JP2616560B2 - 光ファイバ及びその製造方法 - Google Patents

光ファイバ及びその製造方法

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JP2616560B2
JP2616560B2 JP6146343A JP14634394A JP2616560B2 JP 2616560 B2 JP2616560 B2 JP 2616560B2 JP 6146343 A JP6146343 A JP 6146343A JP 14634394 A JP14634394 A JP 14634394A JP 2616560 B2 JP2616560 B2 JP 2616560B2
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optical
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宏 本望
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光素子と光結合するた
めの光通信用の光ファイバ及びその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】光素子と効率良く光結合する光ファイバ
として、端面のコアのみが先球状に形成された光ファイ
バがある。この光ファイバは、端面をエッチングし、加
熱する事によりコアを先球化するものである。特に、配
列された複数個の光素子に光結合させる複数本の光ファ
イバが配列されたアレイ光ファイバについては、エッチ
ング及び加熱によりアレイ状に配列された光ファイバの
端面を一括に先球化する事が可能なために低価格化が計
られる(特許願平成4年第35号)。
【0003】また、上述の光ファイバとは逆に、端面の
コアが凹状に窪んだ形状の光ファイバがある。これは、
凸状に突き出た形状を有する光結合用レンズに光ファイ
バの凹状部分をはめ込み光結合させるものである。これ
も、上述と同様に光ファイバ端面をエッチングして、凹
状部分を形成するものである。これに関しては、オプト
エレクトロニクス コンファレンス(OEC)1992
年の講演論文集、p136−137の佐々木氏他による
論文に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】光ファイバは、通常、
ガラス製のファイバを保護する目的で、樹脂製の被覆材
がコートされている。しかしながら、前述の端面のエッ
チング工程で、エッチング液が光ファイバの被覆材に浸
透し、被覆材を溶解する。これにより、被覆材のファイ
バ保護が困難となり、光ファイバの信頼性を低下させ
る。特に、被覆材中に複数本配列されたアレイ光ファイ
バの場合には、被覆材の溶解により、被覆材のファイバ
保持が困難となり、ファイバ先端の配列が乱れ、ファイ
バ先端の突出長さがばらつきファイバ先端が不揃えとな
る。この事により、光素子と各ファイバ間で光結合効率
がばらつき、良好な光結合特性を得るのが困難となる大
きな欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面に耐エッ
チング加工が施された被覆材で覆われ、該被覆材が端部
で除去されている光ファイバを、前記被覆材の一部まで
エッチング液に浸して光ファイバ端面をエッチングする
工程を含む光ファイバの製造方法であって、前記エッチ
ング工程の前に、エッチングする光ファイバの端面の側
の被覆材の終端部分に耐エッチャント性の材料、例えば
フォトレジストを塗布する工程を付加したことを特徴と
する。また、本発明の光ファイバの製造方法は、被覆材
中にアレイ状に配列された複数本の光ファイバの端面を
一括してエッチングする場合にも本発明は有効に適用で
きる。
【0006】
【作用】光ファイバの被覆材表面は、耐薬品加工がされ
ているが、被覆材終端は、被覆材が露出する。一般に、
被覆材は、耐薬品加工がされていない。このため、エッ
チング工程中のエッチング液は、光ファイバの被覆材終
端から浸透し、被覆材を溶解する。従って、耐エッチャ
ント性のコート材を被覆材終端部に塗布し硬化させる事
により、エッチング液の被覆材への浸透を阻止できる。
これにより、被覆材の溶解を防げ、信頼性の低下、ファ
イバ先端の不揃えを防止できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明について、図面を参照して説明
する。
【0008】図1は、本発明の一実施例の光ファイバの
製造方法の工程順に光ファイバの端部を示す模式図であ
る。まず、端部の被覆材4を除去した4chのアレイ光
ファイバ1の被覆材4の終端部分に耐エッチャント性の
フォトレジスト2を塗布する(図1(a))。光ファイ
バ1は、外径125μm、コア径10μmの単一モード
ファイバであり、フォトレジスト2は、紫外線露光プロ
セスのマスク材として一般に用いられている耐酸性のフ
ォトレジストである。
【0009】次に、これを90℃で1時間硬化させ、フ
ッ酸とフッ化アンモニュウムの混合液3で光ファイバ1
の端面をエッチングする(図1(b))。この時、光フ
ァイバ1の被覆材4の終端部分には、耐エッチャント性
の耐酸性レジスト2が設けられているために、エッチン
グ液3は被覆材4に浸透しない。これにより、被覆材4
の溶解を防げ、信頼性の低下、光ファイバ1の先端の不
揃えを防止できる。尚、エッチング後のレジスト2は、
その後のファイバ保護のために除去する必要はないが、
除去する場合には、通常用いられている有機溶剤で洗浄
する事により容易に除去できる。本実施例では、先端が
一直線上に揃った良好なアレイ光ファイバ1の端部が得
られ、半導体レーザとの光結合損失のばらつきが、各フ
ァイバ間で最大0.4dBと良好であった。
【0010】以上、上述の実施例は光ファイバのコアを
先球状に形成する場合についても、コアを凹状に形成す
る場合についても、光ファイバの端面をエッチングする
工程に適用できる。
【0011】また、光ファイバとして単一モードファイ
バを用いたがこれに限定されず、コアドーパント濃度が
集束型分布である集束型多モードファイバでも同様の効
果が得られる。
【0012】また、被覆材の終端部分に塗布する耐エッ
チャント性の材料としてフォトレジストを用いたが、こ
れに限定されず、例えば、電子ビーム用レジスト、さら
には紫外線硬化樹脂でも良く、すなわち、耐エッチャン
ト性の材料であれば良い。
【0013】また、エッチング液としてフッ酸とフッ化
アンモニュウムの混合液を用いたがこれに限定されず、
フッ酸だけでも良く、また、熱アルカリ類のエッチング
液でも良い。これは、すなわち、光ファイバの素材であ
る石英ガラスをエッチング出来るエッチャントであれば
良い。
【0014】また、本実施例では図1に示す4チャンネ
ルのアレイ光ファイバ1の場合を示したがこれに限定さ
れず、単チャンネルでも良く、また4チャンネル以上の
アレイ光ファイバでも良い。
【0015】
【発明の効果】以上述べた通り本発明は、被覆材4の終
端部分に耐エッチャント性の材料を塗布することによ
り、被覆材の溶解を防ぎ、信頼性が高く、光結合特性の
良好な端面をエッチング加工した光ファイバが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光ファイバの製造方法の工
程順に光ファイバの端部を示す模式図である。
【符号の説明】 1 アレイ光ファイバ 2 レジスト 3 エッチング液 4 被覆材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に耐エッチング加工が施された被覆
    材で覆われ、該被覆材が端部で除去されている光ファイ
    バを、前記被覆材の一部までエッチング液に浸して光フ
    ァイバ端面をエッチングする工程を含む光ファイバの製
    造方法であって、前記エッチング工程の前に、エッチン
    グする光ファイバの端面の側の被覆材の終端部分に耐エ
    ッチャント性の材料を塗布する工程を付加したことを特
    徴とする光ファイバの製造方法。
  2. 【請求項2】 耐エッチャント性の材料がフォトレジス
    トである請求項1記載の光ファイバの製造方法。
  3. 【請求項3】 被覆材中にアレイ状に配列された複数本
    の光ファイバの端面を一括してエッチングする請求項1
    又は2記載の光ファイバの製造方法。
JP6146343A 1994-06-28 1994-06-28 光ファイバ及びその製造方法 Expired - Lifetime JP2616560B2 (ja)

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GB9513057A GB2291215B (en) 1994-06-28 1995-06-27 Forming tip of optical fibre array using etching process

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JPH0815571A JPH0815571A (ja) 1996-01-19
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JPS585410B2 (ja) * 1975-06-06 1983-01-31 株式会社東芝 ヒカリフアイバソウチ
US5100507A (en) * 1991-01-31 1992-03-31 At&T Bell Laboratories Finishing techniques for lensed optical fibers
JP3068941B2 (ja) * 1992-03-17 2000-07-24 沖電気工業株式会社 光ファイバアレイ装置およびその製造方法

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