JP2609772B2 - 画像蓄積伝送装置 - Google Patents

画像蓄積伝送装置

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JP2609772B2
JP2609772B2 JP12114891A JP12114891A JP2609772B2 JP 2609772 B2 JP2609772 B2 JP 2609772B2 JP 12114891 A JP12114891 A JP 12114891A JP 12114891 A JP12114891 A JP 12114891A JP 2609772 B2 JP2609772 B2 JP 2609772B2
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知明 田中
有二 大庭
英樹 猪股
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Mitsubishi Electric Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Mitsubishi Electric Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、伝送されてきた符号
化画像データを一旦蓄積した後、復号化部へ伝送する画
像蓄積伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に、本発明に関する従来技術の説明
をする。図3は、テレビジョン学会誌、Vol.43,
No10(1989)pp.1072〜1078“周期
的フレーム内符号化を用いた蓄積メディア用動画象符号
化方式”および同Vol.43,No10(1989)
pp.1106〜1111“フレーム間符号化方式を用
いた記録系動画再生システムの検討”の文中から予測し
た従来の画像蓄積再生装置の構成を示すものであるが、
ここで3は蓄積媒体8の制御を行う蓄積制御部、9は蓄
積媒体のクロックから復号クロックへ乗せ換えるための
速度変換バッファ、7は符号化された画像データを可変
長復号化し、さらに逆量子化を行い、モニタへ表示する
ための復号化部である。
【0003】図4は、B−ISDNの伝送方式の一種で
あるATM(Asynchronous Transf
er Mode:非同期転送モード)網を用いた画像伝
送装置の受信部の構成を表したものであり、1は伝送路
(ATM)、5は廃棄判定部、6は伝送路でのデータの
揺らぎ等を吸収するための受信バッファ、7は符号化さ
れた画像データを可変長復号し、さらに逆量子化を行
い、モニタへ表示するための復号化部、10は音声多重
化されたセルの分解、合成を行うセル分解・合成部であ
る。図5は上記ATM網での伝送概念の一例を表したも
のである。各セルは昇順にシーケンス番号が付加され
蓄積媒体8に蓄積された後、蓄積制御部3によって、所
定数のセル単位毎にフレーム編集される。
【0004】次に従来技術の詳細動作について説明す
る。まず、従来の画像蓄積再生装置は図3のように構成
されるが、ここで蓄積媒体8にはあらかじめフレーム間
符号化された一定量のデータが蓄積されている。ここで
は蓄積メディアとして例えば画像フレームの編集、コマ
送り等ができるように、ここでの画像データは一定の周
期でフレーム内符号化されている(例えば30フレーム
周期でフレーム内符号化をしていればフレーム内のみを
蓄積媒体から読み出せば、コマ送りとなる)。次に蓄積
制御部3で蓄積媒体8からデータを読み出す制御を行
う。読み出されたデータは速度変換バッファ9にてクロ
ックの乗せ変えが行われ、復号部7で可変長復号化、逆
量子化、データフォーマット変換等が行われ、モニタに
出力される。
【0005】また、従来のATM網を用いた画像伝送装
置は図4のように構成されているが、ここでATMの伝
送路1から入って来た画像画像セル化データはセル分解
・合成部10で音声/映像の分解網での制御情報などが
分解される。次にATMは網が輻輳した場合、優先度の
低いセルが廃棄されるため、廃棄判定部5にてセルの廃
棄があったかどうかを判定する。これはセル1つ1つに
対して付加されているシーケンス番号の連続性を見て判
定する。廃棄判定部5から出力されたデータは受信バッ
ファ6に格納される。ここでは伝送路1でのデータ揺ら
ぎに対する許容、また伝送クロックから復号クロックに
乗せ換える機能も司る。復号化部7では可変長符号化さ
れて伝送されて来たデータを逆に可変長復号化し、逆量
子化、データフォーマットの変換等を行い、モニタに出
力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のATM網用の画
像伝送装置で、図3のように蓄積メディアを搭載した場
合、以下のような問題点が生じる。即ち、蓄積媒体で蓄
積された画像データをフレーム編集(コマ送り、逆再生
等)して読み出した時、セルの順番が伝送路より入って
来た時と異なってしまう。伝送路で廃棄が起こったかど
うかは、先にも述べたが、セル1つ1つに対してヘッダ
として付加されているシーケンス番号が連続しているか
どうかで判定するので蓄積媒体でセルの順番を加工して
しまうと、廃棄と誤認してしまうという問題があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、蓄積部での編集で変わってしま
ったシーケンス番号の連続を認識し、廃棄との区別を行
い、正しい廃棄処理の行える画像蓄積伝送装置を得るこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像蓄積
伝送装置は、個々に昇順のシーケンス番号が符されたセ
ル単位の符号化画像データを伝送路を介して蓄積部へ蓄
積した後、必要に応じてフレーム編集を施して復号化部
へ出力する画像蓄積伝送装置において、上記蓄積部に蓄
積画像データをフレーム編集する蓄積制御部と、フレー
ム編集によりシーケンス番号が非連続になったフレーム
の前に識別セルを多重する識別セル多重化部と、前記識
別セル読み取りによりセルの廃棄を判定する廃棄判定部
とを備えたものである。
【0009】
【作用】この発明における識別セル多重化部は、制御部
でフレーム編集シーケンス番号が非連続になったという
情報(タイミング等)を受けてフレーム編集したフレー
ムの前に識別セルを多重し、後段の廃棄判定部で編集か
どうかを判断するものである。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、1は網が輻輳した場合に、セルが
廃棄される可能性のある伝送方式の網{例えばATM}
(伝送路)、2は伝送路1より送られて来た画像データ
を一定量蓄積するための画像データ蓄積部、3は画像デ
ータ蓄積部2でのデータの書き込みと読み出しを制御す
る蓄積制御部、4は画像データ蓄積部2でフレーム編集
等を行った場合に廃棄と区別するために識別セルを付加
するための識別セル多重化部、5は伝送路でセルの廃棄
があったかどうかを判定する廃棄判定部、6は伝送クロ
ックから復号クロックへ乗せ換えるための受信バッフ
ァ、7は符号化された画像データを復号化しモニタへ表
示するための復号化部である。
【0011】次に、この発明の一実施例について作用、
動作を説明する。まず図1で、伝送路1から送られてき
た画像データは、一旦画像データ蓄積部2で蓄積され
る。ここでの蓄積容量は画像フレームを複数フレーム蓄
積できる容量を持っているものとする。この画像データ
蓄積部2へデータを書き込む制御、および読み出す制
御、また画像データ蓄積部2内でフレーム編集等を制御
するのが蓄積制御部3であり、蓄積制御部3でフレーム
編集した場合にそのフレームおよびタイミングを認識し
ているので、その情報を識別セル多重化部7に送る。画
像データ蓄積部2から読み出されたデータ(セル)は識
別セル多重化部4に入力される。ここでは、画像データ
蓄積部2でフレーム編集を行わない場合、データはその
まま通過する。画像データ蓄積部2でフレーム編集を行
った場合に各フレーム間のセルのシーケンス番号が非連
続になった時は、蓄積制御部3で編集をしたタイミング
で識別セルを多重化する。これは図2と図4に1例を表
しており、それぞれの図について説明する。
【0012】まず図4であるが、これは通常のセルの並
びであり、セル内の番号はパケットごと付いているシー
ケンス番号である。図4ではフレームごとに第1フレー
ムから第3フレームまでを表示してあるが、ここでは編
集を行って、第1フレームと第3フレームを接続した場
合を述べる。図2は編集した場合のセルの並びである。
第2フレームを削除してしまったために、第1フレーム
と第2フレームのシーケンス番号が連続でなくなってい
る。このため識別セルを多重しないと第2フレームは廃
棄されたものとして扱われてしまう。識別セル多重化部
7に手上記の処理を施した後、廃棄判定部4で廃棄され
ているかの判定を行い、速度変換バッファ5で伝送クロ
ックから復号クロックに乗せ換える。そして復号部6で
画像データの各種復号を行い、画像を表示するためのフ
ォーマットに変換して出力する。
【0013】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば蓄積部
でのデータ編集を行った場合にセルのシーケンス番号が
非連続になった時、フレーム編集を行ったフレームの前
に識別セルを多重するように構成したので、セル廃棄ま
たは編集によるシーケンス番号の非連続を容易に区別で
き、正しい廃棄処理が行われるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による画像蓄積伝送装置の
構成図である。
【図2】この発明の一実施例によるセルフォーマットを
示す図である。
【図3】従来の画像蓄積伝送装置の構成図である。
【図4】ATM用画像伝送装置の構成図である。
【図5】ATMのセルフォーマットを示す図である。
【符号の説明】
1 伝送路(ATM網) 2 画像データ蓄積部 3 蓄積制御部 4 識別セル多重化部 5 廃棄判定部 7 復号部 8 蓄積媒体 10 セル分解・合成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猪股 英樹 神奈川県鎌倉市大船五丁目1番1号 三 菱電機株式会社通信システム研究所内 (56)参考文献 特開 平1−192298(JP,A) 特開 平3−82243(JP,A) 特開 昭63−70643(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々に昇順のシーケンス番号が符された
    セル単位の符号化画像データを伝送路を介して蓄積部へ
    蓄積した後、必要に応じてフレーム編集を施して復号化
    部へ出力する画像蓄積伝送装置において、上記蓄積部に
    蓄積画像データをフレーム編集する蓄積制御部と、フレ
    ーム編集によりシーケンス番号が非連続になったフレー
    ムの前に識別セルを多重する識別セル多重化部と、前記
    識別セル読み取りによりセルの廃棄を判定する廃棄判定
    部とを備えたことを特徴とする画像蓄積伝送装置。
JP12114891A 1991-05-27 1991-05-27 画像蓄積伝送装置 Expired - Lifetime JP2609772B2 (ja)

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JPH04348690A JPH04348690A (ja) 1992-12-03
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FI114527B (fi) 2002-01-23 2004-10-29 Nokia Corp Kuvakehysten ryhmittely videokoodauksessa
CN1288915C (zh) * 2002-01-23 2006-12-06 诺基亚有限公司 视频序列的编码和解码方法及相关的视频编码器和解码器

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