JP2610947B2 - 乱数を利用した樹木画像の自動生成装置 - Google Patents

乱数を利用した樹木画像の自動生成装置

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JP2610947B2 JP63155026A JP15502688A JP2610947B2 JP 2610947 B2 JP2610947 B2 JP 2610947B2 JP 63155026 A JP63155026 A JP 63155026A JP 15502688 A JP15502688 A JP 15502688A JP 2610947 B2 JP2610947 B2 JP 2610947B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,CADシステムを用いた建築物の設計業務のう
ちの特に企画部門において,表示面上に必要とされる樹
木部品をより自然に見やすく生成するための方式に関す
る。
〔従来の技術〕
第3図に従来の技術の概略構成を示す。
建築物の設計業務の企画部門において建物の外観の雰
囲気やスケールを把握するために,建物と一緒に樹木部
品を表示することは大切である。
第3図に示したように,従来,グラフィックディスプ
レイ上に樹木部品を生成する場合には,プログラム中に
あらかじめ組み込まれたひな型を,入力された位置及び
高さのデータにもとづいて座標計算を行うことにより引
き伸ばして配するのが一般的であった。このため,従来
方式で生成される樹木部品は何本生成しても同じ形状で
あり,高さを高くしても低くしてもスケールが変化する
だけで形状は変わらない。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように,従来の樹木部品の生成はひな型が定まっ
ているため,何本生成しても,高さを変化させても形が
変わらず不自然である。また,樹木が大,小にかかわら
ず枝の本数や間隔が同じであるため,小さい場合には枝
の1本1本の見分けがつかない。一方,大きい場合には
枝がまばらで間隔が広すぎるように見え,どちらの場合
も樹木としては不自然で樹木に見えづらいという問題も
生ずる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による樹木画像の自動生成装置は、樹木画像の
生成に際しパラメータとなる高さと生成させる位置とを
入力するための入力手段と、樹木の枝の本数、長さ、角
度、間隔を定めるための乱数を発生させる乱数発生手段
と、発生した乱数のうちの樹木のデータとして不適当な
ものを捨てるために参照する基準テーブルと、パラメー
タを含めて随時生成されたデータを受け、樹木として不
自然にならないように前記基準テーブルを制御し、また
前記乱数発生部に乱数を発生させる指示を与える制御装
置と、前記該基準テーブルをへて来た乱数をデータとし
て加工し、加工したデータから枝の座標を、入力された
高さと位置から幹の座標をそれぞれ計算する演算装置
と、計算された最終データ(座標)を記憶するための記
憶手段とを有し、前記制御装置は、前記基準テーブルに
対する設定制御規制として、下の枝の長さが上の枝の長
さよりも長いという第1の規則、枝の長さが樹木の高さ
の所定倍よりも短いという第2の規則、樹木の高さに応
じて枝の数を変化させるという第3の規則の少なくとも
1つを設定することを特徴とする。
〔実施例〕
本発明について,図面を参照しながら説明する。
本発明の構成を第1図により説明する。
位置とパラメータ(高さ)の入力手段としてのキーボ
ード1−1,マウス(ディジタイザ)1−2,自然な樹木を
形づくるための制御装置1−3,利用する乱数を発生させ
る乱数発生部1−4,不適当な乱数を排除する基準テーブ
ル1−5,乱数を加工して最終データ(座標)を計算する
演算装置1−6,最終データを記憶しておく記憶部1−7,
生成したデータにより樹木を表示するグラフィックディ
スプレイ1−8により構成されている。
次に,各部の機能について説明する。
キーボード1−1はパラメータ(高さ)の入力を行う
ためのもので,マウス(ディジタイザ)1−2は樹木の
生成位置を入力するためのものである。入力された位置
と高さは演算装置1−6に送られ,パラメータ(高さ)
のみが制御装置1−3に送られる。
制御装置1−3は樹木として不自然な形を作らないた
めの規則(下の枝の長さ上の枝の長さ,高さ×2/3
枝の長さなど)と,見やすい形をつくるための規則(高
さが1m以内ならば枝の本数6,高さが3m以上ならば小枝
もつくるなど)から成っている。制御装置1−3はパラ
メータも含めて刻々生成され送られて来るデータを,内
部の条件に照らし合わせて基準テーブル1−5のリセッ
トを行い,乱数発生部1−4へ乱数を発生させるための
指示を出す。
乱数発生部1−4で発生される乱数を利用して定める
のは枝の本数,長さ,角度,間隔である。乱数発生部1
−4ではそれぞれの部分について発生できる乱数の幅
(普遍的な最小値と最大値)が定まっており、制御装置
1−3からの指示によってどの部分の乱数を発生させる
かも決定される。発生した乱数は基準テーブル1−5に
送られる。
基準テーブル1−5には制御装置1−3により,樹木
として自然で見やすい形をつくるための乱数発生部1−
4よりよりくわしく細かい乱数の取り得る範囲がセット
されている。基準テーブル1−5はセットされた基準に
よる乱数の取拾選択を行い,基準に合格した場合には乱
数を演算装置1−6の長さの部分,本数の部分,角度の
部分,間隔の部分のうち各々あてはまる部分に送り,不
適当な場合はもう一度乱数を発生するよう乱数発生部1
−4に指示を出す。
演算装置1−6は乱数加工部と座標計算部の大きく2
つに分かれている。乱数加工部はまた長さ,本数,角
度,間隔の4つの部分にわかれ,それぞれ送られて来た
乱数を加工する働きをする。座標計算部では乱数加工で
加工されたデータを受け,各々の枝の座標を計算する。
また入力され送られて来た高さと位置より幹の座標の計
算も行う。乱数加工部で生成されたデータは生成と同時
に制御装置1−3にも送られる。座標計算部で計算され
た最終データ(座標)は記憶部1−7に送られる。記憶
部1−7では最終データを記憶し,表示する場合には表
示手段としてのグラフィックディスプレイ1−8に出力
する。グラフィックディスプレイ1−8は最終データ
(座標)より樹木部品を形づくり表示する。
第2図をも参照しながら具体的に動作の説明をする。
CADで作成した建物(第2図(a))のまわりに樹木
を配する。
キーボード1−1より高さを,キーボード(またはマ
ウス,ディジタイザ)1−1(1−2)より生成される
位置をそれぞれ入力する。
入力された高さと位置は演算装置1−6の座標計算部
に送られ幹の座標が計算される。計算された幹の座標は
記憶部1−7をへてグラフィックディスプレイ1−8に
表示される(第2図(b))。
高さはパラメータとして制御装置1−3にも送られ,
制御装置1−3は乱数発生部1−4に枝の本数となる乱
数を発生させるように指示を行い,パラメータ(高さ)
と内部の条件を照らし合わせて基準テーブル1−5に取
り得るべき本数の範囲をセットする。指示により発生し
た乱数は基準テーブル1−5に参照され,セットされた
基準内ならば演算装置1−6の乱数加工部の本数の部へ
送られ,基準外ならば捨てられる。基準外の場合は再発
生の指示が出される。乱数加工部へ送られた乱数は本数
として決定され,座標計算部へ送られキープされる。同
時に制御装置1−3にも送られ,制御装置1−3は今度
は間隔の部の乱数を発生させる指示を出し,基準テーブ
ル1−5をリセットする。枝の本数と間隔が決まると,
枝の始点である幹上の座標を決定することができる(第
2図(c))。同様にして角度と長さを決定し,枝の終
点である枝先の座標も出すことができ,枝を表示できる
(第2図(d))。高さと本数より小枝を作ることを制
御装置1−3が決定した時は,枝の座標を出し後,枝と
同じやり方で小枝の座標を出し,表示する(第2図
(e))。上述の方法をくり返して樹木部品の画像を生
成する。(第2図(f))に完成図を示す。
なお,記憶部1−7のデータはグラフィックディスプ
レイ1−8による表示だけでなく,プリンタで作図する
こともあり得る。
〔発明の効果〕
本発明による樹木画像の自動生成装置は以上の通りで
あり,樹木部品が1本1本違う形に生成されるので,建
物のまわりなどに何本も生成して配したときに不自然さ
がなくなる。
高さに応じて枝の本数や長さ,間隔,小枝の有無を変
化させるため,樹木としてより自然に,見やすく生成で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の機能構成図,第2図は本発
明による表示画像の時間推移を示す図,第3図は従来例
の機能構成図である。 1−1はキーボード,1−2はマウス(ディジタイザ),1
−3は制御装置,1−4は乱数発生部,1−5は基準テーブ
ル,1−6は演算装置,1−7は記憶部,1−8はグラフィッ
クディスプレイ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 情報処理学会第35回全国大会講演論文 集(▲III▼)3G−3「樹木の手続 き的形状定義法」金丸直義他2名 月刊アスキー.VOL.7,Janu ary 1983,P.110〜117「アーテイ ストから見たコンピュータ、グラフイク ス」奥村健一

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹木画像の生成に際してパラメータとなる
    高さと生成させる位置とを入力するための入力手段と、
    樹木の枝の本数、長さ、角度、間隔を定めるための乱数
    を発生させる乱数発生手段と、発生した乱数のうち樹木
    のデータとして不適当なものを捨てるために参照する基
    準テーブルと、パラメータを含めて随時生成されたデー
    タを受け、樹木として不自然にならないように前記基準
    テーブルを制御し、また前記乱数発生部に乱数を発生さ
    せる指示を与える制御装置と、前記基準テーブルをへて
    来た乱数をデータとして加工し、加工したデータから枝
    の座標を、入力された高さと位置から幹の座標をそれぞ
    れ計算する演算装置と、計算された最終データ(座標)
    を記憶するための記憶手段とを有し、前記制御装置は、
    前記基準テーブルに対する設定制御規制として、下の枝
    の長さが上の枝の長さよりも長いという第1の規制、枝
    の長さが樹木の高さの所定倍よりも短いという第2の規
    則、樹木の高さに応じて枝の数を変化させるという第3
    の規則の少なくとも1つを設定することを特徴とする乱
    数を利用した樹木画像の自動生成装置。
JP63155026A 1988-06-24 1988-06-24 乱数を利用した樹木画像の自動生成装置 Expired - Lifetime JP2610947B2 (ja)

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Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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情報処理学会第35回全国大会講演論文集(▲III▼)3G−3「樹木の手続き的形状定義法」金丸直義他2名
月刊アスキー.VOL.7,January 1983,P.110〜117「アーテイストから見たコンピュータ、グラフイクス」奥村健一

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