JP2607727B2 - 稼動履歴管理機能を有する画像処理装置 - Google Patents

稼動履歴管理機能を有する画像処理装置

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JP2607727B2 JP8766190A JP8766190A JP2607727B2 JP 2607727 B2 JP2607727 B2 JP 2607727B2 JP 8766190 A JP8766190 A JP 8766190A JP 8766190 A JP8766190 A JP 8766190A JP 2607727 B2 JP2607727 B2 JP 2607727B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的; (産業上の利用分野) この発明は稼働履歴管理機能を有する画像処理装置に
関し、特にカラー原稿を粗走査のプレスキャンで読取っ
て読取データを記憶し、条件パラメータを設定してから
カラー原稿を精走査の本スキャンで読取って処理した
後、カラー原稿の画像を感光材料に効率良く記録して印
刷用刷版を作成するようにした画像処理装置に対して、
稼働実績統計データを表示する稼働履歴管理機能を設け
たものである。
(従来の技術) 従来より、複数のカラー原稿を各色分解版毎にレイア
ウトするために、各原稿をカラースキャナを用いて所定
の倍率で網掛け色分解フイルムを作成し、別工程で作成
したマスク版と上記網掛け色分解フイルムとをレイアウ
トシート上に割付けて貼込み、これを密着露光すること
によりレイアウトされた各色分解版を作成する方法があ
る。しかしながら、かかる方法では工程が多く複雑で、
かつレイアウトシートに色分解版を所定位置に見当合せ
て貼込むなど高度な熟練と、多くの時間,労力,材料を
必要とするといった欠点がある。また、複数のカラー原
稿のそれぞれを指定の倍率でカラープリントし、作成さ
れた複製原画を予め決められた版下図形の形に切取り、
版下台紙の所定の位置に貼込んでレイアウトされたカラ
ー画像を複製する方法がある。しかしながら、かかる方
法では写真的な手法を使用しているので、色修正処理,
鮮鋭度強調,階調変換処理等を自由に変更することがで
きないなど、画質の点で問題がある。さらに、複数の入
力装置により矩形の画像を同時にレイアウト出力する装
置があるが(たとえば特公昭52-31762号)、任意の図形
に対応しにくく、マスク版作成等に労力を必要とし、カ
ラー原稿の入力に複数の入力走査部を必要とするいった
欠点がある。
近年、印刷の製版工程におけるいわゆるトータルシス
テムと称されるレイアウトレタッチシステムが提案され
ているが、このシステムでは図形入力がディジタイザで
入力され、カラーCRTに図形及びイメージ(絵柄)が表
示されるようになっている。しかして、カラー原稿は指
定の倍率でカラースキャナによって走査され、A/D変換
後に記憶装置に格納される。そして、格納されたカラー
原稿情報を入力図形情報に従ってカラーCRTに表示し、
対話入力によってコンピュータの主記憶装置内で編集
し、出力画面に対応したフォーマットで再度磁気ディス
ク等に格納する。次いで、編集後の出力画面に対応した
カラー画像情報をD/A変換後、カラースキャナの出力制
御回路に入力し、所望のレイアウト画像を得るようにし
たものである。しかしながら、かかるレイアウトレタッ
チシステムは、カラー原稿の情報格納のために大容量の
記憶媒体を必要とし、編集処理のために高速コンピュー
タを必要とするなど、システム構成の価格が高価である
といった欠点があり、編集処理等に多大の時間が必要で
あるといった欠点もある。
このような欠点を解決した画像入出力システムとし
て、本出願人は特開昭59-11062号公報で示す装置を提案
した。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述の画像入出力システムでは、原稿
読取時にカラー原稿2を直接アクリル樹脂,ガラス等で
作られた透明で表面の滑らかな円筒状の入力ドラムに貼
付け、入力ドラムの内側の光源からカラー原稿2に光を
照射し、カラー原稿からの透過光を読取ヘッドで受ける
ことによってカラー原稿の画像を入力する。この場合、
カラー原稿と入力ドラムとの間に光源の光の波長程度の
間隙があると、カラー原稿の裏面と入力ドラムの表面と
の間での光の干渉作用によってニュートンリング(干渉
縞)が生じ、このニュートンリングはカラー原稿上に縞
状の濃度ムラとして現われて原稿の質を著しく損ねるこ
とになる。そこで、従来、この干渉縞を防止するため
に、カラー原稿と入力ドラムとの間に超微粒子の粉を散
布したり、充填剤を塗布したりしていたが、粉には画像
の倍率を高くすると粒子が見えてしまったり、取扱いが
困難であったりする欠点があり、充填剤には塗布,拭取
り等の作業が面倒であるといった欠点がある。
また、従来のカラースキャナは分解条件の決定に熟練
オペレータを必要とし、しかも分解条件決定に要する時
間は、実際にスキャナが回転する時間よりもかかってい
た。更に従来のカラースキャナはオペレーションが複雑
で、スキャナオペレータの心理的負担が大きかった。
さらに、上述したようなドラム式カラースキャナの欠
点を解消するものとして、カラー原稿をテレビカメラで
平面操作式に読取って処理する色分解スキャナも出現し
ているが、読取処理工程の高速化,効率化の面で問題が
あり、処理条件パラメータの設定作業も煩雑であるとい
った問題がある。
さらに又、従来のカラースキャナ,画像入出力システ
ム等を含めた画像処理装置では、装置の稼働状況等の管
理は全くオペレータ等の筆算に頼っているのが現状であ
り、合理的で効率的な管理を行ない得なかった。
この発明は上述のような事情よりなされたものであ
り、この発明の目的は、面倒な原稿貼りをなくし、操作
性の良いオペレーションで原稿データの自動解析により
画像処理条件の自動設定又は手動設定が可能であると共
に、粗走査のプレスキャンと精走査の本スキャンとを時
系列的に行ない、プレスキャンデータを記憶して表示
し、更にはスリットの配設や画像出力を工夫することに
よって、印刷用刷版作成の生産性向上を図った平面走査
型の画像処理装置に対して、自動的に任意期間の稼働状
況を把握して管理することが可能な稼働履歴管理機能を
設けた画像処理装置を提供することにある。
発明の構成; (課題を解決するための手段) この発明は、原稿カセットに収納された原稿を平面走
査で光学的に読取り、読取データを適宜処理して後、感
光材料に記録して網点フイルム又は印刷用刷版を作成す
る平面走査型の画像処理装置に関し、任意の期間での画
像処理装置稼働実績統計データを表示する機能として、
データ累計期間設定機能,表示履歴種別設定機能,ID設
定機能,履歴開始日時設定機能,統計情報表示機能を設
けたことによって達成される。
(作用) この発明では、カラーリバーサルフイルム等のサイズ
の異なったカラー原稿(例えばブローニ,4″×5″,35m
mフイルム)を原稿カセットに収納し、この原稿カセッ
トを原稿台に装填してからイメージセンサで透過式又は
反射式にフレアなく平面走査して、ライン状に読取って
副走査することにより全体の画像データを得、直接CMY
及び墨色(K)の刷版を出力するようにしているので、
操作性が良くかつ高速に、非熟練者でも容易に印刷用刷
版を得ることができる。また、画像読取に対しては粗走
査のプレスキャンと精走査の本スキャンとを行なって処
理するようにし、プレスキャンデータによって原稿画像
を表示して画像データを記憶すると共に、その記憶デー
タに基づいて画像処理のための条件パラメータの設定を
自動的に(又は手動で)行ない、更には原稿と感光材料
との関係から効率良く画像出力できるようにし印刷用刷
版作成の生産性を著しく向上している。
さらに、この発明ではユーティリティ機能の一つであ
り、任意の期間での稼働実績統計データを表示する機能
を付加しており、表示する統計情報は大別して分解点数
統計情報,画像処理装置稼働時間情報及び感材使用量情
報である。統計情報の表示によって効率的で合理的な生
産管理を実現できる。
(実施例) 第1図はこの発明の画像処理装置の外観構成を示して
おり、中央部に原稿画像を読取って画像処理するスキャ
ナ100を有し、スキャナ100の上部には、カラー原稿を収
納した原稿カセットを挿入するためのカセット挿入口10
1が設置されている。スキャナ100に近接して配置された
デスク201の上には、データ入力装置200としてオペレー
タが操作して必要なデータ,指令等を入力するキーボー
ド202及びマウス203が置かれており、デスク201の上方
には必要な情報及び原稿画像を画面分割で表示するため
のCRT204が設けられている。また、スキャナ100内の後
述する信号処理部400で処理されたデータに基づいて網
がけフイルムを出力する出力機500がスキャナ100に近接
して設置され、更に出力機500から出力された製版用フ
イルムを現像する自動現像機600が設けられている。な
お、各装置の配置は第1図に限定されるものではない。
第2図はスキャナ100の画像読取部の原稿台110の構造
を示しており、筺体状の原稿台110の全体は、これに連
結された移動部材111とこの移動部材111に接続されたワ
イヤ112,モータ113とによって副走査方向に走査される
ようになっている。また、原稿台110内には、モータ114
によって図示方向に回転される回転台受け115が設けら
れており、回転台受け115の中央部には原稿カセット30
を受容するカセット受け116が設けられており、回転台
受け116の全体は、その移動板130に連結された移動部材
117とこの移動部材117に接続されたワイヤ118,モータ11
9とによってトリミング方向に走査されるようになって
いる。なお、移動部材111及び117はスクリュー棒とナッ
トの関係で走査されても良い。また、原稿台110の副走
査方向の始端部上面には、プレスキャンの読取開始時に
基本光量を読取って光学系のシェーディング等を補正す
るための透明な補正用領域131が設けられており、この
補正用領域131が副走査方向のホームポジションで、走
査開始時にイメージセンサが丁度この領域131を検出で
きるようになっている。さらに、回転台受け115の上面
には、原稿カセット30の両側を押え込むようにして搬送
するためのガイドローラ140〜142及び143〜145がそれぞ
れ整列されて設けられており、その先端部には原稿カセ
ット150の位置決めとなるストッパ132が設けられてい
る。さらに又、原稿カセット30の適当な位置に収納原稿
のサイズ及びID番号を表示する記号(図示せず)が付せ
られており、原稿カセット30が挿入されてカセット受け
116に装填されるまでに検出器で読取られるようになっ
ている。
一方、第3図はスキャナ100の入力部150の内部構造の
概略を示しており、原稿カセット30の入力部150のカセ
ット挿入口101を経て搬送路151上に送られる。搬送路15
1上の側面部には搬送ローラ152〜154が配置されてお
り、搬送ローラ152〜154には各駆動軸を介して駆動ロー
ラ155〜157が取付けられている。そして、モータ160の
駆動軸161と駆動ローラ155〜157との間にはベルト162が
装架されており、モータ160の駆動によって搬送ローラ1
52〜154を回転させることにより、原稿カセット30をガ
イドしながら搬送路151上で搬送するようになってお
り、搬送された原稿カセット30は第2図に詳細を示す原
稿台110に送られて装填される。
また、第4図はスキャナ100の入力部光学系120を示し
ており、カセット受け116に装填された原稿カセット30
は、上方に配設されライン状のアパーチャ型蛍光灯121
によって、後述するフレア防止用のスリット300を介し
て照射される。原稿カセット30内には例えばカラーリバ
ーサイフイルム等の35mm,ブローニ,4″×5″サイズの
カラー原稿31が収納されており、反射防止型の1対の透
明な原稿保持用ガラス32及び33で挟持されている。スリ
ット300及び原稿カセット30を透過した画像光は所定倍
率の結像レンズ124に入力され、その下部に連結されて
いる色分解プリズム125に入力されてR,G,Bの3原色に色
分解される。色分解されたRGB3色の光はそれぞれCCD等
で成るイメージセンサ126(126R,126G,126B)に入力さ
れ、RGBの画像信号PSに変換される。なお、結像レンズ1
24は複数個用意されており、ターレット等によって指定
倍率のレンズ系に交換できるようになっている。
この発明では光学系のフレアを防止するため、可変幅
のスリットを蛍光灯121と原稿31(原稿カセット30)と
の間に設けており、所定の光量を満す範囲で最小の幅の
スリットを読取走査毎に設定するようにしている。第6
図はこのスリット300の位置調整機構の一例を示す斜視
図であろ、スリット幅の異なるスリット310a,310b,310c
を有し、かつスリット位置調整機構300Aにより図示矢印
p方向に移動可能な光遮へい板310が蛍光灯121と原稿31
との間の所定位置に設けられている。この光遮へい板31
0はその表面につや消しの黒色塗装材(例えば商品名:
サンデーペイント(大日本塗料(株))が塗装若しくは
印刷されている。従って、イメージセンサ126と結像レ
ンズ124とを図示矢印m,n方向に移動させて画像の光学倍
率を変えた場合は、光遮へい板310をスリット位置調整
機構300Aによって図示矢印p方向に移動させて現在の光
学倍率に適したスリット幅のスリットを光軸上に位置決
めすることで明瞭な画像を得ることができる。
さらに、第6図は出力機500の概略構成を示してお
り、出力機500はスキャナ100の信号処理部400のスレー
プとして動作し、インタフェースRS-232Cによって転送
されるコマンドに対して一定の制御シーケンスを実行
し、結果の状態をホストである信号処理部400のCPU401
へ返信する。すなわち、CPU401から出力機500にステー
タスチェック信号が送られると、出力機500は露光でき
る状態であれば“ready"信号を送信し、次にCPU401から
送られて来る露光準備の問合せ信号に対して“OK"信号
を返信して露光を行なう。信号処理部400から送られて
来る画像信号は、後述する網掛回路531で網掛処理され
ることによってON/OFF信号に変換され、レーザダイオー
ドで成るレーザー整形光源501から発光されたレーザ光5
02によって感光材料503に露光される。レーザ光502の主
走査にはレゾナントスキャナ504が用いられ、主走査さ
れたレーザ光はfθレンズ505及びミラー506を介して副
走査ドラム510上の感光材料503を露光する。副走査ドラ
ム510はレーザー光502に対する副走査を行ない、ドラム
回転はPLL制御のDCサーボモータによって行なわれる。
また、感光材料503は感光マガジン511内に収納されてお
り、搬送ローラを介して副走査ドラム510上を経て搬送
され、カッタ512で所定長さにカットされて排出される
ようになっている。
網掛回路531の網掛処置は、画像信号と8ビットのし
きい値の集合(網データ)を順次比較することにより行
なうディジタル方式であり、網データは標準のものにつ
いてはROMで有し、それ以外のものはオプションとして
設けられているフロッピディスクからロードするように
なっている。出力機500は信号処理部400に対して常にス
レーブであり、RS-232Cのよって送られて来るコマンド
に対して一定のシーケンスを行ない、結果の状態を返信
する機能しか有しておらず、自分自身から通信を起動す
ることはない。
このような構成となっていることから、露光時の一連
のシーケンスは信号処理部400が通信によって出力機500
を管理することによって行なわれる。出力機500は更
に、イニシャルロード,クリーニング,カット,感材残
量レジスタのセットなどの信号処理部400のパネルから
起動できる機能を持つ。ここでイニシャルロードは、感
材マガジン511を装着した場合あるいはジャム発生でカ
バーを開けた場合に、感光材料503を所定の位置まで送
って光があたった(かぶった)部分をカットし、初期状
態とする処理である。また、クリーニングは感光材料50
3を一定量引出し、カット後に自現機600に送出すること
によって自現機600を動作させ、現像液,定着液,水洗
水などの補給を行なわせる処理であり、カットは露光の
為に引出された感光材料503をカットして排出する処理
である。さらに、感材残量レジスタのセットは、感材マ
ガジン511の装着時に感材残量をセットすればカット,
排出の度にこれが減算されて表示される機能である。
画像処理装置の内部構成は第7図に示すようになって
おり、スキャナ100の入力部光学系120のイメージセンサ
126R,126G,126Bから出力されるRGB画像信号PSは、A/D変
換され信号処理部400に入力される。信号処理部400は全
体の制御を行なうCPU(ホストコンピュータ)401を有
し、等価中性濃度(Equivalent Neutral Density)変換
402,色修正403,拡大又は縮小404,鮮鋭度強調405,階調変
換406,墨版生成407を必要に応じて行なうようになって
おり、必要なデータの読出や格納を行なうためのフロッ
ピーディスク410及びハードディスク411が接続されてい
る。ハードディスク411は画像処理装置の稼働情報を保
存するようになっており、データ入力装置200のキーボ
ード202又はマウス203からの指示によって、ハードディ
スク411に保存されたデータをCPU401が読取って集計
し、集計データをCRT204に表示するようになっている。
ハードディスク411が保存する稼働情報は分解点数統計
情報,画像処理装置稼働時間情報及び感材使用量情報で
ある。
また、等価中性能動変換されたプレスキャンデータは
メモリ408に格納されるようになっており、信号処理部4
00にはCPU401を介してデータ入力装置200が接続されて
おり、信号処理されたC,M,Y,K(墨)の4色の製版信号
は出力機500に送られ、網掛回路531及び駆動回路532を
介してレーザ整形光源501からレーザ光502を発光する。
出力機500内の網掛回路531及び駆動回路532は、CPU501
で制御されるようになっている。
このような構成において、その動作を第8図のフロー
チャートを参照して説明する。
先ず、原稿カセット30をカセット挿入口101から挿入
してスキャナ100内の原稿読取部にセットするが(ステ
ップS1)、原稿カセット30は自動的に引込まれてカセッ
ト受け116に入れられ、原稿カセット30の装填を検出し
て原稿台110をホームポジションまで搬送し、この際原
稿カセット30に付されている記号を読取り、原稿サイズ
及びID番号を判別する。そして、光学系はホームポジシ
ョンに位置されており、プレスキャンを指示すると補正
用領域131のホームポジションから粗走査のプレスキャ
ンが自動的に開始される(ステップS2)。この場合、先
ず原稿台110の補正用領域131を読取り、その読取データ
に基づいてシェーディング等の補正データを信号処理部
400で計算して設定し、読取られた原稿サイズ情報に従
って間引き率,走査速度,読取範囲を設定してプレスキ
ャンを開始する。光学系のホームポジションがプレスキ
ャンを行なう光学倍率となっており、プレスキャンは原
稿サイズに関係なく常に一定の光学倍率で行なわれる。
間引いて読取った画像データであるプレスキャンデータ
が、信号処理部400内で等価中性濃度変換されてメモリ4
08に格納されると共に、データ入力装置200のCRT204に
第9図に示す如く表示される(ステップS3)。
第9図から明らかなように、この発明では1画面の左
一部の表示部204Aにプレスキャンされた画像が表示さ
れ、これに重ならない他の右側部分で画像処理条件の表
示,入力を行なうようになっている。画像の表示はキー
ボード202又はマウス203で指示された原稿について行な
い、表示された画像の任意の複数のポイントの画像処理
演算をシミュレーションして結果を表示欄205に表示で
きる。第9図の指示点*1のシミュレーション結果は表
示欄の“1"欄であり、同様に指示点*2のシミュレーシ
ョン結果は“2"欄、指示点*3のシミュレーション結果
は“3"欄である。なお、画像処理条件の変更に伴って表
示欄205の表示はリアルタイムで書き換えられる。
そして、各原稿毎に必らず設定すべきトリミング,倍
率やその他必要であれば出力線数,ネガ/ポジ,回転角
等をデータ入力装置で200で入力して設定し(ステップS
4)、画像処理に必要な条件パラメータのセットアップ
モード(自動,手動)を指定する(ステップS5)。自動
モードが選択されるとメモリ408に格納されているプレ
スキャンデータに基づいて条件パラメータの設定が自動
的に行なわれ(ステップS7)、CRT204の右側表示部に表
示され、手動モードが選択されるとキーボード301より
手動で条件パラメータを入力する(ステップS6)。手動
設定では、設定された画像処理条件を用いてプレスキャ
ン画像の出力をシミュレーションし、結果が表示欄205
に表示されるので、結果を参照しながら条件パラメータ
の設定を行なう。プレスキャンによってメモリ408に記
憶した画像データを基に条件パラメータの設定を行なう
ことにより、セットアップ中に原稿カセット30(又は原
稿)を装置中より抜き取ることが可能である。条件パラ
メータとは色修正のための係数値、鮮鋭度強調のための
シャープネス係数や階調変換の傾き等であり、プレスキ
ャンによる自動設定は、たとえば本出願人による特開昭
62-111569号公報や特開昭62-111570号公報に示される方
法によって設定する。
上述のような前処理の後、読取部をホームポジション
に戻し(ステップS8)、次のカセットを装填してプレス
キャンを行なうか否か判断し(ステップS10)、次のカ
セットを装填しない場合は入力された原稿カセット30の
カラー原稿31の画像を本スキャンの指示によって読取る
が(ステップS11)、この場合、原稿カセット30は回転
台受け115によって回転され、移動部材117によってトリ
ミング方向に、移動部材111によって副走査方向にそれ
ぞれ移動され、ライン領域が主走査される。本スキャン
においてはスキャナ100の入力部120,信号処理部400及び
出力機500に本スキャン情報を渡して本スキャンの開始
を指示し、光学系は必要な光学倍率位置へ移動する。そ
して、補正用領域131を読取って補正データを計算して
設定し、指示された読取範囲をスキャンして処理する。
すなわち、蛍光灯121から照射され透過した光は結像レ
ンズ124に入力され、色分解プリズム125でRGBに色分解
されてからそれぞれイメージセンサ126R,126G,126Bに結
像される。イメージセンサ126R〜126Bからは検出された
1ライン分の画像信号PSが出力され、信号処理部400に
入力されてEND変換402,色修正403,拡大又は縮小404,鮮
鋭度強調405,階調変換406,墨版生成407の各処理が前記
設定された条件で施される。なお、本スキャンのデータ
はメモリに格納されることはない。ここにおいて、色修
正はたとえば特開昭58-178355号公報で示されるような
方法で、鮮鋭度強調はたとえば特開昭60-54570号公報で
示されるような方法で行なう。また、END変換や階調変
換を含めて、特開昭59-11062号公報で示される方法を用
いても良い。
ここにおいて、プレスキャン、条件設定及び本スキャ
ンの時間関係を原稿#1〜#4について示すと第15図の
ようになり、条件設定の終了した原稿の本スキャンは次
の原稿の条件設定と完全に並行して行なわれる。
本スキャンの画像データを処理して信号処理部400で
得られたC,M,Y,Kの製版用信号は出力機500に送られ、網
掛回路531で網掛処理されてレーザー整形光源501の駆動
回路532に送られて、網点出力の2値信号で発光され
る。光源502で発光されたレーザ光502はレゾナントスキ
ャナ504及びfθレンズ505に入力され、ミラー506で反
射されて副走査ドラム510位置で感光材料503を露光す
る。露光された感光材料503はカッタ512で所定長さにカ
ットされ自現機600に送られ現像されC,M,Y,Kの4色製版
が作成される。全部の原稿の条件設定及び本スキャンが
終了すると、原稿カセット30の排出を指示する。これに
より、原稿カセット30は自動的に搬送されてカセット挿
入口101から排出される。
この発明では、カラー原稿を色分解して読取り、読取
った画像信号を適宜処理して出力機500の感光材料(出
力フイルム)503に露光し、CMY及びKの印刷用刷版を同
時に作成する場合、感光材料503に露光するC,M,Y,Kの画
像の出力サイズと感光材料503のサイズ(幅)との関係
から、原稿読取の走査時間を最小にするように原稿台11
0で原稿を自動的に90°回転させて走査する。つまり、
読取部に置かれた原稿34が第11図の如く横になってい
て、画像の出力サイズと感光材料のサイズとから、縦に
して読取った方が走査時間が小さいのであれば90°回転
して図示破線の如き状態で原稿34を走査する。横の状態
で読取った方が走査時間が短ければ、実線の如き状態で
読取ることになる。
上述のような画像処理装置に対して、この発明では、
ユーティリティ機能の1つであり任意の期間での稼働実
績統計データを表示する機能を設けており、表示する統
計情報は分解点数統計情報,画像処理装置稼働時間情報
及び感材使用量情報である。機能としてはデータ累計期
間設定機能,表示履歴種別設定機能,ID設定機能,履歴
開始日時設定機能及び統計情報表示機能の5種類であ
る。
次に、各機能について詳細に説明する。
先ずデータ累計期間設定機能は各種統計情報表示時の
表示対象統計期間を設定するものであり、開始年月日及
び終了年月日の設定により期間を決定する。終了年月日
が開始年月日は後述する履歴開始日時より遅くなければ
ならない。
また、表示履歴種別設定機能は表示する各種統計情報
の種別を設定するものであり、選択できる種別は分解点
数,稼働時間及び感材使用量である。分解点数は各種分
解条件別の分解点数の表示を行なう場合に設定し、稼働
時間は本スキャン時間及びセットアップ時間の表示を行
なう場合に設定し、感材使用量は感材サイズ別の感材使
用量の表示を行なう場合に設定する。
一方、ID設定機能は各種統計情報を表示する際、この
機能によって設定されたID1,ID2をキイとして表示する
ものである。ID1及びID2は分解条件単位にセットアップ
時に付加されたものであり、ID1及びID2は2桁は正整数
であるが、何も設定しない場合は、“00"〜“99"の総和
となる。ID1,ID2の利用方法はユーザに任せられるが、
例えばID1はオペレータのナンバーにし、ID2はクライア
ントの会社NO.というように運用することが考えられ
る。履歴開始日時設定機構は統計データの収集を開始す
る年月日を設定するもので、日時設定時、現在の日時よ
り前の日時設定はできない。履歴開始日時のCRT204の画
面例は第12図である。
次に統計情報表示機能は各種統計情報を表示するもの
で、表示する情報データ累計期間,表示履歴種別及びID
1,ID2により決定される。稼働時間の表示例は第13図で
あり、感材使用量の表示例は第14図である。また、表示
履歴種別に分解点数が設定されている場合は、更に
(1)倍率×原稿サイズ、(2)線数、(3)出力サイ
ズ、(4)出力版数、(5)フイルムタイプの分類項目
により決定される。倍率×原稿サイズの統計情報は、デ
ータ累計期間,ID1,ID2,倍率(分解時の倍率で20〜50%,
55.5〜100%,101〜300%,301〜600%,601〜1000%,1001
〜1500%,1501〜2000%)及び原稿サイズ(分解対象原
稿サイズで135mm,ブローニ(6×4.5,6×6,6×7,6×8,6
×9),4″×5″,A6サイズでスキャン,A4サイズでスキ
ャン,A3サイズでスキャン)をキイとして決定される分
解点数が表示され、その表示画面は第15図である。また
線数の統計情報は、データ累計期間,ID1,ID2,線数(分
解時の線数で65線,85線,100線,120線,133線,150線,175
線,その他の線数)、入力機の種別(透過式/反射式)
をキイとして決定される分解点数が表示され、その表示
画面例は第16図である。
出力サイズの統計情報は、データ累計期間,ID1,ID2,
出力サイズ(任意の色版の出力サイズでA7以下,A7より
大きくA6以下,A6より大きくA5以下,A5より大きくA4以
下,A4より大きくA3以下,A3より大きくA2以下),入力機
の種別(透過式/反射式)をキイとして決定される分解
点数が表示され、その表示画面例は第17図である。さら
に出力版数の統計情報は、データ累計期間,ID1,ID2,出
力版数(出力時に出力する色版の数で色の組み合せによ
らない),入力機の種別(透過式/反射式)をキとして
決定される分解点数が表示され、その表示画面例は第18
図である。
さらに又、フイルムタイプの統計情報は、データ累計
期間,ID1,ID2,入力原稿のフイルムタイプ,入力機の種
別(透過式/反射式で反射入力機の場合は合計点数にの
み)をキイとして決定される分解点数が表示され、その
表示画面例は第19図である。
なお、上述の第4図の実施例では透過式に原稿を読取
るようになっているが、反射式に構成することも可能で
あり、或いは両方式の入力部を併設して回路的に切換え
て使用するようにしても良い。
発明の効果; この発明の画像処理装置によれば、原稿貼りのないカ
セット方式であるため操作が簡単であり、平面走査によ
る入力方式であるため高速入力が可能であり、装置の稼
動率の向上を図ることができると共に、装置の稼働履歴
を統計的に表示することができる。また、原稿の読取を
プレスキャン及び本スキャンによって行ない、記憶され
たプレスキャンデータに基づいて条件パラメータを設定
すると共に画像表示し、本スキャンデータによって画像
処理して出力するようにしており、履歴情報の管理とあ
いまって作業の生産性が著しく向上した。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す外観構成図、第2図
はこの発明の原稿台の一例を示す構造図、第3図は原稿
カセットの装填機構図、第4図は画像入力部の光学系を
示す図、第5図はこの発明に用いるスリットの原理構造
図、第6図は出力機の一例を示す構造図、第7図はこの
発明の回路系を示すブロック図、第8図はこの発明の動
作例を示すフローチャート、第9図は画像表示例を示す
図、第10図はプレスキャン,条件設定及び本スキャンの
関係を示す図、第11図はこの発明の画像記録を説明する
ための図、第12図〜第19図はこの発明の稼働履歴管理機
能を説明するための表示図である。 30……原稿カセット、31,34……原稿、100……スキャ
ナ、101……カセット挿入口、110……原稿台、120……
入力部光学系、121……蛍光灯、150……入力部、200…
…データ入力装置、202……キーボード、204……CRT、3
00……スリット、400……信号処理部、410……フロッピ
ーディスク、411……ハードディスク、500……出力機、
600……自動現像機。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿カセットに収納された原稿を平面走査
    で光学的に読取り、読取データを適宜処理して後、感光
    材料に記録して網点フイルム又は印刷用刷版を作成する
    画像処理装置において、任意の期間での画像処理装置稼
    働実績統計データを表示する機能として、データ累計期
    間設定機能,表示履歴種別設定機能,ID設定機能,履歴
    開始日時設定機能,統計情報表示機能を具備したことを
    特徴とする稼働履歴管理機能を有する画像処理装置。
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