JP2608817B2 - 伸び特性に優れた導電性高力銅合金 - Google Patents

伸び特性に優れた導電性高力銅合金

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JP2608817B2 JP3208246A JP20824691A JP2608817B2 JP 2608817 B2 JP2608817 B2 JP 2608817B2 JP 3208246 A JP3208246 A JP 3208246A JP 20824691 A JP20824691 A JP 20824691A JP 2608817 B2 JP2608817 B2 JP 2608817B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銅合金に係わり、特
に、例えば自動車用電線の導体等として用いた場合に、
導電率の大幅な低下を招くことなく、機械的衝撃に対し
高強度で、圧着端子部における引張りおよび屈曲による
断線を減少させることができ、伸び特性の向上を図るこ
とのできる伸び特性に優れた導電性高力銅合金に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車の自動車用電線の導体と
しては軟銅線が主として用いられてきた。近年、AT
(オート・トランスミッション)車の普及に伴ってキャ
ブレタから電子燃料噴射装置への転換が図られ、各種計
器類等車載装置の電子化が図られている。このような車
載装置の電子化等に伴い、自動車内における電気、電子
配線回路の数が著しく増加し、自動車内における占積空
間が増加し、自動車用電線による自動車総重量の増加を
招いている。
【0003】しかし、自動車の車体は、燃費の向上の点
から軽量であることが望ましく、自動車用電線の使用量
の増加は、車体の軽量化に逆行することとなる。そこ
で、車体の軽量化を図る上から、自動車内の配線回路数
の増加があっても、自動車内における占積空間の狭小
化、及び自動車用電線の総重量の増加の抑制の要望が強
まっている。
【0004】自動車に搭載されるマイクロコンピュータ
等に接続し微小電流を流すリード線等は極細い径の電線
で充分である。しかし、自動車走行中に生じる振動衝撃
が甚だしく大きく、エンジンルーム内が異常な高温とな
り、充分な機械的強度を有していないと接合部がはずれ
たり、断線を生じ、自動車走行に支障を生じたりするこ
とがあるため従来は、電気的な必要径より大きな径の導
体が用いていた。
【0005】しかし、充分な機械的強度を確保するた
め、電気的な必要径より大きな径の導体を用いていたの
では、配線回路数が増加した場合、電気、電子配線回路
に用いる自動車用電線の軽量化及び占積空間の狭小化を
図ることはできない。
【0006】そこで、自動車用電線を軽量化するため導
体外径を小さくしても機械的強度を確保することのでき
る硬銅線が検討されたが、硬銅線は材質的に伸びが著し
く小さい。このため、硬銅線を用いて端子間を圧着接合
しても、自動車走行中に生じる振動衝撃の外力による機
械的負荷が接合部に加わると、この接合部が損傷してし
まうことがある。このように硬銅線を用いて端子間を圧
着接合すると、端子圧着箇所が機械的な弱点部となり外
的衝撃によって断線を生じやすく信頼性に乏しいという
結果を招来している。
【0007】また、自動車用電線の使用重量を小さくす
ることは、導体径を小さくすることによって実現が可能
であるが、従来の如き硬銅線にあっては、導体外径を小
さくすると機械的強度が低下してしまう。そこで、近
年、導体外径を小さくしても、機械的強度を確保でき、
比較的良好な繰り返し屈曲強度及び導電性を有する銅合
金としてNi−Ti銅合金、Ni−Si銅合金等発明さ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このNi−Ti銅合金
は、Ni−Tiの金属間化合物を、銅マトリクス中に析
出させることにより、導電性を大きく低下させずに、引
張り強さを向上させたものである。しかしながら、この
Ni−Ti銅合金は、自動車走行中に生じる振動衝撃等
の外力による機械的負荷に耐え得るに充分な引張り強さ
を得ることができず、伸び特性及び耐屈曲性が充分でな
いという問題点を有している。
【0009】また、Ni−Si銅合金は、Ni−Siの
金属間化合物を、銅マトリクス中に析出させることによ
り、導電性を大きく低下させずに、引張り強さを向上さ
せたものである。しかしながら、このNi−Si銅合金
は、自動車走行中に生じる振動衝撃等の外力による機械
的負荷に耐え得るに充分な引張り強さを得ることがで
き、伸び特性及び耐屈曲性が充分でないという問題点を
有している。
【0010】本願第1及び第2の発明は、伸び特性を向
上し、導電率の大幅な低下を招くことなく、機械的衝撃
に対し高強度で、圧着端子部における引張り及び屈曲に
よる断線を減少させることができ、かつ軽量化を計るこ
とのできる伸び特性に優れた導電性高力銅合金を提供す
ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願第1の発明の伸び特性に優れた導電性高力銅合
金においては、Siに対するNiの比率が4〜5の範囲
内において、Niを1.0〜2.0wt%、Siを0.
2〜0.5wt%、含有し、さらにInを0.05〜
0.5wt%、Snを0.4〜1.0wt%含有し、残
部が基本的に銅によって構成したものである。
【0012】すなわち、上記目的を達成するために、本
願第1の発明の伸び特性に優れた導電性高力銅合金にお
いては、銅マトリクス中にNiとSiの金属間化合物を
析出させ、これによって導電性を大幅に低下させること
なく、引張り強さを向上し、Inを加えることにより一
段と引張り強さを高めると共に耐屈曲性を向上させ、伸
びも向上させたものである。
【0013】本願第1の発明において、Niの含有量を
1.0〜2.0wt%、としたのは、Niの含有量が
1.0wt%未満では、Siとの金属間化合物の析出に
よる引張り強さの向上が小さく、Niの含有量が2.0
wt%を超えると、引張り強さは向上するがCu母相中
へ固溶するNiが多くなり、導電性を著しく損ない、細
線加工の加工性が悪化するためである。
【0014】また、本願第1の発明において、Siの含
有量を0.2〜0.5wt%、としたのは、Siの含有
量が0.2wt%未満では、Niとの金属間化合物の析
出による引張り強さの向上が小さく、Siの含有量が
0.5wt%を超えると、引張り強さは向上するがCu
母相中へ固溶するSiが多くなり、導電性を著しく低下
させるためである。
【0015】さらに、本願第1の発明において、Niと
Siとの含有比率(wt%での比率)を、Siの含有量
に対するNiの含有量を4〜5としたのは、析出物とし
てNiSi又はNiSiを析出させ、効果的に引
張り強さを向上させるためである。
【0016】また、本願第1の発明において、Inの含
有量を0.05〜0.5wt%、としたのは、Inの含
有量が0.05wt%未満では、引張り強さ、耐屈曲性
を向上させる効果が小さく、Inの含有量が0.5wt
%を超えると、Inの添加量の割に引張り強さの向上の
効果が低く、Cu母相中へ固溶するInが多くなり、導
電性を著しく低下させ、コスト高を招くためである。
【0017】またさらに、本願第1の発明において、S
nの含有量を0.4〜1.0wt%、としたのは、Sn
の含有量が0.4wt%未満では、伸び及び耐屈曲性を
向上させる効果が小さく、Snの含有量が1.0wt%
を超えると、大幅に導電性を低下させるためである。
【0018】上記目的を達成するために、本願第2の発
明の伸び特性に優れた導電性高力銅合金においては、S
iに対するNiの比率が4〜5の範囲内において、Ni
を1.0〜2.0wt%、Siを0.2〜0.5wt
%、含有し、さらにInを0.1〜0.5wt%、Sn
を1.0〜2.0wt%、Pを0.1〜0.5wt%含
有し、残部が基本的に銅によって構成したものである。
【0019】すなわち、上記目的を達成するために、本
願第2の発明の伸び特性に優れた導電性高力銅合金にお
いては、銅マトリクス中にNiとSiの金属間化合物を
析出させ、これによって導電性を大幅に低下させること
なく、引張り強さを向上し、Inを加えることにより一
段と引張り強さを高めると共に耐屈曲性を向上させ、S
nとPの金属間化合物の析出により伸び及び耐屈曲性を
向上させたものである。
【0020】本願第2の発明において、Ni、Si、I
nの含有量に関しては、本願第1の発明におけるそれと
同様である。
【0021】また、本願第2の発明において、Snの含
有量を1.0〜2.0wt%、としたのは、Snの含有
量が1.0wt%未満では、Pとの金属間化合物が少な
く、伸び及び耐屈曲性を向上させる効果が小さく、Sn
の含有量が2.0wt%を超えると、大幅に導電性を低
下させるためである。
【0022】さらに、本願第2の発明において、Pの含
有量を0.1〜0.5wt%としたのは、Pの含有量が
0.1wt%未満では、脱酸剤としてその大半が費やさ
れ、Snとの金属間化合物が生成されないためであり、
Pの含有量が0.5wt%を超えると、Cu母相中へ固
溶するPの量が増加し、導電性を著しく低下するためで
ある。
【0023】
【作用】上記のように構成された伸び特性に優れた導電
性高力銅合金を用いると、導電率は、従来の導電性高力
銅合金とほぼ同等の導電率を有することができる。
【0024】また、上記のように構成された伸び特性に
優れた導電性高力銅合金を用いると、引張り強さは、硬
銅の約1.3倍以上と飛躍的強さを有し、従来の導電性
高力銅合金に比しても低下することがない。
【0025】さらに、上記のように構成された伸び特性
に優れた導電性高力銅合金を用いると、伸びは、軟銅よ
り小さくなるが、硬銅に比して本願第1の発明では11
倍、本願第2の発明では15倍以上の伸びを有してお
り、軟銅以上の繰返し屈曲強度を得ることができる。さ
らに、伸びは、従来の導電性高力銅合金に比しても本願
第1の発明では2倍、本願第2の発明では3倍以上の向
上を示している。
【0026】そして、上記した理由から本発明のように
構成された伸び特性に優れた導電性高力銅合金を自動車
用電線に用いた場合に、自動車用電線の導体に適した特
性を得ることができ、胴体外径の小型かに対する機械的
強度の確保と端子圧着箇所での引張加重及び屈曲による
断線を減少させることができる。したがって、上記のよ
うに構成された伸び特性に優れた導電性高力銅合金を電
子機器内配線用電線の導体、半導体のリード線材等とし
て用いると好適である。
【0027】
【実施例】以下、本願第1及び第2の発明の具体的実施
例について従来例と比較して説明する。
【0028】《本願第1の発明》本願第1の発明の実施
例として、不活性ガス雰囲気に保たれた溶解炉で、黒鉛
粒被覆下にて銅を溶解した後、Ni、In、Snを純金
属、Siを母合金の形態で添加し、均一な溶湯を得、こ
れを連続鋳造により表1に示す如き各実施例の組成の2
0mmφの鋳造棒を作成した。これらを冷間圧延、伸線
により3.2mmφにした後、不活性ガス雰囲気中約9
00℃で1時間の加熱保持後、急冷して溶体化処理を施
した。その後、1.0mmφまで伸線し、さらに不活性
ガス雰囲気中420℃〜480℃の温度で6時間の時効
処理を行い、引張り強さ、伸び、導電率、繰返し屈曲強
度を測定した。比較例も同様の製造方法によったもので
ある。
【0029】なお、屈曲試験は、図1に示す如く、治具
1に供試材2を挟持し、他端を2kgの引張り荷重Wを
加えた状態で図1に図示(A)→(B)→(C)→
(D)と左右90゜曲げを1回として破断するまで、繰
返し行い、その回数を繰返し屈曲強度とした。
【0030】表1には、本願第1の発明に係る伸び特性
に優れた導電性高力銅合金の特徴を明確にするために、
実施例と合わせて、比較例及び従来例の組成、特性値が
示してある。
【0031】なお、比較例の合金No4〜No6は、組
成がNi、Si、In、Snと本願第1の発明と同一で
あるが、各組成の含有量が本発明とは異なっている。
【0032】
【表1】
【0033】表1の実施例(No1〜No5)と比較例
(No1〜No6)との比較から明らかな如く、本願第
1の発明によるとNi−Siの金属間化合物を銅マトリ
クス中に析出させることにより、導電率を大幅に低下さ
せることなく、引張強さを向上させることができる。
【0034】さらに、本願第1の発明によるとCu母相
中にInを固溶させているため、このCu母相中へのI
n、Snの固溶により、導電率の幾分の低下は生じる
が、引張り強さ、耐屈曲性の若干の向上と、伸び特性の
飛躍的な向上を図ることができる。この導電率は、銅マ
トリクス中に固溶した合金元素Inにより比較例(No
1)に比してやや低下はあるものの約43%IACSを
確保し、引張り強さは硬銅より格段向上(硬銅の約1.
5倍)することができ、繰返し屈曲強度は軟銅より遥か
に優れ、伸び率に至っては比較例(No1)の約2倍、
他の比較例と比較しても格段の向上が見られる。
【0035】このように、本願第1の発明に係る伸び特
性に優れた導電性高力銅合金は、硬銅と比較すると、約
11倍以上と格段に優れた伸びを有しており、導電率は
若干低下するが添加元素の一部を析出させることによ
り、その低下を約43%IACSと極力抑え、引張り強
さは比較例よりも向上し、繰返し屈曲強度は、極めて良
好な軟銅よりも遥かに優れている。
【0036】したがって、本願第1の発明に係る伸び特
性に優れた導電性高力銅合金は、自動車用電線の導体に
適した特性を有し、導体外径の小型、軽量化に対応した
機械的強度を確保し、圧着端子部における引張り及び屈
曲による断線を減少させることができる。このことか
ら、上記のように構成された伸び特性に優れた導電性高
力銅合金を電子機器内配線用電線の導体、半導体のリー
ド線材等として用いると好適である。
【0037】《本願第2の発明》本願第2の発明の実施
例として、不活性ガス雰囲気に保たれた溶解炉で、黒鉛
粒被覆下にて銅を溶解した後、Ni、In、Snを純金
属、Si、Pを母合金の形態で添加し、均一な溶湯を
得、これを連続鋳造により表2に示す如き各実施例の組
成の20mmφの鋳造棒を作成した。これらを冷間圧
延、伸線により3.2mmφにした後、不活性ガス雰囲
気中約900℃で1時間の加熱保持後、急冷して溶体化
処理を施した。その後、1.0mmφまで伸線し、さら
に不活性ガス雰囲気中420℃〜480℃の温度で6時
間の時効処理を行い、引張り強さ、伸び、導電率、繰返
し屈曲強度を測定した。比較例も同様の製造方法によっ
たものである。
【0038】なお、屈曲試験は、図1に示す如く、治具
1に供試材2を挟持し、他端を2kgの引張り荷重Wを
加えた状態で図1に図示(A)→(B)→(C)→
(D)と左右90゜曲げを1回として破断するまで、繰
返し行い、その回数を繰返し屈曲強度とした。
【0039】表2には、本願第2の発明に係る伸び特性
に優れた導電性高力銅合金の特徴を明確にするために、
実施例と合わせて、比較例及び従来例の組成、特性値が
示してある。
【0040】なお、比較例の合金No4〜No6は、組
成がNi、Si、In、Snと本願第2の発明と同一で
あるが、各組成の含有量が本発明とは異なっている。
【0041】
【表2】
【0042】表2の実施例(No1〜No5)と比較例
(No1〜No6)との比較から明らかな如く、本願第
2の発明によるとNi−Siの金属間化合物を銅マトリ
クス中に析出させることにより、導電率の大幅な低下を
抑え、引張り強さを向上させることができる。
【0043】また、本願第2の発明によるとCu母相中
にInを固溶させているため、このCu母相中へのIn
の固溶により、導電率の幾分の低下は生じるが、引張り
強さを軟銅よりも向上させ、さらに、繰返し屈曲強度も
軟銅より遥かに向上させている。
【0044】さらに、本願第2の発明によるとSn−P
の金属間化合物を銅マトリクス中に析出させることによ
り、耐屈曲性の向上及び伸びの飛躍的な向上を図ってい
る。
【0045】このように、本願第2の発明に係る伸び特
性に優れた導電性高力銅合金は、硬銅と比較すると、約
16倍以上と格段に優れた伸びを有しており、導電率は
比較例よりも若干低下するが添加元素の一部を析出させ
ることにより、その低下を約33%IACSと極力抑
え、引張り強さは比較例並に維持し、繰返し屈曲強度
は、比較例よりも向上し、極めて良好な軟銅よりも遥か
に優れている。
【0046】したがって、本願第2の発明のように構成
された伸び特性に優れた導電性高力銅合金を自動車用電
線に用いた場合に、自動車用電線の導体に適した特性を
得ることができ、胴体外径の小型かに対する機械的強度
の確保と端子圧着箇所での引張加重及び屈曲による断線
を減少させることができる。このことから、上記のよう
に構成された伸び特性に優れた導電性高力銅合金を電子
機器内配線用電線の導体、半導体のリード線材等として
用いると好適である。
【0047】
【発明の効果】本第1及び第2の発明によれば、伸び特
性を向上し、導電率の大幅な低下を招くことなく、機械
的衝撃に対し高強度で、圧着端子部における引張り及び
屈曲による断線を減少させることができ、かつ軽量化を
計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例及び比較例、従来例の屈曲試験
方法を示す図である。
【符号の説明】
1……………………………………治具 2……………………………………供試材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝 康仁 静岡県沼津市大岡2771 矢崎電線株式会 社内 (56)参考文献 特開 平3−68734(JP,A) 特開 平3−188247(JP,A) 特開 昭63−109133(JP,A) 特開 昭63−149345(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Ni/Siが4〜5の範囲でNiを1.
    0〜2.0wt%、Siを0.2〜0.5wt%、含有
    し、さらにInを0.05〜0.5wt%、Snを0.
    4〜1.0wt%含有し、残部が基本的に銅からなる伸
    び特性に優れた導電性高力銅合金。
  2. 【請求項2】 Ni/Siが4〜5の範囲でNiを1.
    0〜2.0wt%、Siを0.2〜0.5wt%、含有
    し、さらにInを0.1〜0.5wt%、Snを1.0
    〜2.0wt%、Pを0.1〜0.5wt%含有し、残
    部が基本的に銅からなる伸び特性に優れた導電性高力銅
    合金。
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