JPH01212732A - 高強度高導電性銅合金 - Google Patents

高強度高導電性銅合金

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JPH01212732A
JPH01212732A JP3679088A JP3679088A JPH01212732A JP H01212732 A JPH01212732 A JP H01212732A JP 3679088 A JP3679088 A JP 3679088A JP 3679088 A JP3679088 A JP 3679088A JP H01212732 A JPH01212732 A JP H01212732A
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copper
conductor
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JP3679088A
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Kosuke Ohashi
大橋 康佑
Tamotsu Nishijima
西島 保
Toshihiro Fujino
年弘 藤野
Yasuhito Taki
滝 康仁
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野1 本発明は、銅合金に係り、特に例えば自動車用電線の導
体等として用いた場合に、機械的衝撃に対し高強度で、
電気的特性において高導電性を有し、かつ軽量化を図る
ことのできる高強度高導電性銅合金に関する。
【従来の技術1 一般に自動車は、マニアル・トランス・ミッション車と
、オート・トランス・ミッション車(AT車)とがある
。これら自動車の自動車用電線の導体としては軟銅線が
主として用いられている。
近年、AT車の普及に伴ってキャブレタから電子燃料噴
射装置への転換が図られ、各種計器類等車載装置の電子
化が図られている。このような車載装置の電子化等に伴
い、自動車内における電気、電子配線回路の数が著しく
増加し、自動車における自動車用電線の占積空間の増加
及び、この自動車用電線による重量の増加を招いている
。しかし、自動車の燃費の向上の点からは、車体は軽量
であることが望ましく、自動車用電線の使用量の増加は
、車体の軽量化に逆行することとなり、車体の軽量化を
図る上からも自動車用電線の軽量化及び占積空間の狭小
化の要望が強まっている。
従来は、自動車用電線の中で例えばマイクロコンピュー
タを含む微小電流回路に用いられる電線においては、リ
ード線等極細い径の電線で充分であるにも拘らず、自動
車走行中に生じる振動衝撃は甚だしく大きいものである
ため、充分な機械的強度を有していないと接合部がはず
れたり、断線を生じ、自動車走行に支障を生じたりする
ことがある。このようなことから充分な機械的強度を確
保するため、従来、電気的な必要径より大きな径の導体
を用いている。
このような電線を軽量化するために導体外径を小さくし
ても機械的強度を確保できる硬銅線が検討されたが、硬
銅線は材質的に伸びが著しく小さいため、端子間を圧着
接合しても、外力による機械的負荷が接合部に加わると
、この接合部が損儂してしまうというように端子圧着箇
所が機械的な弱点部となり外的衝撃によって断線を生じ
やすく信頼性に乏しいという結果を招来している。
また、自動車用電線の使用重量を小さくすることは、導
体径を小さくすることによって実現が可能であるが、従
来の如き軟銅線にあっては、導体外径を小さくすると機
械的強度が低下する。そこで、近年、導体外径を小さく
しても、機械的強度を充分確保できる高強度で優れた繰
返し屈曲強度及び良好な導電性を有する銅合金として、
Cu−Sn合金、リード線用材料として使用されている
C u −F e −P合金が考案されている。
(発明が解決しようとする課題] しかしながら、Cu −S n合金にあっては、例えば
、特公昭60−30043号公報に示す如く伸び繰返し
屈曲強度とも良好であり、Snを固溶させることにより
引張強さを向上させているが、その効果が不充分であり
、また導電性が悪いという問題点がある。また、Cu 
−F C−P合金は、Fe−P化合物を分散析出させる
事により導電性及び引張強さを向上させようというもの
であるが、導体としての伸びが小さく繰返し屈曲強度が
低いという問題点を有している。
[課題を解決するための手段] 本発明の高強度高導電性銅合金においては、Feを0.
15〜1.0重量%、Pを0.05−0゜3重量%、M
nを0.01〜0.1重量%、Siを0.005〜0.
05重量%を含有し、残部を基本的にCuによって構成
したものである。
本発明において、Feの含有量を0.15〜1゜0重量
%とじたのは、Feが0.15重量%未満では、Pとの
化合物の析出による引張強さの向上が小さく、また、F
eが1.0重量%以上では、Cu母相中へ固溶するFe
が多くなり、導電性を著しく損なうためである。また、
本発明において。
Pの含有量を0.05〜0.3重量%とじたのは。
Pが0.05重量%未満では、Feとの化合物の析出に
よる引張強さを高める効果が小さく、また。
Mnとの化合物の析出による伸びの改善がほとんどない
ためである。また、Pが0.3重量%を超えると、Cu
母相中に固溶するPが多くなり、導電性が低下するため
である。また、本発明において、Mnの含有量を0.0
1〜0.1重量%とじたのは、Mnが0.01重量%未
満では固溶による引張強さの向上及びP、Siとの化合
物の析出による伸びの改善が小さく、0.1重量%を超
えるとCu母相中に固溶するMnが多くなり、導電性を
低下させるからである。また、本発明において、Siの
含有量を0.005〜0.05重気量としたのは、Si
がo、oos重量%未満では、Mnとの化合物の析出に
よる伸びの改善効果が小さく、Siが0.05重量%を
超えると導電性を低下させるからである。
(作用1 上記のように構成された高強度高導電性銅合金を用いる
と、硬銅と同等以上の引張強さを有し、導電率は、硬銅
よりはやや低下するも80%lAC3以上を得ることが
できる。
また、上記のように構成された高強度高導電性銅合金を
用いると、伸びは、軟鋼より小さくなるが、硬銅に比し
て7〜8倍の伸びを有しており、軟鋼と同等の繰返し屈
曲強度を得ることができる。
そして、上記した理由から本発明のように構成された高
強度高導電性銅合金を自動車の自動車用電線の導体等と
して用いた場合に、自動車用電線の導体に適した特性を
得ることができ、ぶ体外径の小型化に対する機械的強度
の確保と端子圧着箇所での引張荷重及び屈曲による断線
を減少させることができる。したがって、上記のように
構成された高強度高導電性銅合金を電子機器内配線用゛
省線の導体、半導体のリード材等として用いると好適で
ある。
以上の点から明確なように、上記のように構成された高
強度高導電性鋼合金を例えば自動車の自動車用電線の導
体等として用いた場合に、機械的衝撃に対して高強度で
、しかも電気的特性において高導電性を有し、かつ導線
の小径化が行なわれ、自動車用電線の軽量化する方向に
働く。
【実施例1 以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例として、電気炉にて、不活性ガス雰囲気
中、木炭被覆下で銅を溶解した後、Fe、P、Mn、S
iを母合金の形態で添加し、均一な溶湯を得、これを、
連続鋳造により、第1表に示す如き組成の20mmφの
鋳造棒を作製した。これらを冷間圧延、伸線により3.
2■φにした後、不活性ガス雰囲気巾約900℃で1時
間の溶体化処理を行ない、水焼入れ後、伸線し1.0m
mφとし、さらに不活性ガス雰囲気中480℃で2時間
の時効処理を行ない、引張強さ、伸び、導電率、繰返し
屈曲強度を測定した。比較例も同様である。
なお、屈曲試験は、第1図に示す如く、治具1に供試材
2を挟持し、他端を2kgの引張荷重Wを加えた状態で
第1図図示(A)→(B)→(C)→(D)と左右90
’曲げを1回として破断するまで、繰返し行ない、その
回数を繰返し屈曲強度とした。
第1表の実施例と比較例との比較から明らかな如く1本
発明によると、Fe−P化合物の析出及び固溶したMn
により引張強さを向上させることができる。すなわち、
時効処理でのFe−P化合物の析出及び固溶したMnに
より、硬銅と同等以上の引張強さを確保し、導電率は、
Cu母相中に固溶したMnによる低下は免れないが、8
0%lAC5以上の導電率を有することができる。また
、本発明によれば、伸びが比較例の軟鋼より劣るが、M
nがSi及びPと析出することにより改善され硬銅の7
〜8倍を確保し、繰返し屈曲強度は軟鋼とほぼ同等の良
好な特性を有している。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、硬銅と同等以上
の引張強さを有し、導電率は、硬銅よりはやや低下する
も80%lAC3以上を得ることができる。また、本発
明によれば、伸びは、軟鋼より小さくなるが、硬銅に比
して7〜8倍の伸びを有しており、軟鋼と同等の繰返し
屈曲強度を得ることができる。
これに基づき本発明によれば、自動車用電線の導体に適
した特性を得ることができ、導体外径の小型化に対する
機械的強度の確保と端子圧着箇所での引張荷重及び屈曲
による断線を減少させることができる。また、電子機器
内配線用電線の導体、半導体のリード材等として用いる
にも好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例及び比較例の屈曲試験方法を
示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Feを0.15〜1.0重量%、Pを0.05〜
    0.3重量%、Mnを0.01〜0.1重量%、Siを
    0.005〜0.05重量%を含有し、残部が基本的に
    Cuからなる高強度高導電性銅合金。
JP3679088A 1988-02-19 1988-02-19 高強度高導電性銅合金 Granted JPH01212732A (ja)

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JP3679088A JPH01212732A (ja) 1988-02-19 1988-02-19 高強度高導電性銅合金

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JP3679088A JPH01212732A (ja) 1988-02-19 1988-02-19 高強度高導電性銅合金

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JPH01212732A true JPH01212732A (ja) 1989-08-25
JPH0457731B2 JPH0457731B2 (ja) 1992-09-14

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ID=12479584

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104046832A (zh) * 2014-06-05 2014-09-17 锐展(铜陵)科技有限公司 一种汽车发电机用高导电铜合金线的制备方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50147420A (ja) * 1974-05-20 1975-11-26
JPS5514132A (en) * 1978-07-13 1980-01-31 Kyoei Seikou Kk Preventing method for oxygen entry of cast ingot in continuous casting and device thereof

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