JP2618082B2 - 音声会議装置 - Google Patents

音声会議装置

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JP2618082B2 JP2223176A JP22317690A JP2618082B2 JP 2618082 B2 JP2618082 B2 JP 2618082B2 JP 2223176 A JP2223176 A JP 2223176A JP 22317690 A JP22317690 A JP 22317690A JP 2618082 B2 JP2618082 B2 JP 2618082B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、多地点間の同時通話を行う音声会議装置
に関し、特に、各地点からの通話者の音声の加算をN−
1加算法などの方法により実現したときの音声信号レベ
ルおよび背景雑音量の調整に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、音声会議は、会議に参加する加入者を全て会
議トランク装置に接続し、各加入者に対して該加入者を
除く他の全ての加入者の音声を混合して該加入者に受信
させるようにしているものが多い。第4図は既知の技術
として知られたN−1加算方式による音声会議のブロッ
ク図であり、4加入者による場合のものである。また、
第5図はこの発明の前提となる特開昭63−123257号公報
に記載された従来の音声会議装置を示すもので、4加入
者による場合のものである。
先ず、第4図を用いてN−1加算方式について説明を
行う。
4加入者からの入力符号A,B,C,Dは時間順次に伸張器
(1)によって線形符号a,b,c,dに変換され、加算器
(2)においてシフトレジスタ(3)からの出力と加算
されると共に、上記線形符号はシフトレジスタ(4)に
供給される。加算器(2)による加算出力はシフトレジ
スタ(3)に供給されると共に、減算器(5)にも供給
され、ここで、シフトレジスタ(4)からの出力を減算
する。その減算出力を減衰器(6)を介して圧縮器
(7)に供給し、PCM符号に戻して送出する。
例えば4加入者(A,B,C,D)通話の場合、入力符号A
はまず伸張器(1)により線形符号aに変形され、シフ
トレジスタ(3)と(4)にスタックされる。次に入力
符号Bは、伸張器(1)により同様に符号bに変換され
た後、加算器(2)によりシフトレジスタ(3)にスタ
ックされているデータaと加算されてから再びシフトレ
ジスタ(3)へ転送される。それと並行して、符号変換
された出力は伸張器(1)からシフトレジスタ(4)に
も転送され、ここですでにスタックされているデータa
の後位に連続してスタックされる。
この様な動作を入力符号CとDについても実行する
と、シフトレジスタ(3)にはA,B,C,Dの総和(a+b
+c+d)がスタックされ、シフトレジスタ(4)には
(a,b,c,d)がこの順序で連続的にスタックされること
になる。
最後に、減算器(5)により、シフトレジスタ(3)
の内容(a+b+c+d)からシフトレジスタ(4)の
内容(a,b,c,d)のデータを順次減算していくと、該当
する3者の通話が合成される。これらのデータは単純加
算のため、レンジオーバとなることがあるので、所定の
レンジ内に収めるために、減衰器(6)で減衰してから
圧縮器(7)においてPCM符号(非線形)に戻すための
圧縮を行う。
次に、出力レベルを自動調整することの出来るN−1
加算法による音声会議装置の従来例を第5図を用いて説
明する。
第5図において、伸張器(1)と圧縮器(7)は第4
図において示すそれと同一の役割をする。また、(8)
はN−1加算回路で、第4図に示したシフトレジスタ
(3)および(4)と、加算器(2)と減衰器(5)と
からなるものである。
N−1加算回路(8)には4人の加入者A,B,C,Dの伸
張された音声信号a,b,c,dが入力され、それらの総和
(a+b+c+d)が所定の処理を経て出力され、続い
て絶対値回路(9)に入力される。絶対値回路(9)の
出力|a+b+c+d|はピークホールド回路(10)に供給
され、ここで所定時間にわたってピーク値Pを保持す
る。そして、ピーク値Pは可変利得増幅器などの形態の
レベル調整手段(11)のレベル制御入力端子に供給され
る。このレベル調整手段(11)にはN−1加算回路
(8)からの加算出力、すなわち加入者Aに対するデー
タa′=b+c+d、加入者Bに対するデータb′=a
+b+c+d、加入者cに対するデータc′=a+b+
d、加入者Dに対するデータd′=a+b+cが時間順
序に供給され、ピーク値Pにより、例えば次式によって
定められた利得係数Gで出力レベルの調整を行う。
G=1 (0≦P<1) G=1/P (1≦P≦N) 但し、1加入者当りの最大振幅レベルを1、加入者数
をNとする。
この結果、レベル調整されて取り出される各加入者A,
B,C,D宛ての信号a″,b″,c″,d″はそれぞれ以下の通
りとなる。
a″=G×a′=G×(b+c+d) b″=G×b′=G×(a+c+d) c″=G×c′=G×(a+b+d) d″=G×d′=G×(a+b+c) このようにして各加入者にはレベル調整された信号が
各々送られる。
以上のようにして、全ての加入者の音声を加算した
後、そのレベル調整を行うようになされている。
この時、ピークホールド回路(10)においては、所定
の周期毎にピーク値Pをリフレッシュするようになさ
れ、現在のピーク値が前回のピーク値に比べて大きけれ
ばその大きい値が新たにピーク値として記憶され、現在
のピーク値が前回のピーク値に比べて小さいときには、
ある一定時間にわたってその前回のピーク値を保持し、
その後、徐々に当該ピーク値を減少させることによっ
て、低周波入力時の振動を防止するようにする。
このようにしてピーク値をリフレッシュすることによ
り、N−1加算された音声信号に対して、変動の少ない
ピーク値が保持される。
従って、N個の加算出力の信号レベルが常に所定のレ
ンジ内に収まるように、レベル調整を行うことにより、
N−1加算法などにおける単純加算を行うことによるオ
ーバーレンジを防止し、以て、時々刻々の話者の数の変
化や音の大きさの変化などに対処し、オーバーレンジに
よる歪なしに良好な通話レベルを常に維持できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の音声会議装置は以上のように構成されている
が、出力レベルを自動調整できるN−1加算法において
はどの加入者からも音声の発せられない時間すなわち無
音時間に対する考慮がないため、会議において長い沈黙
などが生じた場合、ピーク値は一定周期毎にリフレッシ
ュされ小さな値となっていき、無音時間が長く続くとき
には音声レベルは雑音信号レベルまで低下する。従っ
て、各加入者から集めた雑音信号の総和を音声の所定レ
ベルへと調整しようとすると利得係数を大きくし過ぎて
しまい、この後に有音が発生したときには出力は飽和歪
みを起こし、快適な会議を行うことは困難となる。この
ように、従来の方法では長時間無音状態が続いた場合、
利得係数は過大値となり次に入力される音声に対し適切
なレベル制御を実現することは不可能であるという問題
がある。
また、音声を発していない加入者からの入力信号を単
純加算していくと、全加入者の音声信号の総和のうち雑
音が占める比率が大きくなり、発言者の音声が聞き取り
難くなるという問題もある。
この点を解消すべく、例えば特開昭60−148263号公報
では、有音状態にある音声信号は該レベルで、無音状態
にある音声信号は減衰して加算し、さらにその無音通話
レベルを減衰させる値については無音状態にある加入者
数に比例した量とする技術が、また特開昭60−204158号
公報では、有音状態にある加入者が少なくとも1人以上
のときは有音通話レベルの信号のみを該レベルで加算
し、全員が無音状態にあるときは加入者数に比例した量
の減衰を与える技術がそれぞれ開示されている。
しかし、前者においては、有音者数が増えるにつれ、
無音状態の各加入者からの雑音レベルが増大されるので
レンジオーバを招く危険性は増大する上、小人数で会議
を行う際などは有音数の1人の増減が背景雑音量を大き
く変えることとなり不自然であるといった問題があり、
後者においては、有音状態の加入者が1人でもいるとき
は無音状態の音声信号は加算しないので、有音状態の加
入者が1人であったときは該加入者の受信レベルは全く
の無音(デッド・サイレンス)状態になってしまう。ま
た全員が無音状態になったときはそれまでなかった背景
雑音が突然受信されるのも不自然であるという問題点が
ある。
この発明は上記のような問題点を解決するために成さ
れたもので、出力レベルを自動調整することの出来るN
−1加算法による音声会議において、無音区間が長く続
いた直後の制御においても出力信号が飽和歪みを起こす
こと無く、また、発言者の音声に対して雑音レベルが大
きくて会議を行う上で不快感を感じるということのない
音声会議を実現することができる音声会議装置を得るこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る音声会議装置は、多地点間の同時通話
を任意のN人の加入者によって行う場合、N人の加入者
各々について全加入者N人の音声信号から該加入者の音
声信号を除くN−1個の音声信号を加算し出力を総計N
個得る加算手段と、全加入者N人の音声信号の総和を求
める手段と、その総和に基づいて上記N個の加算出力の
信号レベルを会議を行う上で過不足の無いように調整す
る手段とを備えた音声会議装置において、各加入者の入
力信号路に有音検出器を設けて各加入者からの入力信号
が有音か無音かを検出し、その検出結果に基づいて全員
が無音状態にあるときは出力信号レベルを調整する係数
を新たに算出する手段を停止させ、直前の係数を維持す
ると共に、上記N人の加入者の音声信号は、上記加算手
段の入力段において各々に上記加入者の入力信号路に設
けた有音検出器の結果から有音状態のときは係数G
inを、無音状態のときは上記係数Ginと加入者数に応じ
て決定される比を持つ係数Atnをそれぞれ選択して入力
信号と乗算することを特徴とするものである。
〔作用〕
この発明においては、各加入者の音声の入力信号路に
設けられた有音検出器による検出結果、全加入者が無音
であったときには音声レベル算出手段において一周期毎
にリフレッシュすることを停止させ、長い時間全加入者
が無音状態であっても入力レベルが雑音レベルまで低下
することがなく、この入力レベルを基に算出される利得
係数を安定させるので、長い無音区間の後に現れる有音
信号に対しては大きな利得係数を用いて出力信号に飽和
歪みが発生するようなことを防ぐ。
また、音声検出の結果により2種類の係数GinとAtnを
選択し、入力信号に乗ずることで、有音状態の通話レベ
ルと無音状態の通話レベルの比は加入者数Nに基づく値
で決定されるので、雑音に悩まされること無く会議を進
行させることができる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を、第5図と同一部分には
同一符号を付して示す第1図に基づいて説明する。第1
図において、伸張器(1)、N−1加算回路(8)、絶
対値回路(9)、ピークホールド回路(10)、レベル調
整手段(11)、及び圧縮器(7)は第5図に示した従来
装置と同一のものである。新たな構成として、有音検出
器(12)は入力信号路において伸張器(1)の後段に設
置され、その検出結果はスイッチ回路(13)及びカウン
タ(17)へ入力されるよう接続されている。また、スイ
ッチ回路(13)は乗算器(14)と接続され、さらに、乗
算器(14)はN−1加算回路(8)の前段に設置され、
有音検出結果に従って2つの係数を選択するように設計
されている。さらに、カウンタ(17)はスイッチ回路
(15)に接続され、スイッチ回路(15)はピークホール
ド回路(10)とメモリ(16)の間に設置されている。
次に動作について説明する。有音検出器(12)は入力
信号路において伸張器(1)の後段に設置され、各加入
者A,B,C,Dの入力音声信号を伸張器(1)によりa,b,c,d
に線形変換した後、音声が有音であるか否かの判定を行
うようになされ、有音検出結果はスイッチ回路(13)と
カウンタ(17)へ入力される。
スイッチ回路(13)において有音検出結果が正である
ときは、スイッチはON側に接続制御され、乗算器(14)
で該加入者の音声信号と係数Ginの乗算とが行われN−
1加算回路(8)へと入力される。ここで、係数Ginは
N−1加算回路(8)、絶対値回路(9)、ピークホー
ルド回路(10)における演算精度を考慮し、例えば加入
者全員より最大レベルの信号が入力されたときのN−1
加算回路(8)の出力が最大レベルとなるように決定す
る。
他方、有音検出結果が否であるときは、乗算器(14)
では、該加入者の音声信号は係数Atnと乗算を行い雑音
レベルを減衰させ、N−1加算回路(8)へと入力され
る。ここで、係数Atnは加入者数Nと係数Ginから決定さ
れる値で、例えばGin/Nとする。従って、乗算器(14)
の出力をa′とおくと、有音のときa′=a×Gin、無
音のときa′=a×Athと表せられる。
次に、N−1加算回路(8)において所定の処理が行
われ、a′+b′+c′+d′が絶対値回路(9)へ、
またレベル制御入力端子(11)にはa′+b′+c′+
d′から各加入者の入力信号を除いた信号a″,b″,
c″,d″が順次入力される。すなわち、 a″=b′+c′+d′、b″=a′+c′+d′、
c″=a′+b′+d′、d″=a′+b′+c′であ
る。
絶対値回路(9)は|a′+b′+c′+d′|を出力
する。その出力は引き続きピークホールド回路(10)に
て処理がなされた後、スイッチ回路(15)へ入力され
る。スイッチ回路(15)にはまたメモリ(16)より保持
された直前の値が入力されている。有音検出器(12)の
出力はカウンタ(17)により計数され、この値が「0」
のときはスイッチ回路(15)はメモリ(16)と接続して
直前の値を維持し、「0」以外のときにピークホールド
回路(10)と接続し入力レベルを更新する。スイッチ回
路(15)の出力はレベル制御端子(11)へと入力され、
従来例と同様に、例えば利得係数の式によって定められ
た利得係数Gで調整した信号a″,b″,c″,d″を出力す
る。従って出力信号a,b,c,dは次のように表さ
れる。
a=G×a″=G×(b′+c′+d′) b=G×b″=G×(a′+c′+d′) c=G×c″=G×(a′+b′+d′) d=G×d″=G×(a′+b′+c′) なお、上記実施例では、入力音声信号レベルの算出を
絶対値回路(9)とピークホールド回路(10)とで実現
しているが、絶対値回路(9)の代わりに2乗回路を用
いても同様の効果が上げられる。
さらに、上記実施例は、4加入者用の音声会議を実現
するというものであったが、N−1加算回路(8)の原
理に応じた容量のシフトレジスタを用いれば任意の加入
者による音声会議を実現することができるという効果が
ある。
次に、第2図はこの発明に基づく音声会議を実現する
場合の処理ブロック図の一例で、4加入者の場合を想定
したものである。加入者A,B,C,Dより入力された音声信
号a,b,c,dについて各々有音検出器(12a)〜(12d)に
て処理を施し、その結果に従って係数Atn或いはGinと乗
算してa′,b′,c′,d′とする。また、カウンタ(17)
によって有音者数をカウントする。そして、加算器(8
e)において各加入者の入力信号路により入力された信
号の総和を求める。上記総和を絶対値回路(9)にて絶
対値化しピークホールド回路(10)にてピークホールド
回路(10)にてカウンタ(17)の出力が「0」のときは
前出の値を維持し、「0」以外の値のときは音声レベル
を更新し、この値をもとに利得算出部(11e)におい
て、利得係数Gを演算によって求める。加算器(8a)〜
(8d)で各々全加入者の音声信号の総和から該加入者の
音声信号を引く処理が行われ、これを乗算器(11a)〜
(11d)で上記利得係数Gにより各々調整した値が各加
入者の受信路に出力される。
また、第3図は第1図実施例において生じる効果を示
すためのものである。(a)は全加入者の音声信号の総
和の絶対値、(b)は有音検出結果で、有音加入者数を
計数した値を時間軸上に示したグラフ、(c)と(d)
は第5図に示した従来例の音声会議におけるピークホー
ルド回路(10)の出力と利得計数Gの値、(e),
(f)は第1図に示したこの発明の実施例におけるピー
クホールド回路(10)の出力および利得計数Gの値であ
る。従来例の波形(c)と(d)に対し、本実施例の波
形(e)と(f)に示されることから明らかなように、
全加入者が無音であったときにはピークホールド回路の
入力を該回路の前出力とすることにより一定周期毎にリ
フレッシュすることを防ぐので、長い時間全加入者が無
音状態であっても入力レベルが雑音レベルまで低下する
ことがなく、この入力レベルを基に算出される利得係数
を安定させることができ、その結果、長い無音区間の後
に現れる有音信号に対して大きな利得係数を用いて出力
信号の飽和歪みが発生するようなことを防ぐことができ
る。
また、2つの係数GinとAtnの比が加入者数に基づく値
で決定されるので、発言者の音声レベルに対して雑音レ
ベルの小さい音声会議が実現できる自然で快適な音声会
議を行うことができるという効果が上げられる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、各加入者の音声の
入力信号路に有音検出器を設け、その結果、全加入者が
無音状態であったときには入力レベルの更新を行わない
ので、長い時間全加入者が無音状態であっても入力レベ
ルが雑音レベルまで低下することがなく、この入力レベ
ルを基に算出される利得係数を安定させることができ、
その結果、長い無音区間の後に現れる有音信号に対して
大きな利得係数を用いて出力信号の飽和歪みが発生する
ようなことを防ぐことができると共に、加入者各々の音
声検出結果に基づいて各入力信号は、2つの係数Gin又
はAtnと乗算され、無音通話レベルは有音通話レベルに
比べ加入者数Nに比例した小さな係数で乗算されるの
で、発言者の音声レベルに対して雑音レベルの小さな音
声会議が実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す接続図、第2図はこ
の発明を実現したときの処理ブロック図、第3図(a)
〜(f)はこの発明の実施例である第1図において生じ
る効果を従来例と比較して示す信号波形図、第4図は公
知の技術としてN−1加算法を説明するためのブロック
図、第5図は従来の音声会議装置を示す接続図である。 (1)は伸張器、(2),(5)は加算器、(3),
(4)はシフトレジスタ、(6)は減衰器、(7)は圧
縮器、(8)はN−1加算回路、(8a)〜(8d)は加算
器、(9)は絶対値回路、(10)はピークホールド回
路、(11)はレベル調整手段、(12),(12a)〜(12
d)は有音検出器、(13),(15),(15a)〜(15d)
はスイッチ回路、(14),(14a)〜(14h),(11a)
〜(11d)は乗算器、(11e)は利得算出部、(16)はメ
モリ、(17)はカウンタ、a,b,c,dはそれぞれ加入者A,
B,C,Dからの入力音声信号である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多地点間の同時通話を任意のN人の加入者
    によって行う場合、N人の加入者各々について全加入者
    N人の音声信号から該加入者の音声信号を除くN−1個
    の音声信号を加算し出力を総計N個得る加算手段と、全
    加入者N人の音声信号の総和を求める手段と、その総和
    に基づいて上記N個の加算出力の信号レベルを会議を行
    う上で過不足のないように調整する手段とを備えた音声
    会議装置において、各加入者の入力信号路に有音検出器
    を各加入者からの入力信号が有音か無音かを検出し、そ
    の検出結果に基づいて全員が無音状態にあるときは出力
    信号レベルを調整する係数を新たに算出する手段を停止
    させ、直前の係数を維持すると共に、上記N人の加入者
    の音声信号は、上記加算手段の入力段において各々に上
    記各加入者の入力信号路に設けた有音検出器の結果から
    有音状態のときは係数Ginを、無音状態のときは上記係
    数Ginと加入者数に応じて決定される比を持つ係数Atn
    それぞれ選択して入力信号と乗算することを特徴とする
    音声会議装置。
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