JP2612514B2 - 配線用床材 - Google Patents
配線用床材Info
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Description
の設置に際し、通信線や電力線等のケーブルをその床下
に配線するための配線空間部を有する配線用床材に関
し、詳細には、下開口の配線空間部を有する配線用床材
に関する。
ルが多数配線される場所においては、床材に脚を設けて
敷設し、床材の下方に配線空間をつくり、この配線空間
にケーブルを配線する方法等により、ケーブル類を床下
に収納して歩行や機器の載置に支障がないように、また
見栄えがよいようになっていた。
うな場合には、床材を敷設するのは内装業者が行い、ケ
ーブルを配線するのはコンピューターメーカーや電気業
者が行うのが一般になされているため、一旦、内装業者
が床材の敷設を終了してから、次にコンピューターメー
カーや電気業者が配線を行うので、折角敷設された床材
を配線の全域にわたってもう一度取り除かなければなら
ず不都合であった。
するためにケーブルを配線する場合には、配線する全域
にわたって機器を動かしてカーペット及び床材を取り除
いて配線空間を開口しなければならず、非常に手間がか
かっていた。
されたものであり、その目的とするところは、カーペッ
ト及び床材を取り除くことなくケーブルを配線すること
のできる配線用床材を提供することにある。
に本発明が採った手段は、図面に付した符号を用いて説
明すると、まず、請求項1記載の発明の要旨とするとこ
ろは、「下開口の配線空間部Aを有し、床面に敷設され
る配線用床材10であって、前記配線空間部Aに臨むス
リット21を有するとともにこの配線空間部Aにケーブ
ルを引き込むための引込具を挿通させる挿通部20が設
けられており、該挿通部20内に挿通された引込具30
をこの挿通部20に沿って移動させることにより、前記
引込具30にスリット21を介して連結されたケーブル
を前記配線空間部Aに布設することを特徴とする配線用
床材10」にある。
は、「下開口の配線空間部を有し、床面に敷設される配
線用床材であって、前記配線空間部に臨むスリットを有
するとともにこの配線空間部にケーブルを引き込むため
の引込具を挿通させる挿通部が設けられており、該スリ
ットを介して保持された引込具を前記挿通部に沿って移
動させることにより前記引込具に連結されたケーブルを
前記配線空間部に布設することを特徴とする配線用床
材」にある。
は、「下開口の配線空間部を有し、該配線空間部に臨む
スリットを有するとともにこの配線空間部にケーブルを
引き込むための引込具を挿通させる挿通部を設けた配線
用床材と、ケーブル等を連結せしめる連結部を備えた引
込具とで構成され、前記挿通部に挿通された引込具をこ
の挿通部に沿って移動させることにより、引込具に連結
されたケーブルを前記配線空間部に布設することを特徴
とする床配線装置」にある。
次のように作用する。すなわち、請求項1記載の配線用
床材10は、軸方向に連続するスリット21を備えた挿
通部20を用いて、この挿通部20内に引込具30を往
復させることで配線空間部AにケーブルCを配線でき
る。すなわち、始点より挿通部20内に引込具30を送
り込み、終点で引込具30にケーブルCを連結する。そ
して、引込具30を始点へ引き戻してケーブルCを始点
終点間に配線するのである。このとき、引込具30に連
結されたケーブルCは、スリット21を介して前記配線
空間部Aに引き込みでき、これにより、ケーブルCを配
線空間部Aの始点終点間に配線できる。
0にシャトルを保持するためのスリット21をこの挿通
部20の軸方向に連続して形成されているから、請求項
1記載の配線用床材10の具有する作用に加えて、この
挿通部20内に引込具30を往復させる際に、スリット
21にシャトルを保持させた状態のままで往復させるこ
とができ、これにより、配線空間部AにケーブルCを配
線できる。
配線空間部を有し該配線空間部に臨むスリットを有する
とともにこの配線空間部にケーブルを引き込むための引
込具を挿通させる挿通部を設けた配線用床材と、ケーブ
ル等を連結せしめる連結部を備えた引込具とで構成さ
れ、前記挿通部内に挿通された引込具をこの挿通部に沿
って移動させながら前記配線空間部にケーブルを布設す
るように構成されているから、始点より挿通部内へに引
込具を送り込みにより、ケーブルCを始点終点間に配線
できる。
発明に係る配線用床材10について詳細に説明する。本
発明に係る配線用床材10は、図1に示すように正方形
状の床パネル11の四隅に脚部12が設けられている。
そして、この脚部12によって、図2に示すように、配
線用床材10が床面Fに敷設されたときに床パネル11
と床面Fとの間に配線空間部Aが形成される。
載るものであるために十分な強度を有するものであり、
脚部12は床パネル11を支えるものであるために十分
な強度を有するものである。床パネル11と脚部12と
は一体に形成される場合の他、別部材のものを組み合わ
せた場合であってもよい。また、脚部12の長さについ
ては特に限定されるものではない。
Aに臨む面には、図3に示されるような挿通部20が設
けられている。そして、この挿通部20には軸方向に連
続するスリット21が形成されている。挿通部20の形
状は、実施例に示されるものの他、例えば図4あるいは
図5に示されるようなものがあり、この場合には図11
に示すような引込具30を挿通できる機能を有するもの
となっている。
るものであるから、挿通部20は相互に連結し得る構造
を備えたものが望ましく、挿通部20が連続した状態で
位置ずれしないように、また挿通部20の位置合わせが
容易に行えるように、図6及び図7に示すような嵌め合
わせ構造やピンを挿通させる連結構造13を備えたもの
が望ましい。尚、図6において示される連結構造13の
ように、配線用床材10上からの操作によりピンをスラ
イドさせる機構を備えたものであれば、配線用床材10
を敷設した後挿通部20が連続した状態で位置ずれしな
いように配線用床材10同士を連結することができる。
線空間部Aを臨む面に図8に示すような直交する挿通部
20を設けたものがある。そして、それぞれの挿通部2
0には軸方向に連続するスリット21が形成されてい
る。この配線用床材10によれば垂直な2方向にケーブ
ルCを配線することができる。尚、挿通部20の形状
は、実施例に示されるものの他、図4あるいは図5に示
されるようなものでもよく、この場合には図11に示す
ような引込具30を挿通できる機能を有するものとなっ
ている。
ような配線用床材10があり、この配線用床材10はア
ルミ合金を押出成形により形成したものであり、天板の
裏面、すなわち配線空間部Aに臨む面には挿通部20が
設けられている。そして、挿通部20には軸方向に連続
するスリット21が形成されている。尚、挿通部20の
形状は特に限定されるものではない。
き込むための引込具30の一実施例が示されている。シ
ャトル31は挿通部20に挿通されるものであり、この
実施例のシャトル31は図3に示される挿通部20の形
状に適合した形状となっている。ロープ32はシャトル
31に連結されるものであり、挿通部20内に自身で押
し込むことのできる剛性を有し、ケーブルCの引き込み
時にかかるテンションに耐え得る破断強度を備えている
ものであればよい。尚、図4及び図5に示される挿通部
20に対しては、図11に示されるような引込具30を
用いる。
Fにおいて、ケーブルCを配線する手順を図面に示した
実施例に基づいて説明する。まず、図12に示すよう
に、配線用床材10を挿通部20同士が連通するように
床面Fに敷設する。尚、床面Fの縁端部等にはケーブル
Cを配線するときにシャトル31を送り込む、あるいは
ケーブルCをシャトル31に連結するための配線空間B
を必要に応じて所定位置に設ける。
ては、図13に示すように自身で押し込むことができる
剛性を有するロープ32を備えたシャトル31を挿通部
20に挿通させながら始点から送り込む。尚、ここでい
う始点及び後述する終点とは、ケーブルCの配線経路の
最初と最後である場合に限らず、配線経路間の一地点を
も意味する。配線経路が長い場合や途中で曲がる場合
等、配線経路の途中までケーブルCを一旦配線し、さら
に継続してケーブルCを配線する場合があるからであ
る。
ルCをシャトル31に連結する。連結する方法として
は、連結ロープ35をケーブルCに縛り付け、他端をシ
ャトル31に設けられた延設部材33の連結孔34ある
いはシャトル31本体に設けた連結孔34に縛り付けて
連結する。尚、連結ロープ35によらず、連結する機能
を備えたものによる場合であってもよい。
を引っ張ってシャトル31を始点へ引き戻してケーブル
Cを引き込む。これにより、ケーブルCは始点・終点間
に配線される。尚、配線後は、シャトル31はケーブル
Cとは切り離される。
られておらず、配線用床材10のみで配線経路が構成さ
れる場合は、配線経路の始点と終点にあたる配線用床材
10を取り除くことによってケーブルCを引き込むこと
ができる。
プを利用する場合がある。すなわち、あらかじめシャト
ル31に予備ロープを連結しておき、シャトル31を始
点から終点に送り込むことによって予備ロープを始点・
終点間に張り渡し、終点でケーブルCを予備ロープに連
結する。そして、予備ロープを引っ張ってケーブルCを
引き込むことによりケーブルCを始点・終点間に配線す
るのである。
を始点から終点に送り込んで終点で予備ロープをシャト
ル31に連結する。そして、ロープ32を引っ張ってシ
ャトル31を始点へ引き戻して予備ロープを引き込むと
共に終点でケーブルCを予備ロープに連結する。そし
て、予備ロープを引っ張ってケーブルCを引き込むこと
によりケーブルCを始点・終点間に配線するのである。
管、給排水湯管、ガス管の配管にも同様に適用できる。
に係る配線用床材によれば、軸方向に連続するスリット
を備えた挿通部を用いて、この挿通部に沿って引込具を
往復させることで配線空間部AにケーブルCを配線する
ことができる。したがって、カーペット及び床材を取り
除くことなくケーブルCを配線することができるので、
配線作業に要する手間を大きく省くことができる。ま
た、配線空間部A内にすでに配線されているケーブルC
に邪魔されることなくケーブルCを引き込むことができ
るので、さらに能率的に配線作業を行なうことができる
という優れた効果を奏する。
線空間部に臨むスリットを有するとともにこの配線空間
部にケーブルを引き込むための引込具を挿通させる挿通
部を設けた配線用床材と、ケーブル等を連結せしめる連
結部を備えた引込具とで構成されており、前記挿通部内
に挿通された引込具をこの挿通部に沿って移動させるこ
とにより、ケーブルCを始点終点間に配線することがで
きる。したがって、カーペット及び床材を取り除くこと
なくケーブルCを配線することができるので、配線作業
に要する手間を大きく省くことができる。また、配線空
間部A内にすでに配線されているケーブルCに邪魔され
ることなくケーブルCを引き込むことができるので、さ
らに能率的に配線作業を行なうことができるという優れ
た効果を奏する。
示す斜視図である。
た状態を示す側面図である。
る。
る。
図である。
る。
ある。
である。
斜視図である。
ある。
である。
平面図である。
を示す側断面図である。
態を示す側断面図である。
引き込む状態を示す側断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 下開口の配線空間部を有し、床面に敷設
される配線用床材であって、前記配線空間部に臨むスリットを有するとともにこの配
線空間部にケーブルを引き込むための引込具を挿通させ
る挿通部が設けられており、 該挿通部内に挿通された引込具をこの挿通部に沿って移
動させることにより、前記引込具にスリットを介して連
結されたケーブルを前記配線空間部に布設することを特
徴とする配線用床材 。 - 【請求項2】 下開口の配線空間部を有し、床面に敷設
される配線用床材であって、 前記配線空間部に臨むスリットを有するとともにこの配
線空間部にケーブルを引き込むための引込具を挿通させ
る挿通部が設けられており、 該スリットを介して保持された引込具を前記挿通部に沿
って移動させることにより前記引込具に連結されたケー
ブルを前記配線空間部に布設することを特徴とする配線
用床材。 - 【請求項3】 下開口の配線空間部を有し、該配線空間
部に臨むスリットを有するとともにこの配線空間部にケ
ーブルを引き込むための引込具を挿通させる挿通部を設
けた配線用床材と、 ケーブル等を連結せしめる連結部を備えた引込具とで構
成され、 前記挿通部に挿通された引込具をこの挿通部に沿って移
動させることにより、引込具に連結されたケーブルを前
記配線空間部に布設することを特徴とする床配線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3159287A JP2612514B2 (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | 配線用床材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3159287A JP2612514B2 (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | 配線用床材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0510019A JPH0510019A (ja) | 1993-01-19 |
JP2612514B2 true JP2612514B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=15690503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3159287A Expired - Fee Related JP2612514B2 (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | 配線用床材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2612514B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
JP2900115B2 (ja) * | 1993-02-02 | 1999-06-02 | 未来工業 株式会社 | 配線・配管床構造物及びこれに使用される床支持材 |
JP2599676B2 (ja) * | 1993-02-25 | 1997-04-09 | 未来工業株式会社 | 配線・配管床構造 |
JP4544773B2 (ja) * | 2001-03-30 | 2010-09-15 | コクヨ株式会社 | パネル片 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01173243U (ja) * | 1988-05-27 | 1989-12-08 |
-
1991
- 1991-07-01 JP JP3159287A patent/JP2612514B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH0510019A (ja) | 1993-01-19 |
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