JP2617861B2 - 海苔異物分離除去装置 - Google Patents

海苔異物分離除去装置

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JP2617861B2 JP4300386A JP30038692A JP2617861B2 JP 2617861 B2 JP2617861 B2 JP 2617861B2 JP 4300386 A JP4300386 A JP 4300386A JP 30038692 A JP30038692 A JP 30038692A JP 2617861 B2 JP2617861 B2 JP 2617861B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、海苔抄き作業の前工
程において海苔混合液(周知のように海苔原藻を切断し
た生海苔を海水又は真水等の水に混入したもの)から小
エビや小貝等の異物を分離除去する海苔異物分離除去装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】味付け海苔や板海苔等の製品になる乾燥
海苔は、海苔原藻を切断採取して水にて洗浄し、その海
苔原藻を脱水した後細かく切断すると共に水に混合して
海苔混合液とし、その海苔混合液を洗浄、脱水した後再
び水に混入して熟生し、その海苔混合液を脱水した後適
当な水と調合して海苔原料液(海苔混合液でもある)と
し、その海苔原料液を抄造、脱水、乾燥して製造してい
る。この場合海苔原料液の中に小エビや小貝等の異物が
含まれていると、その異物が乾燥海苔に含まれることに
り、乾燥海苔の品質を悪くしたり商品価値を無くする
ことになるので、海苔製造業者から小エビや小貝等の異
物を分離除去する装置が要望されている。 従来の海苔異
物分離装置としては、特開昭48−75775号公報や
実開平3−122695号公報に開示されているよう
に、分離タンクを区画板にて区画して複数の沈殿槽を設
け、その最上位の沈殿槽に海苔混合液を供給し、各沈殿
槽で生海苔より重い異物を沈殿させて除去するようにし
たものが知られているが、小エビや小貝等が生海苔にも
ぐり込んでいるときには沈殿することなく生海苔と共に
浮遊するので、小エビや小貝等の異物を確実に分離除去
することができず、相当数の異物が乾燥海苔に混じり込
んで商品価値を無くしたり低下させたりしているのが実
状である。そこで、特開平3−183459号公報に開
示されているように、海苔混合液を流す2本の固定送水
筒の途中に2つの旋回送水筒を互いに旋回して入れ換え
るように配設し、それらの旋回送水筒内に複数の平行軸
を固定し、それらの平行軸に複数の算盤玉を回転自在に
設けて隙間を形成し、その隙間に海苔混合液を通り抜け
させ、隙間より大きいゴミを隙間に引っ掛けて分離し、
隙間が詰まったときには海苔混合液の流れを停止させ、
旋回送水筒と固定送水筒の連結を離脱させた後、2つの
旋回送水筒を旋回させて入れ換え、その後旋回送水筒と
固定送水筒を再び連結した後、旋回送水筒の詰まった隙
間に清水を逆流させてゴミを取り除く ようにしたものが
提案されている。また、特開平5−41965号公報に
開示されているように、密閉された槽体内に複数本の平
行な円管状の分離体を1つ置きのものが他方に対して遠
近移動可能に並設して隙間を形成し、その隙間に海苔と
塩水の海苔混合液を通り抜けさせ、隙間より大きいゴミ
を隙間に引っ掛けて分離し、隙間が詰まったときには海
苔混合液の導入を停止させた後、1つ置きの分離体を移
動させ、隙間を拡げて詰まっているゴミを除去するよう
にしたものも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記特開平
3−183459号公報の装置にあっては、隙間に海苔
混合液を通り抜けさせ、隙間にゴミを引っ掛けて除去す
るようにしているので、隙間にゴミや生海苔が直ぐに詰
まって生海苔が通過しなくなり、その詰まりの度に海苔
混合液の流れを停止させ、旋回送水筒を固定送水筒から
離脱させて旋回送水筒を旋回させた後、隙間からゴミを
取り除く面倒な作業を必要とし、異物除去の処理能力が
低くなって実用に供しがたい問題がある。また特開平5
−41965号公報の装置にあっては、前記と同じく隙
間に海苔混合液を通り抜けさせ、隙間にゴミを引っ掛け
て除去するようにしているので、隙間にゴミや生海苔が
直ぐに詰まって生海苔が通過しなくなり、その都度海苔
混合液の導入を停止させ、1つ置きの分離体を他の分離
体に対して離反移動させて隙間を拡げ、隙間に詰まって
いるゴミを取り除く面倒な作業を必要とし、異物除去の
処理能力が低くなって実用に供しがたい問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、海苔混合液を幅の小さい分離隙間に流
通させて分離隙間の幅より大きな異物を確実に除去する
ようにしたものであっても、幅の小さな分離隙間が異物
や生海苔で詰まるのを防止して分離隙間に生海苔を効率
良く流通させ、異物分離の処理能力を大きくして装置の
実用化を図ったものである。 請求項1の発明は、海苔混
合液を供給する供給口と海苔混合液を排出する排出 口と
供給口から排出口へ流れる流路とを備え、その流路の途
中に海苔混合液の流れを横切る分離壁を設け、その分離
壁には、生海苔を液体と共に通り抜けさせることが可能
で異物を通り抜けさせないで係止するように、生海苔の
厚みより僅かに大きい幅の細長い分離隙間を設け、更に
分離壁の分離隙間が詰まらないように分離隙間から異物
や生海苔を離脱可能な清掃装置を備えて成ることを特徴
としている。 請求項2の発明は、海苔混合液を供給する
供給口と海苔混合液を排出する排出口と供給口から排出
口へ流れる流路とを備え、その流路の途中に海苔混合液
の流れを横切る分離壁を設け、その分離壁には、生海苔
を液体と共に通り抜けさせることが可能で異物を通り抜
けさせないで係止するように、生海苔の厚みより僅かに
大きい幅の細長い分離隙間を設け、更に分離壁の分離隙
間が詰まらないように分離隙間に水圧を作用させて異物
や生海苔を離脱可能な清掃装置を備えて成ることを特徴
としている。 請求項3の発明は、上方が開放している分
離タンク内に断面円形の分離壁によって区分されている
分離室と排出室を設け、その分離室に海苔混合液を供給
可能な供給手段を備えると共に排出室から海苔混合液を
排出可能な排出手段を備え、更に分離壁に対して相対回
動して分離隙間が詰まらないように水圧を順次作用させ
て異物や生海苔を離脱可能な清掃装置を備えて成ること
を特徴としている。
【0005】
【作用】請求項1の発明では、海苔混合液を供給口から
供給すると、海苔混合液の生海苔は分離壁の細長い分離
隙間を水と共に通り抜け、生海苔と水との海苔混合液が
排出口から排出される。分離隙間は生海苔の厚みより僅
かに大きい幅に形成してあるので、分離隙間の幅より大
きな異物は分離隙間を通り抜けることができず、分離壁
によって滞留されて排出口へ流れない。この場合、分離
隙間に生海苔や異物が詰まろうとするが、清掃装置によ
って分離隙間が詰まらないように異物や生海苔を離脱
し、分離隙間を流れる生海苔の通過量を多くして異物の
除去能力を大きくできる。排出口から排出される海苔混
合液に分離隙間の幅より大きな異物が無くなるので、乾
燥海苔の品質が良くなる。 請求項2の発明では、異物除
去の際に清掃装置によって分離隙間に水圧を作用させて
異物や生海苔を離脱でき、異物や生海苔を確実にかつ容
易に離脱できる。請求項3の発明では、清掃装置が分離
壁に対して相対回動して分離隙間が詰まらないように水
圧を順次作用させて異物や生海苔を効率良く離脱でき、
簡易な装置で分離隙間を開放させて詰まりを防止でき
る。
【0006】
【実施例】図1、図2は海苔異物分離除去装置の第1実
施例を示し、1は上方が開放している直方体形状の分離
タンクで、内部に排出室を形成し、対向する一対の側壁
1aの中間部に夫々軸挿通孔(符号省略)を設けてあ
る。3は分離タンク1の底壁1bに設けてある排出口
で、この排出口3の外側に連結管4を固着し、この連結
管4にホース5を連結することによって排出手段を構成
してある。6は一方の側壁1aの内面に固着した軸受、
7は他方の側壁1aの外面に固着した軸支持体で、夫々
軸挿通孔と同心に位置されている。8は軸挿通孔に挿通
した供給パイプで、一端部は軸支持体7の孔に嵌着さ
れ、両者間がオイルシール9によって水密にシールされ
ている。この供給パイプ8の他端部は後述の軸受18を
介して上記軸受6に支承されている。供給パイプ8の一
端にはパイプ孔を閉鎖する栓10を嵌着し、供給パイプ
8の他端には海苔混合液を供給する為のホース11を連
結して供給手段を構成してある。このホース11は図示
しない供給ポンプの吐出口に連結されている。供給パイ
プ8の中間部には分離タンク1内に位置する領域に多数
の供給口13を設けてあり、分離タンク1内の供給口1
3と排出口3との間の空間は海苔混合液の流路を構成し
ている。
【0007】15は供給パイプ8に回転自在に取付けた
分離ドラムで、左右一対の円板状の側壁16と筒状の周
壁17とで分離室を形成し、両側壁16には供給パイプ
8に嵌合した軸受18が夫々固着されている。この一方
の軸受18は上記軸受6に嵌合され、両者間がオイルシ
ール20によって水密にシールされている。この分離ド
ラム15の周壁17は供給口13から排出口3へ流れる
海苔混合液の流れを横切る分離壁(分離壁17とも記
す)を構成し、その分離壁17には生海苔の厚みより僅
かに大きい幅の細長い孔によって分離隙間21を全面に
亘って多数設けてある。この分離隙間21の大きさは、
生海苔が一般に0.1mm〜0.5mm程度の厚みで一辺が
5〜10mm程度の平面形状であるので、一例として孔幅
Dを約0.3mm〜2mm程度の所定値例えば0.5mm、長
さLを10mm〜20mm程度にしてある。なおこの分離隙
21の大きさは上記の数値に限定されるものではな
く、幅を2mmより僅かに大きくしたり、長さを20mm以
上にしても良い。また分離隙間21の形状は直線状に限
定されるものではなく、波形に湾曲していても良い。
離隙間21の数はそれらの開口面積の合計が供給パイプ
8のパイプ孔の断面積になるように多数設けることが好
ましい。
【0008】23は一方の軸受18に固着したスプロケ
ットで、駆動モータ24の駆動軸24aに固着したスプ
ロケット25との間にチェーン26が懸回され、駆動モ
ータ24の作動によって分離ドラム15を一方向へ低速
回転させるようにしてある。28は分離隙間21が詰ま
らないように掃除する清掃装置で、分離タンク1の側壁
1aの上部に清掃パイプ30を分離ドラム15の回転軸
線と平行に配設して構成してある。この清掃パイプ30
の一端部はホース31を介して水道等の水供給源に連結
され、他端部は閉塞されている。この清掃パイプ30に
はタンク1内に位置する部分に分離壁17に向かう噴出
孔32を多数設けてあり、噴出孔32から給水される水
によって分離隙間21に水圧を作用させて各分離隙間
1が順次洗浄され、その分離隙間21から異物や生海苔
が分離室内即ち供給口13側へ離脱されて分離隙間21
の詰まりが除去されるようになっている。なお上記清掃
パイプ30の一端部をブロア等の空気供給源に連結し、
噴出孔32から圧縮空気を噴出させて分離隙間21の詰
まりを清掃するようにしても良い。99は液面を示し、
フロートスイッチ等を用いて高さ位置を維持するように
しても良い。
【0009】上記の海苔異物分離除去装置は、図3に示
すように海苔製造工程における原藻切断洗浄工程と海苔
切断洗浄脱水工程の間、海苔切断洗浄脱水工程と海苔熟
生脱水工程の間、海苔熟生脱水工程と海苔調合工程の間
又は海苔調合工程と海苔抄造工程との間の何れの箇所に
組み込んで使用しても良く、またそれらの複数箇所に組
み込んで使用しても良い。
【0010】異物除去作業を行う際には、駆動モータ2
4を駆動させて分離ドラム15を回転させると共に清掃
パイプ30に水を供給して噴出孔32から水を噴出させ
る。また供給ポンプを作動させて海苔切断洗浄後の海苔
混合液を供給パイプ8に供給して海苔混合液を供給口1
3から分離ドラム15内に供給すると、分離ドラム15
の分離壁17に生海苔の厚みより僅かに大きな寸法の孔
幅を有する細長い分離隙間21を設けてあるので、海苔
混合液の生海苔は水と共に分離隙間21から分離ドラム
15外に流出するが、分離隙間21の孔幅より大きな寸
法の小エビや小貝等の異物は分離隙間21の孔縁によっ
て係止されて分離ドラム15内に残される。分離隙間
1の孔幅は生海苔の厚み0.1〜0.5mm程度より僅か
に大きい大きさ例えば0.3mm〜2mm程度の何れかの寸
法例えば0.5mmに形成してあるので、排出口3から排
出される海苔混合液の中には分離隙間21の孔幅である
0.5mm以上の異物が無くなる。従って、排出口3から
排出された海苔混合液によって抄造した乾燥海苔には肉
眼で気になる程度の大きな異物が無くなり、乾燥海苔の
品質が良くなる。分離隙間21の隙間寸法は分離除去し
ようとする異物の大きさによって任意に選択される。
【0011】分離ドラム15内には分離隙間21の幅よ
り大きな寸法の異物が残るので、分離隙間21がこの異
物によって詰まる恐れがあるが、分離ドラム15が回転
することによって清掃パイプ30の噴出孔32から噴出
する水が各分離隙間21に当接して水圧が作用するの
で、常に各分離隙間21の詰まりが防止され、海苔混合
液の生海苔は分離隙間21から排出口3へスムーズに流
れることができる。その結果、海苔混合液から異物を効
率良く除去でき、異物除去の処理能力を大きくできる。
なお分離ドラム15ないに溜った異物は側壁16に設け
た図示しない取出口の蓋を開放して行う。
【0012】図4は第2実施例を示すもので、分離タン
ク1eに排出パイプ40を固定的に配設し、その排出パ
イプ40に分離ドラム15eを回転自在に支持させ、排
出パイプ40の分離ドラム15e内の排出室に位置する
部分に排出口3eを設けてある。排出パイプ40の一端
部はホース5eを介して図示しない排出ポンプの吸引口
に連結され、他端部は栓10eによって閉塞されてい
る。また分離ドラム15e外の分離タンク1e内に形成
される分離室の底壁1beには海苔混合液を供給する供
給パイプ43の供給口13eが設けられている。また清
掃装置28eとして清掃ブラシ44を示してあり、その
清掃ブラシ44は分離タンク1eに固定的に配設した支
持棒45に分離ドラム15eの周壁17eに摺接するブ
ラシ部材47を植設して構成してある。清掃ブラシ44
は分離ドラム15eの周囲を多数に分割する位置に夫々
配設しても良い。上記清掃ブラシ44に代えてその位置
に第一実施例の清掃パイプを設け、水を分離ドラム15
eの周壁17eに噴射するようにしても良い。なお第一
実施例と実質的に同一な部分には同じ符号にアルファベ
ットのeを付して重複説明を省略する。以後の実施例に
ついても同様にアルファベットのf、g、h、k、mを
付して重複説明を省略する。
【0013】この実施例では、分離ドラム15eの外側
の分離室に海苔混合液が供給され、この海苔混合液の生
海苔と水が分離隙間21eから分離ドラム15e内に流
れ、この分離ドラム15e内に流入した異物分離除去後
の海苔混合液が排出口3eから排出される。清掃ブラシ
44は分離ドラム15eの回転によりブラシ部材47が
周壁17eを摺接し、異物や生海苔による各分離隙間
1eが詰まらないように清掃する。
【0014】図5は第3実施例を示すもので、供給パイ
プ8fに回転自在に設けた分離ドラム15fが周壁17
fを構成するコイルスプリング50とそのコイルスプリ
ング50の両端に当接させてある一対の側壁16fと両
側壁16fを連結している複数の連結ロッド52とで構
成してある。このコイルスプリング50は連結ロッド5
2に螺合したナット53によって適当に圧縮調整するこ
とにより、各コイル部の相互間に生海苔の厚みよりも僅
かに大きな任意の寸法の隙間54が連続的に形成され、
この隙間54が周壁17fの分離隙間21fを構成する
ようにしてある。なお上記隙間を全長に亘って所定の大
きさに維持する為に各コイル部相互間にスペーサを介在
させても良い。この例では分離隙間21fの隙間の大き
さを容易に変更できる。
【0015】この実施例では分離ドラム15fの周壁1
7fをコイルスプリング50によって構成しているの
で、周壁17fのコイル部材の隙間で構成される分離隙
21fを容易に設けることができ、またコイル部の断
面が円形であるから分離隙間21fの出入口部分が丸い
曲面によって広く形成され、その結果分離隙間21fへ
の生海苔の引っ掛りをなくして円滑に流通させることが
できる。
【0016】図6は第4実施例を示すもので、分離ドラ
ム15gを四角形の一対の側壁16gと両側壁16gの
角部を連結する連結枠60と隣合う連結枠60間に互い
に隙間61をあけて並設した多数の分離棒62とで構成
してある。連結枠60と分離棒62は周壁17gを構成
し、各隙間61が分離隙間21gを構成している。両側
壁16gに設けた軸65は図示しない分離タンクの側壁
に設けた軸受によって回転自在に支承され、その一方の
軸65が供給手段の供給孔を構成している。
【0017】図7は第5実施例を示すもので、分離ドラ
ム15hの回転軸線を上下方向にしたもので、分離ドラ
ム15hの上、下の側壁16hに設けた回転軸70、7
1が分離タンク1hの底壁1bhと分離タンク1hの上
部に架設した支持板72とに設けた軸受73、74によ
って夫々回転自在に支承されている。上側の回転軸71
は中空に形成してその中空孔に排出管4hが挿入されて
いる。また分離ドラム15h内に排出室が形成され、分
離ドラム15h外の分離タンク1h内には分離室が形成
され、供給パイプ8hの供給口13hは分離タンク1h
の上方に位置されている。清掃装置28hは固定的に配
設した上下方向の清掃ブラシ44hによって構成され、
この清掃ブラシ44hのブラシ部材46hが周壁17h
を摺接することによって分離隙間21hの詰まりを清掃
するようになっている。
【0018】図8は第6実施例を示すもので、分離タン
ク1kの両側壁1akに一対の回転軸80、81を回転
自在に支承し、回転軸80、81に固着した回転ローラ
82 、83に無端帯84を懸回し、その無端帯84の外
側の分離タンク1k内に分離室が形成され、無端帯84
内に排出室が形成されている。無端帯84には全周に亘
って多数の分離隙間21kを設けてある。一方の回転軸
81は駆動モータによって回転される。
【0019】図9は第7実施例を示すもので、分離タン
ク1mの内部を分離壁90によって上下に区画してその
下部を分離室に上部を排出室とし、その分離壁90に多
数の分離隙間21mが形成されている。清掃装置28m
は、分離壁90と支持枠91に設けた軸受92、93に
上下方向の回転軸95を支承し、その回転軸95の下端
部に分離壁90の下面に摺接する清掃ブラシ44mを固
着して構成してある。回転軸95はベルト96等を介し
て駆動モータ97によって回転されるようになってい
る。なお本発明にあっては、清掃装置は分離隙間の詰ま
りを防ぐことができる手段であればその具体的な構成に
限定されるものではなく、例えば分離タンク内又は分離
ドラム内に海苔混合液を撹拌するように設置した撹拌手
段によって清掃装置を構成しても良い。また分離室の周
壁は板部材や棒部材や軸部材等任意の部材によって構成
すれば良く、環状に並設した多数の軸部材の隙間によっ
分離隙間を構成しても良い。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明では、海苔混合液を小さ
な幅の分離隙間に通して異物を分離除去するようにした
ので、分離隙間の幅より大きな異物を確実に分離除去で
きて乾燥海苔の品質を良くでき、しかも、分離隙間によ
って異物を確実に除去するようにしたものであっても、
清掃装置によって分離隙間が詰まらないように清掃する
ようにしたので、分離隙間に生海苔を効率良く通過させ
ることができ、異物除去の処理能力を大きくできて実用
に供することができる。請求項2の発明では、清掃装置
によって分離隙間に水圧を作用させて異物や生海苔を分
離するようにしたので、分離隙間が詰まるのを容易に防
止できて分離隙間に生海苔を効率良く通すことができ、
簡易な装置で異物除去の処理能力を大き くできる。請求
項3の発明では、清掃装置が断面円形の分離壁に対して
相対回動して分離隙間に水圧を順次作用させるようにし
たので、分離隙間の詰まりを簡易な装置で効率良く防止
でき、安価に異物除去の処理能力を大きくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】海苔製造工程を示す説明図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の第4実施例を示す斜視図である。
【図7】本発明の第5実施例を示す断面図である。
【図8】本発明の第6実施例を示す斜視図である。
【図9】本発明の第7実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 分離タンク 、 3 排出口、 13 供給口、
15 分離ドラム、17 周壁(分離壁)、 21 分
離隙間、 28 清掃装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海苔混合液から小エビや小貝等の異物を
    分離除去する海苔異物分離除去装置において、海苔混合
    液を供給する供給口と海苔混合液を排出する排出口と供
    給口から排出口へ流れる流路とを備え、その流路の途中
    に海苔混合液の流れを横切る分離壁を設け、その分離壁
    には、生海苔を液体と共に通り抜けさせることが可能で
    異物を通り抜けさせないで係止するように、生海苔の厚
    みより僅かに大きい幅の細長い分離隙間を設け、更に分
    離壁の分離隙間が詰まらないように分離隙間から異物や
    生海苔を離脱可能な清掃装置を備えて成ることを特徴と
    する海苔異物分離除去装置。
  2. 【請求項2】 海苔混合液から小エビや小貝等の異物を
    分離除去する海苔異物分離除去装置において、海苔混合
    液を供給する供給口と海苔混合液を排出する排出口と供
    給口から排出口へ流れる流路とを備え、その流路の途中
    に海苔混合液の流れを横切る分離壁を設け、その分離壁
    には、生海苔を液体と共に通り抜けさせることが可能で
    異物を通り抜けさせないで係止するように、生海苔の厚
    みより僅かに大きい幅の細長い分離隙間を設け、更に分
    離壁の分離隙間が詰まらないように分離隙間に水圧を作
    用させて異物や生海苔を離脱可能な清掃装置を備えて成
    ことを特徴とする海苔異物分離除去装置。
  3. 【請求項3】 海苔混合液から小エビや小貝等の異物を
    分離除去する海苔異物分離除去装置において、上方が開
    放している分離タンク内に断面円形の分離壁によって区
    分されている分離室と排出室を設け、その分離室に海苔
    混合液を供給可能な供給手段を備えると共に排出室から
    海苔混合液を排出可能な排出手段を備え、更に分離壁に
    対して相対回動して分離隙間が詰まらないように水圧を
    順次作用させて異物や生海苔を離脱可能な清掃装置を備
    えて成ることを特徴とする海苔異物分離除去装置。
JP4300386A 1992-10-13 1992-10-13 海苔異物分離除去装置 Expired - Fee Related JP2617861B2 (ja)

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