JP2002009304A - 光検出器 - Google Patents

光検出器

Info

Publication number
JP2002009304A
JP2002009304A JP2000184461A JP2000184461A JP2002009304A JP 2002009304 A JP2002009304 A JP 2002009304A JP 2000184461 A JP2000184461 A JP 2000184461A JP 2000184461 A JP2000184461 A JP 2000184461A JP 2002009304 A JP2002009304 A JP 2002009304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refractive index
photodetector
optical fiber
high refractive
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000184461A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Nakada
敦 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2000184461A priority Critical patent/JP2002009304A/ja
Publication of JP2002009304A publication Critical patent/JP2002009304A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバを屈曲させず直線状態において高
効率の光検出を可能とする光検出器を提供する。 【解決手段】 光ファイバ1のクラッド部2に、当該ク
ラッド部の一部又は全部を削除して形成される凹部4に
コア部3よりも高屈折率の材料を充填することにより形
成した高屈折率部5を設けて成ることを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを伝送
される光信号の一部を外部に漏出させて検出する光検出
器に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバから漏出光を取得する光検出
器としては、例えば、特開昭60−244907号公報
(光ファイバの無切断信号検出器)に記載のものが知ら
れている。以下、図6を用いて従来の光検出器の構成と
動作を説明する。
【0003】図6に示すように、従来の光検出器は、光
ファイバ60を凸部を有する曲げブロック61と凹部を
有する曲げブロック62とで挟み込むことにより屈曲さ
せ、屈曲した部分からの漏出光をレンズ63で受光素子
64に導き、受光素子64から漏出光に比例した電流値
または電圧値の電気信号を得るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光検出器では、光ファイバを強制的に屈曲させ漏出光を
得る構成であるので、光検出時に偏波依存性や波形分散
に影響を与え、BER(ビット・エラー・レート)が低
下する。また、光ファイバの特性上、曲率半径は小さく
できないので、曲げを形成するブロックが大型化し、光
検出器の小型化が困難である。
【0005】本発明は、このような従来の課題を解決す
べくなされたもので、その目的は、光ファイバを屈曲さ
せず直線状態において高効率に光検出を行なうことがで
きる光検出器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明の光検出器は、光ファイバ
のクラッド部に、当該クラッド部の一部又は全部を削除
して形成される凹部にコア部よりも高屈折率の材料を充
填することにより形成した高屈折率部を設けて成ること
を特徴としている。
【0007】このような構成により、コア部からの漏出
光が高屈折率部に浸透するので、高効率に漏出光を取り
出すことができる。光ファイバは、直線状態のままであ
るので、偏波依存性や波形分散、BERへの影響を無く
すことができ、また小型化が可能となる。
【0008】また、請求項2に記載の本発明の光検出器
では、前記高屈折率部は、光学接着剤の機能を有し、出
射光の光路に配置される光学系及び受光素子における前
記光学系のレンズが直接接着されることを特徴とする。
【0009】このような構成により、高屈折率部にレン
ズを固定することができるので、高効率に漏出光を受光
素子に導くことができ、また光学系の小型化が可能とな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
構成図である。図1に示すように、この光検出器は、光
ファイバ1のクラッド部2に、コア部3に到達しない程
度の深さ(数十μm)を有する凹部4を形成し、この凹
部4にコア部3の屈折率よりも高い屈折率の材料からな
る高屈折率部5を設置したものである。高屈折率材料と
しては、例えば屈折率整合接着剤などを使用することが
できる。高屈折率部5は、図示例では、クラッド部2の
表面上横に広がって形成してあるが、単に飛び出した状
態でもよく、またクラッド部2の表面と同一面となるよ
うにしてもよい。
【0011】図2は、光ファイバ内の光パワー分布を示
す図である。図2において、クラッド・コア境界面21
から左側がクラッド部であり、右側がコア部である。特
性曲線22は、上記した高屈折率部5を設置する前の光
パワー分布であり、特性曲線23は、高屈折率部5を設
置した後の光パワー分布である。
【0012】図2に示すように、クラッド・コア境界面
21からクラッド部方向への光パワー分布は、減衰関数
で表現される。通常、光ファイバのクラッド・コア境界
面21では、特性曲線22で示すように、約10〜20
%の漏出光が存在する。ところが、クラッド部に上記し
た高屈折率部5を設けると、コア表面やコア内部からの
漏出光が高屈折率部5に浸透するので、特性曲線23に
示すように、クラッド・コア境界面21では、約40%
の光パワーが得られる。
【0013】したがって、図1に示す高屈折率部5を設
けることにより、高効率に光検出を行うことができる。
ここでの光検出は、光信号が伝送されているコア内部か
らの検出ではなく、また光ファイバ1は直線状態のまま
であるので、偏波依存性や波形分散、BERへの影響は
ない。また、強制的に光ファイバを屈曲させる必要もな
いので、光検出器の小型化が可能である。
【0014】なお、図1では、高屈折率部5は、クラッ
ド部2の一部を残して形成した場合を示しているが、ク
ラッド部2を完全に削除して形成しても良い。双方にお
いて、同様の効果が得られる。
【0015】次に、図3は、本実施の形態による光検出
器の製造工程の説明図である。図3(1)(2)に示す
ように、光ファイバ1のクラッド部2の外表面にディッ
プコート等によるレジスト31を塗布し(工程1)、レ
ジスト31の上に所定形状のマスク32を設置して露光
する(工程2)。次いで、同図(3)に示すように、マ
スク32を取り除き、洗浄することによりレジスト31
におけるマスク32による非露光部33を削除する(工
程3)。次いで、同図(4)に示すように、例えばHF
を用いた溶剤エッチングにより、または、レーザ光を用
いたイオンエッチングにより、非露光部33の削除によ
り露出したクラッド部2を削除して所定深さ・形状の凹
部4を形成する(工程4)。最後に、同図(5)に示す
ように、残ったレジスト31を削除し、凹部4に屈折率
整合接着剤などの高屈折率材料を充填し、高屈折率部5
を設置する(5)。
【0016】次に、本実施の形態による光検出器に光学
系を組み合わせた実際の光検出器の構成例を図4、図5
に示す。
【0017】図4において、本実施の形態による光検出
器41が基板42上に設置され、高屈折率部5の出射光
の光路にレンズ43及び受光素子(例えば、PDや太陽
電池など)44が配置されている。この光検出器では、
高屈折率部5で高効率に取得された漏出光が、レンズ4
3で集光されて受光素子44に入力し、受光素子44か
ら漏出光に比例した電流値または電圧値の電気信号が得
られる。
【0018】また、図5において、基板51上に設置さ
れる本実施の形態による光検出器52では、高屈折率部
5aが光学接着剤の機能を有しており、高屈折率部5a
に直接レンズ53が接着固定されている。このように、
レンズ53を高屈折率部5aに固定できるので、高効率
に漏出光を受光素子44に導くことができ、また光学系
の小型化が可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クラッド部の全部又は一部を削除して高屈折率部を設け
たので、高効率な光検出が可能となる。このとき、光フ
ァイバに屈曲等の外部操作を加えることなく直線状態で
漏出光を得ることができるので、光検出器の小型化が可
能である。また、光検出は、信号が伝送されているコア
内部からの検出ではなく、光ファイバが直線状態のまま
での検出であるので、突然の偏波依存性や波形分散、B
ER劣化は発生せず、光検出中においても安定した光伝
送が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による光検出器の構成図
である。
【図2】光ファイバ内の光パワー分布を示す図である。
【図3】本実施の形態による光検出器の製造工程の説明
図である。
【図4】本実施の形態による光検出器に光学系を組み合
わせた実際の光検出器の構成例を示す図である。
【図5】本実施の形態による光検出器に光学系を組み合
わせた実際の光検出器の構成例を示す図である。
【図6】従来の光検出器の構成例である。
【符号の説明】
1 光ファイバ 2 クラッド部 3 コア部 4 凹部 5、5a 高屈折率部 21 クラッド・コア境界面 22 高屈折率部を設置する前の光パワー分布特性曲線 23 高屈折率部を設置した後の光パワー分布特性曲線 31 レジスト 32 マスク 33 非露光部 41 光検出器 42 基板 43 レンズ 44 受光素子 51 基板 52 光検出器 53 レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/14 H04B 9/00 Q 10/135 10/13 10/12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバのクラッド部に、当該クラッ
    ド部の一部又は全部を削除して形成される凹部にコア部
    よりも高屈折率の材料を充填することにより形成した高
    屈折率部を設けて成ることを特徴とする光検出器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光検出器において、 前記高屈折率部は、光学接着剤の機能を有し、出射光の
    光路に配置される光学系及び受光素子における前記光学
    系のレンズが直接接着されることを特徴とする光検出
    器。
JP2000184461A 2000-06-20 2000-06-20 光検出器 Pending JP2002009304A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000184461A JP2002009304A (ja) 2000-06-20 2000-06-20 光検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000184461A JP2002009304A (ja) 2000-06-20 2000-06-20 光検出器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002009304A true JP2002009304A (ja) 2002-01-11

Family

ID=18684905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000184461A Pending JP2002009304A (ja) 2000-06-20 2000-06-20 光検出器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002009304A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006019362A1 (en) * 2004-08-20 2006-02-23 Agency For Science, Technology And Research Method to trim and smooth high index contrast waveguide structures
WO2014034596A1 (ja) * 2012-08-31 2014-03-06 株式会社オーク製作所 照明モニタ装置およびそれを備えた露光装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006019362A1 (en) * 2004-08-20 2006-02-23 Agency For Science, Technology And Research Method to trim and smooth high index contrast waveguide structures
WO2014034596A1 (ja) * 2012-08-31 2014-03-06 株式会社オーク製作所 照明モニタ装置およびそれを備えた露光装置
JP2014049611A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Orc Manufacturing Co Ltd 照明モニタ装置およびそれを備えた露光装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5566262A (en) Optical fiber array and a method of producing the same
KR101691854B1 (ko) 평면 포토닉스 회로를 위한 수직형 광 커플러
CN110637246B (zh) 具有集成准直结构的光子芯片
EP2887109A1 (en) Integrated photonic waveguide grating coupler
JP2003215388A (ja) レンズ付き光ファイバー組立体とその製造方法
CN106537194A (zh) 使用提供光的全内反射的中阶梯光栅的光器件
US20180039023A1 (en) Techniques for Reducing Polarization, Wavelength and Temperature Dependent Loss, and Wavelength Passband Width in Fiberoptic Components
JP6839711B2 (ja) 低反射光ファイバコネクタ
US4001719A (en) Fabrication of a self-aligned mirror on a solid-state laser for controlling filamentation
US20210088728A1 (en) 3d printed fiber optic connector end face and method of manufacture
EP1232409B1 (en) Method of alignment in an optoelectronic assembly
JP2002009304A (ja) 光検出器
US7242836B2 (en) Method of processing optical fiber
JP2007183467A (ja) ミラー付光導波路及びその製造方法
JP2006201294A (ja) バンドルファイバおよび光増幅器
HASHIMOTO et al. Low propagation loss of a single mode polymer optical waveguide on a glass epoxy substrate
JP2006284714A (ja) 光モニタアレイおよびその製造方法
US20060029345A1 (en) Method of processing optical fiber
JP2005338467A (ja) 光分岐器及びその製造方法
JP2007156143A (ja) 多モード光干渉デバイスとその製造方法
JP2005345708A (ja) 光導波路フィルムおよびその作製方法と接続方法
JP2005115020A (ja) 光ファイバ端末構造及び端末加工方法
JP3141595B2 (ja) 光フィルタの製造方法
JPH09145928A (ja) 光減衰器
JPH06201929A (ja) 光導波路の封入体