JP2616398B2 - コマンド実行装置 - Google Patents
コマンド実行装置Info
- Publication number
- JP2616398B2 JP2616398B2 JP23228293A JP23228293A JP2616398B2 JP 2616398 B2 JP2616398 B2 JP 2616398B2 JP 23228293 A JP23228293 A JP 23228293A JP 23228293 A JP23228293 A JP 23228293A JP 2616398 B2 JP2616398 B2 JP 2616398B2
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- Japan
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- command
- condition
- command execution
- telemetry data
- execution
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- Selective Calling Equipment (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコマンド実行装置に関
し、特に宇宙機に搭載され、地上局より送られるコマン
ドを実行するコマンド実行装置に関するものである。
し、特に宇宙機に搭載され、地上局より送られるコマン
ドを実行するコマンド実行装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコマンド実行装置は、宇宙機から
地上局に送られてくる宇宙機が収集する諸々のデータで
あるテレメトリデータを解析し、コマンドの実行の良否
を判断し、良である場合には、地上からコマンドを送信
し、宇宙機において地上より送られる当該コマンドをそ
のまま実行するようになっている。
地上局に送られてくる宇宙機が収集する諸々のデータで
あるテレメトリデータを解析し、コマンドの実行の良否
を判断し、良である場合には、地上からコマンドを送信
し、宇宙機において地上より送られる当該コマンドをそ
のまま実行するようになっている。
【0003】また、コマンドを予め地上から送信させ、
宇宙機にコマンドを保持させておき、定められた時刻に
コマンドをコマンド実行装置に取り込んでコマンドを実
行する場合もある。
宇宙機にコマンドを保持させておき、定められた時刻に
コマンドをコマンド実行装置に取り込んでコマンドを実
行する場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のコマンド実行装
置は、地上から送られてくるコマンドをそのまま実行し
ている。従って地上からのコマンドが送信可能でも、宇
宙機よりテレメトリデータを受信できない時には、宇宙
機の状態を地上で確認すること無しにコマンドの実行を
余儀なくされる場合もある。
置は、地上から送られてくるコマンドをそのまま実行し
ている。従って地上からのコマンドが送信可能でも、宇
宙機よりテレメトリデータを受信できない時には、宇宙
機の状態を地上で確認すること無しにコマンドの実行を
余儀なくされる場合もある。
【0005】また、宇宙機に保持されているコマンドを
予め定められた時刻に実行する場合には、宇宙機の状態
を地上で確認すること無しにコマンドが実行され、コマ
ンドを実行してはならない状態でもコマンドを実行して
しまうという危険性を有している。
予め定められた時刻に実行する場合には、宇宙機の状態
を地上で確認すること無しにコマンドが実行され、コマ
ンドを実行してはならない状態でもコマンドを実行して
しまうという危険性を有している。
【0006】本発明の目的は、テレメトリデータを地上
で確認せずに、本来の目的に合ったコマンドを実行する
ことができるコマンド実行装置を提供することである。
で確認せずに、本来の目的に合ったコマンドを実行する
ことができるコマンド実行装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のコマンド実行装
置は、宇宙機に搭載されたコマンド実行装置であって、
宇宙機の状態を表わすテレメトリデータを保持するテレ
メトリデータ保持手段と、地上局より送信され前記テレ
メトリデータの条件を示す条件値を有するコマンドを受
信するコマンド受信手段と、このコマンド受信手段で受
信されたコマンド内の前記条件値と前記テレメトリデー
タ保持手段に保持されたテレメトリデータとを比較し前
記コマンドの実行が可能か否かの判断を行うコマンド実
行判断手段と、このコマンド実行判断手段でなされた判
断に応じて前記コマンドを実行するコマンド実行手段と
を含むことを特徴とする。
置は、宇宙機に搭載されたコマンド実行装置であって、
宇宙機の状態を表わすテレメトリデータを保持するテレ
メトリデータ保持手段と、地上局より送信され前記テレ
メトリデータの条件を示す条件値を有するコマンドを受
信するコマンド受信手段と、このコマンド受信手段で受
信されたコマンド内の前記条件値と前記テレメトリデー
タ保持手段に保持されたテレメトリデータとを比較し前
記コマンドの実行が可能か否かの判断を行うコマンド実
行判断手段と、このコマンド実行判断手段でなされた判
断に応じて前記コマンドを実行するコマンド実行手段と
を含むことを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
る。
【0009】図1は本発明の実施例を示すブロック図で
ある。図2は、本発明のコマンド実行装置で使用する実
行条件付きコマンドのデータフォーマット図である。
ある。図2は、本発明のコマンド実行装置で使用する実
行条件付きコマンドのデータフォーマット図である。
【0010】図1を参照すると、コマンド実行装置1
は、テレメトリデータ受信部2を有し、この受信部2に
おいてテレメトリエンコーダ3から最新のテレメトリデ
ータaを逐次受取り、テレメトリデータ保持部4に渡
す。テレメトリデータ保持部4はメモリ5を有し、テレ
メトリデータaを受け取ると同データをメモリ5に保持
する。
は、テレメトリデータ受信部2を有し、この受信部2に
おいてテレメトリエンコーダ3から最新のテレメトリデ
ータaを逐次受取り、テレメトリデータ保持部4に渡
す。テレメトリデータ保持部4はメモリ5を有し、テレ
メトリデータaを受け取ると同データをメモリ5に保持
する。
【0011】地上局6から送信される実行条件付きコマ
ンドbはコマンド受信部7で受信され、コマンド実行判
断部8に渡されるか、またはコマンド保持部9に渡され
る。コマンド保持部9はメモリ10を有し、コマンド受
信部7から渡された実行条件付きコマンドbをメモリ1
0に保持する。
ンドbはコマンド受信部7で受信され、コマンド実行判
断部8に渡されるか、またはコマンド保持部9に渡され
る。コマンド保持部9はメモリ10を有し、コマンド受
信部7から渡された実行条件付きコマンドbをメモリ1
0に保持する。
【0012】コマンド保持部9はメモリ10内の実行条
件付きコマンドbを調べ、予め定められた実行時刻i
(図2)になると保持された実行条件付きコマンドbを
コマンド実行判断部8に渡す。
件付きコマンドbを調べ、予め定められた実行時刻i
(図2)になると保持された実行条件付きコマンドbを
コマンド実行判断部8に渡す。
【0013】図2を参照すると、実行条件付きコマンド
bはコマンド本体部cと、実行時刻iと、実行可能条件
dとからなる。実行可能条件dは1つまたは複数条件e
及び条件組み合わせ値fで構成される。
bはコマンド本体部cと、実行時刻iと、実行可能条件
dとからなる。実行可能条件dは1つまたは複数条件e
及び条件組み合わせ値fで構成される。
【0014】条件eは一定の周期を持つ一連のデータで
あるテレメトリデータaのフレーム/ワード/ビット単
位からなる条件位置情報gと条件値hからなる。
あるテレメトリデータaのフレーム/ワード/ビット単
位からなる条件位置情報gと条件値hからなる。
【0015】コマンド実行判断部8は、地上より送られ
るコマンドをリアルタイムで実行する場合はコマンド受
信部7より、また定時にコマンドを実行する場合は、コ
マンド保持部9より実行条件付きコマンドbを受け取
る。リアルタイムか定時かの判断は、コマンド内の実行
の時刻iにより行われる。
るコマンドをリアルタイムで実行する場合はコマンド受
信部7より、また定時にコマンドを実行する場合は、コ
マンド保持部9より実行条件付きコマンドbを受け取
る。リアルタイムか定時かの判断は、コマンド内の実行
の時刻iにより行われる。
【0016】コマンド実行判断部8は実行条件付きコマ
ンドb内の条件eの1つを取り出し、条件e内の条件位
置情報gで示されたテレメトリデータの値をテレメトリ
データ保持部4から受取る。その値が、条件eの構成要
素である条件値hと等しいか否かを調べ、一致ならば
真,不一致ならば偽と判断する。
ンドb内の条件eの1つを取り出し、条件e内の条件位
置情報gで示されたテレメトリデータの値をテレメトリ
データ保持部4から受取る。その値が、条件eの構成要
素である条件値hと等しいか否かを調べ、一致ならば
真,不一致ならば偽と判断する。
【0017】この判定を全ての条件eに対して繰り返
し、その全判定結果が条件組み合わせ値fと一致するな
らばコマンド本体部cをコマンド実行部11に渡す。コ
マンド実行部11はコマンド本体部を解釈し、実行先に
コマンドを送信し実行する。
し、その全判定結果が条件組み合わせ値fと一致するな
らばコマンド本体部cをコマンド実行部11に渡す。コ
マンド実行部11はコマンド本体部を解釈し、実行先に
コマンドを送信し実行する。
【0018】例えば、条件組み合わせ値fがAND(論
理積)であれば全ての条件eの判定結果のすべてが真で
あるときに限りコマンド本体部Cはコマンド実行部に渡
されて実行され、少なくとも1つの条件eの判定結果が
偽であるならばコマンド本体部cはコマンド実行部に渡
されず実行されない。
理積)であれば全ての条件eの判定結果のすべてが真で
あるときに限りコマンド本体部Cはコマンド実行部に渡
されて実行され、少なくとも1つの条件eの判定結果が
偽であるならばコマンド本体部cはコマンド実行部に渡
されず実行されない。
【0019】今テレメトリデータ保持部4内のメモリ5
には宇宙機内の装置1のスイッチ1とスイッチ2に関す
るデータが夫々オンとオフを表わす状態で保持されてい
るとする。
には宇宙機内の装置1のスイッチ1とスイッチ2に関す
るデータが夫々オンとオフを表わす状態で保持されてい
るとする。
【0020】地上局より送られてきた実行条件付きコマ
ンドbは、コマンド受信部7あるいは、コマンド保持部
9よりコマンド実行判断部8へ送られ、条件位置情報g
より装置1のスイッチ1に関するデータの内容を読取り
条件値hと比較する。仮に条件値がオンを示すものであ
れば、一致するので真であると判断する。
ンドbは、コマンド受信部7あるいは、コマンド保持部
9よりコマンド実行判断部8へ送られ、条件位置情報g
より装置1のスイッチ1に関するデータの内容を読取り
条件値hと比較する。仮に条件値がオンを示すものであ
れば、一致するので真であると判断する。
【0021】次にもう1つの条件eの条件位置情報gよ
り装置1のスイッチ2に関するデータの内容を読取り条
件値hと比較する。仮に条件値hがオフを示すものであ
れば、ここでも一致し真と判断される。
り装置1のスイッチ2に関するデータの内容を読取り条
件値hと比較する。仮に条件値hがオフを示すものであ
れば、ここでも一致し真と判断される。
【0022】ここで、条件組み合わせ値fがAND(論
理積)であれば、全ての条件eの判定結果が真であるの
で、コマンド本体部cはコマンド実行部に渡され何らか
のコマンド内容が実行されることとなる。
理積)であれば、全ての条件eの判定結果が真であるの
で、コマンド本体部cはコマンド実行部に渡され何らか
のコマンド内容が実行されることとなる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、宇宙機が地上局から可
視領域になく予め保持されたコマンドを実行する場合
や、宇宙機が地上局から可視領域にあり、コマンドの送
信は可能であるが、テレメトリデータを受信できない状
態であっても機上にて宇宙機の状態を確認しながらコマ
ンドを実行することが可能となる効果がある。
視領域になく予め保持されたコマンドを実行する場合
や、宇宙機が地上局から可視領域にあり、コマンドの送
信は可能であるが、テレメトリデータを受信できない状
態であっても機上にて宇宙機の状態を確認しながらコマ
ンドを実行することが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】実行条件付きコマンドのデータフォーマット図
である。
である。
1 コマンド実行装置 2 テレメトリデータ受信部 3 テレメトリエンコーダ 4 テレメトリデータ保持部 5 メモリ 6 地上局 7 コマンド受信部 8 コマンド実行判断部 9 コマンド保持部 10 メモリ 11 コマンド実行部 a テレメトリデータ b 実行条件付きコマンド cコマンド本体部 d 実行可能条件 e 条件 f 条件組み合わせ値 g 条件位置情報 h 条件値 i 実行時刻
Claims (4)
- 【請求項1】 宇宙機に搭載されたコマンド実行装置で
あって、宇宙機の状態を表わすテレメトリデータを保持
するテレメトリデータ保持手段と、地上局より送信され
前記テレメトリデータの条件を示す条件値を有するコマ
ンドを受信するコマンド受信手段と、このコマンド受信
手段で受信されたコマンド内の前記条件値と前記テレメ
トリデータ保持手段に保持されたテレメトリデータとを
比較し前記コマンドの実行が可能か否かの判断を行うコ
マンド実行判断手段と、このコマンド実行判断手段でな
された判断に応じて前記コマンドを実行するコマンド実
行手段とを含むことを特徴とするコマンド実行装置。 - 【請求項2】 前記コマンドは更に、このコマンドの実
行可能条件をも含んでおり、前記コマンド実行手段は前
記コマンド実行判断手段における比較結果が前記実行可
能条件に一致したときにコマンド実行をなすことを特徴
とする請求項1記載のコマンド実行装置。 - 【請求項3】 前記テレメトリデータ及び前記条件値は
共に複数存在しており、前記コマンド実行判断手段は、
互いに対応するテレメトリデータと条件値とを夫々比較
するよう構成されており、前記コマンド実行手段は、こ
れら比較結果が前記実行可能条件に一致したときコマン
ド実行をなすことを特徴とする請求項2記載のコマンド
実行装置。 - 【請求項4】 更に、前記コマンド受信手段により受信
されたコマンドを一時保持するコマンド保持手段を含
み、前記コマンドは更にコマンド実行時刻を有してお
り、前記コマンド実行判断手段は時刻が前記コマンド実
行時刻になったときに前記テレメトリデータと条件値と
を比較するよう構成されていることを特徴とする請求項
1〜3いずれかのコマンド実行装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23228293A JP2616398B2 (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | コマンド実行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23228293A JP2616398B2 (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | コマンド実行装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0761398A JPH0761398A (ja) | 1995-03-07 |
JP2616398B2 true JP2616398B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=16936788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23228293A Expired - Lifetime JP2616398B2 (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | コマンド実行装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2616398B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102123500B1 (ko) * | 2018-10-30 | 2020-06-16 | 한국항공우주연구원 | 위성 제어 커맨드 처리 방법 및 위성 제어 커맨드 처리 시스템 |
-
1993
- 1993-08-25 JP JP23228293A patent/JP2616398B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0761398A (ja) | 1995-03-07 |
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