JP2620309B2 - オーバーロックミシン - Google Patents

オーバーロックミシン

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JP2620309B2
JP2620309B2 JP63135193A JP13519388A JP2620309B2 JP 2620309 B2 JP2620309 B2 JP 2620309B2 JP 63135193 A JP63135193 A JP 63135193A JP 13519388 A JP13519388 A JP 13519388A JP 2620309 B2 JP2620309 B2 JP 2620309B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、針板上の針板爪に沿う作用位置と、そこ
から退避する不作用位置との間で移動できるステッチタ
ングを備えたオーバーロックミシンに関するものであ
る。
〔従来技術〕
この種のオーバーロックミシンとして、特公昭55−25
875号公報には、ステッチタングに形成した顎部を針板
の下のメスホルダーに当接掛止してステッチタングを作
用位置に保持するとともに、その掛止を解除してステッ
チタングを不作用位置に配置できるように構成したオー
バーロックミシンが開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕 ところが、この従来構成によると、ステッチタングを
前記作用位置に確実に保持するために比較的大きな顎部
をそのステッチタングに形成する必要があって、ステッ
チタングの大型化を招くという問題点があった。また、
ステッチタングを針板の下のメスホルダーに掛止する構
成であるとともに、その周辺には固定の針板爪、針、メ
ス等のいくつかの部品が配設されているため、掛止およ
び解除の操作が面倒であるという不便さもあった。
この発明は上述した問題点を解決するためになされた
ものであり、その目的はステッチタングの大型化を招く
ことなく、しかも操作性のよい機構により、ステッチタ
ングを作用位置と不作用位置とにそれぞれ正しく配置で
きるオーバーロックミシンを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本発明のオーバーロック
ミシンにおいては、ステッチタングがステッチタングレ
バーの先端に設けられるとともに、そのステッチタング
レバーの基端には一軸線の周りにおいて回動可能に支持
された軸部が縫製位置より下方に設けられ、その軸部に
は全体として山形をなすように隣合う二つの斜面が形成
され、ステッチタングレバーの回動により両斜面のいず
れかに弾性係合してステッチタングレバーをステッチタ
ングの作用位置および不作用位置で保持する保持ばねが
設けられている。
〔作用〕
上記したこの発明の構成によれば、ステッチタングを
作用および不作用位置に保持するための保持部がステッ
チタングレバーの基端に位置するため、ステッチタング
それ自体に保持部を設ける必要がなくなり、それの小型
化を図ることができるとともに、保持ばねに対する二つ
の斜面の切換操作を縫製位置から下方に離れた操作しや
すい位置で確実に行うことができる。
また、保持ばねが山形をなす二つの斜面のいずれかに
確実に弾性係合するため、ステッチタングレバーが、途
中位置に停止することなく、ステッチタングの作用およ
び不作用位置に正しく配置され、しかもそれらの位置に
おいて保持ばねの弾性力により確実に保持される。
〔実施例〕
以下、この発明を具体化した一実施例を図面に基づい
て説明する。
第1図において、1,2はミシン針、3は針板、4はミ
シン針1,2の近傍において針板3上に布送り方向に延び
るように形成された針板爪である。5は針板爪4との協
働によりかがり幅を決定するためのステッチタングであ
り、針板爪4と同方向に延びかつ先端が先細に形成され
ている。そして、このステッチタング5は針板爪4に沿
う第1図に示す作用位置と、針板爪4から右方に退避す
る第5図に示す不作用位置との間で移動できるようにな
っている。
次に、ステッチタング5を前記作用位置および不作用
位置に移動配置するための構成及びその関連構成につい
て詳細に説明する。
第1〜3図に示すように、図示しないミシン機枠の前
部にはかがり幅調整つまみ6が回動操作可能に支持さ
れ、その内側にはカム7が設けられている。つまみ6の
近傍においてミシン機枠にはホルダー8が設置され、そ
れには軸ねじ9により前後に延びるレバー10が回動可能
に支持されている。ホルダー8の後部に左右方向に貫設
した案内孔11にはスライド軸12が挿入され、その左方露
出端がばね13の付勢力によりレバー10の後端に当接して
おり、これにより、レバー10の前端がカム7に係合して
いる。
スライド軸12の右側部分は前後両面が平らな大径部16
となっていて、この大径部16の左端部には前後に延びる
案内ピン17が貫通固定されている。ホルダー8の後壁に
は左右に延びるガイド溝19が形成され、このガイド溝19
と案内ピン17の後方突出部との嵌合により、スライド軸
12が回動規制されて移動案内されるようになっている。
また、大径部16の右端部には支軸20が前後に延びる一
軸線の周りで回動可能に貫通支持され、その後方突出部
にはステッチタングレバー21がその基端片22にて固定さ
れている。ステッチタングレバー21は基端片22から上方
に向かって傾斜状に延び、その先端に前記ステッチタン
グ5が水平状に一体形成されている。
支軸20の前方突出部にはそれと共通の軸部を構成する
操作つまみ23がねじ24により固定され、その前部外周面
には鋸歯状の滑り止めが設けられるとともに、その後部
外周面には、第4,5図に示すように、隣合う二つの斜面2
6,27が全体として山形をなすように形成されている。そ
して、操作つまみ23の回動操作により支軸20およびステ
ッチタングレバー21を介してステッチタング5が第4図
に示す作用位置と第5図に示す不作用位置とに配置され
る。なお、操作つまみ23の前面には操作方向を示す矢印
が付されている。
前記案内ピン17の前方突出部には保持ばね29が挿着さ
れ、その一端は大径部16に掛止され、かつ他端は操作つ
まみ23の前記両斜面26,27のいずれかに弾性係合するよ
うになっている。従って、この保持ばね29の弾性力によ
りステッチタングレバー21がステッチタング5の作用位
置および不作用位置に確実に保持される。
一方、ホルダー8の下面には軸ねじ31により規制部材
32が回動可能に支持され、その右端部には前記操作つま
み23に対応した長孔33を有する規制片34が起立形成され
るとともに、左端部には可動刃支持部材35に係合するて
こ部36が設けられている。軸ねじ31には規制部材32を第
1図において反時計方向へ回動付勢するためのスプリン
グ37が挿着されている。そして、このスプリング37の作
用のもとで規制部材32が可動刃支持部材35の移動に伴い
前後に回動され、可動刃(図示しない)と同期して移動
されるオーバールーパー(図示しない)が上方位置に移
動された時、その規制片34が操作つまみ23の前面に位置
して同つまみ23の操作を不可能にしてステッチタング5
とオーバールーパーとの衝突を防止する規制位置(第1
図の実線位置)に配置され、その他の時には、操作つま
み23を長孔33より前方へ露出させてその操作を可能にす
る解除位置(第1図の鎖線位置)に配置されるようにな
っている。
次に、以上のように構成された機構の作用について説
明する。
さて、第1,4図はステッチタング5が前記作用位置に
配置された状態を示している。このとき、保持ばね29の
他端が操作つまみ23の一方の斜面27に係合しているた
め、その弾性力によりステッチタングレバー21をステッ
チタング5の作用位置に確実に保持することができる。
この状態において、かがり幅調整つまみ6が回動操作
されると、ばね13の作用により、レバー10がカム7の形
状に従って回動されるとともに、そのレバー10の回動量
に応じてスライド軸12が左右に移動される。すると、こ
のスライド軸12と一体に支軸20を介してステッチタング
レバー21が移動されて、ステッチタング5が布送り方向
と直交する方向に移動される。従って、ステッチタング
5と針板爪4との間隔、つまりかがり幅が所要の値に調
整される。
ステッチタング5を使用しないで針板爪4のみによる
飾り縁かがり等の微小幅の縁かがりを行う場合には、ス
テッチタング5が前記不作用位置に配置される。つま
り、操作つまみ23が前記とは逆方向に操作されると、保
持ばね29が斜面27を乗り越えて斜面26に弾性係合するた
め、ステッチタングレバー21が途中位置で停止すること
なくステッチタング5の作用位置に正確に配置される。
以上のように、ステッチタングレバー21の基端に設け
た操作つまみ23の斜面26,27を保持ばね29により保持す
る構成であるため、保持部と操作部とを一体化しかつそ
れらを共に縫製位置から下方へ離すことができ、ステッ
チタング5の作用および不作用位置への切換を操作しや
すい位置で確実に行うことができるとともに、ステッチ
タング5それ自体に保持部を設ける必要がなくなりそれ
の小型化を図ることができる。
なお、この発明は前記実施例に限定されるものではな
く、例えばステッチタングレバー21と支軸20とを一体形
成したりすることができる。また、規制部材32のてこ部
36は可動刃支持部材35に係合するように構成されている
が、可動刃支持部材35と同期して連動する他の部材と係
合するようにしてもよい。更に、規制部材32はスプリン
グ37によって常に可動刃支持部材35に係合するように、
構成されているが、スプリング37とは反対方向に付勢す
る別のスプリング37を設け、常に規制部材32を規制位置
(第1図の実線位置)に位置させ、オーバールーパー
(図示しない)が上方位置以外に位置している時のみ、
作業者が規制部材32を解除位置(第1図の鎖線位置)に
移動配置し得るようにしてもよい。など、この発明の趣
旨を逸脱しない範囲で各部の形状や構成を任意に変更し
て具体化することも可能である。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、この発明によれば、ステッチタ
ングの大型化を招くことなく、しかも操作性のよい機構
により、ステッチタングを作用位置と不作用位置とにそ
れぞれ正しく配置できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
各図面はこの発明の一実施例におけるかがり幅調整機構
およびステッチタング保持機構をそれぞれ示すものであ
り、第1図は平面図、第2図は正面図、第3図は右側面
図、第4図はステッチタングの作用位置における一部破
断正面図、第5図はステッチタングの不作用位置におけ
る一部破断正面図ある。 図において、3は針板、4は針板爪、5はステッチタン
グ、21はステッチタングレバー、23は軸部を構成する操
作つまみ、26,27は斜面、29は保持ばねである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステッチタング(5)を針板(3)上の針
    板爪(4)に沿う作用位置と、そこから退避する不作用
    位置との間で移動できるようにしたオーバーロックミシ
    ンにおいて、 前記ステッチタング(5)をステッチタングレバー(2
    1)の先端に設けるとともに、そのステッチタングレバ
    ー(21)の基端には一軸線の周りにおいて回動可能に支
    持された軸部(23)を縫製位置より下方に設け、その軸
    部(23)には全体として山形をなすように隣合う二つの
    斜面(26,27)を形成し、前記ステッチタングレバー(2
    1)の回動により前記両斜面(26,27)のいずれかに弾性
    係合してステッチタングレバー(21)を前記ステッチタ
    ングレバー(21)を前記ステッチタング(5)の作用位
    置および不作用位置で保持する保持ばね(29)を設けた
    ことを特徴とするオーバーロックミシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6044974B2 (ja) * 1978-07-12 1985-10-07 株式会社 サタケ 精穀転子
JPS59125380U (ja) * 1983-02-15 1984-08-23 ブラザー工業株式会社 縁かがり縫ミシンにおけるかがり幅変更装置

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