 の該サイズの一部と考えられる任意の上 部板 を含有し、電気泳動装置に使用するマルチゲルキャスチ
    ングユニットを構築するのに使用されるマルチゲルカー
    トリッジ組立てユニット。 12、(e)適当な不導性物質から成り、実質的に同じ
    幅と長さを有する2枚のシート(即 ち、副基板と上部板)、 (f)対する2つの側に沿って2枚のシート(e)を分
    離し且つ両末端がシールされ、 不導性物質を含み、実質的に棒状の2本 のシートをつなぐサイドストップ、 (g)カートリッジユニットの内側に設けられ、該シー
    ト(e)の一方又は両方に固定 されたスペーサストップのセット、 (h)適当なスペーサストップに隠れた適正な位置にス
    ペーサーシートの層を設置す ることにより組立て中又は組立て後にぴ んと張られ、もし熱収縮物質からつくら れた場合は熱収縮が行なわれる薄い仕切 りシートを含む請求項4〜10の何れか 1つに記載の仕切り手段 を含み、マルチゲルスラブゲルを流し込むためのマルチ
    ゲルカートリッジユニット。 13、該サイドストップの少なくとも1つが密着したピ
    ストン棒を有する円筒状空間を備えることを特徴とする
    請求項12に記載のマルチゲルカートリッジユニット。 14、(i)適当な不導性物質のシートを含む副基板、 (j)該副基板に固定したスペーサストップのセット、 (k)請求項4〜10の何れか1つに記載された仕切り
    手段、 (l)適当な不導性物質のシートを含み、2つ、3つ又
    は4つの部分から成り、組立 て装置中に於いて隣接する部分間に設け られた約5mm幅の隙間又は溝孔を備える 上部板の部分が実質的に(i)の副基板と 同じ幅と長さを有する上部板、 (m)任意の2つのサイドストップ を含み、組立て装置中の上部板に設けられた隙間又は溝
    孔にめ合うように仕切り手段(k)の仕切りシートのセ
    ット中に隙間又は溝孔又は穴の列が設けられ、適当なス
    ペーサーシートのに隠れた適正な位置にスペーサーシー
    ト層を設けることにより又は、もし該仕切りシートが熱
    収縮性物質から作られているならば必要によりこれを熱
    収縮して組立中又は組立後に薄い仕切りシートをぴんと
    張ることを特徴とする電気泳動装置に使用するスプリッ
    トマルチゲルカートリッジユニット。 15、もし上部板が2つの部分のみから成る場合、隙間
    又は溝孔がスプリットマルチゲルカートリッジユニット
    の開口端のうちの1つから約10〜20mmの距離に設
    けられるように、2つの部分の相対的サイズが選択され
    ることを特徴とする請求項14記載のスプリットマルチ
    ゲルカートリッジユニット。 16、もし上部板が2つの部分のみから成る場合、隙間
    又は溝孔が該ユニットの長さ方向に沿ったあらゆる適当
    な位置に設けられるように、2つの部分の相対的サイズ
    が選択されることを特徴とする請求項14記載のスプリ
    ットマルチゲルカートリッジユニット。 17、サイドストップ(f)又は(m)が、両側に又は
    少なくとも1つの側に、密着したピストン棒を備える第
    1の管と任意にもう一方の側の棒を含み、2つの管、又
    は管と棒がより大きな半管を備え、その半管の内径は第
    1の管又は棒がぴったり密着して挿入されるような大き
    さであり、サイドストップが副基板(i)と任意に上部
    板(l)の適当な位置に固定されることを特徴とする請
    求項11〜16の何か1つに記載のマルチゲルキャスチ
    ングユニット。 18、請求項1〜3の何れか1つに記載のプレパックマ
    ルチゲルを中に備える請求項12〜17の何れか1つに
    記載のマルチゲルキャスチングユニット。 19、請求項18に記載のパックしたマルチゲルスラブ
    ゲルを挿入してこれを備えた、又はこれを備えていない
    マルチゲルカートリッジユニットを用いるのに適応した
    又はこれと共に用いるのに適応した垂直式電気泳動装置
    に於いて、 (a)上部緩衝液室を囲むのに適応され、蓋部材の外部
    上の電気接続点に接続した電極を備え、蓋部材を適正な
    位置に設置した時に電極が上部緩衝液室の緩衝溶液中に
    浸るように適応された蓋部材、 (b)冷却室部材の上部セクションにぴったり密封的に
    設置するように適応され且つ流し込まれる請求項1〜3
    の何れか1つに記載のマルチゲルスラブゲルを任意に備
    えたマルチゲルカートリッジユニットを挿入しぴったり
    密着固定するために設けた底部壁の溝孔を備える上部緩
    衝液室部材、 (c)冷却液を循環させるための送入口及び排出口を適
    当に備え、流し込まれるマルチゲルを任意に有するマル
    チゲルカートリッジユニットを挿入してぴったり密着固
    定するために設けた溝孔を冷却室部材の底基壁に備え、
    冷却室の該底基壁が底部緩衝液室部材の上表面に設置さ
    れ且つ装置を組立てる時に密閉性よく密着するように適
    応された冷却室部材、 (d)外部の電気接続点に接続した電極と底部緩衝液室
    の内壁に設けられたスペーサーを備え、緩衝溶液とマル
    チゲルスラブゲルを備えた又は備えていないマルチゲル
    カートリッジユニットとの間を電気的に十分接触させる
    ために、過剰の電極溶液を組立装置中の冷却室部材の外
    壁と底部緩衝液室部材の内壁との間に流し込むことが出
    来るように該スペーサーが適応されており、更に装置を
    組み立てる時に密閉性よく密着するように底部緩衝液室
    部材の背面と正面に任意に設けられるスペーサーを有す
    る底部緩衝液室部材、及び (e)(b)で定義したマルチゲルスラブゲルを任意に
    有するマルチゲルカートリッジユニットを上部緩衝液室
    (b)と冷却室部材(c)の溝孔に密着挿入する時の該
    マルチゲルカートリッジユニット用防水シールを提供す
    るための1組の軟質シール を含み、電極及び外部電気接続点は別として、互いに取
    付けられるユニット(a)、(b)、(c)及び(d)
    は実質的に全て適当な非金属性の不導性物質、又は注型
    若しくは成型した熱可塑性若しくは熱硬化性プラスチッ
    ク物質又はポリメチルメタクリレートシート材よりつく
    られる垂直式電気泳動装置。 20、軟質シールが適当なシリコン金型製作ゴムから作
    られることを特徴とする請求項19に記載の垂直式電気
    泳動装置。 21、上部緩衝液室部材(b)と冷却室部材(d)の溝
    孔が適当なくさび形をしており、その2つの溝孔の外側
    の開口端が内側の開口端よりも狭いことを特徴とする請
    求項19又は20に記載の垂直式電気泳動装置。 22、請求項1〜3の何れか1つに記載のマルチゲルス
    ラブゲルを請求項12に記載のマルチゲルカートリッジ
    ユニットに流し込むのに使用するための適応させたキャ
    スチングスタンドに於いて、(a)請求項19に記載の
    垂直式電気泳動装置の組立部材(b)と(c)を支持す
    ることが出来、漏斗を挿入してこれをつり下げるために
    実質的にスタンドの上部表面の中央に設けられた穴を有
    するスタンド、 (b)防水密閉性を得るために漏斗の縁に沿って設けら
    れた軟質ゴムバンド又はリングを有する漏斗、 (c)漏斗の縁の直径より短かいか又はほぼ等しい直径
    の溝孔を備えたキャスチングスタンド副基板と、その副
    基板と請求項19に記載の電気泳動装置の冷却室部材の
    底基板との間の防水密閉性を得るために設けられる軟質
    ゴムシールを併用して成り、マルチゲルカートリッジユ
    ニットを垂直式電気泳動装置の部分(b)と(c)の中
    に適正に設置した時にそのマルチゲルカートリッジユニ
    ットの底端部を囲む溝孔をシールが有し、漏斗(b)に
    防水密着性を与える接続ピース、(d)スタンドで支え
    られ、コックを経て軟質チューブで漏斗の底端部に接続
    されている1つ又は2つの溜め、及び (e)プレートの一端又は対する2つの端に歯先状物又
    は歯状物のセットを備えたプレートを含み、ゲル形成用
    混合物を重合している間に使用することによりマルチゲ
    ルスラブゲルの上部に複数のサンプル溜めを形成するこ
    とが出来るように適切に適応させたサンプルコーム を含むキャスチングスタンド。 23、注入される請求項18記載のマルチゲルスラブゲ
    ルを任意に含むマルチゲルキャスチングユニットを用い
    るのに適応した、及びこれと共に用いて使用するのに適
    応した水平式電気泳動装置に於いて、 (a)実質的に滑らかな不導性物質のシートを含む延長
    基板、 (b)同じもの及び/又は実質的に等しい寸法の1つの
    緩衝液室に於いて、緩衝液室内で緩衝液室を分割する壁
    をそれぞれの緩衝液室が含み、壁構造物が任意に脱着可
    能に延長基板上に取り付けられ、この壁構造物が向かい
    合う2つの室の内側の壁を備え、更にこれらのそれぞれ
    の壁が開口部及び溝孔を備え、緩衝液室が任意に電極を
    備える2つの緩衝液室、 (c)任意に4つのスペーサーストップのセット(d)
    緩衝液室間に設置された請求項11〜18の何れか1つ
    に記載のマルチゲルキャスチングユニット、 (e)サンプルコーム、 (f)底部冷却手段及び任意の上部冷却手段、及び (g)もし電極が緩衝液室内に設けられていない場合は
    、各緩衝液室に軽く密着して載せた蓋の底部表面に電極
    が固定され、蓋が、適正な位置に置かれた時、緩衝溶液
    中に電極が浸るように電極が適応されており、更に蓋の
    外部に設けられた電気接触点にこの電極が電気的に接続
    されている任意の蓋 を含む水平式電気泳動装置。 24、緩衝液室が延長基板に接着固定されるか、又は延
    長基板に固定して又は脱着可能に取り付けられた成形プ
    ラスチック壁構造物を緩衝液室が含み、該緩衝液室間の
    空間に於いて所望のサイズ(特に長さ)のマルチゲルキ
    ャスチングユニットが設けられることを特徴とする請求
    項23に記載の水平式電気泳動装置。 25、延長基板、固定した緩衝液室及びスペーサースト
    ップが適当なプラスチック物質で一体として成型された
    ユニットとして提供されることを特徴とする請求項23
    に記載の水平式電気泳動装置。 26、スペーサーストップがプラスチック物質のストリ
    ップを含み、緩衝液室の内側の壁に設けられることを特
    徴とする請求項23〜25の何れか1つに記載の水平式
    電気泳動装置。 27、スペーサーストップが緩衝液の壁の内側の角に設
    けられたくぼみを含むことを特徴とする請求項23〜2
    5の何れか1つに記載の水平式電気泳動装置。 28、緩衝液室が延長基板に滑れるように取り付けられ
    、該緩衝液室を滑らす際の案内溝を設けるために緩衝液
    室の外側の壁を延長基板のまわりに延長して任意に設け
    ていることを特徴とする請求項23、26又は27の何
    れか1つに記載の水平式電気泳動装置。 29、緩衝液室の内側の壁に設けられた溝孔が、溝孔と
    延長基板の接触面とによりマルチゲルカートリッジユニ
    ット又はスプリットマルチゲルカートリッジユニットの
    両端を防水密閉的にゴムで内張りすることにより収容さ
    れるように、適当に縁どりすることにより適応されてい
    ることを特徴とする請求項23又は26〜28の何れか
    1つに記載の水平式電気泳動装置。 30、延長基板(a)が使用されず、各緩衝液室が各々
    独自の底部壁を備え、この底部壁がその他の壁と一体と
    して提供され、縁取りされたテーパー溝孔が各緩衝液室
    の内側の壁に適当に設けられ、このテーパー溝孔は軟質
    シール(これは請求項19に記載の垂直式電気泳動装置
    の成分(e)のようなもの)と共に使用して(スプリッ
    ト)マルチゲルカートリッジユニットの一端を防水的に
    密着して収容するように適応されていることを特徴とす
    る請求項23に記載の水平式電気泳動装置。 31、サンプルコームが1枚のシートを含み、このシー
    トの右すみに1列の歯状物又は歯先状ストリップが設け
    られ、サンプルコームを使用してマルチゲルスラブゲル
    混合物をマルチゲルキャスチングユニットに流し込んで
    これを硬化させた時にマルチゲルスラブゲル中に複数の
    サンプル溜めを形成するようにサンプルコームが適応さ
    れていることを特徴とする請求項23〜30の何れか1
    つに記載の水平式電気泳動装置。 32、もし上部板が2つ以上の部分より成る場合、サン
    プルコームが1列以上のサンプル歯状物又は歯先状スト
    リップを適当に備えることを特徴とする請求項23〜3
    0の何れか1つに記載の水平式電気泳動装置。 33、サンプルコームの歯状物を個々に扱えるように個
    々の歯状物が、任意にゴムで内張りされた溝孔に滑らせ
    れるように脱着可能に取付けられることを特徴とする請
    求項31又は32に記載の水平式電気泳動装置。 34、低部冷却手段及び/又は上部冷却手段が金属チュ
    ーブを任意に備え付けた固体金属板を含み、該金属チュ
    ーブは任意にコイル状のものであり、電気泳動中に装置
    内で発生する熱を取り除くために冷却液が該金属チュー
    ブ内を循環することを特徴とする請求項23〜33の何
    れか1つに記載の水平式電気泳動装置。 35、低部冷却手段及び/又は上部冷却手段が、冷却液
    循環用のゴム又はPVCチューブを接続した送入口及び
    排出口を備えた冷却室を含むことを特徴とする請求項2
    3〜33の何れか1つに記載の水平式電気泳動装置。 36、緩衝液室が冷却室の上部壁上に直接設けられるか
    又は載せられることを特徴とする請求項35記載の水平
    式電気泳動装置。 37、灯心又は塩橋により主緩衝液室と「縦の」配置で
    接続された補助緩衝液の2つを付加的に備えることを特
    徴とする請求項23記載の水平式電気泳動装置。 38、(a)請求項1〜3の何れか1つに記載のマルチ
    ゲルスラブゲル、 (b)請求項4〜10の何れか1つに記載 の仕切り手段、 (c)請求項11記載のマルチゲルカート リッジ組立てユニット、 (d)請求項12又は13に記載のマルチ ゲルカートリッジユニット、 (e)請求項14〜16の何れか1つに記 載のスプリットマルチゲルカートリッジ ユニット、 (f)請求項17又は18に記載のマルチ ゲルキャスチングユニット、 (g)請求項19〜21の何れか1つに記 載の垂直式電気泳動装置、 (h)請求項22記載のキャスチングスタ ンド、及び (i)請求項23〜37の何れか1つに記 載の水平式電気泳動装置 のうちの2つ以上を含む電気泳動システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002048765A (ja) * 2000-08-03 2002-02-15 Masabumi Youda 水平面型ゲル電気泳動装置用試料導入装置、水平面型ゲル電気泳動システム、その試料導入方法およびその試料採取方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002048765A (ja) * 2000-08-03 2002-02-15 Masabumi Youda 水平面型ゲル電気泳動装置用試料導入装置、水平面型ゲル電気泳動システム、その試料導入方法およびその試料採取方法

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