JP2617867B2 - ウェーハ搬出入装置 - Google Patents
ウェーハ搬出入装置Info
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- JP2617867B2 JP2617867B2 JP18435993A JP18435993A JP2617867B2 JP 2617867 B2 JP2617867 B2 JP 2617867B2 JP 18435993 A JP18435993 A JP 18435993A JP 18435993 A JP18435993 A JP 18435993A JP 2617867 B2 JP2617867 B2 JP 2617867B2
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- cassette
- mounting table
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコンウェーハ等を
収納用カセットに搬出入するためのウェーハ搬出入装置
に関する。
収納用カセットに搬出入するためのウェーハ搬出入装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ウェーハの最終検査工程において
は、ウェーハを目視検査した後作業者がウェーハをエア
ピンセット等を用いて収納用カセットに1枚ずつ入れて
いた。このような従来の作業によると、側面に傾斜を有
するカセットウェーハを挿入する場合は、ウェーハ挿入
口を上に向けた状態でカセットをセットし、ウェーハを
上からカセットへ挿入していた。しかしながら、カセッ
トへの挿入、或は取り出し時にウェーハが傷付くおそれ
があった。更に、ウェーハをきちんと左右の収納溝へ挿
入することが困難である等の欠点があった。
は、ウェーハを目視検査した後作業者がウェーハをエア
ピンセット等を用いて収納用カセットに1枚ずつ入れて
いた。このような従来の作業によると、側面に傾斜を有
するカセットウェーハを挿入する場合は、ウェーハ挿入
口を上に向けた状態でカセットをセットし、ウェーハを
上からカセットへ挿入していた。しかしながら、カセッ
トへの挿入、或は取り出し時にウェーハが傷付くおそれ
があった。更に、ウェーハをきちんと左右の収納溝へ挿
入することが困難である等の欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の問題点を解決するためになされ、作業者の手作業
によらずカセットにウェーハを機械的に搬出入すること
が出来、搬出入時にウェーハに傷が付かず、カセットの
収納溝にウェーハをきちんと挿入することが出来るよう
にした、ウェーハ搬出入装置を提供することを課題とし
たものである。
従来の問題点を解決するためになされ、作業者の手作業
によらずカセットにウェーハを機械的に搬出入すること
が出来、搬出入時にウェーハに傷が付かず、カセットの
収納溝にウェーハをきちんと挿入することが出来るよう
にした、ウェーハ搬出入装置を提供することを課題とし
たものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、本発明は、ウェーハ収納用カセットを載
置するカセット載置テーブルと、このカセット載置テー
ブルの前方に取付板を介して配設されるウェーハ載置テ
ーブルと、このウェーハ載置テーブルと前記カセット載
置テーブルとの間を前後動すると共に、上下動可能に形
成されたウェーハ吸着アームと、このウェーハ吸着アー
ムを制御する駆動装置とを備え、前記カセット載置テー
ブルは、水平に固定され、そして前端部の両側にカセッ
ト位置決め用の取付部を有すると共に、後端部の中央部
にカセットのウェーハ収納溝を水平にするために出没し
てカセットの傾斜を調整するブロックを有し、前記取付
板は、長方形に形成され、前端縁の中央部に切り欠きに
よる凹状円弧部を有すると共に、この凹状円弧部の近辺
要所にウェーハの有無を検出するためのセンサーを有
し、前記ウェーハ載置テーブルは、一部が切り欠かれた
リング体に形成され、その切り欠き開口部を前方に向
け、かつリング体と取付板の凹状円弧部とが同心になる
ようにして取付板の上面に水平に固定され、前記ウェー
ハ吸着アームは、先端部にウェーハ吸着部を有し、この
ウェーハ吸着部がウェーハを搬出入する際に、ウェーハ
載置テーブルの切り欠き開口部及び取付板の凹状円弧部
を通過して上下動出来るように形成されたことを要旨と
する。また、ブロックは、孔の長手方向が上下方向であ
る長孔を有し、そしてカセット載置テーブルの下面に取
り付けられたL型アングルに対して上下方向の位置が調
整された状態で長孔に挿通されたボルトを介して固定さ
れていることを要旨とする。
の手段として、本発明は、ウェーハ収納用カセットを載
置するカセット載置テーブルと、このカセット載置テー
ブルの前方に取付板を介して配設されるウェーハ載置テ
ーブルと、このウェーハ載置テーブルと前記カセット載
置テーブルとの間を前後動すると共に、上下動可能に形
成されたウェーハ吸着アームと、このウェーハ吸着アー
ムを制御する駆動装置とを備え、前記カセット載置テー
ブルは、水平に固定され、そして前端部の両側にカセッ
ト位置決め用の取付部を有すると共に、後端部の中央部
にカセットのウェーハ収納溝を水平にするために出没し
てカセットの傾斜を調整するブロックを有し、前記取付
板は、長方形に形成され、前端縁の中央部に切り欠きに
よる凹状円弧部を有すると共に、この凹状円弧部の近辺
要所にウェーハの有無を検出するためのセンサーを有
し、前記ウェーハ載置テーブルは、一部が切り欠かれた
リング体に形成され、その切り欠き開口部を前方に向
け、かつリング体と取付板の凹状円弧部とが同心になる
ようにして取付板の上面に水平に固定され、前記ウェー
ハ吸着アームは、先端部にウェーハ吸着部を有し、この
ウェーハ吸着部がウェーハを搬出入する際に、ウェーハ
載置テーブルの切り欠き開口部及び取付板の凹状円弧部
を通過して上下動出来るように形成されたことを要旨と
する。また、ブロックは、孔の長手方向が上下方向であ
る長孔を有し、そしてカセット載置テーブルの下面に取
り付けられたL型アングルに対して上下方向の位置が調
整された状態で長孔に挿通されたボルトを介して固定さ
れていることを要旨とする。
【0005】
【作 用】ウェーハ載置テーブルに載置したウェーハを
吸着アームで吸着してカセットのウェーハ収納溝に挿入
することが出来る。カセットの収納溝が水平ではなく傾
斜したものであっても、そのカセットの後端部をカセッ
ト載置テーブルのブロックにより持ち上げてカセットを
傾斜させることで、傾斜ウェーハ収納溝を水平に保持す
ることが出来る。又、カセットの任意の位置への搬入や
任意の位置からの搬出が可能である。
吸着アームで吸着してカセットのウェーハ収納溝に挿入
することが出来る。カセットの収納溝が水平ではなく傾
斜したものであっても、そのカセットの後端部をカセッ
ト載置テーブルのブロックにより持ち上げてカセットを
傾斜させることで、傾斜ウェーハ収納溝を水平に保持す
ることが出来る。又、カセットの任意の位置への搬入や
任意の位置からの搬出が可能である。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳説する。図1において、1はカセット載置テーブル
であり、図4に示すように基台2の上にシャフト3を介
して水平に固定されている。このカセット載置テーブル
1は、前端部の両側に略コ字型の取付部4が対設され、
後端部の中央部には切欠孔1aが形成されると共にその
切欠孔にブロック5が出没自在に設けられている。
て詳説する。図1において、1はカセット載置テーブル
であり、図4に示すように基台2の上にシャフト3を介
して水平に固定されている。このカセット載置テーブル
1は、前端部の両側に略コ字型の取付部4が対設され、
後端部の中央部には切欠孔1aが形成されると共にその
切欠孔にブロック5が出没自在に設けられている。
【0007】前記ブロック5は図5(イ) 、(ロ) に示すよ
うに、カセット載置テーブル1の下面に取り付けられた
L型アングル6に対してボルト7を介して取り付けら
れ、このボルト7は上下動ブロック5に形成された上下
方向の長孔5aに挿通されている。従って、ボルト7を
緩めると上下動ブロック5は長孔5aを利用して上下動
させ、前記切欠孔1aから出没させることが出来、所定
量移動させた時点でボルト7を再び締め付けるとブロッ
ク5をその位置に固定することが出来る。
うに、カセット載置テーブル1の下面に取り付けられた
L型アングル6に対してボルト7を介して取り付けら
れ、このボルト7は上下動ブロック5に形成された上下
方向の長孔5aに挿通されている。従って、ボルト7を
緩めると上下動ブロック5は長孔5aを利用して上下動
させ、前記切欠孔1aから出没させることが出来、所定
量移動させた時点でボルト7を再び締め付けるとブロッ
ク5をその位置に固定することが出来る。
【0008】図1の8はリング状のウェーハ載置テーブ
ルであり、一部を切除して開口8aしてあり、この開口
8aが前方部となるようにして前記カセット載置テーブ
ル1の前方に取付板9を介して水平に固定してある。
ルであり、一部を切除して開口8aしてあり、この開口
8aが前方部となるようにして前記カセット載置テーブ
ル1の前方に取付板9を介して水平に固定してある。
【0009】前記取付板9は前端縁がウェーハ載置テー
ブル8の中心よりやや前に位置し、その中央部にウェー
ハ載置テーブル8と同心の凹状円弧部9aを設け、且つ
円弧部9aの近辺要所にウェーハの有無を検出するセン
サー10を取り付ける。この取付板9の位置決めピン9
b(2本)は機種切り換え時に各5、6インチウェーハ
用リング状のウェーハ載置テーブルを差し込むだけで固
定され、リングを交換するだけでウェーハを所定の位置
に載置出来るようにしてある。
ブル8の中心よりやや前に位置し、その中央部にウェー
ハ載置テーブル8と同心の凹状円弧部9aを設け、且つ
円弧部9aの近辺要所にウェーハの有無を検出するセン
サー10を取り付ける。この取付板9の位置決めピン9
b(2本)は機種切り換え時に各5、6インチウェーハ
用リング状のウェーハ載置テーブルを差し込むだけで固
定され、リングを交換するだけでウェーハを所定の位置
に載置出来るようにしてある。
【0010】11はL型のウェーハ吸着アームであり、
先端部にウェーハ吸着部11aを有し、このウェーハ吸
着アーム11は駆動装置の上下動機構及び前後動機構に
より駆動される。
先端部にウェーハ吸着部11aを有し、このウェーハ吸
着アーム11は駆動装置の上下動機構及び前後動機構に
より駆動される。
【0011】上下動機構は図2、図3に示すように上下
動用モーター12を備え、その回転が伝達手段13によ
り垂直に保持された第1のボールスクリュー14に伝達
され、この第1のボールスクリュー14に螺合した第1
のナット15を上下動させるようになっている。
動用モーター12を備え、その回転が伝達手段13によ
り垂直に保持された第1のボールスクリュー14に伝達
され、この第1のボールスクリュー14に螺合した第1
のナット15を上下動させるようになっている。
【0012】前後動機構は図3に示すように前記第1の
ナット15にブラケット16を固定し、このブラケット
16にガイド部材17を固定すると共に、第2のボール
スクリュー18を前後方向をなして水平に保持し、この
第2のボールスクリュー18に第2のナット19を螺合
して前後動させる。前記ガイド部材17の先端部は、ハ
ウジングの前方に突出するためカバー17aを取り付け
て保護してある。
ナット15にブラケット16を固定し、このブラケット
16にガイド部材17を固定すると共に、第2のボール
スクリュー18を前後方向をなして水平に保持し、この
第2のボールスクリュー18に第2のナット19を螺合
して前後動させる。前記ガイド部材17の先端部は、ハ
ウジングの前方に突出するためカバー17aを取り付け
て保護してある。
【0013】前記第2のボールスクリュー18はその後
端部がカップリング20を介して前後動用モーター21
に連結され、この前後動用モーター21はコ字型ホルダ
ー22に固定されている。
端部がカップリング20を介して前後動用モーター21
に連結され、この前後動用モーター21はコ字型ホルダ
ー22に固定されている。
【0014】前記前後動機構における第2のナット19
に、前記ウェーハ吸着アーム11の基端部が固定されて
おり、上下動用モーター12により第1のボールスクリ
ュー14を回転させると第1のナット15を介して前後
動機構全体を上下動させることが出来、つまり第2のナ
ット19と共にウェーハ吸着アーム11を上下動させる
ことが出来る。更に、前記上下動用モーター12を停止
し、今度は前後動用モーター21により第2のボールス
クリュー18を回転させると第2のナット19が前後方
向に移動し、これによりウェーハ吸着アーム11を前後
動させることが出来る。
に、前記ウェーハ吸着アーム11の基端部が固定されて
おり、上下動用モーター12により第1のボールスクリ
ュー14を回転させると第1のナット15を介して前後
動機構全体を上下動させることが出来、つまり第2のナ
ット19と共にウェーハ吸着アーム11を上下動させる
ことが出来る。更に、前記上下動用モーター12を停止
し、今度は前後動用モーター21により第2のボールス
クリュー18を回転させると第2のナット19が前後方
向に移動し、これによりウェーハ吸着アーム11を前後
動させることが出来る。
【0015】本発明に係るウェーハ搬出入装置は上記の
ように構成され、このウェーハ搬出入装置を用いてカセ
ットにウェーハを出し入れする要領について説明する。
先ず、ウェーハをカセット内に搬入するには空のカセッ
ト23を前記カセット載置台1に載置する。この時、カ
セット23の先端下部の両側に設けられた一対の係合用
突起23aを前記取付部4に嵌め込むことにより位置決
めし、そのカセット23のウェーハ収納溝が後傾してい
る場合には、前記ブロック5によりカセット23の後端
部を押し上げてウェーハ収納溝が水平になるように保持
する。
ように構成され、このウェーハ搬出入装置を用いてカセ
ットにウェーハを出し入れする要領について説明する。
先ず、ウェーハをカセット内に搬入するには空のカセッ
ト23を前記カセット載置台1に載置する。この時、カ
セット23の先端下部の両側に設けられた一対の係合用
突起23aを前記取付部4に嵌め込むことにより位置決
めし、そのカセット23のウェーハ収納溝が後傾してい
る場合には、前記ブロック5によりカセット23の後端
部を押し上げてウェーハ収納溝が水平になるように保持
する。
【0016】収納すべきウェーハ24はウェーハ載置テ
ーブル8の所定位置に載置し、そのウェーハ24を前記
センサー10が検知して制御装置(図略)に入力する
と、その制御装置から駆動装置に信号が出力されてウェ
ーハ吸着アーム11が作動される。ウェーハ吸着アーム
11の動きは図6に示すように待機位置PからY軸方
向に前進し、次いでZ軸方向に上昇し、ウェーハ吸着
部11aがウェーハ24の裏面に接触すると一旦停止し
てそのウェーハ24を吸着し、そのままウェーハ載置
テーブル8の開口8a部を通過して所定位置まで持ち上
げ、その位置からY軸方向に後退してウェーハ24を
カセット23の所定のウェーハ収納溝に挿入することに
より収納し、その収納完了位置Qにてウェーハ吸着部1
1aの吸着を解除すると共に、ほんの僅か下降し、引
き続きY軸方向に前進して戻り、そこからZ軸方向
に下降し、前記ウェーハ載置テーブル8の開口8aを通
り抜けて所定位置に戻り、最後にY軸方向に後退して
待機位置Pに復帰する。
ーブル8の所定位置に載置し、そのウェーハ24を前記
センサー10が検知して制御装置(図略)に入力する
と、その制御装置から駆動装置に信号が出力されてウェ
ーハ吸着アーム11が作動される。ウェーハ吸着アーム
11の動きは図6に示すように待機位置PからY軸方
向に前進し、次いでZ軸方向に上昇し、ウェーハ吸着
部11aがウェーハ24の裏面に接触すると一旦停止し
てそのウェーハ24を吸着し、そのままウェーハ載置
テーブル8の開口8a部を通過して所定位置まで持ち上
げ、その位置からY軸方向に後退してウェーハ24を
カセット23の所定のウェーハ収納溝に挿入することに
より収納し、その収納完了位置Qにてウェーハ吸着部1
1aの吸着を解除すると共に、ほんの僅か下降し、引
き続きY軸方向に前進して戻り、そこからZ軸方向
に下降し、前記ウェーハ載置テーブル8の開口8aを通
り抜けて所定位置に戻り、最後にY軸方向に後退して
待機位置Pに復帰する。
【0017】この後、次に収納すべきウェーハをウェー
ハ載置テーブル8上に載置すると、再びウェーハ吸着ア
ーム11が作動され前記と同じサイクルにてそのウェー
ハがカセット23内に収納される。このようなサイクル
の繰り返しにより、カセット23内に通常は上から順に
所定数のウェーハが収納される。
ハ載置テーブル8上に載置すると、再びウェーハ吸着ア
ーム11が作動され前記と同じサイクルにてそのウェー
ハがカセット23内に収納される。このようなサイクル
の繰り返しにより、カセット23内に通常は上から順に
所定数のウェーハが収納される。
【0018】カセット23のウェーハ収納溝に対する位
置決めは、前記ウェーハ吸着アーム11のZ軸方向の
上昇距離を制御することにより容易に決定することが出
来る。従って、カセットの種類によってウェーハ収納溝
のピッチが異なったとしても適正に対処することが出
来、ウェーハを傷付けずに収納することが可能である。
置決めは、前記ウェーハ吸着アーム11のZ軸方向の
上昇距離を制御することにより容易に決定することが出
来る。従って、カセットの種類によってウェーハ収納溝
のピッチが異なったとしても適正に対処することが出
来、ウェーハを傷付けずに収納することが可能である。
【0019】一方、ウェーハをカセットから搬出する場
合には、ウェーハを収納したカセットを前記の要領でカ
セット載置テーブル1に載置し、ウェーハ吸着アーム1
1を図6に示す待機位置PからY軸方向に前進させ、次
いでZ軸方向に上昇させて所定位置に停止し、そこから
Y軸方向に後退させてウェーハ吸着部11aをカセット
内に挿入し、ほんの僅か上昇させてウェーハの下面に接
触させると共にウェーハ吸着部11aで吸着し、そのま
まY軸方向に前進させてウェーハをカセットの収納溝か
ら完全に引き出し、そのままZ軸方向に下降してウェー
ハがウェーハ載置テーブル8に接触した時点で一旦停止
させ、ウェーハ吸着部11aの吸着を解除した後ウェー
ハをウェーハ載置テーブル8上に残して所定位置まで下
降し、最後にウェーハ吸着アーム11をY軸方向に後退
させて待機位置Pに復帰させる。
合には、ウェーハを収納したカセットを前記の要領でカ
セット載置テーブル1に載置し、ウェーハ吸着アーム1
1を図6に示す待機位置PからY軸方向に前進させ、次
いでZ軸方向に上昇させて所定位置に停止し、そこから
Y軸方向に後退させてウェーハ吸着部11aをカセット
内に挿入し、ほんの僅か上昇させてウェーハの下面に接
触させると共にウェーハ吸着部11aで吸着し、そのま
まY軸方向に前進させてウェーハをカセットの収納溝か
ら完全に引き出し、そのままZ軸方向に下降してウェー
ハがウェーハ載置テーブル8に接触した時点で一旦停止
させ、ウェーハ吸着部11aの吸着を解除した後ウェー
ハをウェーハ載置テーブル8上に残して所定位置まで下
降し、最後にウェーハ吸着アーム11をY軸方向に後退
させて待機位置Pに復帰させる。
【0020】この場合も、上記サイクルを繰り返すこと
によりカセット内のウェーハを上から順に又は下から順
に搬出することが出来、目的とする数枚のウェーハのみ
を搬出することも出来る。尚、給水対応の真空回路を形
成し、ウェーハ吸着アーム機構を保護するように防水対
策を施せば濡れているウェーハを処理することも可能で
ある。
によりカセット内のウェーハを上から順に又は下から順
に搬出することが出来、目的とする数枚のウェーハのみ
を搬出することも出来る。尚、給水対応の真空回路を形
成し、ウェーハ吸着アーム機構を保護するように防水対
策を施せば濡れているウェーハを処理することも可能で
ある。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような優れた効果が得られる。 (1) 水平に固定されたウェーハ載置テーブルに載置した
ウェーハを前後動及び上下動するウェーハ吸着アームで
吸着してカセットのウェーハ収納溝に挿入し、更にカセ
ットからウェーハを引き出せるように形成し、カセット
載置テーブルにはカセットのウェーハ収納溝を水平に保
持するブロックを出没自在に設けたので、作業者の手作
業によらず、カセットに対してウェーハを機械的にしか
もウェーハを傷つけることなく搬出入することが出来
る。 (2) ブロックの構成は極めて簡単であるため安価に提供
することが出来る。 (3) ウェーハ載置テーブルは、ウェーハを水平に保持す
ることが出来るためウェーハ吸着アームによる吸着が確
実になされ、ウェーハの水平出し機構やそれに関連した
光センサー等を設ける必要はなく、ウェーハの有無を検
出するセンサーを取付板に設けるのみで良いため構成が
簡単になる。 (4) ウェーハ吸着アームは、ウェーハを搬出入する際に
ウェーハ載置テーブルの開口部及び取付板の凹状円弧部
を通過して上下動出来るように形成したので、ウェーハ
吸着アームをウェーハ載置テーブルに近接配置出来ると
共に前後方向のストロークを短くすること出来、これに
より装置の小型化が可能となる。 (5) ウェーハ吸着アームの上下方向の位置を調整するこ
とで、カセットの任意の収納位置への搬出入が出来るた
め、カセット毎のロット管理が出来る。また、複数カセ
ットに対応させることで、例えば取り出したカセットと
は別のカセットに収納するとか、良品と不良品を別々の
カセットに分けて収納するといったような様々な管理が
出来る。
のような優れた効果が得られる。 (1) 水平に固定されたウェーハ載置テーブルに載置した
ウェーハを前後動及び上下動するウェーハ吸着アームで
吸着してカセットのウェーハ収納溝に挿入し、更にカセ
ットからウェーハを引き出せるように形成し、カセット
載置テーブルにはカセットのウェーハ収納溝を水平に保
持するブロックを出没自在に設けたので、作業者の手作
業によらず、カセットに対してウェーハを機械的にしか
もウェーハを傷つけることなく搬出入することが出来
る。 (2) ブロックの構成は極めて簡単であるため安価に提供
することが出来る。 (3) ウェーハ載置テーブルは、ウェーハを水平に保持す
ることが出来るためウェーハ吸着アームによる吸着が確
実になされ、ウェーハの水平出し機構やそれに関連した
光センサー等を設ける必要はなく、ウェーハの有無を検
出するセンサーを取付板に設けるのみで良いため構成が
簡単になる。 (4) ウェーハ吸着アームは、ウェーハを搬出入する際に
ウェーハ載置テーブルの開口部及び取付板の凹状円弧部
を通過して上下動出来るように形成したので、ウェーハ
吸着アームをウェーハ載置テーブルに近接配置出来ると
共に前後方向のストロークを短くすること出来、これに
より装置の小型化が可能となる。 (5) ウェーハ吸着アームの上下方向の位置を調整するこ
とで、カセットの任意の収納位置への搬出入が出来るた
め、カセット毎のロット管理が出来る。また、複数カセ
ットに対応させることで、例えば取り出したカセットと
は別のカセットに収納するとか、良品と不良品を別々の
カセットに分けて収納するといったような様々な管理が
出来る。
【図1】 本発明の一実施例を示す概略平面図である。
【図2】 同、概略正面図である。
【図3】 同、概略側面図である。
【図4】 図1のA−A線部分断面図である。
【図5】 (イ) はブロックの設けられたカセット載置テ
ーブル部分の背面図、(ロ) は(イ) のB−B線断面図であ
る。
ーブル部分の背面図、(ロ) は(イ) のB−B線断面図であ
る。
【図6】 ウェーハ搬入時のウェーハ吸着アームの動き
を示す説明図である。
を示す説明図である。
1…カセット載置テーブル 1a…切欠孔 2…基
台 3…シャフト 4…取付部 5…ブロック 6…L型アングル
7…ボルト 8…ウェーハ載置テーブル 8a…開
口 9…取付板 9a…円弧部 9b…位置決め
ピン 10…センサー 11…ウェーハ吸着アーム
11a…ウェーハ吸着部 12…上下動用モータ
ー 13…伝達手段 14…第1のボールスクリュ
ー 15…第1のナット 16…ブラケット 1
7…ガイド部材 17a…カバー 18…第2のボ
ールスクリュー 19…第2のナット 20…カッ
プリング 21…前後動用モーター 22…コ字型
ホルダー 23…カセット 23a…係合用突起
24…ウェーハ
台 3…シャフト 4…取付部 5…ブロック 6…L型アングル
7…ボルト 8…ウェーハ載置テーブル 8a…開
口 9…取付板 9a…円弧部 9b…位置決め
ピン 10…センサー 11…ウェーハ吸着アーム
11a…ウェーハ吸着部 12…上下動用モータ
ー 13…伝達手段 14…第1のボールスクリュ
ー 15…第1のナット 16…ブラケット 1
7…ガイド部材 17a…カバー 18…第2のボ
ールスクリュー 19…第2のナット 20…カッ
プリング 21…前後動用モーター 22…コ字型
ホルダー 23…カセット 23a…係合用突起
24…ウェーハ
Claims (2)
- 【請求項1】 ウェーハ収納用カセットを載置するカセ
ット載置テーブルと、このカセット載置テーブルの前方
に取付板を介して配設されるウェーハ載置テーブルと、
このウェーハ載置テーブルと前記カセット載置テーブル
との間を前後動すると共に、上下動可能に形成されたウ
ェーハ吸着アームと、このウェーハ吸着アームを制御す
る駆動装置とを備え、 前記カセット載置テーブルは、水平に固定され、そして
前端部の両側にカセット位置決め用の取付部を有すると
共に、後端部の中央部にカセットのウェーハ収納溝を水
平にするために出没してカセットの傾斜を調整するブロ
ックを有し、 前記取付板は、長方形に形成され、前端縁
の中央部に切り欠きによる凹状円弧部を有すると共に、
この凹状円弧部の近辺要所にウェーハの有無を検出する
ためのセンサーを有し、 前記ウェーハ載置テーブルは、一部が切り欠かれたリン
グ体に形成され、その切り欠き開口部を前方に向け、か
つリング体と取付板の凹状円弧部とが同心になるように
して取付板の上面に水平に固定され、 前記ウェーハ吸着アームは、先端部にウェーハ吸着部を
有し、このウェーハ吸着部がウェーハを搬出入する際
に、ウェーハ載置テーブルの切り欠き開口部及び取付板
の凹状円弧部を通過して上下動出来るように形成された
ことを特徴とするウェーハ搬出入装置。 - 【請求項2】 ブロックは、孔の長手方向が上下方向で
ある長孔を有し、そしてカセット載置テーブルの下面に
取り付けられたL型アングルに対して上下方向の位置が
調整された状態で長孔に挿通されたボルトを介して固定
されていることを特徴とする請求項1記載のウェーハ搬
出入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18435993A JP2617867B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | ウェーハ搬出入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18435993A JP2617867B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | ウェーハ搬出入装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0722492A JPH0722492A (ja) | 1995-01-24 |
JP2617867B2 true JP2617867B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=16151864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18435993A Expired - Fee Related JP2617867B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | ウェーハ搬出入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2617867B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02148752A (ja) * | 1988-11-29 | 1990-06-07 | Metsukusu:Kk | シリコンウエハーの自動搬送装置用吸着ハンド |
JPH04154144A (ja) * | 1990-10-18 | 1992-05-27 | Fujitsu Ltd | 基板入出機構 |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP18435993A patent/JP2617867B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02148752A (ja) * | 1988-11-29 | 1990-06-07 | Metsukusu:Kk | シリコンウエハーの自動搬送装置用吸着ハンド |
JPH04154144A (ja) * | 1990-10-18 | 1992-05-27 | Fujitsu Ltd | 基板入出機構 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0722492A (ja) | 1995-01-24 |
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