JP3362236B2 - フィルター装置 - Google Patents

フィルター装置

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JP3362236B2
JP3362236B2 JP32535993A JP32535993A JP3362236B2 JP 3362236 B2 JP3362236 B2 JP 3362236B2 JP 32535993 A JP32535993 A JP 32535993A JP 32535993 A JP32535993 A JP 32535993A JP 3362236 B2 JP3362236 B2 JP 3362236B2
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大気中のガス成分量の
測定等に適用されるフィルター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大気中のガス成分量を測定するた
めに測定器に大気を導入する場合、軸流ファンで大気を
測定器の大気導入管路に吸引し、大気中のダストを該大
気導入管路に設けたフィルターで除去して測定器に導入
するを一般とする。該フィルターは、通常、大気導入管
路に各種材質・形状のフィルターが固定して設けられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のフィルターで
は、ダストの多い雰囲気や長時間の使用によりフィルタ
ーの目詰りが発生し、フィルター作用が低下すると共
に、大気導入の抵抗となってコンダクタンスの増大を生
じ、大気導入量が低下するために測定検出値の低下をま
ねき、検出誤差が大きくなる不都合があった。フィルタ
ーの目詰りをなくすためにフィルターの目の間隔を大き
くすると、測定器へ侵入するダスト量が多くなり、測定
器の保守間隔が短くなる欠点がある。また、大気輸送の
ために設けたファンが大気を攪拌、拡散させながら送風
するために、測定対象の大気分子の散乱が大気導入管路
で発生し、濃度が変化する。従って、実際の大気と比較
し、検出値が異なると言う問題が起こり、測定誤差を生
む要因に一つになっている。
【0004】本発明は、ダストの多い雰囲気での使用や
長時間の使用で目詰りが発生しにくく、気体導入量の低
下による測定検出値の低下のないフィルター装置を提供
すること、及び大気導入中の濃度の変化が少なく測定誤
差を少なくできるフィルター装置を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、吸気口と吐
出口を備えたケーシング内に、送風用の回転する遠心羽
根車を設けて該遠心羽根車の内部へ該吸気口を連通さ
せ、該遠心羽根車の周囲から該吐出口に通じる吐出管路
にこれを横断して移動する目の粗い移動フィルターを設
けると共に該フィルターの後方の該吐出管路の内壁面に
壁面フィルターを取り付けることにより、上記の目的を
達成するようにした。上記の目的は、該遠心羽根車の周
囲を該吐出管路につながる案内ケースで囲い、該移動フ
ィルターを無端帯状のメッシュで構成して案内ローラー
により該案内ケースの外周に沿い且つ該吐出管路を横断
して移動自在に設け、該案内ケースの外周に該移動フィ
ルターのクリーニング装置を設け、該吐出管路の途中を
弯曲させて該遠心羽根車から送り出される気流が衝突す
る該吐出管路の内壁面に上記壁面フィルターを設けるこ
とによっても達成可能である。
【0006】
【作用】該ケーシングの吐出口に気体中の例えばヘリウ
ムガス濃度を検出する測定器を接続し、遠心羽根車を回
転させると共に移動フィルターを移動させると、大気に
開放した吸気口から大気を吸込み、遠心羽根車がその付
近の大気のみを吐出管路に向けて集中的に、測定対象の
ヘリウムガスを乱さずに規定の風量を輸送する。そし
て、大気中のダストは、大気と共に遠心羽根車の回転で
その外周方向の目の粗い移動フィルターに衝突し、粒径
の大きいダストがこれに捕獲され、該移動フィルターを
通過した粒径の小さいダストは遠心羽根車で輸送される
気流に乗って吐出管路を流れるときに該吐出管路の壁面
に設けた例えばガラス繊維を面状に形成した壁面フィル
ターに衝突して捕獲され、吐出口から測定器に流れる気
体中のダスト量を減少させ得る。該移動フィルターは目
が粗く、しかも移動して新たな面が現れるので、大気は
充分に通過し、吐出管路の壁面の壁面フィルターには大
気が通過しないのでこれにダスト捕獲能力の高い例えば
フィルター糸間隔の細かいものを使用しても流通風量の
変化は発生せず、フィルターの目詰りがないので測定器
の検出値が低下しない。該吐出管路を弯曲させると、気
体中のダストを壁面フィルターへの衝突が確実になり、
細かいダストを確実に捕獲できる。移動フィルターはそ
の移動経路の途中に設けたブラシ等のクリーニング装置
で取り除くことにより、目詰りを防ぎ、通過風量を一定
に維持できる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づき説明すると、
図1及び図2に於いて符号1は、フィルター装置のケー
シングを示し、該ケーシング1の側方に円形の吸気口2
が形成され、該ケーシング1の下方に図示してないヘリ
ウムリークディテクター等の大気中の特定の成分の濃度
を検出する測定器(図示してない)が取付けられる長方
形の吐出口3が形成される。該ケーシング1の内部に
は、多翼ファン、片吸込みファン等の中心部に吸気口2
に連なる内部の空洞4aを有し半径方向に延びる羽根4
bを備えた送風用の回転する遠心羽根車4を設け、これ
の回転軸4cが電動機16等により回転されると、該羽
根4bにより遠心力でその半径方向へ気体が送られるよ
うにした。該遠心羽根車4の羽根4bの両端はリング4
dに固定され、一方のリング4dをアーム4eを介して
該回転軸4cに支持させた。5は該吐出口3へ気体を導
く途中に弯曲部5aを設けた長方形断面を有する吐出管
路で、該吐出管路5の上流側に該遠心羽根車4の羽根先
の周囲を囲んで設けた案内ケース6の開口部6aを接続
した。該遠心羽根車4の回転で羽根4bによりその半径
方向に送られた気体は、該案内ケース6により吐出管路
5へ誘導される。
【0008】7は該吐出管路5の上流側を横断して移動
する金網や樹脂網で構成した80%程度の開孔面積を有
する目の粗い移動フィルターで、図示のものでは該移動
フィルター7を遠心羽根車4の羽根幅程度の幅を有する
無端帯状の金網で該案内ケース6の外周を囲み且つその
スリット6bから吐出管路5を横断して循環移動するよ
うにした。該移動フィルター7の粗さは、気体中のダス
ト浮遊状態や測定器の測定感度に必要な風量により適当
なものが選択される。該移動フィルター7の表裏両面を
ケーシング1の外部の電動機15で回転される駆動ロー
ラー8、8及びガイドローラー9、9で挟み、駆動ロー
ラー8、8が回転すると該移動フィルター7が適当な速
度で移動し、該遠心羽根車4で送り出される気体中の粒
径の大きなダストを捕獲する。該移動フィルター7の目
詰りを防止するため、案内ケース6の外側にブラシ10
とブラシ圧調整ガイド11とで構成されたクリーニング
装置12を設けた。該ブラシ10は自由回転させたがモ
ータで強制回転させることも可能である。
【0009】該吐出管路5の壁面に、気体中の微細なダ
ストを捕獲するための壁面フィルター13を設け、これ
に衝突する該開口部6aからの気体中のダストを捕獲す
るようにした。該壁面フィルター13は例えば糸間隔の
狭いガラス繊維の絨毯状のフィルターでサブミクロンの
ダストの捕獲能力のあるフィルターが使用され、この場
合、該絨毯状の表面を吐出管路5内に向けてその内壁に
取付け、表面に気体が衝突する時に気体中のダストが慣
性で該フィルター13の繊維間に捕獲される。該壁面フ
ィルター13への気体の衝突を確実ならしめるために、
該吐出管路5にその内壁面が開口部6aと対向するよう
に弯曲部5aを形成し、該開口部6aと対向した弯曲部
5aの内壁面に該壁面フィルター13を設けることが好
都合である。
【0010】尚、該遠心羽根車4の空洞4a内にも該壁
面フィルター13と同種の材料で円筒状に形成した内部
補助フィルター14を回転軸4cに取付けて回転させる
ことにより、一層の除塵効果を向上させ得る。
【0011】図示実施例の作動を説明する。遠心羽根車
4を適当な速度で回転させると共に移動フィルター7を
適当な速度で移動させると、羽根4bにより遠心力でそ
の半径方向へ気体が送られ、該移動フィルター7を通過
するときに該気体中の粒径の大きなダストがこれに捕獲
され、更に吐出管路4を通過するときにその内壁面に設
けた壁面フィルター13に気体が衝突してこれで粒径の
小さいダストが捕獲され、吐出口3から測定器に送られ
る気体中のダストが大幅に減少し、ダストの多い雰囲気
での使用や長時間の使用に耐え得られ、移動フィルター
が移動してその目詰りを防ぐので気体導入量の低下もな
く、気体導入量の低下に伴う測定検出値の低下もない。
また、該遠心羽根車4は、気体を攪拌、拡散することが
少ないので大気導入中の濃度の変化が少なく測定誤差が
少なくなる。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によるときは、吸気
口と吐出口を備えたケーシング内に遠心羽根車を設けて
該遠心羽根車の内部へ該吸気口を連通させ、該遠心羽根
車の周囲から延びる吐出管路に目の粗い移動フィルター
を設けると共に該フィルターの後方の該吐出管路に粒径
の細かいダストを捕獲する壁面フィルターを取り付けた
ので、ダストの多い雰囲気での使用や長時間の使用で目
詰りが発生しにくく、気体は移動フィルターを通過する
ときのわずかな抵抗しかないから気体導入量の低下が少
なく、そのため気体の成分濃度の測定検出値の低下が少
なくなり、遠心羽根車で気体を輸送するので濃度変化が
少なく気体の成分濃度の測定誤差を少なくでき、その構
成も比較的簡単で安価に製作できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の截断側面図
【図2】 図1のA−A線断面図
【符号の説明】
1 ケーシング 2 吸気口 3
吐出口 4 遠心羽根車 5 吐出管路 5a
弯曲部 6 案内ケース 6a 開口部 7
移動フィルター 9 ガイドローラー 10 ブラシ 12
クリーニング装置 13 壁面フィルター
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−26071(JP,A) 実開 昭57−12214(JP,U) 実開 昭50−84554(JP,U) 実開 昭63−177737(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 46/10 G01N 1/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気口と吐出口を備えたケーシング内
    に、送風用の回転する遠心羽根車を設けて該遠心羽根車
    の内部へ該吸気口を連通させ、該遠心羽根車の周囲から
    該吐出口に通じる吐出管路にこれを横断して移動する目
    の粗い移動フィルターを設けると共に該フィルターの後
    方の該吐出管路の内壁面に粒径の細かいダストを捕獲す
    る壁面フィルターを取り付けたことを特徴とするフィル
    ター装置。
  2. 【請求項2】 上記遠心羽根車の周囲を上記吐出管路に
    つながる案内ケースで囲い、上記移動フィルターを無端
    帯状のメッシュで構成してガイドローラーにより該案内
    ケースの外周に沿い且つ該吐出管路を横断して移動自在
    に設け、該案内ケースの外周に該移動フィルターのクリ
    ーニング装置を設け、上記吐出管路の途中を弯曲させて
    該遠心羽根車から送り出される気流が衝突する該吐出管
    路の内壁面に上記壁面フィルターを設けたことを特徴と
    する請求項1に記載のフィルター装置。
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