JP2617416B2 - ケーブル清掃装置 - Google Patents
ケーブル清掃装置Info
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Description
−ブルが接続された移動体を移動させる際のケ−ブルの
清掃装置に関する。
は、テレビカメラを備えた移動体を下水管内で移動さ
せ、地上からモニタで破損部分等を認識するという検査
手段が用いられている。この検査手段では、移動体に接
続された駆動用、照明用及び信号用の電線等が一体化さ
れたケーブルのケ−ブルドラムからの繰出し長さを求め
ることによって破損部分等の位置を特定しているのであ
るが、ケ−ブルの繰出し長さは、ケ−ブルに検出ロ−ラ
を接触させておき、ロ−タリエンコ−ダで検出したこの
検出ロ−ラの回転量に基づいて導き出している。
下水管内に引き込まれるために、表面には水分やゴミ等
が多く付着している。ケ−ブル表面に付着した水分やゴ
ミ等は繰出し及び巻取り時にケ−ブルと検出ロ−ラとの
間にスリップを生じさせるので、ケ−ブルの繰出し長さ
の測定が不正確となり破損部分等の位置を正確に特定で
きない場合も多い。
水分やゴミ等を自動的に除去して清掃するケ−ブル清掃
装置の提供を目的とする。
に、本発明のケ−ブル清掃装置は、地中管内に引き込ま
れるケーブルを通すための通し孔が設けられた清掃装置
本体と、この通し孔内を地中管側に向かって通過するよ
うに圧縮空気を供給する空気供給路と、を備え、前記通
し孔は、地中管側に向かってテーパ状に拡径し、かつ後
端部から前端にかけて螺旋溝が形成された、通し孔全長
の半分を超える長さを有する、地中管側の圧縮空気通路
部分と、反対側に向かってテーパ状に拡径した反対側の
大気吸引路部分と、この大気吸引路部分の前端及び前記
圧縮空気通路部分の後端の間に形 成された同径部分と、
から構成され、前記空気供給路は前記螺旋溝の後端部に
開口していて、圧縮空気は、前記螺旋溝の後端部から前
記圧縮空気通路部分の後端部に供給されて螺旋状に地中
管側へ向かって流れ、ケーブルが地中管側から前記清掃
装置本体を通過するときにこのケーブルを清掃するもの
である。
下側部分の前記通し孔内にケーブルを納めてからこの下
側部分に上側部分を固定するように構成されていること
が効果的である。
に接触する回転ブラシを有する回転ブラシ装置を設ける
のは効果的である。この場合には3つの第1、第2及び
第3回転ブラシを用い、モータによって回転する第1回
転ブラシと、第2回転ブラシとをクロスベルトで接続
し、第2回転ブラシと第3回転ブラシとをかさ歯車で接
続して3つの回転ブラシをケーブルを囲んで三角形状に
配置するのが好ましい。3つの回転ブラシはモータによ
ってケーブル表面のゴミ等を地中管側に向けて除去する
ように同時に回転する。
によって、地中管側から清掃装置本体を通過するケ−ブ
ルの表面を自動的に清掃するとともに十分に乾燥させる
ことができる。そして本発明は、圧縮空気を通し孔内で
螺旋状に流し、螺旋状の流れの後方に直線的な空気流を
発生させて、流れ方向の異なる2種類の空気流により十
分な清掃を行うものであるが、さらに、螺旋状の流れを
効果的に形成し、しかも直線的な空気流の合流により螺
旋状の流れが大きく乱されないような構成を採用してい
る。すなわち、通し孔を、地中管側に向かってテーパ状
に拡径し、かつ後端部から前端にかけて螺旋溝が形成さ
れた、地中管側の圧縮空気通路部分と、反対側に向かっ
てテーパ状に拡径した反対側の大気吸引路部分と、この
大気吸引路部分の前端及び前記圧縮空気通路部分の後端
の間に形成された同径部分とから構成しているので、圧
縮空気通路部分に螺旋状の流れを生じさせると大気吸 引
路部分は負圧状態となり、直線的な空気流が小径の同径
部分を高速で通過し、すでに螺旋溝に案内されてケーブ
ル表面を螺旋状に通過した圧縮空気通路部分の螺旋状の
流れと相俟ってケ−ブルの表面を清掃し及び乾燥させる
が、空気供給路は螺旋溝の後端部に開口しているので螺
旋状の流れはテーパ状に拡径した圧縮空気通路部分の後
端部を始点とする。したがって、直線的な空気流は圧縮
空気通路部分と同径部分との境界で螺旋状の流れに合流
する。直線的な空気流は圧縮空気通路部分に流入する際
に速度が低下し、しかも圧縮空気通路部分の後端部は螺
旋状の流れの始点であり、かつ小径であるために強い螺
旋流が生じている。そこで、直線流は螺旋状の流れを大
きく乱すことなく螺旋流に吸収されるので圧縮空気通路
部分内に清掃及び乾燥のための十分な螺旋状の流れが確
保される。また、圧縮空気通路部分はテーパ状に形成さ
れてディフューザ機能を有していなければならないが、
テーパの傾きが大きすぎると螺旋溝を形成していても十
分な螺旋流は生じない。そこで、本発明では圧縮空気通
路部分の長さを通し孔全長の半分を超えるようにし、き
わめて緩やかな傾きのテーパに形成することができるよ
うに構成している。
するのにケーブル先端又は後端からこの通し孔内にケー
ブルを挿入するのは面倒である。また、使用中に通し孔
内に大きな異物が挟まったりした場合には簡単にこの異
物を除去できることが必要である。したがって、請求項
2では、清掃装置本体を上下に2分割し、下側部分の通
し孔内にケーブルを納めてからこの下側部分に上側部分
を固定するように構成している。
がないように大きなゴミ等を除去するとともに、強固に
付着しているゴミ等の付着力を弱める。回転ブラシはケ
ーブルを囲んでいることが効果的であるが、3つの回転
ブラシを三角形状に配置することによりケーブルを囲む
ことが可能となる。この場合には3つの回転ブラシの接
続構造が問題となるが、モータによって回転する第1回
転ブラシと、第2回転ブラシとをクロスベルトで接続
し、第2回転ブラシと第3回転ブラシとをかさ歯車で接
続すればよい。このような接続構造によりすべての回転
ブラシをケーブル表面のゴミ等が地中管側に向かって除
去されるように同時に回転させることができる。
する。
置状態を示す図である。
ビカメラ2を有する自走式移動体3に接続されているケ
−ブル5は、地上に設置されたケ−ブルドラム7に巻き
付けられている。ケ−ブルドラム7のケ−ブル繰出し位
置には検出ロ−ラ9が上下方向に移動できるように設け
られ、この検出ロ−ラ9はケ−ブル5に押し付けられて
いる。検出ロ−ラ9にはロ−タリエンコ−ダ11が取り
付けられていて、このロ−タリエンコ−ダ11は自走式
移動体3の移動にともなうケ−ブル5の繰出し又は巻取
りによって回転する検出ロ−ラ9の回転量を検出する。
そして、検出回転量に基づいてケ−ブル5の繰出し長さ
が測定され、テレビカメラ2によって映し出された部分
の位置が特定される。
ブル清掃装置が支柱13に支えられて配置され、このケ
−ブル清掃装置は、ケ−ブル5が通過している清掃装置
本体15と、この清掃装置本体15の前方(下水管側)
に設けられた回転ブラシ装置17とを備えている。汚れ
たケ−ブル5はこのケ−ブル清掃装置をケ−ブルドラム
7側に向って通過するときに清掃される。
る。
る通し孔19が設けられ、この通し孔19は、回転ブラ
シ装置17(図1参照)側に向って拡径し、かつ後端部
から 前端にかけて螺旋溝21が形成された圧縮空気通路
部分23と、検出ロ−ラ9側に向って拡径する大気吸引
路部分25と、この大気吸引路部分25及び圧縮空気通
路部分23の間に形成された同径部分27とから構成さ
れている。螺旋溝21の後端部に開口(符合29参照)
する空気供給路31からコンプレッサ33(図1参照)
によって圧縮空気を圧縮空気通路部分23内に供給する
と、圧縮空気は矢印で示すように螺旋溝21に沿って後
端部から回転ブラシ装置17側に向かって螺旋状に流れ
て圧縮空気通路部分23を通過し、ケ−ブル5の表面を
全周にわたって清掃する。したがって、ケ−ブル5に付
着していた水分やゴミ等は下水管側(検出ロ−ラ9と反
対側)に吹き飛ばされることとなる。圧縮空気通路部分
23は流れ方向に向かって拡径しているので清掃装置本
体15から流出する空気流の流速は小さい。
と、高速の圧縮空気流が生じるために大気吸引路部分2
5が負圧状態となり、矢印で示すように大気吸引路部分
25に大気が引き込まれて直線的に流れる。大気吸引路
部分25は検出ロ−ラ9側に向って拡径しているので、
多量の大気を引き込むことが可能となる。
る。
て、下側部分15aの通し孔19a内にケ−ブル5を収
めてからこの下側部分15aに上側部分15bを固定す
る。
る。
ある。
うに三角形状に配置された3つの回転ブラシ35,3
7,39を備え、第1回転ブラシ35はモ−タ41とウ
ォ−ムギヤ42で接続されている。第2回転ブラシ37
は第1回転ブラシ35とクロスベルト43で接続され、
第3回転ブラシ39は第2回転ブラシ37とかさ歯車4
5で連結されている。モ−タ41によって第1回転ブラ
シ35を矢印(下水管方向)に回転させると、第2回転
ブラシ37及び第3回転ブラシ39も下水管方向(矢印
参照)に回転し、ケ−ブル5表面のゴミ等を下水管側に
向けて除去する。
掃装置を用いれば、簡単な構成で自動的にケ−ブル表面
を清掃し、かつ乾燥させることができ、ケ−ブルの繰出
し長さを精度よく測定することが可能となる。
す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 地中管内に引き込まれるケーブルを通す
ための通し孔が設けられた清掃装置本体と、この通し孔
内を地中管側に向かって通過するように圧縮空気を供給
する空気供給路と、を備え、前記通し孔は、地中管側に
向かってテーパ状に拡径し、かつ後端部から前端にかけ
て螺旋溝が形成された、通し孔全長の半分を超える長さ
を有する、地中管側の圧縮空気通路部分と、反対側に向
かってテーパ状に拡径した反対側の大気吸引路部分と、
この大気吸引路部分の前端及び前記圧縮空気通路部分の
後端の間に形成された同径部分と、から構成され、前記
空気供給路は前記螺旋溝の後端部に開口していて、圧縮
空気は、前記螺旋溝の後端部から前記圧縮空気通路部分
の後端部に供給されて螺旋状に地中管側へ向かって流
れ、ケーブルが地中管側から前記清掃装置本体を通過す
るときにこのケーブルを清掃することを特徴とするケー
ブル清掃装置。 - 【請求項2】 前記清掃装置本体は上下に2分割されて
いて、下側部分の前記通し孔内にケーブルを納めてから
この下側部分に上側部分を固定するように構成されてい
ることを特徴とする請求項1記載のケーブル清掃装置。 - 【請求項3】 前記清掃装置本体の地中管側にはケーブ
ルの表面に接触する3つの第1、第2及び第3回転ブラ
シを有する回転ブラシ装置が設けられていて、モータに
よって回転する前記第1回転ブラシと、前記第2回転ブ
ラシとはクロスベルトで接続され、この第2回転ブラシ
と前記第3回転ブラシとはかさ歯車で接続されて3つの
前記回転ブラシがケーブルを囲んで三角形状に配置さ
れ、3つの前記回転ブラシは前記モータによってケーブ
ル表面のゴミ等を地中管側に向けて除去するように同時
に回転することを特徴とする請求項1又は2記載のケー
ブル清掃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22798893A JP2617416B2 (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | ケーブル清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22798893A JP2617416B2 (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | ケーブル清掃装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0759226A JPH0759226A (ja) | 1995-03-03 |
JP2617416B2 true JP2617416B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=16869410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22798893A Expired - Lifetime JP2617416B2 (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | ケーブル清掃装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2617416B2 (ja) |
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CN109759363A (zh) * | 2019-03-19 | 2019-05-17 | 黄绍豪 | 一种除毛刺粉尘防误判的电梯电缆火花试验装置 |
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JPS62195920U (ja) * | 1986-05-31 | 1987-12-12 | ||
JPS63149291U (ja) * | 1987-03-23 | 1988-09-30 | ||
JPS6464517A (en) * | 1987-09-02 | 1989-03-10 | Sumitomo Coal Mining | Wiring method through conduit |
JPH01130773A (ja) * | 1987-11-16 | 1989-05-23 | Ichiro Kotsutsumi | 金属線条の洗浄装置 |
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-
1993
- 1993-08-19 JP JP22798893A patent/JP2617416B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0759226A (ja) | 1995-03-03 |
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