JP2612973B2 - 自動水平吹付け装置 - Google Patents

自動水平吹付け装置

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JP2612973B2
JP2612973B2 JP3062986A JP6298691A JP2612973B2 JP 2612973 B2 JP2612973 B2 JP 2612973B2 JP 3062986 A JP3062986 A JP 3062986A JP 6298691 A JP6298691 A JP 6298691A JP 2612973 B2 JP2612973 B2 JP 2612973B2
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gantry
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gun
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秀雄 谷尻
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築部材等の仕上げに用
いられる自動水平吹付け装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の内外装の仕上げに際して
は、被仕上げ面が既に建築物の各部位にあり、美装と下
地材の保護を兼ねて吹付け仕上げを施していた。即ち躯
体が完了したのち、天井、外壁等のコンクリート、モル
タル、ALC、石綿スレート、石膏ボード等よりなる下
地材に直接吹付ける方法が一般的である。
【0003】また、プレキヤストコンクリート板や石綿
スレート、石膏ボードに予め吹付け仕上げを施したプレ
フイニツシユの方法がある。本発明はこのプレフイニツ
シユにおける自動水平吹付け装置に係るものである。プ
レキヤストコンクリート板は工場、あるいは現場サイト
で所定の大きさに製作され、規定の検査を終了したの
ち、ストツクヤード、または仕上げヤードに載置し、垂
直に立てた吹付け架台に移載して仕上げ材の種類により
吹付け機材を選定して、吹付工が手動で、むらのないよ
うに入念に吹付けを行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、建築物の高級化
にともない仕上げ材も多様化して、様々な材料と模様に
より高級感が求められている。その一つに、自然石をイ
メージした吹付けによりプレキヤストコンクリート板等
にプレフイニツシユされた部材を建築物躯体に取付て仕
上げを行なっており、垂直架台に立ち姿勢でスプレーガ
ンを壁面に対して直角に保ち、縦横に平行に移動しなが
ら所望のテクスチヤア(形態・色彩・質感・材質感)を
得られるように吹き付けを行なっているが、吹付けの材
質等は規格の配合によって一定にすることは可能である
が、自然石をイメージした自然石調(例えば、御影石ジ
エツトバーナー調)の仕上げのように自然石のテクスチ
ヤアを均等にするためには吹付する距離、吹付回数、速
度、角度等は施工する吹付工の技量や経験により依存す
るところが多く、塗付量不均一はむらの原因ともなり、
吹付工の技量により仕上げが異なることが多い。
【0005】また、垂直に吹付けたとき、材料の結合
材、添加材、骨材等の噴霧状態が一定ではなく骨材粒子
が結合材、添加材の中に埋まったり、はねかえりで飛散
して自然石のようなテクスチヤア(形態・色彩・質感・
材質感)を均一にすることは困難であるという問題があ
った。本発明は、前記した問題点を解決するために提案
されるもので、その目的とするところは、一定の吹付け
材料を一定の条件、即ち、吹付する距離、吹付回数、速
度、角度等を予め設定して、吹付けの時期、吹付工に依
らず均一な初期のテクスチヤアを確保するとともに高度
なテクニツクを要する専門職を不要ならしめ、高級感の
ある建築部材を供給する自動水平吹付け装置を提供する
点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る自動水平吹付け装置は、被吹付け部材
を跨いで走行する門型架台と、同架台の水平部に、同架
台の進行方向と直角方向に水平移動可能に装架された吹
付装置と、同吹付装置及び前記架台の制御装置とよりな
り、前記吹付装置は前記架台の水平部に沿って移動する
水平部材に垂直桿を上下に可動に装架するとともに、同
垂直桿より外方に突設された水平部材に吹付材供給部及
びフイニツシユガンを回動自在に装架してなり、前記制
御装置は同フイニツシユガンの高さ、角度を設定し、吹
付距離と吹付回数と、架台速度を制御するように構成さ
れている。
【0007】
【作用】本発明は前記したように構成されているので、
被吹付け部材に対して、前記垂直桿の前記架台における
水平部材に対して上下調整して、前記垂直桿より外方に
突設された水平桿に装架されたフイニツシユガンの高低
調整を行なうとともに、同水平桿に対する回動角度を調
整して、フイニツシユガンの吹付角度を調整する。
【0008】次いで前記制御装置によって最適なテクス
チヤを得るための吹付回数の設定、フイニツシユガンの
吹付有効幅により前記架台の移動幅を予め決めておき、
前記吹付材料部に吹付材料を供給して吹付けを開始す
る。次いでフイニツシユガンの吹付有効幅だけ架台の移
動を行ない、以下前記の工程を反覆する。
【0009】このように吹付けフイニツシユガンの高さ
と角度を自由に設定し、最適な吹付け距離と吹付回数と
その速度を自動制御することによって、一定条件のもと
で所期のテクスチヤを確保することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明を図示の実施例について説明す
る。Aは門型架台で、その両側部下端に被吹付け部材P
を挟んで相対する軌条1上を走行する車輪2が装備され
るとともに、同車輪2を駆動する駆動装置3及び車輪の
回転数を計測して走行距離を測定するエンコーダ4が装
備されている。
【0011】Bは吹付装置で、前記架台Aにおけるその
進行方向と直交した水平部5の中間にあり、同水平部5
を案内として移動する水平部材6に上下方向に可摺動的
に装架された垂直桿7の上方から外側に突設された水平
桿8に回転自在な接手部9を介して吹付け材供給器10
とフイニツシユガン11とが装着されている。図中7a
は垂直桿7の固定用ボルトで、同ボルト7aを弛めて垂
直桿7の高低調節を行なうものである。
【0012】なお前記水平部材6は門型架台Aの水平部
5両端に配設されたスプロケツトホイール12間に架渡
された無端帯13に繋着されている。図中14は一方の
スプロケツト12の駆動モータである。前記架台Aの上
面には吹付け材容器C及びコンプレツサーDが搭載さ
れ、夫々フレキシブル管15を介して吹付装置Bに接続
されている。更に制御盤Eが搭載され、架台Aの駆動、
吹付装置Bの作動を自動制御するように構成されてい
る。
【0013】16は垂直押圧桿で、架台Aに対して上下
動するようになっており、被吹付け部材Pに対する吹付
けが完了したのち、他の場所に移動する際点線位置まで
下降して前記被吹付け部材Pの小口に係止し、架台Aを
移動することによってローラーコンベヤ17上に沿って
被吹付け部材Pを移動させるものである。18は上面が
開放した箱体で、被吹付け部材Pの両端が完全に吹付け
られるよう余吹きするため、フイニツシユガン11から
の吹付け材をこの箱で受けて飛散を防止する。
【0014】図示の実施例は前記したように構成されて
いるので、最適なテクスチヤアを得るため、吹付回数の
設定、フイニツシユガン11の吹付け有効幅により架台
の移動幅とを予め制御盤Eに指定しておく。次に、吹付
け材容器Cに吹付け材料を投入し、吹付けを開始する
と、予め決められた吹付回数により水平可動する水平部
材6に設けたカウンター(図示せず)により吹付回数を
カウントして、次に架台の駆動装置に設けたエンコーダ
4によりフイニツシユガン11の吹付け有効幅tだけ架
台Aを後退移動して吹付けを行なう。吹付け材の供給
は、架台A上に配設した吹付け材容器Cに塗料基材と細
粒子の骨材が配合された吹付け材を入れ、吹付け材供給
器で圧縮空気と混合されてフイニツシユガン11より噴
射して前記の工程を繰り返し行なう。
【0015】尚、進行方向の前方の吹付け装置B′は、
本吹付けの前に被吹付け部材Pの吹付け基盤をなじみを
良くするため予め下地処理をするシーラーを吹付けるた
めのものである。このように、吹付けフイニツシユガン
の高さと角度を自由に設定し最適な吹付け距離と、吹付
回数とその速度を自動制御することにより、一定条件の
もとで所期のテクスチヤアを確保することができる。
【0016】吹付けのテクスチヤアは自然石をイメージ
して、石目ジエツトバーナー調の仕上げで、対照例とし
て挙げた図3は従来の垂直吹きの吹付け断面で、表面が
垂れ流れた感じで大きな凹凸面を呈する。図4は本装置
による被吹付け部材Pの吹付け断面を示し、表面は小さ
く尖った凹凸で、骨材19の粒子分布が均一となり、石
目の材質感を呈する。
【0017】この差異は水平吹付けと垂直吹付けとによ
るもので、本発明における如く水平吹付けの場合には高
圧の空気圧は必要とせず、吹付け材の粘性度を高くする
ことにより凹凸は小さく、骨材粒子がめりこまない。ま
た本装置のように、吹付け面に対して一定の角度で水平
に移動して吹付け材を吹付けることによって、吹付け
時、吹付け材の基材が先ず吹付け面に付着し、骨材は跳
ね返り、遠くへ跳ばされて先に付着した基材表面に軟着
して付着することにより、自然のテクスチヤアが得ら
れ、ほぼ100%の骨材が付着して吹付けの効果が増大
し、従来のように飛散がなく、且つ塗付け量の均一化に
よって石目がはっきりしている。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば前記したように、被吹付
け部材を跨いで走行する門型架台に装架した制御装置に
よって、同架台の水平吹付装置に装架された吹付けフイ
ニツシユガンの高さと角度を自由に設定し、最適の吹付
け距離と、吹付回数と、速度を自動制御することによっ
て、従来、吹付工の技量、経験を頼りとして吹付けた場
合に比して格段に優れた建築部材のテクスチヤアが得ら
れ、高度の技量を要する専門職を不要ならしめ、高級感
のある建築部材を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動水平吹付け装置の一実施例を
示す側面図である。
【図2】前記吹付け装置の正面図である。
【図3】従来技術による吹付け材の吹付面を示す縦断面
図である。
【図4】本発明の装置による吹付面を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
A 門型架台 B 吹付装置 C 吹付け材容器 D コンプレツサー E 制御盤 1 軌条 2 車輪 3 駆動装置 4 エンコーダ 5 水平部 6 水平部材 7 垂直桿 8 水平桿 9 接手部 10 吹付け材供給器 11 フイニツシユガン 12 スプロケツトホイール 13 無端帯

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被吹付け部材を跨いで走行する門型架台
    と、同架台の水平部に、同架台の進行方向と直角方向に
    水平移動可能に装架された吹付装置と、同吹付装置及び
    前記架台の制御装置とよりなり、前記吹付装置は前記架
    台の水平部に沿って移動する水平部材に垂直桿を上下に
    可動に装架するとともに、同垂直桿より外方に突設され
    た水平部材に吹付材供給部及びフイニツシユガンを回動
    自在に装架してなり、前記制御装置は同フイニツシユガ
    ンの高さ、角度を設定し、吹付距離と吹付回数と、架台
    速度を制御するように構成されたことを特徴とする自動
    水平吹付け装置。
JP3062986A 1991-03-27 1991-03-27 自動水平吹付け装置 Expired - Lifetime JP2612973B2 (ja)

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US4680749A (en) * 1985-05-15 1987-07-14 General Electric Company Duplex radio transceiver having improved data/tone and audio modulation architecture

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