JP2615493B2 - 画像の符号化方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、画像を複数の画素からなるブロックに分割
して符号化する方法に関するものである。

従来の技術 直交変換（ディスクリート・コサイン変換など）やブ
ロック符号化など画像を複数の画素からなるブロック
（例えば水平８画素、垂直８画素の64画素からなる長方
形のブロック）に分割して符号化する方法においては圧
縮率を大きくするとブロックの境界が見えるブロック歪
を生じるという問題がある。

このブロック歪を目立たなくする方法としてフィール
ドまたはフレーム毎にブロックに分割する位置をずらす
方法（例えば水平方向に1/2）が提案されている。

発明が解決しようとする課題 しかしながらブロックの分別位置をフィールドまたは
フレーム毎にずらす方法では画面周辺のブロックに画素
の一部ないものが生じ、符号化効率が低下するという問
題を有していた。

課題を解決するための手段 本発明の画像の符号化方法は、画像を複数のブロック
に分割する位置をフィールドまたはフレーム毎にずらす
符号化方法において、所定の画素数に足りない画面両端
のブロックはこれを連結して１つのブロックとすること
を特徴とする。

作 用 本発明の画像の符号化方法によれば、前記の構成によ
り、画素数の足りないブロックをなくすことができ、符
号化効率が低下しない。

実 施 例 第１図は本発明の一実施例における画像とこの画像を
分割するブロックの対応を示す図であり、第２図は第１
図に示したブロック分割を用いた画像の高能率符号化装
置のブロック構成図である。

第２図において、101は映像信号の入力端子、102はブ
ロック分割回路、103は直交変換器、104は符号化器、10
5は高能率符号の出力端子である。

以上のように構成された本実施例における画像の高能
率符号化装置について、以下その動作を説明する。

端子101より入力された映像信号の画像は、ブロック
分割回路102においてフィールド毎に第１図に示したブ
ロック分割が行なわれる。ブロックに分割された映像信
号はブロック毎に直交変換器103により直交変換され、
直交変換出力は符号化器104において符号化されて端子1
05より高能率符号が出力される。符号化器104は、直交
変換出力において出力の大きいシーケンスに多くのビッ
トを割り当て、出力の小さいシーケンスに対しては少な
いビットを割り当て全体としてビット数を削減すること
により高能率な符号化を行なう。

以上のように、本実施例によれば画素数の足りない画
面両端のブロックを連結して１つのブロックとすること
により、画素数の足りないブロックをなくすことがで
き、符号化効率の低下を防止できる。

発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、画素数の足り
ないブロックをなくすことができ、効率のよい符号化を
おこなうことができ、その実用的価値は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における画像とブロックの対
応を示す説明図、第２図は第１図に示したブロック分割
を用いた高能率符号化装置のブロック構成図である。 101……映像信号の入力端子、102……ブロック分割回
路、103……直交変換器、104……符号化器、105……高
能率符号の出力端子。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】画像を複数のブロックに分割する位置をフ
   ィールドまたはフレーム毎にずらす符号化方法におい
   て、所定の画像数に足りない画面両端のブロックはこれ
   を連結して１つのブロックとすることを特徴とする画像
   の符号化方法。