JP2618122B2 - 作業用車両誘導方法 - Google Patents

作業用車両誘導方法

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JP2618122B2
JP2618122B2 JP3204503A JP20450391A JP2618122B2 JP 2618122 B2 JP2618122 B2 JP 2618122B2 JP 3204503 A JP3204503 A JP 3204503A JP 20450391 A JP20450391 A JP 20450391A JP 2618122 B2 JP2618122 B2 JP 2618122B2
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正明 阿部
千尋 小島
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日揮メンテナンス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として長大な作業
対象物に対して、該作業対象物の搬送等に用いられる作
業用車両を、該作業対象物に対して所定の位置に所定の
向きで導くための作業用車両誘導方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、石油精製プラントや化学プラン
ト等のプロセスプラントにおいて使用される熱交換器と
しては、所定の箇所に横たえて設置される横形多管式熱
交換器が用いられており、これら横型多管式熱交換器は
数基以上が一箇所にまとめて設置されている。
【0003】この横型多管式熱交換器は、多数の伝熱管
が、前端部を円板状の管板に貫通せしめられるとともに
中途部をじゃま板(バッフルプレート)に貫通せしめら
れて管束(チューブバンドル)とされ、このチューブバ
ンドルが円筒状のシェル内に挿入されて構成されてお
り、チューブバンドルは、上記の如きプラントにおいて
用いられるものでは、長さが約6〜16m、重さが約1
0トンを越えるものがある。
【0004】そして、上記プラント等においては、これ
らチューブバンドルをメンテナンス等のために定期的
に、シェル内から引き抜き、所定の場所(洗い場)に搬
送して保守・点検し、点検されたチューブバンドルを再
び、シェル内に挿入しなくてはならない。
【0005】従来、上記のような横型多管式熱交換器の
チューブバンドルをシェル内から引き出し、又はシェル
内にチューブバンドルを押し込む場合には、複数のクレ
ーン車を使用してその作業を行っていた。
【0006】すなわち、まず、熱交換器4のシェル6の
蓋(鏡板)を取り外し、図15に示すように、第1のク
レーン車2を熱交換器4の正面に配置するとともに、第
2のクレーン車8(本体は図示を省略)を熱交換器4の
側方付近に配置する。そして、第1のクレーン車2のワ
イヤ10を滑車12、14を介してチューブバンドル1
6における前端の管板80に連結固定して、第2のクレ
ーン車8によってチューブバンドル16の一端を吊りつ
つ、第1のクレーン車2の前記ワイヤ10を巻き取るこ
とにより、滑車12、14を介してチューブバンドル1
6を所定の長さだけ水平方向にゆっくりと引き出してゆ
く。
【0007】そして、チューブバンドル16を途中まで
抜き出した時に、第1のクレーン車2から吊り下げられ
た他のワイヤ18をチューブバンドル16の一端に掛け
て吊り、第2のクレーン車8で中央付近を吊り直した状
態で、上記と同様に、第1のクレーン車2のワイヤ10
を調整しつつ、抜き出し作業を続けてゆき、チューブバ
ンドル16をシェル6内から完全に抜き出す。
【0008】次いで、抜き出したチューブバンドル16
を一旦地上に降ろし、第1及び第2のクレーン車2、8
を退避させて、抜き出したチューブバンドル16を運搬
用のトラックに積み込み洗い場に運んでいく。
【0009】そして、洗い場にて、掃除、点検されたチ
ューブバンドル16は、再び、運搬用トラックにてシェ
ル6の設置位置まで運搬され、上記と同様に、2台のク
レーン車2、8によって吊り上げられて、その一端部を
シェル6の端部に位置合わせしつつ、シェル6内に押し
込んでゆく。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の技術
においては、複数のクレーン車を用いて、チューブバン
ドル16の引き出し及び押し込みを行うので、各クレー
ン車を相互に連携しながら運転する必要があり、熟練し
た操作技術が必要であるとともに、連携ミスが生じ易
く、引き抜き又は押し込み時にチューブバンドル16と
シェル6との間に芯振れが生じ、その際に、バッフルプ
レート20等でシェル6の内部をこすり、チューブバン
ドル16及びシェル6を損傷してしまうという課題があ
った。
【0011】このような課題を解決するものとして、作
業用の台車を用いて横型熱交換器における管束の引出及
び押込を行う方法が考えられるが、このような作業用の
台車を用いる方法においては、台車本体を作業対象物で
ある熱交換器に対して位置決めする際、該台車本体を正
確な位置に迅速に移動させることができず、台車に対す
る管束の引出及び押込作業を正確且つ迅速に行うことが
非常に困難であり、作業に熟練を要するという課題があ
った。また、台車の位置決めの際、台車を正確に誘導す
ることが困難であるため、台車を作業対象物や周辺設備
に突き当てて、これら作業対象物や周辺設備を損傷して
しまうおそれがあった。また、台車を何度も進退を繰り
返させることとなり、台車の作業領域を広く確保する必
要があった。また、台車の無駄な走行に要するエネルギ
ー消費が大きいという課題もあった。
【0012】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
であり、主として長大な作業対象物に対して、該作業対
象物の搬送等に用いられる作業用車両を、該作業対象物
に対して所定の位置に所定の向きで導くための作業用車
両誘導方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、3つ以上の車
輪が配設され、これら車輪を支持する各車軸が、平面視
において、該車軸上の一点を中心として右回り又は左回
りに回動制御可能な作業用車両を、作業対象物に対して
所定の位置に所定の向きで導くための作業用車両誘導
法に関する
【0014】このうち、請求項1記載の発明は、前記作
業対象物に、鉛直方向に互いに離間して装着され、該作
業対象物に対する特定方向の光を検出する第1の光検出
手段 及び第2の光検出手段と、前記作業用車両に、該作
業用車両の作業方向に沿って互いに離間するとともに、
鉛直方向に前記第1の光検出手段及び前記第2の光検出
手段にそれぞれ対応して互いに離間して装着される、第
1の投光手段及び第2の投光手段とを備え、前記作業用
車両を、前記第1の光検出手段が前記第1の投光手段か
らの光を検出するまで、前記第1の光検出手段が検出す
る光の方向の延長線を横切る向きに移動させ、前記第1
の光検出手段が前記第1の投光手段からの光を検出した
時点で前記作業用車両の移動を停止し、前記全ての車輪
を、前記第1の投光手段を中心とする円の接線方向に一
致させて車軸を固定し、前記作業用車両全体を、前記第
1の投光手段を中心として、前記第2の光検出手段が検
出する光の方向の延長線上を横切る向きに回転移動さ
せ、前記第2の光検出手段が前記第2の投光手段からの
光を検出した時点で前記作業用車両の回転移動を停止
し、前記全ての車輪を、前記作業用車両の作業方向に平
行に一致させて車軸を固定し、しかる後、前記作業用車
両と前記作業対象物との距離が所定の距離となるまで、
前記作業用車両を該作業用車両の作業方向に移動せしめ
る作業用車両誘導方法である。
【0015】また、請求項2記載の発明は、前記作業対
象物の、鉛直方向の異なる2箇所に装着され、前記作業
対象物に対する特定の方向に光を出射する第1の投光手
段及び第2の投光手段と、前記作業用車両に、該作業用
車両の作業方向に沿って互いに離間するとともに、鉛直
方向に前記第1の投光手段及び前記第2の投光手段に対
応して互いに離間して装着される、該作業用車両に対す
る光を方向を選択して検出する第1の光検出手段及び該
作業用車両に対する前記作業方向の光を検出する第2の
光検出手段とを備え、前記作業用車両を、前記第1の光
検出手段の光の検出方向を変化させながら、前記第1の
光検出手段が前記第1の投光手段からの光を検出するま
で、前記第1の投光手段が出射する光の方向の延長線を
横切る向きに移動させ、前記第1の光検出手段が前記第
1の投光手段からの光を検出した時点で前記作業用車両
の移動を停止し、前記全ての車輪を、前記第1の光検出
手段を中心とする円の接線方向に一致させて車軸を固定
し、前記作業用車両全体を、前記第1の光検出手段を中
心として、前記第2の投光出手段が出射する光の方向の
延長線を横切る向きに回転移動させ、前記第2の光検出
手段が前記第2の投光手段からの光を検出した時点で前
記作業用車両の回転移動を停止し、前記全ての車輪を、
前記作業用車両の作業方向に平行に一致させて車軸を固
定し、しかる後、前記作業用車両と前記作業対象物との
距離が所定の距離となるまで、前記作業用車両を該作業
用車両の作業方向に移動せしめる作業用車両誘導方法
ある。
【0016】
【作用】請求項又は請求項記載の作業用車両誘導方
法によれば、作業用車両は、作業対象物の特定方向と該
作業用車両の作業方向とを正確に一致させ、且つ、作業
対象物との距離が所望の値となるように迅速に誘導され
る。
【0017】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に係る作
業用車両誘導方法を横型多管式熱交換器のチューブバン
ドルの引出及び押込に適用した場合の実施例を説明す
る。
【0018】図1は、本発明の一実施例に係る要部の構
成を示す側面図である。同図において、符号22、24
は熱交換器、符号26、28はこれら熱交換器22、2
4を連架するパイプである。また、符号30は熱交換器
24のフランジ部24aに装着される受光装置、符号3
2はチューブバンドルの引出し及び押込に用いられる作
業用車両である。
【0019】受光装置30は、側面視略L字状をなし、
その一端部には装着部30A(図7参照)が形成され、
その他端部には受光部30B(図8、図9参照)が形成
されている。また、受光装置30のうち、パイプ28の
付近は、図10に示すようにパイプ28を囲むように矩
形状に形成されている。
【0020】前記装着部30Aの、フランジ部24a及
び24bと対向する下面には、マグネット34、36が
それぞれ埋設され、上面には水準計38が配設されてい
る。また、装着部30Aにはスクリューネジ40の回転
によって水平方向に位置調整される押圧部材42が設け
られるとともに、この押圧部材42に対向して、最端部
30aが、L字状に下方に突出して形成されており、こ
れにより、フランジ部24aを挟圧固定できるようにな
っている。
【0021】前記受光部30Bは、鉛直方向の2箇所に
配設され、水平方向の光を検出する受光センサ44(第
1の光検出手段に相当)、46(第2の光検出手段に相
当)と、これら受光センサ44、46を略コ字状に覆
う、遮蔽板48、48及び支持部材50とから構成され
ている。平面視において、前記受光センサ44、46
は、熱交換器24の中心線の延長線上に位置している。
支持部材50の下端部には、水準計52が配設されてい
る。なお、前記受光センサ44及び46は、図示されな
いコントローラに接続されており、これら受光センサ4
4、46が光を検出した場合には、音もしくはランプ等
でその受光した旨を作業者に知らせるようになってい
る。また、受光センサ44、46として、それぞれ、複
数の受光素子を鉛直方向に配設し、出射された光の鉛直
方向の若干のずれを許容できる構成としてもよい。
【0022】次に、作業用車両32について、図2乃至
図6を参照して説明する。まず、図2及び図3を参照し
て概略構成を説明すると、作業用車両32の車両本体5
2は、下部前後に計4つの車輪54、56、58、60
を有するとともに、これら車輪54、56、58、60
の付近及び該車両本体52の中央部に、車両本体52を
地面に対して支持して車両本体52の高さを調整するた
めの6基のアウトリガ62、62…を有している。な
お、アウトリガ62は最低4基あればよく、6基としな
くともよい。
【0023】また、車両本体52の後端側には、該車両
本体52を熱交換器24(22)の支持脚24cに固定
するためのステー64が配設され、その前方には、熱交
換器24(22)の鏡板(カバー)を取り外した際に、
該鏡板を吊り下げるための、動力又は手動で駆動される
チェーンブロック66が配設されている。また、車両本
体52の前端側には、後述するワイヤを巻き取るための
巻取器68が設けられている。
【0024】車両本体52の上面には、その長手方向に
沿って2本のレール70、70が敷設されており、これ
らレール70、70に、3個のスライダ72、74、7
6がそれぞれ車両本体52の幅方向に延在して、且つそ
の長手方向に移動自在に配置されている。なお、スライ
ダは、2個以上あればよく、作業対象物の形状等によ
り、適宜の数とすればよい。
【0025】一方、熱交換器22、24の内部に挿入さ
れているチューブバンドル(管束)78は、その前端の
チューブシート(管板)80に、その前面に円板状の連
結具82を取り付けられるようになっている。この連結
具82の前部には、引出又は押込時の引っ張りのための
ワイヤ85が掛けられる4個のプーリ82a〜82dが
取り付けられている。
【0026】そして、スライダ72、74、76には、
それぞれチューブシート80又はバッフルプレート84
の下側周縁を略三点支持するための支持治具86がそれ
ぞれ配置されており、最前列及び最後列のスライダ7
2、76の支持治具86は、車両本体52に対する幅方
向の位置を強制的に調整するための、後述する幅方向位
置調整手段88(図6)を有している。
【0027】車両本体52の右側側部には、各車輪5
4、56、58、60の駆動制御、支持治具86の操作
及び作業用車両32の運転を行うための操作台90a、
90b、90c、90dがそれぞれ設置されている。ま
た、車両本体52には、該車両本体52の後方に向けて
水平に線状のレーザー光線を出射する投光器92(第1
の投光手段に相当)、94(第2の投光手段に相当)が
それぞれ設置されている。これら投光器92、94は、
平面視において、車両本体52の長手方向の同一直線上
に配置されるとともに、その出線部92a、94aが鉛
直方向に高低差を有するように、投光器92は車両本体
52の下部に配置され、投光器94はポール96により
車両本体52の上方に配置されている。また、投光器9
4は、その出線部94aを車両本体52の長手方向後方
に向け、かつ、該出線部94aを水平面に対して微小角
度分、鉛直方向に揺動制御可能に車両本体52に配置さ
れている。投光器92は、投光器94と同様に、その出
線部92aを車両本体52の長手方向後方に向けるとと
もに、該出線部92aを水平面に対して微小角度分、鉛
直方向に揺動制御可能に車両本体52に配置され、さら
に、投光器94とは異なり、水平面上を回動制御可能に
配置されている。
【0028】投光器92と94は、前述のように、平面
視において車両本体52の長手方向の同一直線上に配置
されているが、この直線の車両本体52に対する幅方向
の位置は、車両本体52の中央部となっている。これ
は、前述のように受光器44、46が、平面視において
作業対象物である熱交換器24の中心線上に位置するた
め、この熱交換器24の中心線を車両本体52の中心線
に一致させるためである。
【0029】なお、投光器92と94とは、車両本体5
2の長手方向に沿って位置させているが、これは、作業
対象物である熱交換器24のチューブバンドルを、作業
用車両の長手方向に沿って搭載するためであり、例え
ば、他の作業対象物を作業用車両の32の幅方向に沿っ
て搭載するような場合には、投光器92と94を、作業
用車両32の幅方向に沿って設ける構成としてもよい。
すなわち、平面視において、投光器92と94とがなす
直線の方向は、作業用車両32の目的に応じて定まるも
のである。このような方向を、本明細書においては、作
業用車両に対する作業方向と定義する。
【0030】次に、上記各部の詳細を説明する。前記各
車輪54、56、58、60を支持する車軸54a、5
6a、58a、60aは、それぞれ、車両本体52に回
動可能に支持され、また、車両本体52の下面に設けら
れたギアボックス98、98との間にベルト又はチェー
ン54b、56b、58b、60bがそれぞれ掛け渡さ
れ、これにより、互いに独立に、且つ、平面視において
これら車軸54a、56a、58a、60a上の一点を
中心として、右回り又は左回りに回動制御可能になって
いる。また、これら車軸54、56、58、60は、そ
れぞれ、図示されない回転駆動手段に自在継手等を介し
て連結されており、これにより各車輪54、56、5
8、60が互いに独立に駆動制御されるようになってい
る。
【0031】前記アウトリガー62は、車両本体52の
下面にその幅方向に延在して両側に突出する横機材62
aに、その両側に中空な角柱状の柱体62b、62bが
地面に接触しない状態で垂直に立設され、該柱体62b
の中に、図2に示すように上下動自在に支持体62cが
内蔵されて構成されている。これら支持体62cは、そ
れぞれ一対毎に対して配設された油圧ユニット100
(図2の中央部にのみ図示、図3においては図示略)に
よって同期して上下動するように構成されている。ま
た、支持体62cの下端部には、傾斜した地面において
も車両本体52を水平に保持するように揺動自在な当接
体62dがそれぞれ取り付けられている。
【0032】次に、スライダ72、74、76は、図2
に示すように、両側に台形状(スライダ74においては
三角形状)の側板102を有し、該側板102にそれぞ
れ2個づつの車輪104、104が取り付けられて、レ
ール70上をその長手方向に沿って移動自在に構成され
ている。
【0033】側板102、102間には、図5に示すよ
うに断面コ字状の基板106が車両本体52の幅方向に
延在するように取り付けられており、該基板106に、
後述する支持治具86の支持体86a、86bが移動自
在に嵌合するための矩形状の長孔108a、108b
(図4参照)が形成されている。
【0034】そして、図4に示すように、各スライダ7
2、74、76のそれぞれの側板102、102の間に
は、その上部付近に、シャフト110が回動自在に取り
付けられており、該シャフト110には、中央部から所
定の距離をおいて互いに逆ねじの関係になる2つの雄ね
じ110a、110bがそれぞれ形成されている。
【0035】該シャフト110の雄ねじ110a、11
0bに、前記支持治具86の両側の支持体86a、86
bが螺合して、管板80又はじゃま板84を抱え込むよ
うに接離自在に設けられており、また、基板106に
は、管板80又はじゃま板84の下端部を支持する支持
体86cが高さ調整自在に取り付けられて、これら支持
体86a〜86cが前記支持治具86を構成している。
【0036】すなわち、支持体86a、86bは、図4
及び図5に示すように、シャフト110の雄ねじ110
a(110b)に螺合し、長孔108a(108b)内
に嵌合する基幹部112と、該基幹部112の下端に回
動自在に取り付けられ、且つスライダ74(72、7
6)の基板106の裏面に摺動する車輪部113と、基
幹部112上部に突出して形成された支持輪受け114
と、該支持輪受け114に回動自在に軸支された支持輪
116とから構成されている。
【0037】前記支持体86cは、前記基板106に埋
設された雌ねじ部118に、支持棒120が上下動自在
に螺合して設けられ、該支持棒120の上部には二又に
分岐する分岐部122が取り付けられ、該分岐部122
のそれぞれの上端部に支持輪124a、124bが回動
自在に取り付けられて構成されている。
【0038】前述の、最前列及び最後列のスライダ7
2、76に設けられた幅方向位置調整手段88は、図6
に示すように、側板102に設けられた雌ねじ部102
aに、位置調整用のシャフト126が前記シャフト11
0に平行に螺合して取り付けられてその長手方向に位置
調整可能とされ、該シャフト126の先端部がシャフト
110に、それぞれのシャフト110、126を回転自
在に貫通させる連結部材128を介して連設されて構成
されている。
【0039】前記連結部材128は、大小2個の円筒部
材をその一周縁にて一体に連結した二重円筒状に形成さ
れており、一方をシャフト110に他方をシャフト12
6にそれぞれスラスト軸受130a、130bを介して
貫通させて連設されている。
【0040】なお、スライダ74は、前記幅方向位置調
整手段88が設けられておらず、シャフト110の両端
部付近が、側板102、102にそれぞれ幅方向に所定
の長さだけ自由に移動できるように支持されている。
【0041】前記巻取器68は、2連式のドラム68a
と、該ドラムを回転させるモータ部68bとから構成さ
れている。また、車両本体52の巻取器68の後部に
は、5個のプーリ132a〜132eが設けられ、チュ
ーブバンドル78を引き出す場合は、図3の左側の実線
で示すように、ワイヤ85の一端部をドラム68aに巻
き、該ワイヤ85をプーリ132c、132dに掛け、
管板80に取り付けた連結具82のプーリ82cを介し
て、プーリ132eに掛け、さらに連結具82のプーリ
82bを介して、巻取器68側のプーリ132a、13
2bに掛けて他端部をドラム68aに巻き、ドラム68
aを巻き取り駆動することにより、チューブバンドル7
8を連結具82を介して引出方向に駆動することができ
るようになっている。
【0042】また、車両本体52の後端部にも2個のプ
ーリ134a、134bが取り付けられており、チュー
ブバンドル78を押し込むときは、図3の右側の一点鎖
線で示すように、ドラム68aに一端部が巻かれたワイ
ヤ85をプーリ132c、132dに掛け、車両本体5
2の後端部のプーリ134bを介して連結具82のプー
リ82d〜82aに掛け、さらにプーリ134aを介し
て巻取器68の後部のプーリ132a、132bに掛け
てドラム68aに巻き、ドラム68aを巻き取り駆動す
ることにより、チューブバンドル78を連結具82を介
して押込方向に駆動することができるようになってい
る。
【0043】ステー64は、車両本体52の位置決め
(熱交換器24に対する位置合わせ)後に、車両本体5
2の後端部より突出されてその端部を支持脚24cにボ
ルト等の連結手段により連結して車両本体52の位置固
定を行う構成となっている。
【0044】次に、上記構成に係る作業用車両誘導方法
により、チューブバンドルの引出し及び押込を行う場合
について説明する。
【0045】まず、作業用車両32の熱交換器24への
位置合わせを行う場合について、図1並びに図11乃至
図14を参照して説明する。
【0046】まず、受光装置30を、水準計38、52
を用いて熱交換器24に正確に取り付けた後、最端部3
0aと押圧部材42によりフランジ部24aに固定す
る。
【0047】次に、投光器92、94を作動させて出線
部92a、94aからレーザービームを車両本体52の
後端側に向けて出射させる。このとき、投光器94は、
その出線部94aを微小角度分、鉛直方向に揺動させ、
投光器92は、その出線部92aを微小角度分、鉛直方
向に揺動させるとともに、図11に示すように、作業方
向から左右に約60度の範囲内を揺動運動させる。そし
て、この状態において各車輪54、56、58、60を
駆動して、作業用車両32を、受光センサ44が検出す
る光の方向の延長線(図11の直線L1)を横切る向き
に移動させる。
【0048】そして、受光センサ44が投光器92から
の光を検出した時点(音、ランプ等により作業者に知ら
せられる。)で、全ての車輪54、56、58、60を
一時停止し(図12の状態)、アウトリガ62を油圧ユ
ニット100によって駆動して、その支持体62cを伸
長させ、車両本体52を水平に保持した状態で、当接体
62dを接地させて、車両本体52が左右に振れないよ
うにその位置を固定しつつ、車両本体52を上昇させ
る。
【0049】この状態において、ギアボックス98を制
御し、全ての車輪54、56、58、60が、投光器9
2を中心とする円の接線方向に一致するように、各車軸
54a、56a、58a、60aを回動制御し、その位
置で固定する(図13の状態)。
【0050】次に、再び油圧ユニット100を駆動し
て、車両本体52を降下させ、車輪54、56、58、
60を接地させる。そして、これら車輪54、56、5
8、60を軸線回りに回転駆動させ、車両本体52を、
投光器92を中心として、受光センサ46が検出する光
の方向の延長線(図13の直線L1)を横切る向きに回
転移動させる。
【0051】そして、受光センサ46が投光器94から
の光を検出した時点(音、ランプ等により作業者に知ら
せられる。)で、全ての車輪54、56、58、60を
停止し(図14の状態)、アウトリガ62を再び駆動し
て、車両本体52を地面から上昇させる。
【0052】この状態において、ギアボックス98を制
御し、全ての車輪54、56、58、60が作業方向を
向いた状態とし、この状態で各車軸54a、56a、5
8a、60aを固定する。
【0053】しかる後、アウトリガ62を駆動して車両
本体52を降下、接地させると、作業用車両32は、該
作業用車両32の作業方向を前記直線L1に正確に一致
させた状態となる。この後、受光装置30を熱交換器2
4から取り外し、作業用車両32と熱交換器24との距
離が所定の距離(本実施例の場合、車両本体52の後端
部が熱交換器24のシェルの下にわずかに入る状態とな
ればよい。)となるように車輪54、56、58、60
を駆動して、作業用車両32の熱交換器24への位置合
わせが終了する。
【0054】次に、上記位置合わせの後、アウトリガ6
2を油圧ユニット100によって駆動して、車両本体5
2をシェル25に対応した位置まで上昇させ、熱交換器
24の支持脚24cにステー64を連結する。
【0055】次いで、チェーンブロック66を用いてシ
ェル25の一端の図示しないカバーを取り外す。
【0056】次に、全てのスライダ72、74、76を
シェル25の前端まで移動させる。このとき、スライダ
72、74、76の支持治具86は、中央の支持体86
cをシェル25より低く下降させて退避させ、両側の支
持体86a、86bは両側に離間するように移動させて
退避させておく。
【0057】また、管板80に連結具82を取り付け、
この連結具82と巻取器68との間に、図3の左側の実
線に示すように、ワイヤ85を掛ける。
【0058】そして、ワイヤ85を巻取器68によって
巻き取り、管板80を引出方向に引っ張り、約60cm
程度チューブバンドル78を引き出す。この位置におい
て最前列のスライダ72を管板80の下方に移動させ、
その支持治具86によって高さ位置を調整しながら管板
80を支持し、幅方向位置調整手段88によって芯合わ
せを行う。
【0059】すなわち、中央の支持体86cをその支持
輪124a、124bが管板80の下端に当接するよう
に上昇させ、両側の支持体86a、86bを管板80を
両側から抱え込むように、シャフト110を回転させて
近接させ、これらによって管板80の下端周縁を三点支
持するようにする。このとき、幅方向位置調整手段88
のシャフト126(図6参照)を移動させてシャフト1
10の軸線方向の位置を調整し、支持体86a、86b
をその間の距離を一定に保った状態、即ちチューブバン
ドル78を抱え込んだ状態で移動させ、シェル25に対
するチューブバンドル78の正確な芯合わせを行う。
【0060】そして、再び巻取器68を駆動してワイヤ
85を巻き取り、じゃま板84が設けられた部分がシェ
ル25の外に引き出された位置(図2においては3番目
のじゃま板84)において、次のスライダ74をじゃま
板84の下方に配置し、その支持治具86によって該じ
ゃま板84を上記管板80と同様に略三点支持し、再び
巻取器68を駆動して引き出してゆき、さらに所定の抜
き出しが行われたところで、後部付近のじゃま板84を
最後部のスライダ76の支持体86で三点支持した後
に、再び引き出してチューブバンドル78を全て引き出
す。
【0061】このように、最前列のスライダ72の支持
手段86によりチューブバンドル78と作業用車両32
の芯合わせを行い、かつチューブバンドル78の長手方
向に沿って複数箇所の支持を行いつつ引出しを行うこと
により、芯ずれのない円滑な引出しを行うことができ
る。
【0062】次に、車両本体52にチューブバンドル7
8が載置された状態で、ステー64の固定を解除すると
ともに、各車輪54、56、58、60を作業用車両の
移動すべき方向、例えばシェル25と直交する方向に向
けて、次に、アウトリガ62を駆動して車両本体52を
降下させる。
【0063】車輪54、56、58、60が接地する
と、これら車輪54、56、58、60はシェル25と
直交する向きに向いているので、そのままの状態で通路
を進行することができ、車両本体52の方向転換を最小
限に抑えて車両本体52をチューブバンドル78の洗い
場まで移動させていくことができる。
【0064】次に、チューブバンドル78を熱交換器2
4に対して押し込む場合には、まず、作業用車両32に
上記のようにチューブバンドル78を載置した状態にお
いて、上述のチューブバンドル78の引き出しの場合と
同様に、受光装置30及び投光器92、94を用いて、
作業用車両32の熱交換器24への位置合わせを行う。
【0065】次に、上記位置合わせの後、アウトリガ6
2を油圧ユニット100によって駆動して、車両本体5
2の高さを調整し、シェル25に対応する位置とした
後、熱交換器24の支持脚24cにステー64を連結
し、シェル25に車両本体52を固定する。
【0066】そして、最後列のスライダ76の支持手段
86で正確な芯合わせを行った後、チューブバンドル7
8の押込を行う。すなわち、ワイヤ85を連結器82と
巻取器68の間に、図3の右側の一点鎖線で示す状態に
掛けて、巻取器68を巻き取り駆動し、管板80がワイ
ヤ85に押されることにより、スライダ72、74、7
6は、管板80及びじゃま板84を支持した状態で押込
方向に移動していく。そして、シェル25の前端に達し
たスライダ72、74、76の支持を順次取り外してい
くことにより、シェル25内にチューブバンドル78を
芯ずれのない状態で正確に押し込んでいくことができ
る。
【0067】最後に、連結具82をチューブバンドル7
8から取り外し、図示しないカバーを取り付ければチュ
ーブバンドル78の挿入作業が終了する。
【0068】上記構成に係る、作業用車両32及び受光
装置30を用いた作業用車両誘導方法によれば、作業用
車両32を、作業対象物である熱交換器24に対して所
定の位置に所定の向き(上記実施例の場合、熱交換器2
4の軸線方向)で、正確且つ迅速に導くことができる。
従って、作業用車両に対する作業対象物の積み入れ、積
み出し等の作業を正確且つ迅速に行うことができる。し
かも、作業に熟練を要しない。
【0069】また、位置合わせのための作業用車両32
の移動距離を最小限にできるため、狭い場所や、面積の
小さな作業場においても作業用車両32を使うことがで
き、また、作業用車両32を突き当てることによる、作
業対象物及び周辺設備の損傷を防止することができ、作
業の安全性を高めることができる。
【0070】さらに、作業用車両32の無駄な走行がな
くなることにより、作業用車両32の駆動に要するエネ
ルギー消費を節約することができる。
【0071】上記の効果は、作業対象物及び作業用車両
が長大で重量の増すほど大きくなる。
【0072】なお、上記実施例においては、アウトリガ
62の支持柱62cを上下動させて車両本体52を昇降
させるようにしているが、アウトリガ62を接地して固
定させるだけとし、車両本体52自体が支持柱62cに
対して上下動するようにしてもよい。
【0073】また、上記実施例においては、チューブバ
ンドル78を引出及び押込駆動するための駆動手段が巻
取器68とワイヤ85による構成であったが、他の動力
また連結手段による構成の駆動手段によって構成しても
よい。
【0074】また、上記実施例においては、平面視にお
いて、受光器44及び46を熱交換器24の中心線上に
配置し、投光器92及び94を、車両本体52の幅方向
の中心に配置したが、例えば、障害物等により、受光器
44、46を熱交換器24の中心線から幅(距離)h1
だけ、該中心線から垂直な方向にずらして配置するよう
な場合には、そのずれ幅h1に対応して、投光器92と
94を設ける位置を、h1だけ車両本体52の幅方向
(受光器44、46をずらす方向と同一の方向)にずら
して配置するようにすれば、上述の実施例と同様の位置
合わせ方法により、熱交換器24の中心線を車両本体5
2の中心線に一致させることができる。
【0075】さらに、上記実施例では、作業対象物であ
る熱交換器24に対して受光装置30を取り付け、作業
用車両32に投光器92及び94を設けているが、これ
を逆の構成としてもよい。即ち、作業対象物側の鉛直方
向の異なる2箇所に、第1の投光器及び第2の投光器を
それぞれ設け、これら2つの投光器は、作業対象物に対
する特定の方向、例えば作業対象物が横型多管式熱交換
器である場合、該熱交換器の長手方向と平行な方向に、
光(線状の光)を出射する構成とする。一方、作業用車
両32には、該作業用車両32の作業方向に沿って互い
に離間するとともに鉛直方向に前記第1の投光器及び第
2の投光器に対応して互いに離間して装着される第1の
受光器及び第2の受光器を設ける。そして、第2の受光
器は上記投光器94と同様に作業用車両32に対して固
定配置し、第1の受光器は上記投光器92と同様に水平
面上を回動制御可能に配置する。このような構成として
も、上記実施例の場合と同様にして、作業用車両32
を、正確且つ迅速に、作業対象物に対して所定の位置に
所定の向きで誘導することができる。
【0076】なお、作業用車両の側に第1及び第2の投
光器を設ける構成とする場合、夜間中の作業を行う場合
等、受光感度を高められるときには、上記のレーザービ
ームのような線状の光を用いずに、発散光を用いること
により、第1の投光器を揺動運動させない構成とするこ
とが可能である。これは、上記実施例の遮蔽板48等を
用いることにより、受光器側で所定方向のみの光を検出
できるからである。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び請求
記載の発明によれば、作業用車両を、作業対象物に
対して所定の位置に所定の向きで、正確且つ迅速に導く
ことができる。従って、作業用車両に対する作業対象物
の積み入れ、積み出し等の作業を正確且つ迅速に行うこ
とができる。また、位置合わせのための作業用車両の移
動距離を最小限にできるため、狭い場所や、面積の小さ
な作業場においても作業用車両を使うことができ、ま
た、作業用車両を突き当てることによる、作業対象物及
び周辺設備の損傷を防止することができ、作業の安全性
を高めることができる。さらに、作業用車両の無駄な走
行がなくなることにより、作業用車両の駆動に要するエ
ネルギー消費を節約することができる。なお、前記の効
果は、作業対象物及び作業用車両が長大で重量の増すほ
ど大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る要部の構成を示す側面
図である。
【図2】作業用車両を示す側面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】作業用車両における支持手段を示す正面図であ
る。
【図5】同支持手段を示す側面図である。
【図6】作業用車両の最前列又は最後列のスライダの幅
方向位置調整手段を示す平面図である。
【図7】図1のA部拡大側面図である。
【図8】図1のB部拡大側面図である。
【図9】図1のB部拡大断面図である。
【図10】図1のC部拡大平面図である。
【図11】作業用車両の誘導方法を示す説明的平面図で
ある。
【図12】作業用車両の誘導方法を示す説明的平面図で
ある。
【図13】作業用車両の誘導方法を示す説明的平面図で
ある。
【図14】作業用車両の誘導方法を示す説明的平面図で
ある。
【図15】横型多管式熱交換器におけるチューブバンド
ルの、従来の引出及び押込方法を示す側面図である。
【符号の説明】
24 作業対象物(横型多管式熱交換器) 32 作業用車両 44 第1の光検出手段 46 第2の光検出手段 54,56,58,60 車輪 92 第1の投光手段 94 第2の投光手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−312909(JP,A) 特開 昭61−107408(JP,A) 実開 昭58−101208(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3つ以上の車輪が配設され、これら車輪を
    支持する各車軸が、平面視において、該車軸上の一点を
    中心として右回り又は左回りに回動制御可能な作業用車
    両を、作業対象物に対して所定の位置に所定の向きで導
    くための作業用車両誘導方法であって、 前記作業対象物に、鉛直方向に互いに離間して装着さ
    れ、該作業対象物に対する特定方向の光を検出する第1
    の光検出手段及び第2の光検出手段と、 前記作業用車両に、該作業用車両の作業方向に沿って互
    いに離間するとともに、鉛直方向に前記第1の光検出手
    段及び前記第2の光検出手段にそれぞれ対応して互いに
    離間して装着される、第1の投光手段及び第2の投光手
    とを備え、 前記作業用車両を、前記第1の光検出手段が前記第1の
    投光手段からの光を検出するまで、前記第1の光検出手
    段が検出する光の方向の延長線を横切る向きに移動さ
    せ、 前記第1の光検出手段が前記第1の投光手段からの光を
    検出した時点で前記作業用車両の移動を停止し、前記全
    ての車輪を、前記第1の投光手段を中心とする円の接線
    方向に一致させて車軸を固定し、 前記作業用車両全体を、前記第1の投光手段を中心とし
    て、前記第2の光検出手段が検出する光の方向の延長線
    上を横切る向きに回転移動させ、 前記第2の光検出手段が前記第2の投光手段からの光を
    検出した時点で前記作業用車両の回転移動を停止し、前
    記全ての車輪を、前記作業用車両の作業方向に平行に一
    致させて車軸を固定し、 しかる後、前記作業用車両と前記作業対象物との距離が
    所定の距離となるまで、前記作業用車両を該作業用車両
    の作業方向に移動せしめる作業用車両誘導方法
  2. 【請求項2】3つ以上の車輪が配設され、これら車輪を
    支持する各車軸が、平面視において、該車軸上の一点を
    中心として右回り又は左回りに回動制御可能な作業用車
    両を、作業対象物に対して所定の位置に所定の向きで導
    くための作業用車両誘導方法であって、 前記作業対象物の、鉛直方向の異なる2箇所に装着さ
    れ、前記作業対象物に対する特定の方向に光を出射する
    第1の投光手段及び第2の投光手段と、 前記作業用車両に、該作業用車両の作業方向に沿って互
    いに離間するとともに、鉛直方向に前記第1の投光手段
    及び前記第2の投光手段に対応して互いに離間して装着
    される、該作業用車両に対する光を方向を選択して検出
    する第1の光検出手段及び該作業用車両に対する前記作
    業方向の光を検出する第2の光検出手段とを備え、 前記作業用車両を、前記第1の光検出手段の光の検出方
    向を変化させながら、前記第1の光検出手段が前記第1
    の投光手段からの光を検出するまで、前記第1の投光手
    段が出射する光の方向の延長線を横切る向きに移動さ
    せ、 前記第1の光検出手段が前記第1の投光手段からの光を
    検出した時点で前記作業用車両の移動を停止し、前記全
    ての車輪を、前記第1の光検出手段を中心とする円の接
    線方向に一致させて車軸を固定し、 前記作業用車両全体を、前記第1の光検出手段を中心と
    して、前記第2の投光出手段が出射する光の方向の延長
    線を横切る向きに回転移動させ、前記第2の光検出手段
    が前記第2の投光手段からの光を検出した時点で前記作
    業用車両の回転移動を停止し、前記全ての車輪を、前記
    作業用車両の作業方向に平行に一致させて車軸を固定
    し、 しかる後、前記作業用車両と前記作業対象物との距離が
    所定の距離となるまで、前記作業用車両を該作業用車両
    の作業方向に移動せしめる作業用車両誘導方法
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