JP2612616B2 - プリンタ装置におけるサーマルヘッドの駆動方法およびその装置 - Google Patents

プリンタ装置におけるサーマルヘッドの駆動方法およびその装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はプリンタ装置におけるサーマルヘッドの駆動
方法およびその装置に関し、一層詳細には、例えば、ビ
デオフロッピィディスク等の映像信号記録媒体から出力
される映像信号の階調に応じて、所定数のパルス信号を
複数の発熱素子が主走査方向にライン状に配列されたサ
ーマルヘッドに供給して副走査方向に搬送される感熱
体、例えば、感熱フイルムに二次元的に画像を記録する
際、前記サーマルヘッドの温度変化に応じて前記パルス
信号のパルス幅を変化させて発熱素子に供給することに
より再生画像を忠実に階調再現することを可能としたプ
リンタ装置におけるサーマルヘッドの駆動方法およびそ
の装置に関する。
[従来の技術] 医療分野において、従来から使用されているX線撮影
装置の他、超音波映像装置、X線CTおよびDF等の各種医
療画像診断装置が広範に普及しつつある。この種の医療
画像診断装置では、患者の体外より超音波やX線等を入
射して前記超音波やX線等の変化を検出することにより
患部の画像を得、この画像を、例えば、CRTモニタに可
視像として表示している。従って、医師等はモニタに表
される画像を介して患部の診断を行えばよく、特に、前
記診断時に必要に応じて他の患部等を容易に観察するこ
とが出来、診断作業を正確に且つ迅速に遂行することが
可能となる。
この場合、前記医療画像診断装置においてモニタに表
示される患部を眼で見るだけでなく、他の病院への紹
介、さらには、患部の継続的な変化を診断後患者等と一
緒に見たりする必要性があることからモニタに映された
画像をハードコピーとして記録担体上に恒久的に記録す
ることが望まれている。このため、種々のプリンタ装置
が採用されており、例えば、熱により発色し紫外線の照
射により定着する感熱材料の層を有するフイルム、所
謂、光定着型感熱フイルムを用いたサーマルプリンタ装
置が知られている。
前記サーマルプリンタ装置では、光定着型感熱フイル
ムをロール状に巻回して収容しており、第9図に示すよ
うに、前記光定着型感熱フイルムFを印字部2へと送り
出す。印字部2は実質的に画素数に対応して主走査方向
Aに複数の発熱素子4を備えたサーマルヘッド6を有
し、このサーマルヘッド6とプラテンローラ8とで光定
着型感熱フイルムFを挟持するとともに、前記プラテン
ローラ8の矢印B方向への回転作用下に前記光定着型感
熱フイルムFを副走査方向Cに搬送する。これと同時
に、医療画像診断装置から送給される画像信号に基づい
て前記発熱素子4に選択的にパルス信号を供給し、これ
によって前記光定着型感熱フイルムFに二次元的に画像
を記録する。次いで、光定着型感熱フイルムFを定着部
(図示せず)に移送し、この定着部に設けられている紫
外線ランプ(図示せず)を付勢して前記紫外線ランプか
ら照射される紫外線により定着を行うとともに、1画面
の画像情報を記録した前記光定着型感熱フイルムFはカ
ッター手段(図示せず)により所定長毎に切断された
後、排出トレー(図示せず)に収容される。
このようにして所定長に切断され、画像が再生された
光定着型感熱フイルムFの模式図を第10図aに示す。こ
の場合、図に示すハッチング部が画像が再生された1画
面に相当する部分であり、副走査方向C、すなわち、光
定着型感熱フイルムFの搬送方向に印字領域L0だけ画像
が記録されている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、この場合、発熱素子4に画像濃度Dが一定
の濃度D0(第10図b参照)に対応するパルス信号、すな
わち、同一の熱エネルギを担持するパルス信号を印字領
域L0を構成する全ての主走査線(以下、走査線という)
に対応するように前記サーマルヘッド6の発熱素子4に
連続的に供給した場合においても、第10図bに示すよう
に、画像濃度Dが設定値である一定の濃度D0に比較し
て、特性D1に示すように、徐々に増加し、その結果、再
生画像に濃度変化を生じるという欠点が露呈している。
なお、この現象はサーマルヘッド6を構成する発熱素子
4の蓄熱効果等によるものであることが発明者等によっ
て解明されている。
本発明は前記の技術的課題を解決するためになされた
ものであって、サーマルヘッドの温度変化に応じて前記
サーマルヘッドを構成する発熱素子に供給されるパルス
のパルス幅を変化させるように駆動することで、前記し
た蓄熱効果等によって発生する濃度の変化を補正し、入
力する画像信号の濃度が一定である場合には感熱フイル
ム上に均一濃度の再生画像を形成することを可能とした
プリンタ装置におけるサーマルヘッドの駆動方法および
その装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記の課題を解決するために、本発明は、例えば、図
面に示すように、パルス信号を供給することによって駆
動される発熱素子TPiが主走査方向Aに配設されたサー
マルヘッド42を用いて、前記主走査方向と略直交する副
走査方向Cに相対的に移動される感熱体Fを二次元的に
走査し、文字情報、画像情報等の記録を行うプリンタ装
置におけるサーマルヘッドの駆動方法であって、 前記感熱体に対する走査記録中、所定時間毎(例え
ば、明細書の第28頁16行〜17行に記載された「この温度
検出処理は1走査毎に1回行われる。」参照)に前記サ
ーマルヘッドの温度を検出し、 検出された温度から温度変化(ti−ti-1)を算出し
(第1図a中、STP5参照)、 前記算出された温度変化に応じて前記発熱素子に供給
されるパルスのパルス幅総変化量PWi{(1)式参照}
を決定するとともに、このパルス幅総変化量に応じて前
記副走査方向の予め定められた長さ内に存在する主走査
線数M{(2)式参照}を設定し、 前記感熱体への走査記録を継続するにあたり、前記パ
ルス副総変化量を前記設定主走査線数で割ったパルス幅
分だけ、前記設定主走査線の各主走査線毎にパルス幅を
徐々に増加させ、あるいは減少させるよう制御すること
を特徴とする。
この場合、サーマルヘッドの温度検出は、感熱体に対
する走査記録中、1本の主走査記録時間毎に行い、温度
変化値は、連続する所定数の主走査線に係る温度検出値
の平均の差として算出するようにする。
また、この発明は、パルス信号を供給することによっ
て駆動される発熱素子が主走査方向に配設されたサーマ
ルヘッドを用いて、前記主走査方向と略直交する副走査
方向に相対的に移動される感熱体を二次元的に走査し、
文字情報、画像情報等の記録を行うプリンタ装置におけ
るサーマルヘッドの駆動装置であって、 前記感熱体に対する走査記録中、所定時間毎に前記サ
ーマルヘッドの温度を検出する温度検出手段と、 検出された温度から温度変化を算出し、且つ前記算出
された温度変化に応じて前記発熱素子に供給されるパル
スのパルス幅総変化量を決定するとともに、このパルス
幅総変化量に応じて前記副走査方向の予め定められた長
さ内に存在する主走査線数を設定し、前記感熱体への走
査記録を継続するにあたり、前記パルス幅総変化量を前
記設定主走査線数で割ったパルス幅分だけ、前記設定主
走査線の各主走査線毎にパルス幅を徐々に増加させ、あ
るいは減少させるよう制御する制御と、を備えることを
特徴とする。
この場合においても、サーマルヘッドの温度検出は、
感熱体に対する走査記録中、1本の主走査記録時間毎に
行い、温度変化値は、連続する所定数の主走査線に係る
温度検出値の平均の差として算出する。
[作用] 本発明に係るプリンタ装置におけるサーマルヘッドの
駆動方法では、 先ず、サーマルヘッドに取着された温度検出手段、例
えば、サーミスタによって温度を検出し、 次いで、前記温度検出手段によって検出された温度に
基づいて所定時間の間の温度変化を算出し、 その後、前記算出された温度変化に応じてサーマルヘ
ッドを構成する発熱素子に供給されるパルスのパルス幅
を副走査方向の予め定められた長さ内に存在する主走査
線毎に徐々に増加(前記温度変化が負の場合)させ、あ
るいは減少(前記温度変化が正の場合)させるように制
御して、前記のような蓄熱効果等による再生画像上の濃
度の変化を補償する。
本発明に係るプリンタ装置におけるサーマルヘッドの
駆動装置では、 サーマルヘッドに取着された温度検出手段によってサ
ーマルヘッドの温度を検出し、 制御手段が前記温度検出手段によって検出された温度
について所定時間毎に温度変化を算出し、且つ前記算出
された温度変化に応じて発熱素子に供給されるパルスの
パルス幅を副走査方向の予め定められた長さ内に存在す
る主走査線毎に徐々に増加(前記温度変化が負の場合)
させ、あるいは減少(前記温度変化が正の場合)させる
ように制御して、前記のような蓄熱効果等による再生画
像上の濃度の変化を補償する。
[実施例] 次に、本発明に係るプリンタ装置におけるサーマルヘ
ッドの駆動方法およびその装置について実施例を挙げ、
添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第2図において、参照符号10は本発明に係るサーマル
ヘッドの駆動方法およびその装置が適用されたサーマル
プリンタ装置を示す。当該装置10はケーシング12を含
み、このケーシング12の上部には一端側を支点として開
閉自在な蓋体14が装着されており、前記ケーシング12の
前部にはオペレーションパネル15が形成される。第3図
aに示すように、前記ケーシング12の内部に光定着型感
熱フイルムFを巻回収納するフイルム装填部16と、前記
光定着型感熱フイルムFを選択的に加熱して所定の画像
等を発色させる印字部18と、この光定着型感熱フイルム
Fを所定長に切断するカッター部20と、前記光定着型感
熱フイルムFに紫外線を照射して定着を行う定着部22
と、所定長に切断された光定着型感熱フイルムFを排出
トレー24に送り出す排出部26と、これらを制御するため
の制御部28a、28bとが設けられる。
蓋体14の開閉する一端側には、第2図に示すように、
把手30が設けられており、この把手30を引き上げること
により前記蓋体14の両側に設けられている爪部材32、32
が揺動してケーシング12との係合状態を解除し、これに
よって当該蓋体14を開動することが出来る。蓋体14には
覗き窓として紫外線カットフィルタ34(実質的には赤色
フィルタ)が設けられており、この紫外線カットフィル
タ34はフィルム装填部16に収容されている光定着型感熱
フイルムFの残量を外部から視認するためのものであ
る。
次いで、この蓋体14には印字部18を構成するプラテン
ローラ36(実質的にはゴムローラ)が装着される。すな
わち、蓋体14の一側部にパルスモータ等の回転駆動源38
が係着され、この回転駆動源38の図示しない回転駆動軸
には一点鎖線で示すギヤトレイン40が連結され、前記プ
ラテンローラ36は当該ギヤトレイン40を介して所定の回
転速度で、第3図a中、矢印B方向に回転する。さら
に、蓋体14にはプラテンローラ36と平行にガイドローラ
41が回転自在に支承されるとともに、光定着型感熱フイ
ルムFの有無等を検出するための光反射用の検出センサ
43(第4図参照)が装着される。
そこで、蓋体14をケーシング12に対し閉動し、前記爪
部材32、32をこのケーシング12に係合させることにより
前記蓋体14が前記ケーシング12に固定され、一方、プラ
テンローラ36がサーマルヘッド42に係合する。第4図に
示すように、サーマルヘッド42には主走査方向Aに対し
光定着型感熱フイルムFの画素数に対応して、例えば、
数百の発熱素子TPi(本実施例はn個;i=0乃至n−
1)が配設されており、このサーマルヘッド42はブラケ
ット46に固着される。なお、サーマルヘッド42を構成す
る発熱素子TPiの裏面には、第4図に示す二点鎖線で囲
繞された位置にサーミスタ等の温度検出手段47が配設さ
れている。前記ブラケット46はフイルム装填部16側の一
端部にピン48を介してケーシング12内で揺動自在に支承
されており、このブラケット46の下部側にコイルスプリ
ング50の一端が係合するとともに、このコイルスプリン
グ50の他端はケーシング12内の支持板52に係合してい
る。
また、ケーシング12内において、前記カッター部20の
フイルム導入側には一対のガイド板55a、55bが設けられ
る。前記カッター部20は固定型の第1のカッター刃56a
と可動型の第2のカッター刃56bとを有し、前記第2カ
ッター刃56bは揺動自在に構成される。なお、前記光定
着型感熱フイルムFの熱印字記録された面を、一層保護
するためプラテンローラ36とカッター部20との間にガイ
ドローラ54が配設された場合には、第3図bに示すよう
に、前記ガイド板55bの上下方向を反対にして取り付け
ることにより当該ガイド板55bを共用化することが出来
る。
前記第2カッター刃56bの近傍にはガイド部材66が配
設されており、このガイド部材66の端部は定着部22内に
臨入する。前記定着部22は光定着型感熱フイルムFの両
面に対向して配設される一対の紫外線ランプ68a、68bを
含み、夫々の紫外線ランプ68a、68bは夫々ランプホルダ
70a、70bに保持される。前記ランプホルダ70a、70bは屈
曲形成されており、夫々の内面部にアルミニウム蒸着に
より光反射面72a、72bを形成している。
さらに、定着部22に近接して排出部26が設けられる。
前記排出部26はパルスモータ等の回転駆動源(図示せ
ず)を含み、この回転駆動源の回転駆動下にゴムローラ
82を駆動する。そして、前記ゴムローラ82にニップロー
ラ84が摺接する。前記ニップローラ84はケーシング12内
で回動自在に保持されるアーム86の一端部に支承されて
おり、このアーム86の他端部にはコイルスプリング88が
係合する。このため、コイルスプリング88の弾発力を介
して前記ニップローラ84は常時所定の押圧力でゴムロー
ラ82に摺接している。また、前記ニップローラ84の上方
には取付板90が配設されており、この取付板90には除電
ブラシ92が光定着型感熱フイルムFの幅方向に延在して
植設されている。
一方、ゴムローラ82の下流側には排出トレー24が着脱
自在に装着されており、この排出トレー24はケーシング
12の前面部に形成されている開口部94を介して外部に露
呈している。
第3図aにおいて、前記制御部28a、28bは基本的に電
子部品が搭載されたプリント基板100、102から構成さ
れ、当該プリント基板100、102から図示しないワイヤハ
ーネスによって前記サーマルヘッド42、温度検出手段4
7、回転駆動源38および紫外線ランプ68a、68b等と電気
的に接続されている。この場合、制御部28aには図示し
ない商用電源入力端子から商用電源が導入され、当該制
御部28aにおいて直流電圧等が発生される。また、プリ
ンタ装置10の背面部には映像信号入力端子104が固着さ
れ、外部の医療画像診断装置(図示せず)から導入され
る複合映像信号VCが当該映像信号入力端子104から信号
線106を介して前記制御部28bに導入される。
第5図に前記制御部28bの一部を含むサーマルヘッド
駆動部108の概略構成を示す。当該サーマルヘッド駆動
部108は基本的に映像信号入力部110と、映像信号メモリ
部112と、信号処理部114およびサーマルヘッド42を駆動
するサーマルヘッド駆動部本体116とから構成される。
この場合、サーマルヘッド42を構成する夫々の発熱素子
TP0乃至TPn-1の直上には前記光定着型感熱フイルムFが
当接される。
図において、映像信号入力端子104から導入された映
像信号VCは可変抵抗器RV1、RV2が配設されたアナログイ
ンタフェース118を介して同期分離回路119とA/D変換器1
20に導入される。ここで、同期分離回路19において入力
する映像信号VCからフィールド判別信号、VSYNC信号お
よびHSYNC信号が抽出される。この場合、HSYNC信号はク
ロック発生回路121を構成する図示しない電圧制御発振
器(以下、VCOという)をトリガする。前記VCOから発生
する高周波パルス信号がサンプリングクロック信号CS
してA/D変換器120に、アドレス信号としてフレームメモ
リ122に導入される。一方、フィールド判別信号とVSYNC
信号はフレームメモリ122にアドレス信号として導入さ
れる。
次いで、A/D変換器120によってHSYNC信号に同期した
サンプリングクロック信号CSのパルス毎にデジタル画像
データとされた映像信号が1画面分の画像データを格納
するフレームメモリ122に前記フィールド判別信号、VSY
NC信号および高周波パルス信号に基づき順次記憶され
る。次いで、フレームメモリ122から1ライン分の画像
データがラインバッファメモリ124に導入される。
前記ラインバッファメモリ124の出力信号はクロック
発生回路123から出力されるクロック信号により並直列
変換器125(以下、P/Sコンバータという)を介してサー
マルヘッド駆動部本体116を構成するシフトレジスタ126
に導入される。この場合、シフトレジスタ126はサーマ
ルヘッド42を構成する発熱素子TP0乃至TPn-1に対応する
個数、すなわち、n個のレジスタから構成されている。
シフトレジスタ126のパラレル出力信号はラッチ128に導
入される。このラッチ128は制御手段であるワンチップ
マイクロコンピュータ134(以下、マイクロコンピュー
タという)の制御下に、後述する蓄熱補正処理等を実施
するように所定時間信号値を保持してドライバ132に導
入する。ドライバ132から出力される蓄熱補正処理され
た後のパラレル出力信号が、夫々、前記サーマルヘッド
42を構成する発熱素子TP0乃至TPn-1に導入される。
この場合、例えば、入力する映像信号VCがNTSC方式に
対応する画像信号であるとすれば、第6図aに示すよう
に、光定着型感熱フイルムFは切断された所定長Lの中
の印字領域L0が492本の仮想の走査線l1乃至l492によっ
て画像が形成される。すなわち、夫々の走査線l1乃至l
492に対応する画像がサーマルヘッド42を構成する発熱
素子TP0乃至TPn-1によって熱印字される。
この熱印字のため発熱素子TP0乃至TPn-1に供給される
標準パルスPSを第6図bに示す。当該標準パルスPSは64
階調を再現するためのパルスであって、階調に対応して
第1パルスP0から第64パルスP63までの構成とされる。
この場合、シフトレジスタ126に入力される信号の値に
応じてそれに対応する所定パルスまでのパルスが発生さ
れる。例えば、シフトレジスタ126を構成する所定のレ
ジスタが10回ハイレベルとされるような信号の値であっ
た時には、第1パルスP0から第10パルスP9までのパルス
がドライバ132から発熱素子TP0乃至TPn-1を構成する前
記所定のレジスタに対応する所定の発熱素子に印加さ
れ、光定着型感熱フイルムF上に第10階調目の濃度とし
て再生される。
ここで、図に示すように、標準パルスPSを構成する夫
々のパルスP0乃至P63のパルス幅が異なるのは、光定着
型感熱フイルムFの熱印字特性が、第6図cの光学濃度
特性曲線Rに示すように、与えられた熱エネルギに対し
てエネルギレベルの低い場合には濃度勾配が小さく、エ
ネルギレベルが変曲点W0を超えると濃度勾配が急激に大
きくなる動発色特性を有しているからである。すなわ
ち、このような動発色特性を有する光定着型感熱フイル
ムFを人間の目の感度にあった特性(第6図c特性曲線
Q参照)に合わせるべく、第6図bに示すように、濃度
の低い部分(図中、左側の部分)でのパルスのパルス幅
を拡げている。また、本実施例においては、第1パルス
P0のみによっては光定着型感熱フイルムFは殆ど発色し
ない特性を利用してシフトレジスタ126に導入される入
力信号が濃度0に対応する信号であっても、当該第1パ
ルスP0だけは供給するように制御して光定着型感熱フイ
ルムFに熱印字を行っている。さらにまた、本実施例に
おいて、蓄熱効果等の補正は、第7図a乃至cに示すよ
うに、サーマルヘッド42の温度変化に応じて第1パルス
P0のパルス幅を増加(温度変化が負の場合、第7図b参
照)させ、あるいは減少(温度変化が正の場合、第7図
c参照)させるように行われる。
なお、第5図においてクロック発生回路121、123はマ
イクロコンピュータ134の制御下にタイマ135を利用して
各種のクロックパルスを正確に発生する。さらに、A/D
変換器146等を含む入出力インタフェース137にはオペレ
ーションパネル15並びに回転駆動源38等が接続され、マ
イクロコンピュータ134の制御下にデータの送受信が行
われる。また、マイクロコンピュータ134は、前記タイ
マ135、入出力インタフェース137以外にクロック発生回
路139、ROM140、RAM142およびCPU144から構成され、ク
ロック発生回路139以外の構成部材はバスライン149によ
って相互に電気的に接続されている。ここで、クロック
発生回路139からクロックパルスがタイマ135およびCPU1
44に導入されるように接続されている。なお、前記A/D
変換器146には前記サーマルヘッド42の温度を検出する
ための温度検出手段47が接続されている。
本実施例に係るサーマルヘッドの駆動方法およびその
装置が適用されたプリンタ装置は基本的には以上のよう
に構成されるものであり、次に、その動作について説明
する。
この場合、当該装置10は図示しないX線CTや超音波映
像装置等の各種医療画像診断装置と映像信号入力端子10
4を介して接続されており、医師等はこの医療画像診断
装置のモニタ等を観察し所望の画像を光定着型感熱フイ
ルムFにハードコピーとして記録する。
すなわち、先ず、蓋体14に設けられている把手30を把
持しこれを引き上げると、ケーシング12に係合していた
爪部材32、3が揺動し、これら爪部材32、32による蓋体
14のロック状態が解除される。そして、前記蓋体14を鉛
直方向に揺動させた状態でフイルム装填部16にロール状
に巻回された光定着型感熱フイルムFを収容する。次い
で、光定着型感熱フイルムFの端部を引き出しこれをガ
イドローラ54からカッター部20側に延在させた後、蓋体
14を閉動する。このため、光定着型感熱フイルムFは蓋
体14に支承されているプラテンローラ36とブラケット46
に固着されているサーマルヘッド42とにより所定の押圧
力で挟持されるとともに、前記プラテンローラ36の両側
にあってガイドローラ41と54とに保持される。
そこで、医師等が当該装置10のオペレーションパネル
15を操作することにより制御部28a、28bを介して回転駆
動源38が駆動される。前記回転駆動源38の回転力はギヤ
トレイン40を介してプラテンローラ36に伝達され、この
プラテンローラ36が所定の回転速度で、第3図b中、矢
印B方向に回転する。従って、前記プラテンローラ36と
サーマルヘッド42とにより挟持されている光定着型感熱
フイルムFは副走査方向(矢印C方向)に搬送される。
その際、サーマルヘッド42内に主走査方向A(第4図参
照)と対向するように配列されている発熱素子TP0乃至T
Ph-1がサーマルヘッド駆動部108の駆動作用下に入力す
る映像信号VCに対応して選択的に付勢されて発熱し、光
定着型感熱フイルムFが主走査方向Aに選択的に発色す
る。これによって、前記副走査方向Cに搬送される光定
着型感熱フイルムFに二次元的な発色作用が遂行され所
望の画像が記録されることになる。
この場合、前記医療画像診断装置(図示せず)から影
像信号入力端子104を介して導入された映像信号VCはア
ナログインタフェース118において、その後段に接続さ
れる6ビットのA/D変換器120のフルスケール電圧に対応
するように、その映像振幅とペデスタルレベルが、夫
々、可変抵抗器RV1およびRV2によって調整された後にA/
D変換器120の入力端子並びに同期分離回路119に導入さ
れる。
同期分離回路119に導入された映像信号VCから前記し
たようにフィールド判別信号、VSYNC信号およびHSYNC信
号が抽出され、この中、HSYNC信号はクロック発生回路1
21を構成するVCO(図示せず)をトリガする。VCOから発
生する高周波パルス信号がサンプリングクロック信号CS
としてA/D変換器120のクロック入力端子に導入され、当
該サンプリングクロック信号CSのパルス毎に映像信号VC
がデジタル画像データに変換される。A/D変換後のデジ
タル画像データはフィールド判別信号、VSYNC信号およ
びサンプリングクロック信号CSに対応する信号をアドレ
ス信号として順次フレームメモリ122の所定アドレスに
導入される。
このようにしてフレームメモリ122には1画面分の画
像データが格納される。フレームメモリ122に格納され
た1画面分の画像データは前記した印字領域L0(第6図
a参照)を構成する走査線l1乃至l492の中の1本の走査
線に対応する画像データ毎にラインバッファメモリ124
に導入される。ラインバッファメモリ124に導入された
走査線単位の画像データはP/Sコンバータ125を介してシ
フトレジスタ126にシフトクロックCSH毎にシリアル転送
される。
そして、シフトレジスタ126に1走査線分の中、発熱
素子TP0乃至TPn-1に対応する第1階調分の画像データが
導入されると、ラッチ128がマイクロコンピュータ134か
らのラッチクロックCLAによって付勢され、当該第1階
調分の画像データがラッチされる。この場合、ラッチさ
れた後に第2階調分の画像データがラインバッファメモ
リ124からシフトレジスタ126に導入される。この時、ラ
ッチ128からドライバ132に導入される第1階調に対応す
る画像データは前記したように全てハイレベルの画像デ
ータである。
ここで、マイクロコンピュータ134、ラッチ128および
ドライバ132によってパルス幅変調方式に基づき制御さ
れる本発明の要部に係る蓄熱補正等の濃度補正について
説明する。
第1図a、bは前記ROM140に書き込まれた蓄熱補正等
の処理に係る主プログラム処理150および割込プログラ
ム処理152を示す。そこで、先ず、前記温度検出手段47
の出力信号に基づきサーマルヘッド42の温度が読み出さ
れる(STP1)。この場合、温度検出手段47からの出力信
号が入出力インタフェース137を構成するA/D変換器146
を介してCPU144によって読み込まれる。この温度はta
してRAM142に記憶される。この温度検出処理は1走査毎
に1回行われる。
次いで、温度taが10回検出されたか否かが判定される
(STP2)。若し、10回検出された場合には10回分の平均
温度tiを算出し、当該平均温度tiをRAM142に格納する
(STP3)。なお、さらに10回検出がなされて平均温度ti
が算出された場合には、その前に算出された平均温度は
ti-1として表すものとする。
次いで、パルス幅の増加あるいは減少に係る設定走査
線数Mが設定されているか否か、すなわち、0でないか
否かが判定される(STP4)。ここで、設定主走査線数M
とは、次の第5ステップにおいて温度変化が算出された
場合に、当該温度変化に応じたパルス幅の増加、あるい
は減少の制御を徐々に実施するための副走査方向の予め
定められた長さ内に存在する主走査線数をいう。このよ
うに、濃度補正を複数の主走査線で徐々に行おうとする
のは、所定の主走査線を印字中に温度変化(ti−ti-1
≠0が検出されたとき、次の主走査線を印字する際に、
この温度変化(ti−ti-1)に見合う分パルス幅を一度で
変化するように制御すると再生画像上に濃度の段差が生
ずる虞があるからである。
ここで、前記第4ステップにおいては、設定主走査線
数Mが設定されていないものとして次の第5ステップに
移り、温度変化(ti−ti-1)が算出され、この温度変化
(ti−ti-1)がRAM142に格納される(STP5)。
次いで、前記第5ステップで算出された温度変化(ti
−ti-1)が0でないか否かが判定される(STP6)。本実
施例においては、この温度変化が0.5℃あるものとし、
この判定が成立するものとする。
次いで、この温度変化(ti−ti-1)に応じて減少すべ
き設定パルス幅PWiを決定する(STP7)。本実施例にお
いて、設定パルス幅PWiは次の第(1)式に基づき30μs
ecに決定される。
PWi=R[μsec/℃]×(ti−ti-1)[℃] =60[μsec/℃]×(ti−ti-1)[℃]……(1) ここで、定数R[μsec/℃]は予め設定され決定され
た単位温度あたりのパルス幅の減少値を表す数値であ
り、例えば、映像信号VCの入力値が一定である場合に、
光定着型感熱フイルムF上に再生される画像の濃度がサ
ーマルヘッド42の温度変化に対して一定となるようにサ
ーマルヘッド42を駆動することで得られる。本実施例で
は定数R=60[μsec/℃]として得られた。
次いで、次の第(2)式に基づき設定主走査線数Mが
算出される。この場合、設定温度パルス幅PWiの値が30
μsecであるので設定主走査線数Mが30として設定され
る(STP8)。
ここで、定数U[μsec]は主走査線1本あたりで変
化すべきパルス幅(以下、単位パルス幅という)を表す
ものであり、本定数Uも濃度補正をするに際し、再生画
像上にあわられる濃度の段差が少なくなるように予め決
定される。本実施例では定数U=1μsecとして得られ
た。
そこで、蓄熱効果補正等の濃度補正処理は次のように
実行される。例えば、第k番目の走査線lkが第1パルス
P0のパルス幅PWaで印字処理なされた時点(第8図a参
照)で、温度変化(ti−ti-1)=0.5℃が検出され、設
定パルス幅PWi=30μsec、設定主走査線数M=30と決定
されたとする。そうすると、第k+1番目の走査線lk+1
の第1パルスP0のパルス幅は(PWa−1μsec)となるよ
うに制御され(第8図b参照)、以下、主走査線lk+2
lk+3、…lk+30に応じて第1パルスP0のパルス幅は、PWa
−2μsec、PWa−3μsec、…PWa−30μsec(第8図
c、d参照)となるように制御される。この蓄熱効果等
の濃度補正処理が前記第1図bに示す割込プログラム処
理152によってなされる。
この割込プログラム処理152は1主走査毎に実行され
る。
先ず、第aステップにおいて設定主走査線数Mが0で
ないか否か、すなわち、設定されているか否かが判定さ
れる(STPa)。この場合、設定主走査線数Mは30に設定
されているのでこの判定は成立し、次の第bステップに
進む。
第bステップにおいては、設定主走査線数Mから1が
減算され、減算された値が設定主走査線数MとしてRAM1
42に記憶される(STPb)。
次いで、前記パルス幅PWaから単位パルス幅1μsecが
減算された値がパルス幅PWaとしてRAM142に記憶される
(STPc)。
次いで、前記第cステップで減算処理された後の設定
パルス幅PWaが0以上であるか否かが判定される(STP
d)。
この場合、パルス幅PWaが0以上であるものとすれ
ば、第1パルスP0のパルス幅がPWa−1μsecで印字処理
がなされる(STPe)。
次いで、前記主プログラム処理150が再度実行され
る。この場合、第4ステップにおける判定において設定
主走査線数Mが設定されているので(M=30−1=2
9)、第5ステップ乃至第8ステップにおける処理はな
されず次の割込プログラム処理152を待つことになる。
そこで、割込プログラム処理152で第a乃至第eステッ
プに係る処理がなされ、第1パルスP0のパルス幅PWa
2μsecで印字処理がなされる。
このようにして設定主走査線数Mが0、すなわち、パ
ルス幅PWaがPWa−30μsecに至るまでパルス幅が走査線
毎に減少するように制御される(第8図a乃至d参
照)。なお、前記第dステップにおいてパルス幅PWa
0以下になったときには、当該パルス幅PWaが0値とさ
れた後(STPf)、印字処理がなされる(STPe)。
このように、本実施例においては、正の温度変化が検
出されたとき、パルス幅を副走査方向の予め定められた
長さ内に存在する主走査線毎に徐々に減少するように制
御しているので、再生画像上に濃度むら等が発生しな
い。また、設定主走査線数Mの値が0でない値に設定さ
れている場合には、第1図aに示す主プログラム処理15
0から理解されるように、第5図ステップ乃至第8ステ
ップに係る処理が実行されない。すなわち、補正処理が
実施中である場合には、新たな補正が実施されないよう
に制御している。このため、濃度階調が滑らかに補正さ
れる。さらにまた、上記の実施例においては第1パルス
P0のパルス幅のみを制御しているが、これに限らず、64
パルス全てを利用して補正を実施してもよいことは謂う
までもない。
このようにして1画面の熱印字記録作業の終了した光
定着型感熱フイルムFの先端部はガイド板55a、55bの案
内作用下にカッター部20を構成する第1カッター刃56a
と第2カッター56bとの間を通過し、さらにガイド部材6
6の案内作用下に定着部22に搬送される。前記定着部22
では夫々の紫外線ランプ68a、68bが付勢され、前記紫外
線ランプ68a、68bから光定着型感熱フイルムFの両面に
紫外線が照射される。その際、ランプホルダ70a、70bを
屈曲形成するとともに、夫々の内面部に光反射面72a、7
2bを形成しているため、夫々の紫外線ランプ68a、68bか
ら照射される紫外線は前記光反射面72a、72bで好適に反
射されて光定着型感熱フイルムFの定着作業を効率的に
遂行することが出来る。
プラテンローラ36の回転作用下に定着部22から排出部
26側に送り出される光定着型感熱フイルムFの先端部は
ゴムローラ82とニップローラ84との間に臨入する。ここ
で、図示しない回転駆動源の駆動作用下にゴムローラ82
が矢印方向に回転し、前記ゴムローラ82とニップローラ
84とに挟持されている光定着型感熱フイルムFは除電ブ
ラシ92に接触してこの光定着型感熱フイルムFに惹起し
易い静電気を除電した後、排出トレー24側へと導出され
る。
一方、光定着型感熱フイルムFが所定長Lだけ排出部
26側へと送り出された後、第1カッター刃56a側へと揺
動し、これら第1および第2カッター刃56a、56bにより
光定着型感熱フイルムFが切断されることになる。次い
で、排出部26の駆動作用下に所定長Lの光定着型感熱フ
イルムFが排出トレー24に収容されることになる。前記
排出トレー24に収容された光定着型感熱フイルムFは必
要に応じて医療診断等に供せられることになる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、感熱体に対する走査
記録中、所定時間毎にサーマルヘッドの温度を検出して
温度変化を算出し、算出された温度変化に応じて発熱素
子に供給されるパルス幅の総変化量を決定し、前記感熱
体への走査記録を継続するにあたり、前記決定されたパ
ルス幅の総変化量を、このパルス幅の総変化量に応じて
設定した主走査線数(副走査方向の予め定められた長さ
内に存在する主走査線数)で割ったパルス幅分だけ、前
記設定主走査線の各主走査線毎にパルス幅を徐々に増加
させ、あるいは減少させるように制御して前記感熱体に
対する走査記録を継続するように制御している。このた
め、サーマルヘッドの蓄熱効果等による再生画像上の濃
度の変化を除去して印字部全体の画像を入力画像信号に
対応した忠実な濃度で形成することが出来る。これによ
って、画像むらのない高精度な画像を再生することが可
能となり、特に信頼性の高い医療診断を遂行し得るとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図aおよびbは本発明の一実施例に係るサーマルヘ
ッドの駆動方法を説明するフローチャート、 第2図は本発明に係るサーマルヘッドの駆動方法を実施
するプリンタ装置の斜視図、 第3図aは第2図に示すプリンタ装置の一部省略縦断説
明図、 第3図bは第3図aに示すプリンタ装置における印字部
とカッター部間のフイルムガイドの他の実施例の説明
図、 第4図は当該プリンタ装置の一部斜視説明図、 第5図は当該プリンタ装置に組み込まれるサーマルヘッ
ド駆動部の電気回路ブロック図、 第6図a乃至cはサーマルヘッドによる光定着型感熱フ
イルムに対する画像記録の動作原理説明図、 第7図は本実施例に係るサーマルヘッドの駆動方法を概
略的に説明するタイムチャート、 第8図a乃至dはサーマルヘッドを構成する発熱素子に
印加されるパルス信号の説明図、 第9図はサーマルヘッドによる記録状態の説明図、 第10図a、bは従来技術に係るサーマルヘッドの駆動方
法によって得られる再生画像の濃度分布の説明図であ
る。 10……プリンタ装置、16……フイルム装填部 18……印字部、20……カッター部 22……定着部、26……排出部 36……プラテンローラ、42……サーマルヘッド 47……温度検出手段 134……マイクロコンピュータ 150……主プログラム処理 152……割込プログラム処理 TP0〜TPn-1……発熱素子 M……設定主走査線数、PWi……設定パルス幅 R、U……定数
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−17276(JP,A) 特開 昭57−84879(JP,A) 特開 昭64−61270(JP,A) 特開 昭60−242079(JP,A) 実開 昭63−1559(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パルス信号を供給することによって駆動さ
    れる発熱素子が主走査方向に配設されたサーマルヘッド
    を用いて、前記主走査方向と略直交する副走査方向に相
    対的に移動される感熱体を二次元的に走査し、文字情
    報、画像情報等の記録を行うプリンタ装置におけるサー
    マルヘッドの駆動方法であって、 前記感熱体に対する走査記録中、所定時間毎に前記サー
    マルヘッドの温度を検出し、 検出された温度から温度変化を算出し、 前記算出された温度変化に応じて前記発熱素子に供給さ
    れるパルスのパルス幅総変化量を決定するとともに、こ
    のパルス幅総変化量に応じて前記副走査方向の予め定め
    られた長さ内に存在する主走査線数を設定し、 前記感熱体への走査記録を継続するにあたり、前記パル
    ス副総変化量を前記設定主走査線数で割ったパルス幅分
    だけ、前記設定主走査線の各主走査線毎にパルス幅を徐
    々に増加させ、あるいは減少させるように制御すること
    を特徴とするプリンタ装置におけるサーマルヘッドの駆
    動方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、前記サーマ
    ルヘッドの温度検出は、前記感熱体に対する走査記録
    中、1本の主走査記録時間毎に行い、前記温度変化の算
    出は、連続する所定数の主走査線に係る検出温度の平均
    の差として算出することを特徴とするサーマルヘッドの
    駆動方法。
  3. 【請求項3】パルス信号を供給することによって駆動さ
    れる発熱素子が主走査方向に配設されたサーマルヘッド
    を用いて、前記主走査方向と略直交する副走査方向に相
    対的に移動される感熱体を二次元的に走査し、文字情
    報、画像情報等の記録を行うプリンタ装置におけるサー
    マルヘッドの駆動装置であって、 前記感熱体に対する走査記録中、所定時間毎に前記サー
    マルヘッドの温度を検出する温度検出手段と、 検出された温度から温度変化を算出し、且つ前記算出さ
    れた温度変化に応じて前記発熱素子に供給されるパルス
    のパルス幅総変化量を決定するとともに、このパルス幅
    総変化量に応じて前記副走査方向の予め定められた長さ
    内に存在する主走査線数を設定し、前記感熱体への走査
    記録を継続するにあたり、前記パルス幅総変化量を前記
    設定主走査線数で割ったパルス幅分だけ、前記設定主走
    査線の各主走査線毎にパルス幅を徐々に増加させ、ある
    いは減少させるよう制御する制御手段と、 を備えることを特徴とするプリンタ装置におけるサーマ
    ルヘッドの駆動装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の装置において、前記温度検
    出手段による前記サーマルヘッドの温度検出は、前記感
    熱体に対する走査記録中、1本の主走査記録時間毎に行
    い、前記制御手段による前記温度変化の算出は、連続す
    る所定数の主走査線に係る検出温度の平均の差として算
    出することを特徴とするサーマルヘッドの駆動装置。
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