JP2614762B2 - 複写画像消去方法 - Google Patents

複写画像消去方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、一般に使用されている静電式乾式複写機よ
つてコピーされた複写用紙上のトナー画像の不適当な個
所及び変更の必要な所や一部消去して補正する個所等を
綺麗に拭き取り除去する事を目的とした複写画像消去方
法に関するものである。
(従来の技術) 従来の複写画像消去方法にあつては、複写用紙に写さ
れた文字、絵柄模様等のトナー画像の消去したい部分に
対してトナー溶融力の高い有機溶剤をトナー画像に含浸
させることによつて、トナーを完全に溶かして溶液化
(ゾル化)し、この溶液化されたものをフエルト又はテ
イシユペーパー等によつて拭き取るのが一般的に実施さ
れているものである。
(発明が解決しようとする課題) 従来の複写画像消去方法にあつては、トナーの溶融力
が高い一種類の有機溶剤を使用しているため、この有機
溶剤によつて溶け出したトナー画像のトナーが各種の複
写用紙面上に広がつて地肌を著しく汚染して残置し、完
全に消去することが非常に困難である問題点と、トナー
画像の周囲に位置する必要な文字及び絵柄模様を著しく
汚染するという不便な問題点を有していた。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とする所は、トナー
画像に浸漬する有機溶剤をトナーがゾル化することなく
ゲル状に溶融するように、少なくともトナー溶融能力の
異なる二種類以上の混合した有機溶剤よりなる溶液を使
用することによつて、トナー画像の必要部分を消去した
り、汚染したりすることなく、不要部分のみを確実に消
去することのできる複写画像消去方法を提供するもので
ある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明においては、シー
ト状複写機(1)に複写されたトナー画像(2)に対し
て、該トナー画像(2)が浸漬した時にトナー画像
(2)が溶液化することなく膠質化(ゲル化)する如
く、トナー溶融能力の高い第1液体の有機溶剤と、第2
液体のトナー溶融能力の低い又は無い有機溶剤との二種
類を混合した溶液(3)を該トナー画像(2)に含浸さ
せる。そのトナー画像を膠質化(5)して剥離性を持た
せた後に、刷毛又はフエルト等の擦り具(6)を以て擦
り取り、該トナー画像(2)を複写用紙から剥離除去す
ることによつて、不要部分の消去及び訂正をすることが
できる。
(作用) 次に、本発明の使用工程を説明すると、第1図に示す
如く、各種のシート状複写紙(1)に対して静電式乾式
複写機によつて文字、絵柄模様のトナー画像(2)を複
写する。今このトナー画像(2)の一部が不必要の場合
又は訂正したい場合等において、トナー溶融能力の高い
第1液体の1.1.1.トリクロルエタンの有機溶剤と、トナ
ー溶融能力の低い第2液体のノルマルヘキサンの有機溶
剤との少なくとも二種類以上の混合による溶液(3)を
第2図に示す如くトナー画像(2)に塗着含浸させる。
次に第3図に示す如く、トナー画像(2)の上から該溶
液(3)とトナー画像(2)を刷毛又はフエルト等の各
種の擦り具(6)を持って擦ることによつて該トナー画
像(2)が膠質化(5)となり、溶液(3)は汚れず透
明を保持し、この溶液(3)と膠質化(5)(5)……
を拭き取ることによつて不要部分を消去することができ
るものである。
(実施例) 次に、本発明の実施例を図面について説明すると、第
1図に示すものは、各種のシート状複写紙(1)が静電
式乾式複写機によつて表面に各種の文字及び絵柄模様の
トナー画像(2)を形成したものである。第2図に示す
ものは、このトナー画像(2)の上面よりトナー溶融能
力の高い第1液体の1.1.1.トリクロルエタンの有機溶剤
と、トナー溶融能力の低い第2液体のノルマルヘキサン
又はイソプロピルアルコール等の有機溶剤とを混合して
溶液(3)を作り、これを不必要の個所のトナー画像
(2)の上面に含浸して剥離性を持たせるものである。
また、第3図に示すものでは、トナー画像(2)と該溶
液(3)との上部より刷毛等の擦り具(6)を持って擦
ることによつてトナーを膠質化(5)するものである。
以下、本発明の実施例を説明すると、 実験例1 OHP(オーバーヘツドプロジエクター)用透明ポリエ
ステルフイルムにコピーされたトナー画像を消去するた
めの溶液として 第1液体……1.1.1.トリクロルエタン 8% (容量比) 第2液体……ノルマルヘキサン 92% (容量比) 実施複写機 リコー製 FT5520 OHP用フイルムの表面には、トナーの定着性を高める
薬剤が塗布されているが、この薬剤を溶かすことなく、
トナーのみを膠質化(ゲル化)しなくてはならないため
に、上記の容量比の組み合わせが適している。
なお、実験の結果では、上記の混合比率から、夫々±
5%程度の範囲内が、実用数値として採用できる。
実験例2 トレツシングペーパーにコピーされたトナー画像を消
去するための溶液として、 第1液体……1.1.1.トリクロルエタン 45% (容量比) 第2液体……イソプロピルアルコール 55% (容量比) 実施複写機 リコー製 FW550 トレツシングペーパーの表面には、有機溶剤で溶融す
る薬剤等は塗布されておらず、溶液の組成は、トナーを
膠質化(ゲル化)させる速度、低毒性、作業性を優先し
て決定することができる。また、引火性の低さ、揮発性
の低さ等により、上記の容量比の組み合わせの溶液は非
常に作業性に優れている。
(発明の効果) 本発明は、以上に説明したように構成されているの
で、従来のような有機溶剤によつてトナー画像を完全に
溶かして溶液化(ゾル化)し、溶け出したトナーが複写
用紙面上に広がつて地肌汚れとなつたり、付近の必要な
文字、絵柄模様の部分を汚染することがない実用的な効
果と、複雑な絵柄模様等でも、熟練を用せず、誰人でも
簡単確実に不要部分のみを消去することができる優れた
効果がある。
更に、本発明によれば、トナー溶融能力の高い第1液
体1.1.1.トリクロルエタンの有機溶剤と、トナー能力の
低い第2液体のノルマルヘキサン又はイソプロピルアル
コール等の有機溶剤とを混合によつて溶液を完全容易に
得ることができ、更に、引火性、揮発性が非常に低いと
共に、非常に作業性に優れている効果がある。また、溶
液によつてトナーが溶融しないために溶液が汚れずに最
後まで透明度を維持でき、刷毛等の擦り具やフエルト等
も汚染されないで常時使用できる従来にない便利な効果
もある。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の作業工程を示すもので、第1図は複写機
にコピーされたトナー画像の断面図、第2図はトナー画
像に溶液を含浸させた断面図、第3図は刷毛等の擦り具
によつてトナー画像の表面を擦つている状態の断面図で
ある。符号(1)はシート状複写紙、(2)はトナー画
像、(3)は溶液、(5)は膠質化、(6)は擦り具で
ある。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電式乾式複写機によつてシート状複写紙
    に複写形成されたトナー画像に対して、トナー画像が浸
    漬したときに、該トナー画像が溶液化することなく膠質
    化に溶融するように、第1液体のトナー溶融能力の高い
    有機溶剤と、第2液体のトナー溶融能力の低い又は無い
    有機溶剤との少なくとも二種類を混合した、溶液を該ト
    ナー画像に含浸させ、トナー画像を膠質化して剥離性を
    持たせた後に、刷毛又はフエルト等の擦り具を以て擦る
    ことにより、該トナー画像を複写用紙から剥離除去する
    事を特徴とする複写画像消去方法。
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