JP2610339B2 - スルーホール孔埋めプリント配線板の製造方法 - Google Patents

スルーホール孔埋めプリント配線板の製造方法

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JP2610339B2 JP1064784A JP6478489A JP2610339B2 JP 2610339 B2 JP2610339 B2 JP 2610339B2 JP 1064784 A JP1064784 A JP 1064784A JP 6478489 A JP6478489 A JP 6478489A JP 2610339 B2 JP2610339 B2 JP 2610339B2
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0094Filling or covering plated through-holes or blind plated vias, e.g. for masking or for mechanical reinforcement

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  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 スルーホール孔埋めプリント配線板に関し、 スルーホールメッキのバレルクラックの発生を防止す
ることを目的とし、 絶縁物に明けたスルーホールのメッキ層の内周面に絶
縁物と熱膨張率が同じ樹脂からなるコーティング層を付
着させた構成とした。
〔産業上の利用分野〕
この発明は、スルーホール孔埋めプリント配線板に関
するものである。
〔従来の技術〕
スルーホールプリント配線板は、銅張積層板あるいは
多層板の場合は内層導体パターンを形成した各層を積層
した積層板の所定の位置にスルーホールを孔明けした
後、スルーホールの内周面に無電解銅メッキによるメッ
キ層を形成した構成を備えている。孔明けにより形成さ
れるスルーホールの孔径は、0.35mm程度以上であり、メ
ッキ層の厚さは平均25μmとされる。したがって、スル
ーホールに形成されたメッキ層は外周面がメッキ層と熱
膨張率が異なる積層板、すなわち、絶縁物に接合され、
内周面は空気に接した構造となっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、スルーホールプリント配線板は製品として
使用される間に繰り返し加熱されたり、冷却されたりす
ることが知られており、このような温度変化が繰り返さ
れる間にスルーホール内のメッキ層は、絶縁物の熱膨張
率とメッキ層の熱膨張率とが異なっているため、片面に
引っ張り応力あるいは圧縮応力を受けて、中太の太鼓状
に変形したり、中細の鼓形状に変形したりすることを繰
り返し、内部に引っ張り応力と圧縮応力とを同時に生じ
ることになる。このため、スルーホールプリント配線板
の使用期間が長くなるとスルーホール内のメッキ層が疲
労し、スルーホールの全周にわたって連続するクラック
(バレルクラック)を発生し、断線することがある。
この課題を解決するため、特開昭52−71680号公報に
は、スルーホールに外周に予め印刷配線基板の熱膨張係
数にほぼ等しい熱膨張係数の補強材料が塗布されている
棒状体を出入し、両面に導体層を有する印刷配線板のス
ルーホールメッキ層の表面に上記補強材料の補強層をハ
トメ状に形成する技術が開示されている。しかしながら
上記の場合、メッキ層のランド部の一部ないし全部がハ
トメ状の補強層によって覆われることになるので接続が
不十分になりやすく、配線接続の安定性及び信頼性を欠
くことになる。また、製造に際し一本の棒状体で処理を
行う場合はスルーホール個々に対して処理を行うことに
なり、また、スルーホールに対向して棒状体を多数設け
処理を行う場合は、製品のワークサイズ及びパターン設
計により棒状体の位置の変更が必要となり、作業が煩雑
となる。
この発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、スルーホールメッキのバ
レルクラックの発生を防止するためのスルーホール孔埋
めプリント配線板の製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明においては、上記の目的を達成するため、例
えば第1図に示す如くに、絶縁物1に明けたスルーホー
ル2のメッキ層3の内周面3aに絶縁物1と熱膨張率が同
じ樹脂からなるコーティング層4を付着させる。
〔作 用〕
この発明においては、メッキ層3の内周面3aと外周面
3bとが同じ熱膨張率を有するコーティング層4と絶縁物
1に接合される。したがって、スルーホールプリント配
線板が加熱されたり、冷却された時に、メッキ層3は内
外両周面3a及び3bに同じ大きさの引っ張り応力あるいは
圧縮応力を受けることになり、メッキ層3は熱応力によ
り伸縮されることはあってもメッキ層3の中間部が太鼓
状に膨らんだり、鼓状に窄まったりすることがなくな
り、メッキ層3の疲労が大幅に軽減される。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
第1図はこの発明の一実施例に係るスルーホールプリ
ント配線板の要部を模式的に示す断面図である。この配
線板では、同図に示す如くに、絶縁物1のスルーホール
2には無電解メッキ(化学メッキ)によりメッキ層3が
形成され、更に、このメッキ層3の内周面3aに絶縁物1
の熱膨張率と同程度の熱膨張率を有する樹脂からなるコ
ーティング層4が形成される。
この配線板は、第2図(a)、第3図(a)に示すよ
うに絶縁物1の両面に銅箔5を張り合わせた公知の両面
銅張積層板を用意し、この銅張積層板の所定の位置に第
2図(b)、第3図(b)に示すようにスルーホール2
を明け、その内周面にメッキ層3を形成するまでは従来
のスルーホールプリント配線板と同様にして作られる。
すなわち、前記絶縁物1としては、リンタ紙、クラフ
ト紙等の紙、ガラス布、ガラスマット、ガラスペーパー
等のガラス繊維、ポリエステル繊維布等の合成繊維布な
どを基材とし、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、シリコ
ン樹脂、フッ素樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹
脂等の樹脂を結合剤とした積層板が使用される。
この絶縁物1にビアホール(via hole)を含むスルー
ホール2を形成する方法は、特に限定されず、公知の方
法で孔明けすればよい。また、このスルーホール2にメ
ッキ層3を形成する方法も公知の無電解メッキ(化学メ
ッキ)によればよい。また、必要に応じて電気銅メッキ
によってメッキ層3の膜厚を所要の厚さに増加させるこ
とは妨げない。
この実施例に係るスルーホールプリント配線板では、
従来と同様にして得た第2図(b)あるいは第3図
(b)に示す如くのスルーホールプリント配線板のスル
ーホール2の周面に形成されたメッキ層3の内周面にコ
ーティング層4が形成されているが、このコーティング
層4を形成する方法としては、次の2つの方法がある。
すなわち、第1の方法は液状の樹脂を使用する方法で
あり、例えば第2図(c)に示す如くに、銅張積層板の
表裏両面に液状の樹脂4aを塗布してメッキ層4を形成し
たスルーホール2内に樹脂4aを充満させ、硬化させた
後、同図(d)に示すように、表裏両面の樹脂4aを研磨
によって除去する方法である。
第2の方法は少し加熱すれば溶融する微粉状の樹脂を
使用する方法であり、例えば第3図(c)に示すよう
に、例えばフィルム6でスルーホール2の下面を覆い、
前記微粉状の樹脂4bをスルーホール2に埋め込み、加圧
加熱してこの樹脂4bを同図(d)に示す如く硬化させる
方法である。この方法では、後に銅張積層板の両面を研
磨する必要はなく、片面のフィルムを剥離すればよい。
そして、必要に応じて第2図(e)あるいは第3図
(e)に示す如くにこれらの樹脂4aあるいは4bの中心部
にピンい挿通用の孔4cが開けられる。この孔明けには公
知の孔明け技術を応用すればよい。
このコーティング層4に使用される樹脂4aあるいは4b
は、硬化後の熱膨張率が前記絶縁物1の熱膨張率と同程
度でありさえすればよく、絶縁物1の結合剤として使用
される樹脂(あるいは絶縁物1を構成する樹脂)と同成
分でなくてもよい。
このようにして得たスルーホールプリント配線板にお
いては、スルーホール2のメッキ層3の内周面3aと外周
面3bとが同じ熱膨張率を有する絶縁物1とコーティング
層4とに接合される。したがって、加熱されたり冷却さ
れたりする時に、メッキ層3の外周面3bに絶縁物1とメ
ッキ層3との熱膨張率の差によって作用する熱応力と同
じ方向及び大きさの熱応力がメッキ層3とコーティング
層4の樹脂との熱膨張の差によってメッキ層3の内周面
3aに作用する。その結果、メッキ層3は熱応力によって
スルーホールの軸方向に伸縮されるが、その中間部が太
鼓状に膨らんだり、鼓状に窄まったりすることはなくな
り、メッキ層3の疲労が大幅に軽減されてバレルクラッ
クが発生し難くなる。
なお、このスルーホール2に挿通されたデバイスのピ
ンとメッキ層3とは絶縁物1の両面にスルーホール2内
のメッキ層3に連続して形成されるランド部とピンとの
半田接続によって充分に導通される。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明のスルーホール孔埋めプリン
ト配線板によれば、メッキ層の内周面に樹脂製のコーテ
ィング層を付着させることにより、基板が加熱された
り、冷却された後にメッキ層の内外両周面に同じ方向に
同じ強さの熱応力を作用させてメッキが太鼓状に変形さ
れたり、鼓状に変形されたりすることを防止でき、メッ
キ層の疲労を大幅に軽減してバルブクラックの発生を防
止することができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係るスルーホールプリン
ト配線板の要部を模式的に示す断面図、第2図(a)な
いし同図(e)はそのスルーホールプリント配線板の製
造工程例の各段階におけるスルーホールプリント配線板
の要部を模式的に示す断面図、第3図(a)ないし同図
(e)はそのスルーホールプリント配線板の他の製造工
程例の各段階におけるスルーホールプリント配線板の要
部を模式的に示す断面図である。 図中、 1……基板、2……スルーホール、 3……メッキ層、3a……内周面、 4……コーティング層。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スルーホールのメッキ層の内周面にプリン
    ト配線板を構成する絶縁物と熱膨張率が略同じ樹脂から
    成るコーティング層を付着させたスルーホール孔埋めプ
    リント配線板の製造方法において、液状樹脂をプリント
    基板に塗布してスルーホール内に樹脂を充填させて硬化
    させた後、孔明けを行うことを特徴とするスルーホール
    孔埋めプリント配線板の製造方法。
  2. 【請求項2】スルーホールのメッキ層の内周面にプリン
    ト配線板を構成する絶縁物と熱膨張率が略同じ樹脂から
    成るコーティング層を付着させたスルーホール孔埋めプ
    リント配線板の製造方法において、微粉状の樹脂をスル
    ーホール内に埋め込んで加熱し樹脂を硬化させた後、孔
    明けを行うことを特徴とするスルーホール孔埋めプリン
    ト配線板の製造方法。
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