JP2615785B2 - チエノシンノリン化合物 - Google Patents
チエノシンノリン化合物Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規かつ医薬として有用なチエノシンノリン
化合物に関する。
化合物に関する。
ジアゼパムに代表されるベンゾジアゼピン(BZP)誘
導体は、古くから抗不安薬あるいは睡眠障害の治療薬と
して用いられている。最近の薬理学的研究等により、BZ
P誘導体に特異的な親和性を示す受容体が中枢神経系に
存在することが判明した〔Science,vol.198,849(197
7)〕。以来多くの研究がなされ、BZP誘導体はもとより
BZPとは異なる構造を有し、かつBZP受容体に高い親和性
を示し、BZP様の作用を示す化合物(BZPアゴニスト)、
BZP受容体に高い親和性を示すがBZPとは逆の薬理作用を
示す化合物(BZPインバース・アゴニスト)およびBZP受
容体に高い親和性を示すにもかかわらずそれ自身何ら薬
理作用を示さず、むしろアゴニストまたはインバース・
アゴニストの作用と拮抗する作用を示す化合物(BZPア
ンタゴニスト)が研究開発されるようになった〔Advanc
e in Drug Research,vol.14,165(1985)〕。
導体は、古くから抗不安薬あるいは睡眠障害の治療薬と
して用いられている。最近の薬理学的研究等により、BZ
P誘導体に特異的な親和性を示す受容体が中枢神経系に
存在することが判明した〔Science,vol.198,849(197
7)〕。以来多くの研究がなされ、BZP誘導体はもとより
BZPとは異なる構造を有し、かつBZP受容体に高い親和性
を示し、BZP様の作用を示す化合物(BZPアゴニスト)、
BZP受容体に高い親和性を示すがBZPとは逆の薬理作用を
示す化合物(BZPインバース・アゴニスト)およびBZP受
容体に高い親和性を示すにもかかわらずそれ自身何ら薬
理作用を示さず、むしろアゴニストまたはインバース・
アゴニストの作用と拮抗する作用を示す化合物(BZPア
ンタゴニスト)が研究開発されるようになった〔Advanc
e in Drug Research,vol.14,165(1985)〕。
抗不安薬として用いられるBZP誘導体は、抗不安作用
以外に、鎮静作用、筋弛緩作用、抗痙攣作用などを併せ
もち、ふらつき、眠気などの副作用が問題となることが
多く、これら副作用の少ない選択的抗不安薬の開発を目
指して非BZP系化合物の研究が盛んであるが、今だ満足
すべきものはない。
以外に、鎮静作用、筋弛緩作用、抗痙攣作用などを併せ
もち、ふらつき、眠気などの副作用が問題となることが
多く、これら副作用の少ない選択的抗不安薬の開発を目
指して非BZP系化合物の研究が盛んであるが、今だ満足
すべきものはない。
また近年、BZPアゴニストによる健志誘発作用が知ら
れるようになり〔Nature,vol.321,864(1986)〕、その
作用に拮抗するアンタゴニストおよび逆の作用を示すイ
ンバース・アゴニストの脳機能賦活薬としての可能性を
示唆する報告がなされている〔Trends in Neuroscience
s,vol.11,13(1988)〕。
れるようになり〔Nature,vol.321,864(1986)〕、その
作用に拮抗するアンタゴニストおよび逆の作用を示すイ
ンバース・アゴニストの脳機能賦活薬としての可能性を
示唆する報告がなされている〔Trends in Neuroscience
s,vol.11,13(1988)〕。
ところで、米国特許第4602019号明細書には強心作
用、抗高血圧作用を有する2,4,4a,5−テトラヒドロ−7
−(1H−イミダゾール−1−イル)−3H−インデノ〔1,
2−c〕ピリダジン−3−オンなどの化合物が、またジ
ャーナル・オブ・メディシナル・ケミストリー(J.Med.
Chem.)、第24巻、第830頁(1981年)には免疫抑制作用
などを有する2−(4−クロロフェニル)ベンゾチオピ
ラノ〔4,3−c〕ピラゾール−3−オンなどの化合物が
開示されている。
用、抗高血圧作用を有する2,4,4a,5−テトラヒドロ−7
−(1H−イミダゾール−1−イル)−3H−インデノ〔1,
2−c〕ピリダジン−3−オンなどの化合物が、またジ
ャーナル・オブ・メディシナル・ケミストリー(J.Med.
Chem.)、第24巻、第830頁(1981年)には免疫抑制作用
などを有する2−(4−クロロフェニル)ベンゾチオピ
ラノ〔4,3−c〕ピラゾール−3−オンなどの化合物が
開示されている。
本発明者らは医薬として有用な非BZP骨格を有するBZP
アゴニスト、インバース・アゴニストまたはアンタゴニ
ストの開発を目的とし、有効な化合物を提供すべく鋭意
検討を行なった。
アゴニスト、インバース・アゴニストまたはアンタゴニ
ストの開発を目的とし、有効な化合物を提供すべく鋭意
検討を行なった。
上記目的は下記する本発明によって達成される。
即ち、本発明は、一般式 (式中、Rは水素、ハロゲンまたは低級アルキルを、Ar
はアリール、ヘテロアリール、または置換基としてハロ
ゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロ、アミ
ノ、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、低級アルカノイ
ルアミノを少なくとも1個有しているアリールもしくは
ヘテロアリールを、5a位と6位の間の結合 は単結合または二重結合を示す。) で表わされるチエノシンノリン化合物を提供するもので
ある。
はアリール、ヘテロアリール、または置換基としてハロ
ゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロ、アミ
ノ、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、低級アルカノイ
ルアミノを少なくとも1個有しているアリールもしくは
ヘテロアリールを、5a位と6位の間の結合 は単結合または二重結合を示す。) で表わされるチエノシンノリン化合物を提供するもので
ある。
一般式(I)および以下の各一般式における各記号を
定義により説明すると、ハロゲンとは塩素、臭素、フッ
素などを、低級アルキルとはメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ダー3級ブチ
ルなどの炭素数1〜4個のアルキルを、低級アルコキシ
とはメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、イソブトキシ、第3級ブトキシなどの炭
素数1〜4個のアルコキシを、低級アルカノイルアミノ
とはアセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルア
ミノ、ピバロイルアミノなどの炭素数2〜5のアルカノ
イルアミノを、アリールとはフェニル、ナフチルなど
を、ヘテロアリールとは2−,3−または4−ピリジル、
2−または3−チエニル、3−または4−ピラゾリル、
1−または2−イミダゾリル、2−,4−または5−ピリ
ミジニル、3−,4−または5−ピリダジニル、2−,4−
または5−ベンズイミダゾリルなどの5員環、6員環ま
たはこれらの縮合環であって、1〜3個(好適には1〜
2個)のヘテロ原子(たとえば、窒素、酸素、硫黄)を
有するものを示す。
定義により説明すると、ハロゲンとは塩素、臭素、フッ
素などを、低級アルキルとはメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ダー3級ブチ
ルなどの炭素数1〜4個のアルキルを、低級アルコキシ
とはメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、イソブトキシ、第3級ブトキシなどの炭
素数1〜4個のアルコキシを、低級アルカノイルアミノ
とはアセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルア
ミノ、ピバロイルアミノなどの炭素数2〜5のアルカノ
イルアミノを、アリールとはフェニル、ナフチルなど
を、ヘテロアリールとは2−,3−または4−ピリジル、
2−または3−チエニル、3−または4−ピラゾリル、
1−または2−イミダゾリル、2−,4−または5−ピリ
ミジニル、3−,4−または5−ピリダジニル、2−,4−
または5−ベンズイミダゾリルなどの5員環、6員環ま
たはこれらの縮合環であって、1〜3個(好適には1〜
2個)のヘテロ原子(たとえば、窒素、酸素、硫黄)を
有するものを示す。
一般式(I)の化合物は一般式 (式中、Rは前記と同義である。) で表わされる化合物と、一般式 Ar−NHNH2 (III) (式中、Arは前記と同義である。) で表わされるヒドラジン誘導体またはその酸付加塩とを
反応させて得られる一般式 (式中、各記号は前記と同義である。) で表わされる化合物を閉環反応に付す方法によって製造
される。
反応させて得られる一般式 (式中、各記号は前記と同義である。) で表わされる化合物を閉環反応に付す方法によって製造
される。
反応は適当な溶媒、たとえばメタノール、エタノー
ル、プロパノールなどのアルコール系溶媒中、5〜20時
間加熱還流することにより進行し、一般式(I)および
一般式(IV)の化合物を生ずる。
ル、プロパノールなどのアルコール系溶媒中、5〜20時
間加熱還流することにより進行し、一般式(I)および
一般式(IV)の化合物を生ずる。
一般式(III)のヒドラジン誘導体が酸付加塩の場
合、脱酸剤(酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、炭酸水素
ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ピリジ
ン、トリエチルアミンなど)の存在下に反応させる。
合、脱酸剤(酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、炭酸水素
ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ピリジ
ン、トリエチルアミンなど)の存在下に反応させる。
一般式(IV)の化合物が得られた場合には、酢酸中5
〜10時間加熱還流することにより、一般式(I)の化合
物を得ることができる。
〜10時間加熱還流することにより、一般式(I)の化合
物を得ることができる。
一般式(I)において5a位と6位との間の結合が二重
結合である化合物は、その結合部位が単結合である化合
物に20〜60℃で酢酸溶媒中、1〜1.5倍モル量の臭素を
滴下する〔ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミスト
リー(J.Med.Chem.)第14巻、262頁(1971年)〕か、ま
たはその結合部位が単結合である化合物とナトリウム−
m−ニトロベンゼンスルホネート(Bachmann法、英国特
許第1168291号明細書)と反応する方法によっても合成
することができる。
結合である化合物は、その結合部位が単結合である化合
物に20〜60℃で酢酸溶媒中、1〜1.5倍モル量の臭素を
滴下する〔ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミスト
リー(J.Med.Chem.)第14巻、262頁(1971年)〕か、ま
たはその結合部位が単結合である化合物とナトリウム−
m−ニトロベンゼンスルホネート(Bachmann法、英国特
許第1168291号明細書)と反応する方法によっても合成
することができる。
このようにして製造される一般式(I)の化合物はカ
ラムクロマトグラフィー、再結晶などの常法により単離
精製することができる。
ラムクロマトグラフィー、再結晶などの常法により単離
精製することができる。
本発明における一般式(II)の化合物は、文献未載の
新規化合物であり、たとえば一般式 (式中、Rは前記と同義である。) で表わされる化合物の酸付加塩または一般式(V)の化
合物にアセトン中、ヨウ化メチルを加え、室温で2〜5
時間保持することによって第4級アンモニウム化合物と
し、これを含水メタノール中、シアン化カリウムまたは
シアン化ナトリウムを加えて30〜50℃で4〜10時間反応
させて、一般式 (式中、Rは前記と同義である。) のシアノ体とし、次いで一般式(VI)の化合物を酢酸お
よび濃塩酸中に加え、5〜12時間加熱還流することによ
り製造することができる。
新規化合物であり、たとえば一般式 (式中、Rは前記と同義である。) で表わされる化合物の酸付加塩または一般式(V)の化
合物にアセトン中、ヨウ化メチルを加え、室温で2〜5
時間保持することによって第4級アンモニウム化合物と
し、これを含水メタノール中、シアン化カリウムまたは
シアン化ナトリウムを加えて30〜50℃で4〜10時間反応
させて、一般式 (式中、Rは前記と同義である。) のシアノ体とし、次いで一般式(VI)の化合物を酢酸お
よび濃塩酸中に加え、5〜12時間加熱還流することによ
り製造することができる。
参考までに一般式(II)の化合物の代表例を物理恒数
とともに示す。4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロベ
ンゾ〔b〕チオフェン−5−酢酸、融点118〜120℃ 2−ブロモ4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロベン
ゾ〔b〕チオフェン−5−酢酸、融点134〜136℃ 2−メチル−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロベ
ンゾ〔b〕チオフェン−5−酢酸、融点117〜122℃ なお、一般式(II)の化合物のエステルの一部につい
ての製造は、S.Kukoljaらによって、ジャーナル・オブ
・メディシナル・ケミストリー(J.Med.Chem.)、第28
巻、1986頁(1985年)に報告されている。
とともに示す。4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロベ
ンゾ〔b〕チオフェン−5−酢酸、融点118〜120℃ 2−ブロモ4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロベン
ゾ〔b〕チオフェン−5−酢酸、融点134〜136℃ 2−メチル−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロベ
ンゾ〔b〕チオフェン−5−酢酸、融点117〜122℃ なお、一般式(II)の化合物のエステルの一部につい
ての製造は、S.Kukoljaらによって、ジャーナル・オブ
・メディシナル・ケミストリー(J.Med.Chem.)、第28
巻、1986頁(1985年)に報告されている。
本発明の一般式(I)の化合物はBZP受容体に対して1
0-7〜10-9モルの高い親和性を示し、ビククリン、ペン
チレンテトラゾールなどの化学的痙攣誘発剤に対する拮
抗作用を有する。また、電撃痙攣ショックにより誘発さ
れる健志を抑制する作用を示す。
0-7〜10-9モルの高い親和性を示し、ビククリン、ペン
チレンテトラゾールなどの化学的痙攣誘発剤に対する拮
抗作用を有する。また、電撃痙攣ショックにより誘発さ
れる健志を抑制する作用を示す。
さらには、白血球貧食能亢進作用、マクロファージ貧
食能亢進作用および感染防御作用などの薬理作用も有す
る。
食能亢進作用および感染防御作用などの薬理作用も有す
る。
以下に本発明化合物の薬理作用を実験方法と共に示
す。
す。
実験例1 ベンゾジアゼピンに対する置換能 特異的ベンゾジアゼピン受容体結合力試験をライフ・
サイエンス(Life Science)第20巻、2101頁(1977年)
に記載の方法に準じて行なった。
サイエンス(Life Science)第20巻、2101頁(1977年)
に記載の方法に準じて行なった。
9〜10週冷のウイスター系雄型ラットの大脳皮質より
粗シナプトソーム画分を分離し、120mM塩化ナトリウム
および5mM塩化カリウムを含む50mMトリス−塩酸緩衝液
(pH7.4)に懸濁して実験に用いた。
粗シナプトソーム画分を分離し、120mM塩化ナトリウム
および5mM塩化カリウムを含む50mMトリス−塩酸緩衝液
(pH7.4)に懸濁して実験に用いた。
次にシナプトソーム懸濁液に数種類の濃度の試験化合
物とトリチウム化ジアゼパム(最終濃度2nM)を加え、
0℃で20分間インキュベートした。その後この懸濁液を
ホワットマン(Whatman)GF/Bグラスファイバーフィル
ターで濾過し、上記緩衝液でフィルターを洗った後、フ
ィルター上に残った放射能活性を液体シンチレーション
カウンターで測定した。
物とトリチウム化ジアゼパム(最終濃度2nM)を加え、
0℃で20分間インキュベートした。その後この懸濁液を
ホワットマン(Whatman)GF/Bグラスファイバーフィル
ターで濾過し、上記緩衝液でフィルターを洗った後、フ
ィルター上に残った放射能活性を液体シンチレーション
カウンターで測定した。
特異的結合量は、総結合量から10-6Mの非放射性ジア
ゼパムの存在下で得られた結合量を差し引いた値とし
た。
ゼパムの存在下で得られた結合量を差し引いた値とし
た。
以上の試験法により、本発明化合物のベンゾジアゼピ
ン受容体に対する結合力は、トリチウム化ジアゼパムを
その結合部位から置換する能力によって評価されるもの
であり、Ki値(nM)で表わされる。
ン受容体に対する結合力は、トリチウム化ジアゼパムを
その結合部位から置換する能力によって評価されるもの
であり、Ki値(nM)で表わされる。
第1表に試験結果を示す。
実験例2 抗ビククリン作用 ライフ・サイエンス(Life Science)第21巻、1779頁
(1977年)の方法に準じて抗ビククリン作用試験を行な
った。体重20〜28gの雄型ddYマウスを1群7〜14匹とし
て使用した。試験化合物を経口投与して1時間後に、
(+)ビククリン0.6mg/kgを静脈内投与し、5分以内の
強直性伸展痙攣の発現の有無を調べ、50%有効濃度(BD
50値)を求めたところ、実施例6、10および24の化合物
のED50値は50〜100mgであった。
(1977年)の方法に準じて抗ビククリン作用試験を行な
った。体重20〜28gの雄型ddYマウスを1群7〜14匹とし
て使用した。試験化合物を経口投与して1時間後に、
(+)ビククリン0.6mg/kgを静脈内投与し、5分以内の
強直性伸展痙攣の発現の有無を調べ、50%有効濃度(BD
50値)を求めたところ、実施例6、10および24の化合物
のED50値は50〜100mgであった。
実験例3 実験的健志に対する作用 実験はサイコファルマコロジア(Psychopharmacologi
a)第36巻、第59頁(1974年)に記載のサラ(Sara)ら
の方法に準じて行なった。
a)第36巻、第59頁(1974年)に記載のサラ(Sara)ら
の方法に準じて行なった。
体重23〜26gの雄性ddYマウスを1群20匹として使用
し、実験装置としては明箱と暗箱とからなるステップス
ルー(step−through)式受動的回避行動訓練箱を用い
た。獲得試行として、動物を明箱に入れ、暗箱に入った
直後にフットショック(foot shock)を与えた。実験的
健志は獲得試行の直後の電撃痙攣ショック〔ECS〕を負
荷することにより惹起させた。試験試行として、獲得試
行の3時間後に動物を明箱に入れ、暗箱に入るまでの時
間(反応潜時)を最高600秒まで測定した。なお、試験
化合物はECS負荷直後に腹腔内(i.p.)に投与した。
し、実験装置としては明箱と暗箱とからなるステップス
ルー(step−through)式受動的回避行動訓練箱を用い
た。獲得試行として、動物を明箱に入れ、暗箱に入った
直後にフットショック(foot shock)を与えた。実験的
健志は獲得試行の直後の電撃痙攣ショック〔ECS〕を負
荷することにより惹起させた。試験試行として、獲得試
行の3時間後に動物を明箱に入れ、暗箱に入るまでの時
間(反応潜時)を最高600秒まで測定した。なお、試験
化合物はECS負荷直後に腹腔内(i.p.)に投与した。
効果の評価には、ECS負荷により惹起される、反応潜
時の短縮に対する拮抗作用を調べた。対照群に比較して
有意に拮抗作用を示す最小の有効量(MED)として求
め、結果を第2表にまとめた。
時の短縮に対する拮抗作用を調べた。対照群に比較して
有意に拮抗作用を示す最小の有効量(MED)として求
め、結果を第2表にまとめた。
実験例4 白血球貧食能に対する作用 ストッセル(Stossel)らの方法〔ジャーナル・オブ
・クリニカル・インベスティゲーション(Journal of C
linical Inves−tigation)第51巻、615頁、1972年〕に
準じて行なった。
・クリニカル・インベスティゲーション(Journal of C
linical Inves−tigation)第51巻、615頁、1972年〕に
準じて行なった。
ICRマウス(体重30〜35g)にグリコーゲンを腹腔内投
与し、3時間後に腹水白血球を採取し、5×106個/mlの
白血球懸濁液を調製し、この懸濁液200mlに試験化合物
を加え、さらに100μのマウス血清および100μのイ
ースト死菌(1×108個/ml)を加え、37℃で20分間イン
キュベーションした。次いで反応液中の約200個の白血
球を顕微鏡(倍率×400)下で観察し、1個以上のイー
スト死菌を貧食した白血球数を計数した。対照の白血球
の貧食率に対し、試験化合物0.1μM添加時の相対的割
合を求めたところ、実施例1および9の化合物はそれぞ
れ160%、158%の貧食能亢進作用を示した。
与し、3時間後に腹水白血球を採取し、5×106個/mlの
白血球懸濁液を調製し、この懸濁液200mlに試験化合物
を加え、さらに100μのマウス血清および100μのイ
ースト死菌(1×108個/ml)を加え、37℃で20分間イン
キュベーションした。次いで反応液中の約200個の白血
球を顕微鏡(倍率×400)下で観察し、1個以上のイー
スト死菌を貧食した白血球数を計数した。対照の白血球
の貧食率に対し、試験化合物0.1μM添加時の相対的割
合を求めたところ、実施例1および9の化合物はそれぞ
れ160%、158%の貧食能亢進作用を示した。
実験例5 マクロファージの貧食能に対する作用 カゼイン・ナトリウムをラット腹腔内に投与し、3〜
4日後に腹腔内からマクロファージを採取した。貧食能
を実験例4と同様に0.1μM添加時の相対的割合として
求めたところ、実施例2、8および10の化合物はそれぞ
れ146%、167%、148%の亢進作用を示した。
4日後に腹腔内からマクロファージを採取した。貧食能
を実験例4と同様に0.1μM添加時の相対的割合として
求めたところ、実施例2、8および10の化合物はそれぞ
れ146%、167%、148%の亢進作用を示した。
実験例6 感染防御作用 5週冷の雄性ICRマウス(体重23〜27g)にシクロホス
ファマイド200mg/kgを腹腔内投与し、4日後にE.coli 0
−111株の1×108CFUをマウスの皮下に接種した(コン
トロール群)。同様に薬物投与群にはシクロホスファマ
イド投与翌日より3日間試験化合物3mg/kgを経口投与し
た。E.coli接種7日後のコントロール群に対する薬物投
与群の生存率を比較したところ、実施例2、8および11
の化合物は有意な生存率増強を示した。
ファマイド200mg/kgを腹腔内投与し、4日後にE.coli 0
−111株の1×108CFUをマウスの皮下に接種した(コン
トロール群)。同様に薬物投与群にはシクロホスファマ
イド投与翌日より3日間試験化合物3mg/kgを経口投与し
た。E.coli接種7日後のコントロール群に対する薬物投
与群の生存率を比較したところ、実施例2、8および11
の化合物は有意な生存率増強を示した。
以上の実験を含む種々の薬理学的研究から明らかなよ
うに、本発明の一般式(I)の化合物は、BZP受容体に
対して高い親和性を有しており、ビククリン、ベンチレ
ンテトラゾールなどの化学的痙攣誘発剤に対す拮抗作用
を示す反面、筋弛緩作用などの体性機能に対する影響が
少ないことから、抗不安薬として有用である。あるい
は、電撃痙攣ショックにより誘発される健志を抑制する
作用を有することから、健志症治療薬、能機能賦活薬、
抗痴呆薬等として有用である。また、ジアゼパムなど既
存抗不安薬の過量投与あるいは中毒に対する中和剤(解
毒剤)としても有用である。さらには、白血球貧食能亢
進作用、マクロファージ貧食能亢進作用および感染防御
作用などの薬理作用を有することから、生体防御能亢進
剤としても有用である。
うに、本発明の一般式(I)の化合物は、BZP受容体に
対して高い親和性を有しており、ビククリン、ベンチレ
ンテトラゾールなどの化学的痙攣誘発剤に対す拮抗作用
を示す反面、筋弛緩作用などの体性機能に対する影響が
少ないことから、抗不安薬として有用である。あるい
は、電撃痙攣ショックにより誘発される健志を抑制する
作用を有することから、健志症治療薬、能機能賦活薬、
抗痴呆薬等として有用である。また、ジアゼパムなど既
存抗不安薬の過量投与あるいは中毒に対する中和剤(解
毒剤)としても有用である。さらには、白血球貧食能亢
進作用、マクロファージ貧食能亢進作用および感染防御
作用などの薬理作用を有することから、生体防御能亢進
剤としても有用である。
本発明の一般式(I)の化合物を医薬として用いる場
合には、治療上有効量の化合物と薬理学上許容される適
宜の賦形剤、担体、希釈剤などの添加剤と混合し、錠
剤、カプセル剤、顆粒、シロップ剤、注射剤、坐剤また
は散剤などの形態で投与できる。投与量は、たとえば経
口投与の場合、通常成人1日当り5〜500mg程度であ
り、これを1回または数回に分けて投与することができ
る。
合には、治療上有効量の化合物と薬理学上許容される適
宜の賦形剤、担体、希釈剤などの添加剤と混合し、錠
剤、カプセル剤、顆粒、シロップ剤、注射剤、坐剤また
は散剤などの形態で投与できる。投与量は、たとえば経
口投与の場合、通常成人1日当り5〜500mg程度であ
り、これを1回または数回に分けて投与することができ
る。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本
発明はこれらにより何ら限定されるものではない。
発明はこれらにより何ら限定されるものではない。
実施例1 4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ〔b〕チ
オフェン−5−酢酸3.7mgおよびフェニルヒドラジン1.9
mlをブタノール50mlに溶解し、外温90〜100℃にて3時
間攪拌後、溶媒を留去する。残渣をカラムクロマトグラ
フィーにて精製後、得られた粗結晶をエタノールから再
結晶すると、融点117〜119℃の8−フェニル−4,5,5a,
6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7
−オン1.2gが得られる。
オフェン−5−酢酸3.7mgおよびフェニルヒドラジン1.9
mlをブタノール50mlに溶解し、外温90〜100℃にて3時
間攪拌後、溶媒を留去する。残渣をカラムクロマトグラ
フィーにて精製後、得られた粗結晶をエタノールから再
結晶すると、融点117〜119℃の8−フェニル−4,5,5a,
6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7
−オン1.2gが得られる。
実施例2 実施例1で用いたフェニルヒドラジンの代わりに、4
−クロロフェニルヒドラジンを用いて同様の方法により
反応および処理を行なうと、融点169〜171℃の8−(4
−クロロフェニル)−4,5,5a,6,7,8−ヘキサヒドロチエ
ノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オンが得られる。
−クロロフェニルヒドラジンを用いて同様の方法により
反応および処理を行なうと、融点169〜171℃の8−(4
−クロロフェニル)−4,5,5a,6,7,8−ヘキサヒドロチエ
ノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オンが得られる。
実施例3 実施例1で用いたフェニルヒドラジンの代わりに、2
−ヒドラジノピリジンを用いて同様の方法による反応お
よび処理を行なうと、融点135〜136℃の8−(2−ピリ
ジル)−4,5,5a,6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−
h〕シンノリン−7−オンが得られる。
−ヒドラジノピリジンを用いて同様の方法による反応お
よび処理を行なうと、融点135〜136℃の8−(2−ピリ
ジル)−4,5,5a,6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−
h〕シンノリン−7−オンが得られる。
実施例4 実施例1で用いた4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒド
ロベンゾ〔b〕チオフェン−5−酢酸の代わりに、2−
ブロモ−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ
〔b〕チオフェン−5−酢酸を用いて同様の方法により
反応および処理を行なうと、融点131〜133℃の2−ブロ
モ8−フェニル−4,5,5a,6,7,8−ヘキサヒドロチエノ
〔2,3−h〕シンノリン−7−オンが得られる。
ロベンゾ〔b〕チオフェン−5−酢酸の代わりに、2−
ブロモ−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ
〔b〕チオフェン−5−酢酸を用いて同様の方法により
反応および処理を行なうと、融点131〜133℃の2−ブロ
モ8−フェニル−4,5,5a,6,7,8−ヘキサヒドロチエノ
〔2,3−h〕シンノリン−7−オンが得られる。
実施例5 実施例1で用いた4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒド
ロベンゾ〔b〕チオフェン−5−酢酸の代わりに、2−
メチル−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ
〔b〕チオフェン−5−酢酸を用いて同様の方法により
反応および処理を行なうと、融点106〜108℃の2−メチ
ル−8−フェニル−4,5,5a,6,7,8−ヘキサヒドロチエノ
〔2,3−h〕シンノリン−7−オンが得られる。
ロベンゾ〔b〕チオフェン−5−酢酸の代わりに、2−
メチル−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ
〔b〕チオフェン−5−酢酸を用いて同様の方法により
反応および処理を行なうと、融点106〜108℃の2−メチ
ル−8−フェニル−4,5,5a,6,7,8−ヘキサヒドロチエノ
〔2,3−h〕シンノリン−7−オンが得られる。
実施例6 実施例1で用いた4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒド
ロベンゾ〔b〕チオフェン−5−酢酸の代わりに、2−
ブロモ−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ
〔b〕チオフェン−5−酢酸を用い、さらに、フェニル
ヒドラジンの代わりに、4−クロロフェニルヒドラジン
を用いて同様の方法により反応および処理を行なうと、
融点115〜117℃の2−ブロモ−8−(4−クロロフェニ
ル)−4,5,5a,6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕
シンノリン−7−オンが得られる。
ロベンゾ〔b〕チオフェン−5−酢酸の代わりに、2−
ブロモ−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ
〔b〕チオフェン−5−酢酸を用い、さらに、フェニル
ヒドラジンの代わりに、4−クロロフェニルヒドラジン
を用いて同様の方法により反応および処理を行なうと、
融点115〜117℃の2−ブロモ−8−(4−クロロフェニ
ル)−4,5,5a,6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕
シンノリン−7−オンが得られる。
実施例7 実施例1で用いた4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒド
ロベンゾ〔b〕チオフェン−5−酢酸の代わりに、2−
ブロモ−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ
〔b〕チオフェン−5−酢酸を用い、さらに、フェニル
ヒドラジンの代わりに、2−ヒドラジノピリジンを用い
て同様の方法により反応および処理を行なうと、融点13
8〜141℃の2−ブロモ−8−(2−ピリジル)−4,5,5
a,6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−
7−オンが得られる。
ロベンゾ〔b〕チオフェン−5−酢酸の代わりに、2−
ブロモ−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ
〔b〕チオフェン−5−酢酸を用い、さらに、フェニル
ヒドラジンの代わりに、2−ヒドラジノピリジンを用い
て同様の方法により反応および処理を行なうと、融点13
8〜141℃の2−ブロモ−8−(2−ピリジル)−4,5,5
a,6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−
7−オンが得られる。
実施例8 4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ〔b〕チ
オフェン−5−酢酸3.0gおよび4−メチルフェニルヒド
ラジン・塩酸塩2.5gをブタノール50mlに溶解し、酢酸ナ
トリウム1.3gを加え、2時間加熱還流する。溶媒を留去
し、水を加え、クロロホルムにて抽出後、水洗し、無水
硫酸マグネシウムにて乾燥する。溶媒を留去し、得られ
た粗結晶をカラムクロマトグラフィーにて精製後、エタ
ノールから再結晶すると、融点157〜160℃の8−(4−
メチルフェニル)−4,5,5a,6,7,8−ヘキサヒドロチエノ
〔2,3−h〕シンノリン−7−オン2.3gが得られる。
オフェン−5−酢酸3.0gおよび4−メチルフェニルヒド
ラジン・塩酸塩2.5gをブタノール50mlに溶解し、酢酸ナ
トリウム1.3gを加え、2時間加熱還流する。溶媒を留去
し、水を加え、クロロホルムにて抽出後、水洗し、無水
硫酸マグネシウムにて乾燥する。溶媒を留去し、得られ
た粗結晶をカラムクロマトグラフィーにて精製後、エタ
ノールから再結晶すると、融点157〜160℃の8−(4−
メチルフェニル)−4,5,5a,6,7,8−ヘキサヒドロチエノ
〔2,3−h〕シンノリン−7−オン2.3gが得られる。
実施例9 実施例8で用いた4−メチルフェニルヒドラジン・塩
酸塩の代わりに、4−メトキシフェニルヒドラジン・塩
酸塩を用いて同様の方法により反応および処理を行なう
と、融点190〜192℃の8−(4−メトキシフェニル)−
4,5,5a,6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノ
リン−7−オンが得られる。
酸塩の代わりに、4−メトキシフェニルヒドラジン・塩
酸塩を用いて同様の方法により反応および処理を行なう
と、融点190〜192℃の8−(4−メトキシフェニル)−
4,5,5a,6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノ
リン−7−オンが得られる。
実施例10 実施例8で用いた4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒド
ロベンゾ〔b〕チオフェン−5−酢酸の代わりに、2−
ブロモ−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ
〔b〕チオフェン−5−酢酸を用いて同様の方法により
反応および処理を行なうと、融点142〜144℃の2−ブロ
モ−8−(4−メチルフェニル)−4,5,5a,6,7,8−ヘキ
サヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オンが得
られる。
ロベンゾ〔b〕チオフェン−5−酢酸の代わりに、2−
ブロモ−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ
〔b〕チオフェン−5−酢酸を用いて同様の方法により
反応および処理を行なうと、融点142〜144℃の2−ブロ
モ−8−(4−メチルフェニル)−4,5,5a,6,7,8−ヘキ
サヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オンが得
られる。
実施例11 実施例8で用いた4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒド
ロベンゾ〔b〕チオフェン−5−酢酸の代わりに、2−
ブロモ−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ
〔b〕チオフェン−5−酢酸を用い、さらに、4−メチ
ルフェニルヒドラジン・塩酸塩の代わりに、4−メトキ
シフェニルヒドラジン・塩酸塩を用いて同様の方法によ
り反応および処理を行なうと、融点155〜156℃の2−ブ
ロモ−8−(4−メトキシフェニル)−4,5,5a,6,7,8−
ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オン
が得られる。
ロベンゾ〔b〕チオフェン−5−酢酸の代わりに、2−
ブロモ−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ
〔b〕チオフェン−5−酢酸を用い、さらに、4−メチ
ルフェニルヒドラジン・塩酸塩の代わりに、4−メトキ
シフェニルヒドラジン・塩酸塩を用いて同様の方法によ
り反応および処理を行なうと、融点155〜156℃の2−ブ
ロモ−8−(4−メトキシフェニル)−4,5,5a,6,7,8−
ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オン
が得られる。
実施例12 実施例8で用いた4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒド
ロベンゾ〔b〕チオフェン−5−酢酸の代わりに、2−
メチル−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ
〔b〕チオフェン−5−酢酸を用い、さらに、4−メチ
ルフェニルヒドラジン・塩酸塩の代わりに、4−クロロ
フェニルヒドラジン・塩酸塩を用いて同様の方法により
反応および処理を行なうと、融点137〜139℃の2−メチ
ル−8−(4−クロロフェニル)−4,5,5a,6,7,8−ヘキ
サヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オンが得
られる。
ロベンゾ〔b〕チオフェン−5−酢酸の代わりに、2−
メチル−4−オキソ−4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ
〔b〕チオフェン−5−酢酸を用い、さらに、4−メチ
ルフェニルヒドラジン・塩酸塩の代わりに、4−クロロ
フェニルヒドラジン・塩酸塩を用いて同様の方法により
反応および処理を行なうと、融点137〜139℃の2−メチ
ル−8−(4−クロロフェニル)−4,5,5a,6,7,8−ヘキ
サヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オンが得
られる。
上記実施例と同様にして次の化合物が得られる。
実施例13 2−メチル−8−(2−ピリジル)−4,5,5a,6,7,8−
ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オ
ン、融点143〜145℃ 実施例14 2−メチル−8−(4−メトキシフェニル)−4,5,5
a,6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−
7−オン、融点133〜135℃ 実施例15 8−(4−ニトロフェニル)−4,5,5a,6,7,8−ヘキサ
ヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オン 実施例16 8−(3−トリフルオロメチルフェニル)−4,5,5a,
6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7
−オン 実施例17 8−(4−アミノフェニル)−4,5,5a,6,7,8−ヘキサ
ヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オン 実施例18 8−(4−アセチルアミノフェニル)−4,5,5a,6,7,8
−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オ
ン 実施例19 8−(4−ヒドロキシフェニル)−4,5,5a,6,7,8−ヘ
キサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オン、
融点268〜269℃ 実施例20 2−メチル−8−(3−メチルフェニル)−4,5,5a,
6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7
−オン 実施例21 2−メチル−8−(4−ニトロフェニル)−4,5,5a,
6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7
−オン 実施例22 2−メチル−8−(4−アセチルアミノフェニル)−
4,5,5a,6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノ
リン−7−オン 実施例23 2−メチル−8−(4−ヒドロキシフェニル)−4,5,
5a,6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン
−7−オン 実施例24 2−メチル−8−(4−メチルフェニル)−4,5,5a,
6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7
−オン、融点120〜122℃ 実施例25 8−(3−メトキシフェニル)−4,5,5a,6,7,8−ヘキ
サヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オン、融
点135〜137℃ 実施例26 8−(2−メトキシフェニル)−4,5,5a,6,7,8−ヘキ
サヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オン、融
点148〜150℃ 実施例27 8−(4,6−ジメチル−2−ピリミジニル)−4,5,5a,
6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7
−オン、融点230〜232℃ 実施例28 8−(6−クロロ−3−ピリダジニル)−4,5,5a,6,
7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−
オン、融点263〜264℃(分解) 実施例29 8−(4−メトキシ−2−ピリミジニル)−4,5,5a,
6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7
−オン 実施例30 実施例24で得られた2−メチル−8−(4−メチルフ
ェニル)−4,5,5a,6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−
h〕シンノリン−7−オン1.6gを酢酸50mlに溶解し、室
温にて攪拌下、臭素0.2mlを加える。さらに、80〜90℃
にて30分間攪拌後、溶媒を留去し、得られた結晶をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて精製後、イソプロ
ピルアルコールから再結晶すると、融点160〜162℃の2
−メチル−8−(4−メチルフェニル)−4,5,7,8−テ
トラヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オン0.8
gが得られる。
ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オ
ン、融点143〜145℃ 実施例14 2−メチル−8−(4−メトキシフェニル)−4,5,5
a,6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−
7−オン、融点133〜135℃ 実施例15 8−(4−ニトロフェニル)−4,5,5a,6,7,8−ヘキサ
ヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オン 実施例16 8−(3−トリフルオロメチルフェニル)−4,5,5a,
6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7
−オン 実施例17 8−(4−アミノフェニル)−4,5,5a,6,7,8−ヘキサ
ヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オン 実施例18 8−(4−アセチルアミノフェニル)−4,5,5a,6,7,8
−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オ
ン 実施例19 8−(4−ヒドロキシフェニル)−4,5,5a,6,7,8−ヘ
キサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オン、
融点268〜269℃ 実施例20 2−メチル−8−(3−メチルフェニル)−4,5,5a,
6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7
−オン 実施例21 2−メチル−8−(4−ニトロフェニル)−4,5,5a,
6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7
−オン 実施例22 2−メチル−8−(4−アセチルアミノフェニル)−
4,5,5a,6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノ
リン−7−オン 実施例23 2−メチル−8−(4−ヒドロキシフェニル)−4,5,
5a,6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン
−7−オン 実施例24 2−メチル−8−(4−メチルフェニル)−4,5,5a,
6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7
−オン、融点120〜122℃ 実施例25 8−(3−メトキシフェニル)−4,5,5a,6,7,8−ヘキ
サヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オン、融
点135〜137℃ 実施例26 8−(2−メトキシフェニル)−4,5,5a,6,7,8−ヘキ
サヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オン、融
点148〜150℃ 実施例27 8−(4,6−ジメチル−2−ピリミジニル)−4,5,5a,
6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7
−オン、融点230〜232℃ 実施例28 8−(6−クロロ−3−ピリダジニル)−4,5,5a,6,
7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−
オン、融点263〜264℃(分解) 実施例29 8−(4−メトキシ−2−ピリミジニル)−4,5,5a,
6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7
−オン 実施例30 実施例24で得られた2−メチル−8−(4−メチルフ
ェニル)−4,5,5a,6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−
h〕シンノリン−7−オン1.6gを酢酸50mlに溶解し、室
温にて攪拌下、臭素0.2mlを加える。さらに、80〜90℃
にて30分間攪拌後、溶媒を留去し、得られた結晶をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて精製後、イソプロ
ピルアルコールから再結晶すると、融点160〜162℃の2
−メチル−8−(4−メチルフェニル)−4,5,7,8−テ
トラヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オン0.8
gが得られる。
参考例31 製剤処方例 本発明一般式(I)の化合物10mgを含有する錠剤は、
以下の処方により調製される。
以下の処方により調製される。
一般式(I)の化合物 10.0mg 乳糖 58.5mg とうもろこしでんぷん 25.0mg 結晶セルロース 20.0mg ポリビニルピロリドンK−30 2.0mg タルク 4.0mg ステアリン酸マグネシウム 0.5mg 120.0mg 一般式(I)の化合物をアトマイザーで粉砕し、平均
粒子径が10μ以下の微粉末にし、これと、乳糖、とうも
ろこしでんぷんおよび結晶セルロースを練合機中で十分
に混合し、ポリビニルピロリドン糊液を用いて練合す
る。練合物を200メッシュの篩に通し、50℃で乾燥し、
さらに24メッシュの篩に通す。タルクおよびステアリン
酸マグネシウムを混合し直径8mmの杵を用いて重量120.0
mgの錠剤を得る。この錠剤は必要により糖衣またはフィ
ルムコート処理することができる。
粒子径が10μ以下の微粉末にし、これと、乳糖、とうも
ろこしでんぷんおよび結晶セルロースを練合機中で十分
に混合し、ポリビニルピロリドン糊液を用いて練合す
る。練合物を200メッシュの篩に通し、50℃で乾燥し、
さらに24メッシュの篩に通す。タルクおよびステアリン
酸マグネシウムを混合し直径8mmの杵を用いて重量120.0
mgの錠剤を得る。この錠剤は必要により糖衣またはフィ
ルムコート処理することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】一般式 (式中、Rは水素、ハロゲンまたは炭素数1〜4個のア
ルキルを、Arはフェニル、ナフチル、2−,3−または4
−ピリジル、2−または3−チエニル、3−または4−
ピラゾリル、1−または2−イミダゾリル、2−,4−ま
たは5−ピリミジニル、3−,4−または5−ピリダジニ
ル、2−,4−または5−ベンズイミダゾリル、または置
換基としてハロゲン、炭素数1〜4個のアルキル、炭素
数1〜4個のアルコキシ、ニトロ、アミノ、ヒドロキ
シ、トリフルオロメチル、炭素数2〜5個のアルカノイ
ルアミノを少なくとも1個有しているフェニル、ナフチ
ル、2−,3−または4−ピリジル、2−または3−チエ
ニル、3−または4−ピラゾリル、3−または2−イミ
ダゾリル、2−,4−または5−ピリミジニル、3−,4−
または5−ピリダジニル、2−,4−または5−ベンズイ
ミダゾリルを、5a位と6位との間の結合 は単結合または二重結合を示す。) で表されるチエノシンノリン化合物。 - 【請求項2】8−(2−ピリジル)−4,5,5a,6,7,8−ヘ
キサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オン、 2−ブロモ−8−フェニル−4,5,5a,6,7,8−ヘキサヒド
ロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オン、 2−メチル−8−フェニル−4,5,5a,6,7,8−ヘキサヒド
ロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オン、 2−ブロモ−8−(4−クロロフェニル)−4,5,5a,6,
7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−
オン、 2−ブロモ−8−(2−ピリジル)−4,5,5a,6,7,8−ヘ
キサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オン、 8−(4−メトキシフェニル)−4,5,5a,6,7,8−ヘキサ
ヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−オン、 2−ブロモ−8−(4−メチルフェニル)−4,5,5a,6,
7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−
オン、 2−ブロモ−8−(4−メトキシフェニル)−4,5,5a,
6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7
−オン、 2−メチル−8−(4−メトキシフェニル)−4,5,5a,
6,7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h]シンノリン−7
−オン、および 2−メチル−8−(4−メチルフェニル)−4,5,5a,6,
7,8−ヘキサヒドロチエノ〔2,3−h〕シンノリン−7−
オン から選ばれる請求項1記載のチエノシンノリン化合物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63066833A JP2615785B2 (ja) | 1987-03-25 | 1988-03-18 | チエノシンノリン化合物 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62-70838 | 1987-03-25 | ||
JP7083887 | 1987-03-25 | ||
JP63066833A JP2615785B2 (ja) | 1987-03-25 | 1988-03-18 | チエノシンノリン化合物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS646278A JPS646278A (en) | 1989-01-10 |
JP2615785B2 true JP2615785B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=26408034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63066833A Expired - Lifetime JP2615785B2 (ja) | 1987-03-25 | 1988-03-18 | チエノシンノリン化合物 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2615785B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
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US5597918A (en) * | 1991-08-27 | 1997-01-28 | Yoshitomi Pharmaceutical Industries, Ltd. | Fused pyridazine compound |
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-
1988
- 1988-03-18 JP JP63066833A patent/JP2615785B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS646278A (en) | 1989-01-10 |
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