JP2611988B2 - 放電装置 - Google Patents
放電装置Info
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- JP2611988B2 JP2611988B2 JP62111860A JP11186087A JP2611988B2 JP 2611988 B2 JP2611988 B2 JP 2611988B2 JP 62111860 A JP62111860 A JP 62111860A JP 11186087 A JP11186087 A JP 11186087A JP 2611988 B2 JP2611988 B2 JP 2611988B2
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［発明の利用分野］ 本発明は、複写機、プリンター等の電子写真装置にお
いて、感光ドラム等の潜像担持体の表面を帯電させる、
放電装置に関するものである。
いて、感光ドラム等の潜像担持体の表面を帯電させる、
放電装置に関するものである。
［発明の背景］ 第５図は電子写真装置における帯電系を示しており、
高圧電源15により高電圧が印加される１次帯電器11で感
光ドラム10の表面電位を均一化した後、感光ドラム10に
原稿の反射光又はレーザ光による原稿露光光12を照射し
て静電潜像を形成し、次いで現像器13で静電潜像を顕像
化してトナー像を形成し、高圧電源から高電圧が印加さ
れる転写帯電器14にて転写位置に搬送される転写紙Ｐ上
にトナー像を転写させる。
高圧電源15により高電圧が印加される１次帯電器11で感
光ドラム10の表面電位を均一化した後、感光ドラム10に
原稿の反射光又はレーザ光による原稿露光光12を照射し
て静電潜像を形成し、次いで現像器13で静電潜像を顕像
化してトナー像を形成し、高圧電源から高電圧が印加さ
れる転写帯電器14にて転写位置に搬送される転写紙Ｐ上
にトナー像を転写させる。
１次帯電器11は、第６図に示すように、感光ドラム10
との対向面側が開放した断面形状の帯電器シールド26
内に高電圧源が供給される放電ワイヤー25がその長さ方
向に沿って該帯電器シールド26とは絶縁されて緊張され
るとともに、帯電器シールド26の開口面に放電ワイヤー
25から放電されるコロナイオンの放電量を制御したり、
指向性を高めたりするためのグリッドワイヤー24が放電
ワイヤー25と平行して複数本緊張されている。27はグリ
ッドワイヤー24に印加されるグリッド電位を一定にする
定電圧回路で、定電圧素子としてのバリスタ21と、抵抗
22と、可変抵抗器23とを直列に接続しており、バリスタ
21のバラツキが10％程度あり、かつ経時変化等により電
圧変化を可変抵抗器22により調節して所定のグリッド電
位を得るようにしている。またグリッドワイヤーを設け
ず、帯電器シールドの電位を制御して、放電ワイヤー25
の放電量や指向性を高めることも行なわれている。
との対向面側が開放した断面形状の帯電器シールド26
内に高電圧源が供給される放電ワイヤー25がその長さ方
向に沿って該帯電器シールド26とは絶縁されて緊張され
るとともに、帯電器シールド26の開口面に放電ワイヤー
25から放電されるコロナイオンの放電量を制御したり、
指向性を高めたりするためのグリッドワイヤー24が放電
ワイヤー25と平行して複数本緊張されている。27はグリ
ッドワイヤー24に印加されるグリッド電位を一定にする
定電圧回路で、定電圧素子としてのバリスタ21と、抵抗
22と、可変抵抗器23とを直列に接続しており、バリスタ
21のバラツキが10％程度あり、かつ経時変化等により電
圧変化を可変抵抗器22により調節して所定のグリッド電
位を得るようにしている。またグリッドワイヤーを設け
ず、帯電器シールドの電位を制御して、放電ワイヤー25
の放電量や指向性を高めることも行なわれている。
しかし、このような電位調節は自動的に行なわれるも
のではなく、またユーザにより簡単に行なうことができ
ないことから、サービスマンによる調節を受けるまでは
画質の低下したコピーを強いられるという問題を招く難
がある。
のではなく、またユーザにより簡単に行なうことができ
ないことから、サービスマンによる調節を受けるまでは
画質の低下したコピーを強いられるという問題を招く難
がある。
一方、原稿濃度に応じて最適な複写画像を得たり、希
望する濃度の複写画像を得たりするための方法の一つと
して、感光体ドラムの表面電位を変化させることが知ら
れており、この方法の場合には１次帯電器11のグリッド
電位を可変することにより実現される。
望する濃度の複写画像を得たりするための方法の一つと
して、感光体ドラムの表面電位を変化させることが知ら
れており、この方法の場合には１次帯電器11のグリッド
電位を可変することにより実現される。
このため、第６図に示すグリッド電位の定電圧回路で
はグリッド電圧を一定にするための調節は可能である
が、グリッド電位を可変にすることができないことか
ら、別に高圧電源を用意して、この高圧電源よりバイア
スをグリッドに印加してグリッド電圧を可変とし、感光
ドラム10上の表面電位を制御する方式が用いられてい
る。
はグリッド電圧を一定にするための調節は可能である
が、グリッド電位を可変にすることができないことか
ら、別に高圧電源を用意して、この高圧電源よりバイア
スをグリッドに印加してグリッド電圧を可変とし、感光
ドラム10上の表面電位を制御する方式が用いられてい
る。
しかしながら、このような方式では制御回路や高圧発
生トランス等を必要とする他、高圧配線を必要としてい
ることから、複写機等の電子写真装置の小型、軽量化に
対して障害となるという問題を招く難があった。
生トランス等を必要とする他、高圧配線を必要としてい
ることから、複写機等の電子写真装置の小型、軽量化に
対して障害となるという問題を招く難があった。
［発明の目的］ 本発明の目的は、シールド又はグリッド電圧を高精度
に制御でき、しかも高圧電源を用いることなくシールド
又はグリッド電圧を可変に制御できるとともに、シール
ド又はグリッド電圧制御用の回路を帯電器に組付けるこ
とで複写機、プリンター等の小型化を可能とした放電装
置を提供せんとするものである。
に制御でき、しかも高圧電源を用いることなくシールド
又はグリッド電圧を可変に制御できるとともに、シール
ド又はグリッド電圧制御用の回路を帯電器に組付けるこ
とで複写機、プリンター等の小型化を可能とした放電装
置を提供せんとするものである。
［発明の概要］ 本発明の目的を達成するための要旨とするところは、
コロナ放電器のシールド電位又はグリッド電位を所定電
位に維持する制御回路を有する放電装置において、前記
制御回路は、シールド又はグリッドとグランド間に高耐
圧トランジスタとバリスタを並列に含み、かつシールド
又はグリッドとグランド間を抵抗分割によって電圧を検
出する電圧検出手段を含み、この電圧検出手段と高耐圧
トランジスタの間に電流増幅手段が設けられ、前記制御
回路は前記放電器内に取り付けられたことを特徴とする
放電装置にある。
コロナ放電器のシールド電位又はグリッド電位を所定電
位に維持する制御回路を有する放電装置において、前記
制御回路は、シールド又はグリッドとグランド間に高耐
圧トランジスタとバリスタを並列に含み、かつシールド
又はグリッドとグランド間を抵抗分割によって電圧を検
出する電圧検出手段を含み、この電圧検出手段と高耐圧
トランジスタの間に電流増幅手段が設けられ、前記制御
回路は前記放電器内に取り付けられたことを特徴とする
放電装置にある。
［発明の実施例］ 以下本発明を図示に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
する。
第１図は本発明による放電装置の一実施例を示す回路
図である。
図である。
本実施例は、放電ワイヤー３を内包する帯電器シール
ド２の開口面に張設したグリッドワイヤー４に印加する
グリッド電圧（V1）を一定に制御するもので、グリッド
ワイヤー４とアースとの間に、バリスタZB、第１トラン
ジスタTR1、第２トランジスタTR2とを夫々並列に接続
し、バリスタZBにより第２トランジスタTR2の耐圧保護
を図るとともに、バリスタZBの容量成分でグリッド電圧
（V1）の安定化を図っており、第２トランジスタTR2は
高耐圧トランジスタなのでhFEが低くこのため第１トラ
ンジスタTR1を付加している。第１トランジスタTR1のコ
レクタ側には抵抗R4を介して電源電圧（V2）が入力さ
れ、第２トランジスタTR2のエミッタ側には抵抗R6を介
して電源電圧（V2）が入力されている。
ド２の開口面に張設したグリッドワイヤー４に印加する
グリッド電圧（V1）を一定に制御するもので、グリッド
ワイヤー４とアースとの間に、バリスタZB、第１トラン
ジスタTR1、第２トランジスタTR2とを夫々並列に接続
し、バリスタZBにより第２トランジスタTR2の耐圧保護
を図るとともに、バリスタZBの容量成分でグリッド電圧
（V1）の安定化を図っており、第２トランジスタTR2は
高耐圧トランジスタなのでhFEが低くこのため第１トラ
ンジスタTR1を付加している。第１トランジスタTR1のコ
レクタ側には抵抗R4を介して電源電圧（V2）が入力さ
れ、第２トランジスタTR2のエミッタ側には抵抗R6を介
して電源電圧（V2）が入力されている。
グリッドワイヤー４とアースとの間には抵抗R1,R2,R3
が直列に接続され、グリッド電圧（V1）を抵抗R1,R2,R3
により分圧し、分圧比で決定される電圧を第１トランジ
スタTR1のベース側に入力している。また第２トランジ
スタTR2のエミッタ側とアースとの間にはツエナーダイ
オードZD1が接続されており、第２トランジスタTR2を流
れる電流のみでは電流が少なく、ツエナーダイオードZD
1の電圧特性の良い所で使用するために抵抗R6を介して
電源電圧（V2）と接続されている。
が直列に接続され、グリッド電圧（V1）を抵抗R1,R2,R3
により分圧し、分圧比で決定される電圧を第１トランジ
スタTR1のベース側に入力している。また第２トランジ
スタTR2のエミッタ側とアースとの間にはツエナーダイ
オードZD1が接続されており、第２トランジスタTR2を流
れる電流のみでは電流が少なく、ツエナーダイオードZD
1の電圧特性の良い所で使用するために抵抗R6を介して
電源電圧（V2）と接続されている。
すなわち、抵抗R1,R2,R3の分割値とツエナーダイオー
ドZD1の基準値とで動作し、抵抗R1,R2,R3の分割値で決
定される電圧を第１トランジスタTR1介して第２トラン
ジスタTR2のベース側に供給しているので、グリッド電
圧（V1）は、 で与えられる。
ドZD1の基準値とで動作し、抵抗R1,R2,R3の分割値で決
定される電圧を第１トランジスタTR1介して第２トラン
ジスタTR2のベース側に供給しているので、グリッド電
圧（V1）は、 で与えられる。
なお、上記式中、VZDはツエナーダイオードZDの電
圧、VBEはトランジスタのベース−エミッタ間電圧を示
している。
圧、VBEはトランジスタのベース−エミッタ間電圧を示
している。
したがって、上記式中の各数値は夫々決まった所定の
値なので、グリッド電圧（V1）をバリスタZBのバラツキ
が大きかったり、経年変化が生じても高精度に維持する
ことが可能となる。
値なので、グリッド電圧（V1）をバリスタZBのバラツキ
が大きかったり、経年変化が生じても高精度に維持する
ことが可能となる。
なお、上記した実施例はプラス帯電の実施例を示して
いるが、マイナス帯電の場合には、第２図に示すような
回路とすればよい。
いるが、マイナス帯電の場合には、第２図に示すような
回路とすればよい。
第３図は、グリッド電圧を外部制御信号により可変可
能とした回路を示し、第２トランジスタTR2のエミッタ
側にグリッド電圧制御用の制御信号（Vin）が入力され
るようになっている。
能とした回路を示し、第２トランジスタTR2のエミッタ
側にグリッド電圧制御用の制御信号（Vin）が入力され
るようになっている。
すなわち、本実施例では第１図に示したツエナーダイ
オードZDに代えて制御信号（Vin）を第２トランジスタT
R2のエミッタ側に入力するようにしているので、上記式
中、VZDを可変とすることになり、グリッド電圧V1を可
変することができることとなる。
オードZDに代えて制御信号（Vin）を第２トランジスタT
R2のエミッタ側に入力するようにしているので、上記式
中、VZDを可変とすることになり、グリッド電圧V1を可
変することができることとなる。
第４図は、第１図に示した回路を有する回路基板１を
帯電器の帯電器シールド２内に組付けたもので、回路基
板１は帯電器シールド２の奥側端部に取付けられてい
る。
帯電器の帯電器シールド２内に組付けたもので、回路基
板１は帯電器シールド２の奥側端部に取付けられてい
る。
帯電器シールド２の奥側外端部には、放電ワイヤー３
の両端が接続される高電圧供給端子5,5と、回路基板１
の第1,第２トランジスタTR1,TR2の駆動用電源の電源入
力端子６か設けられていて、手前側の握手７を手で持ち
ながら帯電器シールド２を複写機本体（不図示）内の所
定位置まで矢印Ａ方向に挿入することで、高電圧供給端
子5,5および電源入力端子６が複写機本体と電気的に接
続される。
の両端が接続される高電圧供給端子5,5と、回路基板１
の第1,第２トランジスタTR1,TR2の駆動用電源の電源入
力端子６か設けられていて、手前側の握手７を手で持ち
ながら帯電器シールド２を複写機本体（不図示）内の所
定位置まで矢印Ａ方向に挿入することで、高電圧供給端
子5,5および電源入力端子６が複写機本体と電気的に接
続される。
したがって、本実施例によれば、グリッドワイヤー４
の電圧制御用の回路を帯電器に組付けた構成としている
ので、複写機本体側には帯電器のグリッド電圧制御用の
回路や高圧電源を設ける必要がなくなり、複写機の小型
化およびコストダウンが図れることとなる。
の電圧制御用の回路を帯電器に組付けた構成としている
ので、複写機本体側には帯電器のグリッド電圧制御用の
回路や高圧電源を設ける必要がなくなり、複写機の小型
化およびコストダウンが図れることとなる。
なお、第３図に示した回路を帯電器に組付ける場合に
は、帯電器シールド２の奥側外端に制御信号入力用の端
子を設ければよい。
は、帯電器シールド２の奥側外端に制御信号入力用の端
子を設ければよい。
［発明の効果］ 本発明によれば、シールドまたはグリッドに印加する
電位を高精度に制御できると共に、この制御回路をコロ
ナ放電器内に取り付けたので、放電装置を装備する複写
機等の小型軽量化を図ることができる。
電位を高精度に制御できると共に、この制御回路をコロ
ナ放電器内に取り付けたので、放電装置を装備する複写
機等の小型軽量化を図ることができる。
第１図は本発明による放電装置の一実施例を示す回路
図、第２図、第３図は夫々他の実施例を示す回路図、第
４図は第１図に示した回路を帯電器に取付けた実施例を
示す斜視図、第５図は複写機の帯電系を示す概略図、第
６図は従来のグリッド電圧制御回路を示す回路図であ
る。 1:回路基板、2:帯電器シールド 3:放電ワイヤー、4:グリッドワイヤー 5,6:端子、7:握手 R1〜R6:抵抗 TR1,TR2:トランジスタ ZB1:バリスタ ZD1:ツエナーダイオード
図、第２図、第３図は夫々他の実施例を示す回路図、第
４図は第１図に示した回路を帯電器に取付けた実施例を
示す斜視図、第５図は複写機の帯電系を示す概略図、第
６図は従来のグリッド電圧制御回路を示す回路図であ
る。 1:回路基板、2:帯電器シールド 3:放電ワイヤー、4:グリッドワイヤー 5,6:端子、7:握手 R1〜R6:抵抗 TR1,TR2:トランジスタ ZB1:バリスタ ZD1:ツエナーダイオード
Claims (1)
- 【請求項１】コロナ放電器のシールド電位又はグリッド
電位を所定電位に維持する制御回路を有する放電装置に
おいて、 前記制御回路は、シールド又はグリッドとグランド間に
高耐圧トランジスタとバリスタを並列に含み、かつシー
ルド又はグリッドとグランド間を抵抗分割によって電圧
を検出する電圧検出手段を含み、この電圧検出手段と高
耐圧トランジスタの間に電流増幅手段が設けられ、前記
制御回路は前記放電器内に取り付けられたことを特徴と
する放電装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62111860A JP2611988B2 (ja) | 1987-05-08 | 1987-05-08 | 放電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62111860A JP2611988B2 (ja) | 1987-05-08 | 1987-05-08 | 放電装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63276071A JPS63276071A (ja) | 1988-11-14 |
| JP2611988B2 true JP2611988B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=14571973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62111860A Expired - Fee Related JP2611988B2 (ja) | 1987-05-08 | 1987-05-08 | 放電装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2611988B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0820798B2 (ja) * | 1991-06-18 | 1996-03-04 | 村田機械株式会社 | 画像形成装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50137746A (ja) * | 1974-04-22 | 1975-11-01 | ||
| JPS5555358A (en) * | 1978-10-19 | 1980-04-23 | Ricoh Co Ltd | Corona charger |
-
1987
- 1987-05-08 JP JP62111860A patent/JP2611988B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63276071A (ja) | 1988-11-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |