JP2617886C - - Google Patents

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JP2617886C
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本発明は、たとえば、パチンコ遊技機やコイン遊技機等で代表される弾球遊技 機に関し、詳しくは遊技盤面に打玉を打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機に関
する。 【0002】 【従来の技術】 この種の弾球遊技機において、従来から一般的に知られているものに、たとえ
ば、遊技状態が、可変入賞球装置を遊技者にとって有利な第1の状態にするため
の前提条件である権利発生状態となっている期間中に、たとえば始動入賞領域に
打玉が入賞する等して予め定められた特定条件が成立すれば、可変入賞球装置が
第1の状態に制御された後第2の状態に制御されるように構成されたものがあっ
た。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 一方、この従来の弾球遊技機においては、前記権利発生状態が消滅する権利消
滅条件が成立すれば、前記可変入賞球装置がたとえ第1の状態に制御されている
最中であっても、その可変入賞球装置の第1の状態への制御を終了させて可変入
賞球装置が第2の状態となってしまうために、折角可変入賞球装置が第1の状態
に制御されているのにその制御が最後まで実行されることなく途中で終了してし
まい、遊技者が不満に思うという欠点があった。 【0004】 この従来の弾球遊技機においては、可変入賞球装置を第1の状態にするための
前提条件である権利発生状態という独得の遊技状態を採用することにより変化に
富んだ遊技を提供して遊技者の興趣を向上させるようにしているのであるが、こ
の権利発生状態の消滅時における前述した欠点を有するために、折角権利発生状
態という独得の遊技制御を採用しながらも遊技者の興趣を向上し得ない結果とな
っていた。 本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、権利発生状
態という遊技制御の採用に伴う遊技者の興趣を極力向上し得る弾球遊技機を提供
することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】 遊技盤面に打玉を打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機であって、 前記遊技盤面に配設され、遊技者にとって有利な第1の状態と遊技者にとって
不利な第2の状態とに変化可能な可変入賞球装置と、 複数種類の識別情報の一部の識別情報を表示する表示領域を有し、該表示領域
において複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表示装置と、 該可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の識別情報となったことを条
件として、前記可変入賞球装置を第1の状態にするための前提条件である権利発
生条件が成立したことを検出する権利発生条件検出手段と、 予め定められた特定条件が成立したことを検出する特定条件検出手段と、 予め定められた権利消滅条件が成立したことを検出する権利消滅条件検出手段
と、 前記権利発生条件検出手段の検出出力があった場合に遊技状態を権利発生状態
にし、該権利発生状態となっているときに前記権利消滅条件検出手段の検出出力
があった場合に前記権利発生状態を消滅させ、前記権利発生状態となっている期
間中に前記特定条件検出手段の検出出力があった場合に、前記可変入賞球装置を
第1の状態に制御した後第2の状態にする制御手段と、 前記権利消滅条件検出手段から検出出力が導出されたときに前記可変入賞球装
置の第1の状態への制御が実行中であれば、その第1の状態への制御を続行させ
る状態維持手段と、 前記権利発生条件検出手段の検出出力があった場合に効果音を発生する効果音
発生手段とを含むことを特徴とする。 【0006】 【作用】 本発明によれば、可変表示装置の働きにより、複数種類の識別情報のうちの一
部の識別情報を表示する表示領域において複数種類の識別情報が可変表示可能と
なる。権利発生条件検出手段の働きにより、前記可変表示装置の表示結果が予め
定められた特定の識別情報となったことを条件として、前記可変入賞球装置を第
1の状態にするための前提条件である権利発生条件が成立したことが検出される 。特定条件検出手段の働きにより、予め定められた特定条件が成立したことが検
出される。権利消滅条件検出手段の働きにより、予め定められた権利消滅条件が
成立したことが検出される。制御手段の働きにより、権利発生条件検出手段の検
出出力があった場合に権利発生状態となり、該権利発生状態となっているときに
権利消滅条件検出手段の検出出力があった場合に前記権利発生状態が消滅し、前
記権利発生状態となっている期間中に特定条件検出手段の検出出力があった場合
に、前記可変入賞球装置が第1の状態に制御された後第2の状態になる。そして
、状態維持手段の働きにより、権利消滅条件検出手段の検出出力が導出されて権
利消滅時に可変入賞球装置の第1の状態への制御が実行中であれば、その第1の
状態への制御が続行される。さらに、効果音発生手段の働きにより、前記権利発
生条件検出手段の検出出力があった場合に効果音が発せられる。 【0007】 【発明の実施例】 以下に、図面を参照して、この発明の実施例について詳細に説明する。 【0008】 なお、以下の実施例の説明では、弾球遊技機の代表例としてのパチンコ遊技機
を例にとって説明をするが、この発明はパチンコ遊技機に限らず、コイン遊技機
などの他の弾球遊技機に対しても同様に適用できることを予め指摘しておく。 【0009】 第1実施例 図1はこの発明の第1実施例のパチンコ遊技機の全体構成を示す正面図である
。 【0010】 図1を参照して、パチンコ遊技機10は、矩形の額縁状の前面枠12と、該前
面枠12に着脱自在に装着された遊技盤14を含む。遊技盤14の盤面には、図
示しない多数の釘が打込まれており、落下する打玉の流れに変化を与えるように
なっている。遊技盤14には、打玉が入賞することによって賞品玉を払出すよう
に定められた複数の入賞装置16,18,20,22a,22b,23a,23
bが配設されている。 【0011】 遊技盤14上には、さらに、可変入賞球装置16が配設されている。可変入賞
球装置16は、遊技盤14のほぼ中央部に配設されており、後述するように、特
定入賞口18,通常入賞口20および打玉の受入状態が遊技者にとって有利な第
1の状態と、遊技者にとって不利な第2の状態とに変化する可変入賞領域(可変
入賞口)を備えている。また、可変入賞球装置16には、遊技者にとって有利な
第1の状態になったことを表示するためのランプ28a,28bが設けられてい
る。 【0012】 なお、この実施例では、入賞口に打玉が入賞することにより賞品玉を払出すも
のについて述べるが、他の例として、賞品玉の払出しに代えて、賞品玉数に相当
する得点を磁気カードなどに記録させるようにしてもよい。 【0013】 さらに、パチンコ遊技機10には、打球供給皿29内部に効果音出力用のスピ
ーカ30が内蔵されている。さらに、遊技盤14の左右両側および上部には、権
利発生状態を示す権利発生消滅ランプ26a,26bおよび24が設けられてい
る。 【0014】 図2は図1に示したパチンコ遊技機の裏面側の構造を説明するための図である
。図2において、遊技盤14の裏面には、特定入賞口18に入賞した打玉を検出
するための第1の条件検出手段としての特定入賞玉検出スイッチ32と、可変入
賞口58(図3,図4参照)に入賞したすべての打玉を検出するための10カウ
ント検出スイッチ34と、始動入賞口22a,22bにそれぞれ入賞した打玉を
検出するための第2の条件検出手段としての始動入賞玉検出スイッチ36a,3
6bが設けられている。これらの検出スイッチ32、34,36a,36bは後
述の図5に示すブロック図の入力信号として利用される。 【0015】 図3は図1に示した可変入賞球装置16の外観斜視図であり、図4は可変入賞
球装置16の正面図であり、その構成をわかりやすくするために、部分的に透か されて取付基板38の正面側の構造がわかるように描かれている。 【0016】 図3および図4を参照して、可変入賞球装置16は遊技盤14(図1参照)に
取付けられる取付基板38を備えていて、その前面側ほぼ中央部には、円弧状の
玉誘導樋42が形成されている。円弧状の玉誘導樋42の最上部中央には、打玉
が通過可能な間隙が設けられており、特定通過領域46とされている。さらに、
玉入口44aまたは44bから特定通過領域46へ打玉が入賞するのを補助する
ために、取付基板38には玉誘導樋40a,40bが設けられている。また、玉
誘導樋42の左右両側には袋状の突出部47a,47bが形成されている。この
突出部47a,47bは入賞玉を受入れるためのものであり、突出部47a,4
7bで囲まれた部分の取付基板38には特定入賞口18と通常入賞口20が形成
されていて、打玉が裏面側に導かれるようになっている。 【0017】 玉誘導樋42内には常時比較的ゆっくりした速度(たとえば10rpm)で回
転する回転円板48が設けられている。この回転円板48の周囲には、玉保持片
54a,54bが形成されている。この玉保持片54a,54bは打玉を保持し
、特定入賞口18へ誘導するためのものであり、このために玉保持片54a,5
4bは外方向に向かって開くように形成されている。そして、玉保持片54a,
54bで保持された打玉は特定入賞口18に誘導されるが、玉保持片54a,5
4bで保持されることなく玉誘導樋42内に入賞した打玉は回転円板48の回転
に伴って、玉保持片54aまたは54bによって係止されて通常入賞口20へ誘
導される。 【0018】 回転円板48の中心部には回転軸50が設けられていて、この回転軸50は取
付基板38に取付けられたモータ52の回転力が図示しない連結部材を介して伝
達されるようにモータ52に結合されている。 【0019】 取付基板38の最下方部には比較的大きな可変入賞口58が形成されている。
可変入賞口58の左右両側のやや上部には可動翼片56a,56bが取付けられ ている。可動翼片56a,56bは開成状態と閉成状態とに駆動可能にされてお
り、開成状態においては落下する打玉を受止め、その打玉を可変入賞口58へ誘
導する働きをする。また、閉成状態では、打玉が可変入賞口58へ入賞するのを
阻止する働きをする。このために、可動翼片56a,56bは回動軸57a,5
7bに取付けられ、回動軸57a,57bは取付基板38に一体的に形成されて
いる軸受筒62a,62bによって軸支されている。回動軸57a,57bの先
端はリンク部材64a,64bに連結され、リンク部材64a,64bは作動部
材66を介してソレノイド68に連結されている。そして、ソレノイド68が吸
引されたとき、可動翼片56a,56bが開成状態となり、ソレノイド68の駆
動が停止されると可動翼片56a,56bが閉成状態となる。 【0020】 上述のごとく、可動翼片56a,56bの開閉に応じて、可変入賞口58は打
玉が入賞容易な遊技者にとって有利な第1の状態と、打玉が入賞不可能な遊技者
にとって不利な第2の状態とに変化することができる。なお、遊技者にとって有
利な第1の状態は、可動翼片56a,56bが開成状態と定義づけることもでき
るし、可動翼片56a,56bが開閉を繰返している状態と定義づけることもで
きる。また、可動翼片56a,56bが閉成を続ける状態を遊技者にとって不利
な第2の状態と定義づけることができる。 【0021】 なお、上述の各誘導樋や入賞口の前面には、可変入賞球装置16に美的処理を
施し、遊技者の興味をひきかつ遊技の雰囲気を盛り上げることができるように、
上部前面飾り板60と下部前面飾り板61が取付けられている。 【0022】 さらに、玉誘導樋42の左右両側の背面には、装飾用のランプ28a,28b
が取付けられているとともに、取付基板38上の玉誘導樋42で囲まれた領域よ
り下方であって、可変入賞口58よりも上方の領域には表示用LED70が設け
られている。 【0023】 次に、図3および図4を参照して、可変入賞球装置16による権利発生の動作 について説明する。打玉Pは或る確率で可変入賞球装置16の上側左右の設けら
れた玉入口44aまたは44bへ入賞する。玉入口44a,44bから入賞した
打玉Pは玉誘導樋40a,40bによって導かれ、そのうちの或るものは特定通
過領域46を通過するが、そのうち他のものは特定通過領域46を通過すること
なく、玉誘導樋42を外側に沿って落下する。特定通過領域46を通過した打玉
Pは、回転円板48に形成された玉保持片54a,54bのうち、打玉Pの入賞
時にちょうど特定通過領域46の真下に位置する玉保持片によって受止められる
かあるいは玉保持片54a,54bが特定通過領域46の真下に位置していなけ
れば、特定通過領域46を通過した打玉は玉誘導樋42の底部に落下する。 【0024】 打玉Pが玉保持片54a,54bで受止められた場合、回転円板48が回転し
、玉保持片54a,54bが図4において、右側の突出部47bの位置まで回転
したとき、受止められた打玉Pは該突出部47bへ転がり、特定入賞口18へ入
賞する。 【0025】 一方、特定通過領域46を通過したにもかかわらず、玉保持片54a,54b
によって受止められることなく玉誘導樋42の底部に落下した打玉Pは、回転円
盤48が回転すると、玉保持片54aによって係止され、左側の突出部47aの
位置まで回転したとき、玉保持片54aによって係止された打玉Pが該突出部4
7aへ転がり落ち、通常入賞口20へ入賞する。通常入賞口20に打玉Pが入賞
したときには、権利は発生しない。 【0026】 図5はこの発明の第1実施例の制御回路の全体の構成を示すブロック図である
。 【0027】 図5において、制御回路は制御中枢としてのマイクロコンピュータ72を含む
。マイクロコンピュータ72は以下に述べるようなパチンコ遊技機10全体の動
作を制御する機能を有する。このために、マイクロコンピュータ72は、たとえ
は数チップのLSIで構成されており、その中には制御動作を所定の手順で実行 することのできるMPU74と、MPU74の動作プログラムデータを格納する
ROM76と、必要なデータの書込みおよび読出しができるRAM78とを含む
。 【0028】 さらに、マイクロコンピュータ72は入力信号を受けてMPU74に入力デー
タを与える入力回路80と、MPU74からの出力データを受けて外部に出力す
る出力回路88と、MPU74から音データを受けるサウンドジェネレータ96
と、電源投入時にMPU74にリセットパルスを与えるパワーオンリセット回路
100と、MPU74にクロック信号を与えるクロック発生回路102と、クロ
ック発生回路102からのクロック信号を分周して割込パルスを定期的にMPU
74に与えるパルス分周回路(割込パルス発生回路)104と、MPU74から
のアドレスデータをデコードするアドレスデコード回路106とを含む。 【0029】 MPU74はパルス分周回路104から定期的に与えられる割込パルスに応じ
て、割込制御ルーチンの動作を実行することが可能となる。また、アドレスデコ
ード回路106はMPU74からのアドレスデータをデコードし、ROM76,
RAM78,入力回路80,出力回路88,サウンドジェネレータ96にそれぞ
れチップセレクト信号を与える。 【0030】 なお、この実施例では、ROM76は、その内容の書き換え、すなわち、必要
が生じた場合には、その中に格納されたMPU74のためのプログラムデータを
変更することができるように、プログラマブルROMが用いられている。そして
、MPU74はROM76内に格納されたプログラムデータに従って、かつ以下
に述べる各制御信号の入力に応答して、可変入賞球装置16などに対して制御信
号を与える。 【0031】 マイクロコンピュータ72には、入力信号として、次のような信号が与えられ
る。まず、特定入賞口18に対応して背面側に設けられた特定入賞玉検出スイッ
チ32がONしたことに応答して、特定入賞玉検出回路82から特定入賞玉検出 信号がマイクロコンピュータ72に与えられる。始動入賞口22a,22bのそ
れぞれに対応して設けられた始動入賞玉検出スイッチ36a,36bの検出信号
は始動入賞玉検出回路84に与えられ、マイクロコンピュータ72に始動入賞玉
検出信号が与えられる。10カウント検出スイッチ34で検出された検出信号は
10カウント検出回路86に与えられ、入賞玉数計数信号としてマイクロコンピ
ュータ72に与えられる。 【0032】 また、マイクロコンピュータ72は以下の回路および装置に制御信号を与える
。まず、ソレノイド回路90を介してソレノイド68にソレノイド駆動信号を与
え、ランプ回路92を介してランプ24,26a,26b,28a,28bを点
灯させるための制御信号を出力する。さらに、マイクロコンピュータ72はLE
D回路94を介してLED70を点灯させるための制御信号を出力し、アンプ9
8を介してスピーカ30から効果音を報知させる。なお、上記構成の各回路には
、電源回路108から所定の直流電流が供給される。 【0033】 図6および図7はこの発明の第1実施例の動作を説明するためのフロー図であ
り、図8および図9は同じくタイミング図である。 【0034】 次に、図1ないし図9を参照して、この発明の第1実施例の具体的な動作につ
いて説明する。 【0035】 まず、図6において、電源が投入されると、マイクロコンピュータ72はイニ
シャライズされ、ステップS1において、特定入賞玉検出スイッチ32がONし
たか否かが判別される。特定入賞玉検出スイッチ32がONしていなければ待機
し、ONしていればステップS2において、特別装置を作動させる。その後、ス
テップS3において、図8に示すように、スピーカ30から効果音Aを報知させ
るとともに、ランプ24,26a,26b,28a,28bをaの状態で点滅さ
せ、遊技者に特定遊技状態であることを報知させる。 【0036】 この報知態様の変化としては、効果音の内容、たとえば複数の音源を備えて、
遊技状態に応じて複数の音源のうち予め定めた音源からスピーカ30に効果音を
出力したり、音の速さ(テンポ)を変えたり、音の大きさを変えたりすることな
どが考えられる。また、ランプ表示の内容としては、ランプ消灯状態から点灯状
態、または消灯状態から点滅状態、または点灯状態から点滅状態、または点滅状
態からさらに速い点滅状態に変化させたり、ランプの明るさや色を変えたり、複
数のランプのうち点滅するランプの組合わせを変えたり、点滅のタイミングを変
えたりする方法が考えられる。 【0037】 ステップS4において、特定入賞玉検出スイッチ32がONしたか否かを判別
する。もし、特定遊技状態中において、再度特定入賞玉検出スイッチ32が打玉
を検出したときには、後述の図7に示す特別装置の作動を停止させるための動作
に進む。特定入賞玉検出スイッチ32がONしていなければ、ステップS5にお
いて、始動入賞玉検出スイッチ36a,36bがONしたか否かを判別する。始
動入賞玉検出スイッチ36a,36bがONしていなければステップS4および
S5の動作を繰返す。 【0038】 始動入賞玉検出スイッチ36a,36bがONしていれば、ステップS6にお
いて、始動入賞回数カウンタを「+1」する。これは、始動入賞口22a,22
bに入賞した打玉の数だけ可動翼片56a,56bを開閉する必要があるため、
始動入賞口22a,22bに入賞した打玉の数を計数している。ステップS7に
おいて、始動入賞回数カウンタの計数値が「8」になったか否かが判別される。
これは始動入賞口22a,22bに8個の打玉が入賞したとき、発生した権利を
消滅させるためである。始動入賞回数カウンタの計数値が「8」未満であれば、
ステップS8に進み、ソレノイド68を駆動し、可動翼片56a,56bを開く
とともに、開成回数カウンタを「+1」する。そして、ステップS9において、
スピーカ30から前述の効果音Aとは異なる効果音Bを報知させるとともに、ラ
ンプ24,26a,26b,28a,28bをbの状態で点滅させる。すなわち
、特別装置が作動していて、ソレノイド68がONし、可動翼片56a,56b が開成していることを遊技者に報知する。 【0039】 ステップS10において、特定入賞玉検出スイッチ32がONしたか否かが判
別される。もし、特定入賞玉検出スイッチ32がONしていれば、前述のステッ
プS4と同様にして、特別装置の作動を停止させるための動作に進む。しかし、
特定入賞玉検出スイッチ32がONしていなければ、ステップS11において、
10カウント検出スイッチ34がONしたか否かが判別される。10カウント検
出スイッチ34がONしていれば、ステップS12においてスピーカ30から効
果音Cを報知させる。すなわち、可動翼片56a,56bが開成しているときに
、10カウント検出スイッチ34がONするごとに入賞玉があったことを遊技者
に報知する。その後、ステップS13において、10カウントカウンタを「+1
」してステップS14に進む。 【0040】 なお、ステップS11において10カウント検出スイッチ34がONしていな
ければ直ちにステップS14に進む。ステップS14において、10カウントカ
ウンタの計数値が「10」であるか否かが判別される。10カウントカウンタの
計数値が「10」でなければ、ステップS15において、ソレノイド68がON
してから10秒経過したか否かが判別される。ソレノイド68がONしてから1
0秒経過していなければ、ステップS16において、ソレノイド68がONして
いる間に始動入賞玉検出スイッチ36a,36bがONしかた否かが判別され、
ONしていなければステップS10に戻る。 【0041】 ステップS10ないしS16の動作を繰返している間に始動入賞玉検出スイッ
チ36a,36bがONすると、ステップS17において、始動入賞回数カウン
タを「+1」し、ステップS18において、始動入賞回数カウンタの計数値が「
8」であるか否かが判別される。始動入賞回数カウンタの計数値が「8」であれ
ば、図7に示す特別装置の作動を停止させるためのステップに進み、始動入賞回
数カウンタの計数値が「8」でなければ、ステップS10ないしS18の動作を
繰返す。そして、その動作途中において、ステップS14において10カウント カウンタの計数値が「10」になったことを判別したときあるいはステップS1
5においてソレノイド68をONした後10秒経過したことを判別したときには
、ステップS19においてソレノイド68をOFFして可動翼片56a,56b
を閉成状態にし、ステップS20において、10カウントカウンタをクリアする
。 【0042】 さらに、ステップS21において、始動入賞回数カウンタの計数値が開成回数
カウンタの計数値よりも大きいか否かが判別される。開成回数カウンタは可動翼
片56a,56bの開閉回数を計数するものであり、始動入賞回数カウンタの計
数値と開成回数カウンタの計数値とを比較することにより、権利発生中において
、あと何回可動翼片56a,56bを開成状態にできるかどうかを判別する。す
なわち、始動入賞口22a,22bに連続して3個の打玉が入賞したとき、可動
翼片56a,56bを3回開成する必要があるので、始動入賞回数カウンタの計
数値よりも開成回数カウンタの計数値が小さければ、ステップS22において、
スピーカ30から効果音Dを報知させるとともに、ランプ24,26a,26b
,28a,28bをcの状態で点滅させる。すなわち、特別装置が作動していて
、ソレノイド68がONからOFFとなり、可動翼片56a,56bが開成した
時点において、始動入賞記憶があることを遊技者に報知する。そして、ステップ
S8に進み、ソレノイド68をONにさせる。もし、開成回数カウンタの計数値
が始動入賞回数カウンタの計数値と等しいときには、前述のステップS3に戻る
。 【0043】 次に、上述の特別装置を作動させてる動作途中におけるステップS4およびS
10において特定入賞玉検出スイッチ32がONしたことを判別したとき、ある
いはステップS7およびS18において始動入賞回数カウンタの計数値が「8」
になったことを判別したときに、図7に示す動作に進む。図7に示すステップS
23において、特別装置の作動を停止し、ステップS24においてスピーカ30
から効果音Eを報知させる。すなわち、遊技者に対して、特別装置が作動を停止
したことを報知する。そして、ステップS25において、ソレノイド68がON しているか否かが判別される。これは、権利の発生を一旦停止しても、ソレノイ
ド68がONしていて、可動翼片56a,56bが開かれている状態において、
10カウントカウンタの計数値が「10」になるまで、またはソレノイド68が
ONして可動翼片56a,56bが開かれてから10秒経過するまでは可変入賞
口58への打玉の入賞を許容し、遊技客にサービスを与えるためである。 【0044】 ソレノイド68がONしていれば、ステップS26において、効果音Gをスピ
ーカ30から報知させるとともに、ランプ24,26a,26b,28a,28
bをeの状態で点滅させる。すなわち、特別装置は作動を停止しているが、ソレ
ノイド68がONして可動翼片56a,56bが開成していることを遊技者に報
知する。ステップS27において、特定入賞玉検出スイッチ32がONしている
か否かが判別される。これは再度権利が発生しているかどうかを判断するためで
ある。 【0045】 特定入賞玉検出スイッチ32がONしていなければ、ステップS28において
、10カウント検出スイッチ34がONしているか否かが判別される。10カウ
ント検出スイッチ34がONしていれは、ステップS29において、スピーカ3
0から効果音Cを報知させるとともに、ステップS30において10カウントカ
ウンタを「+1」してステップS31に進む。 【0046】 なお、10カウント検出スイッチ34がONしていなければ直ちにステップS
31に進む。ステップS31において、10カウントカウンタの計数値が「10
」になったか否かが判別され、計数値が「10」でなければステップS32にお
いて、ソレノイド68がONした後10秒経過したか否かが判別される。10秒
を経過していなければ、ステップS27に戻る。そして、ステップ27ないしS
32の動作を繰返している間に、10カウントカウンタの計数値が「10」にな
ったとき、あるいはソレノイド68をONした後10秒経過したことを判別した
ときには、ステップS33においてソレノイド68をOFFするとともに、10
カウントカウンタをクリアし、ステップS35に進む。 【0047】 ステップS35において、始動入賞回数カウンタの計数値が開成回数カウンタ
の計数値よりも大きいか否かが判別される。始動入力回数カウンタの計数値が開
成回数カウンタの計数値よりも大きいときには、ステップS36において、スピ
ーカ30から効果音Hを報知させるとともに、ランプ24,26a,26b,2
8a,28bをfの状態で点滅させる。すなわち、特別装置が作動を停止してい
て、ソレノイド68がONからOFFとなり、可動翼片56a,56bが閉成し
た時点で、始動入賞記憶があることを報知する。そして、ステップS38に進み
、ソレノイド68をONして、可動翼片56a,56bを開成状態にするともに
開閉回数カウンタの計数値を「+1」する。そして、ステップS39において、
開成回数カウンタの計数値が「8」であるか否かが判別される。 【0048】 計数値が「8」であれば、ステップS40において、効果音Fをスピーカ30
から報知させるとともに、ランプ24,26a,26b,28a,28bをdの
状態で点滅させる。すなわち、開成回数が一定数に達したことを遊技者に報知す
る。しかし、開成回数カウンタの計数値が「8」未満であれば、ステップS41
において、スピーカ30から効果音Gを報知させるとともに、ランプ24,26
a,26b,28a,28bをeの状態で点滅させる。すなわち、特別装置が作
動を停止していて、ソレノイド68がONし、可動翼片56a,56bが開成し
ていることを報知する。 【0049】 その後、ステップS42に進み、特定入賞玉検出スイッチ32がONしたか否
かが判別される。すなわち、特別装置の作動を停止した後、再度権利が発生した
か否かが判別される。もし、特定入賞玉検出スイッチ32がONしていれば、ス
テップS51において、ソレノイド68をOFFし、ステップS52において、
始動入賞回数カウンタ,開成回数カウンタおよび10カウントカウンタをそれぞ
れクリアし、図6に示したステップS2に進み、最初から権利発生状態の制御を
行なう。 【0050】 しかしながら、ステップS42において、再度権利が発生していないことを判
別したときには、ステップS43に進み、10カウント検出スイッチ34がON
したか否かが判別される。10カウント検出スイッチ34がONしていれば、ス
テップS44において、効果音Cをスピーカから報知させる。すなわち、可動翼
片56a,56bが開成しているときに、10カウント検出スイッチ34がON
するごとに、入賞玉があったことを報知する。そして、ステップS45において
10カウントカウンタを「+1」し、ステップS46において10カウントカウ
ンタの計数値が「10」になったか否かが判別され、計数値が「10」でなけれ
ば、ステップS47においてソレノイド68をONした後10秒経過したか否か
が判別される。10秒経過していなければ、ステップS42ないしS47の動作
を繰返し行なう。 【0051】 この動作途中において、可変入賞球装置16に打玉が入賞して、10カウント
カウンタの計数値が「10」になったことを判別したとき、あるいはソレノイド
68をONした後10秒経過したことを判別したときには、ステップS48にお
いてソレノイド68をOFFし、ステップS49において10カウントカウンタ
をクリアし、ステップS50において始動入賞回数カウンタおよび開成回数カウ
ンタをクリアして図6に示したステップS1に戻る。 【0052】 なお、特別装置の作動を停止した後、ステップS25においてソレノイド68
がONしていないことを判別したときには、ステップS37において、始動入賞
回数カウンタの計数値が開成回数カウンタの計数値よりも大きいか否かが判別さ
れ、大きいことを判別したときには前述のステップS38に進み、大きくないこ
とを判別したときにはステップS50に進む。 【0053】 なお、上述の実施例では、開成回数が8回すなわち許容された上限値に達した
ときに、上限値に達する以前とは異なる状態で第1の状態を報知するようにして
いるが、たとえば開成回数が4回に達する以前と、それ以後で第1の状態を報知
する報知態様を異ならせるように構成してもよい。また、報知手段としてのラン プ24,26a,26b,28a,28bに代えてLEDを用いるようにしても
よい。 【0054】 第2実施例 以下、第2実施例のパチンコ遊技機について説明する。なお、第2実施例の説
明では、第1実施例と同一または相当部分の説明は簡単にまたは省略し、第2実
施例の特徴部分の説明を中心に行なう。 【0055】 図10は第2実施例のパチンコ遊技機の全体の構成を示す正面図である。図1
0において、パチンコ遊技機110は前面枠12と、この前面枠12に着脱自在
に装着された遊技盤14を含む。遊技盤14の盤面には、そのほぼ中央部に可変
入賞球装置112が設けられ、そのすぐ下に始動入賞口116が設けられ、さら
にその下には可変表示停止用の特定入賞口114が設けられている。また、遊技
盤14の左右両側および上部には、ランプ26a,26bおよび24が設けられ
ている。さらに、打球供給皿29内部には効果音出力用のスピーカ30が設けら
れている。 【0056】 図11は図10に示したパチンコ遊技機110の裏面側の構造を示す図である
。図11において、遊技盤14の背面側には、後述の図12に示す開口部128
に入賞したすべての打玉を検出するための10カウント検出スイッチ122a,
122b,122cと、開口部128を開閉するための開閉板130を駆動する
ソレノイド124と、始動入賞口116に入賞した打玉を検出する始動入賞玉検
出スイッチ120、特定入賞口114に入賞した打玉を検出する特定入賞玉検出
スイッチ118とが設けられている。 【0057】 図12は図10に示した可変入賞球装置112の正面図である。次に、図12
を参照して、可変入賞球装置112の構成について説明する。取付基板126の
ほぼ中央部には可変入賞球装置136が設けられている。この可変入賞球装置1
36は7セグメントのディジタル表示器であって、電源が投入されると、0ない し9の数字を繰返し可変表示し、特定入賞口114に打玉が入賞すると、可変表
示を停止し、0ないし9のいずれかの数字を表示する。可変表示器136の左側
には開成回数表示器138が設けられ、右側には始動入賞回数表示器140が設
けられる。 【0058】 開成回数表示器138および始動入賞回数表示器140はいずれも7セグメン
トのディジタル表示器であって、開成回数表示器138は開閉板130の開成回
数を表示し、始動入賞回数表示器140は始動入賞口116に入賞した打玉の入
賞個数を表示する。さらに、可変表示器136の上部には、10カウント表示器
142が設けられる。この10カウント表示器142も7セグメントのディジタ
ル表示器であって、開口部128に入賞した打玉の入賞個数を表示する。10カ
ウント表示器142の両側にはランプ134a,134bが設けられている。 【0059】 可変入賞球装置136と開成回数表示器138と始動入賞回数表示器140の
下部には、開口部128が設けられていて、この開口部128の両側には玉誘導
樋132a,132bが設けられている。この玉誘導樋132a,132bは落
下する打玉を開口部128に誘導するためのものである。さらに、開口部128
を開閉するために、横長の開閉板130が設けられている。開閉板130は、そ
れが前方に開成したとき、落下してくる打玉を受止め、受止めた打玉を開口部1
28に導くものである。また、開閉板130の閉成状態では、閉じた開閉板13
0の前を打玉が落下し、開閉板130で塞がれた入賞口には打玉は入賞できない
。つまり、可変入賞球装置112は、開閉板130が開閉することにより、遊技
者にとって有利な第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状態とに変化可能な
装置となる。 【0060】 なお、入賞口としての開口部128の下部は3つの領域に区切られていて、そ
れぞれの領域には10カウント検出スイッチ122a,122b,122cが設
けられている。これらの10カウント検出スイッチ122a,122b,122
cは入賞口に10個の打玉が入賞したことを検出するものである。なお、図12 に示した可変入賞球装置112については、既に本願出願人が先の出願でその構
造を詳細に説明しているので、この明細書においては、その構造の詳細な説明を
省略する。 【0061】 図13はこの発明の第2実施例の動作を説明するためのフロー図である。なお
、第2実施例の動作は、図6に示した第1実施例のステップS1を図13に示し
たステップS101ないしS104に置き換えたものであり、ステップS2ない
しS52についてはステップS4,S10,S27およびS42がステップS1
01ないしS104の内容に置き換えられる点を除いて第1実施例の動作と同じ
てあるため、その図示を省略するとともに、第2実施例の特徴部分についてのみ
説明することにする。また、図13に示したフロー図は、前述の図5に示したマ
イクロコンピュータ72によって処理される。 【0062】 マイクロコンピュータ72のMPU74は電源が投入されると、イニシャライ
ズされ、ステップS101において、特定入賞玉検出スイッチ118がONして
いるか否かが判別される。ONしていなければ待機し、ONしていれば、ステッ
プS10に進み、可変入賞球装置112の可変表示器136を停止させる。そし
て、ステップS103において、スピーカ30から効果音Iを報知させるととも
に、ランプ24,26a,26b,134a,134bをgの態様で点滅させる
。すなわち、特定入賞玉検出スイッチ118がONして、可変表示器136の可
変表示が停止していることを遊技者に報知する。 【0063】 ステップS104において、停止している可変表示器136の表示内容が第1
の表示状態としての「7」であるか否かを判別し、表示内容が「7」であれば、
ステップS2において特別装置を作動させる。以下、図6および図7に示したス
テップS3ないしS52の動作を実行し、所定の状態になったときに、スピーカ
30から効果音を報知させるとともに、ランプ24,26a,26b,134a
,134bを点滅させる。 【0064】 したがって、この実施例においても、大当り状態において種々異なる態様で効
果音を報知できるとともに、ランプを点滅させることができる。 【0065】 なお、上述の実施例では、電源投入に応じて可変表示器136を可変表示し、
特定入賞口114に打玉が入賞したとき、可変表示器136により可変表示を停
止させるようにしたが、これに限ることなく、特定入賞口114へ打玉が入賞し
たことに応じて、可変表示器136によって可変表示を開始し、別個設けた停止
スイッチの操作かあるいはタイマによって所定時間を計時した後停止するように
してもよい。 【0066】 さらに、遊技盤上の別の入賞口に打玉が入賞したとき、権利を消滅させるよう
にしてもよい。 【0067】 さらに、上述の実施例では、特定入賞口114に打玉が入賞しかつ可変表示器
136が「7」の数字を表示したとき、および「7」以外の数字たとえば「3」
を表示したときに権利を発生させ、権利を発生させやすくするように構成しても
よい。また、可変表示器136に代えて、ドラム式または液晶表示器を用いるよ
うにしてもよい。 【0068】 また、上述の第1および第2の実施例では、可変入賞球装置16および112
に10個の打玉が入賞したとき、あるいは可動翼片56a,56b,開閉板13
0が開かれてから10秒経過した後に可動翼片56a,56b,開閉板130を
閉成状態にするようにした。しかし、これに限ることなく、10個の打玉が入賞
したときあるいは可動翼片56a,56b,開閉板130が10回開閉した後に
、可動翼片56a,56b,開閉板130を閉成状態にしてもよい。 【0069】 また、上述の第1および第2の実施例では、規制条件として、10個の打玉が
入賞したとき、または開成してから10秒経過したときに閉成状態となるように
したが、しかしこれらは一例であって、規制条件はもちろんこれらに限られるも のではない。また、開成回数の上限値も8回に限られるものではなく、変更可能
である。 【0070】 なお、上述の第1および第2の実施例では、電気的駆動源としてソレノイド6
8,124を用いたが、モータを用いるようにしてもよい。 可変表示器136により、複数種類の識別情報の一部の識別情報を表示する表
示領域を有し、該表示領域において複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表
示装置が構成されている。前記S104により、前記可変表示装置の表示結果が
予め定められた特定の識別情報となったことを条件として、前記可変入賞球装置
を第1の状態にするための前提条件である権利発生条件が成立したことを検出す
る権利発生条件検出手段が構成されている。前記始動入賞玉検出スイッチ36a
,36b,120により、予め定められた特定条件が成立したことを検出する特
定条件検出手段が構成されている。前記特定入賞玉検出スイッチ32,ステップ
S4,S10,S7,S18により、予め定められた権利消滅条件が成立したこ
とを検出する権利消滅条件検出手段が構成されている。前記マイクロコンピュー
タ72により、前記権利発生条件検出手段の検出出力があった場合に遊技状態を
権利発生状態にし、該権利発生状態となっているときに前記権利消滅条件検出手
段の検出出力があった場合に前記権利発生状態を消滅させ、前記権利発生状態と
なっている期間中に前記特定条件検出手段の検出出力があった場合に、前記可変
入賞球装置を第1の状態に制御した後第2の状態にする制御手段が構成されてい
る。また、前記ステップS25ないしS34により、前記権利消滅条件検出手段
から検出出力が導出された前記可変入賞球装置の第1の状態への制御が実行中で
あれば、その第1の状態への制御を続行させる状態維持手段が構成されている。
前記スピーカ30とステップS3とにより、前記権利発生条件検出手段の検出出
力があった場合に効果音を発生する効果音発生手段が構成されている。 【0071】 【発明の効果】 本発明によれば、権利消滅時に可変入賞球装置の第1の状態への制御が実行中
であれば、その第1の状態への制御が続行されて可変入賞球装置の第1の状態が 維持されるために、権利消滅が原因で可変入賞球装置が即座に第2の状態となる
ことがなく、権利消滅に伴なう遊技者の不満が極力軽減できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 この発明の第1の実施例のパチンコ遊技機の正面図である。 【図2】 第1の実施例のパチンコ遊技機の背面図である。 【図3】 第1の実施例に設けられている可変入賞球装置を示す斜視図である。 【図4】 第1の実施例に設けられている可変入賞球装置の正面図である。 【図5】 この発明の第1および第2の実施例の概略ブロック図である。 【図6】 この発明の第1の実施例の具体的な動作を説明するためのフロー図である。 【図7】 この発明の第1の実施例の具体的な動作を説明するためのフロー図である。 【図8】 この発明の第1の実施例の動作を説明するためのタイミング図である。 【図9】 この発明の第1の実施例の動作を説明するためのタイミング図である。 【図10】 この発明の第2の実施例のパチンコ遊技機の正面図である。 【図11】 第2の実施例のパチンコ遊技機の背面図である。 【図12】 第2の実施例に設けられている可変入賞球装置の正面図である。 【図13】 この発明の第2の実施例の具体的な動作を説明するための部分的なフロー図で ある。 【符号の説明】 10は弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機、14は遊技盤、16,11
2は可変入賞球装置、18,114は特定入賞口、20は通常入賞口、22a,
22b,116は始動入賞口、24,26a,26b,234a,134bはラ
ンプ、30はスピーカ、32、118は特定入賞玉検出スイッチ、34,122
a,122b,122cは10カウント検出スイッチ、36a,36b,120
は始動入賞玉検出スイッチ、38,126は取付基板、46は特定通過領域、4
8は回転円板、56a,56bは可動翼片、58は可変入賞口、68,124は
ソレノイド、72はマイクロコンピュータ、130は開閉板、136は可変表示
器を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 遊技盤面に打玉を打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機であっ
    て、 前記遊技盤面に配設され、遊技者にとって有利な第1の状態と遊技者にとって
    不利な第2の状態とに変化可能な可変入賞球装置と、 複数種類の識別情報のうちの一部の識別情報を表示する表示領域を有し、該表
    示領域において複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表示装置と、 該可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の識別情報となったことを条
    件として、前記可変入賞球装置を第1の状態にするための前提条件である権利発
    生条件が成立したことを検出する権利発生条件検出手段と、 予め定められた特定条件が成立したことを検出する特定条件検出手段と、 予め定められた権利消滅条件が成立したことを検出する権利消滅条件検出手段
    と、 前記権利発生条件検出手段の検出出力があった場合に遊技状態を権利発生状態
    にし、該権利発生状態となっているときに前記権利消滅条件検出手段の検出出力
    があった場合に前記権利発生状態を消滅させ、前記権利発生状態となっている期
    間中に前記特定条件検出手段の検出出力があった場合に、前記可変入賞球装置を
    第1の状態に制御した後第2の状態にする制御手段と、 前記権利消滅条件検出手段から検出出力が導出されたときに前記可変入賞球装
    置の第1の状態への制御が実行中であれば、その第1の状態への制御を続行させ
    る状態維持手段と、 前記権利発生条件検出手段の検出出力があった場合に効果音を発生する効果音
    発生手段とを含むことを特徴とする、弾球遊技機。

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