JP2608014B2 - 塗装方法 - Google Patents

塗装方法

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JP2608014B2
JP2608014B2 JP4306690A JP30669092A JP2608014B2 JP 2608014 B2 JP2608014 B2 JP 2608014B2 JP 4306690 A JP4306690 A JP 4306690A JP 30669092 A JP30669092 A JP 30669092A JP 2608014 B2 JP2608014 B2 JP 2608014B2
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悦 ▲柳▼平
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D5/00Processes for applying liquids or other fluent materials to surfaces to obtain special surface effects, finishes or structures

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗装方法、更に詳しくは
ガラス表面に所望の色の反射効果を有する塗装を行うた
めの塗装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からガラス表面に反射効果を有する
塗装を行うための塗装方法が用いられていた。このよう
な塗装方法としては、ガラスの表面にアルミニウム粉末
と薬剤としてのメジウムとを混合したものを10ミクロ
ン程度の厚さに塗り、更にその上面に二液性のウレタン
樹脂あるいはエポキシ樹脂に顔料を混合した有彩色顔料
を10ミクロン程度塗ったものを、常温で3時間程度放
置し、その後160℃〜170℃で10〜20分程度の
加熱硬化を施したような塗装方法であった。
【0003】また場合によっては、有彩色顔料の表面
に、更に二液性のウレタン樹脂あるいはエポキシ樹脂を
用いたパックアップ顔料を塗布した後に常温放置及び加
熱硬化を施すような場合もあった。ただいずれの場合で
あっても、反射効果を得るためにアルミニウム粉末を用
いているために、いわゆるメタリック塗装と同様に、ア
ルミニウム色の反射しか得られないものであった。
【0004】また二液性の樹脂を用いているので、この
樹脂が最初から黄褐色を呈している。したがって彩度が
低下するだけでなく、この樹脂に顔料の代わりに染料を
加えると、黄変することとなり、例えば青色系の染料を
加えると緑色化して、純粋な青色が得られないこととな
っていた。また更に、顔料が不透明剤であることから、
有彩色で、かつ彩度の高い塗装ができないこととなって
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、前述
したような従来の塗装方法の改善を図るために案出され
たものであって、請求項1に記載の発明は、反射素材
に、アルミニウムを蒸着させた透明フィルムのアルミニ
ウム表面に透明タイプの有彩色ニスを積層したものを細
かく裁断したものを樹脂中に混合したものを用いること
によって、ニスの色彩によって所望の色彩の反射が得ら
れるようにすると共に、反射素材の表面に塗布するもの
への混合体として染料を用いることによって、有彩色の
彩度の向上を図ることを目的とする。
【0006】また請求項2に記載の発明は、ガラスへの
密着性に優れ、かつ光の透過率の高い樹脂を用いて、耐
久性及び彩度の向上を図ることを目的としたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために、本発明の内請求項1に記載の発明は、アルミニ
ウムを蒸着させた透明フィルムのアルミニウム表面に透
明タイプの有彩色ニスを積層したものを細かく裁断した
ものを樹脂中に混合した反射素材を、ガラス表面に塗布
し、更にこの反射素材の表面に染料と樹脂との染料混合
体を塗布し、次いでその染料混合体の表面に有色カバー
剤を塗布し、その後反射素材、染料混合体及び有色カバ
ー剤を固化させることを特徴としたものである。
【0008】また請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の発明の構成に加えて、反射素材及び染料混合体に
用いる樹脂を、アクリル樹脂とメラミン樹脂との混合剤
を用いたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明は、最初に樹脂ベースを調合する。ここ
で樹脂ベースは、アクリル樹脂とメラミン樹脂との混合
剤を用いるものである。一方、フィルムにアルミニウム
を蒸着させ、さらにこのアルミニウム表面に透明タイプ
の有彩色ニスを塗布乾燥させ、その後このフィルムを細
かく裁断したチップ片を用意する。
【0010】その後、チップ片を混合剤に混ぜて反射素
材を形成すると共に、染料を混合剤に混合させて染料混
合体を形成する。更にこの混合剤に白色塗料を混合した
有色カバー剤を形成する。このような前準備が終了した
後に、前記反射素材をガラス表面に塗布し、更にこの反
射素材の表面に染料混合体を塗布し、次いでその染料混
合体の表面に有色カバー剤を塗布する。
【0011】このような三段にわたる塗布の後、ガラス
表面の反射素材、染料混合体及び有色カバー剤を固化さ
せるものである。このようにすることによって、反射効
率及び有彩色の彩度の向上を図るものである。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を説明する。本発明にあ
ってはまず最初に樹脂ベースを調合する。ここで樹脂ベ
ースは、アクリル樹脂とメラミン樹脂とを、重量比6:
4で混合した混合剤を用いるものである。またこの混合
剤は、無色透明であり、かつ160℃〜170℃で硬化
する熱硬化性樹脂である。
【0013】一方、厚さが0.012mmの透明なポリ
エステルフィルムの一面に、厚さ0.004mm程度の
アルミニウム箔をアルミニウム厚が0.04〜0.1m
mの厚さとなるように真空蒸着加工して、シルバー色の
フイルムを形成する。次いで反射による色調を適宜選択
し所望の色の反射色を得ると共に、アルミニウムの表面
保護のため、アルミニウムの表面に透明タイプの有彩色
ニスを10μm程度の厚さで塗布し、乾燥させる。その
後このアルミニウムを蒸着させたフィルムを0.2mm
程度の粒度になるようにパンチング方式で細かく裁断し
てチップ片を形成する。またここで蒸着したアルミニウ
ムは、純度が99.99%程度になっている。更にポリ
エステルフィルム、アルミニウム、有彩色ニスは、いず
れも耐酸性に優れているために、耐候性に優れたものと
なる。
【0014】またここでポリエステルフィルムを用いる
のは、自然発火点が370〜400℃に達しているの
で、後述する160℃〜170℃の温度で行う加熱硬化
時にフィルムが劣化しないためである。なお混合剤も自
然発火点が367℃に達しており、劣化の虞がないもの
である。その後、前記チップ片を混合剤に混ぜて反射素
材11を形成する。ここでの混合比は、チップ片と混合
剤とを1:20〜1:30程度の重量比で混合するもの
である。なおここで、混合剤の比率を高くすると、チッ
プ片が混合剤中で浮いている状態となるので、反射効率
の向上が図れるものである。
【0015】また同時に、鉱物性の染料を前記混合剤
に、重量比1:100程度で混合させて有彩色の染料混
合体12を形成する。更に前記混合剤に、遮光性を付与
するために白色顔料あるいは黒色顔料をほぼ同一の重量
比で混合した有色カバー剤13を形成する。なおここ
で、混合剤を用いず、ウレタン樹脂あるいはエポキシ樹
脂に顔料を加えたものを使用しようとすると、染料混合
体12の色の深みが出ないものである。
【0016】このような前準備が終了した後に、前記反
射素材11をガラス10の表面に10μm程度の厚さに
塗布し、更にこの反射素材11の表面に10μm程度の
厚さで染料混合体12を塗布し、次いでその染料混合体
12の表面に遮光性を有するに足りる程度の厚さで有色
カバー剤13を塗布する。このような三段にわたる塗布
の後、表面に反射素材11、染料混合体12及び有色カ
バー剤13を塗布したままの状態で、常温中に3時間放
置し、更にその後160℃〜170℃の温度で5〜20
分程度の加熱硬化を施すことによって所定の塗装が完了
するものである。
【0017】このような塗装過程を経ることによって、
図1に示したように、ガラス10の表面に順次、反射素
材11、染料混合体12及び有色カバー剤13が積層塗
装されることとなる。このようにして行われた塗装は、
反射素材11にアルミニウムを蒸着させたフィルムのア
ルミニウム表面に透明タイプの有彩色ニスを積層したも
のを細かく裁断したチップ片を用いているので、アルミ
ニウムの表面が平滑で鏡面仕上げとなり、反射効率が極
めて高いこととなる。また、アルミニウムを蒸着させる
フィルムとして透明なポリエステルフィルムを用いたの
で、フィルムの表裏いずれの面からも反射が行われ、反
射効率の更なる向上が図れるものである。また更にアル
ミニウムの表面に透明タイプの有彩色ニスを塗布したの
で、この有彩色ニスの色調であらかじめ定めた色の反射
光か得られるだけでなく、一旦蒸着させたアルミニウム
がはがれたり、あるいはアルミニウム表面に傷がつい
て、反射効率が低下したりすることがない。またこの実
施例で使用したポリエステルフィルム、アルミニウム、
有彩色ニスは、いずれも耐酸性に優れているために、耐
候性に優れたものとなる。
【0018】また染料混合体12として、鉱物性の有彩
色の染料を前記混合剤に混合させたものを用いたので、
鉱物性の有彩色の染料がイオン化されていることが原因
で彩度が高いものとなっている。なお以上説明した実施
例では、樹脂ベースを、アクリル樹脂とメラミン樹脂と
から形成するとして説明した。この理由は、両樹脂を混
合することによってガラス10への密着性を向上させる
ためである。またここで、ガラス10への密着性の高い
他の樹脂を用いるとすると、かつ光の透過率が低下し、
彩度が劣るものである。
【0019】また実施例でアクリル樹脂とメラミン樹脂
とを、重量比6:4で混合した混合剤を用いるとして説
明したが、混合比に関しては、重量比6:4〜8:2程
度までは十分に使用することができる。この点は、アク
リル樹脂への空気の混入を防止するためにメラミン樹脂
を混入することに起因するものである。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1に記載の発明は、反射素材に、アルミニウムを蒸着
させた透明フィルムのアルミニウム表面に透明タイプの
有彩色ニスを積層したものを細かく裁断したものを樹脂
中に混合したものを用いることによって、ニスの色彩に
よって所望の色彩の反射が得られるようにすると共に、
反射素材の表面に塗布するものへの混合体として染料を
用いることによって、有彩色の彩度の向上を図ったもの
である。
【0021】また請求項2に記載の発明は、ガラスへの
密着性に優れ、かつ光の透過率の高い樹脂を用いて、耐
久性及び彩度の向上を図ったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る塗装方法を施したもの一例を示し
た断面図である。
【符号の説明】
10 ガラス 11 反射素材 12 染料混合体 13 有色カバ
ー剤

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウムを蒸着させた透明フィルム
    のアルミニウム表面に透明タイプの有彩色ニスを積層し
    たものを細かく裁断したチップ片を樹脂中に混合した反
    射素材を、ガラス表面に塗布し、更にこの反射素材の表
    面に染料と樹脂との染料混合体を塗布し、次いでその染
    料混合体の表面に有色カバー剤を塗布し、その後反射素
    材、染料混合体及び有色カバー剤を固化させることを特
    徴とした塗装方法。
  2. 【請求項2】 反射素材及び染料混合体に用いる樹脂
    を、アクリル樹脂とメラミン樹脂との混合剤を用いた特
    許請求の範囲第1項記載の塗装方法。
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