JP2608793B2 - 光ファイバ接続部の余長処理時の捻回防止方法 - Google Patents

光ファイバ接続部の余長処理時の捻回防止方法

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JP2608793B2
JP2608793B2 JP2088737A JP8873790A JP2608793B2 JP 2608793 B2 JP2608793 B2 JP 2608793B2 JP 2088737 A JP2088737 A JP 2088737A JP 8873790 A JP8873790 A JP 8873790A JP 2608793 B2 JP2608793 B2 JP 2608793B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、光ファイバ接続部の余長処理時の捻回防
止方法に関し、余長部を収納ケースに巻回して収納する
ときに生じる光ファイバの捻じれを防止し、この捻じれ
に伴う余長部の光伝送損失をなくするとともに捻じれに
よる、巻回された余長部のはね返りを防止するために利
用して有効なものである。
[従来技術及び課題] 従来光ファイバケーブルを布設する場合は、必ず光フ
ァイバの接続作業を伴う。この作業においては必要に応
じて設けられた光ファイバの被覆チューブ(あるいは保
護チューブ)を除去して、一定長の光ファイバ(単心も
しくはテープファイバを含む、以下同じ)を噴出させ、
次いで、その先端の被覆層を除去して口出しし、互いに
溶着接続させる。この場合接続の失敗によって極端な場
合は数回の溶着接続を繰り返すことになる。そのために
一般的には光ファイバの露出長(被覆チューブを切除し
た長さ)をほぼ1メートル程度にする。接続完了後は、
この露出した残りの光ファイバを収納ケースに収納して
収納ケースによって保持する。この収納ケースへの収納
作業は余長部分(互いに接続された両光ファイバの残り
であって大方の場合ほぼ左右各1メートル、計2メート
ル)をケース内にとぐろ巻きに巻いて収納し、ケースの
蓋を閉じて密閉するという手順によって行なわれる{第
4図(A)、(B)、(C)参照}。
線材をとぐろ状に巻くと必ず線材は捻じられ、巻き回
数を増す毎に捻じれは増大する。
最初の一巻き{第4図(B)}の輪をつくると、A、
B両光ファイバの交叉部分で上になった光ファイバAに
は必ず捻じれが入り、また偶数回で捻じれが入る。下の
光ファイバBには第1回目の輪においては捻じれは入ら
ないが奇数回巻く毎に捻じれが入る。
現在一般的に使用されている収納ケースにおいては1
メートルの光ファイバが3回巻かれる。この場合、光フ
ァイバの捻じれは無視し得ない程度に達し、この余長部
分での光伝送損失を生じ、また光ファイバは捻じれに対
してはほとんど弾性変形しないので、巻かれた輪がケー
スからはね上がり、収納ケースへの収納、閉蓋作業の作
業性が著しく阻害される。
本発明は、光ファイバの余長の大小に関わらず、光フ
ァイバが捻じられない状態で、光ファイバを収納ケース
内にとぐろ状に巻いて収納するとともに、そのための巻
回、収納作業を比較的容易にすることを、その課題とす
るものである。
[課題を解決するために講じた手段] 上記課題を解決するために講じた手段は次の要素
(イ)〜(ホ)によって構成されるものである。
(イ)余長巻回治具を収納トレー中央にセットするこ
と、 (ロ)接続すべき一方の光ファイバを余長巻回治具の下
部に所定回数一方向巻き付けて固定すること、 (ハ)接続すべき他方の光ファイバを余長巻回治具の上
部に所定回数他方向に巻き付けて固定すること、 (ニ)左右の光ファイバに捻じれがない状態で両光ファ
イバ先端を溶着接続して、その接続部を収納トレーに固
定すること、 (ホ)余長巻回治具の上部、下部に巻回された両方の光
ファイバの固定を解き、両方の光ファイバのコイル(あ
るいは輪)を所定径まで拡開させ、拡開したコイルを収
納トレーに収納、固定すること、 [作用] 収納トレー中央にセットされた余長巻回治具に互いに
反対方向に左右の光ファイバ余長部が巻き付けられると
き、各光ファイバの先端はフリーであるから、光ファイ
バは捻回されない状態で余長巻回治具に巻き付けられ、
巻回治具に固定されてその状態に保持される。この状態
で各光ファイバ余長部分の先端は互いに反対方向に向く
ので、余長部分の自由端を捻回することなく溶着、接続
することができる。接続完了後接続部を収納ケースに固
定しておいて、コイルの余長巻回治具への固定を解い
て、余長部分をのコイルを拡開させると、コイルは全く
捻回されない状態のままで収納ケース一杯に展開され、
その状態で収納ケースに固定される。
余長部分が収納ケース内一杯の大径コイルに展開され
ると、コイルは余長巻回治具から完全に離間する。この
状態で余長巻回治具を収納ケースから取外し、収納ケー
スをシートカバーによって閉蓋する。
[実 施 例] 一般的に採用されている収納ケースは一巻きの長さが
210mm〜370mmの範囲の大きさの輪を収納できる。接続作
業が1回で成功した場合は一方の光ファイバの余長は1m
となるので長さがほぼ333mmの3つの輪を作る必要があ
る。したがって、各光ファイバの余長部分を全長巻回治
具に巻き付ける巻数は3である。接続作業を1回失敗す
る度に、光ファイバ先端が35mm切除されて短くなる。仮
りに10回接続作業を失敗すると各光ファイバの余長は65
0mmとなるので、長さ216mmの輪を3つ、あるいは長さ32
5mmの輪を2つ作ることが必要である。この全巻き数の
選択は従来技術における場合と同じである。この余長部
分の長さと必要巻き数との関係は、第1図の表から読み
取ることができる。この表における横軸は光ファイバの
余長部分の長さを表わし、縦軸は必要な巻回数を表わ
す。三角で示されている範囲内において、余長に応じた
必要な巻き数を選択すればよい。
接続する前に各光ファイバを必要回数それぞれ余長巻
回数治具に巻回して保持しなければならない。そのため
の実施例について説明する。
余長巻回治具は、光ファイバの両余長部分を必要な回
数巻き付けてこれを固定できる機構、構造を有するもの
であれば、如何なるものでもよい。
実用的な一例が第2図に示されている。この実施例
は、円板状の受台11の中心に円筒状のファイバ巻芯13と
仕切り板12押え円板15とを芯棒14によって固定したもの
である。16はつまみである。
この余長巻回治具10の巻芯の仕切り円板12よりも下方
の部分、すなわち下部に一方の光ファイバを一方方向に
n回巻回して後、仕切り円板12と受台11との間に板状の
光ファイバ止め具を圧入して差し込んで、巻回された部
分を治具10に固定する。次いで他方の光ファイバをn回
他方向に巻回して後、仕切り円板12と押え円板15との間
に光ファイバ止め具を圧入して差し込んで、巻回された
部分を治具に対して固定する。
次に第2図に示す治具を用いて本発明を実施するとき
の実際の作業手順を第3図を参照しつつ説明する。
従来の収納ケース(あるいは、収納トレー)に光ファ
イバケーブル2、2′の保護チューブの先端を固定し
(第3図のA)、右方のテープファイバ3を収納ケース
内にセットした余長巻回治具10の受台と仕切り円板との
間の巻芯に左巻きに3回(余長がほぼ1mのとき)巻き付
け、光ファイバ止め具4によってその輪を治具10に固定
する(第3図のA)。その後左方のテープファイバ3′
を仕切り円板と押え円板との間の巻芯に右巻きに3回巻
き付け、ファイバ止め具4′によって固定する(第3図
のB)。次いで左右の両テープファイバ3、3′の先端
を従来と同様にして接合させる(第3図のC)。その後
接続部のファイバホルダー5、5′を収納ケースの係止
クリップ6に圧入嵌合させて固定する(第3図のD)。
次にテープファィバ3に対する止め具4を取外し、テ
ープファイバ3の余長部分31を治具10へ手で徐々に送り
込んで、治具の巻芯に巻き付けた輪32を拡開させ(第3
図のE)、収納ケース一杯に展開させて収納ケースに固
定する(第3図のF)。同様にして左方の光ファイバ3
の巻芯に巻き付けられた輪を拡開させ(第3図F)、収
納ケース一杯に展開させて収納ケースに固定する(第3
図のG)。この状態で各光ファイバの輪32、32′は治具
10から完全に離間するので、治具を収納ケースから取り
出し(第3図G)、従来と同様に収納ケースをカバーシ
ートによって閉蓋する。
[効果] 本発明の前記課題は新規である。したがってこの課題
を解決して、前記のとおりの従来技術の問題を解消した
こと自体が本発明特有の顕著な効果である。
この外に、本発明は、従来の収納ケースについて全く
改変を加える必要がなく、さらに余長巻回治具は繰り返
し使用可能であるので、収納ケースの製作コスト増を生
じることがなく、本発明実施例のためのランニングコス
トは極めて小であるという利点を有するものである。
また、左右の光ファイバの余長部が収納トレーにセッ
トされた余長巻回治具に始から捻回されない状態で巻き
付けられるので光ファイバの収納が簡単となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は光ファイバ余長と巻き数との関係を示す表、第
2図は本発明の余長巻回治具の一例を示す斜視図、第3
図は本発明の実施例及びその作業手順を示す説明図、第
4図のA、B、Cは、従来技術の説明図である。 図中、1……収納ケース、2、2′……光ファイバケー
ブル、3、3′……テープファイバ、4、4′……光フ
ァイバ止め具、5、5′……ファイバホルダ、6……係
止クリップ、10……余長巻回治具、11……受台、12……
仕切り円板、13……ファイバ巻芯、14……芯棒、15……
押え円板、16……つまみである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】余長巻回治具を収納トレー中央にセット
    し、接続すべき一方の光ファイバを余長巻回治具の下部
    に所定回数一方向に巻き付けて固定し、接続すべき他方
    の光ファイバを余長巻回治具の上部に所定の回数他方向
    に巻き付けて固定し、左右の光ファイバに捻れがない状
    態で両光ファイバ先端を溶着接続して、その接続部を収
    納トレーに固定し、余長巻回治具の上部、下部に巻回さ
    れた両方の光ファイバの固定を解き、両方の光ファイバ
    のコイル(あるいは軸)を所定径まで拡開させ、拡開し
    たコイルを収納トレーに収納、固定する光ファイバ接続
    部の余長処理時の捻回防止方法。
JP2088737A 1990-04-03 1990-04-03 光ファイバ接続部の余長処理時の捻回防止方法 Expired - Fee Related JP2608793B2 (ja)

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EP90125742A EP0454905B1 (en) 1990-04-03 1990-12-28 Method of encasing fusion spliced optical fibers in a casting
DE69021715T DE69021715T2 (de) 1990-04-03 1990-12-28 Verfahren zum Einlegen von schmelzgespleisten optischen Fibern in ein Gehäuse.

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KR20030074914A (ko) * 2002-03-14 2003-09-22 (주)코셋 광파이버의 트위스트 방지를 위한 케이스, 케이스제조방법 및 패키징 방법

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