JP2611249B2 - 光ディスク駆動方法 - Google Patents

光ディスク駆動方法

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JP2611249B2
JP2611249B2 JP20436287A JP20436287A JP2611249B2 JP 2611249 B2 JP2611249 B2 JP 2611249B2 JP 20436287 A JP20436287 A JP 20436287A JP 20436287 A JP20436287 A JP 20436287A JP 2611249 B2 JP2611249 B2 JP 2611249B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、光ディスク駆動方法に関するもので、特
に、ディスクの種類等のディスクを特定する情報が記録
されたコントロールトラックの読み取りを行う際の光学
ヘッドの位置決めに係わる。
〔発明の概要〕
この発明は、光ディスク駆動方法においてディスクの
種類等のディスクを特定する情報が物理的形状変化とし
て隣接するトラックに整列されてディスクの内周位置又
は外周位置に記録され、且つ、その更に内周位置又は外
周位置に鏡面エリアを有する光ディスクの駆動方法であ
って、ピックアップを最内周又は最外周の鏡面の位置ま
で送り、ピックアップが最内周又は最外周の鏡面の位置
に達したらピックアップを反対方向に移動させ、ピック
アップの出射光のディスクからの戻り光を検出し、この
戻り光がディスクを特定する情報のピットの影響を受け
始めてから所定時間後、ピックアップの送りを停止若し
くは低速送りにし、ディスクを特定する情報を読み出す
ようにすることにより、リニアスケールやセンサを設け
ることなくディスクを特定する情報が記録されたコント
ロールトラックに光学ヘッドを位置決めできるようにし
たものである。
〔従来の技術〕
大容量のデータを記録できるデータ記録媒体として、
光ディスクの開発が進められている。光ディスクの種類
としては、再生専用のものと、1回の記録が可能で消去
・再記録ができない追記型のものと、消去・再記録が可
能なものがある。消去・再記録が可能な光ディスクのな
かには、光磁気を用いたものと、相変化を用いたものと
がある。
5.25インチ(直径130mm)の光ディスクに関する規格
の統一化が進められてきているが、全ての点において規
格を統一していくことは難しく、用途に応じて規格の異
なるディスクが用いられることになる可能性が高い。例
えば、光ディスクに採用されているサーボ方式として
は、連続サーボ方式とサンプル・サーボ方式が良く知ら
れている。連続サーボ方式は、トラックに沿って連続的
に形成された案内溝を用いてトラッキングサーボをかけ
るものである。この連続サーボ方式は、サーボが比較的
安定していて、外乱に強いという利点があるが、反面、
光学系や信号処理系が複雑化するという欠点がある。サ
ンプル・サーボ方式は、トラックのところどころに設け
られたサーボエリアでトラッキングサーボをかけるもの
である。このサンプル・サーボ方式は、外乱にはあまり
強くないが、光学系や信号処理系を簡単化できる。した
がって、高速度が要求され、大型で、高価な装置には、
連続サーボ方式のものが適していて、小型で安価な装置
にはサンプル・サーボ方式のものが適している。この
他、変調方式やエラー訂正方式等についても、規格が統
一されない可能性がある。
このように、光ディスクには再生専用のものと、追記
型のものと、消去・再記録可能なものとがあり、また、
光ディスクに関する規格が全ての点で統一されない可能
性が高い。このように全ての点で規格が統一されない
と、サーボ方式や変調方式の異なる様々なディスクが用
いられることになる。
このような場合に対処するために、ディスクの種類や
サーボ方式や変調方式等のコントロールデータを予めデ
ィスクに記録しておくことが提案されている。そして、
このコントロールデータを読み取って、装着されたディ
スクがその装置に適合するかどうかを判断されたり、こ
のコントロールデータに応じて種々の動作設定を行い、
互換性をとらせることが考えられている。
すなわち、ディスクの内周或いは外周の記録エリア
は、コントロールデータ記録エリアとされる。コントロ
ールデータ記録エリアは、PEPコントロールデータエリ
アと、SFPコントロールデータエリアに分かれている。P
EPコントロールデータエリアは、記録密度は低く、この
PEPコントロールデータエリアには、ディスクの種類や
サーボ方式や変調方式等、最初に設定しなければならな
い基本的なコントロールデータが記録される。SFPコン
トロールデータエリアには、更に詳細なデータが記録さ
れる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このようにPEPコントロールデータエリアとSFPコント
ロールデータエリアが設けられた場合、ディスクが装着
されると、先ず、PEPコントロールデータエリアがシー
クされ、PEPコントロールデータエリアに記録されてい
るコントロールデータが読み込まれる。これにより、デ
ィスクの種類やサーボ方式、変調方式等が特定される。
そして、SFPコントロールデータエリアがシークされ、
詳細なコントロールデータが読み込まれる。
したがって、ディスクが装着されたら、先ず、光学ヘ
ッドをPEPコントロールデータエリアに正確に位置決め
させる必要がある。ところが、PEPコントロールデータ
エリアを読み込む前には、サーボ方式や変調方式が特定
されていないので、光学ヘッドをPEPコントロールデー
タエリアに正確に位置決めさせることが難しい。
つまり、光ディスクにおいて所望のトラックをシーク
する場合、従来、トラックを横切る毎に1回ずつ検出さ
れるトラバース信号をカウントして概略の位置決めを行
い、トラックアドレスを読み取って細部の位置決めを行
っている。ところが、変調方式が特定されていないと、
トラックアドレスが読み取れない。また、PEPコントロ
ールデータエリアは、どのようなサーボ方式でも読み取
れるように、サーボをかけずに読み取れるようになって
いる。このため、PEPコントロールデータエリアには、
案内溝が設けられていない。そして、PEPコントロール
データエリアには隣接トラックにピットが整列されて配
列され、そのトラックピッチが規定されていない。この
ため、PEPコントロールデータエリアを横切る毎に1カ
ウントされるようなトラバース信号がPEPコントロール
データエリアから得られない。
リニアスケールを設け、光学ヘッドの位置検出を行
い、光学ヘッドをPEPコントロールデータエリアに位置
決めさせることも考えられるが、リニアスケールを設け
ることはコストアップにつながる。
PEPコントロールデータエリアは、サーボをかけずに
読み取られるので、光学ヘッドが正しく位置決めされて
いないと、ディスクに偏心等が生じた場合に、コントロ
ールデータが読み取れなくなる。このため、光学ヘッド
をPEPコントロールデータエリア上に正確に位置決めさ
せることは重要である。
したがってこの発明の目的は、コントロールデータエ
リア上に光学ヘッドを正確に位置決めでき、然も、ロー
コスト化がはかれる光ディスク駆動方法を提供すること
にある。
この発明の他の目的は、ディスクの偏心や膨張があっ
ても光学ヘッドをコントロールデータエリア上に正確に
位置決めできる光ディスク駆動方法を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、ディスクの種類等のディスクを特定する
情報が物理的形状変化として隣接するトラックに整列さ
れてディスクの内周位置又は外周位置に記録され、且つ
その更に内周位置又は外周位置に鏡面エリアを有する光
ディスクの駆動方法であって、ピックアップをディスク
の径方向に沿って最内周位置又は最外周位置まで送り、
ピックアップが最内周位置又は最外周位置に達したこと
が検出されたら、ピックアップを反対方向に移動させ、
ピックアップの出射光のディスクからの戻り光を検出
し、戻り光がディスクを特定する情報のピックの影響を
受け始めて所定の時間経過後、ピックアップの送りを停
止若しくは低速送りにし、ディスクを特定する情報を読
み出すようにした光ディスク駆動方法である。
〔作用〕
光ディスク1の最内周は鏡面2であり、鏡面2の外側
にPEPコントロールデータエリア3が設けられている。
光学ヘッド41を最内周の位置まで移動させると、光学ヘ
ッド41は鏡面2に位置される。この位置から、光学ヘッ
ド41が外周方向に送られる。光学ヘッド41がPEPコント
ロールデータエリア3内に達すると、その再生信号中に
PEPコントロールデータエリア3のピットPの影響を受
けた信号が検出される。したがって、この信号が検出さ
れ始めた時点がPEPコントロールデータエリア3の開始
位置に略々対応する。この信号が検出されたら、PEPコ
ントロールデータエリア3の開始位置から中心位置まで
の距離に対応する時間だけ光学ヘッド41が移動される。
これにより、光学ヘッド41がPEPコントロールデータエ
リア3の中心位置に位置決めされる。
〔実施例〕
この発明の実施例について以下の順序に従って説明す
る。
a.コントロールデータの記録 b.コントロールデータの復調 c.PEPコントロールデータエリアへの光学ヘッドの位置
決め a.コントロールデータの記録 第1図は、この発明が適用される光ディスクを示すも
のである。光ディスク1は、例えば直径130mmで、最内
周は鏡面2とされている。鏡面2の外側にPEP(Phase E
ncode Part)コントロールデータエリア3が設けられ
る。PEPコントロールデータエリア3の外側にガードバ
ンド4を介してPEP(Standard Format Part)コントロ
ールデータエリア5が設けられる。SFPコントロールデ
ータエリア5の外側にガードバンド6を介してマニュフ
ァクチャリングエリア7が設けられる。マニュファクチ
ャリングエリア7の外側にガードバンド8を介して種々
のユーザ・データが記録されるデータエリア9が設けら
れる。各エリアは、例えば以下のように割り合てられ
る。
半径29.0mm〜29.50mm:PEPコントロールデータエリア3 半径29.50mm〜29.52mm:ガードバンド4 半径29.52mm〜29.70mm:SFPコントロールデータエリア5 半径29.7mm〜29.8mm:ガードバンド6 半径29.8mm〜29.9mm:マニュファクチャリングエリア7 半径29.9mm〜30.0mm:ガードバンド8 半径30.0mm〜60.0mm:データエリア9 PEPコントロールデータエリア3には光ディスク1が
どのようなディスクであるかを特定するコントロールデ
ータが記録される。PEPコントロールデータエリア3に
記録されるコントロールデータとしては、連続サーボか
サンプルサーボか、ディスクの種類は何か(再生専用か
追記型か光磁気か相変化か)、ベースラインの反射率は
どのくらいか、読み取りの最大パワーはどのくらいか、
ランド記録が溝記録か、回転モードは角速度一定か線速
度一定か、変調方式は何か、エラー訂正コードは何が用
いられているか、セクタサイズはどのくらいか、1トラ
ック当たりのセクタ数はいくつか等である。すなわち、
PEPコントロールデータエリア3には、ディスクの種類
やサーボ方式や変調方式等、最初に設定しなければなら
ない基本的なコントロールデータが記録される。ディス
クが装着されると、先ず、PEPコントロールデータエリ
ア3に記録されているコントロールデータが読み込ま
れ、ディスクの種類やサーボ方式や変調方式等が特定さ
れる。
SFPコントロールデータエリア5には、更に詳細なコ
ントロールデータが記録される。SFPコントロールデー
タエリア5には、例えば消去パワーが書込みパワー等に
ついてのデータも記録できる。PEPコントロールデータ
エリア3のコントロールデータが読み出された後、この
SFPコントロールデータエリア5が読み出される。マニ
ュファクチャリングエリア7は、ディスク製造時のテス
ト用に用いられる。
PEPコントロールデータエリア3について詳述する。P
EPコントロールデータエリア3には、基本的なコントロ
ールデータが記録されるので、このPEPコントロールデ
ータエリア3は、どのような装置でも読み出せるように
データを記録しておく必要がある。PEPコントロールデ
ータエリア3には、案内溝やサンプルマークは設けられ
ていない。どのようなサーボ方式の場合でも対応できる
ようにするためである。
PEPコントロールデータエリア3は、第2図Aに示す
ように、1トラックが3セクタに分割されている。各セ
クタの間には、例えば11ビット分のギャップ10が設けら
れる。1セクタの記録データは、第2図Bに示すよう
に、例えば「0」が16連続するパターンの16ビットのプ
リアンブル11と、プリアンブル11の後の例えば「1」が
1ビットのシンク12と、シンク12の後の例えば152ビッ
ト分のコントロールデータ13と、コントロールデータ13
の後に付加されたエラー検出用のCRCコード14とで構成
される。3つのセクタには同様のデータが記録される。
信頼性を向上させるためである。
PEPコントロールデータエリア3にデータを記録する
際の変調方式としては、フェーズエンコードが用いられ
る。フェーズエンコードは、第3図Aに示すように、1
周期の中央で立下がりが生じる場合を「0」、1周期の
中央で立上がりが生じる場合を「1」としたものであ
る。
PEPコントロールデータエリア3上では、第3図Cに
示すように、チャンネルビットに相当する間隔で整列さ
れた多数のピットPにより、1ビット分のデータが記録
される。したがって、PEPコントロールデータエリア3
の記録信号のハイレベルは、第3図Bに示すように、チ
ャンネルビットのハイレベル、ローレベルの繰り返しと
なる。PEPコントロールデータエリア3に記録されるデ
ータの1ビット分は、例えば656チャンネルビットに当
たる。
b.コントロールデータの復調 上述のように、PEPコントロールデータエリア3に
は、フェーズエンコードされたデータが記録される。こ
のフェーズエンコードされたデータは、記録密度が低い
ので、マイクロプロセッサを用いて、ソフトウェアで復
調することができる。このフェーズエンコードされたデ
ータの復調について説明する。
第4図において、光ディスク1は、スピンドルモータ
31により回転される。スピンドルモータ31の回転は、FG
ヘッド(図示せず)により検出され、FGヘッドの出力が
FGアンプ32に供給される。FGアンプ32の出力が波形整形
回路33で波形整形され、位相比較回路34に供給される。
一方、基準クロック発生回路35から周波数fcの基準ク
ロックが出され、この基準クロックが1/2分周回路36を
介してスイッチ回路37の入力端子37Aに供給されると共
に、スイッチ回路37の入力端子37Bに供給される。スイ
ッチ回路37の出力端子37Cの出力が位相比較回路34に供
給される。
位相比較回路34の出力がローパスフィルタ38,位相補
償回路39を介してドライブアンプ40に供給される。ドラ
イブアンプ40の出力がスピンドルモータ31に供給され
る。
通常時には、スイッチ回路37の入力端子37Bと出力端
子37Cが接続される。このため、周波数fcの基準クロッ
クが位相比較回路34に供給される。これにより、スピン
ドルモータ31が通常時の回転数例えば2400rpmで定速回
転される。
PEPコントロールデータエリア3のデータを復調する
際には、マイクロプロセッサ47からの指令により、スイ
ッチ回路37の入力端子37Aと出力端子37Cが接続される。
スイッチ回路37の入力端子37Aと出力端子37Cが接続され
ると、1/2fcの基準クロックが位相比較回路34に供給さ
れる。このためスピンドルモータ31の回転が通常時の1/
2の回転数の例えば1200rpmに落とされる。
PEPコントロールデータエリア3のデータを復調する
際に、スイッチ回路37を切り換えて、スピンドルモータ
31の回転を下げているのは、マイクロプロセッサ47によ
る復調回路を容易とするためである。つまり、マイクロ
プロセッサ47では、データを復調するのに、1ビット当
たり50μsec程度の時間が必要である。これに対して、P
EPコントロールデータエリア3には、前述したように、
1トラック当たり564ビットのデータが記録されてい
る。したがって、2400rpmでディスクを回転した場合に
は、1ビット当たりの時間が44.3μsecになる。このた
め、通常時の回転数のままでは、データを復調する際に
マイクロプロセッサ47の処理速度が追いつかなくなる。
ディスクの回転数を1200rpmに落とすと、1ビット当た
りの時間が88.6μsecになり、マイクロプロセッサ47で
余裕をもって復調処理が行える。
第4図において、41が光学ピックアップである。光学
ピックアップ41は、スライドモータ42により径方向に移
動される。光学ピックアップ41により光ディスク1の記
録データが再生され、この再生信号が再生アンプ43を介
して積分回路44に供給される。積分回路44の出力が二値
化回路45に供給される。
前述したように、PEPコントロールデータエリア3上
では、チャンネルビットに相当する間隔で整列された多
数のピットPにより、1ビット分のデータが記録され
る。このため、光学ヘッド41によりPEPコントロールデ
ータエリア3の記録信号が再生されると、光学ヘッド4
からは、第5図Aに示すように、ハイレベルの部分がハ
イレベル、ローレベルの繰り返しとなる再生信号が出力
される。この再生信号が積分回路44で積分され、二値化
回路45で二値化される。これにより、二値化回路45から
は、第5図Bに示すように、ハイレベルの部分では、ハ
イレベルが連続した信号が出力される。
二値化回路45の出力がI/Oポート46を介してマイクロ
プロセッサ47に供給される。マイクロプロセッサ47で
は、第5図にフローチャートで示すような処理が行われ
る。これにより、フェーズエンコードの復調がなされ
る。
すなわち、PEPコントロールデータエリア3のデータ
を復調する際には、第6図でフローチャートで示すよう
に、先ず、スイッチ回路37が入力端子37Aと出力端子37C
とが接続されるように切り換えられ、スピンドルモータ
31の回転数が通常時の2400rpmから1200rpmに下げられる
(ステップ)。
スピンドルモータ31が回転数1200rpmでロックされた
かどうかが検出され(ステップ)、スピンドルモータ
31の回転が1200rpmでロックされたらフォーカシングサ
ーボがかけられ(ステップ)、光学ヘッド41がPEPコ
ントロールデータエリア3に移動される(ステップ
)。光学ヘッド位置決めについては、後に詳述する。
光学ヘッド41がPEPコントロールデータエリア3に移
動されると、第4図Bに示すような信号が二値化回路45
から出力される。この信号が第4図Cに示す取り込みク
ロックによりマイクロプロセッサ47に取り込まれる(ス
テップ) マイクロプロセッサ47に信号が取り込まれたら、1セ
クタの先頭を検索する処理ステップになる。PEPコント
ロールデータエリア3は、第2図に示したように、3つ
のセクタに分割され、各セクタの間には、ギャップ10が
設けられている。ギャップ10には、信号が何も記録され
ていない。1セクタの先頭は、このギャップ10を検出す
ることによりなされる。
すなわち、取り込まれた信号がローレベルであるかど
うかが判断され(ステップ)、ローレベルであった
ら、ローレベルが600μsec続くかどうかが判断される
(ステップ)。ローレベルが600μsec続いたら、ギャ
ップ10が検出されたとして、内部レジスタにギャップが
検出されたことを示すフラグが立てられる(ステップ
)。
ステップで入力信号がハイレベルであると判断さ
れ、ステップでギャップの検出フラグがセットされて
いないと判断された場合や、ステップで入力信号のロ
ーレベルが600μsec続かないと判断された場合には、ロ
ーレベルが600μsec続く入力信号が取り込まれるまで、
入力信号の取り込みが続けられる。
ギャップが検出されたことを示すフラグが立てられて
からステップでローレベルでない信号が検出される
と、ステップでギャップが検出されたことを示すフラ
グが立てられていると判断されるので、タイマーがリセ
ットされる(ステップ)。
ローレベルの信号が連続するのはギャップ10であり、
ギャップ10が終了した後に1セクタのデータが開始され
る。このようにして1セクタの開始位置が検出された
ら、コントロールデータ13の開始位置を検出する処理ス
テップとなる。コントロールデータ13の開始位置は、プ
リアンプル11の後のシンク12を検出することによりなさ
れる。つまり、プリアンプル11は、「0」のデータが16
連続するものであり、シンク12は、「1」のデータであ
る。したがって、「0」のデータが連続して検出された
後に「1」のデータが検出されたら、これがシンク12で
あり、このシンク12の次にコントロールデータ13が現れ
る。
フェーズエンコードされたデータを復調する際には、
第5図Cに示すように、3/4周期のところの信号が抜き
取られる。そして、この抜き取られた信号がハイレベル
がローレベルかを検出することで「1」のデータか
「0」のデータかが判断される。つまり、フェーズエン
コードでは、1周期の中央で立下がりが生じる場合が
「0」で、1周期の中央で立上がりが生じる場合が
「1」とされている。したがって、「0」の場合には、
3/4周期のところがローレベルになり、「1」の場合に
は、3/4周期のところがハイレベルになる。
ステップでタイマーがリセットされたら、取り込み
クロックが1周期の開始から3/4周期遅らされ(ステッ
プ)、3/4周期遅れたところの信号が取り込まれる
(ステップ)。この3/4周期のところがハイレベルか
どうかが判断される(ステップ)。3/4周期のところ
の信号がローレベルなら、ステップに戻る。
プリアンブル11が入力されていれば、ステップで16
回ローレベルの信号が検出される。そして、この後、ハ
イレベルの信号が検出される。このハイレベルの信号が
シンク12である。
ステップでハイレベルの信号が検出されたら、タイ
マーがリセットされる(ステップ)。そして、ビット
/バイトカウンターがリセットされる(ステップ)。
シンク12が検出されたら、コントロールデータ13及び
CRCコード14の読み込みステップが開始される。コント
ロールデータ13は152ビット分であり、CRCコード14は8
ビットである。したがって、コントロールデータ13とCR
Cコード14とで160ビット分のデータの取り込みが行われ
る。
すなわち、取り込みクロックが1周期の開始から3/4
周期遅らされ(ステップ)、3/4周期遅れたところの
信号が取り込まれ(ステップ)、タイマーがリセット
される(ステップ)。ステップで取り込まれたデー
タがレジスタやメモリに書き込まれる(ステップ)。
1ビット或いは1バイトのデータが取り込まれる毎にビ
ット/バイトカウンタがインクリメントされる(ステッ
プ)。ビット/バイトカウンタから、データが160ビ
ット分又は20バイト分取り込まれたかどうかが判断され
る(ステップ)。160ビット分又は20バイト分のデー
タが取り込まれていなければ、ステップに戻る。160
ビット分又は20バイト分のデータが取り込まれたら、CR
Cコードからエラー検出がなされる(ステップ)。エ
ラー検出の結果、エラーがないと判断された場合には
(ステップ)、スイッチ回路37の入力端子37Bと出力
端子37Cが接続され、スピンドルモータ31の回転数が通
常時の2400rpmに戻される(ステップ)。エラー検出
の結果、エラーが生じていると判断された場合には、ス
テップに戻る。
c.PEPコントロールデータエリアへの光学ヘッドの位置
決め PEPコントロールデータエリア3には、どのようなサ
ーボ方式にも対応できるように、案内溝やサンプルマー
クは設けられていない。このPEPコントロールデータエ
リア3は、トラッキングサーボをかけずにデータを読み
出すようになっている。
PEPコントロールデータエリア3の記録データを読み
取る際には、光学ヘッド41をPEPコントロールデータエ
リア3の略々中心に位置決めさせる必要がある。なぜな
ら、光学ヘッド41がPEPコントロールデータエリア3の
略々中心に位置決めされていないと、ディスクの偏心等
があると、PEPコントロールデータエリア3のデータが
読み取れなくなってしまうからである。
この発明の一実施例では、光学ヘッド41を一度光ディ
スク1の最内周の鏡面2の位置まで移動させ、それから
光学ヘッド41を徐々に外周に向かって移動させ、再生信
号中にPEPコントロールデータエリア3に配置されたピ
ットPの影響による信号が現れたかどうかを検出し、再
生信号にPEPコントロールデータエリア3に配置された
ピットPの影響による信号が現れたら光学ヘッド41を所
定時間だけ動かして、光学ヘッド41をPEPコントロール
データエリア3の略々中心に位置決めさせるようにして
いる。
つまり、第7図に示すように、光ディスク1の最内周
は鏡面2であり、鏡面2の外側にPEPコントロールデー
タエリア3が設けられている。光学ヘッド41を最内周の
位置まで移動させると、光学ヘッド41は鏡面2上のx0
位置される。このx0の位置から、光学ヘッド41が矢印p
方向に送られ、光ディスク1が矢印q方向に回転される
と、光学ヘッド41は、光ディスク1上では、矢印rに沿
って移動されることになる。光学ヘッド41がPEPコント
ロールデータエリア3の、開始位置xaに達すると、第7
図Bに示すように、その再生信号中にPEPコントロール
データエリア3のピットPの影響を受けた信号Sが検出
される。したがって、信号Sが検出され始めた時点がPE
Pコントロールデータエリア3の開始位置xaに略々対応
する。信号Sが検出されたら、PEPコントロールデータ
エリア3の開始位置xaから中心位置x1までの距離に対応
する時間だけ光学ヘッド41を移動させれば、光学ヘッド
41をPEPコントロールデータエリア3の中心位置x1に位
置させることができる。
第8図は、光学ヘッド41を光ディスク1のPEPコント
ロールデータエリア3の略々中心に位置決めさせるため
の手段の構成を示すものである。第8図において、光学
ヘッド41からの再生信号が再生アンプ51を介して検出回
路52に供給される。検出回路52により、PEPコントロー
ルデータエリア3のピットPの影響を受けた信号Sが検
出される。この検出回路52は、例えば検波回路と波形整
形回路とから構成できる。また、この検出回路52として
は、トラバース信号検出回路をそのまま用いることがで
きる。トラバース信号とは、光学ヘッド41がデータトラ
ックを横切ったことを検出す信号である。このトラバー
ス信号は、通常、所望のデータトラックをアクセスする
際に用いられている。すなわち、第9図Aに示すよう
に、光学ヘッド41が径方向に移動されると、光学ヘッド
41の再生信号が第9図Bに示すようにトラックTを横切
る毎に変化する。この再生信号を検波して波形整形すれ
ば、第9図Cに示すようにトラックを横切る毎に信号が
1回変化するトラバース信号が得られる。また、光学ヘ
ッド41がPEPコントロールデータエリア3内の区間Tに
達すると、第9図Bに示すように、ピットPの影響を受
けた信号Sが再生される。この信号Pを検波して波形整
形すると、第9図Cに示すようにPEPコントロールデー
タエリア3内で繰り返すような信号が取り出される。
検出回路52の出力がカウンタ53に供給される。カウン
タ53のカウント値がマイクロプロセッサ54に供給され
る。また、カウンタ53にはマイクロプロセッサ54からリ
セット信号が与えられる。
マイクロプロセッサ54の出力がドライバー55に供給さ
れ、ドライバー55の出力により、スライドモータ42が動
作される。スライドモータ42により光学ピックアップ41
が移動される。光学ピックアップ41は、最内周ではスト
ッパ56の位置まで移動可能とされている。光学ピックア
ップ41の移動速度は、速度検出手段57により検出され
る。速度検出手段57により検出された速度信号がマイク
ロプロセッサ54に供給される。
光学ヘッド41を光ディスク1のPEPコントロールデー
タエリア3の略々中心に位置決めさせるための処理につ
いて、第10図に示すフローチャートを参照しながら説明
する。
先ず、光学ヘッド41が内周に向かって移動される(ス
テップ)。光学ヘッド41が最内周のストッパ56の位置
に達したかどうかが判断される(ステップ)。スライ
ドモータ42に駆動電流が与えられているのに、速度検出
手段57から速度信号が得られなくなれば、光学ヘッド41
がストッパ56の位置に達したと判断できる。
光学ヘッド41がストッパ56の位置まで移動されたら、
カウンタ53がリセットされる(ステップ)。そして、
光学ヘッド41が外周に向かって低速で移動される(ステ
ップ)。
光学ヘッド41がストッパ56の位置から外周に向かって
移動されると、光学ヘッド41からのビームスポットの照
射位置が光ディスク1の鏡面2からPEPコントロールデ
ータエリア3の位置に移動してくる。
検出回路52からの信号がカウンタ53でカウントされる
(ステップ)。
カウンタ53のカウント値が所定値に達したかどうかが
判断され(ステップ)、カウンタ53のカウント値が所
定値に達したら、光学ヘッド41がPEPコントロールデー
タエリア3の中心位置までの距離に対応する所定時間だ
け所定速度で移動される(ステップ)。所定時間経過
したかどうかが判断され(ステップ)、所定時間経過
したら、光学ヘッド41がその位置で停止される(ステッ
プ)。
すなわち、検出回路52から信号が検出されたことは、
光学ヘッド41がPEPコントロールデータエリア3の位置
まで移動したことを示す。鏡面2にゴミ等が付着したこ
とにより検出回路52から信号が検出された場合の誤動作
を防止するため、カウンタ53が所定値だけカウントされ
た後に、光学ヘッド41が所定時間送られる。
なお、光学ヘッド41を鏡面2の位置から所定速度でPE
Pコントロールデータエリア3の中心位置まで送ったと
きに、検出回路52から検出される信号の数は予め計数で
きる。そこで、この数を予め計数しておき、カウンタ53
のカウント値がこの数に達したら、光学ヘッド41をその
位置で停止させるようにしても良い。
また、光学ヘッド41をPEPコントロールデータエリア
3上に停止させずに、光学ヘッド41に低速送りにしてPE
Pコントロールデータエリア3に記録されているデータ
を読み取ることも可能である。
この発明は、コントロールデータエリアが外周に設け
られている場合でも同様に適用できる。
〔発明の効果〕
この発明に依れば、光学ヘッドを最内周又は最外周の
鏡面の位置まで移動させた後、光学ヘッドを反対方向に
移動させ、PEPコントロールデータエリアのピットの影
響による信号が再生信号中に現れてから所定時間後に光
学ヘッドを停止させ、PEPコントロールデータエリア上
に光学ヘッドを位置決めするようにしている。このた
め、リニアスクールやセンサを設けなくともPEPコント
ロールデータエリア上に光学ヘッドを位置決めでき、コ
ストダウンをはかることができる。また、ディスク上の
PEPコントロールデータエリアを検出して位置決めを行
っているので、ディスクの偏心や膨張が生じていても、
光学ヘッドをPEPコントロールデータエリア上に正確に
位置決めできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明が適用される光ディスクの各エリアの
割り当てを示す平面図、第2図はコントロールデータエ
リアのデータ配置を示す略線図、第3図はコントロール
データの記録時に用いる変調方式の説明に用いるタイミ
ングチャート、第4図はコントロールデータの復調の説
明に用いるブロック図、第5図はコントロールデータの
復調の説明に用いるタイミングチャート、第6図はコン
トロールデータの復調の説明に用いるフローチャート、
第7図はこの発明の一実施例の説明に用いる略線図、第
8図はこの発明の一実施例の説明に用いるブロック図、
第9図はこの発明の一実施例の説明に用いるタイミング
チャート、第10図はこの発明の一実施例の説明に用いる
フローチャートである。 図面における主要な符号の説明 1:光ディスク、2:鏡面、3:PEPコントロールデータエリ
ア、41:光学ヘッド、42:スライドモータ、52:検出回
路、53:カウンタ、47,54:マイクロプロセッサ、56:スト
ッパ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクの種類等のディスクを特定する情
    報が物理的形状変化として隣接するトラックに整列され
    てディスクの内周位置又は外周位置に記録され、且つそ
    の更に内周位置又は外周位置に鏡面エリアを有する光デ
    ィスクの駆動方法であって、 ピックアップを上記ディスクの径方向に沿って最内周位
    置又は最外周位置まで送り、 上記ピックアップが上記最内周位置又は上記最外周位置
    に達したことが検出されたら、上記ピックアップを反対
    方向に移動させ、 上記ピックアップの出射光の上記ディスクからの戻り光
    を検出し、上記戻り光が上記ディスクを特定する情報の
    ピットの影響を受け始めて所定の時間経過後、 上記ピックアップの送りを停止若しくは低速送りにし、 上記ディスクを特定する情報を読み出すようにした光デ
    ィスク駆動方法。
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